JP5431980B2 - スイッチング電源の制御装置および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング電源の制御装置および制御方法に関し、より詳細には、LED等の負荷に供給される電流を制御するためのスイッチングトランジスタを備えるスイッチング電源の制御装置および制御方法に関する。
図1に、従来のスイッチング電源装置の一例を示す。スイッチング電源装置100は、コンパレータを用いて、スイッチングトランジスタに流れる電流が設定値を超えたらスイッチングトランジスタをオフさせ、一定時間が経過した後に再びスイッチングトランジスタをオンさせるものである。この動作を繰り返すことにより、負荷であるLEDに流れる電流を制御することを特徴としている。
具体的には、スイッチング電源装置100は、電力変換部であるスイッチング電源110と制御部である制御装置120から構成されている。スイッチング電源110は、入力コンデンサC、コイルL、スイッチングトランジスタSW、及びダイオードDを有する。図1においては、LEDが負荷としてコイルLとダイオードDとの間に接続されている。制御部120は、LED負荷の電流検出回路I_Det(たとえば、抵抗等)、コンパレータComp、フリップフロップ回路F、及びオシレータOSCを有する。ここで、ノードVinには外部に設けられた電力供給源としての直流もしくは交流電源が接続され、LEDはスイッチング電源装置100から安定した電流の供給を受ける。
図1のようにLEDが負荷としてコイルLとダイオードDとの間に接続されているスイッチング電源110では、スイッチングトランジスタSWがオンすると、ノードVinからLED、コイルL、スイッチングトランジスタSWの経路で電流が流れる(実線参照)。コイルLがあるので、電流値は時間と共に増加していく。その後、スイッチングトランジスタSWがオフすると、コイルLに流れていた電流はスイッチングトランジスタSWからダイオードDへ経路を変更する(点線参照)。このときコイルLにかかる電圧の向きが反転するため、電流は時間と共に減少していく。図1に記載の回路においてスイッチングトランジスタSWがオンした際、コイルLに流れる電流の増加量は、出力端子Vout2からスイッチングトランジスタSWに流れる電流をプラスとして、下記式(1)で表され、ΔILがプラスとなるので電流値は増加する。
Figure 0005431980
一方、スイッチングトランジスタSWがオフした際、コイルLに流れる電流の増加量は、下記式(2)で表され、ΔILがマイナスとなるので電流値は減少する。
Figure 0005431980
この回路方式では、LED負荷を流れる負荷電流のピークを一定値に制御する方法が一般的となっている。このとき、スイッチングトランジスタSWに流れる負荷電流を検出してオン動作の終了時を決定する。他方、オフ動作の終了時を決定するために、スイッチングトランジスタSWがオフしている状態の負荷電流を検出するためには、LED、コイルL、ダイオードDの経路に電流検出用の素子を追加する必要がある。もしVin=AC100Vといった電圧であった場合、これらの位置で電流検出を行うためには、回路が複雑になるうえ高耐圧の部品が必要となり、コスト的にも不利となる。そのため、スイッチングトランジスタSWのオン時に負荷電流を検出し、電流値がある一定値を超えるとスイッチングトランジスタSWをオフするといった電流制御を行うと共に、スイッチングトランジスタSWのオフ時間は一定、もしくは動作周波数一定(オン時間とオフ時間との和が一定)というように、電流値に依存しないオフ時間にて動作させることが一般的であった。
