JP5427112B2 - ポジションセンサ - Google Patents

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    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • F16H59/105Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors

Description

本発明は、操作ポジションを検知するポジションセンサに関する。
変速機を備える車両では、シフトレバーの操作ポジションがポジションセンサによって検知され、その検知結果が変速機の接続状態に反映され、例えば、シフト操作によりドライブポジションが選択されたとき、変速機の接続状態が前進ギヤ段に切り換えられる(ポジションセンサについて、例えば、特許文献1〜3を参照)。そして、近年の車両では、シフト方向及びセレクト方向といったように複数の操作方向にシフトレバーを操作でき、このことに伴ってポジションセンサは、シフト方向の操作ポジションを検知する第1のポジションセンサと、セレクト方向の操作ポジションを検知する第2のポジションセンサとが互いに独立して設けられている。
例えば、磁気式のポジションセンサにおいて、第1のポジションセンサは、シフトレバーの操作に連動して変位する第1の磁石と、この第1の磁石から発生する磁束の変化を検知することで、シフト方向の操作ポジションを検知する第1の磁気検出素子とを備えている。一方、第2のポジションセンサは、シフトレバーの操作に連動して変位する第2の磁石と、この第2の磁石から発生する磁束の変化を検知することで、セレクト方向の操作ポジションを検知する第2の磁気検出素子とを備えている。
尚、特許文献1には、各操作ポジション毎に磁気検出素子を2個ずつ配置することで、一方の磁気検出素子が故障した場合に、他方の磁気検出素子による検出結果を用いることとし、このことにより、いわゆるフェールセーフを確保する点について開示されている。
特開2007−223384号公報(段落[0044]) 特開2007−237870号公報 特開2008−239057号公報
しかしながら、特許文献1等に開示されているものでは、磁石が何らかの要因、例えば、不可逆性の減磁や外乱磁束の影響等により、本来のようには機能しなくなった場合、その磁石が割り当てられている操作方向の操作ポジションを検知できなくなる。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、複数の磁石のうち特定の一つの磁石が機能しなくなった場合でも、操作ポジションを好適に検知することが可能なポジションセンサを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、操作ポジションを検知するポジションセンサにおいて、磁束を発生する磁石と、この磁石から発生する磁束の変化を検知する磁気検出素子とを含む構成を一つのグループとし、このグループを複数設け、各グループの磁気検出素子は、それぞれ当該磁気検出素子の属するグループの磁石から発生する磁束の変化を検知することで、前記操作ポジションを検知し、特定の操作方向に沿って変位される操作部材の操作に伴って、前記各グループ単位で磁石と磁気検出素子とが相対的に変位することで、各グループの磁気検出素子が、それぞれ当該磁気検出素子の属するグループの磁石から発生する磁束の変化を検知し、前記操作部材の操作に伴って、前記各グループの磁石は、互いに連動して変位する一方、前記各グループの磁気検出素子は、それぞれ当該磁気検出素子の属するグループの磁石から発生する磁束の変化を検知し、前記操作部材の操作方向として、複数の操作方向が規定されることをその要旨としている。
同構成によると、複数のグループのうち特定の一つのグループに属する磁石が機能しなくなった場合には、別のグループに属する磁石から発生する磁束の変化を、当該別のグループに属する磁気検出素子で検知することで、当該別のグループで操作ポジションを検知することができる。従って、複数の磁石のうち特定の一つの磁石が機能しなくなった場合でも、操作ポジションを好適に検知することができる。
また、操作部材の操作に伴って、各グループ単位で磁石と磁気検出素子とが相対的に変位され、磁石から発生する磁束の変化が磁気検出素子で検知される。従って、磁気検出素子による検知結果と操作ポジションとを関連付けすることで、操作ポジションを容易に特定することができる。
さらに、操作部材の操作に伴って、複数の磁石が互いに連動して変位するので、各グループにおいて、互いに同じタイミングで磁気検出素子による操作ポジションの検知が行われる。従って、操作ポジションを正確に特定することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のポジションセンサにおいて、前記各グループ単位で操作ポジションを検知するときの磁気検出素子による出力の組み合わせは、グループ毎に少なくとも一部が異なることをその要旨としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のポジションセンサにおいて、前記各グループ単位で操作ポジションを検知するときの磁気検出素子による出力の組み合わせは、磁気検出素子の故障を特定できる組み合わせを含むことをその要旨としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のポジションセンサにおいて、前記各グループ単位で磁石を検知した磁気検出素子からON信号が出力されることを前提に、同じグループに属する全ての磁気検出素子からそれぞれOFF信号が出力された組み合わせが、当該グループに属する磁気検出素子の故障を特定できる組み合わせとして規定されるとともに、その組み合わせが各グループに共通して磁気検出素子の故障を特定できる組み合わせとして規定されることをその要旨としている。
請求項に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のポジションセンサにおいて、前記各グループの磁気検出素子は、それぞれ当該磁気検出素子の属するグループ毎に互いに異なる電源を使用して動作することをその要旨としている。
同構成によると、複数のグループのうち特定の一つのグループに属する磁気検出素子を動作させる電源が機能しなくなった場合には、別のグループに属する磁気検出素子を動作させる電源を使用して当該別のグループに属する磁気検出素子を動作させることで、当該別のグループで操作ポジションを検知することができる。従って、複数の電源のうち特定の一つの電源が機能しなくなった場合でも、操作ポジションを好適に検知することができる。
