JP5432112B2 - グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス - Google Patents

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この発明は、自動車等の車両において、パネルを通ってワイヤーハーネスを配設する際に用いられるグロメットに関する。
例えば、ワイヤーハーネスを、車室とエンジンルームとの間のパネルを通って配設する場合、ワイヤーハーネスをグロメットに挿通し、当該グロメットをパネルに形成された貫通孔に装着する構成が採用される。
ところで、上記のようなワイヤーハーネスでは、オプション用のコネクタが予め設けられていることがある。オプション用のコネクタは、初期状態(例えば、工場からの出荷段階)では使用されず、後の段階での電装機器等を追加等(例えば、フォグランプの追加等)に備えて設けられている。
かかるオプション用のコネクタを設けるための構成として、特許文献1及び特許文献2に開示のものがある。
特許文献1では、グロメット自体にジョイント端子をインサート成形し、ジョイント端子の非使用時には、ジョイント端子を充填材で埋めて防水を図るようにしている。
特許文献2では、電機接続箱等の樹脂成形品の外周囲に、オプション用のコネクタを保持するコネクタ保持部を形成した構成が開示されている。
特開平5−94726号公報 特開2000−215950号公報
上記のようなオプション用のコネクタをエンジンルーム内に設ける場合、オプション用のコネクタが直接被水しないような構成を組込む必要がある。
上記特許文献1では、グロメット内にグリス等の充填材を注入することで、ジョイント端子を防水している。しかしながら、グリス等の充填材を用いた加工作業は、汚れやすく、ハードな作業である。しかも、グリスの充填設備、グリスの管理費等の点から、設備コストが高くなりがちである。
また、特許文献2では、樹脂成形品の外周囲にコネクタ保持部を形成した構成を開示するにすぎない。仮に、樹脂成形品に、コネクタ保持部と被水抑制用のカバー構造を組込もうとしても、金型構造上一体形成不可能な構成となるか、或は、スライド型構造等、複雑かつ高価な金型構造が必要となってしまう恐れがある。
そこで、本発明は、被水を抑制しつつオプション用のコネクタを保持する構成を、グリス処理を行わなくとも、成型容易な構成によって実現できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、パネルに形成された貫通孔を通って配設されるワイヤーハーネスに装着されるグロメットであって、弾性材料によって形成され、前記ワイヤーハーネスを挿通可能なワイヤーハーネス挿通部を有するグロメット本体部と、弾性材料によって前記グロメット本体部と一体形成され、オプション用のコネクタの外周を覆うように収容可能なケース状に形成されると共に、前記コネクタを出し入れすると共に前記コネクタから延出する配線部分を引出すためのスリットが形成されたコネクタ収容部とを備える。
第2の態様は、第1の態様に係るグロメットであって、前記グロメット本体部は、前記ワイヤーハーネス挿通部の外周部に楕円状に張出す張出し部をさらに有し、前記コネクタ収容部は、前記張出し部の長径方向一端部に一体形成されている。
第3の態様は、第1又は第1の態様に係るグロメットであって、前記パネルに形成された貫通孔を通って配設されるワイヤーハーネスに前記グロメット本体部が取付けられた状態において、前記スリットのうち前記コネクタから延出する配線部分が引出される部分が下方を向く位置に形成されている。
第4の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様に係るグロメットであって、前記スリットの延在方向の少なくとも一方側の端部に、裂け防止用リブ部が形成されている。
第5の態様に係るグロメット付ワイヤーハーネスは、パネルに形成された貫通孔を通って配設されるワイヤーハーネスと、弾性材料によって形成され、前記ワイヤーハーネスを挿通可能なワイヤーハーネス挿通部を有するグロメット本体部と、弾性材料によって前記グロメット本体部と一体形成され、オプション用のコネクタの外周を覆うように収容可能なケース状に形成されると共に、前記コネクタを出し入れすると共に前記コネクタから延出する配線部分を引出すためのスリットが形成されたコネクタ収容部とを有し、前記ワイヤーハーネスに装着されたグロメットとを備える。
