JP5421844B2 - ボールねじ装置の駆動制御装置及び駆動制御方法 - Google Patents

ボールねじ装置の駆動制御装置及び駆動制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ボールねじ装置の駆動制御装置及び駆動制御方法に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されているように、電気的に駆動制御されるモータと、一端にてモータの回転軸に動力伝達可能に接続され、モータの回転に従って軸線周りに回転するボールねじと、ボールねじに螺合されたナットと、ボールねじの軸線回りに対する回転が禁止された状態でナットに一体的に組み付けられて、ボールねじの回転によりナットと共にボールねじの軸線方向に移動する移動体とを有するボールねじ装置は知られている。そして、このボールねじ装置を駆動する際には、移動体に負荷される負荷荷重に応じた機械系の固有振動数に対応した周波数成分を除去するためのフィルタを、モータを駆動制御するための駆動制御信号路に設けて、ボールねじ装置の共振を防止するようにしている。この場合、事前に、複数の異なる負荷荷重ごとに固有振動数を測定して、負荷荷重に対する固有振動数の変化特性グラフを用意しておき、移動体に負荷をかけて実際に移動体を移動させる際には、負荷荷重の大きさを入力することにより、負荷荷重の大きさに応じて固有振動数(共振周波数)が計算されるとともに、この固有振動数に応じてフィルタのパラメータが設定されて、フィルタがボールねじ装置の負荷荷重に対応した共振を防止するようにしている。
また、下記特許文献2にも、前記と同様なボールねじ装置において、フィルタにより、モータに対する駆動制御信号中のボールねじ装置の固有振動数(共振周波数)成分を除去して、ボールねじ装置の共振を防止することが示されている。この特許文献2においては、前記固有振動数が、モータ側慣性モーメント、負荷側慣性モーメント、ボールねじの軸方向の剛性、支持軸受けの軸方向の剛性、ナット部の剛性及びスラスト軸受けの軸方向の剛性によって決まることも示されている。さらに、前記ボールねじの軸方向の剛性に関しては、ボールねじの直径、ボールねじの長さ及びボールねじの弾性係数によって決まることも示されている。すなわち、ボールねじ装置の固有振動数(共振周波数)が、ボールねじの長さにも依存することが示されている。
特開2006−190163号公報 特開2008−29066号公報
上記前者の従来技術においては、負荷荷重に応じて決定されるボールねじ装置の機械的な固有振動数(共振周波数)に着目して、ボールねじ装置の作動時における共振を防止するようにしている。また、後者の従来技術においては、モータとボールねじのカップリング部分と、ボールねじと移動体の結合部分であるナット部分がばね要素となることを前提に、モータ側慣性モーメント及び負荷側慣性モーメント(負荷荷重に相当)を主に用いて、ボールねじ装置の固有振動数(共振周波数)を計算するようにしている。ここで言えることは、前記両従来技術においては、モータから移動体までの部分がボールねじ装置の主な作動部分として捉えられ、ボールねじ装置の固有振動数が前記作動部分に大きく影響されるものと考えられている。
しかし、本発明者は、ボールねじ装置においては、ボールねじの長さのみに依存した固有振動数(共振周波数)が存在することを発見した。しかも、この固有振動数は、負荷荷重に応じた固有振動数よりも、ボールねじ装置の共振に大きな影響を与えることも発見した。このようなボールねじの長さのみに依存したボールねじ装置の固有振動数は、両端を固定端とするボールねじ自体の固有振動数に依存するものと考えられる。すなわち、ボールねじは両端にて回転可能に支持され、ボールねじとナットとの間には、ボールねじ機構の特性上、多少の隙間が設けられており、ボールねじ自体が両端を固定端としてナットとは独立して固有振動数で振動し、しかも、この振動が大きな振動であるためと考えられる。なお、このボールねじの長さのみに依存した固有振動数は、前記両従来技術によって示された固有振動数よりも後述するように明らかに高い周波数成分であり、前記両従来技術で考慮されている固有振動数とは明らかに異なる。したがって、上記従来技術によっては、ボールねじ装置の作動時の振動を充分に抑制することができなかった。
