JP2008038818A - 燃料添加装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料添加装置において、実際の燃料噴射量をより正確に求めることにより、正確に燃料噴射量を補正することができる技術を提供する。
【解決手段】内燃機関1の排気通路9に燃料を噴射する燃料添加弁11と、燃料添加弁11に接続され燃料が流通する燃料流通路13と、燃料流通路13を閉塞する閉塞手段14,17と、閉塞手段14,17よりも燃料添加弁11側の燃料流通路13において燃料の圧力を検出する燃料圧力検出手段18と、閉塞手段14,17により燃料流通路13が閉塞されているときに燃料添加弁11から燃料を噴射させ、燃料添加弁11から燃料を噴射する前の燃料の圧力と燃料を噴射した後の燃料の圧力との差に基づいて燃料添加弁11から噴射された燃料量を推定する燃料噴射量推定手段12とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料添加装置に関する。
内燃機関の排気通路に上流側から燃料添加弁と、NOx触媒とを備え、該NOx触媒に対して燃料添加弁から燃料を添加することにより、排気中のNOxを浄化することができる
ここで、気筒内に燃料を噴射する燃料噴射弁へ高圧の燃料を供給するコモンレールと、排気通路に燃料を噴射する燃料添加弁と、を接続し、該コモンレールから燃料添加弁へ燃料を供給するとともに、余った燃料をリターン通路にて燃料タンクへ戻し、該リターン通路に圧力制御弁を設ける技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、燃料添加弁は排気通路に備えられているため排気に常に晒されている。そのため、該燃料添加弁の先端に排気中の煤等のパティキュレートマター(以下、PMという。)が付着する。そして、燃料添加弁の温度が高くなると、該燃料添加弁の先端に付着したPMが固化し、該燃料添加弁から噴射される燃料量が少なくなってしまう。
ここで、内燃機関に燃料を供給するための燃料噴射弁であれば、燃料噴射が非常に短い間隔で繰り返し行なわれているため、PMが付着しても噴射される燃料により吹き飛ばされる。しかし、排気通路に備えられる燃料添加弁は、NOxを還元するとき等に燃料を噴
射するため、燃料を噴射していない時間が長く続くことがあるので、付着した煤等が固化し易い。
そして、燃料添加弁にPMが付着していると、燃料添加弁の開弁時間と燃料噴射量との関係が変わるので、燃料噴射量の制御が困難となる。
特表2004−514829号公報 特開2005−201158号公報 特開2005−54723号公報 特開2005−344682号公報
これに対し、燃料噴射量の補正を行うことが考えられる。例えばパティキュレートフィルタからPMを除去するときに燃料添加が行われるが、このときに該フィルタの温度が上昇するため、該フィルタの温度上昇値に基づいて実際の燃料噴射量を推定することができる。そして、この推定された燃料噴射量と基準値とを比較することにより補正を行い得る。しかし、フィルタの温度は内燃機関の運転状態によっても変わるため、正確な燃料噴射量を求めようとすると、内燃機関の定常運転時にフィルタの温度を検出しなくてはならない。また、触媒が劣化していると燃料の噴射量に対する触媒の温度上昇値が変わるため、この変化分を燃料噴射量の変化分として誤って検出する虞がある。
また、排気通路に空燃比センサを取り付けて、該空燃比センサにより得られる排気の空燃比に基づいて実際の燃料噴射量を推定することも考えられる。しかし、空燃比センサにより得られる排気の空燃比は、内燃機関から排出される排気の空燃比の影響を受けるため、燃料添加弁からの燃料噴射量の変化だけを検出することは困難である。また、空燃比センサには応答遅れがあるため、燃料噴射量の補正を行い得るのは定常状態が長く続く場合
等に限られる。
さらに、燃料噴射量の補正をしたとしても、NOx触媒にてNOxの還元効率が高くなるとは限らない。例えば、燃料添加弁からの燃料噴射量を増加させる場合に燃料添加弁の開弁時間を長くすると、燃料噴射量の総量は多くなるため目標値に合わせることができるが、単位時間当たりの燃料噴射量は変わらないため、排気の空燃比はあまり低くならない。つまり、燃料添加弁の開弁時間が長くなっても、それだけ多くの排気が流れるため、燃料添加弁から噴射される燃料に対する空気の量はあまり変わらない。そのため、燃料噴射量の補正をしても、適正な空燃比を得られないことがあるため、NOx浄化率が低下する虞
