JP5428633B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関に係り、特に、排気通路に設けられた燃料噴射弁を備えた内燃機関に関する。
例えば、ディーゼルエンジン等の内燃機関の排気通路には、吸蔵還元型NOx触媒等の排気浄化要素が設けられている。そしてこの排気浄化要素を定期的に再生するため、排気通路に設けられた燃料噴射弁から排気通路内に燃料を噴射供給することが行われている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−121455号公報
この場合、燃料噴射弁から噴射される燃料の量を正確に制御することが望ましいが、燃料噴射弁に供給される燃料の圧力変動に起因して燃料噴射量を正確に制御することが困難な場合がある。例えば、燃料圧力が増大して実際の燃料噴射量が目標量よりも多くなると、吸蔵還元型NOx触媒に対し過剰にリッチな排気ガスが供給されてしまい、その硫黄被毒再生時に触媒温度が十分に上昇せず、不適切な再生処理となる虞がある。
そこで本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、排気通路に設けられた燃料噴射弁に供給される燃料の圧力変動を抑制し得る内燃機関を提供することにある。
本発明の一形態によれば、排気通路に設けられた燃料噴射弁と、燃料を供給する供給ポンプと、前記供給ポンプと前記燃料噴射弁の間に介設され、前記燃料噴射弁に供給される燃料の圧力を補償する燃圧補償装置と、を備え、前記燃圧補償装置が、装置本体と、当該装置本体内に区画されて前記供給ポンプから供給される第1圧力の燃料が導入されると共に前記第1圧力のみが付加される燃料供給側チャンバと、前記装置本体内に区画されて前記燃料噴射弁に供給される第2圧力の燃料が導出されると共に前記第2圧力のみが付加される燃料貯留側チャンバと、前記装置本体内に往復動可能に配設されて前記燃料供給側チャンバと前記燃料貯留側チャンバとを仕切り、前記燃料供給側チャンバと前記燃料貯留側チャンバとの差圧に応じて往復動する補償ピストンと、を含み、前記補償ピストンは、前記燃料貯留側チャンバに掛かる前記第2圧力が前記燃料供給側チャンバに掛かる前記第1圧力よりも高くなるまで、前記供給ポンプから前記燃料噴射弁への燃料供給量を減少させる方向に移動しないことを特徴とする内燃機関が提供される。
これによれば、燃圧補償装置により、燃料噴射弁に供給される燃料の圧力を補償することができる。よって燃料圧力の変動を抑制し、燃料噴射弁から噴射される燃料の量を正確に制御することが可能となる。
好ましくは、前記燃圧補償装置が、前記装置本体及び前記補償ピストンの間に形成されたオリフィスを備え、前記補償ピストンが、前記第1圧力と前記第2圧力の差圧に応じて前記オリフィスを拡縮し、前記差圧を無くすように移動する。
これにより、燃料噴射弁に供給される燃料の圧力すなわち第2圧力が、供給ポンプから供給された燃料の圧力すなわち第1圧力と等しくなるように制御される。
好ましくは、前記装置本体内に、少なくとも前記燃料供給側チャンバを構成する第1チャンバ、少なくとも前記燃料貯留側チャンバを構成する第2及び第4チャンバ、第3チャンバが画成され、前記補償ピストンは、前記第1及び第2チャンバを仕切る第1ピストンと、前記第2及び第3チャンバを仕切る第2ピストンと、前記第3及び第4チャンバを仕切る第3ピストンとを備え、前記第1及び第3チャンバには、前記供給ポンプから供給された第1圧力の燃料が導入され、前記第2、第3及び第4チャンバには、前記燃料噴射弁に供給される第2圧力の燃料が貯留され、前記補償ピストンは、少なくとも前記第1ピストンが受ける第1圧力と第2圧力の差圧によって移動し、前記第3チャンバ内に位置する前記第3ピストンは、前記第3チャンバの内壁との間に、前記補償ピストンの移動によって拡縮するオリフィスを形成し、前記オリフィスは、前記第3チャンバにおける前記第1圧力の燃料の導入部と、前記第3チャンバにおける前記第2圧力の燃料の導出部との間に位置される。