この点について、さらに説明を加えておく。図6(A)及び図6(B)は、従来技術及び本発明の実施形態で説明するものと同一のボールねじ装置の測定周波数特性を示す図である。図6(A)及び図6(B)の上段はボールねじ装置のゲインの周波数特性を示し、図6(A)及び図6(B)の下段はボールねじ装置の位相の周波数特性を示している。また、図6(A)は、移動体に対する負荷荷重を「0」とした、すなわちナットに固定した移動台に何も載せない状態における周波数特性である。図6(B)は、移動体に対する所定の負荷荷重を所定値とした、すなわちナットに固定した移動台に所定の重量物(例えば、20Kg)を載せた状態における周波数特性である。図6(A)及び図6(B)において、ゲインが急峻に立ち上がっている固有振動数の2つのピークP1,P2が存在する。ピークP1の固有振動数は、図6(A)では200Hz程度であり、図6(B)では120Hz程度である。これは、負荷荷重が大きくなると、固有振動数が大きくなるもので、前記両従来技術の固有振動数(共振周波数)に対応するものと推定される。一方、ピークP2の固有振動数は、図6(A)及び図6(B)で共に620Hz程度である。そして、負荷荷重を前記以外の種々の負荷荷重に変更して測定しても、このピークP2の固有振動数は変化しなかった。このピークP2に対応した固有振動数(共振周波数)が、本発明が問題視しているボールねじの長さのみに依存した固有振動数である。
また、このようなボールねじ装置の制御においては、フィードバック制御するのが通常である。したがって、周波数特性において、ゲインが0dBよりも大きく、かつ位相が180度以上(又は−180度以下)ずれている周波数付近において、ボールねじ装置は極めて共振し易い。この点に着目すると、ピークP1に関しては、ゲインが0dBよりも大きく、かつ位相が180度以上(−180度以下)ずれている周波数領域は存在しない。一方、ピークP2に関しては、ゲインが0dBよりも大きく、かつ位相が180度以上(又は−180度以下)ずれている周波数領域が700Hz前後に存在する。したがって、この場合には、ピークP1に対応した固有振動数に比べ、ピークP2に対応した固有振動数による共振を抑制することがボールねじ装置の共振を抑制するためには重要であることが理解できる。
さらに、本発明者は、ボールねじの長さ以外の他の構造を同一にしたボールねじ装置において、ボールねじの長さを種々に変化させて、前記ピークP2に対応した固有振動数(共振周波数)を測定した。これによれば、図7に示すように、ボールねじの長さの増加に対して、前記ピークP2に対応した固有振動数(共振周波数)は双曲線状に減少する。この事実は、前記ボールねじの長さのみに依存したボールねじ装置の固有振動数(共振周波数)がボールねじ自体の振動によるものであるという推定とも一致する。
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、ボールねじ装置の共振をより良好に抑制するボールねじ装置の駆動制御装置を提供することにある。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の各構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
上記目的を達成するために、本発明に係るボールねじ装置の駆動制御装置の特徴は、電気的に駆動制御されるモータ(11)と、一端にて前記モータの回転軸に動力伝達可能に接続され、モータの回転に従って軸線周りに回転するボールねじ(12)と、ボールねじに螺合されたナット(13)と、ボールねじの軸線回りに対する回転が禁止された状態でナットに一体的に組み付けられて、ボールねじの回転によりナットと共にボールねじの軸線方向に移動する移動体(14)とを有するボールねじ装置に適用され、ボールねじの両端の固定端間の長さに応じてボールねじの長さに固有のボールねじ装置の共振周波数を決定する共振周波数決定手段(33)と、モータを駆動制御するための駆動制御信号から決定された共振周波数に対応した周波数成分を除去するフィルタ手段(37)とを備えたボールねじ装置の駆動制御装置にある。
