JP5425336B1 - 砂のう切開洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な洗浄と高度な衛生管理がされた切開洗浄済み砂のうの提供、商品品質維持、コスト削減、設置面積削減及び標準作業手順簡略化の達成手段の提供。
【解決手段】ホイールの回転動作に従動して開閉挟持する複数の砂のう保持ホルダーを該ホイールの外周部に放射状に配設した、回転動作するホイールユニットと、該ホイールユニットの外周軌道上に順に、該ホルダー内に挟持された砂のうを切開する刃と、砂のうの切開面をホイールの回転動作に連れて徐々に左右へ離間させて砂のうを押し開き保持するためのノーズレールと、ノーズレールにより開き保持された砂のうに洗浄水を噴射するための洗浄ノズルとを配設し、ノーズレールの保持から解放されてカムフォロアの軸方向への動作に従動して開口される砂のう保持ホルダーから落下した切開洗浄済みの砂のうの搬出機構をホイールユニット下方に備えた、砂のう切開洗浄装置とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、家禽の砂のうを切開し洗浄する一体的な装置に関するものである。
家禽の砂のうは広く食用に供されているものである。しかし、その内部空間には飲食には適さない砂礫及び消化物などが蓄積されており、未処理のまま食用とすることができない。
そのため、家禽を屠殺して食鳥処理として摘出された砂のうは、さらに、前もってこれを切り開き、内部に蓄積されている砂礫及び消化物を洗浄により綺麗に取り除く必要がある。そして、メニューや調理方法により砂のうの切り開く至適部位(位置や方向など)が異なるため、需用者が所望するように砂のうを切り開く位置を調整しつつ提供することが要請される。
しかしながら、砂のうは表面が硬く、作業者が手作業により所定の位置で砂のうを切開しようとしても、砂のうが動いてしまうためにきれいに刃が入らない。そのため、一定の品質を保って切断するためには、切開作業工程への熟練を要し、単位時間あたりの砂のう切開処理数も限られるものであった。また、食品工場では、1日3万羽といった大量の家禽を処理することから、大量の砂のうの切開及び洗浄処理を、手作業で行うことは現実的な対応ではなかった。
そこで、大量の砂のう切開処理を要する食品工場等などにおいては、作業者による切開工程を、機械にて置き換えることが行われてきた。
たとえば、砂のう切開装置として、水平に移動するコンベア上に設けられた蝶番状ホルダーに砂のうを把持し、次いでコンベア搬送により該砂のうのほぼ中心部に位置決め棒を突き刺し、更に搬送により、蝶番状ホルダーをスプリングで両側面から内方中心部に付勢しながら、回転刃にて砂のうを位置決め棒直上まで切断し、その後、コンベア後部に設けた開き板にて砂のうを自動的に開く機構を備えた砂のう切開装置が提案されている(特許文献1及び2)。
しかしながら、特許文献1及び2に記載された砂のう切開装置では、回転刃による切開前に砂のうを位置決め棒で突き刺すために商品である砂のうに傷がついてしまう。また、砂礫及び消化物が砂のう組織にめり込んでしまったり、回転刃の横揺れ等により回転刃から砂のうに大きな力が印可されて、砂のうが位置決め棒を中心に回転するなどして、砂のう内部が傷つき、切開済み砂のうとしての商品価値が低下する場合があった。
そこで、砂のう切開時に砂のう内部が傷つく点を改善する工夫を加えたものとして、たとえば、水平に移動するコンベア上に設けた中央凹みに合わせて置かれた砂のうを、第1の押圧装置でコンベアに下方に押しつけ固定しながら第1の回転刃上へ移動させることで、砂のう表面を下方から上方に向けて浅く切り、次いで、コンベアで移動後、第2の回転刃の両側方で、砂のう表面に食い込む二列の突起を有する第2の押圧装置で砂のうをさらにコンベア下方に押しつけ固定しながら、第2の回転刃で砂のう内皮を下方から上方に向けて切開する機構を備えた砂のう切開装置が提案されている(特許文献3)。
しかしながら、需用者毎に希望する切開方向が異なるところ、上記特許文献3に記載された砂のう切開装置は、扁平な形状を有する砂のうがコンベア上に配設された中央凹みに向きを合わせて置かれるために、切開方向が一定方向に限られてしまい、各需用者が希望する切開方向に合わせた砂のうを提供することは困難であった。また、砂のう固定のため、砂のう表面に第2の押圧装置の二列の突起を食い込ませるものであるため、砂のうが傷つき商品価値が低下する場合があった。
また、商品としての食品には、生物的、化学的及び物理的危害要因となる各種汚染物質が混入することは厳に避けなければならない。
しかしながら、特許文献1〜3にても提案される従来の砂のう切開装置では、砂のうが、砂礫及び消化物などの蓄積物とともにいったん回収されるために、砂のう表面が、特に砂のうの切開面や、固定のために砂のうを突き刺したり、突起を食い込ませて傷ついた部位が、それら蓄積物すなわち汚染物質で広く汚染されてしまい、その接触時間も長くなる。そのため、その後の洗浄工程は、各種汚染物質の残存することがないようにすることが要請され、余計な手間やコストがかかるものとなっていた。
さらに、従来提案されていた切開装置(特許文献1〜3)は、いずれも切断部及びコンベアによる搬送部が直線上に展開した構成となっているために、装置の設置床面積を大きくとる必要がある。さらには、砂のう洗浄用の装置を別途用意することが必須であるために、機械導入のコストが高くつき、それらの各機械を一体として設置するためにはより一層広いスペースを要し、装置の取り回しにおいても不便があった。
また、食品生産を安全に行うことができるよう、複数の機械を分解、洗浄し、衛生的に管理しながら使用する必要があるため、高度衛生管理を必要とする食品工場などの生産現場における、衛生管理に関連する各種の標準作業手順が極めて煩雑なものとなってしまっていた。
このように、従来提案されてきた砂のう切開装置は、需用者の所望する切開方向に合わせ、かつ、十分に洗浄され高度に衛生管理がなされた切開洗浄済み砂のうを提供することには十分に対応できておらず、また、大量生産時の商品品質維持効果、生産コスト削減効果、設置面積削減効果、及び、衛生管理に関連する作業手順等においても、いずれも満足できるものにはなっておらず、改善が望まれていた。
特開昭60−196141号公報 実公昭61−42385号公報 特開2008−278809号公報
本発明が解決しようとする課題は、需用者の所望する切開方向に合わせ、かつ、十分に洗浄され高度に衛生管理がなされた高品質の切開洗浄済みの砂のう商品を容易に大量に供給することができる手段を提供し、商品品質の維持、生産コストの削減、及び、設置面積の削減効果の向上を図るとともに、高度衛生管理を必要とする食品工場などの生産現場における、衛生管理に関連する各種の標準作業手順を簡便なものとする手段を提供することである。
