JP5425414B2 - X線ct装置 - Google Patents

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本発明は、X線CT(Computed Tomography)装置に関し、詳しくは、スキャン(scan)計画の手法に関する。
X線CT装置を用いて造影検査を行う場合、一般的には、スカウト(scout)撮影、単純検査の撮影、造影検査の撮影という順番で撮影が行われる。これは、まず、スカウト撮影によって、撮影空間における被検体の位置を把握して、関心部位を撮影するための条件設定を可能にし、次に、造影剤を用いない単純検査の撮影によって、被検体の内部の状態、例えば石灰化等の病変の有無を把握して、造影検査の可否や方針を決定し、その後、造影剤を用いる造影検査の撮影を行うというステップ(step)を踏むためである。
なお、単純検査および造影検査における撮影範囲の設定は、通常、スカウト撮影によって得られた被検体のスカウト画像を用いて行われる。例えば、操作者が、操作コンソール(console)の画面に表示された被検体のスカウト画像上で、スキャン開始位置とスキャン終了位置とを指定し、これらの位置情報を基に撮影範囲を設定する(例えば、特許文献1,図23)。
特開2006−320523号公報
ところで、X線CT装置を用いた造影検査の撮影では、被検体の脳や心臓等における血流の時系列的な画像を得るために、設定された撮影範囲を複数回にわたって繰り返し撮影することが多い。そのため、単純検査の撮影と比較して、被検体への被曝量が増大する。特に撮影部位が心臓である場合には、心電同期撮影を行う必要があり、被検体への被曝量はさらに増大する。したがって、造影検査の撮影では、被検体への被曝量を極力低減すべく、撮影範囲を病変部などの関心部位に絞って設定することが望ましい。
しかしながら、撮影範囲の設定に用いるスカウト画像は、読影用ではなく、あくまで被検体の位置確認用であることから、画質よりも被検体の被曝低減を優先して、低線量のX線を用いた撮影により取得される。そのため、スカウト画像では、組織や病変部等が正確に特定できるほど十分な画質が得られない場合がある。また、スカウト画像は、通常、被検体全体の投射画像である。そのため、スカウト画像では、被検体内の複数の組織が重なって現れ、各組織や病変部の識別が難しい。それ故、実際の造影検査では、操作者が、スカウト画像を参照して、真の関心部位が確実にカバーされる広めの領域を撮影範囲として設定することが多い。つまり、このようにして設定される撮影範囲には、読影に不要な領域が多く含まれており、このような撮影範囲に対する撮影では、被検体への無駄被曝が大きい。
本発明は、上記事情に鑑み、被検体の造影検査時の撮影における低被曝化を可能にするX線CT装置を提供することを目的とする。
第1の観点では、本発明は、被検体のスカウト画像上における指定された位置に基づいて、前記被検体の単純検査の撮影範囲を設定する単純検査撮影範囲設定手段と、前記設定された単純検査の撮影範囲に対して単純CT撮影を行う単純撮影手段と、前記単純CT撮影によって得られる前記単純検査の撮影範囲の少なくとも一部を表す所定の画像を表示し、該所定の画像上における指定された位置に基づいて、前記被検体の造影検査の撮影範囲を設定する造影検査撮影範囲設定手段と、前記設定された造影検査の撮影範囲に対して造影CT撮影を行う造影撮影手段とを備えるX線CT装置を提供する。
第2の観点では、本発明は、前記所定の画像が、前記単純検査の撮影範囲に対応する空間における所定のスライス(slice)に対応する断層画像である上記第1の観点のX線CT装置を提供する。
第3の観点では、本発明は、前記断層画像が、前記所定のスライスの平均値投影画像である上記第2の観点のX線CT装置を提供する。
第4の観点では、本発明は、前記断層画像が、前記所定のスライスの最大値投影画像である上記第2の観点のX線CT装置を提供する。
第5の観点では、本発明は、前記断層画像が、アキシャル(axial)画像、コロナル(coronal)画像、およびサジタル(sagittal)画像のうち少なくとも1つである上記第2の観点から第4の観点のいずれか1つの観点のX線CT装置を提供する。
第6の観点では、本発明は、操作者により指定された任意のスライスを前記所定のスライスとして設定するスライス設定手段をさらに備える上記第2の観点から第5の観点のいずれか1つの観点のX線CT装置を提供する。