この場合、ボールねじの両端の固定端間の長さに関しては、作業者が数字入力キーを用いてボールねじの両端の固定端間の長さを入力したり、予め用意された複数種類のボールねじの両端の固定端間の長さから選択キーを用いてボールねじの両端の固定端間の長さを選択して入力したりしてもよい。また、ボールねじの両端の固定端間の長さがボールねじ装置の種類によって定められている場合には、ボールねじ装置の種類を表す機種名を入力したり、予め用意された複数の機種名の中から一つの機種名を選択したりして、入力又は選択された機種名に応じて、機種名ごとに予め用意されたボールねじの両端の固定端間の長さを用いてボールねじの両端の固定端間の長さを決定するようにしてもよい。さらに、ボールねじ装置を作動させてナット及び移動体の最大作動範囲を検出して、検出した最大作動範囲からボールねじの両端の固定端間の長さを決定するようにしてもよい。
前記のように構成した本発明においては、共振周波数決定手段によってボールねじの両端の固定端間の長さに応じてボールねじの長さに固有のボールねじ装置の共振周波数が決定され、フィルタ手段により、モータを駆動制御するための駆動制御信号から決定された共振周波数に対応した周波数成分が除去される。これにより、本発明によれば、ボールねじ装置の共振が的確に抑制される。
また、本発明の他の特徴は、フィルタ手段はノッチフィルタであり、かつ前記決定された共振周波数がノッチフィルタの中心周波数であるようにしたことにある。なお、ノッチフィルタの中心周波数とは、入力信号中の周波数成分のうちで抑制(減衰)される周波数成分の中心の周波数である。これによれば、減衰効果の高いノッチフィルタを用いたので、ボールねじ装置の共振をより良好に抑制できる。
さらに、本発明の実施にあたっては、本発明は、ボールねじ装置の駆動制御装置の発明に限定されることなく、ボールねじ装置の駆動制御方法の発明としても実施し得るものである。
本発明の一実施形態に係り、コントローラに接続されたボールねじ装置の概略図である。 コントローラによって実現されるモータの駆動制御の機能ブロック図である。 (A)はボールねじの長さを共振周波数(固有振動数)に変換するための共振周波数変換テーブルの変換特性を示す特性図であり、(B)は変形例に係る前記共振周波数変換テーブルの変換特性を示す特性図である。 (A)は前記モータの駆動制御に用いられるノッチフィルタの周波数特性図であり、(B)は前記ノッチフィルタがない場合における制御系開ループの周波数特性図であり、(C)は前記ノッチフィルタを追加した場合における制御系開ループの周波数特性図である。 変形例に係る共振周波数変換テーブルの変換特性を示す特性図である。 (A)は移動体に対する負荷荷重を「0」とした場合におけるボールねじ装置の周波数特性であり、(B)は移動体に対して所定の負荷荷重を負荷した場合におけるボールねじ装置の周波数特性である。 ボールねじの長さに対するボールねじ装置の共振周波数(固有振動数)の変化特性図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。図1は、ボールねじ装置10をコントローラ20に接続した状態を示す概略図である。ボールねじ装置10は、モータ11、ボールねじ12、ナット13及び移動体14を備えている。モータ11は、直流モータ又は交流モータによって構成され、ボールねじ装置10の図示しないハウジングに固定された支持部材15に固定されている。モータ11内には、モータ11の回転を検出して、その回転を表す回転信号を出力するエンコーダ11aが組み込まれている。この回転信号は、モータ11が所定の微少角度だけ回転するたびにハイレベルとローレベルとを交互に切替えるパルス列信号であって、回転方向を識別するために互いにπ/2だけ位相のずれたA相信号とB相信号とで構成される。
ボールねじ12は、円柱状に形成されてその外周面に雄ねじが設けられ、両端部にて支持部材15に固定されたブラケット16a,16bに軸線周りに回転可能に支持されている。ボールねじ12の一端は、モータ11の回転軸11bに動力伝達可能に接続されて、モータ11の回転に従って軸線周りに回転する。ナット13は、円筒状の内周面に雌ねじが設けられ、雌ねじにてボールねじ12の雄ねじに螺合されている。移動体14は、ナットに一体的に組み付けられて、載置された部材、組付けられた部材などをボールねじ12の軸線方向に直動させる。移動体14は、ボールねじ12の軸線回りに対する回転が禁止されて、支持部材15に一体的に設けたガイド部材17によってボールねじ12の軸線方向のみの移動が許容されており、ボールねじ12の回転によりナット13と共にボールねじ12の軸線方向に移動する。この移動体14には、移動される対象物が置かれたり、組み付けられたりする。
