JP2008050988A - 燃料添加装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料添加装置において、筒内への燃料噴射量および排気中への燃料添加量をより正確に制御することができる技術を提供する。
【解決手段】内燃機関1の気筒2内に燃料を噴射する筒内燃料噴射弁3と、燃料を排出するポンプ6と、筒内燃料噴射弁3とポンプ6とを接続し燃料の通路となる筒内燃料流通路4,5と、内燃機関1の排気通路9に燃料を噴射する燃料添加弁11と、燃料添加弁11と筒内燃料流通路4,5とを接続し燃料の通路となる添加燃料流通路13,15と、ポンプ6から燃料が排出されるときに添加燃料流通路13,15へ燃料を流す燃料流通手段12,14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料添加装置に関する。
内燃機関の排気通路に上流側から燃料添加弁と、NOx触媒とを備え、該NOx触媒に対して燃料添加弁から燃料を添加することにより、排気中のNOxを浄化することができる
ここで、気筒内に燃料を噴射する筒内燃料噴射弁へ高圧の燃料を供給するコモンレールと、排気通路に燃料を噴射する燃料添加弁と、を接続し、該コモンレールから燃料添加弁へ燃料を供給するとともに、余った燃料をリターン通路にて燃料タンクへ戻し、該リターン通路に圧力制御弁を設ける技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このように構成された燃料添加装置では、燃料添加弁から燃料を噴射させると、コモンレール内の圧力が一時低下するため、筒内燃料噴射弁から噴射される燃料の圧力が変動する。そのため、筒内燃料噴射弁から噴射される燃料量が変動し、所望の空燃比を得られなくなる虞がある。
逆に、燃料添加弁から噴射される燃料量もコモンレール内の圧力の影響を受けるため、該コモンレール内で圧力変動があると、排気中への燃料添加量が変動する虞がある。
特表2004−514829号公報 特開2005−201158号公報
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、燃料添加装置において、筒内への燃料噴射量および排気中への燃料添加量をより正確に制御することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために本発明による燃料添加装置は、
内燃機関の気筒内に燃料を噴射する筒内燃料噴射弁と、
燃料を排出するポンプと、
前記筒内燃料噴射弁と前記ポンプとを接続し燃料の通路となる筒内燃料流通路と、
前記内燃機関の排気通路に燃料を噴射する燃料添加弁と、
前記燃料添加弁と前記筒内燃料流通路とを接続し燃料の通路となる添加燃料流通路と、
前記ポンプから燃料が排出されるときに前記添加燃料流通路へ燃料を流す燃料流通手段と、
を備えることを特徴とする。
前記ポンプは燃料を常に排出しているのではなく、例えば周期的に燃料を排出している。例えばポンプが1回転する毎、またはポンプが1回作動する毎に燃料を排出している。
ポンプから排出された燃料は、筒内燃料通路を流れて筒内燃料噴射弁へ到達する。また、筒内燃料通路を流れる燃料の一部は、添加燃料流通路を流れて燃料添加弁へ到達する。
ここで、添加燃料流通路に燃料が流通すると、筒内燃料流通路内の圧力が低下する虞が
ある。これに対し、ポンプから燃料が排出されるときに添加燃料流通路に燃料を流すことにより、筒内燃料流通路から該添加燃料流通路に流れた分の燃料がポンプから補充される。これにより、筒内燃料流通路内の圧力低下を抑制することができる。
「前記ポンプから燃料が排出されているときに前記添加燃料流通路へ燃料を流す」とは、ポンプから燃料が排出されるのと、添加燃料通路へ燃料を流すのと、が同時に開始されることが含まれる。また、筒内燃料流通路から添加燃料通路へ燃料を流すのを停止させるのは、ポンプから燃料が排出されている最中である。
なお、添加燃料流通路には、燃料添加弁の他、該添加燃料流通路を閉塞する手段や、該添加燃料流通路から燃料を排出する手段等を備えていても良い。そして、燃料添加弁を開弁したり、添加燃料流通路の閉塞を解除したり、添加燃料流通路から燃料を排出したりすることにより、添加燃料流通路へ燃料が流される。