請求項に記載の発明は、操作ポジションを検知するポジションセンサにおいて、磁束を発生する磁石と、この磁石から発生する磁束の変化を検知する磁気検出素子とを含む構成を一つのグループとし、このグループを複数設け、各グループの磁気検出素子は、それぞれ当該磁気検出素子の属するグループの磁石から発生する磁束の変化を検知することで、前記操作ポジションを検知し、前記各グループの磁気検出素子による操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションを特定するポジション制御手段を備え、前記ポジション制御手段は、前記複数のグループのうち特定の一つのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果が正常でないことが特定されたとき、残りのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションを特定し、検知対象となる操作ポジションには、特定の2つの操作ポジションの中間位置が含まれ、前記ポジション制御手段は、前記各グループの磁気検出素子による検知結果に基づいて、前記中間位置を操作ポジションとして特定したとき、前記2つの操作ポジションのいずれかを操作ポジションとして特定した場合に実施する第1の制御とは別の第2の制御を実施し、また、検知対象となる操作ポジションには中立位置が含まれ、前記ポジション制御手段は、前記各グループの磁気検出素子による検知結果に基づいて、前記中立位置を操作ポジションとして特定したとき、第3の制御を実施し、前記複数のグループのうち特定の一つのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果が正常でない場合にそのことが特定されないとき、前記ポジション制御手段で前記中間位置が操作ポジションとして特定されて同ポジション制御手段で前記第2の制御が実施されるフェールセーフの機能、若しくは、前記ポジション制御手段で前記中立位置が操作ポジションとして特定されて同ポジション制御手段で前記第3の制御が実施されるフェールセーフの機能を有することをその要旨としている。
同構成によると、複数のグループのうち特定の一つのグループに属する磁石が機能しなくなった場合には、別のグループに属する磁石から発生する磁束の変化を、当該別のグループに属する磁気検出素子で検知することで、当該別のグループで操作ポジションを検知することができる。従って、複数の磁石のうち特定の一つの磁石が機能しなくなった場合でも、操作ポジションを好適に検知することができる。
また、複数のグループのうち特定の一つのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果が正常でないことが特定された場合には、残りのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションが特定される。例えば、特定の一つのグループに属する磁気検出素子が故障した場合や、特定の一つのグループに属する磁石が機能しなくなった場合、さらには特定の一つのグループに属する磁気検出素子を動作させる電源が断線や短絡等により機能しなくなった場合等がこれに相当する。そして、これらの場合には、残りのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションを特定することができる。従って、特定の一つのグループ内で故障が発生した場合でも、操作ポジションを特定することができ、その特定結果を用いた制御を実施できるようになる。
さらに、特定の一つのグループ内で故障が発生した場合にそのことが特定されないとき、中間位置又は中立位置が操作ポジションとして特定されて第2の制御或いは第3の制御が実施されることで、フェールセーフが確保される。従って、故障時の安全性を高めることができる。
請求項に記載の発明は、操作ポジションを検知するポジションセンサにおいて、磁束を発生する磁石と、この磁石から発生する磁束の変化を検知する磁気検出素子とを含む構成を一つのグループとし、このグループを複数設け、各グループの磁気検出素子は、それぞれ当該磁気検出素子の属するグループの磁石から発生する磁束の変化を検知することで、前記操作ポジションを検知し、前記各グループの磁気検出素子による操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションを特定するポジション制御手段を備え、前記ポジション制御手段は、前記複数のグループのうち特定の一つのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果が正常でないことが特定されたとき、残りのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションを特定し、前記磁気検出素子は、前記各グループ毎に複数設けられ、各磁気検出素子は、当該磁気検出素子の属するグループの磁石から発生する磁束の変化を検知するに際し、磁石が近接状態にあるときON信号を、磁石が離間状態にあるときOFF信号を、それぞれ出力し、前記ポジション制御手段は、前記各グループ毎の各磁気検出素子によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて、操作ポジションを特定し、特定の一つの操作ポジションを第1の操作ポジションと規定するとともに、この第1の操作ポジションから第2の操作ポジションを経由して第3のポジションに達する経路に沿った操作について、前記第2の操作ポジションでの前記ON/OFF信号の組み合わせを必須パターンと規定し、前記ポジション制御手段は、前記操作について、前記複数のグループのうち特定の一つのグループに属する各磁気検出素子によるON/OFF信号の組み合わせが前記必須パターンと一致しないとき、残りのグループに属する各磁気検出素子による操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションを特定することをその要旨としている。
同構成によると、複数のグループのうち特定の一つのグループに属する磁石が機能しなくなった場合には、別のグループに属する磁石から発生する磁束の変化を、当該別のグループに属する磁気検出素子で検知することで、当該別のグループで操作ポジションを検知することができる。従って、複数の磁石のうち特定の一つの磁石が機能しなくなった場合でも、操作ポジションを好適に検知することができる。
また、複数のグループのうち特定の一つのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果が正常でないことが特定された場合には、残りのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションが特定される。例えば、特定の一つのグループに属する磁気検出素子が故障した場合や、特定の一つのグループに属する磁石が機能しなくなった場合、さらには特定の一つのグループに属する磁気検出素子を動作させる電源が断線や短絡等により機能しなくなった場合等がこれに相当する。そして、これらの場合には、残りのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションを特定することができる。従って、特定の一つのグループ内で故障が発生した場合でも、操作ポジションを特定することができ、その特定結果を用いた制御を実施できるようになる。
さらに、複数の磁気検出素子によるON/OFF信号の組み合わせに必須パターンを設定することで、すなわちON/OFF信号の切り替わりについて順番を持たせることで、この必須パターンが存在しない場合には、当該磁気検出素子の属するグループ内での故障が特定される。そして、この場合、残りのグループに属する各磁気検出素子によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて、操作ポジションを特定することができる。従って、特定の一つのグループ内で故障が発生した場合でも、操作ポジションを特定することができ、その特定結果を用いた制御を実施できるようになる。
請求項に記載の発明は、請求項6又は7に記載のポジションセンサにおいて、前記ポジション制御手段は、前記複数のグループのうち特定の一つのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果と、別のグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検出結果とが、互いに異なる操作ポジションの検知結果であるとき、いずれの検知結果に基づく操作ポジションの特定も実施しないことをその要旨としている。