ボールねじ装置10のモータ11は、コントローラ20に接続されるようになっている。コントローラ20は、CPU,ROM,RAMからなってプログラム処理により各種処理を実行するコンピュータと、ハードディスク、フラッシュメモリなどの大容量の不揮発性メモリとを備えている。また、コントローラ20は、作業者が各種指示を入力するためのスイッチ、回転操作子などからなる入力装置、及び作業者に対して各種状態を表示するための表示装置も備えている。そして、このようなボールねじ装置10及びコントローラ20からなるシステムにおいては、長さの異なるボールねじ12を具備した種々のボールねじ装置10に対して、一つのコントローラ20が共通に用いられるものである。
次に、コントローラ20内に内蔵される各種回路、及び実際にはコンピュータのプログラム処理によって実行される各種処理部について、ボールねじ装置10の作動を含めて説明する。図2は、コントローラによって実現されるモータ11の駆動制御の機能ブロック図である。
コントローラ20は、ハード回路で構成された駆動回路21及び位置検出回路22を備えている。駆動回路21は、後述する電流変換部38からの駆動電流の指示に従って、指示された大きさの駆動電流をモータ11に流す。位置検出回路22は、モータ11内のエンコーダ11aからの回転信号に応じて、ボールねじ12の軸線方向への移動体14の移動位置Xを検出して出力する。具体的には、コントローラ20の作動開始の初期において、モータ11を回転させて移動体14を初期位置まで移動させる。この移動体14の初期位置は移動体14の移動限界位置でもあり、前記移動体14の移動中、位置検出回路22はエンコーダ11aからの回転信号を入力し、移動体14が移動限界位置に達したことを回転信号の入力停止によって検出して、内蔵のカウンタを「0」にリセットするとともに、モータ11の作動を停止させる。そして、その後に、モータ11が駆動された際に、位置検出回路22は、エンコーダ11aからの回転信号のパルス数をモータ11の回転方向に応じてカウントアップ又はカウントダウンし、そのカウント値に基づいて移動体14の移動位置Xを表す信号を出力する。
また、コントローラ20は、共振周波数テーブル31、入力部32、共振周波数決定部33及びパラメータ設定部34も備えている。共振周波数テーブル31は、コントローラ20のROM、大容量の不揮発性メモリなどの記憶装置に設けられており、ボールねじ12の長さに応じて変化するボールねじ装置10の共振周波数(固有振動数)(図6のピークP2に対応した固有振動数)を記憶している。この共振周波数は、同一タイプのボールねじ装置10に対して、異なるボールねじ12の長さごとに予め測定した結果の値であり、図3(A)に示すとともに上述したように、ボールねじ12の長さの増加に対して双曲線状に減少する。なお、前記同一タイプのボールねじ装置10とは、ボールねじ12の径が等しく、かつボールねじ12以外の構造については同一のボールねじ装置である。
ここで注目すべき点は、共振周波数テーブル31には、図3(A)の破線で囲まれて実用領域と記載した周波数領域におけるボールねじ12の長さに対する共振周波数しか記憶されていないことである。すなわち、図3(A)の非実用領域と記載した周波数領域に対する、共振周波数は記憶されていない。これは、前述した図6(A)及び図6(B)に示されているように、ボールねじ装置10の周波数特性中のゲインは、周波数が高くなる従って徐々に減少している。そして、ボールねじ12の長さが短くて非実用領域と記載した高い周数領域(例えば、1500Hz〜2000Hz以上)に、たとえピークP2が存在しても、このピークP2に関するゲインは0dB未満になり、ボールねじ装置10の共振の原因にはなり得ない。したがって、後述するフィルタ部37にて前記ピークP2の周波数成分を抑制するために用いる共振周波数を表す情報として、非実用領域の共振周波数は不要であるからである。
