JP5429074B2 - 仕切型枠、土間コンクリート貫通配管のメンテナンス方法、及び土間コンクリート貫通配管の後付方法 - Google Patents

仕切型枠、土間コンクリート貫通配管のメンテナンス方法、及び土間コンクリート貫通配管の後付方法 Download PDF

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本発明は、土間コンクリートに管体を貫通させる際に用いる仕切型枠、この仕切型枠を用いた土間コンクリート貫通配管のメンテナンス方法、及び土間コンクリート貫通配管の後付方法に関し、特に、土間コンクリートに貫通した管体のメンテナンスや交換を容易にする仕切型枠、土間コンクリート貫通配管のメンテナンス方法、及び土間コンクリート貫通配管の後付方法に関する。
近年住宅の建築においては住宅の長寿命化に伴い、また、長期優良住宅認定制度の施行に伴い、各部位に高いメンテナンス性が求められている。従来、住宅の床下から基礎を貫通して外部に敷設される給水管、排水管等の床下配管を施工するときには、まず土間コンクリートを打設する前に給水配管、排水配管等の管体を床下の地面上に敷設しておき、その後、土間コンクリートを打設して各配管の管体を土間コンクリート内に埋設させて施工していた。
しかし、このような施工方法を採用すると、管体と土間コンクリートとが一体となるので、経年後のメンテナンスや増改築等を行うに際して管体の取付、交換、又は除去が必要になった場合、土間コンクリートの相当部分を打ち壊す必要が生じ、工事が大掛かりとなり、工期も長くなるという問題があった。
そこで、図11に示すように、布基礎100の屋内側に隣接させて上方が開放される中空のコンクリート体であるピット部101を形成し、布基礎の屋内側の内このピット部101を除いた部分に土間コンクリート102を打設することにより、ピット部101内を利用して排水管103を配管するようにした配管構造104が提案されている(例えば特許文献1)。これによると布基礎100を貫通する排水管103が屋内側に形成されたピット部101で屋内に引き込まれるので、経年後のメンテナンスや増改築等を行うに際して、土間コンクリート102を打ち壊す必要がなく排水管103の取付け、交換、又は除去を、容易且つ短期間で行うことができる。
特開2002−227410号公報
しかし、上述のようなピット部101を形成するためには複雑な形状の型枠が必要であり、作業工程も多くなるので、コストが高くなる問題がある。
そこで本発明は、土間コンクリートを貫通する管体のメンテナンスを容易にすることができる仕切型枠であって、簡単な施工工程で、将来的なリフォームにも対応することができる仕切型枠、土間コンクリート貫通配管のメンテナンス方法、土間コンクリート貫通配管の後付方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の仕切型枠は、土間コンクリートの一部領域を仕切る枠体と、該枠体の中央に管体を保持可能に形成されたホルダーと、を備え、その表面がコンクリートから剥離容易に形成された仕切型枠であって、前記ホルダーは、前記管体を保持するとともに、2以上に分離可能な管保持部と、該管保持部から前記枠体に向かって伸びて当該枠体の内面に形成された係止溝にその端部が係止される複数の壁部とを有することを特徴としている。
請求項2に記載の仕切型枠は、前記枠体は少なくとも2辺が略平行な略矩形に形成されており、当該略平行する2辺の内面には前記係止溝が複数連設されることを特徴としている。
請求項3に記載の仕切型枠は、土間コンクリートの一部領域を仕切る枠体と、該枠体の4隅から内側に向かって伸びる弾性体により形成されたヒレ部と、を備えた仕切型枠であって、前記ヒレ部の先端部が前記枠体の中央に挿入される管体にそれぞれ当接して、当該管体を保持することを特徴としている。
請求項4に記載の仕切型枠は、前記枠体は、隅部が湾曲して形成されることを特徴としている。
請求項5に記載の土間コンクリート貫通配管のメンテナンス方法は、予め請求項1から請求項4のいずれかに記載の仕切型枠を設置して、当該仕切型枠の中央に管体を保持させて、その後、コンクリートを打設して土間コンクリートを形成しておき、前記管体を交換又はメンテナンスするときに、前記仕切型枠の内側のコンクリートに衝撃を与えて破砕し、次いで、破砕したコンクリートを取り除いて管体を交換又はメンテナンスし、その後、前記仕切型枠の内側にコンクリート又はモルタルを打設することを特徴としている。
