JP5426962B2 - 加工室カバーの支持構造 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載のスプラッシュガードは、ベッド上に固定パネルを配置し梁で支持フレームを構築して、中央カバー部と、左右のカバー部と、を連結して構成されている。
また、チルト本体カバーに加工室カバーを連結することで、取り付け剛性を高めてシール性を向上することができ、しかもチルトテーブル装置の着脱作業を簡素化することが可能となる。
そして、チルト本体カバーおよびテールストックカバーの両方で加工室カバーを強固に支持することで、加工室カバーの取り付け剛性をより高めて、加工室カバーをより簡素化・軽量化し着脱性を容易にすることが可能となる。
本発明の請求項4に係る発明は、ワークを支持する治具ベースを傾斜可能に支持するチルトテーブル装置を有する工作機械における加工領域を覆う加工室カバーの支持構造であって、前記チルトテーブル装置は、チルト軸を傾斜可能に駆動するチルト軸駆動装置からなり前記治具ベースの一端側を支持するチルト本体部と、このチルト本体部に対峙するように配設され前記治具ベースの他端側を回転自在に支持する回転支持装置からなるテールストック部と、を備え、前記加工領域と前記チルト軸駆動装置との間を遮蔽するチルト本体カバーを前記チルト本体部に設け、前記チルト本体カバーに前記加工室カバーを連結して支持し、前記加工領域と前記回転支持装置との間を遮蔽するテールストックカバーを前記テールストック部に設け、前記テールストックカバーに前記加工室カバーを連結して支持し、前記テールストックカバーは、前記チルト本体部に締結具で固定される保持プレートと、この保持プレートと前記チルト軸との隙間を封止するシール部材と、前記保持プレートに固定されたカバー部と、を備えていることを特徴とする。
本発明の実施形態に係る加工室カバー1の支持構造は、図1に示すように、ワークWを支持する治具ベース12を傾斜可能に支持するチルトテーブル装置(2,3)であるチルト本体部2およびテールストック部3を有する工作機械(不図示)における加工領域Aを覆う加工室カバー1を支持する構造である。
チルト本体カバー4は、チルト本体部2に締結具4aで固定される保持プレート41と、保持プレート41とチルト軸22との隙間を封止するシール部材42と、保持プレート41に固定されたカバー部43と、を備えている。そして、カバー部43には、加工室カバー1を取付けるための取り付け穴43a(図3)が形成され、ねじ1c(図1)で加工室カバー1が着脱自在に固定される。
かかる構成により、保持プレート41を介してシール部材42およびカバー部43をチルト本体カバー4に強固に固定することで、剛性を確保するとともに、充分なシール性を確保することができる。
具体的には、テールストック部3は、ケーシング31と、治具ベース12の他端側(本図における右側面)を支持する回転支持装置32と、を備えている。
回転支持装置32は、回転軸32aと、回転軸32aをケーシング31に回転自在に支持するベアリングB3,B4とを備えて構成されている。
テールストックカバー5は、テールストック部3に締結具5aで固定される保持プレート51と、この保持プレート51と回転軸32aとの隙間を封止するシール部材52と、保持プレート51に固定されたカバー部53と、を備えている。
本実施形態に係る加工室カバー1の支持構造は、チルト本体カバー4をチルト本体部2に設けたので、シール性を高めてチルト軸駆動装置23、およびチルト軸22の回転支持部材であるベアリングB1,B2を加工領域Aから確実に遮蔽することができる。また、テールストックカバー5をテールストック部3に設けたので、回転支持装置32を加工領域Aから確実に遮蔽することができる。
例えば、本実施形態においては、チルト本体カバー4およびテールストックカバー5に加工室カバー1を連結して支持したが、これに限定されるものではなく、チルト本体カバー4のみに加工室カバー1を連結してテールストックカバー5には加工室カバー1を連結しない構成を採用することもできる。
2 チルト本体部
3 テールストック部
4 チルト本体カバー
5 テールストックカバー
12 治具ベース
13 ベッド
21 ケーシング
22 チルト軸
23 チルト軸駆動装置
23a 駆動モータ
23b 減速機
23c ケース
31 ケーシング
32 回転支持装置
32a 回転軸
41 保持プレート
42 シール部材
43 カバー部
51 保持プレート
52 シール部材
53 カバー部
A 加工領域
W ワーク
Claims (4)
