JP5425336B1 - 砂のう切開洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ホイールの回転動作に従動して開閉挟持する複数の砂のう保持ホルダーを該ホイールの外周部に放射状に配設した、回転動作するホイールユニットと、該ホイールユニットの外周軌道上に順に、該ホルダー内に挟持された砂のうを切開する刃と、砂のうの切開面をホイールの回転動作に連れて徐々に左右へ離間させて砂のうを押し開き保持するためのノーズレールと、ノーズレールにより開き保持された砂のうに洗浄水を噴射するための洗浄ノズルとを配設し、ノーズレールの保持から解放されてカムフォロアの軸方向への動作に従動して開口される砂のう保持ホルダーから落下した切開洗浄済みの砂のうの搬出機構をホイールユニット下方に備えた、砂のう切開洗浄装置とする。
【選択図】 図1
Description
本発明の砂のう切開洗浄装置は、砂のうを切開し洗浄する間、砂のうを確実に保持するための工夫として、砂のう保持ホルダー1を有するものとする。砂のう保持ホルダー1は、対称な内部収納空間を備えた左右のバケット2及び2’を対向させてホイール内周側の端部をヒンジで接合し、砂のうを挟持することを可能にしたものである(図4)。左右のバケットにより作られる内部収納空間は、砂のうを挟持することができる形状となるように成型する。また、砂のう保持ホルダーは、ヒンジ3のロッド部にて軸支されるようにして、ホイールの外周部に配設する(図7〜9)。
そして、樹脂を用いる場合は、切削加工が容易であり、耐摩耗性、摺動性および寸法安定性も良いという、機器製造並びに使用における優れた特性を有することに加え、吸水性が小さく、耐溶剤性にも優れ、白色であるために付着物の視認が容易であるといった食品衛生管理上の利点も有する樹脂を採用することが好ましく、そのような樹脂としては、ポリアセタール樹脂を用いることが、より好ましい。
砂のう保持ホルダー1の開閉を制御するための工夫として、本発明の砂のう切開洗浄装置は、ホイール5の側面に、砂のう保持ホルダーの対称な内部収納空間を備えたバケットの側面に突出させたカムフォロア4に対応し、その動きを規制するための溝7aを有する正面カム7を配するものとする(図10及び図11)。
正面カム7は、砂のう保持ホルダー1が配設されたホイール5の側面に固定する。その際、カムフォロア4のアウターレース4bが、正面カムの溝7aに入るようにする(図12及び図13)。
砂のう保持ホルダー1に保持された砂のうを一部切断するための工夫として、本発明の砂のう切開洗浄装置は、砂のう切開用に刃8aを有する切開ユニット部8を配するものとする(図1)。刃は、任意の形状の刃を用いることができるが、好ましくは丸刃を用いる。丸刃は、固定式または回転式のものを用いることができる。好ましくは、回転式のものを用いることができる。
砂のう切開洗浄装置において、上記に説明したようにして、砂のう保持ホルダー1、中子6、カムフォロア4、ホイール5、正面カム7、切開ユニット部8を配設すると、砂のうを安定確実に挟持しながら切断することができるようになる。
刃8aにて切開された砂のう内部には、砂礫及び消化物などの蓄積物がそのまま存在しており、切開面を中心に、砂礫及び消化物などの蓄積物などによる汚染が進行してしまうため、それらを可及的速やかに、かつ、十分に洗浄する必要がある。
切開済みの砂のう内部には、砂礫及び消化物といった蓄積物などの汚染物質があるため、それを残したままの状態が長く続くと商品品質が毀損されるので、十分に洗浄する必要がある。
砂のう切開時に刃8aを用いることで、砂のうの断片や、砂のう内部の砂礫及び消化物といった蓄積物などの汚染物質が、作業装置周辺に飛散する危険性があり、また、切開後の砂のうを洗浄する際にも、洗浄水及び洗浄後の汚染水が、作業装置周辺に飛散する可能性があるため、対策を講じる必要がある。
切開洗浄済みの砂のうは、装置の外に搬出する必要がある。また、切開済みの砂のうには、洗浄を施しても、なお、砂のう内外に付着物が残存してしまったり、また、意図しない切開がなされることで、所望の商品品質を満たさない不良な切開洗浄済み砂のうが混入する可能性があるため、チェックして取り除く必要がある。
ホイール5、切開ユニット部8a、及び、ベルトコンベヤ15は、各々別の動力源20で稼働するようにするか、もしくは、各ユニットをギア21及びチェーン22を用いて連結し、1つの動力源20で、速度可変に動作させることが可能な動力伝達機構を有する構成とすることができる(図2)。動力源としてはモーターが好適に利用できる。これにより、各ユニット毎に最適な動作速度が設定でき、省スペース及び低製造コストの装置が得られ、高品質な切開洗浄済み砂のうの、より安定的、低コストな生産が可能となる。
本発明の砂のう切開洗浄装置では、脚部に、移動に用いるキャスタ23と、移動後の固定に用いる調節脚24とを配したものとすることができる(図1及び図3)。これにより、装置を安定して設置することができるとともに、装置の移設がより容易になるため、作業スペースを効率的に利用することが可能となる。
本発明の砂のう切開洗浄装置には、さらに、作業性を損なわない範囲において、任意の場所に作業台25を配設したものとしても良い(図1〜3)。
砂のうを切開するための刃としては、回転丸刃を用いた。そして、砂のう保持ホルダーに保持されている砂のうを切開する際には、回転丸刃がホイールの上の外周軌道上にて、砂のう保持ホルダーの左右のバケット間の中央部に位置するように移動させ、未使用時、分解清掃を要する機器メンテナンス時並びに異常時にはホイールの外周軌道の外に移動させることが可能な、切開ユニット部移動機構を備えたものとした。洗浄ノズルは、13個の洗浄水噴出口を有するものを用い、ホイール上の砂のう保持ホルダーの移動経路に沿って、ホイールの外周の下方円弧に沿うようにしてノーズレールの間に配設した。