また、本発明においては、前記燃料流通手段は、前記添加燃料流通路で開閉する流量調節弁を含んで構成され、前記ポンプから燃料が排出されるときに前記流量調節弁を開弁させて前記添加燃料通路に燃料を流すことができる。
流量調節弁は、全開または全閉とすることにより、添加燃料流通路に燃料を流したり、燃料の流れを遮断したりすることができる。また、任意の開度に維持することにより燃料の流量を調節できるようにしてもよい。
流量調節弁を開くことにより筒内燃料流通路から添加燃料通路へ燃料が流れ、燃料添加弁を全閉とすることにより添加燃料通路への燃料の流れが停止される。そして、ポンプから燃料排出されているときに限り流量調節弁を開弁させて添加燃料通路に燃料を流すことにより、該燃料添加通路へ流れた分の燃料が常に筒内燃料流通路へ補充されることになるので、該筒内燃料流通路内の圧力低下を抑制することができる。
本発明においては、前記ポンプが1回に排出する燃料量は、該ポンプが次回に燃料の排出を開始するまでの間に前記筒内燃料噴射弁及び前記燃料添加弁から噴射される燃料量であってもよい。
これにより、燃料を過不足無く筒内燃料噴射弁及び燃料添加弁へ供給することができるので、燃料圧力が目標値よりも高くなったり低くなったりすることを抑制できる。
さらに、本発明においては、前記流量調節弁が開弁しているときには、前記燃料添加弁から燃料を噴射させないことができる。
流量調節弁を開弁させたとしても、開弁している間に燃料添加弁から燃料を噴射させなければ、添加燃料流通路内および筒内燃料流通路内の圧力低下は抑制される。これにより、燃料圧力の変動を抑制することができる。
本発明によれば、燃料添加装置において、筒内への燃料噴射量および排気中への燃料添加量をより正確に制御することができる。
以下、本発明に係る燃料添加装置の具体的な実施態様について図面に基づいて説明する。
本実施例では、本発明に係る燃料添加装置を車両駆動用のディーゼル機関に適用した場合を例に挙げて説明する。図1は、本実施例に係る燃料添加弁11を適用する内燃機関1とその排気系の概略構成を示す図である。内燃機関1は、4つの気筒2を有する4サイクル・ディーゼル機関である。
内燃機関1は、各気筒2内に直接燃料を噴射する筒内燃料噴射弁3を備えている。各筒内燃料噴射弁3は、燃料を所定圧まで蓄圧する蓄圧室(コモンレール)4と接続されている。
前記コモンレール4は、燃料供給管5を介して高圧燃料ポンプ6と接続されている。この高圧燃料ポンプ6は、内燃機関1のクランクシャフトの回転トルクを駆動源として作動するポンプである。なお、本実施例では高圧燃料ポンプ6が、本発明におけるポンプに相当する。また、本実施例ではコモンレール4及び燃料供給管5が、本発明における筒内燃料流通路に相当する。
また、内燃機関1には、燃料を貯留するための燃料タンク7が併設され、該燃料タンク7内には低圧で燃料を吐出する低圧燃料ポンプ8が設けられている。この低圧燃料ポンプ8は燃料供給管5を介して高圧燃料ポンプ6と接続されている。
そして、燃料タンク7内に貯留されている燃料が低圧燃料ポンプ8により燃料供給管5へ吐出され、該燃料供給管5を流通する。燃料供給管5の途中で燃料が高圧燃料ポンプ6を通過することにより、該高圧燃料ポンプ6よりも下流の燃料の圧力が上昇する。そして、高圧燃料ポンプ6から吐出された燃料は、コモンレール4に流入する。このコモンレール4内の燃料の圧力も、高圧燃料ポンプ6により高められている。そして、この高圧の燃料が筒内燃料噴射弁3に供給され、該筒内燃料噴射弁3が開弁することにより気筒2内へ燃料が噴射される。
また、内燃機関1には、排気通路9が接続されている。この排気通路9の途中には、吸蔵還元型NOx触媒10(以下、NOx触媒10という。)が設けられている。NOx触媒
10は、流入する排気の酸素濃度が高いときは排気中のNOxを吸蔵し、流入する排気の
酸素濃度が低く且つ還元剤が存在するときは吸蔵していたNOxを還元する機能を有する
このNOx触媒10に還元剤を供給するために、本実施例では燃料添加装置30を備え
