JP5427013B2 - コージェネレーションシステム - Google Patents

コージェネレーションシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5427013B2
JP5427013B2 JP2009286486A JP2009286486A JP5427013B2 JP 5427013 B2 JP5427013 B2 JP 5427013B2 JP 2009286486 A JP2009286486 A JP 2009286486A JP 2009286486 A JP2009286486 A JP 2009286486A JP 5427013 B2 JP5427013 B2 JP 5427013B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burner
fuel cell
reformer
gas
hot water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009286486A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011129363A (ja
Inventor
勝行 槇原
浩二 進藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
JXTG Nippon Oil and Energy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JXTG Nippon Oil and Energy Corp filed Critical JXTG Nippon Oil and Energy Corp
Priority to JP2009286486A priority Critical patent/JP5427013B2/ja
Publication of JP2011129363A publication Critical patent/JP2011129363A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5427013B2 publication Critical patent/JP5427013B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10Process efficiency
    • Y02P20/129Energy recovery, e.g. by cogeneration, H2recovery or pressure recovery turbines

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Description

本発明は、コージェネレーションシステムに関するものである。
電気と熱とを併給するコージェネレーションシステムが従来知られている。例えば、燃料電池システムの燃料電池で発電した電力を供給するとともに、燃料電池システムで発生する排熱を利用して給湯できるようにしたものである。このようなコージェネレーションシステムの一例としては、都市ガス等の原燃料を水素主体の改質ガスに改質するための改質装置(改質器、CO変成器、CO除去器からなる)と、この改質装置のCO除去器から供給される改質ガス及び空気ファンから供給される空気(酸化剤ガス)により直流電力を発電する燃料電池等により燃料電池システムを形成し、この燃料電池システムに貯湯タンクを接続した構成のものが開示されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1記載のコージェネレーションシステムでは、燃料電池の燃料極と貯湯タンクの水を加熱するためのプロセスガスバーナ、及び、燃料電池の燃料極と改質装置の触媒温度を保つための改質器バーナとがそれぞれ配管で接続され、それぞれの配管に開閉弁が設けられている。燃料電池の運転開始後は、燃料電池の温度が安定するまで、燃料電池の燃料極で未反応に終わったオフガスをプロセスガスバーナへ導入し、燃料電池の温度が安定した後は、燃料電池の燃料極で未反応に終わったオフガスを改質器バーナへ導入する。
特開2001−291525号公報
しかしながら、特許文献1記載のコージェネレーションシステムにあっては、家庭内負荷が低い時に貯湯タンク内の水温の上昇が必要となった場合には、エネルギー効率の良い運転を行うことができないおそれがある。
例えば、燃料電池の運転開始後においては、改質器バーナは改質装置の触媒温度を保つように定格発電分の原燃料のみを消費する。このため、家庭内負荷が低い時には、燃料極で未反応に終わったオフガスの量が改質器バーナの定格運転分を超えて余る場合がある。従って、コージェネレーションシステムをエネルギー効率良く動作させるためには、改質器バーナの定格運転分を超えて余るオフガスをプロセスガスバーナへ導入するように動作させることが考えられる。しかしながら、燃料電池の燃料極とプロセスガスバーナとを接続する配管に設けられた開閉弁、及び、燃料電池の燃料極と改質器バーナとを接続する配管に設けられた開閉弁を同時に開けるように制御しても、燃料極で未反応に終わったオフガスを改質器バーナ及びプロセスガスバーナへ適切に配分することができないおそれがある。