- ワークを支持する治具ベースを傾斜可能に支持するチルトテーブル装置を有する工作機械における加工領域を覆う加工室カバーの支持構造であって、
前記チルトテーブル装置は、
チルト軸を傾斜可能に駆動するチルト軸駆動装置からなり前記治具ベースの一端側を支持するチルト本体部と、
このチルト本体部に対峙するように配設され前記治具ベースの他端側を回転自在に支持する回転支持装置からなるテールストック部と、を備え、
前記加工領域と前記チルト軸駆動装置との間を遮蔽するチルト本体カバーを前記チルト本体部に設け、
前記チルト本体カバーに前記加工室カバーを連結して支持し、
前記チルト本体カバーは、
前記チルト本体部に締結具で固定される保持プレートと、
この保持プレートと前記チルト軸との隙間を封止するシール部材と、
前記保持プレートに固定されたカバー部と、
を備えていること、
を特徴とする加工室カバーの支持構造。 - 前記加工領域と前記回転支持装置との間を遮蔽するテールストックカバーを前記テールストック部に設け、
前記テールストックカバーに前記加工室カバーを連結して支持したこと、
を特徴とする請求項1に記載の加工室カバーの支持構造。 - 前記テールストックカバーは、
前記チルト本体部に締結具で固定される保持プレートと、
この保持プレートと前記チルト軸との隙間を封止するシール部材と、
前記保持プレートに固定されたカバー部と、
を備えていることを特徴とする請求項2に記載の加工室カバーの支持構造。 - ワークを支持する治具ベースを傾斜可能に支持するチルトテーブル装置を有する工作機械における加工領域を覆う加工室カバーの支持構造であって、
前記チルトテーブル装置は、
チルト軸を傾斜可能に駆動するチルト軸駆動装置からなり前記治具ベースの一端側を支持するチルト本体部と、
このチルト本体部に対峙するように配設され前記治具ベースの他端側を回転自在に支持する回転支持装置からなるテールストック部と、を備え、
前記加工領域と前記チルト軸駆動装置との間を遮蔽するチルト本体カバーを前記チルト本体部に設け、
前記チルト本体カバーに前記加工室カバーを連結して支持し、
前記加工領域と前記回転支持装置との間を遮蔽するテールストックカバーを前記テールストック部に設け、
前記テールストックカバーに前記加工室カバーを連結して支持し、
前記テールストックカバーは、
前記チルト本体部に締結具で固定される保持プレートと、
この保持プレートと前記チルト軸との隙間を封止するシール部材と、
前記保持プレートに固定されたカバー部と、
を備えていることを特徴とする加工室カバーの支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009183084A JP5426962B2 (ja) | 2009-08-06 | 2009-08-06 | 加工室カバーの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009183084A JP5426962B2 (ja) | 2009-08-06 | 2009-08-06 | 加工室カバーの支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011031376A JP2011031376A (ja) | 2011-02-17 |
JP5426962B2 true JP5426962B2 (ja) | 2014-02-26 |
Family
ID=43760960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009183084A Active JP5426962B2 (ja) | 2009-08-06 | 2009-08-06 | 加工室カバーの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JPH08155782A (ja) * | 1994-12-09 | 1996-06-18 | Enshu Ltd | 工作機械のスプラッシュガード装置 |
JP2004160642A (ja) * | 2002-10-22 | 2004-06-10 | Sankyo Mfg Co Ltd | 傾斜回動テーブル装置 |
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2009
- 2009-08-06 JP JP2009183084A patent/JP5426962B2/ja active Active
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