ている。燃料添加装置30は、燃料添加弁11、添加燃料供給管13、流量調節弁14、燃料添加用コモンレール15、圧力制御弁17、添加燃料圧力センサ18を備えて構成されている。
NOx触媒10よりも上流の排気通路9には、該排気通路9を流通する排気中に還元剤
たる燃料(軽油)を噴射する燃料添加弁11が備えられている。燃料添加弁11とコモンレール4とは、添加燃料供給管13を介して接続されている。添加燃料供給管13の途中には、コモンレール4側から順に流量調節弁14と燃料添加用コモンレール15とが設けられている。流量調節弁14は、添加燃料供給管13を流れる燃料の量を調節することにより、燃料添加弁11へ供給される燃料の量を調節する。燃料添加用コモンレール15では、燃料が所定の圧力に蓄圧される。なお、本実施例においては添加燃料供給管13及び燃料添加用コモンレール15が、本発明における添加燃料流通路に相当する。
一方、燃料添加用コモンレール15には、添加燃料リターン管16の一端が接続されている。この添加燃料リターン管16の他端は燃料タンク7に接続されている。この添加燃
料リターン管16の途中には、該添加燃料リターン管16を流通する燃料の量を調節することにより、燃料添加弁11から噴射される燃料の圧力を調節する圧力制御弁17が設けられている。
すなわち、コモンレール4から高圧の燃料が添加燃料供給管13に流れ込み、燃料添加用コモンレール15で一旦貯留される。その後、燃料添加用コモンレール15から燃料添加弁11へ燃料が供給される。そして、燃料添加弁11が開弁すると、排気中に燃料が噴射される。また、燃料添加弁11に供給されなかった燃料は、添加燃料リターン管16を流通して燃料タンク7へ戻される。
なお、燃料添加用コモンレール15には、該燃料添加用コモンレール15内の燃料の圧力を検出する添加燃料圧力センサ18が取り付けられている。また、コモンレール4には、該コモンレール4内の燃料の圧力を検出する筒内燃料圧力センサ19が取り付けられている。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU12が併設されている。このECU12は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。
また、ECU12には、上記センサの他、運転者がアクセルペダル21を踏み込んだ量に応じた電気信号を出力し機関負荷を検出可能なアクセル開度センサ22、及び機関回転数を検出するクランクポジションセンサ23が電気配線を介して接続され、これら各種センサの出力信号がECU12に入力されるようになっている。
一方、ECU12には、筒内燃料噴射弁3、燃料添加弁11、流量調節弁14、圧力制御弁17等が電気配線を介して接続され、これらの弁の開閉が該ECU12により制御される。
ところで、筒内燃料噴射弁3は高圧の気筒2内に燃料を噴射するため、コモンレール4内の圧力は例えば200MPaと比較的高い圧力に維持されている。一方、燃料添加弁11は低圧の排気通路9内に燃料を噴射するため、燃料添加用コモンレール15内の圧力は例えば10MPaと比較的低い圧力に維持されている。つまり、コモンレール4内と燃料添加用コモンレール15内とでは、燃料の圧力が大きく異なるため、コモンレール4から燃料添加用コモンレール15へ燃料が流れると、該コモンレール4内の圧力が急激に低下する虞がある。そして、筒内燃料噴射弁3の開弁時間は燃料添加弁11の開弁時間と比較して短いため、一瞬の圧力低下でも筒内燃料噴射弁3から噴射される燃料量は大きな影響を受ける。逆に、燃料添加用コモンレール15内の圧力が高くなりすぎて、燃料添加弁11からの燃料噴射量が過剰となる虞もある。
これに対し本実施例では、高圧燃料ポンプ6から排出される燃料量を調節しつつ該高圧燃料ポンプ6から燃料が排出されると同時に流量調節弁14を開弁させることにより、コモンレール4内の燃料圧力の変動を抑制する。そのため、本実施例では高圧燃料ポンプ6から排出される燃料量がECU12により制御される。