そこで、本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、家庭内負荷が低い時にエネルギー効率の良い運転を簡易な構成で実現することができるコージェネレーションシステムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係るコージェネレーションシステムは、原燃料を触媒により水素主体の改質ガスに改質する改質装置と、前記改質ガスと酸化剤ガスとが供給されて発電する燃料電池と、前記改質装置による改質ガスの組成が安定するまでの間に当該改質ガスを燃焼するプロセスガスバーナとを備えた燃料電池システムに貯湯タンクが接続されたコージェネレーションシステムであって、燃料電池及び改質装置の廃熱を利用して貯湯タンク内の水温を上昇させる熱交換系と、前記燃料電池の燃料極で未反応に終わったオフガスを前記改質装置の触媒温度を所定温度に保つ改質器バーナへ導入する第1配管と、前記燃料電池の燃料極で未反応に終わった前記オフガスをプロセスガスバーナへ導入する第2配管と、前記第1配管に配置される定流量弁と、前記第2配管に配置される電磁弁と、原燃料を燃焼して貯湯タンク内の水に熱を与えるバックアップバーナと、を備え、前記定流量弁は、前記燃料電池システムの運転時に前記改質器バーナが前記改質装置の触媒温度を所定温度に保つために必要な前記オフガスを一定流量で前記改質器バーナへ導入し、前記電磁弁は、前記燃料電池システムの運転時に家庭内負荷が所定値より小さい場合には前記プロセスガスバーナへ前記オフガスを導入するように開制御され、バックアップバーナ及びプロセスガスバーナが、燃料電池システムの運転とは独立して動作可能なバックアップ給湯器として構成され、バックアップバーナの火口の内側にプロセスガスバーナの火口が配置され、バックアップ給湯器の燃焼部が一体化されることを特徴として構成される。
本発明に係るコージェネレーションシステムでは、燃料電池及び改質装置の廃熱を利用して貯湯タンク内の水温を上昇させる熱交換系を備えるとともに、燃料電池の燃料極で未反応に終わったオフガスを改質器バーナへ導入する第1配管に定流量弁が配置され、燃料電池の燃料極で未反応に終わったオフガスをプロセスガスバーナへ導入する第2配管に電磁弁が配置される。これにより、燃料電池システムの運転時には、定流量弁によって改質装置の触媒温度を所定温度に保つために必要なオフガスが一定流量で改質器バーナへ導入される。そして、燃料電池システムの運転時に家庭内負荷が所定値より小さくなった場合には、熱交換系による水温の上昇が抑制されるが、燃料極で未反応に終わったオフガスが改質装置の触媒温度を所定温度に保つために必要なオフガス量を超えて余り、電磁弁が開とされることにより余剰分のオフガスがプロセスガスバーナへ導入される。このように、家庭内負荷が小さい場合には、熱交換系による水温の上昇が抑制されるが、定流量弁及び電磁弁を用いて燃料極で未反応に終わったオフガスを改質器バーナ及びプロセスガスバーナへ適切に配分することができる。このため、家庭内負荷が低い時にエネルギー効率の良い運転を簡易な構成で実現することが可能となる。また、バックアップバーナ及びプロセスガスバーナが、燃料電池システムの運転とは独立して動作可能なバックアップ給湯器として構成されているので、家庭内負荷が極めて低く燃料電池の運転が停止している時であっても、バックアップバーナが原燃料を用いて貯湯タンク内の水に熱を与えることができる。よって、不必要な燃料電池の起動を回避することが可能となるので、エネルギー効率の良い運転を行うことができる。さらに、バックアップバーナの火口の内側にプロセスガスバーナの火口が配置され、バックアップ給湯器の燃焼部が一体化されているので、バックアップバーナ及びプロセスガスバーナの何れかのみが動作した場合であっても、燃焼部の温度分布を均一化することができるので、貯湯タンク内の水に効率良く熱を与えることができる。よって、エネルギー効率の良い運転を行うことが可能となる。
本発明によれば、家庭内負荷が低い時にエネルギー効率の良い運転を簡易な構成で実現することができる。
本発明の実施形態に係るコージェネレーションシステムの構成を示すブロック図である。 図1に示すバックアップ給湯器の斜視図である。 図1に示すバックアップ給湯器の燃焼部における概略断面図である。 本発明の実施形態に係るコージェネレーションシステムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るコージェネレーションシステムの動作を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図中の寸法比率は必ずしも説明中のものとは一致していない。