同構成によると、各グループ間で操作ポジションの検知結果に矛盾が生じている場合には、いずれの検知結果に基づく操作ポジションの特定も実施されず、このことにより、フェールセーフが確保される。従って、故障時の安全性を高めることができる。
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
本発明によれば、複数の磁石のうち特定の一つの磁石が機能しなくなった場合でも、操作ポジションを好適に検知することができる。
本実施形態のポジションセンサの全体構成を示す分解斜視図。 同じくポジションセンサの要部構成及び動作を示す説明図。 同じくポジションセンサの電気的構成を示すブロック図。
以下、本発明を、車両変速機の接続状態を切り換えるためのシフト装置に適用され、このシフト装置が備えるシフトレバーの操作ポジションを検知するポジションセンサに具体化した一実施形態について説明する。尚、この種のシフト装置として、近年、シフトレバーと車両変速機とが機構的に分離され、シフトレバーによる機械的なシフト操作を電気的な操作信号に変換し、その操作信号によってアクチュエータを作動させ、このことにより、車両変速機の接続状態を切り換える、いわゆるシフトバイワイヤ方式によるものが提案されている。本実施形態によるポジションセンサは、このシフトバイワイヤ方式によるシフト装置に適用されたものであるが、本発明はこれに限定されず、シフトレバーと車両変速機とが機構的に連結されたシフト装置に適用されてもよい。また、シフト装置には、シフトポジションを選択後にシフトレバーから手を離してもシフトレバーが選択位置で保持されるステーショナリー型と、シフトポジションを選択後にシフトレバーから手を離すとシフトレバーが原点位置に戻るモメンタリー型とが存在する。本実施形態によるポジションセンサは、モメンタリー型のシフト装置に適用されたものであるが、本発明はこれに限定されず、ステーショナリー型のシフト装置に適用されてもよい。
本実施形態においてシフト装置は、運転席と助手席との間に配設されるとともに、このシフト装置が備えるシフトレバーは、運転者による操作側の端部にシフトノブ(操作部材)が設けられ、また、シフトレバーの反対側の端部、すなわち最終端にはポジションセンサが設けられている。そして、運転者によってシフトノブが操作されたとき、そのシフトノブの操作ポジションがポジションセンサで検知され、その検知結果が車両変速機の接続状態に反映される。
図2から理解されるように、本実施形態ではシフトポジションとして、リバースポジション、ニュートラルポジション、ドライブポジション、ホームポジション(原点位置)が用意されている。尚、リバースポジションからニュートラルポジションを経由してドライブポジションへ向かう方向及びそれとは逆の方向をシフト方向と規定するとともに、ニュートラルポジションからホームポジションへ向かう方向及びそれとは逆の方向をセレクト方向と規定する。本実施形態のポジションセンサは、シフトノブがリバースポジション、ニュートラルポジション、ドライブポジション、ホームポジションの各選択位置に配置されていることを検知可能であり、また、シフトノブが2つのシフトポジションの中間位置に配置されていること、すなわちシフトノブが移動中であることも検知可能である。
図1に示すように、ポジションセンサ1は、アッパケース10及びロアケース20から構成されるケース本体を備えている。このケース本体には、複数(本実施形態では2個)の磁石31、32が収容されたスライダ30、及び前記磁石31、32から発生する磁束の変化を検知する複数(本実施形態では6個)のホールIC41〜46が実装された基板40等が収容されている。尚、前記スライダ30は、別のスライダ50との協働により、シフトノブの操作に連動してシフト方向及びセレクト方向に往復移動可能であり、このシフト操作が解除されたとき、他の部材による働きも手伝ってスプリング55の付勢力により原点位置、すなわちホームポジションに復帰する。
前記スライダ30には、2つのマグネット収容部が形成されるとともに、一方のマグネット収容部に磁石31が、また、他方のマグネット収容部に磁石32が、それぞれ収容されている。一方の磁石31は、長手方向がセレクト方向に設定されるとともに、短手方向がシフト方向に設定され、また、他方の磁石32は、長手方向がシフト方向に設定されるとともに、短手方向がセレクト方向に設定され、両磁石31、32は、それぞれの長手方向の軸線が互いに直交する位置関係を有しつつ、一平面上に配置されている。尚、2個の磁石31、32は、単一のスライダ30に収容されているので、シフトノブの操作に伴って、互いに連動して変位することになる。
前記ロアケース20には、基板40がネジ等の締結部材によって組付固定され、この基板40には、前記磁石31に対応してホールIC41、43、45が、前記磁石32に対応してホールIC42、44、46が、それぞれ実装されている。尚、6個のホールIC41〜46は、1枚の基板40上、すなわち一平面上に配置され、この平面と、前記2個の磁石31、32による前記平面とは、互いに平行の位置関係を有している。
図2に示すように、磁石31とホールIC41、43、45とにより第1のグループが構成されるとともに、磁石32とホールIC42、44、46とにより第2のグループが構成されている。尚、図2の左側には、シフトノブがニュートラルポジションの選択位置に配置されている場合の磁石31、32とホールIC41〜46との位置関係が示されている。この場合、第1のグループにおいて、ホールIC43の直上に磁石31が配置されることに基づいて同ホールIC43からON信号が出力されるとともに、第2のグループにおいて、ホールIC42、44の直上に磁石32が配置されることに基づいて同ホールIC42、44からそれぞれON信号が出力される。
図2の中央には、ホールIC41〜46によるON/OFF信号の出力態様が、上記例のようなニュートラルポジションを始めとして、操作ポジション毎にまとめられている。例えば、シフトノブがリバースポジションの選択位置に配置されたとき、第1のグループにおいて、ホールIC41からON信号が出力されるとともに、第2のグループにおいて、ホールIC42からON信号が出力される。
また、図2の右側上段には、第1のグループを構成する3個のホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせと、この組み合わせに基づいて特定される操作ポジション、或いはその組み合わせが妥当でない場合には、ホールIC41、43、45のいずれかの故障が特定される様子が示されている。例えば、第2行目にあるように、ホールIC41、43からそれぞれOFF信号が出力され、また、ホールIC45からON信号が出力される組み合わせは、図2の中央の表を参酌すると、シフトノブがドライブポジションに配置されている場合の組み合わせである。そして、他の操作ポジションでは当該組み合わせにならないので、この場合、操作ポジションとしてドライブポジションが特定される。また、第1行目にあるように、ホールIC41、43、45からいずれもOFF信号が出力される組み合わせは、図2の中央の表を参酌すると、存在しないので、この場合、操作ポジションは特定されず、ホールIC41、43、45のいずれかの故障が特定される。