図1に示す従来の回路方式を用いたスイッチング電源装置100では、負荷電流のピーク値のみを制御しているため、負荷の抵抗値や入力電圧が変動すると電流のリップル量が変化し、負荷電流の平均値が変動するという欠点があった。ここで、電流のリップル量とは、同一又は異なる周期で増減を繰り返す電流において隣接する、減少開始点での電流値と増加開始点での電流値との差(Peak to Bottom)を意味する。図2は、図1の電流検出回路I_Detの出力電圧波形およびコイルLの電流波形をスイッチングトランジスタのオン・オフ動作とともに示している。VRefは、負荷電流のピーク値に対応する基準電圧を表す。スイッチングトランジスタSWのオン・オフに対応してコイル電流が増減するが、スイッチングトランジスタがオンしている時間のみ電流検出回路I_Detに電流が流れるため、図2のような出力電圧波形となる。ここで、接続するLEDの灯数を変化させると、コイルLにかかる電圧が変動し、前記式(1)及び(2)に従いコイル電流波形の傾きが変化する。そのため、オフ時間もしくは動作周波数固定の従来方式の電流制御では、LEDの灯数が変わると、コイル電流の波形の傾きが変化し、また負荷の抵抗値も変化するので、負荷電流のリップル量が変化し、その結果として電流平均値が変動していた。これは、LED一灯当たりの明るさが灯数により変化してしまい、灯数と明るさが比例しないことを意味する。ノードVinに供給される入力電圧が変動した場合も同様の現象が生じる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、スイッチングトランジスタがオフ時の電流を検出するための複雑な電流検出素子や高耐圧の電流検出素子を追加することなしに、スイッチング電源の負荷電流のピーク値に加えて負荷電流のリップル量を一定に制御することのできるスイッチング電源の制御装置および制御方法を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の第1の態様は、外部に設けられた電力供給源に接続される入力端子と、負荷に接続される第1及び第2の出力端子と、前記第1の出力端子と前記第2の出力端子との間に供給される負荷電流を制御するためのスイッチングトランジスタとを備えるスイッチング電源の制御装置において、前記制御装置は、前記スイッチングトランジスタのオン時の前記負荷電流を検出して、前記スイッチングトランジスタのオン時間およびオフ時間を制御する制御装置であり、前記負荷電流が第1の基準電流を超えると前記スイッチングトランジスタをオフし、(1)前記スイッチングトランジスタのオン時における前記負荷電流が、前記第1の基準電流より小さい第2の基準電流超であり、かつ前記第1の基準電流以下である時間が前記スイッチングトランジスタの前記オン時間と同一であれば、前記オフ時間を予め定めたオフ基準時間から延長し、(2)前記負荷電流が、前記第2の基準電流超であり、かつ前記第1の基準電流以下である時間が前記スイッチングトランジスタの前記オン時間未満であれば、前記オフ時間を前記オフ基準時間から短縮することを特徴とする。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記スイッチングトランジスタのオン時の前記負荷電流を検出して、検出された負荷電流に対応する電圧を出力する電流検出回路と、前記電流検出回路が出力する電圧を前記第1の基準電流に対応する第1の基準電圧と比較して、前記電圧が前記第1の基準電圧を超えると出力信号がHレベルであり、前記電圧が前記第1の基準電圧以下であると前記出力信号がLレベルである第1のコンパレータと、前記電流検出回路が出力する電圧を前記第2の基準電流に対応する第2の基準電圧と比較して、前記電圧が前記第2の基準電圧を超えると出力信号がHレベルであり、前記電圧が前記第2の基準電圧以下であると前記出力信号がLレベルである第2のコンパレータと、前記第1のコンパレータの出力信号がHレベルになるとリセットされて前記スイッチングトランジスタをオフするフリップフロップ回路と、前記フリップフロップ回路が前記スイッチングトランジスタをオフした時から前記オフ時間経過後に前記フリップフロップ回路をセットするオフ時間制御回路とを備え、前記オフ時間制御回路は、前記第2のコンパレータの出力信号がHレベルである時間が前記スイッチングトランジスタの前記オン時間未満である場合に、前記オフ時間を前記オフ基準時間から短縮した値とすることを特徴とする。