好ましくは、前記第2圧力が前記第1圧力より低くなったとき、前記補償ピストンが前記オリフィスを拡大する第1方向に移動して前記第2圧力を増大し、前記第2圧力が前記第1圧力より高くなったとき、前記補償ピストンが前記オリフィスを縮小する第2方向に移動して前記第2圧力を減少する。
好ましくは、前記燃圧補償装置が、前記補償ピストンの位置を検出するための検出手段と、前記検出手段により検出された前記補償ピストンの位置に基づいて前記供給ポンプから供給された燃料の圧力を増減するための圧力調整手段と、をさらに備える。
本発明は、排気通路に設けられた燃料噴射弁に供給される燃料の圧力変動を抑制することができるという、優れた効果を発揮する。
本発明の実施形態に係る内燃機関を示す概略図である。 燃圧補償装置の断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
図1に、本発明の実施形態に係る内燃機関(エンジン)を示す。本実施形態のエンジン1は、自動車用且つ多気筒の圧縮着火式内燃機関、即ちディーゼルエンジンである。エンジン1はコモンレール式燃料噴射装置を備える。すなわち、燃料タンク2に貯留された燃料が、フィードポンプ3および供給ポンプ4によって高圧ポンプ5に送られ、高圧ポンプ5はその送られてきた燃料を高圧にまで加圧し、コモンレール6に圧送する。供給ポンプ4及び高圧ポンプ5はベルト等の動力伝達部材7を介してエンジン1のクランクシャフト8により駆動される。
コモンレール6内に貯留された高圧燃料は、燃料噴射弁即ちインジェクタ9の開弁時、インジェクタ9から燃焼室10内に直接噴射供給される。燃焼室10から排出された排気ガスは、ターボチャージャ11のタービン11tを通過した後、その下流側の排気通路12を流通し、後述のように浄化処理された後、大気に排出される。エンジン1はEGR装置13をも含む。EGR装置は、排気通路12内(特にタービン上流側の排気マニホールド内)の排気ガスを吸気通路14に環流させるためのEGR通路15と、EGR通路15を流れるEGRガスを冷却するEGRクーラ16と、EGRガスの流量を調節するEGR弁17とを備える。吸気通路14には電子制御式の吸気絞り弁49が設けられる。
排気通路12には、排気ガス中の未燃成分(炭化水素HC及び一酸化炭素CO)を酸化して浄化する酸化触媒18と、排気ガス中の窒素酸化物NOxを浄化する吸蔵還元型NOx触媒19と、排気ガス中のPMを捕集するパティキュレートフィルタ(以下、DPFという)20とが上流側から順に直列に設けられている。これら酸化触媒18、NOx触媒19およびDPF20は、それぞれ第1、第2および第3の排気浄化要素をなす。
また、排気通路12には、主にNOx触媒19およびDPF20の再生を行うべく、燃料を排気通路12内に噴射する燃料噴射弁21が設けられている。以下、この燃料噴射弁21を排気インジェクタと称する。排気インジェクタ21は、酸化触媒18の上流側で且つタービン11tの下流側の排気通路12に配置されている。排気インジェクタ21の先端部には、燃料の出口となる一乃至複数の噴口(図示せず)を備えた噴口部21Aが形成され、この噴口部21Aが排気通路12内に配置され、排気通路12内で露出されている。
供給ポンプ4と排気インジェクタ21との間には、排気インジェクタ21に供給される燃料の圧力を補償する燃圧補償装置30が介設されている。供給ポンプ4と燃圧補償装置30とは第1配管31を介して接続され、燃圧補償装置30と排気インジェクタ21とは第2配管32を介して接続されている。