第1の態様に係るグロメットによると、オプション用のコネクタをコネクタ収容部内に収容することで、グリス処理を行わなくとも、被水を抑制しつつコネクタを保持することができる。また、コネクタ収容部は、弾性材料によって前記グロメット本体部と一体形成されているため、コネクタ収容部を、コネクタの外周を覆うように収容可能なケース状に形成しても、当該コネクタ収容部を弾性変形させることで容易に離型することができる。このため、コネクタ収容部を容易に成型することができる。
第2の態様によると、ワイヤーハーネス挿通部に挿通されたワイヤーハーネスとコネクタ収容部及び当該コネクタ収容部に収容されたオプション用のコネクタとが干渉し難くなる。
第3の態様によると、前記スリットのうち前記コネクタから延出する配線部分が引出される部分が下方を向く位置に形成されているため、たとえ、水がコネクタ収容部内に侵入したとしても、当該水はスリットを通じて外部に排出され易い。
第4の態様によると、前記スリットの延在方向の少なくとも一方側の端部に、裂け防止用リブ部が形成されているため、スリットを通じて、オプション用のコネクタをグロメット本体部に出し入れする際に、コネクタ収容部が裂け難い。
第5の態様に係るグロメット付ワイヤーハーネスによると、オプション用のコネクタをコネクタ収容部内に収容することで、グリス処理を行わなくとも、被水を抑制しつつコネクタを保持することができる。また、コネクタ収容部は、弾性材料によって前記グロメット本体部と一体形成されているため、コネクタ収容部を、コネクタの外周を覆うように収容可能なケース状に形成しても、当該コネクタ収容部を弾性変形させることで容易に離型することができる。このため、コネクタ収容部を容易に成型することができる。
実施形態に係るグロメット付ワイヤーハーネスを示す斜視図である。 実施形態に係るグロメット付ワイヤーハーネスを示す斜視図である。 グロメット付ワイヤーハーネスのうちグロメットの装着部分を示す側面図である。
以下、実施形態に係るグロメット及びグロメット付ワイヤーハーネスについて説明する。図1及び図2は、グロメット付ワイヤーハーネス10のうちグロメット20の装着部分を示す斜視図であり、図3はグロメット付ワイヤーハーネス10のうちグロメット20の装着部分を示す側面図である。
グロメット付ワイヤーハーネス10は、ワイヤーハーネス12と、グロメット20とを備えている。
ワイヤーハーネス12は複数の電線が結束された構成とされている。通常、複数の電線は適宜分岐しつつ結束されている。そして、ワイヤーハーネス12の端部が、車両に搭載されたECU(エンジンコントロールユニット)、各種センサ、各種モータ等の電装部品に接続される。これにより、車両に搭載された各電装部品がワイヤーハーネス12を介して相互に電気的に接続される。なお、このワイヤーハーネス12に沿って、光ケーブル等が配設されていてもよい。
また、このワイヤーハーネス12には、オプション用の配線13が含まれており、当該配線13の先端部にオプション用のコネクタ14が取付けられている。後述するように、ワイヤーハーネス12にグロメット20が装着された状態で、オプション用の配線13はエンジンルーム18B側に引回され、その先端部のコネクタ14をグロメット20直近に配設できるようになっている。
本実施形態において、ワイヤーハーネス12は、パネル18によって隔てられた第1区画18Aと第2区画18Bとの間に配設される。第1区画18Aは、第2区画18Bと比べて相対的に十分に防水がなされた空間である。第2区間18Bは、第1区画18Aと比べて相対的に防水が不十分な空間である。本実施形態では、第1空間18Aが車室側空間18Aであり、第2空間18Bがエンジンルーム18Bであり、パネル18がそれらの間を区切る例で説明する。
このパネル18には、貫通孔18hが形成されている。ここでは、貫通孔18hは楕円孔状に形成されている。ワイヤーハーネス12は貫通孔18hを通って車室側空間18Aとエンジンルーム18Bとの間に配設される。もっとも、グロメット20及び本グロメット付ワイヤーハーネス10は、上記例に限られず、各種パネル間を通って配設される場合に適用することができる。