図2は、クランク角度に対する、高圧燃料ポンプ6の状態と、流量調節弁14の状態と、の推移を示した図である。「排出」の状態では高圧燃料ポンプ6から燃料が排出されている。また、「停止」の状態では、高圧燃料ポンプ6から燃料が排出されていない。さらに、「開弁」の状態では、流量調節弁14が全開とされており、「閉弁」の状態では、流量調節弁14が全閉とされている。
高圧燃料ポンプ6からの燃料の排出が「停止」されている場合には、流量調節弁14は「閉弁」されている。つまり、コモンレール4から添加燃料供給管13へは燃料が流れない。
一方、高圧燃料ポンプ6から燃料が「排出」されると同時に、流量調節弁14は「開弁」される。つまり、コモンレール4から添加燃料供給管13へ燃料が流れる。
高圧燃料ポンプ6から排出される燃料量、すなわち図2において高圧燃料ポンプ6が「排出」となる期間(AからCの期間)は、AからDの期間で筒内燃料噴射弁3及び燃料添加弁11から噴射される燃料量に応じて決定される。つまり、AからDの期間で高圧燃料ポンプ6から排出される燃料量が、この期間において筒内燃料噴射弁3及び燃料添加弁11から噴射される燃料量となるようにCの時期が決定される。
また、流量調節弁14が「開弁」される期間(AからBの期間)は、AからDの期間で燃料添加弁11から噴射される燃料量に応じて決定される。つまり、AからDの期間で流量調節弁14を通過する燃料量が、この期間において燃料添加弁11から噴射される燃料量となるようにBの時期が決定される。
次に、本実施例に係る流量調節弁14の開閉制御のフローについて説明する。図3は、本実施例に係る流量調節弁14の開閉制御のフローを示したフローチャートである。本ルーチンは、高圧燃料ポンプ6から燃料が排出される毎に繰り返し実行される。
ステップS101では、燃料添加弁11から噴射させる燃料量(以下、燃料添加量Qadという。)が算出される。これは、流量調節弁14の開弁期間(AからBの期間)を求めるために算出される。そして、燃料添加量Qadは、高圧燃料ポンプ6から次回に燃料の排出が開始されるまでの期間(AからDの期間)において排気中に添加する燃料量である。
この燃料添加量Qadは、添加燃料圧力センサ18により得られる燃料の圧力と、燃料添加弁11が開弁している期間(例えばAからDの期間)に基づいて算出される。ここで、燃料添加弁11の開弁時間は、高圧燃料ポンプ6が燃料を排出する周期と比較して非常に長いため、AからDの期間中は燃料添加弁11から燃料が添加され続けるとして燃料添加量Qadを算出する。例えば、燃料圧力と燃料添加弁11の開弁期間と燃料添加量Qadとの関係を予め実験等により求めておいても良い。
ステップS102では、筒内燃料噴射弁3から噴射させる燃料量(以下、筒内燃料噴射量Qinjという。)が算出される。筒内燃料噴射量Qinjは、次回の高圧燃料ポンプ6から燃料が排出されるまでの期間(AからDの期間)において気筒2内に噴射する燃料量であり、内燃機関1の負荷、すなわちアクセル開度センサ22の出力信号に基づいて決定される。この関係は、予め実験等により求めてマップ化しておいても良い。
ステップS103では、高圧燃料ポンプ6の排出量の指示値(以下、必要排出量Qpumpという。)が算出される。必要排出量Qpumpは、燃料添加量Qadと筒内燃料噴射量Qinjとを合計した値である。
ステップS104では、流量調節弁14の開弁時間Tadが算出される。開弁時間Tadは、燃料添加量Qadと、筒内燃料圧力センサ19及び添加燃料圧力センサ18の出力信号と、に基づいて決定される。このときに、開弁時間Taで流量調節弁14を通過する燃料量が、燃料添加量Qadとなるように、開弁時間Taが算出される。
ここで、コモンレール4内の燃料圧力と燃料添加用コモンレール15内の燃料の圧力との差と、流量調節弁14の開弁時に該流量調節弁14を通過する単位時間当たりの燃料量と、には相関関係がある。そのため、この関係を予め実験等により求めておけば、流量調節弁14をどれだけ開弁させれば、該流量調節弁14を通過する燃料量が燃料添加量Qadとなるか算出することができる。
ステップS105では、高圧燃料ポンプ6からの燃料の排出が開始されるのと同時に流量調節弁14が開弁時間Tadだけ開弁される。なお、本実施例においてはステップS105を実行するECU12が、本発明における燃料流通手段に相当する。