入力部32は、コントローラ20のスイッチなどの入力装置及びコントローラ20による作業者の入力を受け付けるためのプログラム処理に対応する。作業者が前記入力装置を操作してボールねじ12の長さを入力すると、入力部32は、前記入力された長さを一時記憶する。共振周波数決定部33及びパラメータ設定部34は、コントローラ20によるプログラム処理に対応する。共振周波数決定部33は、共振周波数テーブル31を参照して、前記入力されたボールねじ12の長さに対応した共振周波数を計算して決定する。なお、この共振周波数の計算においては、適宜補間演算を利用するとよい。パラメータ設定部34は、前記決定した共振周波数に応じて、後述するフィルタ部37の周波数特性を決定するためのパラメータを設定する。このような、共振周波数テーブル31、入力部32、共振周波数決定部33及びパラメータ設定部34によるフィルタ部37の周波数特性の決定処理は、異なる長さのボールねじ12を有するボールねじ装置10がコントローラ20に接続されたときにのみ行われる。それ以外の場合は、前記設定されたパラメータをハードディスクなど不揮発性メモリに記憶しておいて、後述するフィルタ部37の処理に利用すればよい。また、前記決定した共振周波数を前記不揮発性メモリに記憶しておいて、パラメータ設定部34によるパラメータ設定処理を移動体14の移動制御のたびに行うようにしてもよい。
なお、上記実施形態においては、共振周波数がボールねじ12の長さの増加に対して双曲線状に減少する周波数特性を規定する、図3(A)に示すような共振周波数テーブルを用いた。しかし、これに代えて、ボールねじ12の長さの増加に対して変化する共振周波数の周波数特性を直線近似して、図3(B)に示すように、実用領域にて、ボールねじ12の長さの増加に対して直線的に減少する共振周波数を記憶した共振周波数テーブルを用いてもよい。また、この場合も、共振周波数テーブル31においては、図3(B)に非実用領域と記載した周波数領域にはボールねじ12の長さに応じた共振周波数は記憶されておらず、破線で囲まれて実用領域と記載した周波数領域にボールねじ12の長さに対する共振周波数のみが記憶されている。この場合も、共振周波数決定部33は、図3(B)に示す周波数特性の共振周波数テーブル31を参照して、入力されたボールねじ12の長さに応じて共振周波数を決定する。また、このような共振周波数テーブルに代えて、前記図3(A)及び図3(B)を示す周波数特性を表す関数を予め用意しておき、共振周波数決定部33は、入力されたボールねじ12の長さを前記関数に適用して共振周波数を決定してもよい。
次に、モータ11の制御動作について説明する。コントローラ20は、プログラム処理に対応した減算部35、トルク変換部36、フィルタ部37及び電流変換部38も備えている。減算部35の正側入力には、図示しない他のプログラム処理により決定された、移動体14の目標移動位置X*を表す信号が入力されている。一方、減算部35の負側入力には、位置検出回路22によって検出された移動位置Xを表す信号が入力されている。減算部35は、目標移動位置X*を表す信号から移動位置Xを表す信号を減算して、差信号X*−Xをトルク変換部36に出力する。
トルク変換部36は、前記差信号X*−Xが「0」となるように、すなわち移動体14の移動位置Xを目標移動位置X*に一致させるように、モータ11によって発生されるトルクを計算して、計算したトルクを表すモータ11の駆動制御信号をフィルタ部37に出力する。この場合、トルク変換部36は、前記差信号X*−Xにゲインを単に乗算して、比例制御に基づく駆動制御信号を計算するようにしてもよい。また、前記差信号X*−Xを微分及び/又は積分するとともに微分及び/又は積分結果にそれぞれゲインを乗算することにより、モータ11に対する駆動制御信号の微分項及び/又は積分項を計算し、前記計算した比例制御項に、駆動制御信号の微分項及び/又は積分項を加算して、比例・積分及び/又は微分制御(PID制御)による駆動制御信号をフィルタ部37に出力するようにしてもよい。