図1は、本実施形態に係るコージェネレーションシステムの構成を示す概略ブロック図である。図1において、燃料電池システム1は、改質装置2と、燃料電池3(例えば、固体高分子形燃料電池)と、プロセスガスバーナ4を備えている。この燃料電池システム1には、貯湯タンク5が接続されてコージェネレーションシステム6が構成されている。
上記改質装置2は、改質器2aと、CO変成器2bと、CO除去器2c等から構成され、都市ガス等の原燃料を脱硫器2dで硫黄分を吸着した後に、改質器2aで水蒸気改質することにより水素主体のガスに改質し、続いてCO変成器2bで改質ガス中のCOをCOに変成し、更にCO除去器2cで選択酸化することにより改質ガス中のCOを所定濃度以下に低減する。
燃料電池システム1の起動時には、改質装置2により改質された改質ガスは組成分が安定しておらず、このため切替バルブ7及び電磁弁15を閉じるとともに切替バルブ8を開き、配管35を介して改質ガスをプロセスガスバーナ4に導入して燃焼させる。また、改質器2aではその触媒を昇温させるために、原燃料の一部を改質器バーナ9に供給して燃焼させる。
改質ガスの組成分が安定すると、上記切替バルブ8を閉じるとともに切替バルブ7を開いて改質ガスをCO除去器2cから燃料電池3の燃料極3aに供給し、空気ファン10により外気から取り込んだ空気を燃料電池3の空気極3bに供給して燃料電池3の発電が開始される。
燃料電池3で発電された直流電力は、電源部11に導入され、図示を省略したDC/DCコンバータ、DC/ACインバータを経て交流電力に変換されて供給されるのが一般的である。
燃料電池3の燃料極3aと改質器バーナ9との間は、配管(第1配管)12で接続されている。燃料電池3の発電中、燃料極3aで未反応に終わったオフガスが配管12を経て改質器バーナ9へ導入される。改質器2aの触媒は吸熱反応であり、その触媒の反応温度を保つためにオフガスを改質器バーナ9に導入して燃焼し続ける必要がある。原燃料の一部を改質器バーナ9に供給して燃焼させるのは、起動時における改質装置2の触媒を昇温させる間だけであり、燃料電池3の運転開始後は改質器バーナ9にオフガスを供給して燃焼させる。配管12には、一定流量のオフガスを供給する定流量弁14が設けられており、燃料電池3の負荷に応じて未反応に終わったオフガスの量が変動した場合であっても、触媒の反応温度を保つために必要な一定のオフガス量が改質器バーナ9へ供給される。この定流量弁14によって、改質装置2には常に定格発電分の原燃料が供給されて定格運転が行われる。
また、燃料電池3の燃料極3aとプロセスガスバーナ4との間は、配管(第2配管)13,35で接続されており、配管13には、切替バルブ(電磁弁)15が設けられている。家庭内負荷が低い場合には、燃料電池3の出力が小さくなり、燃料極3aで未反応に終わったオフガスの量が増加する。改質器バーナ9へ供給されるオフガス量を超えて余ったオフガスについては、電磁弁15を開とすることで、配管13,35を経てプロセスガスバーナ4へ供給され、貯湯タンク5内の水温上昇に用いられる。電磁弁15は、例えば、家庭内負荷が小さくなるほど開くように制御される。これにより、燃料極3aで未反応に終わったオフガスが改質器バーナ9及びプロセスガスバーナ4へ適切に分配される。
また、本実施形態では、プロセスガスバーナ4にバックアップバーナ16を付加してバックアップ給湯器17を構成する。バックアップバーナ16は、原燃料が供給される配管23に接続されており、配管23に設けられた電磁弁30が開とされると、原燃料が供給されて燃焼する。このため、バックアップ給湯器17は、燃料電池システム1の運転とは独立して動作可能に構成されている。
バックアップ給湯器17の構成例を図2,3により説明する。図2は、バックアップ給湯器17の斜視図、図3は、図2のバックアップ給湯器17の部分断面図である。図2に示すように、バックアップ給湯器17は、燃焼部17aと熱交換部17bとを備え、燃焼部17aには前記プロセスガスバーナ4とバックアップバーナ16とが並設され、熱交換部17bには複数の熱回収水配管18が配設されている。この熱回収水配管18は複数本の直管からなるが、熱交換部17b内で複数回屈曲する1本の曲管であってもよい。また、燃焼部17aには燃焼空気ファン19が付設されている。このバックアップ給湯器17は、図1のように前記貯湯タンク5と管路20を介して接続され、管路20の途中にはポンプ21が設けられている。また、図3に示すように、バックアップバーナ16及びプロセスガスバーナ4は先端側断面が円形の火口を有しており、バックアップバーナ16の火口の径は、プロセスガスバーナ4の火口の径よりも大とされる。そして、バックアップバーナ16の火口の内側にプロセスガスバーナの火口が配置され、バックアップ給湯器17の燃焼部17aが一体化される。
また、コージェネレーションシステム6には、図1に示すように、貯湯タンク5の水を加熱する手段として、バックアップ給湯器17の他に、燃料電池3の排熱を利用して熱交換する熱交換部32、改質器バーナ9の排熱を利用して熱交換する熱交換部33を備えている。熱交換部32,33及びバックアップ給湯器17は管路20に流れる水に対して熱交換を行う。