また、エンジン1には制御手段としての電子制御ユニット(以下、ECUと称す)50が設けられる。ECU50はいずれも図示しないCPU、ROM、RAM、入出力ポートおよび記憶装置等を含む。前述のインジェクタ9、高圧ポンプ5、EGR弁17および排気インジェクタ21はECU50によって制御される。またECU50には、図示しないアクセル開度センサ、エンジン回転速度センサおよび空気量センサから、それぞれアクセル開度、エンジン回転速度および吸入空気量の検出信号が入力される。
さらに、酸化触媒18の直前位置における排気通路12には排気温センサ23が設けられ、ECU50には排気温度の検出信号が排気温センサ23から入力される。
排気通路12の途中には、車載レイアウトの都合等により曲げられた曲がり部としての曲管部12Aが形成されており、この曲管部12Aに排気インジェクタ21が設けられている。本実施形態では曲管部12Aの曲がり角は約90°とされているが、この曲がり角は任意に設定可能である。
曲管部12Aの下流側には直線部として直管部12Bが連なっており、この直管部12Bに酸化触媒18、NOx触媒19およびDPF20が設けられている。排気インジェクタ21は直管部12Bの中心軸にほぼ平行に、曲管部12Aの外側コーナー部に取り付けられ、排気インジェクタ21の先端の噴口部21Aを酸化触媒18に向けるように配置されている。そして排気インジェクタ21の噴口から噴射された燃料ができるだけ排気通路12の内壁に当たらずに酸化触媒18に到達できるようになっている。
各排気浄化要素に関して、酸化触媒18は、基材表面上のコート材に白金等の貴金属を多数分散配置させてなり、排気中のHC及びCOを酸化して浄化する。もっともディーゼルエンジンの場合、排気ガスの空燃比A/Fは理論空燃比(例えば14.6)よりも著しくリーンであり、空気過剰率λは1より大きい。よって排気中に含まれるHC及びCOの量は比較的少ない。またディーゼルエンジンの場合、排気温度が比較的低温であり、メインとなるNOx触媒19やDPF20の触媒が活性化しづらい。よってHC及びCOの酸化熱で排気ガスを加熱し、この排気ガスでNOx触媒19及びDPF20を加熱し、両者の活性化を促進すべく、酸化触媒18が設けられている。
次に、吸蔵還元型NOx触媒(LNT: Lean NOx Trap)19は、アルミナAl23等の酸化物からなる基材表面に、白金Pt等の貴金属とNOx吸収成分とが担持されて構成されている。NOx吸収成分は、例えばカリウムK、ナトリウムNa,リチウムLi、セシウムCs等のアルカリ金属、バリウムBa、カルシウムCa等のアルカリ土類、ランタンLa、イットリウムY等の希土類から選択された少なくとも一つからなる。
NOx触媒19はNOxの吸放出作用を有する。すなわち、触媒に供給される排気ガスの空燃比が理論空燃比よりリーンのとき(触媒が酸素過剰雰囲気にあって空気過剰率λが1より大きいとき)、触媒は排気ガス中のNOxを硝酸塩の形で吸蔵する。他方、触媒に供給される排気ガスの空燃比が理論空燃比又はこれよりリッチのとき(触媒が酸素不足雰囲気にあって空気過剰率λが1以下のとき)、触媒は吸蔵したNOxを放出する。この放出されたNOxは雰囲気ガスに含まれる還元剤(主にHC)と触媒内で反応し、N2に還元される。これによりNOxの大気への排出が防止される。
NOx触媒19は、飽和状態(満杯)までNOxを吸蔵するとそれ以上NOxを吸蔵できない。そのため、NOx触媒19のNOx吸蔵能を回復又は維持すべく、NOx触媒から吸蔵NOxを放出させるNOx再生が定期的に実行される。このとき、排気インジェクタ21から燃料を噴射して排気ガスの空燃比をリッチ化する(即ち、排気ガスの空燃比を理論空燃比より小さくする)リッチスパイクが実行される。
