JP5428303B2 - 多結晶シリコン製造方法 - Google Patents
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Description
形状段階が全反応時間の20%より短い場合は、角型のシード形状が一部残った状態で次の段階に移行するため、平滑な表面形状を有する多結晶シリコンロッドの割合が低下する場合があり、35%よりも長いと、ロッドの表面温度が低下し、成長が阻害され、生産効率の低下を招く場合があるからである。
30%以下の場合は、長尺なシリコンロッドの上端まで原料ガスが十分にいきわたりにくく、55%より多いと、ガスが流れているガス噴出口付近のシリコンロッド表面温度とガスが流れていないガス噴出口付近のシリコンロッド表面温度の差が大きくなることでシリコンロッドに熱応力が加わり、ロッドが破損するおそれがあるからである。
10%以下の場合は、原料ガスの噴出速度が十分でないため形状不良などが生じる場合があり、20%以上に設定した場合は、原料ガスの噴出速度が速すぎるためシリコンロッドの効率的な成長が阻害される場合があるからである。
スの噴出速度を一旦大きくした上で上昇させることにより、長尺なシリコンロッドの上端まで原料ガスを十分に行き渡らせることができ、表面全体に新鮮な原料ガスが十分に供給されて、均質な形状のシリコンロッドを製造することができる。また、成長段階では噴出速度を小さくすることにより、効率的な成長を行わせることができる。しかも、原料ガスの供給を制御するだけであり、既存の製造装置の規模を変えることなく適用することができる。
運転初期の安定化段階においては、反応炉1の最内周及び最内周から2周目に配置されている噴出ノズル6に対して、望ましくは全噴出ノズル数の5〜15%に相当する数の噴出ノズルを選択し、選ばれた噴出ノズル6に接続されたガス分配管9の弁21を閉状態にする制御が行われる。噴出ノズル6の選択方法は、同一円周上において隣り合う2つの噴出ノズルの両方が閉状態にならないよう万遍なく選び出されることが望ましい。そして、この選び出された噴出ノズル6の弁21を所定時間閉塞状態とした後、別の噴出ノズル6を選んで、これらの弁21の開閉を切り替え、同様に所定時間継続してこれを繰り返すように制御する。この弁21の開閉の切り替えはコンピュータの自動制御によって行われる。
なお、この安定化段階では、図4に示すように流量Qが上昇することにより、噴出速度Vはa点からb点へと漸次上昇している。この場合、噴出速度Vは、筒状態である噴出ノズル6のガス噴出口6aにおける平均の初速である。
このガス噴出口6aからの噴出速度は、例えば、図4のa点で15m/秒、b点で40m/秒とされる。
次に、形状段階においては、噴出ノズル6からの噴出速度がからB1で示すように安定化段階での上昇度より大きい上昇度で一旦上昇された後に、安定化段階と同じ上昇度で漸次上昇する(同図B2の状態とする)制御が行われる。具体的には、反応炉1の内底部に分散して配置されている噴出ノズル6のうち、全噴出ノズル数の30%〜55%の数の噴出ノズル6に対して、その弁21を所定時間ずつ閉塞状態とする制御である。これら噴出ノズル6は、一本のガス供給管9から分岐して配設されているため、一部の噴出ノズル6の弁21を閉塞することにより、他の開放状態の噴出ノズル6からの噴出速度が大きくなるのである。この噴出速度が大きくなった後は、流量の上昇とともに噴出速度も漸次上昇する(図4のB2)。
ガス噴出口6aからの噴出速度は、例えば、図4のc点で60m/秒、d点で120m/秒とされ、安定化段階の終了時点bからc点までの時間は1時間程度とされる。
シリコン芯棒4に析出した多結晶シリコンSが丸棒状態になるか否かで、シリコンロッドの表面形状に大きな影響を及ぼす。したがって、シリコン芯棒の表面に原料ガスを万遍なく供給することが重要である。そのために、噴出ノズル6からの噴出速度を大きくすることにより、シリコンロッド表面におけるガスの流速を大きくし、長尺なシリコンロッドの上端まで原料ガスを十分に行き渡らせることができるものである。この場合、先の安定化段階において既にシリコン芯棒4は電極5に強固に固着されているので、ガスの流速を大きくしても安定した姿勢を維持することができる。
ここで、形状段階が全反応時間の20%より短い場合は、角型のシード形状が一部残った状態で次の段階に移行するため、平滑な表面形状を有する多結晶シリコンロッドの割合が低下する。また、35%よりも長いと、ロッドの表面温度が低下し、成長が阻害され、生産効率の低下を招く。
形状段階を経て、シリコンロッドの形が丸棒の状態になった後は、閉塞状態とする噴出ノズル6の数を総個数の10%〜20%に減らして、所定時間毎に閉にするノズル位置を切り替える制御が行われる。この制御によって図4のC1で示すように噴出速度が小さくなる。例えば図4において形状段階の終了時のe点が120m/秒に対してf点で90m/秒とされる。流量は形状段階の後半から一定とされているので、噴出速度も一旦低下した後は、図4のC2で示すように、低下した噴出速度で一定に推移する。この成長段階における制御は、シリコンロッドの温度は900〜1100℃に達しているのに対して、噴出ノズル6から噴出される原料ガスの温度は100℃程度と低いため、その噴出速度を小さくすることにより、原料ガスによる顕熱を抑え、ジュール加熱で得たシリコンロッド表面の熱エネルギーをロッド成長の為に効率よく使用するためのものである。