第7の観点では、本発明は、前記設定された造影検査の撮影範囲に基づいて、前記造影CT撮影に用いるX線フィルタ(filter)の候補を決定するX線フィルタ候補決定手段をさらに備える上記第1の観点から第6の観点のいずれか1つの観点のX線CT装置を提供する。
第8の観点では、本発明は、コンピュータ(computer)を、被検体のスカウト画像上における指定された位置に基づいて、前記被検体の単純検査の撮影範囲を設定する単純検査撮影範囲設定手段と、前記設定された単純検査の撮影範囲に対して単純CT撮影を行うよう、走査ガントリ(gantry)を制御する単純撮影制御手段と、前記単純CT撮影によって得られる前記単純検査の撮影範囲の少なくとも一部を表す所定の画像を表示し、該所定の画像上における指定された位置に基づいて、前記被検体の造影検査の撮影範囲を設定する造影検査撮影範囲設定手段と、前記設定された造影検査の撮影範囲に対して造影CT撮影を行うよう、前記走査ガントリを制御する造影撮影制御手段として機能させるためのプログラム(program)を提供する。
ここで、「スカウト画像」とは、単純検査や造影検査の撮影時と比較してより低線量のX線を用いて被検体をスキャンすることにより得られる、被検体の画像である。スカウトスキャンは、X線管およびX線検出器を、被検体の体軸に平行に移動させるスキャンと、X線管およびX線検出器を、被検体の周りで螺旋状に回転させて移動させるスキャンとを含む。
本発明によれば、造影検査の前に通常行われる単純検査で得られる、被検体の所定の画像を表示し、この所定の画像上で指定された位置に基づいて、造影検査の撮影範囲を設定するので、スカウト画像より高画質である単純検査の画像を参照して、被検体の解剖学的構造を正確に把握し、造影検査の撮影範囲を関心部位に絞り込んで設定することができ、X線CT装置による被検体の造影検査時の撮影における低被曝化が可能になる。
以下、図を参照しながら本発明にかかる実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるX線CT装置100の構成を示すブロック(block)図である。X線CT装置100は、操作コンソール1と、撮影テーブル(table)8と、走査ガントリ9とを具備している。
操作コンソール1は、操作者の指示や情報などを受け付ける入力装置2と、スキャン制御処理や画像再構成処理などを実行する中央処理装置3と、制御信号などを撮影テーブル8や走査ガントリ9へ出力する制御インタフェース(interface)4と、走査ガントリ9で取得したデータ(data)を収集するデータ収集バッファ(buffer)5と、スキャン計画画面や断層画像などを表示するモニタ(monitor)6とを具備している。操作コンソール1は、例えば、コンピュータで構成されており、不図示の記憶装置からプログラムを読み出して実行することにより、これらの各構成要素として機能する。
撮影テーブル8は、水平な天板上に被検体を乗せてその体軸方向に移動させる。なお、以下より、撮影テーブル8の天板の移動方向すなわち被検体の体軸方向をz方向、z方向に直交する水平方向をx方向、x方向およびz方向に直交する方向をy方向という。
走査ガントリ9は、X線コントローラ(controller)10と、X線管11と、ボウタイフィルタセット(bow-tie filter set)(X線フィルタ)12と、X線検出器13と、データ収集部14と、被検体の体軸の回りにX線管11などを回転させる回転コントローラ15とを具備している。
なお、中央処理装置3は、本発明における単純検査用撮影範囲設定手段、造影検査用撮影範囲設定手段、フィルタ候補決定手段の一例である。また、中央処理装置3および走査ガントリ9は、本発明における単純検査撮影手段、造影検査撮影手段の一例である。また、中央処理装置3および入力装置2は、本発明におけるスライス設定手段の一例である。
図2は、X線CT装置100における造影検査処理を示すフローチャート(flowchart)である。
ステップT1では、スカウト画像取得処理を実行し、被検体のスカウト画像を取得する。このスカウト画像取得処理については、図3を参照して後述する。
ステップT2では、単純検査スキャン計画処理を実行し、上記スカウト画像を参照して、単純検査用のスキャンパラメータ(scan parameter)を設定する。この単純検査スキャン計画処理については、図4を参照して後述する。
ステップT3では、単純検査処理を実行し、単純検査のスキャンパラメータを基にスキャンを行い、被検体の単純検査を行う。単純検査処理については、図5を参照して後述する。