一方、図2の右側下段には、第2のグループを構成する3個のホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせと、この組み合わせに基づいて特定される操作ポジション、或いはその組み合わせが妥当でない場合には、ホールIC42、44、46のいずれかの故障が特定される様子が示されている。例えば、第2行目にあるように、ホールIC42、44からそれぞれOFF信号が出力され、また、ホールIC46からON信号が出力される組み合わせは、図2の中央の表を参酌すると、シフトノブがホームポジションに配置されている場合の組み合わせである。そして、他の操作ポジションでは当該組み合わせにならないので、この場合、操作ポジションとしてホームポジションが特定される。また、第1行目にあるように、ホールIC42、44、46からいずれもOFF信号が出力される組み合わせは、図2の中央の表を参酌すると、存在しないので、この場合、操作ポジションは特定されず、ホールIC42、44、46のいずれかの故障が特定される。
そして、こうした操作ポジション或いは故障の特定に関する制御が、図3に示すシフトバイワイヤ電子制御ユニット60によって実施され、すなわちこのシフトバイワイヤ電子制御ユニット60は、前記ホールIC41〜46によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて、操作ポジション或いは故障を特定する。尚、前記第1のグループに属するホールIC41、43、45は、ON/OFF信号を出力するに際し、第1の電源71を使用して動作するとともに、前記第2のグループに属するホールIC42、44、46は、ON/OFF信号を出力するに際し、第2の電源72を使用して動作する。
そして、シフトバイワイヤ電子制御ユニット60は、操作ポジションとしてドライブポジションを特定したとき、変速機の接続状態を前進ギヤ段に切り換える一方、操作ポジションとしてリバースポジションを特定したとき、変速機の接続状態を後進ギヤ段に切り換える。また、シフトバイワイヤ電子制御ユニット60は、操作ポジションとしてニュートラルポジション(中立位置)を特定したとき、変速機の接続状態を中立状態とする。さらに、シフトバイワイヤ電子制御ユニット60は、操作ポジションとして2つのシフトポジションの中間位置(例えば、R−N間)を特定したとき、すなわちシフトノブの移動中を特定したとき、当該2つのシフトポジションのいずれかを操作ポジションとして特定した訳ではないので、この場合、変速機の接続状態を切り換えない。
ここで、前記2つのシフトポジションのいずれか(上記例の場合、リバースポジション又はニュートラルポジション)が操作ポジションとして特定された場合にシフトバイワイヤ電子制御ユニット60によって実施される制御を第1の制御と規定する。一方、前記2つのシフトポジションの中間位置(上記例の場合、R−N間)が操作ポジションとして特定された場合にシフトバイワイヤ電子制御ユニット60によって実施される制御を第2の制御と規定する。他方、ニュートラルポジションが操作ポジションとして特定された場合にシフトバイワイヤ電子制御ユニット60によって実施される制御を第3の制御と規定する。
次に、シフトバイワイヤ電子制御ユニット60による制御態様について、主に図2を参照して説明する。
まず第1のグループに関して、図2の中央の表を参照して、シフトノブがニュートラルポジションの選択位置に配置されている場合と、シフトノブがホームポジションの選択位置に配置されている場合とを比較すると、ホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせが同一である。従って、第2のグループに属するホールIC42、44、46のいずれかの故障が特定されたとき、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて操作ポジションが特定される故障操作モードへ移行され、このモードでは、ニュートラルポジションとホームポジションとの区別が割愛される。尚、このときの故障操作モードでは、ホールIC41からOFF信号が、ホールIC43からON信号が、ホールIC45からOFF信号が、それぞれ出力されたとき、操作ポジションとしてホームポジションが特定される。
同じく第1のグループに関して、図2の右側上段の表を参照して、第2行目にあるように、ホールIC41からOFF信号が、ホールIC43からOFF信号が、ホールIC45からON信号が、それぞれ出力され、操作ポジションとしてドライブポジションが特定されている状態で、ホールIC43がON故障した場合を想定する。この場合、ホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせが「OFF、ON、ON」となり、第4行目の組み合わせと一致するので、シフトノブがドライブポジションとニュートラルポジションとの中間位置に配置されていると検知される。そして、このようにシフトノブが移動中であると検知されているとき、リバースポジション或いはドライブポジションといったシフトポジションが検知される訳ではないので、いわゆるフェールセーフが確保される。
ここで、この例の態様でフェールセーフが確保されている状態で、第2のグループに属するホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせに基づいてシフトノブがセレクト方向に変位されたと検知された場合を想定する。この場合、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせに基づくと、シフトノブがドライブポジションとニュートラルポジションとの中間位置に配置されていると検知されることになるが、シフトノブがこうした位置に配置されている場合、同シフトノブは、セレクト方向には操作できない筈である。にも関わらず、この想定によると、そうしたシフトノブの変位を示す検知がなされているので、この場合、第1のグループに属するホールIC41、43、45のいずれかの故障が特定される。従って、この場合、第2のグループに属するホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて操作ポジションが特定される故障操作モードへ移行される。
同じく第1のグループに関して、図2の右側上段の表を参照して、第2行目にあるように、ホールIC41からOFF信号が、ホールIC43からOFF信号が、ホールIC45からON信号が、それぞれ出力され、操作ポジションとしてドライブポジションが特定されている状態で、ホールIC45がOFF故障した場合を想定する。この場合、ホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせが「OFF、OFF、OFF」となり、第1行目の組み合わせと一致するので、第1のグループに属するホールIC41、43、45のいずれかの故障が特定される。従って、この場合、第2のグループに属するホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて操作ポジションが特定される故障操作モードへ移行される。
次いで、シフトノブがリバースポジションからニュートラルポジションまでシフト方向に操作される場合について説明する。この場合、図2の中央の表を参照して、まずシフトノブがリバースポジションの選択位置に配置されているとき、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせは「ON、OFF、OFF」である。そして、この状態からシフトノブがシフト方向に操作されて、やがてシフトノブがニュートラルポジションの選択位置に達したとき、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせは「OFF、ON、OFF」となる。そして、こうしたシフト方向への移動中、すなわち「R−N間」には、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせが「ON、ON、OFF」となる期間が必ず存在する。