従来の砂のう切開装置が直線上に配置され全長が2m近く要し、かつ、洗浄装置の設置が更に必要となるものであることを踏まえると、本発明の砂のう切開洗浄装置は、極めてコンパクトなものとなり、作業スペースを効率的に利用できるものとなった。
比較例1として、本願発明のものと同様の構成であるが、クランプユニットは配設しない砂のう切開洗浄装置を製作した。
比較例2として、本願発明のものと同様の構成であるが、ノーズレールを配設しない砂のう切開洗浄装置を製作した。
比較例2の、ノーズレールを配設しない砂のう切開洗浄機を用いて、砂のうを処理した。処理された砂のうを検査したところ、切開された砂のう内部を十分に洗浄することができず、砂礫及び消化物といった蓄積物などの汚染物質が残っていた。また、ベルトコンベヤから次々に搬出されてくる洗浄が不十分な切開済み砂のうを、一定数集めてから、別の洗浄機にセットして洗浄し、砂のうへの残留菌検査を行ったところ、本発明の砂のう切開洗浄装置を用いる場合に比べて高い菌数が検出され、その菌数にも大きなばらつきが生じ、規定数を上回るものもあった。
比較例3として、本願発明のものと同様の構成であるが、洗浄ユニットを配設しない砂のう切開装置を製作した。
2 内部収納空間を備えたバケット
2’ 内部収納空間を備えたバケット
3 ヒンジ
4 カムフォロア
4a カムフォロア軸
4b アウターレース
5 ホイール
6 中子
6a 角丸めされた鋸歯状の滑り止め
7 正面カム
7a 溝
8 切開ユニット部
8a 刃
8b 切開ユニット部移動機構
9 クランプユニット
9a スプリング
10 ノーズレール
11 砂のう洗浄ユニット
12 洗浄ノズル
13 排水回収トレー
14 排水口
15 ベルトコンベヤ
16 飛散防止カバー
17 砂のう投入口
18 砂のう搬出口
19 動力部
20 動力源
21 ギア
22 チェーン
23 キャスタ
24 調節脚
25 作業台
26 駆動軸
Claims (8)
- ホイールの回転動作に従動して開閉挟持する複数の砂のう保持ホルダーを該ホイールの外周部に放射状に配設した、回転動作するホイールユニットと、該ホイールユニットの外周軌道上に順に、該ホルダー内に挟持された砂のうを切開する刃と、砂のうの切開面をホイールの回転動作に連れて徐々に左右へ離間させて砂のうを押し開き保持するためのノーズレールと、ノーズレールにより開き保持された砂のうに洗浄水を噴射するための洗浄ノズルとを配設し、ノーズレールの保持から解放されてカムフォロアの軸方向への動作に従動して開口される砂のう保持ホルダーから落下した切開洗浄済みの砂のうの搬出機構をホイールユニット下方に備えた、砂のう切開洗浄装置。
- 前記砂のう保持ホルダーの開閉は、ホイール側面に切られた溝で規制された正面カムによりホイールの回転動作に従動せしめ、閉じた砂のう保持ホルダーをさらに両側面から押圧挟持するクランプユニットを備えたことを特徴とする、請求項1に記載の砂のう切開洗浄装置。
- 前記搬出機構が、切開洗浄済みの砂のうを順次搬出するベルトコンベヤであり、前記ホルダー内に挟持された砂のうを切開する刃が回転丸刃であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の砂のう切開洗浄装置。
- 前記ホイールの回転動作、前記回転丸刃の回転動作、及び、前記ベルトコンベヤの搬出動作とが、同一の動力源により駆動され動作するものであることを特徴とする、請求項3に記載の砂のう切開洗浄装置。
- 前記砂のう保持ホルダーは、対称な内部収納空間を備えた左右のバケットを対向させてホイール内周側の端部をヒンジで接合し、砂のうを挟持することを可能にしたものであって、ヒンジのロッド部が前記ホイールユニットの外周部に軸支されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の砂のう切開洗浄装置。
- 前記左右のバケットの内部収納空間に、さらに、角丸めされた鋸歯状の2列の滑り止めを備えた中子を脱着交換可能に配設することを特徴とする、請求項5に記載の砂のう切開洗浄装置。
- 前記洗浄ノズルが、複数のノズルからなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の砂のう切開洗浄装置。
- 前記刃は、ホイールユニットがホイール外周面から面外方向に退避可能な移動機構を備えた切開ユニット部に配設されたものであることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の砂のう切開洗浄装置。
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CN110587104A (zh) * | 2019-09-24 | 2019-12-20 | 深圳市吉百顺科技有限公司 | 一种脉冲热压焊头加工用切割工艺 |
CN116158458A (zh) * | 2023-02-28 | 2023-05-26 | 南京深农智能装备有限公司 | 一种改进的禽胗食管剖切机构 |
CN116158457A (zh) * | 2023-02-28 | 2023-05-26 | 南京深农智能装备有限公司 | 一种新型禽胗食管油脂清理机构 |
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