ステップT4では、造影検査スキャン計画処理を実行し、上記単純検査で得られた画像を参照して、造影検査のスキャンパラメータを設定する。この造影検査スキャン計画処理については、図6を参照して後述する。
ステップT5では、造影検査処理を実行し、造影検査のスキャンパラメータを基にスキャンを行い、被検体の造影検査を行う。この造影検査処理については、図7を参照して後述する。
図3は、スカウト画像取得処理(T1)の一例の詳細を示すフローチャートである。
ステップT101では、被検体のAP(anterior-posterior)・スカウト画像を取得する。AP・スカウト画像は、被検体をAP方向すなわちy方向に投影した画像である。ここでは、X線管11およびX線検出器13がy方向に並ぶよう、走査ガントリ9の回転位置をいわゆる0°の位置に固定して、撮影テーブル8により被検体をz方向に移動させながら低線量のX線で被検体をスキャンする第1のスカウトスキャンにより取得する。
ステップT102では、被検体のラテラル(lateral)・スカウト画像を取得する。ラテラル・スカウト画像は、被検体をラテラル方向すなわちx方向に投影した画像である。ここでは、X線管11およびX線検出器13がx方向に並ぶよう、走査ガントリ9の回転位置をいわゆる90°の位置に固定して、撮影テーブル8により被検体をz方向に移動させながら低線量のX線で被検体をスキャンする第2のスカウトスキャンにより取得する。
図4は、単純検査スキャン計画処理(T2)の一例の詳細を示すフローチャートである。
ステップT201では、モニタ6の画面を、単純検査のターゲット(target)領域設定画面にして、単純検査のターゲット領域(撮影範囲)R1を設定する。ターゲット領域は、撮影が可能な撮影空間のうち、撮影によって画像化すべき空間を表す領域であり、操作者は、このターゲット領域を、被検体の関心部位が含まれるよう設定する。ターゲット領域は、ここでは、x方向、y方向およびz方向にそれぞれ垂直な面で構成される直方体の内部領域として規定する。
図8および図9は、単純検査のターゲット領域設定画面の一例を示す図である。単純検査のターゲット領域設定画面は、切換え可能な2つの設定画面を有している。
第1の設定画面は、図8に示すように、被検体のAP・スカウト画像P11と、長方形枠R1yとが重ねて表示される画面S11である。AP・スカウト画像P11は、先の第1のスカウトスキャンによって取得されたスカウト画像である。長方形枠R1yは、単純検査のターゲット領域R1の輪郭をy方向へ投影したものである。AP・スカウト画像P11と長方形枠R1yとは、同じ撮影空間の座標系を用いて表示される。したがって、AP・スカウト画像P11のうち長方形枠R1yで囲まれる領域が表す被検体の部位の一部は、単純検査において実際に画像化されることになる。長方形枠R1yの幾何学的情報と単純検査のターゲット領域R1の設定値とはリンク(link)している。操作者は、GUI(graphical user
interface)により、長方形枠R1yを新規に作成したり、既成の長方形枠R1yを変形させたりすることにより、単純検査のターゲット領域R1のx方向およびz方向の範囲を設定することができる。
第2の設定画面は、図9に示すように、被検体のラテラル・スカウト画像P12と、長方形枠R1xとが重ねて表示される画面S12である。ラテラル・スカウト画像P12は、先の第2のスカウトスキャンによって取得された画像である。長方形枠R1xは、単純検査のターゲット領域R1の輪郭をx方向へ投影したものである。ラテラル・スカウト画像P12と長方形枠R1xとは、同じ撮影空間の座標系を用いて重ねて表示される。したがって、ラテラル・スカウト画像P12のうち長方形枠R1xで囲まれる領域が表す被検体の部位の一部は、単純検査において実際に画像化されることになる。長方形枠R1xの幾何学的情報と単純検査のターゲット領域R1の設定値とはリンクしている。操作者は、GUIにより、長方形枠R1xを新規に作図したり、既成の長方形枠R1xを変形させたりすることにより、単純検査のターゲット領域R1のy方向およびz方向の範囲を設定することができる。
操作者は、モニタ6の画面を、必要に応じて画面S11と画面S12とに切り換え、スカウト画像を参照しながら、単純検査で観察したい被検体の部位、例えば、被検体の胸部を単純検査のターゲット領域R1に設定する。
なお、ターゲット領域は、xy方向における画像化の範囲を示す表示照射野(DFOV;display