がある。
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、燃料添加装置において、実際の燃料噴射量をより正確に求めることにより、正確に燃料噴射量を補正することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために本発明による燃料添加装置は、
内燃機関の排気通路に燃料を噴射する燃料添加弁と、
前記燃料添加弁に接続され燃料が流通する燃料流通路と、
前記燃料流通路に燃料を供給する燃料供給源と、
前記燃料流通路を閉塞する閉塞手段と、
前記燃料流通路の前記閉塞手段よりも燃料添加弁側において燃料の圧力を検出する燃料圧力検出手段と、
前記閉塞手段により前記燃料流通路が閉塞されているときに前記燃料添加弁から燃料を噴射させ、該燃料添加弁から燃料を噴射する前の前記燃料の圧力と燃料を噴射した後の前記燃料の圧力との差に基づいて該燃料添加弁から噴射された燃料量を推定する燃料噴射量推定手段と
を備えることを特徴とする。
燃料流通路は、燃料供給源と燃料添加弁とを接続している。そのため、燃料流通路内に燃料が流通する。このままでは、燃料添加弁から燃料を噴射させても直ぐに新たな燃料が燃料供給源から供給される。そのため、燃料添加弁から燃料を噴射する前の燃料の圧力と燃料を噴射した後の燃料の圧力との差は、燃料噴射弁からの燃料噴射量の他に燃料供給源からの燃料の供給量にも影響を受ける。
ここで、閉塞手段により燃料流通路が閉塞され且つ燃料添加弁からの燃料の噴射が停止されると、該閉塞手段よりも燃料添加弁側(燃料添加弁を含み以下、閉通路という。)の燃料の流通が停止する。このときには、閉通路内の燃料の圧力は一定となる。その後、閉塞手段により燃料流通路を閉塞したまま燃料添加弁から燃料を噴射させると、閉通路内の燃料の圧力が低下する。このときの圧力の低下量は、燃料添加弁から噴射される燃料噴射量と相関しているため、この圧力の低下量に基づいて燃料噴射量を推定することができる。
つまり、閉塞手段により燃料流通路が閉塞されている場合には、燃料添加弁から燃料を噴射する前と燃料を噴射した後との圧力差に基づいて燃料噴射量を推定することができる。
なお、燃料流通路には、余剰の燃料を燃料タンク等に戻すリターン通路も接続されていることがある。このリターン通路から燃料が流出すると、前記燃料の圧力の差が、燃料添加弁からの燃料噴射によるものなのか、リターン通路へ燃料が流出することによるものな
のか区別することができない。そのため、閉塞手段は燃料流通路から燃料が流出する通路も閉塞する。これにより、閉通路からの燃料の流出は燃料添加弁から噴射されるものに限ることができる。
本発明においては、前記燃料噴射量推定手段は、前記燃料添加弁から燃料を噴射する前の前記燃料の圧力と燃料を噴射した後の前記燃料の圧力との差に、燃料の体積弾性係数を乗じた値から、前記閉塞手段よりも前記燃料添加弁側の部分の容積を除することにより、前記燃料添加弁から噴射された燃料量を推定することができる。
つまり、閉塞手段により燃料流通路が閉塞されている場合には、燃料添加弁からの燃料の噴射量は、燃料の体積弾性係数および燃料噴射前後の圧力差に比例し、閉通路内の容積に反比例するため、これらの関係から燃料噴射量を推定することができる。
本発明においては、前記燃料噴射量推定手段により推定される燃料量と、基準とされる燃料量と、の差が小さくなるように燃料圧力を変更することができる。
ここで、燃料噴射量が減少した場合であっても、燃料の圧力を上昇させることにより、単位時間当たりの燃料噴射量を増加させることができる。したがって、燃料添加弁の開弁時間を変更しなくても、燃料噴射量を変更することができる。これにより、燃料添加弁の開弁時間を変えることなく燃料噴射量の補正を行うことができる。つまり、排気の空燃比を目標値に合わせることができる。
本発明によれば、燃料添加装置において、実際の燃料噴射量をより正確に求めることにより、正確に燃料噴射量を補正することができる。