フィルタ部37は、トルク変換部36から入力した制御信号に対して演算処理を施すことにより、駆動制御信号をフィルタ処理する。この場合のフィルタ処理は、ノッチフィルタを実現するものである。ノッチフィルタは、特定の周波数領域に対して減衰効果(抑制効果)の高いフィルタであり、図4のような周波数特性を有する。図4においては、入力信号中の周波数成分のうちで抑制(減衰)される周波数成分の中心の周波数を中心周波数Fcとして表している。このフィルタ部37は、前述のようにパラメータ設定部34からのパラメータによってその周波数特性が決定されるもので、ノッチフィルタの中心周波数Fcは、前述した共振周波数決定部33で決定された共振周波数に等しい。したがって、フィルタ部37は、モータ11を駆動制御するための駆動制御信号からボールねじ12の長さに固有の共振周波数である前記ピークP2に対応した周波数成分を除去する。このフィルタ処理された駆動制御信号は、電流変換部38に出力される。
電流変換部38は、供給されたモータ11に対する駆動制御信号すなわちモータ11の発生トルクを制御するための駆動制御信号を、モータ11に前記トルクを発生させるための電流値に変換する。そして、電流変換部38は、変換した電流値を表す信号をモータ11の駆動電流を指示する信号として駆動回路21に出力する。駆動回路21は、電流変換部38からの駆動電流の指示に従って、指示された大きさの駆動電流をモータ11に流す。したがって、モータ11は、前記トルクで回転する。
このモータ11の回転はボールねじ12に伝達され、ボールねじ12が軸線回りに回転する。このボールねじ12の回転により、ナット13及び移動体14は、ガイド部材17に沿ってボールねじ12の軸線方向に移動する。一方、位置検出回路22は、モータ11のエンコーダ11aから回転信号を入力して、移動体14の移動位置Xを検出している。この移動体14の移動位置Xを表す検出信号は、前述のように減算部35に入力されて、差信号X*−Xの生成に利用されている。すなわち、移動体14の移動位置Xが減算部35にフィードバックされている。
そして、このような位置検出回路22、減算部35、トルク変換部36、フィルタ部37、電流変換部38及び駆動回路21によるモータ11のフィードバック制御により、移動体14は、目標移動位置X*まで移動制御される。この場合、フィルタ部37は、パラメータ設定部34によって設定されたパラメータにより、モータ11を駆動制御するための駆動制御信号から、共振周波数決定部33によって決定されたボールねじ12の長さに固有のボールねじ装置10の共振周波数を除去する。したがって、上記実施形態によれば、ボールねじ装置10の共振が的確に抑制される。また、フィルタ部37として、減衰効果の高いノッチフィルタを用いたので、ボールねじ装置10の共振をより良好に抑制できる。
このフィルタ部37の効果について、実測結果を用いて説明する。図4(B)は、図2の制御系において、フィルタ部37がない場合の開ループ(フィードバックなし)のボールねじ10の周波数応答の特性図である。この周波数応答の特性図によれば、図6を用いて前述したピークP1に対応したピークP1に関しては、ゲインが0dBよりも大きく、かつ位相が180度以上(−180度以下)ずれている周波数領域は存在しないために、前記フィードバック制御により、この周波数領域でボールねじ装置10が共振することはない。一方、図6を用いて前述したピークP2に対応したピークP2に関しては、ゲインが0dBよりも大きく、かつ位相が180度以上(−180度以下)ずれている周波数領域が存在する。図4(B)においては、点Q1は、位相が−180度ずれている周波数におけるゲインの大きさを示しており、このゲインは0dBよりも大きい。また、点Q2は、ゲインが0dBである周波数における位相ずれの大きさを示しており、この位相ずれは−180度を超えている。これらの点Q1におけるゲインが0dBよりも大きいという事実、及び点Q2における位相が−180度を越えているという事実は、フィードバック制御により、ボールねじ装置10の駆動制御が安定しなくて共振することを意味する。