field of view)と、z方向における画像化の範囲とで規定することもできる。表示照射野は、一般的には、x方向に平行な辺とy方向に平行な辺とで構成される正方形の内部領域であり、例えば512×512画素サイズの画像に画像化される。この場合、ターゲット領域は、x方向、y方向、およびz方向にそれぞれ垂直な平面で構成される正四角柱状の領域となる。ターゲット領域は、より直感的に、表示照射野の辺長、表示照射野のx方向のオフセット(offset)、表示照射野のy方向のオフセット、z方向の開始位置および終了位置というパラメータを用いて規定することもできる。表示照射野のx方向のオフセットは、アイソセンタ(iso-center)から表示照射野の中心へのx方向におけるシフト(shift)量、表示照射野のy方向のオフセットは、アイソセンタから表示照射野の中心へのy方向におけるシフト量である。
ステップT202では、単純検査のターゲット領域R1が含まれる最小限の設定可能なスキャン範囲を、単純検査のスキャン範囲として設定する。すなわち、単純検査のスキャンパラメータのうちスキャン範囲を規定するパラメータの候補を決定する。具体的には、走査ガントリ9のアイソセンタを中心とする、xy面に平行な円領域で表されるスキャン照射野の直径、z方向におけるスキャン開始位置およびスキャン終了位置について、それぞれの候補が決定される。
ステップT203では、モニタ6の画面を単純検査のパラメータ設定画面にして、単純検査の各スキャンパラメータを設定する。例えば、操作者が、入力装置2を介して、プリセットされている候補を修正したり、スキャンパラメータを新規で入力したりすることにより、個々のスキャンパラメータを設定する。スキャンパラメータとしては、スキャン照射野の直径、スキャン開始位置、スキャン終了位置の他、例えば、スライス厚、画像枚数、X線管の管電圧および管電流、走査ガントリの回転速度、ボウタイフィルタの種類等が考えられる。
ボウタイフィルタは、被検体のスライス面内における中心部と端部とでX線吸収が均一になるよう、X線強度を空間的に最適化するためのフィルタである。走査ガントリ9には、大きさがそれぞれ異なる複数種類のボウタイフィルタセット12が用意されており、スキャンする部位の大きさに応じて、スキャン時に使用するボウタイフィルタを切り換える。例えば「大」、「中」、「小」の3種のボウタイフィルタが用意されており、スキャンする部位が大人の胸部であれば「大」、小児の胸部であれば「中」、小児の頭部であれば「小」に切り換える。スキャン時に使用するボウタイフィルタの種類は、スキャンパラメータの1つであり、一般的には、操作者が任意に設定する。
図5は、単純検査処理(T3)の一例の詳細を示すフローチャートである。
ステップT301では、被検体の単純検査のスキャンを行う。すなわち、単純検査のスキャンパラメータを基に、走査ガントリ9および撮影テーブル8を制御して、設定されたスキャン範囲に対応する空間(以下、第1の空間という)に対して、単純検査のスキャンを行い、この第1の空間の投影データを収集する。
ステップT302では、第1の空間の投影データを基に画像再構成処理を行って、単純検査のターゲット領域R1の空間をz方向にスライスしたときの複数のスライスに対応する複数の断層画像を生成する。
ステップT303では、上記複数の断層画像をz方向にそのまま積層して、単純検査のターゲット領域R1の空間に対応する3次元CT値モデルを生成する。この3次元CT値モデル(model)は、3次元画像であり、各ボクセルにCT値を有している。
図6は、造影検査スキャン計画処理(T4)の一例の詳細を示すフローチャートである。
ステップT401では、モニタ6の画面を造影検査のターゲット領域設定画面にして、造影検査のターゲット領域R2を設定する。
図10、図11および図12は、造影検査のターゲット領域設定画面の一例を示す図である。造影検査のターゲット領域設定画面は、切換え可能な3つの設定画面を有している。