また、本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記オフ時間制御回路が、出力端子が前記フリップフロップ回路のセット端子に接続された第3のコンパレータと、前記第3のコンパレータの反転入力端子とグランド間に接続された第1のコンデンサと、前記第3のコンパレータの非反転入力端子とグランド間に接続された第2のコンデンサとを備え、前記第1のコンデンサは、前記スイッチングトランジスタのオン時に、前記フリップフロップ回路の出力信号でチャージされ、前記オフ時間は、前記第2のコンパレータの出力信号がHレベルである時間が前記スイッチングトランジスタの前記オン時間未満である場合に、前記スイッチングトランジスタがオンであり、かつ前記第2のコンパレータの出力信号がLレベルである時間にわたり前記第2のコンデンサをチャージすることにより短縮されることを特徴とする。
また、本発明の第4の態様は、第1〜第3のいずれかの態様の制御装置と、前記スイッチング電源とを備えることを特徴とするスイッチング電源装置である。
また、本発明の第5の態様は、外部に設けられた電力供給源に接続される入力端子と、負荷に接続される第1及び第2の出力端子と、前記第1の出力端子と前記第2の出力端子との間に供給される負荷電流を制御するためのスイッチングトランジスタとを備えるスイッチング電源の制御方法において、(a)前記スイッチングトランジスタのオン時に前記負荷電流を検出するステップと、(b)前記負荷電流が第1の基準電流を超えると前記スイッチングトランジスタをオフするステップと、(c)前記負荷電流が、前記第1の基準電流より小さい第2の基準電流超であり、かつ前記第1の基準電流以下である時間が前記スイッチングトランジスタのオン時間と同一であれば、前記スイッチングトランジスタのオフ時間を予め定めたオフ基準時間から延長した値とし、前記負荷電流が、前記第2の基準電流超であり、かつ前記第1の基準電流以下である時間が前記オン時間未満であれば、前記オフ時間を前記オフ基準時間から短縮した値とするステップと、(d)前記スイッチングトランジスタをオフした時から前記オフ時間経過後に前記スイッチングトランジスタをオンするステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明の第6の態様は、第5の態様において、(a)〜(d)のステップを、前記オフ時間が連続して延長または短縮しなくなるまで繰り返すことを特徴とする。
本発明によるスイッチング電源の制御装置および制御方法によれば、スイッチングトランジスタのオン時に負荷電流を検出して、そのリップル量と目標値との比較を時間に換算して行い、リップル量が目標値よりも大きければオフ時間を短縮し、目標値以下であればオフ時間を延長することにより、スイッチング電源の負荷電流のピーク値に加えて負荷電流のリップル量を一定に制御することができる。
従来のスイッチング電源装置の一例を示す図である。 図1の電流検出回路I_Detの出力電圧波形およびコイルLの電流波形をスイッチングトランジスタのオン・オフ動作とともに示す図である。 LEDの灯数が増減した場合における、図1の電流検出回路I_Detの出力電圧波形およびコイルLの電流波形をスイッチングトランジスタのオン・オフ動作とともに示す図である。 本発明の実施形態に係る、スイッチング電源の制御装置をスイッチング電源とともに示す図である。 本実施形態に係る制御装置420の動作を説明するための図である。 本実施形態に係る制御装置420の動作を説明するための図である。 オフ時間制御回路の実施例を示す図である。 図7中のA〜Dで示された点の信号を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る、スイッチング電源の制御装置をスイッチング電源とともに示している。スイッチング電源110は従来のものと同様であり、外部に設けられた電力供給源に接続される入力端子Vinと、LED等の負荷に接続される第1の出力端子Vout1及び第2の出力端子Vout2と、第1の出力端子Vout1と第2の出力端子Vout1との間に供給される負荷電流を制御するためのスイッチングトランジスタSWとを備える。制御装置420は、スイッチングトランジスタSWの負荷電流を検出する電流検出回路I_Detと、電流検出回路I_Detより出力される信号を受けて、負荷電流が目標のピーク値に到達したことを検出する第1のコンパレータComp1と、負荷電流のリップル量の大小を検出するための第2のコンパレータComp2と、負荷電流のリップル量の大小によりスイッチングトランジスタSWのオフ時間を制御するオフ時間制御回路と、第1のコンパレータComp1及びオフ時間制御回路からの出力信号により、スイッチングトランジスタSWのオン・オフを切り替えるフリップフロップ回路とを備える。
