JP5427999B1 - 二室容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る二室容器1は、第一室111を有する第一容器100と、第二室211を有する第二容器200とを備え、ストローの挿入によって第一室及び第二室を連通して、第一室及び第二室にそれぞれ充填された内容物を混合する二室容器において、第一容器と第二容器とが、第一壁と第二壁とを対向させた状態で連結しており、第二容器はストロー挿入部230aを有し、第一容器と第二容器との連結手段が、刃部を有する嵌合部品であり、ストローをストロー挿入部から挿入して、ストローの先端を第一室の内壁面まで到達させた状態とするまでに、第一壁、第二壁にそれぞれ形成される開口面積が、第一壁、第二壁と同一高さにおけるストローの横断面積より大きくなる。
【選択図】図20
Description
(数1)S2≦S1
本実施形態に係る二室容器は、第一室と第一室の開口部とを有する第一容器と、第二室と第二室の開口部とを有する第二容器とを備え、ストローの挿入によって第一室及び第二室を連通して、第一室及び第二室にそれぞれ充填された内容物を混合する二室容器において、第一容器と第二容器とが、第一容器の第一壁と第二容器の第二壁とを対向させた状態で連結しており、第二容器は、第二壁とは異なる壁にストロー挿入部を有し、ストローが、径の異なる部分を有するストローであり、ストローは、ストローをストロー挿入部から挿入して、ストローの先端を第一室の内壁面まで到達させた状態としたとき、径の異なる部分のうち最大径部分が第一室にあり、第二室にはなく、第一容器と第二容器との連結手段が、第一容器と第二容器とを固定する嵌合部品であり、嵌合部品が、刃部を有し、刃部の面積が、ストローの横断面積よりも大きく、ストローをストロー挿入部から挿入して、ストローの先端を第一室の内壁面まで到達させた状態とするまでに、ストローを刃部に当てて押し込み、刃部で第一壁を押し破って、第一壁に連通口を形成し、第一壁に形成される開口面積が、第一壁と同一高さにおけるストローの横断面積より大きくなり、第二壁に形成される開口面積が、第二壁と同一高さにおけるストローの横断面積より大きくなる。
図1〜図21を参照して、第一実施形態に係る二室容器について説明する。図1は、本実施形態に係る二室容器の一例を示す分解図である。図2は、本実施形態に係る二室容器の一例を示す斜視図である。図3は、図2のA−A断面図である。図20は、図2の容器にストローを挿入した状態を示す断面図である。本実施形態に係る二室容器1は、第一室111と第一室の底面部(以降、第一底壁ということもある。)112に対向する開口部113とを有する第一容器本体110及び第一室の開口部113を閉塞する第一蓋体120を有する第一容器100と、第二室211と第二室の底面部(以降、第二底壁ということもある。)212に対向する開口部213とを有する第二容器本体210及び第二室の開口部213を閉塞する第二蓋体220を有する第二容器200とを備え、ストローの挿入によって第一室111及び第二室211を連通して、第一室111及び第二室211にそれぞれ充填された内容物を混合する二室容器において、第二容器200は、第二室の底面部212にストロー挿入部230aを有し、第一容器100と第二容器200とが、第一蓋体120と第二蓋体220とを対向させた状態で連結している。
嵌合部品10は、図1に示すように、環状の嵌合部11を有する。図5は、図3のC部分の拡大断面図である。嵌合部品10は、嵌合部11の内壁面に、中央突部17と、中央突部17を挟んで対峙する2つの係合突部18a,18bとを有する。嵌合部品10は、中央突部17と係合突部18a,18bとの間に、フランジ部115,215をそれぞれ係合することで、第一容器100及び第二容器200を連結する。
第一容器100と第二容器200との連結手段は、第一蓋体120と第二蓋体220との間に設けた接着部材(不図示)であってもよい。接着部材は、第一蓋体120と第二蓋体220と間の全面に設けるか、又は一部に設けてもよい。接着部材を一部に設ける場合は、第一蓋体120と第二蓋体220とを重ね合わせた部分の周縁部に設けることが好ましい。接着部材は、例えば、接着剤、接着テープである。本発明は、接着部材の種類に制限されない。