本発明は上記の課題を解決しうる家禽の砂のう切開洗浄装置を提供するものである。
上記の課題を解決するための本発明の手段は、請求項1の手段では、ホイールの回転動作に従動して開閉挟持する複数の砂のう保持ホルダーを該ホイールの外周部に放射状に配設した、回転動作するホイールユニットと、該ホイールユニットの外周軌道上に順に、該ホルダー内に挟持された砂のうを切開する刃と、砂のうの切開面をホイールの回転動作に連れて徐々に左右へ離間させて砂のうを押し開き保持するためのノーズレールと、ノーズレールにより開き保持された砂のうに洗浄水を噴射するための洗浄ノズルとを配設し、ノーズレールの保持から解放されてカムフォロアの軸方向への動作に従動して開口される砂のう保持チャックから落下した切開洗浄済みの砂のうの搬出機構をホイールユニット下方に備えた、砂のう切開洗浄装置である。
請求項2の手段では、前記砂のう保持ホルダーの開閉は、ホイール側面に切られた溝で規制された正面カムによりホイールの回転動作に従動せしめ、閉じた砂のう保持ホルダーをさらに両側面から押圧挟持するクランプユニットを備えたことを特徴とする、請求項1に記載の砂のう切開洗浄装置である。
請求項3の手段では、前記搬出機構が、切開洗浄済みの砂のうを順次搬出するベルトコンベヤであり、前記ホルダー内に挟持された砂のうを切開する刃が回転丸刃であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の砂のう切開洗浄装置である。
請求項4の手段では、前記ホイールの回転動作、前記回転丸刃の回転動作、及び、前記ベルトコンベヤの搬出動作とが、同一の動力源により駆動され動作するものであることを特徴とする、請求項3に記載の砂のう切開洗浄装置である。
請求項5の手段では、前記砂のう保持ホルダーは、対称な内部収納空間を備えた左右のバケットを対向させてホイール内周側の端部をヒンジで接合し、砂のうを挟持することを可能にしたものであって、ヒンジのロッド部が前記ホイールユニットの外周部に軸支されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の砂のう切開洗浄装置である。
請求項6の手段では、前記左右のバケットの内部収納空間に、さらに、角丸めされた鋸歯状の2列の滑り止めを備えた中子を脱着交換可能に配設することを特徴とする、請求項5に記載の砂のう切開洗浄装置である。
請求項7の手段では、前記洗浄ノズルが、複数のノズルからなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の砂のう切開洗浄装置である。
請求項8の手段では、前記刃は、ホイールユニットがホイール外周面から面外方向に退避可能な移動機構を備えた切開ユニット部に配設されたものであることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の砂のう切開洗浄装置である。
本願の請求項1〜8に記載された発明の砂のう切開洗浄装置において、砂のう保持ホルダーへの砂のう保持及びその開閉を安定して制御するための機構を用いる構成としたことで、砂のうの大小や向きに関わらず、砂のう保持ホルダーに砂のうを確実に挟持できるようになった。そして、砂のうに対して常に刃が中央部に入るので、砂のう形状が崩れたりするなどの不具合がなくなり、安定した切開を行うことが可能になった。
また、砂のうの切開面をホイールの回転動作に連れて徐々に左右へ離間させて砂のうを押し開き保持するノーズレールを用いることにより、砂のう保持ホルダーから砂のうを脱落させることなく切開面を左右に大きく開くことができるようになり、砂のう内部を十分に露出させ、洗浄工程の準備を整えることが可能となった。
さらに、砂のうを洗浄するための洗浄ユニットを、連続的に動作するようホイールの外周部に沿うように配する工夫を加えたことにより、砂のう内部に蓄積されている砂礫及び消化物といった蓄積物などの汚染物質の洗浄が、砂のうの切開に引き続いて、迅速確実に行えるようにした。
そして、砂のう保持チャックの開閉を、砂のう保持ホルダーの左右に配したカムフォロア及びそれに対応する正面カムを用い、ホイールの回転に伴って連続的に動作する様にしたことにより、さらに、該ホイールの下方に、洗浄ユニット及び砂のう搬出のためのベルトコンベヤを連続的に動作するように工夫することで、切断、洗浄、搬出をワンステップで行うことが可能となるため、従来2m程の直線上に砂のう保持機構が設けられていた装置に加えて、さらに洗浄工程を有する装置を用意しなければならないものに比べて、装置の設置が1台で済み、装置本体の大きさもコンパクトになった。回転式のクランプユニットを採用したことによって本体の床面積が60cm×60cm程度となり、非常に少ない床面積で設置可能なものとなった。
また、切断後に砂のう内部に蓄積されていた砂や消化管内容物に含まれる菌体に、砂のうが汚染されるという事態が防止でき、生物的、化学的及び物理的危害要因となる各種汚染物質の混入がなくなる効果を得ることができ、大腸菌群、一般生菌数、並びに耐熱生菌数などの各種残留菌数も規定数以下の、高品質な切開洗浄済み砂のうの、簡便で安定的な大量生産が可能となった。
くわえて、作業工程が、砂のう切開洗浄装置の砂のう投入口から砂のう保持ホルダーの中に、砂のうの方向を揃えてセットする1工程のみと大変簡便なものとなる。その結果、容易に生産性を高めることが可能となり、作業者の経験の程度に関わらず、1人作業にて約2000個/時間の生産能力を長時間、容易に達成することが可能となり、低コスト化が実現された。
さらに、砂のう保持ホルダーや刃の交換が容易のため、1台の装置で、様々な種類の砂のうに対する切開洗浄作業への対応が可能となった。
そして、砂のうの切開、洗浄、搬出に関わる機構が装置内に一体となって組み込まれるため、装置本体の大きさが大変コンパクトになり、大幅な省スペース化、低コスト化効果が得られた。さらには、そして、砂のうの保持、切開、洗浄、搬出、動力源の各ユニットは容易に分解清掃でき、メンテナンスも容易であるので、作業負担が軽減されるとともに、高度衛生管理が必要とされる食品工場などの生産現場での運用が容易となった。