第1の設定画面は、図10に示すように、被検体のコロナル画像P2Ci(i=1,2,…,Nc)と、長方形枠R2yとが重ねて表示される画面S21である。コロナル画像P2Ciは、先の単純検査のスキャンによって得られた画像であり、図13に示すように、単純検査のターゲット領域R1の空間におけるコロナル面すなわちxz面に平行な任意のスライスCiに対応する断層画像である。第1の設定画面S21では、図10に示すように、コロナル画像P2Ciの近傍にスライドバー(slide-bar)Bcが表示される。操作者は、このスライドバーBcを、GUIでスライドさせることにより、表示するコロナル画像のスライスCiをy方向で変化させて指定することができる。コロナル画像P2Ciは、単純検査のターゲット領域R1の空間を表す3次元CT値モデルに基づいて再構成される。長方形枠R2yは、造影検査のターゲット領域の輪郭をy方向へ投影して成るものである。コロナル画像P2Ciと長方形枠R2yとは、同じ撮影空間の座標系を用いて表示される。したがって、コロナル画像P2C1〜P2CNcのうち長方形枠R2yで囲まれる領域が表す被検体の部位の一部は、造影検査において実際に画像化されることになる。長方形枠R2yの幾何学的情報と造影検査のターゲット領域R2の設定値とはリンクしている。操作者は、GUIにより、長方形枠R2yを新規に作図したり、既成の長方形枠R2yを変形させたりすることにより、ターゲット領域R2のx方向およびz方向の範囲を設定することができる。
第2の設定画面は、図11に示すように、被検体のサジタル画像P2Sj(j=1,2,…,Ns)と、長方形枠R2xとが重ねて表示される画面S22である。サジタル画像P2Sjは、先の単純検査のスキャンによって得られた画像であり、図14に示すように、単純検査のターゲット領域R1の空間における、サジタル面すなわちyz面に平行な任意のスライスSjに対応する断層画像である。第2の設定画面S22では、図11に示すように、サジタル画像P2Sjの近傍にスライドバーBsが表示される。操作者は、このスライドバーBsを、GUIでスライドさせることにより、表示するサジタル画像のスライスSjをx方向で変化させて指定することができる。サジタル画像P2Sjは、単純検査のターゲット領域R1の空間を表す3次元CT値モデルに基づいて再構成される。長方形枠R2xは、造影検査のターゲット領域R2の輪郭をx方向へ投影したものである。サジタル画像P2Sjと長方形枠R2xとは、同じ撮影空間の座標系を用いて表示される。したがって、サジタル画像P2S1〜P2SNsのうち長方形枠R2xで囲まれる領域が表す被検体の部位の一部は、造影検査において実際に画像化されることになる。長方形枠R2xの幾何学的情報と造影検査のターゲット領域R2の設定値とはリンクしている。操作者は、GUIにより、長方形枠R2xを新規に作図したり、既成の長方形枠R2xを変形させたりすることにより、造影検査のターゲット領域R2のy方向およびz方向の範囲を設定することができる。
第3の設定画面は、図12に示すように、被検体のアキシャル画像P2Ak(k=1,2,…,Na)と、長方形枠R2zとが重ねて表示される画面S23である。アキシャル画像P2Akは、先の単純検査のスキャンによって得られた画像であり、図15に示すように、単純検査のターゲット領域R1の空間における、アキシャル面すなわちxy面に平行な任意のスライスAkに対応する断層画像である。第3の設定画面S23では、図12に示すように、アキシャル画像P2Akの近傍にスライドバーBaが表示される。操作者は、このスライドバーBaを、GUIでスライドさせることにより、表示するアキシャル画像のスライスAkをz方向で変化させて指定することができる。アキシャル画像P2Akは、単純検査のターゲット領域R1の空間を表す3次元CT値モデルに基づいて再構成される。長方形枠R2zは、造影検査のターゲット領域R2の輪郭をz方向へ投影したものである。アキシャル画像P2Akと長方形枠R2zとは、同じ撮影空間の座標系を用いて表示される。したがって、アキシャル画像P2A1〜P2ANaのうち長方形枠R2zで囲まれる領域が表す被検体の部位の一部は、造影検査において実際に画像化されることになる。長方形枠R2zの幾何学的情報と造影検査のターゲット領域R2の設定値とはリンクしている。操作者は、GUIにより、長方形枠R2zを新規に作図したり、既成の長方形枠R2zを変形させたりすることにより、ターゲット領域R2のx方向およびy方向の範囲を設定することができる。
なお、上記のコロナル画像、サジタル画像、およびアキシャル画像は、単純検査のターゲット領域R1の空間におけるスライスの平均値投影画像、最大値投影画像(MIP画像)、あるいは最小値投影画像(Min−IP画像)とすることができる。平均値投影画像は、投影経路上の画素値の平均値をその投影方向に投影して得られる画像である。また、最大値投影画像は、投影経路上の画素値の最大値を、最小値投影画像は、投影経路上の画素値の最小値を、それぞれその投影方向へ投影して得られる画像である。