第一容器100と第二容器200との連結手段は、第一容器100の外周面及び第二容器200の外周面にわたって密着するシュリンクフィルム(不図示)であってもよい。シュリンクフィルムは、第一蓋体120と第二蓋体220との境界部を含む一部の領域だけに設けるか、又は第一容器100及び第二容器200の外周面の全体に設けてもよい。シュリンクフィルムは、公知のシュリンクフィルムを用いることができ、本発明は、シュリンクフィルムの種類に制限されない。
第一容器100と第二容器200との連結手段は、第一蓋体120と第二蓋体220との融着であってもよい。連結手段が融着である場合、第一蓋体120及び第二蓋体220の相互に対向する面に、それぞれヒートシール性を有する樹脂からなる層を設ける。ヒートシール性を有する樹脂は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン‐酢酸ビニル共重合体である。連結手段を融着とすることで、より簡易な構造とすることができる。
図21は、連結手段が(5)第一容器と第二容器とが相互に固定し合う構造である形態の一例を示す断面図である。第一容器と第二容器とが相互に固定し合う構造では、図21に示すように、第二容器本体210は、フランジ部215から下方に連接する装着筒部216を有し、装着筒部216の内周面に径方向内側に向けて突出する係合凸部216aを有することが好ましい。第一蓋体120と第二蓋体220とを対向させた状態とし、係合凸部216aを第一容器100のフランジ部115の下面に係合させることで、第二容器200が第一容器100に固定される。また、第一容器と第二容器とが相互に固定し合う構造は、図21に示す形態に限定されず、例えば、フランジ115,215同士を相互に係合する形態(不図示)、開口部113,213の周縁からそれぞれ立設する雄ネジ部(不図示)及び雌ネジ部(不図示)を設け、雄ネジ部と雌ネジ部とを相互に羅合する形態である。
(数1)S2≦S1
図22〜図26を参照して、第二実施形態に係る二室容器について説明する。
嵌合部品10は、図22に示すように、環状の嵌合部11を有する。図25は、図24のC部分の拡大断面図である。嵌合部品10は、嵌合部11の内壁面に、中央突部17を有する。嵌合部品10は、底面部112,212の間に中央突部17を挿入し、底面部112,212及び中央突部17の接触部分と胴部114,214及び嵌合部11の接触部分とを接合することで、第一容器100及び第二容器200を連結する。嵌合部品10は、底面部112,212の間に介在する盤状部(不図示)を更に有し、盤状部が刃部を有していてもよい。盤状部は、例えば、図1、図6〜図10、図16〜図19に示す盤状部である。
第一容器100と第二容器200との連結手段は、第一容器の底面部112と第二容器の底面部212とを固定する嵌合によるもの(不図示)であってもよい。底面部112,212同士の固定による嵌合は、例えば、底面部112,212の周縁から延出する脚部(不図示)を設け、脚部同士を相互に係合する形態、底面部112,212の周縁から延出する脚部(不図示)を設け、それぞれの脚部に雄ネジ又は雌ネジを設けて、雄ネジと雌ネジとを相互に羅合する形態である。
第一容器100と第二容器200との連結手段は、第一容器の底面部112と第二容器の底面部212との間に設けた接着部材(不図示)であってもよい。接着部材は、第一容器の底面部112と第二容器の底面部212との間の全面に設けるか、又は一部に設けてもよい。接着部材を一部に設ける場合は、第一容器の底面部112と第二容器の底面部212とを重ね合わせた部分の周縁部に設けることが好ましい。接着部材は、例えば、接着剤、接着テープである。本発明は、接着部材の種類に制限されない。
第一容器100と第二容器200との連結手段は、第一容器100の外周面及び第二容器200の外周面にわたって密着するシュリンクフィルム(不図示)であってもよい。シュリンクフィルムは、第一容器の底面部112と第二容器の底面部212との境界部を含む一部の領域だけに設けるか、又は第一容器100及び第二容器200の外周面の全体に設けてもよい。シュリンクフィルムは、公知のシュリンクフィルムを用いることができ、本発明は、シュリンクフィルムの種類に制限されない。