本発明の砂のう切開洗浄装置において、飛散防止カバー16を外した装置の内部構造を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置において、飛散防止カバー16を配設した状態を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置における駆動部の側を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置に用いる、砂のう保持ホルダー1を説明する図である。(a)は、閉じた状態、(b)は開いた状態、(c)は角丸めされた2列の鋸歯を有する交換可能な中子6が配設された状態を示す。 本発明の砂のう切開洗浄装置における砂のう保持ホルダー1、カムフォロア4、正面カム7、回転丸刃8a及びクランプユニット9による砂のう切断時の動作状況を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置における砂のう保持ホルダー1が開くときの動作状況を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置に用いるホイール2に砂のう保持ホルダー1を配設する手順を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置に用いるホイール2に砂のう保持ホルダー1を配設する手順を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置に用いる、砂のう保持ホルダー1が配設されたホイール2を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置に用いる正面カム7を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置に用いる正面カム7を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置に用いる砂のう保持ホルダー1が配設されたホイール2の側面に正面カム7を配設した状態を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置に用いる砂のう保持ホルダー1が配設されたホイール2の側面に正面カム7を配設した状態を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置に用いる、正面カム7を両側面に配した砂のう保持ホルダー1が配設されたホイール2におけるクランプユニット9及びノーズレール10の配置を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置に用いる、正面カム7とクランプユニット9とを配した砂のう保持ホルダー1が配設されたホイール2に、さらにノーズレール10を配設した状態を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置においてノーズレールの配置を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置において、ノーズレール10及び洗浄ノズル12の配置を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置において、洗浄ノズル12の配置を説明する図である。 本発明の砂のう切開洗浄装置に用いる、正面カム7とクランプユニット9とを配した砂のう保持ホルダー1が配設されたホイール2にノーズレール10及び洗浄ノズル12を配設した状態を説明する図である。
本発明を実施するための形態について、適宜図面を参照しつつ以下に説明する。
(砂のう保持ホルダー、中子、ホイール)
本発明の砂のう切開洗浄装置は、砂のうを切開し洗浄する間、砂のうを確実に保持するための工夫として、砂のう保持ホルダー1を有するものとする。砂のう保持ホルダー1は、対称な内部収納空間を備えた左右のバケット2及び2’を対向させてホイール内周側の端部をヒンジで接合し、砂のうを挟持することを可能にしたものである(図4)。左右のバケットにより作られる内部収納空間は、砂のうを挟持することができる形状となるように成型する。また、砂のう保持ホルダーは、ヒンジ3のロッド部にて軸支されるようにして、ホイールの外周部に配設する(図7〜9)。
ホイール5は、複数枚のホイールを重ね合わせたものとしてもよく、また、ホイール5の外周面には、凹部を設け、砂のう保持ホルダーを、ヒンジ3のロッド部にて軸支し収納しても良い。(図7〜9)。
砂のう保持ホルダー1及びホイール5の素材としては、上記形状に成型できるものであれば、樹脂もしくは金属のいずれを用いても良い。製造の容易性やコスト削減効果を考慮すると、上記素材としては、樹脂を用いることが好ましい。
そして、樹脂を用いる場合は、切削加工が容易であり、耐摩耗性、摺動性および寸法安定性も良いという、機器製造並びに使用における優れた特性を有することに加え、吸水性が小さく、耐溶剤性にも優れ、白色であるために付着物の視認が容易であるといった食品衛生管理上の利点も有する樹脂を採用することが好ましく、そのような樹脂としては、ポリアセタール樹脂を用いることが、より好ましい。
また、上記砂のう保持ホルダー1には、更に、砂のう保持ホルダーの開閉を制御し、砂のう保持ホルダーへの砂のう挟持、砂のう切開、砂のう洗浄及びベルトコンベヤ上への砂のう放出を連続的に行うことができるようにするための工夫として、左右のバケット2及び2’の各外側面に、突出させたカムフォロア4を配したものとする(図4)。カムフォロア4は、砂のう保持ホルダーへの結合部を有するカムフォロア軸4a及びアウターレース4bを有する。ホイールに配設される砂のう保持ホルダー1は、正面カムにより規制されたカムフォロア4の動きに連動して、開閉する(図5及び図6)。
カムフォロア軸4aは、樹脂を用いて製造しても良いが、耐久性を考慮し、ステンレス鋼SUS304製のものとすることが好ましい。アウターレース4bは、摺動性を考慮して、ポリアセタール樹脂を用いるものとすることが、好ましい。
砂のう保持ホルダー1は、閉じた状態では、対称な内部収納空間を備えた左右のバケット2及び2’が向かい合う構造をとる。対称な内部収納空間を備えた左右のバケット中央には、刃の厚みよりも大きく、砂のう保持ホルダー1が閉じた状態のままで刃8aを挿入し左右のバケットの内部収納空間に挟持された砂のうを切開することができる程度の隙間を有するようにする(図4(a)、図5)。
砂のう保持ホルダー1は、開いた状態では、対称な内部収納空間を備えた左右のバケット2及び2’がヒンジ3のロッドを中心にして開き、ヒンジ3のロッド周辺が閉じた状態の時よりもせり出すような形状になる(図4(b))。
砂のう保持ホルダー1の対称な内部収納空間を備えた左右のバケット2及び2’がカムフォロアの軸方向への動作に従動してヒンジ3のロッドを中心にして緩く開いた状態では、切開されノーズレール10により中央部を開かれた砂のうは、ノーズレール10により、さらに、開かれた砂のうの切開面の端部が、対称な内部収納空間を備えた左右のバケット2及び2’の各上端部により支持されるため、逆さにしても砂のう保持ホルダーから脱落しない。