ここで、このようにシフトノブがリバースポジションからニュートラルポジションまでシフト方向に操作される途中において、ホールIC43からOFF信号が出力されている段階、すなわちリバースポジションの付近でホールIC41がOFF故障する場合を想定する。この場合、ホールIC41の故障前の段階において、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせは「ON、OFF、OFF」である。そして、この状態からシフトノブがニュートラルポジションへ向かって変位されると、本来、前記「ON、ON、OFF」となる期間が存在する筈であるが、この想定によると、ホールIC41がOFF故障しているので、前記期間が存在しない。従って、この場合、第1のグループに属するホールIC41、43、45のいずれかの故障が特定され、第2のグループに属するホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて操作ポジションが特定される故障操作モードへ移行される。
次いで、シフトノブがドライブポジションからニュートラルポジションまでシフト方向に操作される場合について説明する。この場合、図2の中央の表を参照して、まずシフトノブがドライブポジションの選択位置に配置されているとき、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせは「OFF、OFF、ON」である。そして、この状態からシフトノブがシフト方向に操作されて、やがてシフトノブがニュートラルポジションの選択位置に達したとき、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせは「OFF、ON、OFF」となる。そして、こうしたシフト方向への移動中、すなわち「D−N間」には、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせが「OFF、ON、ON」となる期間が必ず存在する。
ここで、このようにシフトノブがドライブポジションからニュートラルポジションまでシフト方向に操作される途中において、ホールIC43からOFF信号が出力されている段階、すなわちドライブポジションの付近でホールIC45がOFF故障する場合を想定する。この場合、ホールIC45の故障前の段階において、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせは「OFF、OFF、ON」である。そして、この状態からシフトノブがニュートラルポジションへ向かって変位されると、本来、前記「OFF、ON、ON」となる期間が存在する筈であるが、この想定によると、ホールIC45がOFF故障しているので、前記期間が存在しない。従って、この場合、第1のグループに属するホールIC41、43、45のいずれかの故障が特定され、第2のグループに属するホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて操作ポジションが特定される故障操作モードへ移行される。
次いで、第2のグループに関して、図2の中央の表を参照すると、ホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせは、シフトポジション毎に互いに異なる。従って、第2のグループに属するホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて、ニュートラルポジションとホームポジションとの区別を含む全てのシフトポジションの特定が可能である。
同じく第2のグループに関して、図2の右側下段の表を参照して、第3行目にあるように、ホールIC42からOFF信号が、ホールIC44からON信号が、ホールIC46からOFF信号が、それぞれ出力され、操作ポジションとしてドライブポジションが特定されている状態で、ホールIC42がON故障した場合を想定する。この場合、ホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせが「ON、ON、OFF」となり、第7行目の組み合わせと一致するので、シフトノブがニュートラルポジションに配置されていると検知される。そして、このように検知されているとき、リバースポジション或いはドライブポジションといったシフトポジションが検知される訳ではないので、フェールセーフが確保される。ただし、この想定によると、ホールIC42がON故障しているので、同ホールIC42からON信号が出力される。ここに図2の右側下段の表を参照すると、第1行目にあるように、ホールIC42、44、46のいずれかの故障が特定される条件は、ホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせが「OFF、OFF、OFF」となる場合に限られる。従って、この想定のようにホールIC42がON故障した場合、上記条件が満たされないので、当該故障が特定されず、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて操作ポジションが特定される故障操作モードへは移行されない。
同じく第2のグループに関して、図2の右側下段の表を参照して、第3行目にあるように、ホールIC42からOFF信号が、ホールIC44からON信号が、ホールIC46からOFF信号が、それぞれ出力され、操作ポジションとしてドライブポジションが特定されている状態で、ホールIC46がON故障した場合を想定する。この場合、ホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせが「OFF、ON、ON」となり、第4行目の組み合わせと一致するので、シフトノブがニュートラルポジションとホームポジションとの中間位置に配置されていると検知される。そして、このようにシフトノブが移動中であると検知されているとき、リバースポジション或いはドライブポジションといったシフトポジションが検知される訳ではないので、フェールセーフが確保される。
ここで、この例の態様でフェールセーフが確保されている状態で、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせに基づいてシフトノブがシフト方向に変位されたと検知された場合を想定する。この場合、第2のグループに属するホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせに基づくと、シフトノブがニュートラルポジションとホームポジションとの中間位置に配置されていると検知されることになるが、シフトノブがこうした位置に配置されている場合、同シフトノブは、シフト方向には操作できない筈である。にも関わらず、この想定によると、そうしたシフトノブの変位を示す検知がなされているので、この場合、第2のグループに属するホールIC42、44、46のいずれかの故障が特定される。従って、この場合、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて操作ポジションが特定される故障操作モードへ移行される。