他方、燃料に含まれる硫黄(S)分に起因して、NOx触媒19が排気ガス中の硫黄成分をBaSO4などの硫酸塩として吸蔵し、被毒(S被毒)してしまうことがある。S被毒が生じるとNOx吸蔵能が低下してしまう。そこで硫酸塩をNOx触媒から脱離させるS被毒再生或いはSパージが実行される。このときにも、排気インジェクタ21から燃料を噴射して排気ガスの空燃比をリッチ化する。但し、硫酸塩は硝酸塩に比べて安定なため、排気空燃比をリッチ化しただけでは触媒から脱離されない。硫酸塩を脱離させるためには、NOx触媒を高温(例えば400℃以上)とした上でリッチ雰囲気におく必要がある。よってこの高温リッチ化を目的とするリッチスパイクを高温リッチスパイクと称する。なお脱離した硫酸塩は触媒内で硫黄酸化物(SOx)に分解される。NOx再生はS被毒再生よりも低温で可能なので(例えば200〜300℃程度)、S被毒再生を行うとNOx再生も同時に実行される。
次に、DPF20は、排気中に含まれる粒子状物質(PM)を捕集して除去するものであり、ハニカム形状の耐熱性基材の両端開口を互い違いに市松状に閉塞した所謂ウォールフロータイプのもの、あるいは網の目構造のフォーム形状のものなど、PMを物理的に捕集するあらゆるタイプのフィルタを用いることができる。本実施形態では、DPF内部にPt等の貴金属を担持させた所謂連続再生式の触媒付きDPFを用いている。この場合、DPFに供給された排気中のHCが触媒作用で酸化、燃焼し、このとき同時にDPF内部に堆積しているPMが燃焼除去される。
DPFは比較的低温下でも作動し得るが、堆積PM量が所定量を超えたときには、そのPMを強制的に燃焼除去してPM捕集能を回復させるフィルタ再生を行う必要がある。このフィルタ再生を行う際にも、排気インジェクタ21から燃料を噴射して排気ガスの空燃比をリッチ化する。なおDPF20に堆積したPM量は、図1に示した差圧センサ32の検出値に基づき、ECU50により推定される。
NOx再生時には排気インジェクタ21から比較的短時間(例えば数秒〜10数秒程度)の間、燃料が噴射される。他方、S被毒再生時には排気インジェクタ21から比較的長時間(例えば10数分程度)の間、間欠的または連続的に燃料が噴射される。すると排気中のHCの一部が先ず酸化触媒18で酸化、燃焼され、残部のHCを含むリッチな高温排気ガスが酸化触媒18から排出される。このリッチな高温排気ガスによりNOx触媒19が加熱され、高温となり、NOx触媒19に吸蔵されていた硫酸塩がHCにより脱離分解される。
フィルタ再生時にもS被毒再生時と同様の原理でDPF20が加熱され、DPF20に供給されたHCがDPF20内で燃焼するのと同時に堆積PMが燃焼させられる。但し、このときには堆積PMの燃焼に十分な酸素が必要なので、排気インジェクタ21から間欠的に燃料を噴射するのが好ましい。こうすれば燃料未噴射時に、必要な酸素をDPF20に供給できるからである。
次に、燃圧補償装置30について図2を参照しつつ説明する。
燃圧補償装置30は、装置本体61と、装置本体61内に往復動可能に配設された補償ピストン62とを備える。装置本体61には供給ポンプ4に至る第1配管31と、排気インジェクタ21に至る第2配管32とが接続されている。補償ピストン62は、その軸心方向と平行な、図中右側に向かう第1方向Aと、図中左側に向かう第2方向Bとに移動可能である。これら第1方向Aと第2方向Bは互いに反対である。以下、図中左側を「前」、図中右側を「後」という。
装置本体61内には、第1チャンバ63、第2チャンバ64、第3チャンバ65及び第4チャンバ66が画成されている。そして補償ピストン62は、第1及び第2チャンバ63,64を仕切る第1ピストン67と、第2及び第3チャンバ64,65を仕切る第2ピストン68と、第3及び第4チャンバ65,66を仕切る第3ピストン69とを備えている。これらチャンバとピストンは全て同軸状態にある。
第1ピストン67と第2ピストン68は互いに隣接され、第2ピストン68と第3ピストン69は軸70を介して連結されている。第1チャンバ63と第2チャンバ64は一定の内径D1を有する共通の第1穴71からなり、この第1穴71に第1ピストン67が摺動可能に配設されて第1チャンバ63と第2チャンバ64の間を液密にシールする。第3チャンバ65と第4チャンバ66も内径D2を有する共通の第2穴72からなり、この第2穴72に第2ピストン68の後端部が摺動可能に配設されて第2チャンバ64と第3チャンバ65の間を液密にシールする。第1穴71の内径D1は第2穴72の内径D2よりも大きい。