そして、ホイール5が回転し、ノーズレールの保持から解放されて、かつ、砂のう保持ホルダー1が対称な内部収納空間を備えた左右のバケット2及び2’がカムフォロアの軸方向への動作に従動してヒンジ3のロッドを中心にしてさらに大きく開いた状態になると(図4(b)及び図6)、ヒンジ周辺は大きくせり出し、砂のうが押し出されるようになるため、砂のうは、砂のう保持ホルダー1から脱落する。脱落した切開済み砂のうは、砂のう保持ホルダー1及びホイール5の下方に配設されたベルトコンベヤ15の上に載り、砂のう搬出口より搬出される(図1)。
また、砂のう保持ホルダーの左右のバケットに備えられた内部収納空間には、砂のうを傷つけることなく、より確実に挟持できるようにするための工夫として、角丸めされた2列の鋸歯5aを有する中子6を設置することができる(図4(c))。中子6は、大きさや幅が異なるものに交換可能な形状としても良い。
このようにすることにより、家禽毎に異なる砂のうの形状や大きさに合わせることができるようになるため、砂のう保持ホルダー1内に、砂のうを傷つけることなく確実に挟持することが可能となり、刃8aによる切開時や洗浄時に砂のうが動いて想定外の傷がつくことがない。
上記中子6は、樹脂を用い成型したものを用いても良いが、耐久性及び耐溶剤性に優れたステンレス鋼SUS304製のものとすることが好ましい。
(正面カム)
砂のう保持ホルダー1の開閉を制御するための工夫として、本発明の砂のう切開洗浄装置は、ホイール5の側面に、砂のう保持ホルダーの対称な内部収納空間を備えたバケットの側面に突出させたカムフォロア4に対応し、その動きを規制するための溝7aを有する正面カム7を配するものとする(図10及び図11)。
正面カム7は、砂のう保持ホルダー1が配設されたホイール5の側面に固定する。その際、カムフォロア4のアウターレース4bが、正面カムの溝7aに入るようにする(図12及び図13)。
砂のう保持ホルダー1が配設されたホイール5の回転動作に従動し、砂のう保持ホルダーのバケット側面に配設された上記カムフォロアのアウターレース4bが正面カムの溝7aを通り、カムフォロア4の位置が変動することにより、砂のう保持ホルダー1がヒンジを中心にして開閉する(図5及び図6)。そして、砂のう保持ホルダー1が配設されたホイール5が回転し続けることにより、正面カム7の溝7aの位置が、外周部方向と軸方向との間をあらかじめ設定されるように変化し、その位置変化に連動してカムフォロア4が移動するため、砂のう保持ホルダー1の開閉が連続的に行われるようになる。
正面カム7は、耐久性及び耐溶剤性に優れたステンレス鋼SUS304製のものとすることが好ましい。
(切開ユニット部)
砂のう保持ホルダー1に保持された砂のうを一部切断するための工夫として、本発明の砂のう切開洗浄装置は、砂のう切開用に刃8aを有する切開ユニット部8を配するものとする(図1)。刃は、任意の形状の刃を用いることができるが、好ましくは丸刃を用いる。丸刃は、固定式または回転式のものを用いることができる。好ましくは、回転式のものを用いることができる。
切開ユニット部8は、砂のう保持ホルダー1に保持されている砂のうを切開できるよう、ホイール5の上の外周軌道上にて、砂のう保持ホルダー1の左右のバケット2及び2’との間の中央部に位置するように配設する(図5)。
また、大きさや事業者毎に異なる砂のう切開の向きに合わせて、砂のうを適切に切開することができるようにするため、切開ユニット部8には、配設される位置を微調整することができるようなチルト機構を備えたものとしてもよい。
これらの工夫により、意図しない部位の切断が起こることがなく、安定した品質の切開済み砂のうを生産することが可能となる。
さらに、上記切開ユニット部8は、砂のう切開作業時にはホイール上のクランプユニットの位置にある砂のう保持ホルダーのところまで移動させ、未使用時、分解清掃を要する機器メンテナンス時並びに異常時にはホイールの外周軌道の外に移動させることが可能な、切開ユニット部移動機構8bを備えた構成とする(図1及び図2)。
これらの工夫により、砂のう切開洗浄装置の使用時及び刃交換や洗浄などのメンテナンス時における作業性が向上するとともに、砂のう内部に蓄積される砂礫などにより、意図しない刃の損傷が発生しても、速やかに刃を退避させ、より安全に装置を停止させることが可能となる。
(クランプユニット)
砂のう切開洗浄装置において、上記に説明したようにして、砂のう保持ホルダー1、中子6、カムフォロア4、ホイール5、正面カム7、切開ユニット部8を配設すると、砂のうを安定確実に挟持しながら切断することができるようになる。
しかしながら、そのような機構を配していても、砂のう保持ホルダー1に挟持されている砂のうを切開する際、刃8aや、砂のうに蓄積された想定外の大きさや形の砂礫によって、砂のうが僅かに左右に押し広げられることに伴って砂のう保持ホルダーが左右外側方向に押し出され、それにより砂のうが僅かに回転し、意図しない部位が切断され、商品品質が低下する可能性がある。
そこで、より切開時の安定性が高まるよう、本発明の砂のう切開洗浄装置には、砂のうを刃にて切開する際に、刃や、砂のうに蓄積された想定外の大きさや形の砂礫によって砂のうが僅かに左右に押し広げられることに伴い、砂のう保持ホルダー1が左右外側方向に押し出され、砂のうの挟持が不確実になることを防止するための更なる工夫として、丸刃切開部位に位置する砂のう保持ホルダー1が内側から外側に押し出されたとしても、それを外側から内側に押し戻し、適切に両側面から押圧挟持することができるように、当該部位にスプリング9aにより砂のう保持ホルダー1を外側から内側に押圧する、スプリング9aを有するクランプユニット9を配するものとする(図5及び図14)。
このスプリング9aを用いるクランプユニット9を備えたものとするにより、刃切開部位に位置する砂のう保持ホルダー1が、砂のうを傷つけることなく十分な程度に押し戻されて閉じ、切開中も確実に砂のうを両側面から押圧挟持することが可能となるため、意図しない部位の切断が起こることがなく、安定した品質の切開済み砂のうを生産することができる(図5)。
(ノーズレール)
刃8aにて切開された砂のう内部には、砂礫及び消化物などの蓄積物がそのまま存在しており、切開面を中心に、砂礫及び消化物などの蓄積物などによる汚染が進行してしまうため、それらを可及的速やかに、かつ、十分に洗浄する必要がある。
ホイール上の砂のう保持ホルダー1は、刃8aによる砂のう切開後、ホイール5の回転に伴い下方に移動すると、正面カムの溝7aの位置が正面カムの中心部に近接し、砂のう保持ホルダーに配されたカムフォロア4もホイールの中心部に動かされるため、閉じていた砂のう保持ホルダー1は左右に開く。