同じく第2のグループに関して、図2の右側下段の表を参照して、第2行目にあるように、ホールIC42からOFF信号が、ホールIC44からOFF信号が、ホールIC46からON信号が、それぞれ出力され、操作ポジションとしてホームポジションが特定されている状態で、ホールIC46がOFF故障した場合を想定する。この場合、ホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせが「OFF、OFF、OFF」となり、第1行目の組み合わせと一致するので、第2のグループに属するホールIC42、44、46のいずれかの故障が特定される。従って、この場合、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて操作ポジションが特定される故障操作モードへ移行される。
次いで、シフトノブがホームポジションからニュートラルポジションまでセレクト方向に操作される場合について説明する。この場合、図2の中央の表を参照して、まずシフトノブがホームポジションの選択位置に配置されているとき、第2のグループに属するホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせは「OFF、OFF、ON」である。そして、この状態からシフトノブがセレクト方向に操作されて、やがてシフトノブがニュートラルポジションの選択位置に達したとき、第2のグループに属するホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせは「ON、ON、OFF」となる。そして、こうしたセレクト方向への移動中、すなわち「N−H間」には、第2のグループに属するホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせが「ON、ON、ON」となる期間が必ず存在する。
ここで、このようにシフトノブがホームポジションからニュートラルポジションまでセレクト方向に操作される途中において、ホールIC46からON信号が出力されている段階、すなわちホームポジションの付近でホールIC42がOFF故障する場合を想定する。この場合、ホールIC42の故障前の段階において、第2のグループに属するホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせは「OFF、OFF、ON」である。そして、この状態からホールIC42がOFF故障したとき、第2のグループに属するホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせは「OFF、OFF、ON」であり、この組み合わせはホームポジションでの組み合わせと同じであるので、この段階では未だ故障が特定されない。そして、この状態からシフトノブがニュートラルポジションへ向かって変位されると、本来、前記「ON、ON、ON」となる期間が存在する筈であるが、この想定によると、ホールIC42がOFF故障しているので、前記期間が存在しない。従って、この場合、第2のグループに属するホールIC42、44、46のいずれかの故障が特定され、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて操作ポジションが特定される故障操作モードへ移行される。
また、この想定によると、シフトノブがニュートラルポジションの選択位置に達したとき、第2のグループに属するホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせは「OFF、ON、OFF」となり、ドライブポジションでの組み合わせと一致する。しかし、この想定の場合、実際にシフトノブがドライブポジションの選択位置に配置されている訳ではなく、同シフトノブはニュートラルポジションの選択位置に配置されているので、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせは、ニュートラルポジションでの組み合わせとなる。従って、このように両グループによる検知結果に矛盾が生じている場合には、どちらの検知結果も車両変速機の接続状態には反映されず、すなわちこの場合、第2のグループによるドライブポジションの検知結果が車両変速機の接続状態に反映されることがないので、フェールセーフが確保される。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)第1のグループ及び第2のグループのうち一方のグループに属する磁石が機能しなくなった場合には、他方のグループに属する磁石から発生する磁束の変化を、当該他方のグループに属するホールICで検知することで、当該他方のグループでシフト方向及びセレクト方向に及ぶ操作ポジションを検知することができる。例えば、第1のグループに属する磁石31が機能しなくなった場合には、第2のグループに属する磁石32から発生する磁束の変化を、当該第2のグループに属するホールIC42、44、46で検知することで、当該第2のグループでシフト方向及びセレクト方向に及ぶ操作ポジションを検知することができる。従って、2個の磁石31、32のうち一方の磁石が機能しなくなった場合でも、操作ポジションを好適に検知することができる。
(2)第1のグループ及び第2のグループのうち一方のグループに属するホールICを動作させる電源が機能しなくなった場合には、他方のグループに属するホールICを動作させる電源を使用して当該他方のグループに属するホールICを動作させることで、当該他方のグループでシフト方向及びセレクト方向に及ぶ操作ポジションを検知することができる。例えば、第1のグループに属するホールIC41、43、45を動作させる第1の電源71が機能しなくなった場合には、第2のグループに属するホールIC42、44、46を動作させる第2の電源72を使用して当該第2のグループに属するホールIC42、44、46を動作させることで、当該第2のグループでシフト方向及びセレクト方向に及ぶ操作ポジションを検知することができる。従って、2つの電源71、72のうち一方の電源が機能しなくなった場合でも、操作ポジションを好適に検知することができる。
(3)シフトノブの操作に伴って、各グループ単位で磁石とホールICとが相対的に変位され、磁石から発生する磁束の変化がホールICで検知される。即ち、シフトノブの操作に伴って、第1のグループにおいて磁石31とホールIC41、43、45とが相対的に変位され、磁石31から発生する磁束の変化がホールIC41、43、45で検知される。従って、ホールIC41、43、45による検知結果と操作ポジションとを関連付けすることで、操作ポジションを容易に特定することができる。また、第2のグループにおいて磁石32とホールIC42、44、46とが相対的に変位され、磁石32から発生する磁束の変化がホールIC42、44、46で検知される。従って、ホールIC42、44、46による検知結果と操作ポジションとを関連付けすることで、操作ポジションを容易に特定することができる。
(4)シフトノブの操作に伴って、第1のグループの磁石31と第2のグループの磁石32とが互いに連動して変位するので、各グループにおいて、互いに同じタイミングでホールIC41〜46による操作ポジションの検知が行われる。従って、操作ポジションを正確に特定することができる。
(5)第1のグループの磁石31と第2のグループの磁石32とは、一平面上に配置されている。従って、両磁石31、32を1つのスライダ30に収容することで、2個の磁石31、32の取り扱いを容易にできる。
(6)第1のグループのホールIC41、43、45と第2のグループのホールIC42、44、46とは、一平面上に配置されている。従って、ホールIC41〜46を1枚の基板40上に実装することで、6個のホールIC41〜46の取り扱いを容易にできる。