グロメット20は、上記ワイヤーハーネス12のうち貫通孔18hを通る部分に装着され、当該貫通孔18hに取付固定されている。換言すれば、ワイヤーハーネス12にグロメット20が装着されており、貫通孔18hに取付固定されたグロメット20を通って、ワイヤーハーネス12が車室側空間18Aとエンジンルーム18Bとの間に配設される。このグロメット20は、ワイヤーハーネス12が貫通孔18hを通る部分で当該ワイヤーハーネス12を保護する役割を有している。また、ここでは、エンジンルーム18Bから車室側空間18Aへの止水を図る役割をも有している。
グロメット20は、グロメット本体部22とコネクタ収容部40とを有しており、全体がエラストマー(ゴム等)等の弾性材料によって一体形成されている。即ち、グロメット本体部22とコネクタ収容部40とを含むグロメット20全体が、射出成形金型等によって一体に金型成型されている。
グロメット本体部22は、ワイヤーハーネス挿通部24と、張出し部30とを有している。
ワイヤーハーネス挿通部24は、ワイヤーハーネス12を挿通可能な筒状に形成されている。より具体的には、ワイヤーハーネス挿通部24は、車室側空間18A側の基端部からエンジンルーム18B側の先端部に向けて順次細径となる筒状に形成されている。ワイヤーハーネス挿通部24は、円筒状である必要はなく、楕円筒状、多角形筒状等であってもよい。
張出し部30は、上記ワイヤーハーネス挿通部24の外周部に楕円状に張出す形状に形成されている。より具体的には、張出し部30は、ワイヤーハーネス挿通部24の基端部から先端部に向けて順次拡径しつつ張出すスカート状に形成されている。張出し部30のうち最も広がった部分は、上記貫通孔18hよりも大きい(ここでは一回り大きい)大きさに形成されると共に、その外周部に貫通孔18hの周縁部を配設可能な周溝32が形成されている。そして、貫通孔18hの周縁部を周溝32内に配設するようにして、グロメット20がパネル18の貫通孔18h部分に取付固定されるようになっている(図3参照)。なお、ここでは、貫通孔18hの長径方向が水平方向に沿って延びるように、貫通孔18hが形成され、従って、張出し部30の長径方向が水平方向に沿って延びる姿勢でグロメット20が貫通孔18h部分に取付固定されるようになっている(図1の姿勢参照)。もっとも、この張出し部30は、円形状或は多角形状に張出す形状に形成されていてもよい。
コネクタ収容部40は、上記したように上記グロメット本体部22と一体形成された部材である。ここでは、コネクタ収容部40は、張出し部30の長径方向一端部に一体形成されている。より具体的には、コネクタ収容部40は、張出し部30の長径方向一端部であってエンジンルーム18B側を向く部分に一体形成されている。
コネクタ収容部40は、オプション用のコネクタ14の外周を覆うように収容可能なケース状に形成されており、その一主面(車室側空間18A側の面)部分が上記張出し部30に一体形成されている。ここでは、コネクタ14が直方体状である場合を想定しているので、これに対応してコネクタ収容部40も直方体箱状に形成されている。コネクタ収容部40は、コネクタ14の外周囲にフィットした状態でコネクタ14を覆っていることが好ましいが、これは必須ではない。すなわち、コネクタ収容部40は弾性材料によって形成されある程度弾性変形可能であることを利用し、コネクタ14に対してある程度隙間をあけた状態で、或は、コネクタ14にぴったりフィットした状態で、各種形状、大きさのコネクタ14を収容保持できるようにしてもよい。なお、コネクタ収容部40は、コネクタ14の外周全体を隙間無く覆っている必要はなく、コネクタ14に対する直接的な被水等をある程度抑制し得る程度で当該コネクタ14を覆っていればよい。
また、コネクタ収容部40にスリット42が形成されている。スリット42は、コネクタ14をコネクタ収容部40内に出し入れする際の開口及び収容されたコネクタ14から延出する配線13を外部に引出すための開口として用いられる。