また、上記のコロナル画像、サジタル画像、およびアキシャル画像のスライス厚は可変であり、設定可能な最大のスライス厚は、単純検査のターゲット領域R1の空間における空間幅に相当する。スライス厚が最大のときは、表示される断層画像は、被検体の全体的な投影画像となる。
操作者は、モニタ6の画面を、必要に応じて切り換え、任意の断層画像を参照することにより、単純検査のターゲット領域R1内の被検体の解剖学的構造を、詳細かつ正確に認識することができる。そして、造影検査で観察したい被検体の関心部位の位置を高い精度で特定し、造影検査のターゲット領域R2を、その関心部位に絞り込んで設定することができる。操作者は、例えば、被検体の胸部のうち心臓を関心部位として、ターゲット領域R2をこの心臓に絞り込んで設定する。
ステップT402では、造影検査のターゲット領域R2が含まれる最小限の設定可能なスキャン範囲を、造影検査のスキャン範囲として設定する。すなわち、造影検査のスキャンパラメータのうち、スキャン範囲を規定するパラメータの候補を決定する。具体的には、走査ガントリ9のアイソセンタを中心とする、xy面に平行な円領域で表されるスキャン照射野の直径、z方向におけるスキャン開始位置およびスキャン終了位置について、それぞれの候補が決定される。
ステップT403では、設定された造影検査のスキャン範囲を基に、造影検査のスキャン時に使用するボウタイフィルタ12の候補を決定する。本実施形態では、造影検査のターゲット領域R2が正確に設定され、その結果、スキャン範囲も正確に設定されることが期待できる。そこで、造影検査のスキャン範囲を基にスキャンする部位の大きさを予測して、ボウタイフィルタセット12の中から、造影検査のスキャン時に使用するボウタイフィルタの候補を決定し、操作者のスキャンパラメータの設定を支援する。簡単な例としては、スキャン範囲を規定するスキャン照射野の直径に応じて、ボウタイフィルタを切り換える。例えば、スキャン照射野の直径が25cm以下のときに「小」、32cm以下のときに「中」、50cm以下のときに「大」のボウタイフィルタを選択する。
ステップT404では、モニタ6の画面をパラメータ設定画面にして、造影検査の各スキャンパラメータを設定する。例えば、操作者が、入力装置2を介して、スキャンパラメータを新規で入力したりプリセット(preset)されている候補を修正したりすることにより、個々のスキャンパラメータを設定する。
図7は、造影検査処理(T5)の一例の詳細を示すフローチャートである。
ステップT501では、被検体の造影検査のスキャンを行う。すなわち、被検体に造影剤を投与し、造影検査のスキャンパラメータを基に、走査ガントリ9および撮影テーブル8を制御して、設定された造影検査のスキャン範囲に対応する空間(以下、第2の空間という)に対して各時間帯毎にスキャンを行い、この第2の空間の投影データを収集する。
ステップT502では、第2の空間の投影データを基に画像再構成処理を行い、各時間帯における造影検査のターゲット領域R2の空間をz方向にスライスしたときの複数のスライスに対応する複数の造影断層画像を生成する。
ステップT503では、各時間帯ごとに、複数の造影断層画像を積層して、造影検査のターゲット領域R2を表す3次元CT値モデルを生成し、時系列的な3次元CT値モデルを得る。
ステップT504では、時系列的な3次元CT値モデルを基に、造影検査のターゲット領域R2の空間における任意の時間帯および任意のスライスに対応する断層画像を生成し、モニタ6の画面に表示する。
このように、本実施形態によれば、造影検査の前に通常行われる単純検査で得られる、被検体の所定の画像を表示し、この所定の画像上で指定された位置に基づいて、造影検査の撮影範囲を設定するので、スカウト画像より高画質である単純検査の画像を参照して、被検体の解剖学的構造を正確に把握し、造影検査の撮影範囲を関心部位に絞り込んで設定することができ、X線CT装置による被検体の造影検査時の撮影における低被曝化が可能になる。なお、造影検査の前に行われる単純検査の撮影は、もともと造影検査を行うときのプロセスに組み込まれているものである。したがって、本実施形態は、この単純検査の撮影によって得られる画像を有効利用したものと言うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
例えば、造影検査のターゲット領域設定画面において、コロナル画像、サジタル画像、およびアキシャル画像は、同一の画面に表示されるようにしてもよい。