以下、本発明に係る燃料添加装置の具体的な実施態様について図面に基づいて説明する。
本実施例では、本発明に係る燃料添加装置を車両駆動用のディーゼル機関に適用した場合を例に挙げて説明する。図1は、本実施例に係る燃料添加弁11を適用する内燃機関1とその排気系の概略構成を示す図である。内燃機関1は、4つの気筒2を有する4サイクル・ディーゼル機関である。
内燃機関1は、各気筒2内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁3を備えている。各燃料噴射弁3は、燃料を所定圧まで蓄圧する蓄圧室(コモンレール)4と接続されている。
前記コモンレール4は、燃料供給管5を介して高圧燃料ポンプ6と接続されている。この高圧燃料ポンプ6は、内燃機関1のクランクシャフトの回転トルクを駆動源として作動するポンプである。
また、内燃機関1には、燃料を貯留するための燃料タンク7が併設され、該燃料タンク7内には低圧で燃料を吐出する低圧燃料ポンプ8が設けられている。この低圧燃料ポンプ8は燃料供給管5を介して高圧燃料ポンプ6と接続されている。
そして、燃料タンク7内に貯留されている燃料が低圧燃料ポンプ8により燃料供給管5へ吐出され、該燃料供給管5を流通する。燃料供給管5の途中で燃料が高圧燃料ポンプ6を通過することにより、該高圧燃料ポンプ6よりも下流の燃料の圧力が上昇する。そして
、高圧燃料ポンプ6から吐出された燃料は、コモンレール4に流入する。このコモンレール4内の燃料の圧力も、高圧燃料ポンプ6により高められている。そして、この高圧の燃料が燃料噴射弁3に供給され、該燃料噴射弁3が開弁することにより気筒2内へ燃料が噴射される。
また、内燃機関1には、排気通路9が接続されている。この排気通路9の途中には、吸蔵還元型NOx触媒10(以下、NOx触媒10という。)が設けられている。NOx触媒
10は、流入する排気の酸素濃度が高いときは排気中のNOxを吸蔵し、流入する排気の
酸素濃度が低く且つ還元剤が存在するときは吸蔵していたNOxを還元する機能を有する
このNOx触媒10に還元剤を供給するために、本実施例では燃料添加装置30を備え
ている。燃料添加装置30は、燃料添加弁11、添加燃料供給管13、流量調節弁14、燃料添加用コモンレール15、圧力制御弁17、添加燃料圧力センサ18を備えて構成されている。
NOx触媒10よりも上流の排気通路9には、該排気通路9を流通する排気中に還元剤
たる燃料(軽油)を噴射する燃料添加弁11が備えられている。燃料添加弁11とコモンレール4とは、添加燃料供給管13を介して接続されている。添加燃料供給管13の途中には、コモンレール4側から順に流量調節弁14と燃料添加用コモンレール15とが設けられている。流量調節弁14は、添加燃料供給管13を流れる燃料の量を調節することにより、燃料添加弁11へ供給される燃料の量を調節する。燃料添加用コモンレール15では、燃料が所定の圧力に蓄圧される。なお、本実施例においては添加燃料供給管13が、本発明における燃料流通路に相当する。
一方、燃料添加用コモンレール15には、添加燃料リターン管16の一端が接続されている。この添加燃料リターン管16の他端は燃料タンク7に接続されている。この添加燃料リターン管16の途中には、該添加燃料リターン管16を流通する燃料の量を調節することにより、燃料添加弁11から噴射される燃料の圧力を調節する圧力制御弁17が設けられている。なお、本実施例においては流量調節弁14および圧力制御弁17が、本発明における閉塞手段に相当する。
すなわち、コモンレール4から高圧の燃料が添加燃料供給管13に流れ込み、燃料添加用コモンレール15で一旦貯留される。その後、燃料添加用コモンレール15から燃料添加弁11へ燃料が供給される。そして、燃料添加弁11が開弁すると、排気中に燃料が噴射される。また、燃料添加弁11に供給されなかった燃料は、添加燃料リターン管16を流通して燃料タンク7へ戻される。
なお、燃料添加用コモンレール15には、該燃料添加用コモンレール15内の燃料の圧力を検出する添加燃料圧力センサ18が取り付けられている。そして、本実施例においては添加燃料圧力センサ18が、本発明における燃料圧力検出手段に相当する。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU12が併設されている。このECU12は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。