図4(C)は、図2の制御系において、フィルタ部37(図4(A)の周波数特性のノッチフィルタ)を含む開ループ(フィードバックなし)のボールねじ装置10の周波数応答の特性図である。この周波数応答の特性図においても、図6を用いて前述したピークP1に対応したピークP1に関しては、ゲインが0dBよりも大きく、かつ位相が180度以上(−180度以下)ずれている周波数領域は存在しない。また、図6を用いて前述したピークP2に対応するピークは存在しない。すなわち、図4(B)のピークP2に対応した周波数領域において、ゲインが0dBよりも大きく、かつ位相が180度以上(−180度以下)ずれている周波数が存在しない。そして、図4(B)においては、点Q3は、位相が−180度ずれている周波数におけるゲインの大きさを示しており、このゲインは0dBよりも小さく、−15dB程度である。点Q4は、ゲインが0dBである周波数における位相ずれの大きさを示しており、この位相ずれは−180度を超えることなく、−100度程度である。そして、この図4(C)においては、0dBから点Q3までの直線の長さが長いほど、かつ−180度から点Q4までの直線の長さが長いほど、ボールねじ装置10の高い制御安定性を示すもので、これによれば、フィルタ部37の挿入により、フィードバック制御により、ボールねじ装置10が安定して駆動制御されて共振することはない。このような実測結果からも、フィルタ部37の挿入により、ボールねじ装置10の共振をより良好に抑制できることが理解される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変形も可
能である。
上記実施形態では、入力部32でボールねじ12の長さだけを入力した。しかし、ボールねじ12の長さが同じでも、ボールねじ12の径が大きくなるほど、ボールねじ12の長さに固有のボールねじ装置10の共振振動数(固有振動数)が小さくなることが分かっている。具体的には、図5に示すように、径が小さなボールねじ12の長さに対する共振周波数の特性が曲線CV1で表されるとすると、径が大きなボールねじ12の長さに対する共振周波数の特性は曲線CV2で表される。この場合、共振周波数テーブル31には、図5に示すように、異なる径のボールねじ12を有する複数種類のボールねじ装置10に対し、ボールねじ12の長さに応じて変化する共振周波数を記憶させておく。そして、作業者は、入力部32で、ボールねじ12の長さ及び径を入力し、共振周波数決定部33は、共振周波数テーブル31を参照することにより、前記入力された長さ及び径に応じた共振周波数を計算するとよい。この場合も、共振周波数の計算には、ボールねじ12の長さ及び径に関して補間演算を利用するとよい。また、この場合も、共振周波数テーブル31に代えて、関数を用いてもよい。
また、ボールねじ装置10の種類ごとに、ボールねじ装置10に固有の機器情報(例えば、機種名)に対応させて、ボールねじ12の長さをコントローラ20内のハードディスクなどの不揮発性メモリに記憶しておいてもよい。そして、作業者は入力部32でボールねじ装置10に固有の機器情報を入力し、共振周波数決定部33が前記入力した機器情報を用いてボールねじ12の長さを導出し、この導出したボールねじ12の長さに応じて、上記実施形態と同様に、ボールねじ12の長さに固有のボールねじ装置10の共振周波数を決定するようにしてもよい。
また、コントローラ20内に、ボールねじ装置10に固有の機器情報(例えば、機種名)に対応させて、ボールねじ12の長さに固有のボールねじ装置10の共振周波数を記憶させておいてもよい。この場合、記憶されている共振周波数は、長さの異なるボールねじ12を有するボールねじ装置10ごとに、ボールねじ12の長さに固有のボールねじ装置10の共振周波数を測定して、コントローラ20のハードディスクなどの不揮発性メモリに記憶させておく。そして、この場合には、作業者が入力部32でボールねじ装置10に固有の機器情報を入力すれば、共振周波数決定部33は入力された機器情報に基づいて共振周波数を前記不揮発性メモリから読み出してパラメータ設定部34に出力すればよい。
また、上記実施形態及び各種変形例においては、ボールねじ12の長さ、ボールねじ12の径又は機種情報を直接入力した。しかし、これに代えて、コントローラ20内のハードディスクなどの不揮発性メモリに、複数種類のボールねじ12の長さ、ボールねじ12の径又は機種情報を予め記憶しておいて、ボールねじ装置10の共振周波数の決定時に、コントローラ20に設けた表示装置に前記複数種類のボールねじ12の長さ、ボールねじ12の径又は機種情報を表示し、作業者は、表示された複数種類のボールねじ12の長さ、ボールねじ12の径又は機種情報の中から、一つのボールねじ12の長さ、ボールねじ12の径又は機種情報を入力装置を用いて選択するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態及び各種変形例において、ボールねじ12の長さを入力することに代えて、モータ11を駆動制御することにより、ナット13及び移動体14をボールねじ12の一端から他端まで、すなわちボールねじ12の最大可能範囲内を移動させて、ボールねじ12の長さを検出するようにしてもよい。これによれば、ボールねじ12の長さの入力を省略できる。