第2穴72の軸心方向のほぼ中間部に拡径部73が形成され、この拡径部73に対し後側に隣接した第2穴72の部分に、第3ピストン69の後端部が摺動可能に挿入され、第3チャンバ65と第4チャンバ66の間が液密にシールされている。一方、第3ピストン69の前端面の周縁部に位置する角部と、拡径部73の前端面の周縁部に位置する角部との間に、比較的小さな隙間が形成され、この隙間により拡縮可能なオリフィス74が形成されている。拡径部73に対し前側に隣接した第2穴72の部分に前記軸70が配置されている。
第1及び第3チャンバ63,65には、前記供給ポンプ4から供給された第1圧力P1の燃料が導入される。すなわち、第1配管31の出口部は分岐され、各分岐管31A,31Bが、装置本体61に形成された導入口を介して第1及び第3チャンバ63,65にそれぞれ連通されている。
第2、第3及び第4チャンバ64,65,66からは、排気インジェクタ21に供給される第2圧力P2の燃料が導出される。すなわち、第2配管32の入口部は分岐され、各分岐管32A,32B,32Cが、装置本体61に形成された導出口を介して第2、第3及び第4チャンバ64,65,66にそれぞれ連通されている。そしてこれら各チャンバ64,65,66に、排気インジェクタ21に供給される第2圧力P2の燃料が貯留されている。
特に、第1配管31の分岐管31Bは、拡径部73に接続および連通されている。また、第2配管32の分岐管32Bは、拡径部73に対し前側に隣接した第2穴72の部分に接続および連通されている。よってオリフィス74は、第3チャンバ65における第1圧力P1の燃料の導入部と、第3チャンバ65における第2圧力P2の燃料の導出部との間に位置されることとなる。
さらに、燃圧補償装置30は、補償ピストン62の位置(特に装置本体61に対する相対位置)を検出するための位置センサ75を有する。位置センサ75は、装置本体61の前端面に設置され、補償ピストン62から前方に伸びて装置本体61外に突出する金属製ロッド76の位置を検出する。位置センサ75は例えば静電容量型のものが使用され、ロッド76の位置に応じて変化するコイルの静電容量からロッド76ひいては補償ピストン62の位置を検出する。なお位置センサ75としては他の構成のものも使用可能である。位置センサ75の位置検出信号はECU50に送られる。
また、燃圧補償装置30は、前記供給ポンプ4から供給された燃料の圧力P1を増減するための圧力調整装置77を有する。圧力調整装置77には、第1配管31から分岐された別の分岐管31Cと、前記高圧ポンプ5から供給された燃料を導入するための増圧配管78(図1では省略)と、燃料を燃料タンク2に戻すための戻り配管79(図1では省略)とが接続されている。また燃圧補償装置30は、これら配管の接続状態を切り替えると共に燃料流量を調整する電磁弁を含む。圧力調整装置77はECU50により制御される。
通常、圧力調整装置77は、燃料圧力調整を実行しない停止状態とされる。他方、圧力調整装置77が作動されると、圧力調整装置77は燃料圧力P1の増圧時、増圧配管78を分岐管31Cに接続し、高圧ポンプ5から送られてきた高圧燃料を適宜の流量で分岐管31Cに排出する。逆に圧力調整装置77は燃料圧力P1の減圧時、戻り配管79を分岐管31Cに接続し、分岐管31Cから送られてきた第1圧力P1の燃料を適宜の流量で燃料タンク2に排出する。これにより、燃圧補償装置30に供給される燃料の圧力がP1から適宜調整されることとなる。
特に、ECU50は、位置センサ75から出力された位置検出信号に基づき圧力調整装置77を制御する。この点については後述する。