しかしながら、切開直後の砂のうは、クランプユニット9の働きにより、切開部位が閉じた状態になっている。そのため、ホイール5が回転して砂のう洗浄ユニット11のある部位に移動しても、砂のう保持ホルダー1が単に左右に開かれるだけでは、砂のうは閉じた状態が保持されたままであるため、左右に開いた砂のう保持ホルダー1から脱落し装置に詰まる危険性があり、脱落しなくても、切開部位が閉じているため洗浄ノズル12から噴射される洗浄水を砂のう内部にまで到達させることができず、砂礫及び消化物といった蓄積物などの汚染物質の洗浄が不十分なままとなる。
そこで、本発明の砂のう切開洗浄装置は、ホイール5が回転して砂のう洗浄ユニット11がある位置にまで移動を完了する前までに、砂のう保持ホルダー1に保持された砂のうの切開面を適度に左右に押し広げて砂のう内部を洗浄しすくするための工夫として、丸刃切断部位より下方に、切開済み砂のうの切り口を適度に広げるためのノーズレール10を配するものとする(図15〜17)。
ノーズレール10は、耐久性及び耐溶剤性に優れたステンレス鋼SUS304を用いて製造することが好ましい。
ホイール5が回転し、ノーズレール10が配設されている部位まで移動すると、ホイールの外周部に配設された砂のう保持ホルダー1は、正面カムの溝7aにより制御されたカムフォロア4の動きに従って徐々に左右に開く。そして同時に、ホイール上の砂のう保持ホルダー1に挟持された切開後の砂のう切り口にノーズレール10が入り込み、砂のうの切り口が押し広げ始められる。さらにホイール5が回転して砂のうが下方へ送り込まれると、ノーズレール10に沿って、切開済み砂のう切り口が、砂のう保持ホルダー1の開閉度合いに合わせて徐々に押し広げられつつ、砂のう保持ホルダー1から砂のうが脱落しないよう支えられるため、切開済み砂のうは、落下することなく砂のう保持ホルダー1とノーズレール10の間に保持されることとなる(図16)。
その結果、切開済み砂のうの切開面が開かれ、洗浄ノズル12から噴射される洗浄水を砂のう切り口奥まで十分に届かせることが可能となり、砂のう内部に蓄積された砂礫及び消化物といった蓄積物などの汚染物質を確実に荒い落とす準備が整うこととなる。
(洗浄ユニット)
切開済みの砂のう内部には、砂礫及び消化物といった蓄積物などの汚染物質があるため、それを残したままの状態が長く続くと商品品質が毀損されるので、十分に洗浄する必要がある。
そこで、本発明の砂のう切開洗浄装置は、ホイール5の回転により移動してきた砂のう保持ホルダー1に挟持されている切開済み砂のう内部を十分に洗浄するための工夫として、ホイールの下方円弧に沿うように配設した、砂のう内部に向けて洗浄水を噴出する洗浄ノズル12と、さらにその下方に、排水回収トレー13及び排水口14とを有した、砂のう洗浄ユニット11を配するものとする(図1及び図17〜19)。
この工夫により、洗浄ノズル12から洗浄水が、砂のう洗浄ユニット11に切開面を開いて保持した砂のうの表面及び切り口の奥にまで吹き付けられるので、砂礫及び消化物といった蓄積物などの汚染物質を十分に洗浄することが可能となる。
洗浄ノズル12は、切開済み砂のうの内部に洗浄水を効率的に噴射できるよう、口細な形状のノズルを用いるが、更に、切開済み砂のう全面に洗浄水が効率的に噴射できるよう、口広な形状のノズルも使用でき、それらノズルを組み合わせることで、砂のうの洗浄度を効率的に高めることができる。
洗浄ノズル12及び排水回収トレー13は、ステンレス鋼SUS304を用いたものとすることで、砂のう切断洗浄作業及び装置の洗浄殺菌作業時における腐食が防止される。
より効率的な洗浄を行うため、洗浄ノズル12は、ホイール上の砂のう保持ホルダーの移動経路に沿って、ホイールの外周の下方円弧に沿うようにしてノーズレールの間に配設することが好ましい。たとえば、砂のう保持ホルダーが8個配設されるホイールを用いる砂のう切開洗浄装置であれば、13個程度の洗浄ノズルを配設すると、効率良く洗浄を行うことができる(図17及び図18)。
そして、各洗浄ノズル12から、ノーズレールで確実に切り口を広げた砂のうに対して、繰り返し洗浄水を吹き付ける(図17)。各洗浄ノズル毎に洗浄を繰り返し行う構成にしたことで、砂のうの洗浄が、より確実なものとなった。
上記洗浄水としては、フィルター処理など各種周知の除菌工程を経た水を用いることができる。さらに洗浄力を高めるために、次亜塩素酸(塩)水溶液やオゾン水などを用いるようにしても良い。
砂のうに吹き付けられた洗浄水は砂のうの内部に蓄積された砂礫及び消化物といった蓄積物などの汚染物質とともに、下方の排水回収トレー13の上に落ち、洗浄水回収トレーに設けられた排水口14より、装置外部に排水される(図1)。
本発明の砂のう切開洗浄装置では、砂のうは砂のう保持ホルダー1に保持されたまま、ホイール5の回転に伴い順次移動していくため、後から洗浄ゾーンに到達した砂のうの洗浄排水によって再度汚染されることがない。
(飛散防止カバー)
砂のう切開時に刃8aを用いることで、砂のうの断片や、砂のう内部の砂礫及び消化物といった蓄積物などの汚染物質が、作業装置周辺に飛散する危険性があり、また、切開後の砂のうを洗浄する際にも、洗浄水及び洗浄後の汚染水が、作業装置周辺に飛散する可能性があるため、対策を講じる必要がある。
そこで、本発明の砂のう切開洗浄装置では、そのような汚染物質の作業装置周辺への飛散を防止するための工夫として、少なくとも、ホイール5、正面カム7、切開ユニット部8及び砂のう洗浄ユニット11と、ベルトコンベヤ15の切開洗浄済み砂のうが回収される部位とを覆うように、飛散防止カバー16を配するものとする(図3)。なお、上記飛散防止カバー16には、砂のう保持ユニットに砂のうを投入するための砂のう投入口17、及び、ベルトコンベヤにより砂のうを搬出するための砂のう搬出口18を設ける。
飛散防止カバー16は、装置使用後に、装置内部の洗浄作業などのメンテナンス作業を容易にするため、着脱可能とする機構を有したものとする。また、飛散防止カバーをステンレス鋼SUS304を用いたものとすることで、砂のう切断及び洗浄作業、並びに、装置の洗浄殺菌作業時における腐食を避けることができる。
(ベルトコンベヤ)
切開洗浄済みの砂のうは、装置の外に搬出する必要がある。また、切開済みの砂のうには、洗浄を施しても、なお、砂のう内外に付着物が残存してしまったり、また、意図しない切開がなされることで、所望の商品品質を満たさない不良な切開洗浄済み砂のうが混入する可能性があるため、チェックして取り除く必要がある。
そこで、本発明の砂のう切開洗浄装置では、洗浄後の砂のうを洗浄部から搬出するとともに、商品品質を更に向上させるため、砂のうを目視確認し、付着物が残存したり不良な切開がなされるなど商品品質を満たさない砂のうを適宜除去する工程を加えることが可能になる工夫として、ホイール5の下部に、洗浄後の切開済み砂のうを搬出するベルトコンベヤ15を配するものとする(図1及び図3)。