請求項6に記載の土間コンクリート貫通配管の後付方法は、予め請求項1から請求項4のいずれかに記載の仕切型枠を埋設した状態でコンクリートを打設して土間コンクリートを形成しておき、当該土間コンクリートに管体を貫通させる必要が生じたときに、前記仕切型枠の内側のコンクリートに衝撃を与えて破砕し、次いで、当該破砕したコンクリートを取り除いて管体を配設し、その後、前記仕切型枠の内側にコンクリート又はモルタルを打設することを特徴としている。
請求項1に記載の仕切型枠によると、枠体が土間コンクリートの一部領域を仕切っているとともに、ホルダーにより枠体の中央に管体が保持されており、ホルダーは、管保持部が2以上に分離可能であるとともにこの管保持部から枠体に向かって複数の壁部が伸びており、この仕切型枠の表面はコンクリートから剥離容易に形成されているので、予め管体を保持させた仕切型枠を土間コンクリートに埋設しておき、管体を交換やメンテナンスする際に、仕切型枠内のコンクリートに衝撃を与えることで、仕切型枠外の土間コンクリートを破損することなく、仕切型枠内のコンクリートのみを極めて容易に破砕することができる。
請求項2に記載の仕切型枠によると、枠体は少なくとも2辺が略平行な略矩形に形成されており、当該略平行の2辺の内面には係止溝が複数連設されるので、ホルダーの壁部の先端を係り止めする係止溝に合わせて調整することにより、ホルダーの設置位置を調整することができる。したがってこのホルダーに保持される管体の設置位置も調整することができる。
請求項3に記載の仕切型枠は、枠体の4隅から伸びて先端で管体を保持するヒレ部が弾性体により形成されることにより、施工過程で管体の位置が若干移動してもこの移動にヒレ部が追従して変形し、管体を保持し続けることができ、施工がより容易になる。
請求項4に記載の仕切型枠によると、枠体の隅部が湾曲して形成されているので土間コンクリートを打設後の乾燥時にクラックが発生することを抑制することができる。
請求項5に記載の土間コンクリート貫通配管のメンテナンス方法によると、予め仕切型枠を設置して土間コンクリートを打設しているので、管体を交換又はメンテナンスするときに、仕切型枠の内側のコンクリートに衝撃を与えて破砕することで、この仕切型枠の外の土間コンクリートを破損することなく、仕切型枠内のコンクリートのみを簡単に破砕することができ、容易に管体を交換又はメンテナンスすることができる。
請求項6に記載の土間コンクリート貫通配管の後付方法は、予め仕切型枠を埋設した状態でコンクリートを打設して土間コンクリートを形成しているので、土間コンクリートに管体を貫通させる必要が生じたときに、仕切型枠の内側のコンクリートに衝撃を与えて破砕して管体を配設することができ、容易に管体を後付することができる。
仕切型枠の構成を示す斜視図。 仕切型枠の構成を示す正面図。 土間コンクリートを打設する前の床下配管の状態を示す図。 土間コンクリートを打設した後の床下配管の状態を示す図。 管保持部が管体を略45度に保持する仕切型枠を示す正面図。 管保持部が管体を略45度に保持する仕切型枠を示す断面図。 管保持部が管体を略45度に保持する仕切型枠を用いた床下配管の状態を示す図。 壁部の中間部からさらに枠体に向かって壁部が延びる仕切型枠を示す正面図。 管保持部から放射状に壁部が延びる仕切型枠を示す正面図。 枠体の4隅から内側に向かって伸びる弾性体により形成されたヒレ部により中央に管体を保持する仕切型枠を示す正面図。 従来の配管構造の一例を示す図。
以下、本発明の仕切型枠1、土間コンクリート貫通配管のメンテナンス方法、及び土間コンクリート貫通配管の後付方法の最良の実施形態について、各図を参照しつつ説明する。この実施形態の仕切型枠1は、図1に示すように、略矩形に形成された枠体2と、この枠体2の内側に嵌め込まれて管体3を保持可能なホルダー4と、により構成されている。