次に、燃圧補償装置30の作動を説明する。ここで圧力調整装置77は停止状態にあるとする。
まず、供給ポンプ4から送られてきた第1圧力P1の燃料は、第1及び第3チャンバ63,65内に導入される。また排気インジェクタ21に供給されるべき第2圧力P2の燃料は、第2、第3及び第4チャンバ64,65,66内に貯留されている。第3チャンバ65でオリフィス74の上下流側の部分がオリフィス74により連通されているので、第1圧力P1と第2圧力P2は等しくなる。また第1ピストン67の前面に作用する力(=圧力×面積)と、第1ピストン67および第2ピストンの後面に作用する力とが等しく、第3ピストン69の前後面に作用する力も等しい。よって補償ピストン62は圧力バランス状態にあり、第1方向Aと第2方向Bのいずれにも移動しない。
この圧力バランス状態から、例えば排気インジェクタ21が燃料噴射を開始するなどして、第2圧力P2が第1圧力P1より低くなったとする。すると第2チャンバ64の圧力が第1チャンバ63の圧力より低くなり、少なくともこの第1ピストン67の前後に生じた差圧により、補償ピストン62が第1方向Aに移動する。
すると、オリフィス74が拡大し、その上流側にある拡径部73内の第1圧力P1の燃料が、より多くオリフィス74の下流側、すなわち拡径部73の前側に隣接する第2穴72の部分に流入するようになる。そしてこの流入した燃料は、分岐管32A〜32Cを通じて第2および第4チャンバ64,66にも供給される。
よって、オリフィス74の下流側の第3チャンバ65、ひいては第2および第4チャンバ64,66の圧力が、即座に第1圧力P1に復帰上昇する。そして再度、圧力バランス状態が得られる。こうして排気インジェクタ21に供給される燃料の圧力P2は、その低下が起こった一瞬を除いて、第1圧力P1に一定に保持されることとなる。そして燃料噴射実行中、排気インジェクタ21には一定圧力P1の燃料が供給され続ける。
他方、圧力バランス状態から、何等かの原因により第2圧力P2が第1圧力P1より高くなったとすると、動作は逆となる。すなわち、第2チャンバ64と、オリフィス74の下流側の第3チャンバ65との圧力が第1チャンバ63の圧力より高くなり、補償ピストン62は第2方向Bに移動する。
すると、オリフィス74が縮小し、或いは閉じ、オリフィス74を通じた燃料の通過が抑制或いは停止される。この間、排気インジェクタ21から燃料が噴射されていれば、第2圧力P2は次第に低下する。
よって、オリフィス74の下流側の第3チャンバ65、ひいては第2および第4チャンバ64,66の圧力が、即座に第1圧力P1に復帰下降する。そして再度、圧力バランス状態が得られる。こうして排気インジェクタ21に供給される燃料の圧力は、その上昇が起こった一瞬を除いて、やはり第1圧力P1に一定に保持されることとなる。
ところで、供給ポンプ4がエンジンに駆動されているので、その吐出圧P1はエンジン回転速度に応じて変化する。エンジン回転速度の増減に応じて第1圧力P1も増減する。しかし、第3チャンバ65でオリフィス74の上下流側がオリフィス74により連通されているので、第2圧力P2も第1圧力P1の増減に応じて増減し、両者は等しくなる。つまりエンジン回転速度の変化によっても圧力バランス状態は崩れず、排気インジェクタ21に対する第2圧力P2は第1圧力P1に一定に保持される。より言えば、第2圧力P2が第1圧力P1と相違するのは、排気インジェクタ21の燃料噴射開始時など、両圧力が過渡的或いは急激にズレる一瞬のみであり、その後両圧力は即座に等しくなるものと考えられる。エンジン回転速度の変化に起因したポンプ吐出圧変化のような、緩やかな圧力変化では、両圧力の相違は実質的に起こらないものと考えられる。