貯湯タンク5には、適時に市水が供給され、ポンプ21により貯湯タンク5の底部から管路20に水が流入する。管路20に流入した水は、管路20に接続された熱交換部32,33で順次加熱される。熱交換部32,33で順次加熱された水は、熱回収水配管18内を通過し、バックアップ給湯器17の熱交換部17bで加温され、貯湯タンク5内の上部に戻される。貯湯タンク5内には通常一定量の温水が溜められ、上記の要領にて繰り返し水を循環させることで徐々に湯温を上昇させることができる。また、熱交換部32,33及びバックアップ給湯器17の順に貯湯タンク5内の水を循環させるように構成されているので、バックアップ給湯器17のみを独立に起動させて貯湯タンク5内の湯温を上昇させることが可能となる。
また、貯湯タンク5には温度センサ22a,22bが付設され、この温度センサ22a,22bにより貯湯タンク5内の湯温を検出可能に構成されている。温度センサ22aは、貯湯タンク5の上側に配置され貯湯タンク5内の重力方向上部の湯温を検出し、温度センサ22bは、貯湯タンク5の下側に配置され貯湯タンク5内の重力方向下部の湯温を検出する。温度センサ22a,22bにより検出された重力方向上下部の湯温が所定温度(例えば、60℃)になると、制御装置(図略)からの信号によりポンプ21が停止し、水の循環を遮断して60℃の温水を貯湯タンク5内に貯溜するように構成されている。また、貯湯タンク5の給湯側には、給湯量センサ34が設けられている。
ここで、コージェネレーションシステム6の動作について、図4,5を用いて説明する。図4,5は、コージェネレーションシステム6の温度制御動作を示すフローチャートである。図4,5に示す制御処理は、例えば、コージェネレーションシステム6の電源がONされたタイミングから所定の間隔で制御装置により繰り返し実行される。なお、説明理解の容易性を考慮して、貯湯タンク5内の水温を加熱する閾値となる温度を60℃として説明する。また、図4では、燃料電池システム1の起動時の動作(切替バルブ7及び電磁弁15を閉じるとともに切替バルブ8を開き、配管35を介して改質ガスをプロセスガスバーナ4に導入して燃焼させる動作、ポンプ21を起動させる動作)については省略している。また、燃料電池システム1の停止の際に、改質器2及び燃料極3aへの空気流入を防止するために、切替バルブ7,8、電磁弁15,31、定流量弁14を閉とする動作については省略している。すなわち、燃料電池システム1が発電中又は起動中であれば、ポンプ21は起動されており、燃料電池システム1が停止中であれば、切替バルブ7,8、電磁弁15,31、定流量弁14は閉とされている。
まず、温度センサ22a,22bの検出結果に基づいて、貯湯タンク5内の水温が60℃以下であるか否かを判定する(S10)。例えば、一般家庭において、キッチンや風呂場での温水使用時には、貯湯タンク5から供給される。そして、貯湯タンク5の温水減量(給湯量)に応答して貯湯タンク5の底部に市水が補給される。多量の温水使用時には、貯湯タンク5内に補給される市水も多量となり、このため貯湯タンク5内の湯温が60℃以下に下がる事態が発生する。S10の処理において水温が60℃以下でないと判定した場合には、図4に示す制御処理を終了する。
一方、温度センサ22a,22bが60℃以下の湯温を検出したと判定した場合には、家庭内負荷(発電負荷)が所定値以下であるか否かを判定する(S14)。
S14の負荷判定処理において、発電負荷が所定値以下であると判定した場合には、さらに、燃料電池システム1の運転が停止されているか否かを判定する(S15)。S15の停止判定処理において、燃料電池システム1の運転が停止されていると判定した場合には、電磁弁30を開とする(S26)。そして、バックアップバーナ16が起動する(S28)。そして、制御装置からの信号によりポンプ21が起動する(S29)。ポンプ21により、熱交換部32,33,17bを有する熱回収系へ貯湯タンク5内の水が供給され、熱回収系で水の循環が開始される。バックアップバーナ16により、熱交換部17bを介して熱交換系の循環水に熱が与えられる。その後、温度センサ22a,22bの検出結果に基づいて、貯湯タンク5内の水温が60℃より大きいか否かを判定する(S30)。S30の温度判定処理において、貯湯タンク5内の水温が60℃より大きくないと判定した場合には、S14の判定処理へ再度移行する。このように、燃料電池システム1の運転が停止されている場合には、貯湯タンク5内の水温が60℃より大きくなるまでバックアップバーナ16が燃焼する。なお、S29の処理は、既にポンプ21が起動している場合にはスキップされる。