枠体2は、図2及び図3に示すように、高さが約60mmで、基礎5の外周立上がり部6に対して平行に配置された長さが400mm程度の枠壁21a,21bと、基礎5の外周立上がり部6に対して垂直に配置された長さが300mm程度の枠壁21c,21dと、により上下に開放された矩形状に形成された樹脂である。基礎5の外周立上がり部6に対して平行な枠壁21a,21bの内側面にはそれぞれ長さ方向の中央に2本の凸条22が形成されており、この2本の凸条22の間が係止溝23としてホルダー4に形成された壁部41の先端を係止することができるように形成されている。また、基礎5の外周立上がり部6に対して垂直な枠壁21c,21dの内側面にはそれぞれ8本の凸条22が連設されて形成されておりこれらの凸条22の間がそれぞれ係止溝23としてホルダー4の先端に形成された壁部41の先端を係止することができるように形成されている。
また、枠体2は、設置したときに基礎5の外周立上がり部6から離反する側の2隅24がそれぞれ円弧状に湾曲して形成されている。これにより、2隅24が尖らないので土間コンクリート7打設後の乾燥時にコンクリートクラックが発生することを抑制することができる。枠体2の基礎5の外周立上がり部6に近接する側の2隅25は上下にそれぞれ外周立上がり部6に向かって50mm程度突出するスペーサ26が形成されている。このスペーサ26は先端が基礎5の外周立上がり部6に当接することにより、枠体2を鉛直に立ち上がっている外周立上がり部6に対して平行に保持することができ、枠体2の高さ方向を鉛直に保つことができる。また、外周立上がり部6に近接する枠体2の枠壁21bと外周立上がり部6との間に50mm程度のスペースを開けることができるので、枠壁21bと外周立上がり部6との間に確実にコンクリートを打設することができる。
また、枠体2の基礎5の外周立上がり部6に近接する枠壁21bの下部は下方に20mm程度突出して形成されている。したがって、枠体2の下の地面GLに埋設されている管体3との間に少なくとも20mm程度の間隔を保持することができるので土間コンクリート7打設時に管体3の一部がコンクリートに埋設されることを防ぐことができる。
枠体2は、コンクリートに対する剥離性の高い樹脂により形成されている。なお、例えば、枠体2は、例えばコンクリートに対する剥離性の低い樹脂又は木材で形成し、その表面にコンクリートに対する剥離性の高い樹脂シート等を貼付するものであってもよい。
ホルダー4は、図1に示すように、2つに分離可能な高さが60mm程度の円筒状の管保持部42と、この管保持部42から枠体2に向かって伸びる4本の壁部41とを有する。管保持部42は、円筒を縦に2つに分離させるように、第1片42aと第2片42bとに分離させた形状であって、その内径が例えば排水用配管などの管体3の外径とほぼ同一か又は若干大きく形成されており、管体3に外嵌することができる形状である。壁部41は、高さ60mm程度であって、管保持部42の第1片42aの外周面から2本伸びており、第2片42bからも2本伸びている。
ホルダー4は管保持部42の両片42a,42bを互いに当接させた状態で枠体2内に挿入される。このとき、ホルダー4の壁部41は管保持部42を中心とする十字状に、枠体2の各枠壁21a,b,c,dに対してそれぞれ垂直になるように配置されている。各壁部41の先端がそれぞれ枠体21の係止溝23に挿入されることにより、枠体2内に保持される。基礎5の外周立上がり部6に対して平行に配置される2本の壁部41は、枠体2の係止溝23にちょうど収まる長さに形成されており、基礎5の外周立上がり部6に対して垂直に配置される2本の壁部41は、図2に2点鎖線で示すように枠体2の係止溝23の位置よりも長く形成されている。基礎5の外周立上がり部6に対して垂直に配置される2本の壁部41は、予め管保持部42に外嵌される管体3の位置に応じて枠体2の係止溝23に収まるように切断する。一方基礎5の外周立上がり部6に対して平行に配置される2本の壁部41は、それぞれの枠壁21c,dに連設されている係止溝23の中から管体3の位置に応じて適切な係止溝23を選択して壁部41の先端を挿入する。このように構成することで、図2に示すように、仕切型枠1は壁部41により内部の空間を管保持部42を除いて4分割するように形成され、また管保持部42の基礎5の外周立上がり部6からの距離を自由に調節することができ、管体3を適切な位置に保持することができる。
このような仕切型枠1を用いて、建物の床下配管を施工する際には、図3に示すように、まず、地盤の所定位置を溝状に掘削して、図示しない割栗石、捨てコン等を敷設した上に、基礎5を構築する。基礎5内部には鉄筋51が配設されるとともに、基礎5の地面GLよりも低い位置にスリーブ52が貫通して設けられている。そして、次に、スリーブ52に管体3を挿入するとともに、エルボ8を介して、管体3が上方を向くように配設する。