第一容器100と第二容器200との連結手段は、第一容器の底面部112と第二容器の底面部212との融着であってもよい。連結手段が融着である場合、第一容器の底面部112及び第二容器の底面部212の相互に対向する面に、それぞれヒートシール性を有する樹脂からなる層を設ける。ヒートシール性を有する樹脂は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン‐酢酸ビニル共重合体である。連結手段を融着とすることで、より簡易な構造とすることができる。
(数1)S2≦S1
(第一混合方法)
本実施形態に係る二液の混合方法は、二室容器が、第一室と第一室の開口部とを有する第一容器と、第二室と第二室の開口部とを有する第二容器と、開封補助手段Q1又は開封補助手段Q2の少なくともいずれか一方と、を備え、第一容器と第二容器とが、第一容器の第一壁と第二容器の第二壁とを対向させた状態で連結しており、第二容器は、第二壁とは異なる壁にストロー挿入部を有し、ストローの挿入によって第一室及び第二室を連通して、第一室及び第二室にそれぞれ充填された内容物を混合する二液の混合方法であって、ストローをストロー挿入部から第二室内に挿入する工程1Aと、ストロー又は開封補助手段Q1によって第二壁に、該第二壁を通過するストローの外周面との間に隙間を有する連通口Raを形成する工程2Aと、開封補助手段Q1又は開封補助手段Q2によって第一壁に、該第一壁を通過するストローの外周面との間に隙間を有する連通口Rbを形成する工程3Aと、を有する。本明細書において、「第二壁(又は第一壁)を通過するストローの外周面との間に隙間を有する連通口」とは、ストローが第一室の内壁面に到達するまでの間にストローの外周面と連通口との間に隙間が生じる段階があることを意味する。そして、生じた隙間から内容物が迅速に流通して二液を迅速に混合できる。
本実施形態に係る二液の混合方法は、二室容器が、第一室と第一室の開口部とを有する第一容器と、第二室と第二室の開口部とを有する第二容器と、開封補助手段Q4、又は、開封補助手段Q3及び開封補助手段Q4の両方と、を備え、第一容器と第二容器とが、第一容器の第一壁と第二容器の第二壁とを対向させた状態で連結しており、第二容器は、第二壁とは異なる壁にストロー挿入部を有し、ストローの挿入によって第一室及び第二室を連通して、第一室及び第二室にそれぞれ充填された内容物を混合する二液の混合方法であって、ストローをストロー挿入部から第二室内に挿入する工程1Bと、ストロー又は開封補助手段Q3によって第二壁に連通口Rcを形成する工程2Bと、ストローを開封補助手段Q4に当てる工程3Bと、ストローを更に押し込んで、開封補助手段Q4によって、第一壁に、通過するストローの外周面との間に隙間を有する連通口Rdを形成し、かつ、第二壁に通気孔を形成する工程4Bと、を有する。
第一室と該第一室の開口部とを有する第一容器と、
第二室と該第二室の開口部とを有する第二容器とを備え、
ストローの挿入によって前記第一室及び前記第二室を連通して、前記第一室及び前記第二室にそれぞれ充填された内容物を混合する二室容器において、
前記第一容器と前記第二容器とが、前記第一容器の第一壁と前記第二容器の第二壁とを対向させた状態で連結しており、
前記第二容器は、前記第二壁とは異なる壁にストロー挿入部を有し、
ストローを前記ストロー挿入部から挿入して、該ストローの先端を前記第一室の内壁面まで到達させた状態とするまでに、
前記第一壁に形成される開口面積が、前記第一壁と同一高さにおける前記ストローの横断面積より大きくなり、
前記第二壁に形成される開口面積が、前記第二壁と同一高さにおける前記ストローの横断面積より大きくなることを特徴とする二室容器。
前記第一壁に形成される開口面積をS1、前記第二壁に形成される開口面積をS2としたとき、次の数1の関係を満たすことを特徴とする付記1に記載の二室容器。第二室から第一室への内容物の移動を、より促進することができる。
(数1)S2≦S1
前記第一壁が、前記第一室の開口部を閉塞する第一蓋体であり、
前記第二壁が、前記第二室の開口部を閉塞する第二蓋体であることを特徴とする付記1又は2に記載の二室容器。
前記ストロー挿入部を有する壁が、前記第二室の開口部に対向する第二底壁であることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の二室容器。