図5及び6を参照して、本実施形態に係る制御装置420の動作を説明する。
図5は、負荷電流のリップル量が目標値より少なかった場合の動作波形である。この場合、スイッチングトランジスタSWがオンした瞬間の電流検出回路I_Detの出力電圧が、ボトム電圧VRef2(「第2の基準電圧」に対応)よりも高くなる。
電流検出回路I_Detの出力電圧が増加していきピーク電圧VRef1(「第1の基準電圧」に対応)を超えると、第1のコンパレータComp1の出力信号がHレベルになり、フリップフロップ回路FがリセットされてスイッチングトランジスタSWがオフする。
スイッチングトランジスタSWがオンした瞬間の電流検出回路I_Detの出力電圧が、ボトム電圧VRef2よりも高くなるので、Comp2はHレベルとなり、スイッチングトランジスタSWがオフすれば電流検出回路I_Detの出力電圧はボトム電圧VRef2以下になるので、第2のコンパレータComp2の出力信号はLレベルとなる。すなわち、Comp2がHレベルである時間とスイッチングトランジスタSWがオンしている時間は同一となり、この場合においては、オフ時間制御回路はスイッチングトランジスタSWのオフ時間をオフ基準時間から所定の長さだけ延長する。負荷電流は、延長した長さに比例して減少し、リップル量が目標値(ピーク電圧VRef1−ボトム電圧VRef2)に向かって大きくなる。
ここで、オフ基準時間は、固定値でもよいし前の周期のオフ時間であってもよい。オフ基準時間が固定値の場合、延長または短縮される所定の長さはリップル量等から演算して決まる変数値である。オフ基準時間が前の周期(一周期前に限定されない)のオフ時間である場合は、延長される所定の長さは固定値であっても良いし、リップル量等から演算して決まる変数値であってもよい。回路の複雑化を防ぐためにはオフ基準時間が前の周期のオフ時間であり、延長される所定の長さが固定値であることが好ましい。
オフ時間経過後にフリップフロップ回路Fがオフ時間制御回路によりセットされて、再度スイッチングトランジスタSWがオンした瞬間の電流検出回路I_Detの出力電圧もボトム電圧VRef2より高いときは、さらにオフ時間を延長する。このように第2のコンパレータComp2の出力信号がHレベルである時間がスイッチングトランジスタのオン時間と同一である場合にオフ時間を徐々に長くしていくことで、負荷電流のリップル量を徐々に目標値に近づけることができる。
図6は、負荷電流のリップル量が目標値より大きかった場合の動作波形である。この場合、スイッチングトランジスタSWがオンした瞬間の電流検出回路I_Detの出力電圧が、ボトム電圧VRef2よりも低い。
電流検出回路I_Detの出力電圧が増加していきピーク電圧VRef1を超えると、第1のコンパレータComp1の出力信号がHレベルになり、フリップフロップ回路FがリセットされてスイッチングトランジスタSWがオフする。
第2のコンパレータComp2の出力信号は当初、Lレベルである。電流検出回路I_Detの出力電圧がボトム電圧VRef2を超えるとHレベルに変わり、スイッチングトランジスタSWがオフするまで続く。この場合、第2のコンパレータComp2の出力信号がHレベルとなっている時間は、スイッチングトランジスタSWのオン時間よりも短くなる。この場合においてオフ時間制御回路は、スイッチングトランジスタSWのオフ時間をオフ基準時間から所定の長さだけ短縮する。負荷電流は、短縮した長さに比例して増加し、リップル量が目標値(ピーク電圧VRef1−ボトム電圧VRef2)に向かって小さくなる。
オフ時間経過後に再度スイッチングトランジスタSWがオンした瞬間の電流検出回路I_Detの出力電圧もボトム電圧VRef2より低いときは、さらにオフ時間を短縮する。このように第2のコンパレータComp2の出力信号がHレベルである時間がスイッチングトランジスタのオン時間未満である場合にオフ時間を徐々に短くしていくことで、負荷電流のリップル量を徐々に目標値に近づけることができる。