切開され、かつ、洗浄された砂のうは、砂のう保持ホルダー1に保持されたまま、ホイール5の回転とともに、ホイールの下部に配設されるベルトコンベヤ15の上方に移動する。そして、切開洗浄済みの砂のうは、ノーズレールの保持から解放され、カムフォロアの軸方向への動作に従動して開口される砂のう保持ホルダーから落下し、その下方に備えたたベルトコンベヤ15上に落下し、回収される。その後、砂のうはベルトコンベヤ15によって飛散防止カバーに設けられた砂のう搬出口18から外に搬出される(図1及び図3)。
作業者は、砂のう搬出口18から搬出されたベルトコンベヤ上の切開洗浄後の砂のうを目視確認し、万が一、所望の切開がなされていないなど規格外となっている砂のうや、及び、砂のう内外に洗浄工程を経てもなお残存した異物が付着している砂のうがあっても、ベルトコンベヤ上を搬送される間に、不良品として取り除くことができる。これにより、切開洗浄済み砂のうとしての商品品質をより高めるとともに、生物的、化学的及び物理的危害要因となる各種汚染物質の切開洗浄済み砂のうへの混入の危険性を許容範囲以下にまで低下させることができる。
切開洗浄済み砂のうは、ベルトコンベヤ端の下部にトレーを置き回収することができるが、ベルトコンベヤ上から直接商品トレーに収納することも出来、業務手順に合わせた、極めて迅速で衛生的な作業が可能となる。
本発明の砂のう切開洗浄装置では、衛生管理のための工夫として、飛散防止カバーの砂のう搬出口18より外にあるベルトコンベヤ上にもカバーを配するものとしても良い。これにより、切開洗浄済みの砂のうが浮遊物等の落下により汚染される可能性を低減することができる。また、カバーを透明なものとすると、切開洗浄済み砂のうの目視確認も可能となる。
(駆動部)
ホイール5、切開ユニット部8a、及び、ベルトコンベヤ15は、各々別の動力源20で稼働するようにするか、もしくは、各ユニットをギア21及びチェーン22を用いて連結し、1つの動力源20で、速度可変に動作させることが可能な動力伝達機構を有する構成とすることができる(図2)。動力源としてはモーターが好適に利用できる。これにより、各ユニット毎に最適な動作速度が設定でき、省スペース及び低製造コストの装置が得られ、高品質な切開洗浄済み砂のうの、より安定的、低コストな生産が可能となる。
また、上記構成とし、作業者毎に異なる熟練度に合わせて、モーターの動作速度を設定することで、連動する各ユニットの動作速度を一括で変更できることとなった。モーター速度を低速にすることで、連動する各ユニットの動作が緩やかとなるため、熟練度の極めて浅い作業者が本発明の砂のう切開洗浄装置を運用する場合であっても、より確実に砂のうの切開洗浄作業を実施でき、当初から切開洗浄済み砂のうの商品品質を高く保つことができる。
そして、生産作業を進めながら、速やかに作業に熟達することが可能となるため、作業者の熟達度合いの向上の程度に合わせてモーター速度を上げることで、より速やかに、高品質の切開洗浄済み砂のうの生産処理数を向上させることができる。
手作業により、需用者の希望する切開方法で砂のうを切り開き洗浄した場合の切開洗浄済み砂のうの生産能力は、熟練度の高い作業者が行っても約900個/時間であり、商品品質の保持を考慮すると長時間の作業は不可能である。
一方、本発明の砂のう切開洗浄装置を用いると、切開洗浄済み砂のうを得るために必要となる作業工程は、砂のう切開洗浄装置の砂のう投入口17へ、砂のうのを向きを揃えてセットする1工程のみとなるため、作業者は、少なくとも約2000個/時間の生産能力を、容易に安定的に達成することができるようになり、長時間の作業も可能となる。
(キャスタ、調節脚)
本発明の砂のう切開洗浄装置では、脚部に、移動に用いるキャスタ23と、移動後の固定に用いる調節脚24とを配したものとすることができる(図1及び図3)。これにより、装置を安定して設置することができるとともに、装置の移設がより容易になるため、作業スペースを効率的に利用することが可能となる。
(作業台)
本発明の砂のう切開洗浄装置には、さらに、作業性を損なわない範囲において、任意の場所に作業台25を配設したものとしても良い(図1〜3)。
以下に、砂のう切開洗浄装置を製造し使用した実施例を示す。
本願発明の、ホイールの回転動作に従動して開閉挟持する複数の砂のう保持ホルダーを該ホイールの外周部に放射状に配設した、回転動作するホイールユニットと、該ホイールユニットの外周軌道上に順に、該ホルダー内に挟持された砂のうを切開する刃と、砂のうの切開面をホイールの回転動作に連れて徐々に左右へ離間させて砂のうを押し開き保持するためのノーズレールと、ノーズレールにより開き保持された砂のうに洗浄水を噴射するための洗浄ノズルとを配設し、ノーズレールの保持から解放されてカムフォロアの軸方向への動作に従動して開口される砂のう保持ホルダーから落下した切開洗浄済みの砂のうの搬出機構をホイールユニット下方に備えた、砂のう切開洗浄装置を製造した(図1及び図2)。
砂のう保持ホルダーは、対称な内部収納空間を備えた左右のバケットを対向させてホイール内周側の端部をヒンジで接合し、砂のうを挟持することを可能にしたものとした。内部収納空間は、砂のう保持ホルダーが閉じた状態において砂のうを向かい合った左右のバケットの内部収納空間に保持することが出来るように、ニワトリの砂のうが保持できる程度の大きさにくり抜かれた形状を有するように設定して成型したものを用いた。また、左右のバケットには、チャックの開閉を制御するためのカムフォロア軸及びアウターレースを有するカムフォロア4を両側に突出するようにして配設した。ヒンジのロッド部は、左右のバケットのヒンジから突出する長さのものにした(図7)。
ホイールの外周面には、砂のう保持ホルダーを収納できる凹部を設け、そこに砂のう保持ホルダーをヒンジのロッド部にて軸支して収納し、ホイールユニットとした。ホイールユニットには、上記砂のう保持ホルダーを8個配設した(図9)。
砂のう保持ホルダーの開閉を、ホイールの回転に従動して規制するためのものとして、ホイール側面に切られた溝で規制された正面カムを、ホイールユニットの両側面に配設した。その際、カムフォロアのアウターレースが、正面カムの溝に入るようにした(図13)。
さらに、ホイール側面に切られた溝で規制された正面カムによりホイールの回転動作に従動せしめ、閉じた砂のう保持ホルダーをさらに両側面から押圧挟持するスプリングを有するクランプユニットを、砂のう保持ホルダー内に挟持された砂のうを切開する刃が配される部位に配設した(図5及び図9)。
ホイールユニットの外周軌道上に順に、該ホルダー内に挟持された砂のうを切開する刃と、砂のうの切開面をホイールの回転動作に連れて徐々に左右へ離間させて砂のうを押し開き保持するためのノーズレールと、ノーズレールにより開き保持された砂のうに洗浄水を噴射するための洗浄ノズルとを配設した(図14〜図19)。