そして管体3を配設した後、地面GLを埋め戻し、図示しない粒状防蟻剤などを処理した上で、図3に示すように、管体3を管保持部42が外嵌するようにして仕切型枠1を設置する。外周立上がり部6の屋内側面には、土間コンクリート7の上面の高さ位置に墨打ちがされており、仕切型枠1の上端がこの墨打ち位置に当接するように仕切型枠1を配置する。また、仕切型枠1の外周立上がり部6側にはスペーサ26が形成されており、このスペーサ26が外周立上がり部6に当接することにより、仕切型枠1を水平に保持することができる。また、仕切型枠1の外周立上がり部6側の枠壁21bは、下部が20mm突出して形成されているので、この突出する部分を地面GLに埋め込んでおく。そして、図4に示すように、次に外周立上がり部6の内側に土間コンクリート7を打設するとともに、仕切型枠1内にもコンクリートを打設する。仕切型枠1の外周立上がり部6側の枠壁21bは下部が20mm地面GLに埋め込まれているので、管体3は少なくとも20mm以上地面GLから下方に埋設されているので、管体3の一部がコンクリート内に埋め込まれることを防ぐことができる。
以上のように、土間コンクリート7を打設する際に仕切型枠1内にもコンクリートを打設することができるので、一回の工程で土間コンクリート7と仕切型枠1内とにコンクリートを打設することができ、作業工程を少なくすることができ、養生時間を短縮することができるとともにコンクリートの品質管理を容易とすることができる。
一方、以上のように構成した床下配管を経年劣化などにより交換、除去等のメンテナンスをする場合には、まず、仕切型枠1の内側のコンクリートに衝撃を与えることで、仕切型枠1内のコンクリートを破砕する。仕切型枠1はコンクリートに対する剥離性の高い樹脂で構成されており、また、図2に示すように仕切型枠1は壁部41により内部が4分割されているので、比較的容易にコンクリートを破砕することができる。このように、仕切型枠1は内部のコンクリートが比較的容易に破砕することができる構成であるので、仕切型枠1の外側の土間コンクリート7を破損することを抑制することができる。そして、破砕したコンクリートを取り除いて、管保持部42に保持されている管体3を交換又は除去等のメンテナンスを行い、その後、仕切型枠1の内側に新たにコンクリート又はモルタルを打設することによりメンテナンスを終了させる。
このように仕切型枠1はコンクリートに対する剥離性が高く、内側のコンクリートは壁部41により複数に分割されているので、極めて容易に破砕することができ、仕切型枠1の外側の土間コンクリート7を破損することなく、極めて簡単に管体3のメンテナンスを行うことができる。
なお、新築の際には配管を貫通させない位置の土間コンクリート7に予め仕切型枠1を埋設しておくことで、将来的なリフォームに対応することもできる。具体的には、基礎5を打設する際に予めスリーブ52を形成しておくとともに、土間コンクリート7を打設する際に仕切型枠1を埋設しておき、リフォームなどにより屋内から屋外に管体3を敷設する必要が生じたときに、仕切型枠1内のコンクリートに衝撃を与えて破砕し、次いで、破砕したコンクリートを取り除いて、地面GLを掘り起こしてスリーブ52に挿入した管体3を仕切型枠1のホルダー4の管保持部42に保持させて、その後、仕切型枠1の内側にコンクリート又はモルタルを打設することにより、新たに管体3を敷設することができる。
このように、リフォームなどで新たに土間コンクリート7に管体3を貫通させる必要が生じたときにも、仕切型枠1の内側のコンクリートに衝撃を与えることにより容易に破砕することができ、仕切型枠1の外側の土間コンクリート7を破損することなく極めて簡単に床下配管を新設することができる。
なお、本実施形態においては、図4などに示すように、管体3を略直角のエルボ8で曲げて、仕切型枠1の管保持部42で略鉛直方向に保持する例を説明したが、例えばホルダー4は図5及び図6に示すように、床下配管の設計に応じて管体3を略鉛直に保持するものと管体3を略45度に保持するものとを選択できる構成としてもよい。このように管体3を略45度で保持する場合、図7に示すように、スリーブ52に挿入された配管に45度のエルボ8を介して屋内側に管体3を引き込むことができる。