前記第一容器と前記第二容器との連結手段が、(1)前記第一容器と前記第二容器とを固定する嵌合部品、(2)前記第一壁と前記第二壁との間に設けた接着部材、(3)前記第一容器の外周面及び前記第二容器の外周面にわたって密着するシュリンクフィルム、(4)前記第一壁と前記第二壁との融着又は(5)前記第一容器と第二容器とが相互に固定し合う構造、の(1)〜(5)の少なくともいずれか一つであることを特徴とする付記3又は4に記載の二室容器。より簡易な構造とすることができる。
前記嵌合部品が、前記第一壁と前記第二壁との間に介在する盤状部又は支柱部を更に有し、
前記盤状部又は前記支柱部が、刃部を有することを特徴とする付記5に記載の二室容器。より大きな連通口を形成することができる。
前記刃部の面積が、前記ストローの横断面積よりも大きいことを特徴とする付記6に記載の二室容器。第二室から第一室への内容物の移動を、より円滑に行うことができる。
前記刃部が、前記盤状部又は前記支柱部の中心部にあり、
かつ、前記ストロー挿入部が、前記第二壁とは異なる壁の中心部にあることを特徴とする付記6又は7に記載の二室容器。より大きな連通口を形成することができる。
前記盤状部は、前記刃部を複数有し、
該刃部が、同一円周上にあり、
かつ、前記ストロー挿入部が、前記第二壁とは異なる壁の中心からずれた位置にあることを特徴とする付記6又は7に記載の二室容器。連通口をより確実に形成することができる。
前記盤状部は、前記刃部を複数有し、
該刃部が、刃先を一ヶ所に集めた状態で配置していることを特徴とする付記6又は7に記載の二室容器。連通口をより確実に形成することができる。
前記刃部が、前記連結線を回転軸として共有する2つの刃部であることを特徴とする付記6〜10のいずれか一つに記載の二室容器。第二室から第一室への内容物の移動を、より促進することができる。
前記刃部が、前記第一壁又は前記第二壁の少なくともいずれか一方側に突出する突き刺し部を有することを特徴とする付記6〜11のいずれか一つに記載の二室容器。第一壁及び第二壁により小さな力で孔を形成することができる。
前記第一壁又は前記第二壁の少なくともいずれか一方が、割裂性包材からなることを特徴とする付記1〜12のいずれか一つに記載の二室容器。より大きな連通口を形成することができる。
前記第一容器の内部が、前記第二容器の内部より低圧状態であることを特徴とする付記1〜13のいずれか一つに記載の二室容器。第二室から第一室への内容物の移動を、より促進することができる。
前記第一容器の内部が、負圧状態であることを特徴とする付記1〜14のいずれか一つに記載の二室容器。より大きな連通口を形成することができる。
前記第一壁又は前記第二壁の少なくともいずれか一方の表面に、エンボス加工又はダメージ加工の少なくともいずれか一方を施したことを特徴とする付記1〜15のいずれか一つに記載の二室容器。連通口をより確実に形成することができる。
前記第一壁が、前記第一室の開口部に対向する第一底壁であり、
前記第二壁が、前記第二室の開口部に対向する第二底壁であり、
前記第一底壁及び前記第二底壁が、対向位置にそれぞれ脆弱部を有することを特徴とする付記1又は2に記載の二室容器。
前記第一容器と前記第二容器との連結手段が、(1)前記第一壁と前記第二壁とを固定する嵌合部品、(2)前記第一容器と第二容器とが相互に固定し合う構造、(3)前記第一壁と前記第二壁との間に設けた接着部材、(4)前記第一容器の外周面及び前記第二容器の外周面にわたって密着するシュリンクフィルム又は(5)前記第一壁と前記第二壁との融着、の(1)〜(5)の少なくともいずれか一つであることを特徴とする付記17に記載の二室容器。より簡易な構造とすることができる。
前記第一容器の内部が、前記第二容器の内部より低圧状態であることを特徴とする付記17又は18に記載の二室容器。第二室から第一室への内容物の移動を、より促進することができる。
前記第一容器の内部が、負圧状態であることを特徴とする付記17〜19のいずれか一つに記載の二室容器。より大きな連通口を形成することができる。
ストローを前記ストロー挿入部から挿入して、該ストローの先端を前記第一室の内壁面まで到達させた状態としたとき、
前記ストローは、前記第一室に入っている部分の最大横断面積が、前記第一壁と同一高さにおける前記ストローの横断面積及び前記第二壁と同一高さにおける前記ストローの横断面積のいずれよりも大きい先太ストローであることを特徴とする付記1〜20のいずれか一つに記載の二室容器。