また、上記実施形態では、移動体14の目標移動位置X*を指定して、移動体14が目標移動位置X*まで移動するように、モータ11を位置制御によって駆動制御するようにした。しかし、これに代えて、モータ11を速度制御によって駆動制御する場合にも本発明は適用される。この場合、コントローラ20は、移動体14の目標移動速度を指定して、目標移動速度を表す制御信号を減算部35の正側入力に入力する。一方、減算部35の負側入力には、位置検出回路22によって検出された移動体14の移動位置Xを微分することにより導出した移動体14の移動速度が入力される。それ以外の制御に関しては、図2の制御機能ブロック図の通りである。これによれば、移動体14が目標移動速度でガイド部材17に沿ってボールねじ12の軸線方向に移動するように、モータ11はフィードバック制御される。そして、この場合も、フィルタ部37の共振周波数の減衰制御(抑制制御)により、移動体14は共振することなく安定して制御される。
また、上記実施形態では、フィルタ部37が、制御信号を特定の周波数近傍で急峻に減衰させるノッチフィルタを実現するようにした。しかし、フィルタ部37は、制御信号の特定の周波数成分を減衰させるフィルタであれば、ノッチフィルタ以外のフィルタ(例えば、バンドリジェクションフィルタ)で実現するようにしてもよい。
10…ボールねじ装置、11…モータ、12…ボールねじ、13…ナット、14…移動体、20…コントローラ、21…駆動回路、22…位置検出回路、31…共振周波数テーブル、32…入力部、33…共振周波数決定部、34…パラメータ設定部、35…減算部、36…トルク変換部、37…フィルタ部、38…電流変換部

Claims (4)

  1. 電気的に駆動制御されるモータと、
    一端にて前記モータの回転軸に動力伝達可能に接続され、前記モータの回転に従って軸線周りに回転するボールねじと、
    前記ボールねじに螺合されたナットと、
    前記ボールねじの軸線回りに対する回転が禁止された状態で前記ナットに一体的に組み付けられて、前記ボールねじの回転により前記ナットと共に前記ボールねじの軸線方向に移動する移動体とを有するボールねじ装置に適用され、
    前記ボールねじの両端の固定端間の長さに応じて前記ボールねじの長さに固有の前記ボールねじ装置の共振周波数を決定する共振周波数決定手段と、
    前記モータを駆動制御するための駆動制御信号から前記決定された共振周波数に対応した周波数成分を除去するフィルタ手段と
    を備えたボールねじ装置の駆動制御装置。
  2. 前記フィルタ手段はノッチフィルタであり、かつ前記決定された共振周波数が前記ノッチフィルタの中心周波数である請求項1に記載したボールねじの駆動制御装置。
  3. 電気的に駆動制御されるモータと、
    一端にて前記モータの回転軸に動力伝達可能に接続され、前記モータの回転に従って軸線周りに回転するボールねじと、
    前記ボールねじに螺合されたナットと、
    前記ボールねじの軸線回りに対する回転が禁止された状態で前記ナットに一体的に組み付けられて、前記ボールねじの回転により前記ナットと共に前記ボールねじの軸線方向に移動する移動体とを有するボールねじ装置に適用され、
    前記ボールねじの両端の固定端間の長さに応じて前記ボールねじの長さに固有の前記ボールねじ装置の共振周波数を決定する共振周波数決定処理と、
    前記モータを駆動制御するための駆動制御信号から前記決定された共振周波数に対応した周波数成分を除去するフィルタ処理とを含むボールねじ装置の駆動制御方法。
  4. 前記フィルタ処理は前記モータを駆動制御するための駆動制御信号に対するノッチフィルタ処理であり、かつ前記決定された共振周波数が前記ノッチフィルタ処理に関するノッチフィルタの中心周波数である請求項3に記載したボールねじの駆動制御方法。
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