また、本実施形態においては、管保持部42から4本の壁部41が延びる構成であるが、これに限定されるものではない。例えば図8に示すように、壁部41の中間部からさらに枠体2に向かって壁部41が延びる構成であってもよい。また、図9に示すように、管保持部42から放射状に8本の壁部41が延びる構成であってもよい。このように構成すると、枠体2内の空間をより細分化することができるので、コンクリートに衝撃を与えて破砕する際により小さな衝撃でより容易に破砕することができる。
なお、仕切型枠1の形状はこれに限定されるものではなく、図10に示すように枠体2の4隅から内側に向かって伸びる弾性体により形成されたヒレ部9により中央に管体3を保持する構成であってもよい。具体的には、ヒレ部9の先端部が弾性変形しつつ枠体2の中央に挿入される管体3にそれぞれ当接して、管体3を保持するとともに仕切型枠1内の空間を分割する構成であってもよい。このように構成しても、仕切型枠1内の空間が分割されるのでメンテナンスの際にコンクリートを容易に破砕することができ、また管体3を施工する過程では、管体3の位置が若干移動してもこの移動にヒレ部9が追従して変形し、管体3を保持し続けることができるので施工をより容易にすることができる。
なお、本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。
本実施形態において仕切型枠1は、布基礎の建物床下に形成される土間コンクリート7に埋設されて土間コンクリート7を貫通する床下配管にを保持する構成としたが、例えば仕切型枠1がベタ基礎のスラブに埋設されて、当該スラブを貫通する床下配管を保持する構成でもよい。
本発明に係る仕切型枠1、土間コンクリート貫通配管のメンテナンス方法、土間コンクリート貫通配管の後付方法は住宅の床下配管に好適に用いることができる。
1 仕切型枠
2 枠体
3 管体
4 ホルダー
7 土間コンクリート
9 ヒレ部
23 係止溝
41 壁部
42 管保持部

Claims (6)

  1. 土間コンクリートの一部領域を仕切る枠体と、
    該枠体の中央に管体を保持可能に形成されたホルダーと、を備え、その表面がコンクリートから剥離容易に形成された仕切型枠であって、
    前記ホルダーは、前記管体を保持するとともに、2以上に分離可能な管保持部と、該管保持部から前記枠体に向かって伸びて当該枠体の内面に形成された係止溝にその端部が係止される複数の壁部とを有することを特徴とする仕切型枠。
  2. 前記枠体は少なくとも2辺が略平行な略矩形に形成されており、当該略平行する2辺の内面には前記係止溝が複数連設されることを特徴とする請求項1に記載の仕切型枠。
  3. 土間コンクリートの一部領域を仕切る矩形の枠体と、
    該枠体の4隅から内側に向かって伸びる弾性体により形成されたヒレ部と、を備えた仕切型枠であって、
    前記ヒレ部の先端部が前記枠体の中央に挿入される管体にそれぞれ当接して、当該管体を保持することを特徴とする仕切型枠。
  4. 前記枠体は、隅部が湾曲して形成されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の仕切型枠。
  5. 予め請求項1から請求項4のいずれかに記載の仕切型枠を設置して、当該仕切型枠の中央に管体を保持させて、その後、コンクリートを打設して土間コンクリートを形成しておき、
    前記管体を交換又はメンテナンスするときに、前記仕切型枠の内側のコンクリートに衝撃を与えて破砕し、
    次いで、破砕したコンクリートを取り除いて管体を交換又はメンテナンスし、
    その後、前記仕切型枠の内側にコンクリート又はモルタルを打設することを特徴とする土間コンクリート貫通配管のメンテナンス方法。
  6. 予め請求項1から請求項4のいずれかに記載の仕切型枠を埋設した状態でコンクリートを打設して土間コンクリートを形成しておき、
    当該土間コンクリートに管体を貫通させる必要が生じたときに、前記仕切型枠の内側のコンクリートに衝撃を与えて破砕し、
    次いで、当該破砕したコンクリートを取り除いて管体を配設し、
    その後、前記仕切型枠の内側にコンクリート又はモルタルを打設することを特徴とする土間コンクリート貫通配管の後付方法。
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