この試験では、45個のガス供給口を有する反応炉を使用し、表1に示す実施例、比較例の各制御に従って多結晶シリコンの析出を118時間行い、その結果析出した多結晶シリコンの重量(J)及びロッド状多結晶シリコンの表面において平滑な表面を有する割合(K)、並びに平滑な表面を有する部分の生産量(J×K)を比較した。この平滑な表面とは、多結晶シリコンの表面状態の写真を図6に示したように、ロッド状多結晶シリコンの表面の凹凸に関して、同図(a)に示すように、表面から見て凹部分の底Fが明確に確認でき、隙間が観察されない表面状態、又は同図(b)に示すように凹部分の底が明確に確認できず、隙間Gが観察されるが、粒として独立していない表面状態をいう。これに対して、同図(c)に示すように表面から見て粒Hとして独立している状態を形状不良とした。
A.安定化段階
この安定化段階での制御は実施例、各比較例とも共通である。反応開始直後においては、同心円状に配置されたガス噴出口6aのうち、図7(a)に●で示したように、最内周Xおよび最内周から2周目Yにあるガス噴出口6aから5個のガス噴出口6aを場所に偏りが無いように選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とする。この図7では、弁21を開状態とした噴出ノズル6を○、弁21を閉状態とした噴出ノズル6を●によって示している。この図7(a)に示す状態を20分間保持する。20分経過後には、図7(b)に●及び○の位置を変えて示したように、図7(a)で開状態となっている最内周Xおよび最内周から2周目Yのガス噴出口6aから5個を選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とすると同時に、今まで閉状態となっていた弁21を開状態とし、20分間保持する。この作業を24時間繰り返す。
この形状段階では、「制御例1」〜「制御例5」の5種類の制御内容とした。
「制御例1」
同心円状に配置されたガス噴出口6aのうち、16個のガス噴出口6aを場所に偏りが無いように選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とする。この状態を20分間保持する。20分経過後には開状態となっているガス噴出口6aから16個を選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とすると同時に、閉状態となっていた弁21を開状態とし、20分間保持する。この作業を34時間繰り返す。
「制御例2」
同心円状に配置されたガス噴出口6aのうち、16個のガス噴出口6aを場所に偏りが無いように選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とする。この状態を20分間保持する。20分経過後には開状態となっているガス噴出口6aから16個を選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とすると同時に、閉状態となっていた弁21を開状態とし、20分間保持する。この作業を20時間繰り返す。この全体時間が「制御例1」よりも短いのが「制御例2」である。
「制御例3」
同心円状に配置されたガス噴出口6aのうち、16個のガス噴出口6aを場所に偏りが無いように選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とする。この状態を20分間保持する。20分経過後には開状態となっているガス噴出口6aから16個を選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とすると同時に、閉状態となっていた弁21を開状態とし、20分間保持する。この作業を45時間繰り返す。この全体時間が「制御例1」よりも長いのが「制御例3」である。
同心円状に配置されたガス噴出口6aのうち、12個のガス噴出口6aを場所に偏りが無いように選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とする。この状態を20分間保持する。20分経過後には開状態となっているガス噴出口6aから12個を選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とすると同時に、閉状態となっていた弁21を開状態とし、20分間保持する。この作業を34時間繰り返す。一度に閉状態とするガス噴出口6aの個数を「制御例1」より少なくしたのが「制御例4」である。
「制御例5」
同心円状に配置されたガス噴出口6aのうち、27個のガス噴出口6aを場所に偏りが無いように選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とする。この状態を20分間保持する。20分経過後には開状態となっているガス噴出口6aから27個を選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とすると同時に、閉状態となっていた弁21を開状態とし、20分間保持する。この作業を34時間繰り返す。一度に閉状態とするガス噴出口6aの個数を「制御例1」より多くしたのが「制御例5」である。
この成長段階では、「制御例6」〜「制御例8」の3種類の制御内容とした。
「制御例6」