砂のうを切開するための刃としては、回転丸刃を用いた。そして、砂のう保持ホルダーに保持されている砂のうを切開する際には、回転丸刃がホイールの上の外周軌道上にて、砂のう保持ホルダーの左右のバケット間の中央部に位置するように移動させ、未使用時、分解清掃を要する機器メンテナンス時並びに異常時にはホイールの外周軌道の外に移動させることが可能な、切開ユニット部移動機構を備えたものとした。洗浄ノズルは、13個の洗浄水噴出口を有するものを用い、ホイール上の砂のう保持ホルダーの移動経路に沿って、ホイールの外周の下方円弧に沿うようにしてノーズレールの間に配設した。
ノーズレールの保持から解放されてカムフォロアの軸方向への動作に従動して開口される砂のう保持ホルダーから落下した切開洗浄済みの砂のうの搬出機構として、ベルトコンベヤをホイールユニット下方に配設した。
さらに、ホイール、回転丸刃及びベルトコンベヤを、ギア及びチェーンを用いて1つのモーターと連結し、ホイールの回転動作、回転丸刃の回転動作、及び、ベルトコンベヤの搬出動作とが、同一の動力源により駆動され動作するものとなるようにした。
最後に、上部に砂のう保持ホルダーへの砂のう投入口17と側部に砂のう搬出口18とを有する取り外し可能な飛散防止カバー16を、ベルトコンベヤの切開洗浄済み砂のう回収部位とを覆うようにして配設し、砂のう切開洗浄装置とした(図3)。
上記砂のう切開洗浄装置を用いて、ニワトリの砂のうの切開洗浄処理を行った。使用する洗浄水としては、フィルター処理など各種周知の除菌工程を経た水を用いた。さらに、次亜塩素酸(塩)水溶液及びオゾン水も用い、洗浄効果を確認した。
製造した砂のう切開洗浄装置を用いることで、砂のうの大きさや形の違いに関わらず、安定した砂のう切開が可能となった。また、連続した洗浄により、洗浄水の種類に関わらず、砂礫及び消化物といった蓄積物が全て除去された。切開洗浄済み砂のうにおける大腸菌群、一般生菌数、並びに耐熱生菌数などの各種残留菌数はいずれも規定数以下であり、高品質な切開洗浄済み砂のうの安定的な生産が実現された。
さらに、上記の砂のう切開洗浄装置は、砂のう投入口17が、回転するホイール5の最上部に設けられることから、作業者は、かがむことなく自然な姿勢で砂のう投入作業を行うことが可能となった。そして、砂のう切開洗浄機の砂のう投入口17から砂のう保持ホルダー1の中に、需用者が所望する砂のうの向きに砂のうを揃えてセットする1工程のみと簡便になったため、約2000個/時間の生産能力が、作業者の熟練度に関わらず短期間で達成できた。そして、作業を長時間続けても、作業者における疲労感の高まりが抑えられていた。
また、ベルトコンベヤ15が、回転するホイールの最下部よりもさらに下に設けられることから、座って楽な体勢で切開洗浄済み砂のうの目視確認作業を行うことが可能となり、目視確認作業を長時間続けても、作業者における疲労感の高まりが抑えられていた。
さらに、上記実施例に記載の構成で、前記左右のバケットの内部収納空間に、さらに、角丸めされた鋸歯状の2列の滑り止めを備えた中子を脱着交換可能に配設して、砂のう切開洗浄装置を製造した。
上記構成のものとしたことにより、砂のうの挟持がより確実になり、砂のうを安定して保持することができた。また、切開した砂のうの品質も安定していた。さらに、中子を交換可能なものとしたことで、砂のうの大きさや形が異なる、異種の家禽砂のうの切開をする場合であっても、それに対応した中子に変更でき、より安定した砂のう切開が可能となった。砂のうも十分に洗浄されていた。
さらに、上記実施例に記載の構成で、洗浄ユニットの洗浄ノズルとして、噴射ノズルを13個備えた砂のう切開洗浄装置を製造した。
上記構成の砂のう切開洗浄装置では、各洗浄ノズル毎に洗浄が繰り返し行われた。砂のうは十分に洗浄されていた。また、砂のう保持ホルダーやホイールへの、砂礫及び消化物といった蓄積物などの汚染物質の付着も無かった。
さらに、上記実施例に記載の構成で、動力源が1基のモーターで動作する砂のう切開洗浄装置を製造した。
各駆動軸にモーターをつなげる機器に比較して、1基のモーターで動作する実施例4の砂のう切開洗浄装置では、機器をコンパクトにすることができた。そして、機器の製造コストがより低減されるとともに、メンテナンスに必要となる時間もさらに減少した。
さらに、上記実施例に記載の構成で、飛散防止カバーの砂のう搬出口より外側にあるベルトコンベヤ上にカバーを配設した砂のう切開洗浄装置を製造した。
これにより、切開洗浄済み砂のうへの汚染物質の落下付着が効果的に防止された。
さらに、上記実施例に記載の構成で、脚部に、移動に用いるキャスタと、移動後の固定に用いる調節脚とを配した砂のう切開洗浄装置を製造した。
これにより、機器の移設がより容易になり、作業スペースを効率的に利用できた。
上記各実施例に記載した砂のう切開洗浄装置を、分解清掃した。上記の家禽砂のう切開洗浄装置は、いずれも、砂のう保持ホルダー、中子、ホイール、正面カム、切開ユニット部、クランプユニット、ノーズレール、洗浄ユニット、ベルトコンベヤ、及び、飛散防止カバーなどの各種パーツは、容易に分解して個別に清掃することができ、機器の清浄性を高く保つことが容易であった。
また、上記各実施例に記載した本発明の砂のう切開洗浄装置は、回転式のクランプユニットを採用したことによって本体の床面積が60cm×60cm程度であり、非常に少ない床面積で設置可能なものとなった。
従来の砂のう切開装置が直線上に配置され全長が2m近く要し、かつ、洗浄装置の設置が更に必要となるものであることを踏まえると、本発明の砂のう切開洗浄装置は、極めてコンパクトなものとなり、作業スペースを効率的に利用できるものとなった。
(比較例1)
比較例1として、本願発明のものと同様の構成であるが、クランプユニットは配設しない砂のう切開洗浄装置を製作した。
比較例1の、クランプユニットが配設されていない砂のう切開洗浄機を用いて、砂のうを処理した。処理された砂のうを検査したところ、砂のう切開面が曲がるか波打っているものがあることが確認された。また、砂礫がめり込んでいるものも僅かながら確認された。このように、クランプユニットが配設されていない砂のう切開洗浄装置では、不十分な商品品質のものが生産されていた。
他方、上記各実施例として記載した本願発明のクランプユニットを配設する砂のう切開洗浄装置を用いた場合には、砂のうの大きさに関わらず、砂のう切開面が直線になっており、砂礫及び消化物といった蓄積物は速やかに全て除去され、大腸菌群、一般生菌数、並びに耐熱生菌数などの各種残留菌数などの残留菌数はいずれも規定数以下と、高い品質が保持されていた。
(比較例2)
比較例2として、本願発明のものと同様の構成であるが、ノーズレールを配設しない砂のう切開洗浄装置を製作した。