上述の説明では、負荷電流を電流検出回路で電圧に変換し、その電圧をピーク電圧VRef1及びボトム電圧VRef2と比較しているが、負荷電流自体に着目して説明すると以下のように換言することができる。本実施形態に係る制御装置420は、スイッチングトランジスタSWのオン時に負荷電流を検出して、スイッチングトランジスタSWのオン時間およびオフ時間を制御するものであり、負荷電流がピーク電流(「第1の基準電流」に対応)を超えるとスイッチングトランジスタSWをオフする。オフ時間は、スイッチングトランジスタのオン時における負荷電流が、ピーク電流より小さいボトム電流(「第2の基準電流」に対応)以上であり、かつピーク電流以下である時間がスイッチングトランジスタのオン時間と同一であれば、オフ基準時間から延長される。一方、スイッチングトランジスタのオン時における負荷電流が、ボトム電流超であり、かつピーク電流以下である時間がオン時間未満であれば、オフ基準時間から短縮される。こうした制御を繰り返すことで、リップル量を目標値に近づけることができる。オフ時間が連続して延長または短縮されなくなれば、実際のリップル量と目標値との差が最小化されていると判断できる。
最後に、図7及び8を参照して、オフ時間制御回路の実施例を説明する。図7中のA〜Dで示された点の信号がそれぞれ図8に示されている。オフ時間制御回路700は、出力端子がフリップフロップ回路Fのセット端子に接続された第3のコンパレータComp3と、第3のコンパレータComp3の反転入力端子とグランド間に接続された第1のコンデンサC1と、第3のコンパレータComp3の非反転入力端子とグランド間に接続された第2のコンデンサC2とを備える。第1のコンデンサC1は、ランプ(ramp)回路を構成し、スイッチングトランジスタSWのオン時に、フリップフロップ回路Fの出力信号でチャージされる。オフ時には、定電流源I3によりディスチャージされる。ディスチャージの結果、反転入力が第2のコンデンサC2により与えられる非反転入力よりも小さくなると、第3のコンパレータComp3の出力信号がHレベルになり、フリップフロップ回路Fがセットされる。
本実施例の特徴は、この第2のコンデンサC2のチャージ量を制御することでオフ時間を延長または短縮している点にある。コンデンサC2のチャージ量が増えて非反転入力が大きくなれば、第3のコンパレータComp3の出力信号はより早くHレベルになる。つまり、オフ時間が短縮される。そこで、第2のコンパレータComp2の出力信号がHレベルである時間がオン時間未満であり、オフ時間の短縮が必要な場合、スイッチングトランジスタSWがオンであり、かつ第2のコンパレータComp2の出力信号がLレベルである時間にわたり、AND回路を用いて定電流源I1をオンにして第2のコンデンサC2を一時的にチャージする。
なお、第2のコンデンサC2は並列に配置された定電流源I2により常にディスチャージされているため、オフ時間は、定電流源I1がオンにならなければ徐々に延長していくことになる。この定電流源I2によるディスチャージ分を補って第2のコンデンサC2をチャージするためには、定電流源I2よりも定電流源I1を大きくすることが必要である。
400 スイッチング電源装置
420 制御装置
700 オフ時間制御回路
I_Det 電流検出回路
F フリップフロップ回路
Comp1 第1のコンパレータ
Comp2 第2のコンパレータ
Comp3 第3のコンパレータ
C1 第1のコンデンサ
C2 第2のコンデンサ
I1、I2、I3 定電流源

Claims (6)

  1. 外部に設けられた電力供給源に接続される入力端子と、負荷に接続される第1及び第2の出力端子と、前記第1の出力端子と前記第2の出力端子との間に供給される負荷電流を制御するためのスイッチングトランジスタとを備えるスイッチング電源の制御装置において、
    前記制御装置は、前記スイッチングトランジスタのオン時の前記負荷電流を検出して、前記スイッチングトランジスタのオン時間およびオフ時間を制御する制御装置であり、
    前記負荷電流が第1の基準電流を超えると前記スイッチングトランジスタをオフし、
    (1)前記スイッチングトランジスタのオン時における前記負荷電流が、前記第1の基準電流より小さい第2の基準電流超であり、かつ前記第1の基準電流以下である時間が前記スイッチングトランジスタの前記オン時間と同一であれば、前記オフ時間を予め定めたオフ基準時間から延長し、(2)前記負荷電流が、前記第2の基準電流超であり、かつ前記第1の基準電流以下である時間が前記スイッチングトランジスタの前記オン時間未満であれば、前記オフ時間を前記オフ基準時間から短縮することを特徴とする制御装置。