また、ECU12には、添加燃料圧力センサ18の他、運転者がアクセルペダル21を踏み込んだ量に応じた電気信号を出力し機関負荷を検出可能なアクセル開度センサ22、及び機関回転数を検出するクランクポジションセンサ23が電気配線を介して接続され、これら各種センサの出力信号がECU12に入力されるようになっている。
一方、ECU12には、燃料噴射弁3、燃料添加弁11、流量調節弁14、圧力制御弁17等が電気配線を介して接続され、これらの弁の開閉が該ECU12により制御される。
そして、本実施例では、燃料添加弁11から燃料を噴射する前と後との燃料添加用コモンレール15内の圧力差に基づいて、燃料添加弁11からの燃料噴射量を推定する。さらに次回の燃料噴射以降は、燃料噴射量の低下に合わせて燃料噴射時の燃料圧力を上昇させることにより、燃料噴射時間が基準値から変化しないようにする。つまり、燃料添加弁11の開弁時間は変更せずに、燃料圧力を変更することにより燃料噴射量を変更する。
まず、燃料添加弁11からの燃料噴射量を推定するときには、流量調節弁14及び圧力制御弁17が全閉とされる。これにより、燃料添加用コモンレール15、燃料添加用コモンレール15から燃料添加弁11に至る間の添加燃料供給管13、および燃料添加弁11内の燃料の流通が停止される。以下、流量調節弁14及び圧力制御弁17が全閉とされたときの、燃料添加用コモンレール15、燃料添加用コモンレール15から燃料添加弁11に至る間の添加燃料供給管13、および燃料添加弁11をまとめて閉通路という。つまり、本実施例においては閉通路が、本発明における「閉塞手段よりも燃料添加弁側の部分」に相当する。
閉通路内には燃料が貯留されるため、燃料添加弁11から燃料を噴射させない限りは該閉通路内の圧力は一定となる。このときに燃料添加弁11から燃料を噴射させると、噴射された燃料の分だけ該閉通路内の圧力が低下する。
ここで、図2は、燃料添加弁11の開閉状態と燃料添加用コモンレール15内の圧力との推移を示したタイムチャートである。燃料添加弁11が閉弁状態のとき(T1以前およびT2以降)には燃料圧力は一定となり、燃料添加弁11が開弁状態のとき(T1からT2まで)には燃料圧力は低下する。
ここで、燃料添加弁11から噴射された燃料量は、燃料の体積弾性係数K及び燃料噴射前後の圧力差dPに比例し、閉通路の容積Vに反比例する。すなわち、燃料噴射量Qeは以下の式で求めることができる。
Qe=K×dP/V
なお、燃料の体積弾性係数K及び閉通路の容積Vは、予め実験等により求めておく。そして、本実施例においてはこのようにして燃料噴射量Qeを算出するECU12が、本発明における燃料噴射量推定手段に相当する。
そして本実施例では、このようにして得られた燃料噴射量Qeに基づいて、燃料の噴射圧力を調節する。このときに、基準となる燃料量を噴射するのに要する時間(以下、基準噴射時間)と、燃料噴射量Qeに基づいて補正された後の燃料噴射量を噴射するのに要する時間と、が等しくなるように燃料噴射圧力を調節する。
ここで、燃料噴射量の補正値Cは、推定燃料噴射量Qeと燃料噴射量の指令値(つまり基準とされる燃料量)Qcとの比として求めることができる。燃料噴射量の指令値Qcは実験等により求められてECU12に記憶されている。すなわち、燃料噴射量の補正値C以下の式で求めることができる。
C=Qe/Qc
そして、燃料圧力を以下の式により補正する。
Pk=Pb/C・・・(1)
ただし、Pkは補正後の燃料圧力、Pbは補正前の燃料圧力であって燃料圧力の基準値である。
ここで、燃料添加弁11からの燃料の噴射は、燃料がオリフィスを通過するのに等しいと仮定して計算している。そして、オリフィス流れの流量Qは、圧力Pの2分の1乗に比例する関係にあるため、以下の関係が成り立つ。
Qc=A×Pb(1/2)・・・(2)
ただし、Aはオリフィス径等から定まる比例定数である。
そして、燃料添加弁11の劣化やPMの付着等により燃料添加弁11からの単位時間当たりの噴射量が変化した場合には、以下の関係が成り立つ。
Qe=B×Pb(1/2)・・・(3)