(7)各グループ単位で磁石とホールICとが平行に配置されている。即ち、第1のグループにおいて磁石31とホールIC41、43、45とが平行に配置されている。従って、磁石31とホールIC41、43、45との相対的な位置関係が安定するので、操作ポジションの検知精度を向上することができる。また、第2のグループにおいて磁石32とホールIC42、44、46とが平行に配置されている。従って、磁石32とホールIC42、44、46との相対的な位置関係が安定するので、操作ポジションの検知精度を向上することができる。
(8)第1のグループ及び第2のグループのうち一方のグループに属するホールICによる操作ポジションの検知結果が正常でないことが特定された場合には、他方のグループに属するホールICによる操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションが特定される。例えば、第1のグループに属するホールIC41、43、45が故障した場合や、第1のグループに属する磁石31が機能しなくなった場合、さらには第1のグループに属するホールIC41、43、45を動作させる電源71が断線や短絡等により機能しなくなった場合等がこれに相当する。そして、これらの場合には、第2のグループに属するホールIC42、44、46による操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションを特定することができる。従って、どちらか一方のグループ内で故障が発生した場合でも、操作ポジションを特定することができ、その特定結果を用いた制御を実施できるようになる。
(9)特定の一つのグループ内で故障が発生した場合にそのことが特定されないとき、中間位置又は中立位置が操作ポジションとして特定されることで、フェールセーフが確保される。例えば、シフトレバーがドライブポジションの選択位置に配置されている状態で、ホールIC43がON故障した場合には、シフトノブがドライブポジションとニュートラルポジションとの中間位置に配置されていると検知される。そして、このようにシフトノブが移動中であると検知されているとき、リバースポジション或いはドライブポジションといったシフトポジションが検知される訳ではないので、フェールセーフが確保される。また、シフトレバーがドライブポジションの選択位置に配置されている状態で、ホールIC42がON故障した場合には、シフトノブがニュートラルポジション、すなわち中立位置に配置されていると検知される。そして、このように検知されているとき、リバースポジション或いはドライブポジションといったシフトポジションが検知される訳ではないので、フェールセーフが確保される。従って、故障時の安全性を高めることができる。
(10)各グループ毎に3個のホールICを設け、3個のホールICによるON/OFF信号の組み合わせに必須パターンを設定することで、すなわちON/OFF信号の切り替わりについて順番を持たせることで、この必須パターンが存在しない場合には、当該ホールICの属するグループ内での故障が特定される。例えば、シフトノブがリバースポジションからニュートラルポジションまでシフト方向に操作される場合、「R−N間」には、ホールIC41、43、45による必須パターンとして「ON、ON、OFF」の期間が存在し、この期間が存在しない場合には第1のグループ内での故障が特定される。そして、この場合、第2のグループに属するホールIC42、44、46によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて、操作ポジションを特定することができる。また、シフトノブがホームポジションからニュートラルポジションまでセレクト方向に操作される場合、「N−H間」には、ホールIC42、44、46による必須パターンとして「ON、ON、ON」の期間が存在し、この期間が存在しない場合には第2のグループ内での故障が特定される。そして、この場合、第1のグループに属するホールIC41、43、45によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて、操作ポジションを特定することができる。従って、どちらか一方のグループ内で故障が発生した場合でも、操作ポジションを特定することができ、その特定結果を用いた制御を実施できるようになる。
(11)第1のグループに属するホールIC41、43、45による操作ポジションの検知結果と、第2のグループに属するホールIC42、44、46による操作ポジションの検出結果とが、互いに異なる操作ポジションの検知結果であるとき、いずれの検知結果に基づく操作ポジションの特定も実施されない。即ち、各グループ間で操作ポジションの検知結果に矛盾が生じている場合には、いずれの検知結果に基づく操作ポジションの特定も実施されず、このことにより、フェールセーフが確保される。従って、故障時の安全性を高めることができる。
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・磁束を発生する磁石と、この磁石から発生する磁束の変化を検知するホールICとを含む構成からなるグループの数は、前記実施形態による構成の2つに限定されず、3つ以上であってもよい。
・各グループに属する磁石の数は、前記実施形態による構成の1個に限定されず、複数個であってもよい。ここに、グループ間で磁石の数が同じであってもよいし、異なっていてもよい。尚、磁石は、永久磁石及び電磁石のいずれであってもよい。
・各グループに属するホールICの数は、前記実施形態による構成の3個に限定されず、1個又は2個又は4個以上であってもよい。ここに、グループ間でホールICの数が同じであってもよいし、異なっていてもよい。尚、磁気検出素子は、磁束の変化を検知するに際し、その強弱を検知する点で優れるホールICに限定されず、例えば、その向きを検知する点で優れる磁気抵抗素子(MRE)等であってもよい。
・1つの電源で全てのホールICを動作させてもよい。このような構成であっても、前記1つの電源が機能していることを前提として、複数のグループのうち特定の一つのグループに属する磁石が機能しなくなった場合に、別のグループに属する磁石が機能していれば、操作ポジションを検知することができる。また、稀な例ではあるが、同じグループ内でホールIC毎に互いに異なる電源を使用してもよい。
・グループ単位での磁石とホールICとの相対的な変位の態様は、前記実施形態による構成の磁石が可動でホールICが固定される態様に限定されず、ホールICが可動で磁石が固定される態様であってもよい。ここに、磁石やホールICの可動/固定の態様がグループ間で統一されていてもよいし、統一されていなくてもよい。例えば、第1のグループに属する磁石31が可動でホールIC41、43、45が固定されるとともに、第2のグループに属するホールIC42、44、46が可動で磁石32が固定される態様であってもよい。
・操作方向の数は、前記実施形態による構成の2つに限定されず、1つ又は3つ以上であってもよい。
・シフトノブのような操作部材の操作に伴う検知対象の移動軌跡は、直線移動によるものであってもよいし、円弧移動によるものであってもよく、また、回転移動によるものであってもよい。
・内燃機関のみを動力源とする従前の車両、内燃機関とモータを動力源とする近年のハイブリッド車、さらにはモータのみを動力源とする電気自動車等に搭載されるシフト装置に、本発明に係るポジションセンサを適用することが可能である。例えば、電気自動車において、シフト装置を通じた入力操作が車両の走行制御に反映されるものに、本発明に係るポジションセンサが適用されてもよい。