  2. 前記スイッチングトランジスタのオン時の前記負荷電流を検出して、検出された負荷電流に対応する電圧を出力する電流検出回路と、
    前記電流検出回路が出力する電圧を前記第1の基準電流に対応する第1の基準電圧と比較して、前記電圧が前記第1の基準電圧を超えると出力信号がHレベルであり、前記電圧が前記第1の基準電圧以下であると前記出力信号がLレベルである第1のコンパレータと、
    前記電流検出回路が出力する電圧を前記第2の基準電流に対応する第2の基準電圧と比較して、前記電圧が前記第2の基準電圧を超えると出力信号がHレベルであり、前記電圧が前記第2の基準電圧以下であると前記出力信号がLレベルである第2のコンパレータと、
    前記第1のコンパレータの出力信号がHレベルになるとリセットされて前記スイッチングトランジスタをオフするフリップフロップ回路と、
    前記フリップフロップ回路が前記スイッチングトランジスタをオフした時から前記オフ時間経過後に前記フリップフロップ回路をセットするオフ時間制御回路と
    を備え、
    前記オフ時間制御回路は、前記第2のコンパレータの出力信号がHレベルである時間が前記スイッチングトランジスタの前記オン時間未満である場合に、前記オフ時間を前記オフ基準時間から短縮した値とすることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記オフ時間制御回路は、
    出力端子が前記フリップフロップ回路のセット端子に接続された第3のコンパレータと、
    前記第3のコンパレータの反転入力端子とグランド間に接続された第1のコンデンサと、
    前記第3のコンパレータの非反転入力端子とグランド間に接続された第2のコンデンサと
    を備え、
    前記第1のコンデンサは、前記スイッチングトランジスタのオン時に、前記フリップフロップ回路の出力信号でチャージされ、
    前記オフ時間は、前記第2のコンパレータの出力信号がHレベルである時間が前記スイッチングトランジスタの前記オン時間未満である場合に、前記スイッチングトランジスタがオンであり、かつ前記第2のコンパレータの出力信号がLレベルである時間にわたり前記第2のコンデンサをチャージすることにより短縮されることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の制御装置と、
    前記スイッチング電源と
    を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  5. 外部に設けられた電力供給源に接続される入力端子と、負荷に接続される第1及び第2の出力端子と、前記第1の出力端子と前記第2の出力端子との間に供給される負荷電流を制御するためのスイッチングトランジスタとを備えるスイッチング電源の制御方法において、
    (a)前記スイッチングトランジスタのオン時に前記負荷電流を検出するステップと、
    (b)前記負荷電流が第1の基準電流を超えると前記スイッチングトランジスタをオフするステップと、
    (c)前記負荷電流が、前記第1の基準電流より小さい第2の基準電流超であり、かつ前記第1の基準電流以下である時間が前記スイッチングトランジスタのオン時間と同一であれば、前記スイッチングトランジスタのオフ時間を予め定めたオフ基準時間から延長した値とし、前記負荷電流が、前記第2の基準電流超であり、かつ前記第1の基準電流以下である時間が前記オン時間未満であれば、前記オフ時間を前記オフ基準時間から短縮した値とするステップと、
    (d)前記スイッチングトランジスタをオフした時から前記オフ時間経過後に前記スイッチングトランジスタをオンするステップと
    を含むことを特徴とする制御方法。
  6. (a)〜(d)のステップを、前記オフ時間が連続して延長または短縮しなくなるまで繰り返すことを特徴とする請求項5に記載の制御方法。
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