同心円状に配置されたガス噴出口6aのうち、8個のガス噴出口6aを場所に偏りが無いように選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とする。この状態を20分間保持する。20分経過後には開状態となっているガス噴出口6aから8個を選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とすると同時に、閉状態となっていた弁21を開状態とし、20分間保持する。この作業を反応工程終了まで繰り返す。
「制御例7」
同心円状に配置されたガス噴出口6aのうち、4個のガス噴出口6aを場所に偏りが無いように選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とする。この状態を20分間保持する。20分経過後には開状態となっているガス噴出口6aから4個を選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とすると同時に、閉状態となっていた弁21を開状態とし、20分間保持する。この作業を反応工程終了まで繰り返す。一度に閉状態とするガス噴出口6aの個数を「制御例6」より少なくしたのが「制御例7」である。
「制御例8」
同心円状に配置されたガス噴出口6aのうち、12個のガス噴出口6aを場所に偏りが無いように選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とする。この状態を20分間保持する。20分経過後には開状態となっているガス噴出口6aから12個を選択し、選択されたガス噴出口6aに接続されているガス供給配管10にある弁21を閉状態とすると同時に、閉状態となっていた弁21を開状態とし、20分間保持する。この作業を反応工程終了まで繰り返す。一度に閉状態とするガス噴出口6aの個数を「制御例6」より多くしたのが「制御例8」である。
なお、比較例については、安定化段階以降の弁制御を一切行わずに、流量について図4に示す例と同じ制御の下、多結晶シリコンを製造した。
ただし、実施例Bの場合には、形状段階の時間が短い為、凹み部分が除去されず、その凹み部を起点として、形状不良が生じるため、平滑な表面を有する割合が低下する。
実施例Cの場合は、平滑な表面の生産量が若干少なくないが、比較例に比べると多くの生産量を確保することができた。また、形状段階の時間が長いため、ガスが流れている場所と流れていない場所の温度分布を生じている時間が長くなり、その温度分布によりロッドに破損を生じ、反応が停止する場合があった。
実施例Dの場合は、形状段階における弁の開く数が多いため、十分な原料ガスがロッド上部に供給されず、形状不良を生じる。
実施例Eの場合は、形状段階における弁の開く数が少なく、ガス流速が速いため、ロッド表面が冷却され、成長が阻害される。
実施例Fの場合は、成長段階における弁の開く数が多いため、十分な原料ガスがロッド上部に供給されず、形状不良を生じる。
実施例Gの場合は、成長段階における弁の開く数が少なく、ガス流速が速いため、ロッド表面が冷却され、成長が阻害される。
2 基台
3 ベルジャ
4 シリコン芯棒
5 電極
6 噴出ノズル
6a ガス噴出口
7 ガス排出口
8 原料ガス供給源
9 ガス供給管
10 ガス分配管
11 排ガス処理系
12 連結部材
13 シード組み立て体
15 加熱装置
16 カーボンヒータ
21 弁
22 弁制御手段
23 原料ガス制御手段
Claims (7)
- 反応炉内に、電極に挿入状態のシリコン芯棒を複数立設しておき、これらシリコン芯棒を加熱し、反応炉の内底部のガス噴出口から噴出した原料ガスによって前記シリコン芯棒の表面に多結晶シリコンを析出させる多結晶シリコンの製造方法において、
前記ガス噴出口からの原料ガスの噴出速度を漸次上昇させ、前記電極に挿入状態のシリコン芯棒に多結晶シリコンが析出して、その電極への挿入部付近に多結晶シリコンが固着することにより、前記シリコン芯棒の姿勢が安定する運転初期の安定化段階と、その後前記噴出速度を前記安定化段階より大きい上昇度で一旦上昇させた後に、それより小さい上昇度で漸次上昇させ、前記シリコン芯棒に析出した多結晶シリコンの角部がとれ、丸棒の状態になる形状段階と、この形状段階を経た後、前記噴出速度を前記形状段階の終了時より小さくする成長段階とを有することを特徴とする多結晶シリコンの製造方法。 - 前記形状段階は、運転開始から反応終了までの全反応時間の20〜35%に相当する時間とすることを特徴とする請求項1記載の多結晶シリコンの製造方法。
- 前記ガス噴出口はガス供給管から分岐して複数配置されており、前記形状段階においては、複数のガス噴出口のうちの一部を閉塞状態とすることにより、他のガス噴出口からの噴出速度を大きくすることを特徴とする請求項1又は2記載の多結晶シリコンの製造方法。
- 前記形状段階は、すべてのガス噴出口のうち、30%〜55%の数の噴出口を閉塞状態とすることを特徴とする請求項3記載の多結晶シリコンの製造方法。
- 前記成長段階においては、閉塞状態とするガス噴出口の個数を前記形状段階よりも少なくすることにより、原料ガスの噴出速度を小さくすることを特徴とする請求項3又は4記載の多結晶シリコンの製造方法。
- 前記成長段階は、すべてのガス噴出口のうち、10%〜20%の数の噴出口を閉塞状態とすることを特徴とする請求項5記載の多結晶シリコンの製造方法。
- 前記閉塞状態とするガス噴出口は、所定時間毎に他のガス噴出口と開閉が切り替えられることを特徴とする請求項3から6のいずれか一項記載の多結晶シリコンの製造方法。
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