より具体的には、スリット42は、第1スリット部42aと第2スリット部42bとを有している。第1スリット部42aは、コネクタ収容部40の一主面(エンジンルーム18B側の面)に上下方向に沿って形成され、第2スリット部42bは、コネクタ14の底部に前後方向に沿って形成され、これらの第1スリット部42aと第2スリット部42bとは連続して1つのスリット42を形成している。そして、第1スリット部42aと第2スリット部42bとを含むスリット42を全体的に広げて、コネクタ14をコネクタ収容部40内に出し入れすることができる。また、コネクタ14の配線13を、コネクタ収容部40の底部の第2スリット部42bを通って外部下方に引出した状態で、コネクタ14をコネクタ収容部40内に収容保持することができる。なお、第2スリット部42bは配線13を引出せる程度の幅、即ち、配線13の外径と略同じ幅に形成され、第1スリット部42aは、コネクタ14の出し入れを考慮して第2スリット部42bより幅広に形成されているが、これは必須ではない。
上記収容状態では、コネクタ14の先端部(つまり、配線13の反対側の端部)は上方を向き、コネクタ収容部40の上部によって覆われている。このため、エンジンルーム18B内でコネクタ収容部40が被水したとしても、上方からのコネクタ14の先端部への水の侵入は抑制される。また、仮にコネクタ14内に水が侵入したとしても、当該水は下方の第2スリット部42b及び配線13を通って円滑に排出される。
また、上記スリット42の延在方向の少なくとも一方側の端部に、裂け防止用リブ部48が形成されている。より具体的には、第1スリット部42aのうち第2スリット部42bの反対側の端部である上側端部に、裂け防止用リブ部48が形成されている。裂け防止用リブ部48は、第2スリット部42bの上側端部周縁部を囲うように逆U字状に突出する突条形状に形成されている。この裂け防止用リブ部48によって、第2スリット部42bの上側端部が厚みを増す部分によって補強され、当該第2スリット部42bを広げた場合等に裂け難いようになっている。もっとも、本裂け防止用リブ部48は省略されていてもよい。また、第2スリット部42b側の端部に形成されていてもよい。
また、グロメット20は、車室側空間18Aでワイヤーハーネス12を収容保持する筒状部28を有している。筒状部28は、ワイヤーハーネス挿通部24の車室側空間18A側の端部にT字状に連なるように設けられている。ワイヤーハーネス挿通部24の内部空間は筒状部28の内部空間に連なっており、筒状部28の車室側空間18A側端部に導かれたワイヤーハーネス12が筒状部28内を通って配索されるようになっている。もっとも、筒状部28は必須ではなく、省略されてもよい。
このグロメット20及びグロメット付ワイヤーハーネス10は、上記したように、グロメット20を貫通孔18h部分に取付固定すると共に、当該グロメット20にワイヤーハーネス12を挿通させた状態で用いられる。この状態では、ワイヤーハーネス12は、ワイヤーハーネス挿通部24の車室側空間18A側開口を通って車室側空間18Aに向けて引出されている。また、オプション用の配線13もワイヤーハーネス挿通部24の車室側空間18A側開口を通って車室側空間18Aに引出されている。また、配線13の端部のオプション用のコネクタ14が、グロメット20から引出されるワイヤーハーネス12の側方の位置で、コネクタ収容部40内に収容保持されている。そして、オプション用のコネクタ14に何らかのオプション電装部品を接続する場合には、コネクタ14がスリット42を通ってコネクタ収容部40から取出され、当該コネクタ14が他の中継ハーネス等を介してオプション電装部品に電気的に接続される。
以上のように構成されたグロメット20及びグロメット付ワイヤーハーネス10によると、オプション用のコネクタ14をコネクタ収容部40内に収容することで、コネクタ14に対する被水を抑制しつつ当該コネクタ14を一定位置に保持することができる。これにより、コネクタへの被水抑制のためにグリス処理等を行わなくてもよくなり、清浄かつ簡易な作業で、しかも、比較的低い設備コストでオプションコネクタの被水抑制が可能となる。
しかも、コネクタ収容部40は、弾性材料によってグロメット本体部22と一体形成されているため、本グロメットを容易に金型成型することができる。つまり、コネクタ収容部40は弾性材料によって形成されているため、当該コネクタ14をケース形状に金型成型したとしても、コネクタ収容部40を弾性変形させることで容易に離型することができる。このため、成型用にスライド型構造等、複雑かつ高価な金型構造を採用しなくともよく、本グロメット20を比較的容易に金型成型することができる。