一方、排気インジェクタ21は、その使用につれ経時的に劣化し、また何等かの原因で異常に陥ることがある。また排気インジェクタ21には元々の個体差やバラツキも存在する。これら劣化、異常およびバラツキ等に起因して、排気インジェクタ21が噴射量ズレを起こすことがある。例えば、劣化して噴口が拡大すると、ECU50が目標量相当の駆動パルスを送っても、実際の噴射量が目標量より増大する。あるいは逆に、デポジット等の異物が原因で噴口が詰まったり針弁の動きが渋くなったりすると、ECU50が目標量相当の駆動パルスを送っても、実際の噴射量が目標量より減少する。
そこで本実施形態では、このような噴射量ズレを圧力調整装置77により補正する。排気インジェクタ21による燃料噴射開始前後の補償ピストン62の移動量ないし変位量が、位置センサ75の信号に基づきECU50により検出される。そして例えば、実際の噴射量が目標量より増大する増量ズレが起きている場合、それが起きてない場合に比べ、燃料噴射開始時の第2圧力P2の低下量は大きく、補償ピストン62の変位量は大きい。よってECU100は、この変位量が大きくなるほど、第1圧力P1をより多く減少させるように圧力調整装置77を制御する。具体的には、戻り配管79を分岐管31Cに接続し、供給ポンプ4から送られてきた第1圧力P1の燃料を適宜量燃料タンク2に排出する。このとき減圧量および排出量は、実際の噴射量が目標量に等しくなるような第2圧力P2を得られるように調整される。これにより増量ズレを補正し、排気インジェクタ21に対する燃料噴射制御の精度を高めることができる。
他方、実際の噴射量が目標量より減少する減量ズレが起きている場合には上記と逆になる。すなわち、減量ズレが起きている場合、それが起きてない場合に比べ、燃料噴射開始時の第2圧力P2の低下量は小さく、補償ピストン62の変位量も小さい。よってECU100は、この変位量が小さくなるほど、第1圧力P1をより多く増大させるように圧力調整装置77を制御する。具体的には、増圧配管78を分岐管31Cに接続し、供給ポンプ4から送られてきた第1圧力P1の燃料に、高圧ポンプ5から送られてきたより高圧の燃料を適宜量供給する。このとき増圧量および供給量は、実際の噴射量が目標量に等しくなるような第2圧力P2を得られるように調整される。これによっても減量ズレを補正し、排気インジェクタ21に対する燃料噴射制御の精度を高めることができる。
ECU100は、実際に検出された補償ピストン62の変位量が、所定の適正範囲外となったときに、上記の如く圧力調整装置77を作動させて噴射量ズレ補正を実行する。その変位量が適正範囲内にあるときには、噴射量ズレが実質的に無いとみなせるので、圧力調整装置77を停止し、噴射量ズレ補正を実行しない。
ところで、増量ズレの度合いが大きいほど変位量は増大し、減量ズレの度合いが大きいほど変位量は減少する。よってこの特性を利用して排気インジェクタ21の異常診断を実行することができる。この場合、ECU50は、変位量が所定の正常範囲内に無いとき、排気インジェクタ21を異常と診断する。そしてユーザーにこの事実を伝えるべく警告灯などの警告装置を作動させる。
以上述べたように、本実施形態によれば、排気インジェクタ21の燃料噴射中に排気インジェクタ21に供給される燃料の圧力P2を、第1圧力P1と等しくなるように自動的に補償し、且つ一定に保持することができる。よって燃料圧力P2の変動を抑制し、排気インジェクタ21から噴射される燃料の量を正確に制御することが可能となる。そして排気浄化要素の再生時、その温度や排気空燃比を狙い通りに制御でき、再生を確実に行うことが可能となる。
以上、本発明の実施形態を詳細に述べたが、本発明は他の実施形態を採用することも可能である。例えば、内燃機関は火花点火式内燃機関、とりわけ直噴リーンバーンガソリンエンジンであってもよい。
1 内燃機関
4 供給ポンプ
12 排気通路
21 燃料噴射弁(排気インジェクタ)
30 燃圧補償装置
50 電子制御ユニット(ECU)
61 装置本体
62 補償ピストン
63 第1チャンバ