1…ポジションセンサ、10…アッパケース、20…ロアケース、30…スライダ、31、32…磁石、40…基板、41〜46…ホールIC(磁気検出素子)、50…スライダ、55…スプリング、60…シフトバイワイヤ電子制御ユニット(ポジション制御手段)、71…第1の電源、72…第2の電源。

Claims (8)

  1. 操作ポジションを検知するポジションセンサにおいて、
    磁束を発生する磁石と、この磁石から発生する磁束の変化を検知する磁気検出素子とを含む構成を一つのグループとし、このグループを複数設け、各グループの磁気検出素子は、それぞれ当該磁気検出素子の属するグループの磁石から発生する磁束の変化を検知することで、前記操作ポジションを検知し、
    特定の操作方向に沿って変位される操作部材の操作に伴って、前記各グループ単位で磁石と磁気検出素子とが相対的に変位することで、各グループの磁気検出素子が、それぞれ当該磁気検出素子の属するグループの磁石から発生する磁束の変化を検知し、
    前記操作部材の操作に伴って、前記各グループの磁石は、互いに連動して変位する一方、前記各グループの磁気検出素子は、それぞれ当該磁気検出素子の属するグループの磁石から発生する磁束の変化を検知し、
    前記操作部材の操作方向として、複数の操作方向が規定される
    ことを特徴とするポジションセンサ。
  2. 前記各グループ単位で操作ポジションを検知するときの磁気検出素子による出力の組み合わせは、グループ毎に少なくとも一部が異なる
    請求項1に記載のポジションセンサ。
  3. 前記各グループ単位で操作ポジションを検知するときの磁気検出素子による出力の組み合わせは、磁気検出素子の故障を特定できる組み合わせを含む
    請求項1又は2に記載のポジションセンサ。
  4. 前記各グループ単位で磁石を検知した磁気検出素子からON信号が出力されることを前提に、同じグループに属する全ての磁気検出素子からそれぞれOFF信号が出力された組み合わせが、当該グループに属する磁気検出素子の故障を特定できる組み合わせとして規定されるとともに、その組み合わせが各グループに共通して磁気検出素子の故障を特定できる組み合わせとして規定される
    請求項3に記載のポジションセンサ。
  5. 前記各グループの磁気検出素子は、それぞれ当該磁気検出素子の属するグループ毎に互いに異なる電源を使用して動作する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のポジションセンサ。
  6. 操作ポジションを検知するポジションセンサにおいて、
    磁束を発生する磁石と、この磁石から発生する磁束の変化を検知する磁気検出素子とを含む構成を一つのグループとし、このグループを複数設け、各グループの磁気検出素子は、それぞれ当該磁気検出素子の属するグループの磁石から発生する磁束の変化を検知することで、前記操作ポジションを検知し、
    前記各グループの磁気検出素子による操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションを特定するポジション制御手段を備え、
    前記ポジション制御手段は、前記複数のグループのうち特定の一つのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果が正常でないことが特定されたとき、残りのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションを特定し、
    検知対象となる操作ポジションには、特定の2つの操作ポジションの中間位置が含まれ、前記ポジション制御手段は、前記各グループの磁気検出素子による検知結果に基づいて、前記中間位置を操作ポジションとして特定したとき、前記2つの操作ポジションのいずれかを操作ポジションとして特定した場合に実施する第1の制御とは別の第2の制御を実施し、
    また、検知対象となる操作ポジションには中立位置が含まれ、前記ポジション制御手段は、前記各グループの磁気検出素子による検知結果に基づいて、前記中立位置を操作ポジションとして特定したとき、第3の制御を実施し、
    前記複数のグループのうち特定の一つのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果が正常でない場合にそのことが特定されないとき、前記ポジション制御手段で前記中間位置が操作ポジションとして特定されて同ポジション制御手段で前記第2の制御が実施されるフェールセーフの機能、若しくは、前記ポジション制御手段で前記中立位置が操作ポジションとして特定されて同ポジション制御手段で前記第3の制御が実施されるフェールセーフの機能を有する
    ことを特徴とするポジションセンサ。
  7. 操作ポジションを検知するポジションセンサにおいて、
    磁束を発生する磁石と、この磁石から発生する磁束の変化を検知する磁気検出素子とを含む構成を一つのグループとし、このグループを複数設け、各グループの磁気検出素子は、それぞれ当該磁気検出素子の属するグループの磁石から発生する磁束の変化を検知することで、前記操作ポジションを検知し、
    前記各グループの磁気検出素子による操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションを特定するポジション制御手段を備え、
    前記ポジション制御手段は、前記複数のグループのうち特定の一つのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果が正常でないことが特定されたとき、残りのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションを特定し、
    前記磁気検出素子は、前記各グループ毎に複数設けられ、各磁気検出素子は、当該磁気検出素子の属するグループの磁石から発生する磁束の変化を検知するに際し、磁石が近接状態にあるときON信号を、磁石が離間状態にあるときOFF信号を、それぞれ出力し、
    前記ポジション制御手段は、前記各グループ毎の各磁気検出素子によるON/OFF信号の組み合わせに基づいて、操作ポジションを特定し、
    特定の一つの操作ポジションを第1の操作ポジションと規定するとともに、この第1の操作ポジションから第2の操作ポジションを経由して第3のポジションに達する経路に沿った操作について、前記第2の操作ポジションでの前記ON/OFF信号の組み合わせを必須パターンと規定し、
    前記ポジション制御手段は、前記操作について、前記複数のグループのうち特定の一つのグループに属する各磁気検出素子によるON/OFF信号の組み合わせが前記必須パターンと一致しないとき、残りのグループに属する各磁気検出素子による操作ポジションの検知結果に基づいて、操作ポジションを特定する
    ことを特徴とするポジションセンサ。
  8. 前記ポジション制御手段は、前記複数のグループのうち特定の一つのグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検知結果と、別のグループに属する磁気検出素子による操作ポジションの検出結果とが、互いに異なる操作ポジションの検知結果であるとき、いずれの検知結果に基づく操作ポジションの特定も実施しない
    請求項6又は7に記載のポジションセンサ。
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