二室容器が、第一室と該第一室の開口部とを有する第一容器と、
第二室と該第二室の開口部とを有する第二容器と、
開封補助手段Q1又は開封補助手段Q2の少なくともいずれか一方と、を備え、
前記第一容器と前記第二容器とが、前記第一容器の第一壁と前記第二容器の第二壁とを対向させた状態で連結しており、
前記第二容器は、前記第二壁とは異なる壁にストロー挿入部を有し、
ストローの挿入によって前記第一室及び前記第二室を連通して、前記第一室及び前記第二室にそれぞれ充填された内容物を混合する二液の混合方法であって、
ストローを前記ストロー挿入部から前記第二室内に挿入する工程1Aと、
前記ストロー又は前記開封補助手段Q1によって前記第二壁に、該第二壁を通過するストローの外周面との間に隙間を有する連通口Raを形成する工程2Aと、
前記開封補助手段Q1又は開封補助手段Q2によって前記第一壁に、該第一壁を通過するストローの外周面との間に隙間を有する連通口Rbを形成する工程3Aと、を有することを特徴とする二液の混合方法。
二室容器が、第一室と該第一室の開口部とを有する第一容器と、
第二室と該第二室の開口部とを有する第二容器と、
開封補助手段Q4、又は、開封補助手段Q3及び開封補助手段Q4の両方と、を備え、
前記第一容器と前記第二容器とが、前記第一容器の第一壁と前記第二容器の第二壁とを対向させた状態で連結しており、
前記第二容器は、前記第二壁とは異なる壁にストロー挿入部を有し、
ストローの挿入によって前記第一室及び前記第二室を連通して、前記第一室及び前記第二室にそれぞれ充填された内容物を混合する二液の混合方法であって、
ストローを前記ストロー挿入部から前記第二室内に挿入する工程1Bと、
前記ストロー又は前記開封補助手段Q3によって前記第二壁に連通口Rcを形成する工程2Bと、
前記ストローを前記開封補助手段Q4に当てる工程3Bと、
前記ストローを更に押し込んで、前記開封補助手段Q4によって、前記第一壁に、該第一壁を通過するストローの外周面との間に隙間を有する連通口Rdを形成し、かつ、前記第二壁に通気孔を形成する工程4Bと、を有することを特徴とする二液の混合方法。
前記工程4Bは、前記連通口Rdと前記通気孔とを同時に形成する工程であるか、又は前記連通口Rdを形成した後、前記通気孔を形成する工程であることを特徴とする付記23に記載の二液の混合方法。
2 連通口
10 嵌合部品
11 嵌合部
13 盤状部
14a 外向き刃部
14b 内向き刃部
15a 内枠状連結線
15b 外枠状連結線
16 切込線
17 中央突部
18a,18b 係合突部
23 盤状部
24 刃部
25 連結線
26 切込線
33 盤状部
34 刃部
35 連結線
36 切込線
43 盤状部
44 刃部
45 連結線
46 切込線
54 刃部
54s 小刃部
54t 大刃部
55 連結線
56 切込線
63 盤状部
64 刃部
64a 軸部
64b 刃先部
65 連結線
67 突き刺し部
68 刃部以外の領域
73 盤状部
74a,74b 刃部
75 連結線
77 突き刺し部
100 第一容器
110 第一容器本体
111 第一室
112 底面部(第一底壁)
113 開口部
114 胴部
115 フランジ部
120 第一蓋体
200 第二容器
210 第二容器本体
211 第二室
212 底面部(第二底壁)
213 開口部
214 胴部
215 フランジ部
216 装着筒部
216a 係合凸部
220 第二蓋体
230a,230b,230c,221 ストロー挿入部
231 貫通孔
232 シート
233 薄肉部
234 貫通孔
235剥離テープ
300,310,320 ストロー
311 最内管
312 最外管
312a 飲み口側の端部
321,322 管
323 括れ部
324 突部
L1 第一内容物
L2 第二内容物
p 刃先
Claims (14)
- 第一室と該第一室の開口部とを有する第一容器と、
第二室と該第二室の開口部とを有する第二容器とを備え、
ストローの挿入によって前記第一室及び前記第二室を連通して、前記第一室及び前記第二室にそれぞれ充填された内容物を混合する二室容器において、
前記第一容器と前記第二容器とが、前記第一容器の第一壁と前記第二容器の第二壁とを対向させた状態で連結しており、
前記第二容器は、前記第二壁とは異なる壁にストロー挿入部を有し、
