JP5420948B2 - 車両用暖機システム - Google Patents
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Description
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態の対応する構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
図4に示す温度変化パターン(パターン1)は、車両の始動時に発核による蓄熱材20の放熱が有った場合で、かつ、蓄熱材温度Tが蓄熱に必要な温度である融点T1に達しなかった場合である。このパターン1では、蓄熱材20に融点T1以上の状態が継続する継続時間t=0である。したがって、車両の始動時刻とそれに対応する継続時間t=0のデータを蓄積する。なお、このパターン1の温度変化を伴う走行では、蓄熱材20の蓄熱を完了できないので、車両始動時に発核装置25の発核を禁止すべきパターンである。
図5に示す温度変化パターン(パターン2)は、車両の始動時に発核による蓄熱材20の放熱が有った場合で、かつ蓄熱材温度Tが融点T1に達したが、その継続時間tが蓄熱完了に必要な時間t1よりも短かった場合(t<t1)である。パターン2では、車両の始動時刻とそれに対応する継続時間tのデータを蓄積する。なお、このパターン2の温度変化を伴う走行は、蓄熱材20の蓄熱を完了できないので、車両始動時に発核装置25の発核を禁止すべきパターンである。
図6に示す温度変化パターン(パターン3)は、車両の始動時に発核による蓄熱材20の放熱が有った場合で、かつ、蓄熱材温度Tが融点T1に達し、その継続時間tが蓄熱完了に必要な時間t1以上であった場合(t≧t1)である。なお、図6(a)は、エンジン30の停止前に継続時間tがt1に達した場合であり、図6(b)は、エンジン30の停止後に継続時間tがt1に達した場合である。パターン3では、車両の始動時刻とそれに対応する継続時間tのデータを蓄積する。なお、このパターン3の温度変化を伴う走行は、図6(a),(b)いずれのケースでも、走行終了後までに蓄熱材20の蓄熱を完了できるため、車両始動時に発核装置25の発核を行うのに適したパターンである。
図7に示す温度変化パターン(パターン4)は、車両の始動時に発核による蓄熱材20の放熱が無かった場合(発核が実施されなかった場合を含む、以下同じ。)で、かつ、蓄熱材温度Tが融点T1に達し、その継続時間tが蓄熱完了に必要な時間t1以上であった場合(t≧t1)である。なお、図7(a)は、エンジン30の停止前に継続時間tがt1に達した場合を示しており、図7(b)は、エンジン30の停止後に継続時間tがt1に達した場合を示している。パターン4では、車両の始動時刻とそれに対応する継続時間tのデータを蓄積する。なお、このパターン4の温度変化を伴う走行は、図7(a),(b)いずれのケースでも、走行終了後までに蓄熱材20の蓄熱を完了できるため、車両始動時に発核装置25の発核を行うのに適したパターンである。
図8に示す温度変化パターン(パターン5)は、同図(a)に示すように、車両の始動時に発核による蓄熱材20の放熱が無かった場合で、かつ、蓄熱材温度Tが融点T1に達しなかった場合である。この場合は、同図(b)に示すように、車両の始動時に発核装置25の発核による蓄熱材20の放熱が有ったと仮定し、当該仮定に基づいて、蓄熱材20の温度変化を算出する。その結果、蓄熱材温度Tが融点T1以上となる場合、融点T1以上を継続する時間(推定継続時間)tsをデータとして蓄積する。
図10に示す温度変化パターン(パターン6)は、同図(a)に示すように、車両の始動時に発核による蓄熱材20の放熱が無かった場合で、かつ、蓄熱材温度Tが融点T1に達するが、その継続時間tが蓄熱完了に必要な時間t1よりも短かった場合(t<t1)である。この場合は、パターン5と同様、同図(b)に示すように、車両の始動時に発核による蓄熱材20の放熱が有ったと仮定し、当該仮定に基づいて、蓄熱材20の温度変化を算出する。発核による蓄熱材温度Tの変化の推定値は、パターン5の場合と同じく、図9のグラフに基づいて算出される。
10 蓄熱装置
13 仕切壁
15 第一室
16 第二室
20 蓄熱材
24 蓄熱材温度センサ
25 発核装置(過冷却解除手段)
30 エンジン(暖機対象)
31 冷却水循環路
32 冷却水ポンプ
38 水温センサ
50 ECU(蓄熱完了判断手段、制御手段)
54 外気温センサ
t 継続時間
T 蓄熱材温度
T1 融点:蓄熱に必要な温度(所定温度)
t1 蓄熱完了に必要な時間(所定時間)
W 冷却水(熱伝達媒体)
Claims (6)
- 車両に設けられた暖機対象を暖機するための車両用暖機システムであって、
前記暖機対象に循環する熱伝達媒体との熱交換によって、過冷却状態での蓄熱及び該過冷却状態の解除に伴う放熱が可能な蓄熱材と、
前記蓄熱材の過冷却状態を解除する過冷却解除手段と、
車両走行の際に前記蓄熱材への蓄熱を完了可能か否かを判断する蓄熱完了判断手段と、
前記蓄熱完了判断手段の判断に基づいて、前記過冷却解除手段による過冷却解除の実施を制御する制御手段と、を備え、
前記蓄熱完了判断手段は、毎回の車両走行において前記蓄熱材に所定温度以上の状態が継続した継続時間をデータベースとして蓄積する学習制御を行い、
前記学習制御で蓄積したデータベースに基づいて、内燃機関の始動時刻または前記過冷却解除手段による過冷却解除の実施時刻ごとに、前記蓄熱材が前記所定温度以上の状態で所定時間以上継続する確率を算出し、当該確率が所定以上であるか否かで、前記蓄熱材への蓄熱を完了可能か否かを判断し、
前記制御手段は、前記蓄熱完了判断手段が前記蓄熱材の蓄熱を完了可能と判断した場合は、前記過冷却解除手段による過冷却解除の実施を許可し、前記蓄熱完了判断手段が前記蓄熱材の蓄熱を完了不可能と判断した場合は、前記過冷却解除手段による過冷却解除の実施を許可しない
ことを特徴とする車両用暖機システム。 - 前記蓄熱完了判断手段による前記蓄熱材への蓄熱を完了可能か否かの判断、及び前記制御手段による過冷却解除の実施の許可又は不許可は、各回の車両走行における車両始動時に行う
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用暖機システム。 - 前記所定温度は、前記蓄熱材の融点であり、前記所定時間は、前記蓄熱材が完全に融解するために必要な時間である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用暖機システム。 - 前記蓄熱完了判断手段は、前記内燃機関の始動時刻、または前記過冷却解除の実施時刻に加えて、その際の日付、曜日、場所、天気、気温、車両の乗員数、車両の荷物荷重の少なくともいずれかを含めた基準ごとに、前記蓄熱材に所定温度以上の状態が所定時間以上継続する確率を算出する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用暖機システム。 - 前記学習制御においては、前記過冷却解除手段による過冷却解除に伴う蓄熱材の放熱が無かった場合も含めて、前記蓄熱材に前記所定温度以上の状態が継続した継続時間のデータを蓄積する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用暖機システム。 - 前記過冷却解除手段による過冷却解除に伴う蓄熱材の放熱が無かった場合は、当該放熱が有ったと仮定した場合の前記蓄熱材の温度変化を考慮に入れて、前記蓄熱材に前記所定温度以上の状態が継続した継続時間のデータを蓄積する
ことを特徴とする請求項5に記載の車両用暖機システム。
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JP2009075420A JP5420948B2 (ja) | 2009-03-26 | 2009-03-26 | 車両用暖機システム |
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