また、コネクタ収容部40が張出し部30の長径方向一端部に形成されているため、コネクタ収容部40及びコネクタ14、配線13の位置を、ワイヤーハーネス挿通部24から引出されたワイヤーハーネス12から側方にずらして配設することができる。このため、コネクタ収容部40に収容されたコネクタ14から延出する配線13が、ワイヤーハーネス12と干渉し難くなり、また、ワイヤーハーネス12がコネクタ収容部40及びコネクタ14と干渉し難くなる。これにより、組付作業性の向上等を図ることができる。
また、スリット42のうち配線13が引出される第2スリット部42bがコネクタ14の底部に形成されているため、たとえ水がコネクタ収容部40内に侵入したとしても、当該水は第2スリット部42bを通って外部に排出され易い。
また、スリット42の少なくとも一方側の端部に裂け防止用リブ部48が形成されているため、コネクタ14を出し入れする際に、当該スリット42を開いても、スリット42の延長上の裂け防止用リブ部48によってコネクタ収容部40の裂けが抑制される。
{変形例}
上記説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
例えば、上記コネクタ収容部40が張出し部30の長径方向一端部に形成されていることは必須ではなく、張出し部30の他の部分、ワイヤーハーネス挿通部24等に一体形成されていてもよい。グロメット20が本来有しているべき機能を奏する部分、例えば、周溝32部分等を避けた位置に、コネクタ収容部40が設けられていればよい。
また、スリット42がコネクタ収容部40の外側方側の面等に形成されていてもよい。もっとも、スリット42は、コネクタ収容部40の上方には形成されていないことが好ましい。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
10 グロメット付ワイヤーハーネス
12 ワイヤーハーネス
13 配線
14 オプション用のコネクタ
18 パネル
18h 貫通孔
20 グロメット
22 グロメット本体部
24 ワイヤーハーネス挿通部
30 張出し部
40 コネクタ収容部
42 スリット
48 裂け防止用リブ部

Claims (5)

  1. パネルに形成された貫通孔を通って配設されるワイヤーハーネスに装着されるグロメットであって、
    弾性材料によって形成され、前記ワイヤーハーネスを挿通可能なワイヤーハーネス挿通部を有するグロメット本体部と、
    弾性材料によって前記グロメット本体部と一体形成され、オプション用のコネクタの外周を覆うように収容可能なケース状に形成されると共に、前記コネクタを出し入れすると共に前記コネクタから延出する配線部分を引出すためのスリットが形成されたコネクタ収容部と、
    を備えるグロメット。
  2. 請求項1記載のグロメットであって、
    前記グロメット本体部は、
    前記ワイヤーハーネス挿通部の外周部に楕円状に張出す張出し部をさらに有し、
    前記コネクタ収容部は、前記張出し部の長径方向一端部に一体形成されている、グロメット。
  3. 請求項1又は請求項2記載のグロメットであって、
    前記パネルに形成された貫通孔を通って配設されるワイヤーハーネスに前記グロメット本体部が取付けられた状態において、
    前記スリットのうち前記コネクタから延出する配線部分が引出される部分が下方を向く位置に形成されている、グロメット。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のグロメットであって、
    前記スリットの延在方向の少なくとも一方側の端部に、裂け防止用リブ部が形成された、グロメット。
  5. パネルに形成された貫通孔を通って配設されるワイヤーハーネスと、
    弾性材料によって形成され、前記ワイヤーハーネスを挿通可能なワイヤーハーネス挿通部を有するグロメット本体部と、弾性材料によって前記グロメット本体部と一体形成され、オプション用のコネクタの外周を覆うように収容可能なケース状に形成されると共に、前記コネクタを出し入れすると共に前記コネクタから延出する配線部分を引出すためのスリットが形成されたコネクタ収容部とを有し、前記ワイヤーハーネスに装着されたグロメットと、
    を備えるグロメット付ワイヤーハーネス。
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