一方、S15の停止判定処理において、燃料電池システム1の運転が停止されていないと判定した場合には、電磁弁15を開とする(S16)。燃料電池3の出力が小さくなり、燃料極3aで未反応に終わったオフガスの量が増加しているため、電磁弁15を開とすることで、改質器バーナ9へ供給されるオフガス量を超えて余ったオフガスをプロセスガスバーナ4へ供給する。そして、プロセスガスバーナ4が起動し燃焼する(S18)。そして、給湯量センサ34の出力結果に基づいて給湯量が所定値以下であるか否かを判定する(S20)。S20の給湯量判定処理において、給湯量が所定値以下であると判定した場合には、家庭内での給湯量が少ない状態であり、循環水の温度上昇を早急に行う必要が無い。このため、バックアップバーナ16を起動するよりも、プロセスガスバーナ4の燃焼、燃料電池3の廃熱、改質器バーナ9の廃熱を利用して循環水を温めるように動作する方が効率的である。このため、バックアップバーナ16を起動することなく、燃料電池3及び改質器バーナ9の廃熱を利用して循環水を温めて温度判定処理へ移行する(S30)。S30の処理において、貯湯タンク5内の水温が60℃より大きくないと判定した場合には、S14の負荷判定処理へ再度移行する。このように、発電負荷が所定値以下であり、燃料電池システム1の運転が停止されていない場合には、貯湯タンク5内の水温が60℃より大きくなるまでプロセスガスバーナ4が燃焼する。
一方、S20の給湯量判定処理において、給湯量が所定値以下でないと判定した場合、すなわち家庭内での給湯量が多いと判定した場合には、電磁弁30を開とする(S22)。そして、バックアップバーナ16が起動する(S24)。これにより、熱交換部32,33,17bを有する熱回収系へ貯湯タンク5内の水が供給され、熱回収系で水の循環が開始される。その後、S30の処理へ移行する。このように、循環水の温度上昇を早急に行う必要がある場合には、プロセスガスバーナ4だけでなくバックアップバーナ16も燃焼するように動作する。
また、S14の負荷判定処理において、発電負荷が所定値以下でないと判定した場合には、電磁弁15を閉とする(S19)。発電負荷が大きい場合には、改質器バーナ9へ供給されるオフガス量を超えて余ったオフガスがほとんど存在せず、また、燃料電池3の廃熱、改質器バーナ9の廃熱が十分大きい。このため、プロセスガスバーナ4を起動することなく、S20の給湯量判定処理に移行する。S20の処理において、家庭内での給湯量が多いと判定した場合には、循環水の温度上昇を早急に行う必要があるので、バックアップバーナ16が起動し、燃焼する(S24)。そして、燃料電池3及び改質器バーナ9の廃熱、及びバックアップバーナ16を利用して循環水を温めて温度判定処理へ移行する(S30)。一方、S20の給湯量判定処理において、家庭内での給湯量が少ないと判定した場合には、循環水の温度上昇を早急に行う必要がないので、バックアップバーナ16を起動することなく、燃料電池3及び改質器バーナ9の廃熱を利用して循環水を温めて温度判定処理へ移行する(S30)。S30の温度判定処理において、貯湯タンク5内の水温が60℃より大きくないと判定した場合には、S14の判定処理へ再度移行する。このように、発電負荷が所定値以下でないと判定した場合には、燃料電池3の廃熱、改質器バーナ9の廃熱の利用を極力優先させるとともに、給湯量に応じてバックアップバーナ16も燃焼するように動作する。
一方、S30の温度判定処理において、貯湯タンク5内の水温が60℃より大きいと判定した場合には、停止処理へ移行する(S32)。例えば、燃料電池システム1の停止時において、バックアップバーナ16を起動させて循環水を温めている場合には、電磁弁30を閉とし、ポンプ21を停止する。
以上で図4の制御処理を終了する。図4に示す制御処理を実行することにより、簡易な構成で貯湯タンク5内の水温を効率良く維持することができる。
上述したように、本実施形態に係るコージェネレーションシステム6では、燃料電池3及び改質装置2の廃熱を利用して貯湯タンク5内の水温を上昇させる熱交換部32,33を備えるとともに、燃料電池3の燃料極3aで未反応に終わったオフガスを改質器バーナ9へ導入する配管12に定流量弁14が配置され、燃料電池3の燃料極3aで未反応に終わったオフガスをプロセスガスバーナ4へ導入する配管13に電磁弁15が配置される。これにより、燃料電池システム1の運転時には、定流量弁14によって改質装置2の触媒温度を所定温度に保つために必要なオフガスが一定流量で改質器バーナ9へ導入される。そして、燃料電池システム1の運転時に家庭内負荷が所定値より小さくなった場合には、熱交換部32,33による水温の上昇が抑制されるが、燃料極3aで未反応に終わったオフガスが改質装置2の触媒温度を所定温度に保つために必要なオフガス量を超えて余り、電磁弁15が開とされることにより余剰分のオフガスがプロセスガスバーナ4へ導入される。このように、家庭内負荷が小さい場合には、熱交換部32,33による水温の上昇が抑制されるが、定流量弁14及び電磁弁15を用いて燃料極3aで未反応に終わったオフガスを改質器バーナ9及びプロセスガスバーナ4へ適切に配分することができる。このため、家庭内負荷が低い時にエネルギー効率の良い運転を簡易な構成で実現することが可能となる。