ただし、Bは劣化等が生じたときのオリフィス径等から定まる比例定数である。
上記(2)および(3)式により、劣化等が生じた後も流量Qcを維持するためには、圧力Pkを以下のようにしなければならない。
Pk(1/2)=Qc/B=Qc/(Qe/Pb(1/2)
すなわち、
Pk=(Qc/Qe)×Pb=Pb/C
となり、上記(1)式を得ることができる。
このようにして得られた補正後の燃料圧力Pkとなるように、圧力制御弁17が制御される。すなわち、流量調節弁14を例えば全開として燃料添加用コモンレール15内に燃料を供給し、該燃料添加用コモンレール15及びそれよりも下流の燃料の圧力を補正後の燃料圧力Pk以上に高める。そして、燃料添加用コモンレール15及びそれよりも下流の燃料の圧力が、補正後の燃料圧力Pkとなるように圧力制御弁17の開弁量を調節する。つまり、燃料添加用コモンレール15に流入する燃料量と、該燃料添加用コモンレール15から流出する燃料量とを調節することにより、燃料の圧力を目標値に合わせる。
なお、圧力制御弁17の開度は、添加燃料圧力センサ18により得られる圧力が補正後の燃料圧力Pkとなるようにフィードバック制御される。
このようにして、燃料圧力を調節することにより、燃料噴射時間を基準値とすることができるので、単位時間当たりの燃料噴射量を基準値と等しくすることができる。したがって、排気の空燃比を目標空燃比に容易に合わせることができるため、NOxの浄化率を向
上させることができる。
また、燃料圧力の変化に基づいて燃料噴射量の補正値を求めることができるので、内燃機関1の運転状態やNOx触媒10の状態、さらには空燃比センサの出力信号によらず補
正値を正確に求めることができる。そのため、より正確に燃料噴射量の補正値を求めることができる。
そして、燃料噴射量の補正値の算出及び燃料噴射量の補正をするときには、既存のハードウェアを用いることができるので、新たな装置を設置する必要もない。
実施例に係る燃料添加弁を適用する内燃機関とその排気系の概略構成を示す図である。 燃料添加弁の開閉状態と燃料添加用コモンレール内の圧力との推移を示したタイムチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
2 気筒
3 燃料噴射弁
4 コモンレール
5 燃料供給管
6 高圧燃料ポンプ
7 燃料タンク
8 低圧燃料ポンプ
9 排気通路
10 吸蔵還元型NOx触媒
11 燃料添加弁
12 ECU
13 添加燃料供給管
14 流量調節弁
15 燃料添加用コモンレール
16 添加燃料リターン管
17 圧力制御弁
18 添加燃料圧力センサ
21 アクセルペダル
22 アクセル開度センサ
23 クランクポジションセンサ
30 燃料添加装置

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路に燃料を噴射する燃料添加弁と、
    前記燃料添加弁に接続され燃料が流通する燃料流通路と、
    前記燃料流通路に燃料を供給する燃料供給源と、
    前記燃料流通路を閉塞する閉塞手段と、
    前記燃料流通路の前記閉塞手段よりも燃料添加弁側において燃料の圧力を検出する燃料圧力検出手段と、
    前記閉塞手段により前記燃料流通路が閉塞されているときに前記燃料添加弁から燃料を噴射させ、該燃料添加弁から燃料を噴射する前の前記燃料の圧力と燃料を噴射した後の前記燃料の圧力との差に基づいて該燃料添加弁から噴射された燃料量を推定する燃料噴射量推定手段と
    を備えることを特徴とする燃料添加装置。
  2. 前記燃料噴射量推定手段は、前記燃料添加弁から燃料を噴射する前の前記燃料の圧力と燃料を噴射した後の前記燃料の圧力との差に、燃料の体積弾性係数を乗じた値から、前記閉塞手段よりも前記燃料添加弁側の部分の容積を除することにより、前記燃料添加弁から噴射された燃料量を推定することを特徴とする請求項1に記載の燃料添加装置。
  3. 前記燃料噴射量推定手段により推定される燃料量と、基準とされる燃料量と、の差が小さくなるように燃料圧力を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の燃料添加装置。
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