JP5428658B2 - ターボ機械 - Google Patents
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Description
このようなターボ機械では、モータによってシャフトを介してインペラが回転駆動され、これによって流体が圧送される。
そこで、本発明においては、インペラ、モータのロータ、シャフト及び軸受を含むモジュール部を備え、このモジュール部がケーシングに対して脱着可能とされている。つまり、本発明では、ターボ機械の稼動部分であるインペラ、モータのロータ、シャフト及び軸受がモジュール化されてケーシングに対して脱着可能に構成されている。
このような構成を有する本発明によれば、モジュール部だけを取り出すことで、ターボ機械の重量の多くを占めるケーシングを残したままメンテナンスを行うことが可能となる。
したがって、本発明によれば、メンテナンスの際に移動させる重量物がモジュール部のみとなり、作業者の負担や輸送費を低減させることができ、ターボ機械のメンテナンスにおける使用者の負担を低減することが可能となる。
なお、以下の説明においては、本発明のターボ機械の一例として、ターボブロワを挙げて説明する。
そして、図1に示すように、本実施形態のターボブロワS1は、ケーシング1と、インペラ2と、モータ3と、シャフト4と、軸受5と、ハーメチックコネクタ6と、水冷ジャケット7とを備えている。
このケーシング1の内部には、図1に示すように、インペラ2を収容するインペラ収容空間K1やモータ3を収容するモータ収容空間K2が設けられている。また、ケーシング1は、気体を吸入するための吸入口1aや、気体を排出するための吐出口までなだらかに拡張するスクロール流路1bを備えている。そして、インペラ収容空間K1は、吸入口1aとスクロール流路1bとの間に配置されており、気体の流路の一部とされている。
このモータ3は、かご型の導電材料(コイル)が内蔵されたモータロータ3aと、このモータロータ3aを囲んで配置されるモータステータ3bとを備えている。そして、不図示の駆動装置からモータステータ3bに電力が供給されることによってモータロータ3aが回転する。
なお、インペラ2とシャフト4との接続方法としては、例えば、ボルト及びナットを用いた接続方法、ネジによる接続方法、焼きばめによる接続方法、溶接による接続方法、一体型化による接続方法等が考えられる。これらのような方法で接続されていることにより、インペラ2は、シャフト4、モータロータ3aと一体的に回転する。すなわち、インペラ2は、モータ3に対して直結されており、モータ3によって直接回転駆動される。
ボルト及びナットを用いた接続方法は、インペラの中心部に回転軸方向に沿って貫通孔を設け、当該貫通孔にシャフトの一端側を挿通させ、シャフトの先端部を貫通孔開口から突出させ、シャフトの先端部に形成された雄ねじにナットを締結させ、ナットによってインペラ2の先端部を押えることにより、インペラ2をシャフト4に固定するものである。
ネジによる接続方法は、インペラ2とシャフト4とに直接ネジを切る構造である。どちらを雄ネジ、雌ネジとするかは任意である。
一体型化による接続方法は、接合部を作ることなく、一体的にインペラ2とシャフト4とが成形された構造である。
そして、このように締結されたインペラ2とシャフト4とは、モータローラ3aと一体的に回転する。
より詳細には、図1に示すように、軸受5として、シャフト4のインペラ2寄りを軸支するインペラ側軸受5aと、シャフト4の地面寄りを軸支する地面側軸受5bとが設けられている。
そして、インペラ側軸受5aの外輪は、インペラ2より大径とされると共にケーシング1に対して脱着可能なインペラ側軸受支持部9a(軸受支持部)に固定されて支持されている。
また、地面側軸受5bの外輪は、モータ収容空間K2内に形成されたケーシング1の嵌合孔1cに嵌合される地面側軸受支持部9b(軸受支持部)に摺動可能に支持されている。
そして、地面側軸受支持部9bの内部には、底面と地面側軸受5bとの間に介装される予圧バネ8(予圧手段)が配置されている。
この予圧バネ8は、地面側軸受支持部9bの内部において、摺動可能な地面側軸受5bを下方から支え、地面側軸受5bとシャフト4を介してインペラ側軸受5aに予圧するものである。そして、予圧バネ8は、地面側軸受支持部9bの内部に配置されて支持されているため、地面側軸受支持部9bが上記ケーシング1の嵌合孔1cに嵌合されることによって位置決めされる。
なお、本実施形態のターボブロワS1は、レーザ発振装置に搭載され、外気の流入が許されない環境において気体を圧送することを想定している。このため、ハーメチックコネクタ6を用いている。ただし、インペラ収容空間K1及びモータ収容空間K2を封じきる必要がない場合には、ハーメチックコネクタ6に替えて通常のコネクタを用いることができる。
そして、モジュール部10は、ケーシング1に対して脱着可能に構成されている。具体的には、インペラ側軸受支持部9aがケーシング1に対して固定され、地面側軸受支持部9bが嵌合孔1cに嵌合されることによってモジュール部10がケーシング1に装着される。
このように、本実施形態のターボブロワS1は、インペラ2、モータロータ3a(モータのロータ)、シャフト4、軸受5、予圧バネ8及び軸受支持部9を含むと共に、ケーシング1に対して脱着可能とされるモジュール部10を備えている。
続いて、ケーシング1にネジ止めされたインペラ側軸受支持部9aの締結を解除し、モジュール部10を取り外す。
そして、地面側軸受支持部9bをシャフト4に固定し、さらにはスクロールハウジング1Aを固定することによってモジュール部10の装着が完了する。
このような構成を有する本発明によれば、モジュール部10だけを取り出すことで、ターボ機械の重量の多くを占めるケーシング1を残したままメンテナンスを行うことが可能となる。
したがって、本実施形態のターボブロワS1によれば、メンテナンスの際に移動させる重量物がモジュール部10のみとなり、作業者の負担や輸送費を低減させることができ、ターボブロワS1のメンテナンスにおける使用者の負担を低減することが可能となる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明のターボ機械として、例えばターボポンプ等を用いることも可能である。
Claims (4)
- 内部にインペラ収容空間及びモータ収容空間を備えるケーシングと、前記インペラ収容空間に収容されるインペラと、前記モータ収容空間に収容されるモータと、前記インペラと前記モータとを直結して接続するシャフトと、該シャフトを軸支する軸受と、を備えるターボ機械であって、
前記インペラ、前記モータのロータ、前記シャフト及び前記軸受を含むと共に前記ケーシングに対して脱着可能とされるモジュール部を備え、
前記モジュール部は、前記軸受を前記シャフトの径方向外側から覆って前記軸受の外輪を支持すると共に前記ケーシングに対して脱着可能な軸受支持部を備え、
前記モータのロータに対して前記インペラの反対側に配置される前記軸受支持部は、前記シャフトの軸方向から見て前記モータのロータよりも小径とされている
ことを特徴とするターボ機械。 - 前記モジュール部は、前記シャフトを回転軸方向に予圧する予圧手段を備えることを特徴とする請求項1記載のターボ機械。
- 前記モジュール部が前記軸受の外輪を支持すると共に前記ケーシングに対して脱着可能な軸受支持部を備える場合に、前記予圧手段が前記軸受支持部に支持され、前記軸受支持部を前記ケーシングに装着することにより前記予圧手段が位置決めされることを特徴とする請求項2記載のターボ機械。
- 前記ケーシングが前記インペラを囲うと共に脱着可能な取外し部を備え、該取外し部を脱離することにより、前記インペラ収容空間及び前記モータ収容空間が開放されることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載のターボ機械。
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