また、本実施形態に係るコージェネレーションシステム6では、原燃料を燃焼して貯湯タンク5内の水に熱を与えるバックアップバーナ16を備え、バックアップバーナ16及びプロセスガスバーナ4が、燃料電池システム1の運転とは独立して動作可能なバックアップ給湯器17として構成することで、家庭内負荷が極めて低く燃料電池3の運転が停止している時であっても、バックアップバーナ16が原燃料を用いて貯湯タンク内の水に熱を与えることができる。よって、不必要な燃料電池3の起動を回避することが可能となるので、エネルギー効率の良い運転を行うことができる。また、プロセスガスバーナ4でのオフガス燃焼のみならず、バックアップバーナ16での都市ガス又はプロパンガス燃焼をも付加したので、バックアップ給湯器17はいわば追い焚き機能を発揮し、多量に温水が使用されて貯湯タンク5内の湯温が60℃以下になった時に、バックアップ給湯器17の熱交換部17bを通過する循環水を効率良く加温して貯湯タンク5内の湯温を短時間にて60℃に戻すことができる。
また、バックアップバーナ16の環状の火口の内側にプロセスガスバーナ4の環状の火口が配置され、バックアップ給湯器17の燃焼部17aが一体化することで、燃焼部17aの総熱量を高めて熱交換部17bでの熱交換を効率良く行うことができる。そして、バックアップバーナ16及びプロセスガスバーナ4の何れかのみが動作した場合であっても、燃焼部17aの温度分布を均一化することができるので、貯湯タンク5内の水に効率良く熱を与えることができる。よって、エネルギー効率の良い運転を行うことが可能となる。
更に、バックアップ給湯器17を貯湯タンク5側ではなく、燃料電池システム1側に設けたので、貯湯タンク5側での燃焼排ガスがなく、貯湯タンク5の設置場所の自由度を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、上記実施形態は本発明に係るコージェネレーションシステムの一例を示すものであり、本発明に係るコージェネレーションシステムは、上記実施形態に係るコージェネレーションシステムに限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、バックアップバーナ16及びプロセスガスバーナ4の火口の形状を円形としたが、矩形としてもよい。
1…燃料電池システム、2…改質装置、3…燃料電池、4…プロセスガスバーナ、5…貯湯タンク、6…コージェネレーションシステム、12…配管(第1配管)、13…配管(第2配管)、14…定流量弁、15…電磁弁、16…バックアップバーナ、17…バックアップ給湯器、17a…燃焼部、17b…熱交換部、32、33…熱交換部(熱交換系)。

Claims (1)

  1. 原燃料を触媒により水素主体の改質ガスに改質する改質装置と、前記改質ガスと酸化剤ガスとが供給されて発電する燃料電池と、前記改質装置による改質ガスの組成が安定するまでの間に当該改質ガスを燃焼するプロセスガスバーナとを備えた燃料電池システムに貯湯タンクが接続されたコージェネレーションシステムであって、
    燃料電池及び改質装置の廃熱を利用して貯湯タンク内の水温を上昇させる熱交換系と、
    前記燃料電池の燃料極で未反応に終わったオフガスを前記改質装置の触媒温度を所定温度に保つ改質器バーナへ導入する第1配管と、
    前記燃料電池の燃料極で未反応に終わった前記オフガスをプロセスガスバーナへ導入する第2配管と、
    前記第1配管に配置される定流量弁と、
    前記第2配管に配置される電磁弁と、
    原燃料を燃焼して前記貯湯タンク内の水に熱を与えるバックアップバーナと、
    を備え、
    前記定流量弁は、前記燃料電池システムの運転時に前記改質器バーナが前記改質装置の触媒温度を所定温度に保つために必要な前記オフガスを一定流量で前記改質器バーナへ導入し、
    前記電磁弁は、前記燃料電池システムの運転時に家庭内負荷が所定値より小さい場合には前記プロセスガスバーナへ前記オフガスを導入するように開制御され
    前記バックアップバーナ及び前記プロセスガスバーナが、前記燃料電池システムの運転とは独立して動作可能なバックアップ給湯器として構成され、
    前記バックアップバーナの火口の内側に前記プロセスガスバーナの火口が配置されて前記バックアップ給湯器の燃焼部が一体化されたこと、
    を特徴とするコージェネレーションシステム。
JP2009286486A 2009-12-17 2009-12-17 コージェネレーションシステム Expired - Fee Related JP5427013B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009286486A JP5427013B2 (ja) 2009-12-17 2009-12-17 コージェネレーションシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009286486A JP5427013B2 (ja) 2009-12-17 2009-12-17 コージェネレーションシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011129363A JP2011129363A (ja) 2011-06-30