前記ストローが、径の異なる部分を有するストローであり、該ストローは、該ストローを前記ストロー挿入部から挿入して、該ストローの先端を前記第一室の内壁面まで到達させた状態としたとき、前記径の異なる部分のうち最大径部分が前記第一室にあり、前記第二室にはなく、
前記第一容器と前記第二容器との連結手段が、前記第一容器と前記第二容器とを固定する嵌合部品であり、
前記嵌合部品が、刃部を有し、該刃部の面積が、前記ストローの横断面積よりも大きく、
ストローを前記ストロー挿入部から挿入して、該ストローの先端を前記第一室の内壁面まで到達させた状態とするまでに、
前記ストローを前記刃部に当てて押し込み、該刃部で前記第一壁を押し破って、該第一壁に連通口を形成し、
前記第一壁に形成される開口面積が、前記第一壁と同一高さにおける前記ストローの横断面積より大きくなり、
前記第二壁に形成される開口面積が、前記第二壁と同一高さにおける前記ストローの横断面積より大きくなることを特徴とする二室容器。 - 前記第一壁に形成される開口面積をS1、前記第二壁に形成される開口面積をS2としたとき、次の数1の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の二室容器。
(数1)S2≦S1 - 前記第一壁が、前記第一室の開口部を閉塞する第一蓋体であり、
前記第二壁が、前記第二室の開口部を閉塞する第二蓋体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の二室容器。 - 前記ストロー挿入部を有する壁が、前記第二室の開口部に対向する第二底壁であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の二室容器。
- 前記嵌合部品が、前記第一壁と前記第二壁との間に介在する盤状部又は支柱部を更に有し、
前記盤状部又は前記支柱部が、刃部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の二室容器。 - 前記刃部が、前記嵌合部品の中心部にあり、
かつ、前記ストロー挿入部が、前記第二壁とは異なる壁の中心部にあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の二室容器。 - 前記嵌合部品は、前記刃部を複数有し、
該刃部が、同一円周上にあり、
かつ、前記ストロー挿入部が、前記第二壁とは異なる壁の中心からずれた位置にあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の二室容器。 - 前記嵌合部品は、前記刃部を複数有し、
該刃部が、刃先を一ヶ所に集めた状態で配置していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の二室容器。 - 前記刃部が、前記連結線を回転軸として共有する2つの刃部であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の二室容器。
- 前記刃部が、前記第一壁又は前記第二壁の少なくともいずれか一方側に突出する突き刺し部を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の二室容器。
- 前記第一壁又は前記第二壁の少なくともいずれか一方が、割裂性包材からなることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の二室容器。
- 前記第一容器の内部が、前記第二容器の内部より低圧状態であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の二室容器。
- 前記第一容器の内部が、負圧状態であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の二室容器。
- 前記第一壁又は前記第二壁の少なくともいずれか一方の表面に、エンボス加工又はダメージ加工の少なくともいずれか一方を施したことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一つに記載の二室容器。
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