64 第2チャンバ
65 第3チャンバ
66 第4チャンバ
67 第1ピストン
68 第2ピストン
69 第3ピストン
74 オリフィス
75 位置センサ
77 圧力調整装置
A 第1方向
B 第2方向
P1 第1圧力
P2 第2圧力

Claims (5)

  1. 排気通路に設けられた燃料噴射弁と、
    燃料を供給する供給ポンプと、
    前記供給ポンプと前記燃料噴射弁の間に介設され、前記燃料噴射弁に供給される燃料の圧力を補償する燃圧補償装置と、を備え、
    前記燃圧補償装置が、
    装置本体と、当該装置本体内に区画されて前記供給ポンプから供給される第1圧力の燃料が導入されると共に前記第1圧力のみが付加される燃料供給側チャンバと、前記装置本体内に区画されて前記燃料噴射弁に供給される第2圧力の燃料が導出されると共に前記第2圧力のみが付加される燃料貯留側チャンバと、前記装置本体内に往復動可能に配設されて前記燃料供給側チャンバと前記燃料貯留側チャンバとを仕切り、前記燃料供給側チャンバと前記燃料貯留側チャンバとの差圧に応じて往復動する補償ピストンと、を含み、
    前記補償ピストンは、前記燃料貯留側チャンバに掛かる前記第2圧力が前記燃料供給側チャンバに掛かる前記第1圧力よりも高くなるまで、前記供給ポンプから前記燃料噴射弁への燃料供給量を減少させる方向に移動しない
    とを特徴とする内燃機関。
  2. 前記燃圧補償装置が、前記装置本体及び前記補償ピストンの間に形成されたオリフィスを備え、
    前記補償ピストンが、前記第1圧力と前記第2圧力の差圧に応じて前記オリフィスを拡縮し、前記差圧を無くすように移動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 記装置本体内に、少なくとも前記燃料供給側チャンバを構成する第1チャンバ、少なくとも前記燃料貯留側チャンバを構成する第2及び第4チャンバ、第3チャンバが画成され、前記補償ピストンは、前記第1及び第2チャンバを仕切る第1ピストンと、前記第2及び第3チャンバを仕切る第2ピストンと、前記第3及び第4チャンバを仕切る第3ピストンとを備え、
    前記第1及び第3チャンバには、前記供給ポンプから供給された第1圧力の燃料が導入され、前記第2、第3及び第4チャンバには、前記燃料噴射弁に供給される第2圧力の燃料が貯留され、
    前記補償ピストンは、少なくとも前記第1ピストンが受ける第1圧力と第2圧力の差圧によって移動し、
    前記第3チャンバ内に位置する前記第3ピストンは、前記第3チャンバの内壁との間に、前記補償ピストンの移動によって拡縮するオリフィスを形成し、
    前記オリフィスは、前記第3チャンバにおける前記第1圧力の燃料の導入部と、前記第3チャンバにおける前記第2圧力の燃料の導出部との間に位置される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関。
  4. 前記第2圧力が前記第1圧力より低くなったとき、前記補償ピストンが前記オリフィスを拡大する第1方向に移動して前記第2圧力を増大し、
    前記第2圧力が前記第1圧力より高くなったとき、前記補償ピストンが前記オリフィスを縮小する第2方向に移動して前記第2圧力を減少する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の内燃機関。
  5. 前記燃圧補償装置が、前記補償ピストンの位置を検出するための検出手段と、前記検出手段により検出された前記補償ピストンの位置に基づいて前記供給ポンプから供給された燃料の圧力を増減するための圧力調整手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関。
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