このようにして、高圧燃料ポンプ6から燃料が排出されているときに限り流量調節弁14が開弁されるので、コモンレール4内の燃料の圧力が燃料添加弁11の開弁により変動することを抑制できる。また、高圧燃料ポンプ6から1回当たりに排出される燃料量は、筒内燃料噴射弁3及び燃料添加弁11から噴射される燃料量と等しいため、燃料の過不足による燃料圧力の過不足が生じるのを抑制できる。
なお、流量調節弁14が開弁しているときには、燃料添加弁11からの燃料噴射を行なわないようにすれば、コモンレール4内の圧力変動をさらに抑制することができる。つまり、流量調節弁14が開弁している場合には、燃料添加弁11とコモンレール4とが連通しているため、燃料添加弁11を開弁することにより、コモンレール4内の圧力が低下してしまう。一方、流量調節弁14が閉弁しているときは、燃料添加弁11とコモンレール4とは連通していないため、燃料添加弁11から燃料を噴射しても、そのときにコモンレール4内の圧力が低下することはない。同様に、流量調節弁14が開弁しているときには圧力制御弁17を全閉としてもよい。
さらに、高圧燃料ポンプ6から燃料が排出されているか否かに関わらず流量調節弁14が開弁されている場合には、高圧燃料ポンプ6から燃料が排出されると同時に、燃料添加弁11から燃料を噴射させたり、圧力制御弁17で圧力を調節したりしてもよい。流量調節弁14が全開の場合には、燃料添加弁11から燃料を噴射させたり、圧力制御弁17で圧力を調節させたりすると、そのときにコモンレール4内の圧力が低下する。しかし、高圧燃料ポンプ6から燃料が排出されると同時にこれらを行なうことにより、該コモンレール4内の圧力低下が抑制されるので、筒内燃料噴射弁3からの燃料噴射量の変動を抑制することができる。
実施例に係る燃料添加弁を適用する内燃機関とその排気系の概略構成を示す図である。 クランク角度に対する、高圧燃料ポンプの状態と、流量調節弁の状態と、の推移を示した図である。 実施例に係る流量調節弁の開閉制御のフローを示したフローチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
2 気筒
3 筒内燃料噴射弁
4 コモンレール
5 燃料供給管
6 高圧燃料ポンプ
7 燃料タンク
8 低圧燃料ポンプ
9 排気通路
10 吸蔵還元型NOx触媒
11 燃料添加弁
12 ECU
13 添加燃料供給管
14 流量調節弁
15 燃料添加用コモンレール
16 添加燃料リターン管
17 圧力制御弁
18 添加燃料圧力センサ
19 筒内燃料圧力センサ
21 アクセルペダル
22 アクセル開度センサ
23 クランクポジションセンサ
30 燃料添加装置

Claims (4)

  1. 内燃機関の気筒内に燃料を噴射する筒内燃料噴射弁と、
    燃料を排出するポンプと、
    前記筒内燃料噴射弁と前記ポンプとを接続し燃料の通路となる筒内燃料流通路と、
    前記内燃機関の排気通路に燃料を噴射する燃料添加弁と、
    前記燃料添加弁と前記筒内燃料流通路とを接続し燃料の通路となる添加燃料流通路と、
    前記ポンプから燃料が排出されるときに前記添加燃料流通路へ燃料を流す燃料流通手段と、
    を備えることを特徴とする燃料添加装置。
  2. 前記燃料流通手段は、前記添加燃料流通路で開閉する流量調節弁を含んで構成され、前記ポンプから燃料が排出されるときに前記流量調節弁を開弁させて前記添加燃料通路に燃料を流すことを特徴とする請求項1に記載の燃料添加装置。
  3. 前記ポンプが1回に排出する燃料量は、該ポンプが次回に燃料の排出を開始するまでの間に前記筒内燃料噴射弁及び前記燃料添加弁から噴射される燃料量であることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料添加装置。
  4. 前記流量調節弁が開弁しているときには、前記燃料添加弁から燃料を噴射させないことを特徴とする請求項2に記載の燃料添加装置。
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