比較例2の、ノーズレールを配設しない砂のう切開洗浄機を用いて、砂のうを処理した。処理された砂のうを検査したところ、切開された砂のう内部を十分に洗浄することができず、砂礫及び消化物といった蓄積物などの汚染物質が残っていた。また、ベルトコンベヤから次々に搬出されてくる洗浄が不十分な切開済み砂のうを、一定数集めてから、別の洗浄機にセットして洗浄し、砂のうへの残留菌検査を行ったところ、本発明の砂のう切開洗浄装置を用いる場合に比べて高い菌数が検出され、その菌数にも大きなばらつきが生じ、規定数を上回るものもあった。
上記のものでは、先にベルトコンベヤから搬出された切開済み砂のうの表面が、特に、その切開面が、不十分な洗浄により砂礫及び消化物といった蓄積物などの汚染物質に、より長時間接触している。よって、切開済み砂のうの汚染が進行してしまうと考えられる。
他方、上記各実施例として記載した本願発明のノーズレールを配設する砂のう切開洗浄装置を用いた場合には、砂礫及び消化物といった蓄積物は速やかに全て除去され、大腸菌群、一般生菌数、並びに耐熱生菌数などの各種残留菌数はいずれも規定数以下と、高い品質が保持されていた。
(比較例3)
比較例3として、本願発明のものと同様の構成であるが、洗浄ユニットを配設しない砂のう切開装置を製作した。
比較例3の、洗浄ユニットを配設しない砂のう切開装置を用いて、砂のうを処理した。ベルトコンベヤから搬出された、砂礫及び消化物といった蓄積物などの汚染物質が含まれたままの切開済み砂のうを回収し、別の砂のう洗浄装置にセットして洗浄し、砂のうへの残留菌検査を行った。その結果、本発明の砂のう切開洗浄装置を用いる場合に比べて高い菌数が検出され、その菌数にも大きなばらつきが生じ、規定数を上回るものもあった。上記のものでは、先にベルトコンベヤから搬出された切開済み砂のうが、特に、その切開面が、砂礫及び消化物といった蓄積物などの汚染物質に長時間接触しており、その間に切開済み砂のうの汚染が進行してしまう。
他方、上記各実施例として記載した本願発明の洗浄ユニットを配設する砂のう切開洗浄装置を用いた場合には、切開後すぐに洗浄が開始され、また、上記に説明した各種の工夫により、砂礫及び消化物といった蓄積物は速やかに全て除去されるため、得られた切開洗浄済み砂のうにおける大腸菌群、一般生菌数、並びに耐熱生菌数などの各種残留菌数はいずれも規定数以下と、高い品質が保持されていた。
本発明の構成の砂のう切開洗浄装置は、砂のうの大きさや形の違いに関わらず、安定した砂のう切開が可能となるとともに、連続した洗浄により、砂礫及び消化物といった蓄積物が全て除去されるため、生物的、化学的及び物理的危害要因となる各種汚染物質が混入がなく、大腸菌群、一般生菌数、並びに耐熱生菌数などの各種残留菌数も規定数以下の、高品質な切開洗浄済み砂のうの安定的な大量生産手段を、省スペース、低コストで生産者に提供することが可能となっている。また、作業工程が、砂のう切開洗浄装置の砂のう投入口から砂のう保持ホルダーの中に、砂のうの方向を揃えてセットする1工程のみと簡便になるため、作業者の熟練度を問わず容易に生産性を高めることが可能となっている。そして、砂のうの保持、ホイール、切開、洗浄、運搬、動力部の各ユニットを容易に分解清掃でき、メンテナンスも容易であり、高度衛生管理が必要とされる食品工場などの生産現場での運用にも適した構成を実現している。
1 砂のう保持ホルダー
2 内部収納空間を備えたバケット
2’ 内部収納空間を備えたバケット
3 ヒンジ
4 カムフォロア
4a カムフォロア軸
4b アウターレース
5 ホイール
6 中子
6a 角丸めされた鋸歯状の滑り止め
7 正面カム
7a 溝
8 切開ユニット部
8a 刃
8b 切開ユニット部移動機構
9 クランプユニット
9a スプリング
10 ノーズレール
11 砂のう洗浄ユニット
12 洗浄ノズル
13 排水回収トレー
14 排水口
15 ベルトコンベヤ
16 飛散防止カバー
17 砂のう投入口
18 砂のう搬出口
19 動力部
20 動力源
21 ギア
22 チェーン
23 キャスタ
24 調節脚
25 作業台
26 駆動軸

Claims (8)

  1. ホイールの回転動作に従動して開閉挟持する複数の砂のう保持ホルダーを該ホイールの外周部に放射状に配設した、回転動作するホイールユニットと、該ホイールユニットの外周軌道上に順に、該ホルダー内に挟持された砂のうを切開する刃と、砂のうの切開面をホイールの回転動作に連れて徐々に左右へ離間させて砂のうを押し開き保持するためのノーズレールと、ノーズレールにより開き保持された砂のうに洗浄水を噴射するための洗浄ノズルとを配設し、ノーズレールの保持から解放されてカムフォロアの軸方向への動作に従動して開口される砂のう保持ホルダーから落下した切開洗浄済みの砂のうの搬出機構をホイールユニット下方に備えた、砂のう切開洗浄装置。
  2. 前記砂のう保持ホルダーの開閉は、ホイール側面に切られた溝で規制された正面カムによりホイールの回転動作に従動せしめ、閉じた砂のう保持ホルダーをさらに両側面から押圧挟持するクランプユニットを備えたことを特徴とする、請求項1に記載の砂のう切開洗浄装置。
  3. 前記搬出機構が、切開洗浄済みの砂のうを順次搬出するベルトコンベヤであり、前記ホルダー内に挟持された砂のうを切開する刃が回転丸刃であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の砂のう切開洗浄装置。
  4. 前記ホイールの回転動作、前記回転丸刃の回転動作、及び、前記ベルトコンベヤの搬出動作とが、同一の動力源により駆動され動作するものであることを特徴とする、請求項3に記載の砂のう切開洗浄装置。
  5. 前記砂のう保持ホルダーは、対称な内部収納空間を備えた左右のバケットを対向させてホイール内周側の端部をヒンジで接合し、砂のうを挟持することを可能にしたものであって、ヒンジのロッド部が前記ホイールユニットの外周部に軸支されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の砂のう切開洗浄装置。
  6. 前記左右のバケットの内部収納空間に、さらに、角丸めされた鋸歯状の2列の滑り止めを備えた中子を脱着交換可能に配設することを特徴とする、請求項5に記載の砂のう切開洗浄装置。
  7. 前記洗浄ノズルが、複数のノズルからなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の砂のう切開洗浄装置。
  8. 前記刃は、ホイールユニットがホイール外周面から面外方向に退避可能な移動機構を備えた切開ユニット部に配設されたものであることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の砂のう切開洗浄装置。
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