また、例えば、造影検査のターゲット領域設定画面において、スカウト画像を表示し、そのスカウト画像上で任意の位置を指定すると、その位置に対応するアキシャル画像を表示するようにしてもよい。
また、例えば、造影検査のターゲット領域設定画面において、オブリーク(oblique)画像を表示するようにしてもよい。
本発明の一実施形態であるX線CT装置の構成を示すブロック図である。 X線CT装置における造影検査処理を示すフローチャートである。 スカウト画像取得処理の一例の詳細を示すフローチャートである。 単純検査スキャン計画処理の一例の詳細を示すフローチャートである。 単純検査スキャン処理の一例の詳細を示すフローチャートである。 造影検査スキャン計画処理の一例の詳細を示すフローチャートである。 造影検査スキャン処理の一例の詳細を示すフローチャートである。 単純検査のターゲット領域設定画面の一例(その1)を示す図である。 単純検査のターゲット領域設定画面の一例(その2)を示す図である。 造影検査のターゲット領域設定画面の一例(その1)を示す図である。 造影検査のターゲット領域設定画面の一例(その2)を示す図である。 造影検査のターゲット領域設定画面の一例(その3)を示す図である。 単純検査の撮影によって得られるコロナル画像を示す図である。 単純検査の撮影によって得られるサジタル画像を示す図である。 単純検査の撮影によって得られるアキシャル画像を示す図である。
符号の説明
1 操作コンソール
2 入力装置
3 中央処理装置
4 制御インタフェース
5 データ収集バッファ
6 モニタ
8 撮影テーブル
9 走査ガントリ
10 X線コントローラ
11 X線管
12 ボウタイフィルタセット
13 X線検出器
14 データ収集部
15 回転コントローラ
100 X線CT装置

Claims (8)

  1. 被検体のスカウト画像上における指定された位置に基づいて、前記被検体の単純検査の撮影範囲を設定する単純検査撮影範囲設定手段と、
    前記設定された単純検査の撮影範囲に対して単純CT撮影を行う単純撮影手段と、
    前記単純CT撮影によって得られる前記単純検査の撮影範囲の少なくとも一部を表す所定の画像を表示し、該所定の画像上における指定された位置に基づいて、前記被検体の造影検査の撮影範囲を設定する造影検査撮影範囲設定手段と、
    前記設定された造影検査の撮影範囲に対して造影CT撮影を行う造影撮影手段とを備えるX線CT装置。
  2. 前記所定の画像は、前記単純検査の撮影範囲に対応する空間における所定のスライスに対応する断層画像である請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記断層画像は、前記所定のスライスの平均値投影画像である請求項2に記載のX線CT装置。
  4. 前記断層画像は、前記所定のスライスの最大値投影画像である請求項2に記載のX線CT装置。
  5. 前記断層画像は、アキシャル画像、コロナル画像、およびサジタル画像のうち少なくとも1つである請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のX線CT装置。
  6. 操作者により指定された任意のスライスを前記所定のスライスとして設定するスライス設定手段をさらに備える請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のX線CT装置。
  7. 前記設定された造影検査の撮影範囲に基づいて、前記造影CT撮影に用いるX線フィルタの候補を決定するX線フィルタ候補決定手段をさらに備える請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のX線CT装置。
  8. コンピュータを、
    被検体のスカウト画像上における指定された位置に基づいて、前記被検体の単純検査の撮影範囲を設定する単純検査撮影範囲設定手段と、
    前記設定された単純検査の撮影範囲に対して単純CT撮影を行うよう、走査ガントリを制御する単純撮影制御手段と、
    前記単純CT撮影によって得られる前記単純検査の撮影範囲の少なくとも一部を表す所定の画像を表示し、該所定の画像上における指定された位置に基づいて、前記被検体の造影検査の撮影範囲を設定する造影検査撮影範囲設定手段と、
    前記設定された造影検査の撮影範囲に対して造影CT撮影を行うよう、前記走査ガントリを制御する造影撮影制御手段として機能させるためのプログラム。
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