JP5427013B2 true JP5427013B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=44291743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009286486A Expired - Fee Related JP5427013B2 (ja) 2009-12-17 2009-12-17 コージェネレーションシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5427013B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6751365B2 (ja) * 2017-03-27 2020-09-02 東京瓦斯株式会社 水素製造装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001201046A (ja) * 2000-01-18 2001-07-27 Sanyo Electric Co Ltd 燃焼装置及び燃料電池発電システム
JP3530458B2 (ja) * 2000-04-07 2004-05-24 三洋電機株式会社 固体高分子型燃料電池の起動方法及びその装置
JP2004164868A (ja) * 2002-11-08 2004-06-10 Sanyo Electric Co Ltd コージェネレーションシステムにおける貯湯方法及びその装置
JP4203456B2 (ja) * 2004-07-21 2009-01-07 パロマ工業株式会社 こんろバーナ
JP2006156015A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Tokyo Gas Co Ltd 燃料電池システムおよび燃料ガス供給方法
JP2008300251A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Honda Motor Co Ltd 燃料電池コージェネレーション装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011129363A (ja) 2011-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4644704B2 (ja) 燃料電池システム
KR101897500B1 (ko) 연료극 가스 또는 연료극 배가스를 이용한 열교환기를 포함하는 연료전지 시스템
JP6943285B2 (ja) 燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法
JP2006219328A (ja) 水素生成装置及びそれを用いた燃料電池システム
JP5427013B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP2002042840A (ja) 燃料電池型コージェネレーションシステム
JP5324752B2 (ja) 水素含有ガス生成装置
JP2006024478A (ja) 燃料電池発電システムの運転方法及び燃料電池発電システム
JP2001313053A (ja) 燃料電池システム
JP3999513B2 (ja) 燃料電池発電システムおよびその運転方法
JP5371842B2 (ja) 燃料電池システム
WO2021234426A1 (ja) 燃料電池システム及び燃料電池システムの制御方法
JP5473823B2 (ja) 燃料電池システム
JP2005353347A (ja) 燃料電池システム
JP2004164868A (ja) コージェネレーションシステムにおける貯湯方法及びその装置
JP5426990B2 (ja) 燃料電池システム及びその設計方法
JP3992423B2 (ja) 燃料電池システムの運転起動方法およびその装置
US9640820B2 (en) Power generation system and method of operating the same
JP5643707B2 (ja) 水素含有ガス生成装置
JP5145313B2 (ja) 燃料電池システム
JP4847772B2 (ja) 水素含有ガス生成装置
JP2007261871A (ja) 水素含有ガス生成装置
JP4660910B2 (ja) 燃料電池発電装置とその起動方法
JP3939333B2 (ja) 給湯システム
JP2009151986A (ja) 燃料電池システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120510

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees