JP5418916B2 - 反射型イメージング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、反射型イメージング装置に関し、特に、蛋白質などの生体高分子を検出するための2次元画像を生成する反射型イメージング装置に関する。
抗体医薬品の開発やアレルギー原因物質の特定などを目的として、蛍光免疫法、プラズモン共鳴法、光干渉などを用いて蛋白質の検出が行われており、近年では、テラヘルツ(以下、THzと記載する。)波を利用した蛋白質の検出方法も提案されている。
例えば、サンプルに対して波長の異なるTHz波を照射すると、サンプルの電磁波吸収により特定波長のTHz波が吸収され、THz波の透過率の周波数特性は、サンプルの物性に応じた固有の波形となって現れることから、THz波の透過率を測定することによって蛋白質を検出することができる。
THz波の透過率を測定する方法としては、THz時間領域分光法(以下、THz−TDSと呼ぶ。)が知られている。このTHz−TDSでは、THz波発生器から出射したTHz波がサンプル上に集光照射され、その後、サンプルを透過したTHz波又はサンプルで反射したTHz波がTHz検出器に集光されて検出される。図18は、近赤外光のフェムト秒パルスレーザー101を励起光源としたTHz時間領域分光(THz−TDS)システムで構成されたイメージングシステムである。
励起用レーザー101から出た近赤外光のフェムト秒パルスレーザーは、ビームスプリッター102によって分岐され、バイアス電圧104を印加されたTHzパルス発生側アンテナ103よりTHz波パルスが発生する。発生したTHz波106は、放物面鏡105によってサンプルユニット107に集光しながら入射する。入射したTHz波106は、高比抵抗シリコン107aと反射ミラー107cの間に挟まれたメンブレンサンプル107bに入射され、メンブレンサンプル107bを透過したTHz波は、反射ミラー107cで反射される。このサンプルユニット107は、XYステージ108に固定されており、X、Y方向にスキャンすることによってメンブレンサンプル107bの2次元画像を取得することが可能となる。
ここで、図19に示すように、サンプルユニット107では、入射したTHz波パルス106に対して、高比抵抗シリコン107aの下面で反射が生じる(109a)。次に、サンプル107bと高比抵抗シリコン107aの間の界面で反射が生じる(109b)。また、サンプル107bを透過した成分は、反射ミラー107cで反射する(109c)。反射ミラー107cで反射した成分の一部は高比抵抗シリコン107a上面で再び反射し、再度サンプル107bを透過したのち反射ミラー107cで反射する(109d)。これらの反射波109は、THz波受光側アンテナ110に集光されて検出される。
THz-TDSでは、THz波パルスの波形をフーリエ変換して周波数スペクトルを得るため、時間遅延111を経由したTHz波がTHzパルス受光側アンテナ110に到達した瞬間の電流値を電流計112で計測し、コンピュータ113に記録される。
上記メンブレンサンプル107bは、高分子の多孔質膜であるメンブレンフィルター上の微量生体高分子の検出を実現するものである。このメンブレンフィルターはTHz帯において透過性があり、多孔質であることから屈折率が低い材料である。そのため、メンブレンフィルター上に微量な生体高分子が付着すると、その部位の屈折率にも変化が生じる。
図20は、上記システムによって得た時間波形をフーリエ変換した周波数スペクトルである。図20に示すように、微量なストレプトアビジンの結合においても、干渉波形のシフトによって大きな透過率変化が得られる周波数が見られ、その周波数で切り出したデータを2次元画像化することによって、感度良く微量サンプルの検出が可能となる。図21は、このようにして生成した2次元画像の一例である。
Yuichi Ogawa等、OPTICS EXPRESS Vol.16,No.26(2008)
しかしながら、上記方法では、XYステージ108でサンプルを移動し、サンプル上の各点に対して、THz波パルス波形を検出し、フーリエ変換によって周波数スペクトルを求め、この周波数スペクトルを解析して大きな透過率変化が得られる周波数を特定し、その周波数で切り出したデータを画像化するといった処理を行うため、図21に示したような2次元の画像を生成するためには膨大な時間(例えば、8時間程度)を要するという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、THz波を利用する従来の方法に比べて、非常に短時間でサンプルの2次元画像を生成することができる反射型イメージング装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、サンプルユニットを保持するホルダーと、前記サンプルユニットの全面にテラヘルツ波を入射する光源及び光学系と、前記サンプルユニットの各部で反射したテラヘルツ波を検出する2次元アレイセンサを備えたカメラと、前記ホルダーを回転させて前記サンプルユニットに入射するテラヘルツ波の入射角を所定の角度範囲で可変すると共に、前記サンプルユニットで反射されたテラヘルツ波が前記カメラに集光されるように前記カメラを回転させる回転機構と、前記カメラから出力される信号を処理する処理装置と、を備える反射型イメージング装置であって、前記サンプルユニットは、テラヘルツ波の入射側から、テラヘルツ波を透過する入射部材と、サンプルと、テラヘルツ波を反射する反射部材と、を備え、前記サンプルは、所定の屈折率のメンブレンのみの第1の領域と、前記メンブレンに当該メンブレンとは屈折率が異なる対象物質を含む第2の領域と、を備え、前記カメラは、前記所定の角度範囲の各々の入射角に対して、前記サンプルユニットの各部の、前記入射部材と前記サンプルとの界面で反射した成分と前記サンプルと前記反射部材との界面で反射した成分とが干渉したテラヘルツ波を検出し、検出したテラヘルツ波の強度に応じた信号を出力し、前記処理装置は、前記第1の領域で干渉した第1のテラヘルツ波の信号が相対的に小さく、かつ、前記第2の領域で干渉した第2のテラヘルツ波の信号が相対的に大きい入射角を特定し、特定した入射角において前記カメラが検出して出力した信号に基づいて、前記サンプルの2次元画像を生成するものである。
本発明の反射型イメージング装置によれば、THz波を利用する従来の方法に比べて、非常に短時間(例えば、数分)で、サンプルの2次元画像を生成することができる。
その理由は、入射角を変えてサンプル全面にTHz波を照射し、メンブレンのみの領域及び生体高分子を含む領域の各々の領域で干渉したTHz波を2次元のTHz波カメラで検出し、メンブレンのみの領域で弱め合い、かつ、生体高分子を含む領域で強め合う入射角を特定し、その入射角で検出したデータを用いてサンプルの2次元画像を生成するからである。
本発明の一実施例に係る反射型イメージング装置の構成を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係る反射型イメージング装置の構成を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係る反射型イメージング装置におけるTHz波光源とサンプルユニットとTHz波カメラの位置関係を示す図である。 本発明の一実施例に係る反射型イメージング装置で利用するサンプルユニットの構成を示す図である。 サンプルユニットに入射したTHz波の光路を示す図である。 THz波カメラで検出した信号の干渉波形(信号強度の入射角依存性)を示す図である。 メンブレン(PVDF)の屈折率の周波数依存性を示す図である。 メンブレン(PVDF)の吸収係数の周波数依存性を示す図である。 サンプルの具体例を示す図である。 90μm厚のメンブレン(PVDF)における蛋白質の強め合う干渉の次数を示す図である。 90μm厚のメンブレン(PVDF)におけるメンブレンの弱め合う干渉の次数を示す図である。 90μm厚のメンブレン(PVDF)における視野の中心及び両端の入射角及び次数を示す図である。 150μm厚のメンブレン(PVDF)における蛋白質の強め合う干渉の次数を示す図である。 150μm厚のメンブレン(PVDF)におけるメンブレンの弱め合う干渉の次数を示す図である。 150μm厚のメンブレン(PVDF)における視野の中心及び両端の入射角及び次数を示す図である。 本発明の一実施例に係る反射型イメージング装置の他の構成を示す図である。 本発明の一実施例に係る反射型イメージング装置の他の構成を示す図である。 従来の試料分析システムの構成を模式的に示す図である。 サンプルユニットに入射したTHz波の信号と光路を示す図である。 従来の試料分析システムで求めた周波数スペクトルを示す図である。 従来の試料分析システムで取得した2次元の画像例を示す図である。
背景技術で示したように、THz波の透過率を測定することによって蛋白質などの生体高分子を検出することができるが、従来の方法では、サンプルをXY方向にスキャンしての2次元の画像を取得するため、測定に膨大な時間がかかるという問題があった。
そこで、本発明の一実施の形態では、THz波光源、サンプル回転機構、THz波カメラ、カメラ回転機構、処理装置を備えるシステムにおいて、これらの回転機構を用いて、サンプル内の干渉効果、つまり、サンプル内のある屈折率の物質(例えば、蛋白質)に対して強め合う干渉と、もう一つの屈折率の物質(例えば、メンブレン)に対して弱め合う干渉を実現するような入射角を見出し、その入射角で検出したデータを用いてサンプル全体のTHz画像を生成する。
すなわち、従来技術では、一定の入射角でサンプルにTHz波パルス波を照射し、その反射波をアンテナで受信し、受信信号をフーリエ変換して周波数スペクトルを求め、特定の物質に対して大きな透過率変化が得られる周波数を特定しているのに対して、本実施形態では、入射角を変えてサンプル全面にTHz波を照射し、メンブレンのみの領域及び生体高分子を含む領域の各々の領域で干渉したTHz波をTHz波カメラで検出し、メンブレンのみの領域で弱め合い、かつ、生体高分子を含む領域で強め合う入射角を特定する。
また、従来技術では、サンプルの一部にTHz波パルス波を照射し、XYステージでスキャンすることによって2次元のサンプル画像を生成しているのに対して、本発明では、サンプル全体にTHz波を照射し、その干渉波を2次元のTHz波カメラで撮像することによって2次元のサンプル画像を生成している。
このように、本実施形態は従来技術とは手法が全く異なり、本実施形態の手法を用いることにより、非常に短時間(数分)で、サンプルの2次元画像を生成することができる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る反射型イメージング装置について、図1乃至図17を参照して説明する。図1及び図2は、本発明の反射型イメージング装置の構成を模式的に示す図であり、THz波の入射角を変えた状態を示している。また、図3は、反射型イメージング装置におけるTHz波光源とサンプルユニットとTHz波カメラの位置関係を示す図であり、図4は、サンプルユニットの構成を示す図である。また、図5は、サンプルユニットに入射したTHz波の光路を示す図であり、図6は、THz波カメラで検出したTHz波の干渉波形を示す図である。また、図7及び図8は、メンブレン(PVDF)の特性を示す図であり、図9乃至図15は、実験結果を示す図、図16及び図17は、反射型イメージング装置の他の構成を示す図である。
図1及び図2に示すように、本実施例の反射型イメージング装置10は、THz波光源20と、液体窒素デュワー21と、光学系30と、カメラ回転機構40と、サンプルホルダー回転機構41と、サンプルホルダー42と、THz波カメラ50と、処理装置60と、回転機構制御部70などで構成される。
THz波光源20は、光と電波の狭間にあるテラヘルツ周波数帯の電磁波(すなわち、周波数が1012Hz、波長が略30μmから1mmの電磁波)を発生する光源であり、例えば、QCL(Quantum Cascade Laser)などである。このTHz波光源20は、液体窒素などで冷却が必要な場合は、液体窒素デュワー21が配置される。なお、THz波の周波数はTHz波カメラ50で検出可能な周波数であればよいが、検出感度を高めるためにサンプルの基材となるメンブレンの特性を考慮することが好ましい。例えば、メンブレンとしてPDVF(ポリフッ化ビニリデン)を用いる場合、PDVFの屈折率及び吸収係数は図7及び図8に示すような周波数依存性を示すことから、検出対象となる生体高分子との屈折率の差が大きく、伝搬中に吸収されにくい周波数(2.1〜2.7THz、3.5〜4.4THzなど)を選択することができる。
光学系30は、THz波光源20から出射されたTHz波を、平行光としてサンプル全面に入射するための放物面鏡やミラーなどである。
カメラ回転機構40は、一端にTHz波カメラ50、他端にカウンターウエイトが配置された回転体を、サンプルホルダー42を中心にして回転(微小回転角で断続的に回転若しくは連続的に回転)させるものである。また、サンプルホルダー回転機構41は、サンプルホルダー42を回転(微小回転角で断続的に回転若しくは連続的に回転)させるものである。また、サンプルホルダー42は、後述するサンプルユニットを保持するものである。このカメラ回転機構40とサンプルホルダー回転機構41とは、サンプルホルダー42がθ回転したときに上記回転体が2θ回転するように(すなわち、サンプルユニットで反射したTHz波が常にTHz波カメラ50に入射するように)連動して動作する。
THz波カメラ50は、例えば、サンプルユニットで反射したTHz波を集光する光学系と、集光したTHz波を検出するTHz波検出器などで構成される。THz波検出器は、例えば、ボロメータ薄膜を梁によって中空に保持した素子を2次元に配列したTHz波検出素子と、THz波検出素子を駆動する駆動回路と、THz波検出素子の出力を処理し、処理装置60に送信する信号処理回路などで構成される。
処理装置60は、THz波カメラ50からの出力信号を処理するコンピュータ装置である。具体的には、サンプルホルダー回転機構41及びカメラ回転機構40によってサンプルホルダー42及びTHz波カメラ50を回転させたときの、各入射角におけるサンプル中のメンブレンのみの領域及び生体高分子を含む領域の各々の領域で干渉したTHz波の出力信号をTHz波カメラ50から取得し、角度を振った時、生体高分子を含む領域では強め合う干渉により大きな信号が得られ、メンブレンのみの領域では弱め合う干渉により小さな信号が得られる入射角を特定し、特定した入射角で取得したサンプル各部の出力信号に基づいてサンプルの2次元画像を生成する処理を行う。この処理は、ハードウェアで実現してもよいし、処理装置60に上記処理を実行させるプログラムで実現してもよい。
回転機構制御部70は、サンプルホルダー回転機構41を制御して、サンプルホルダー42を予め定めた角度範囲で回転させると共に、カメラ回転機構40を制御して、THz波カメラ50を保持する回転体を倍の角度範囲で回転させる。図1は、入射角が小さい状態、図2は、入射角が大きい状態を示している。
図3は、THz波光源20と、サンプルホルダー42に保持されるサンプルユニット80と、THz波カメラ50の位置関係を示しており、THz波がサンプルユニット80の法線方向に対してθの角度で入射した場合は、サンプルユニット80で反射したTHz波もサンプルユニット80の法線方向に対してθの角度で出射する。すなわち、入射光と出射光のなす角度は、入射光とサンプルユニット80の法線方向との角度の倍となることから、サンプルユニット80をθ1回転させた時は、THz波カメラ50を保持する回転体を2×θ1回転させることになる。
なお、図1乃至図3は、本実施例の反射型イメージング装置10の一例であり、入射角を変えてサンプルにTHz波を入射し、サンプルの各領域で干渉したTHz波を検出することができれば、その構成は適宜変更可能である。
次に、サンプルホルダー42に保持されるサンプルユニット80の構造について、図4を参照して説明する。
図4(b)に示すように、サンプルユニット80は、検査対象物質(本実施例では蛋白質などの生体高分子)が部分的に配置されたサンプル82と、サンプル82の第1の主面(図4(b)において下側のTHz波入射側)に配置された入射部材81と、第2の主面(図4(b)において上側)に配置された反射部材83(ミラー)とで構成され、サンプル82が入射部材81及び反射部材83で挟まれた構造である。なお、図示していないが、サンプルユニット80は、開口部を有する入射部材側の保持プレートと反射部材側の保持プレートとで挟まれており、双方の保持プレートはネジなどによって固定され、サンプル82の第1の主面と第2の主面の平行度が保たれるようになっている。
上記入射部材81は、高比抵抗シリコン(Si)単結晶(比抵抗10kΩ・cm以上)などのTHz波を透過する材料で形成される。SiはTHz波帯における屈折率が3.415と一定であり、吸収係数は小さく、Si内部でTHz波の損失をほぼ0と見なすことができる。なお、この入射部材81の表面(THz波入射面)には無反射コート膜が形成されており、入射部材81の表面でのTHz波の反射を抑制している。
また、反射部材83は、サンプル82によりも屈折率が大きく、THz波をほぼ100%反射するミラーである。その他に、メタマテリアルのように負の屈折率を有する部材を用いることもできる。
また、サンプル82は、図4(a)に示すように、PVDFなどからなるメンブレンの一部の領域に蛋白質などの生体高分子を付着させたものである。このPVDFは多孔質の膜であり、図7に示すように、屈折率は約1.2〜1.3と小さく、そこに生体高分子が付着、浸透(深さは任意)することで屈折率が大きくなり、往復時の実効的な光路長が長くなることが予想される。
なお、図4は、本実施例のサンプルユニット80の一例であり、入射部材81、サンプル82,反射部材83の形状や材料、サンプル82中における生体高分子の配置、大きさなどは適宜変更可能である。
次に、サンプルユニット80内でのTHz波の伝搬経路について、図5を参照して説明をする。以下の説明において、入射部材81の厚みをd、屈折率をnとする。また、サンプル82の厚みをd,サンプル82中のメンブレンのみの領域82aの屈折率をn、生体高分子を含む領域82bの屈折率をn'とする。
また、反射部材83とサンプル82の間の境界を第1界面と呼び、サンプル82と入射部材81の間の境界を第2界面と呼び、入射部材81と大気との間の境界を第3界面と呼ぶ。さらに第1界面にて生じる反射波を第1面反射波と呼び、第2界面にて生じる反射波を第2面反射波と呼ぶ。本実施例では、第1界面にて生じる第1面反射波、及び、第2界面にて生じる第2面反射波の干渉を利用してサンプル82を分析することを特徴としている。以下、具体的に説明する。
[生体高分子を含む領域82bに入射するTHz波]
入射部材81の外側(X点)から入射角θで入射したTHz波は、O'点で第3界面を通過し、第1の角度(θ)で入射部材81内を伝搬する。この第1の角度は、大気と入射部材81の誘電率の違いにより決定される。入射部材81内の伝搬波の一部はA'点でサンプル82中の生体高分子を含む領域82bに入射し、残りの一部は第2界面にて反射して反射波となる。反射波は第3界面を通過してC点を経由してX1点に出射される。
一方、生体高分子を含む領域82bに入射した伝搬波は、第2の角度(θ')で当該領域内を伝搬する。この第2の角度は、入射部材81と生体高分子を含む領域82bの誘電率の違いにより決定される。生体高分子を含む領域82b内の伝搬波はB'点において第1界面で反射され、反射波となる。この反射波の一部は第2界面で反射し、残りの一部は第2界面を通過し、更に第3界面のC'点を通過してX2点に出射される。
[メンブレンのみの領域82aに入射するTHz波]
入射部材81の外側(Y点)から入射角θで入射したTHz波は、O点で第3界面を通過し、上記と同様の第1の角度(θ)で入射部材81内を伝搬する。入射部材81内の伝搬波の一部はA点でサンプル82中のメンブレンのみの領域82aに入射し、残りの一部は第2界面にて反射して反射波となる。反射波は第3界面を通過してD点を経由してY1点に出射される。
一方、メンブレンのみの領域82aに入射した伝搬波は、第3の角度(θ)で当該領域内を伝搬する。この第3の角度は、入射部材81とメンブレンのみの領域82aの誘電率の違いにより決定される。メンブレンのみの領域82a内の伝搬波はB点において第1界面で反射され、反射波となる。この反射波の一部は第2界面で反射し、残りの一部は第2界面を通過し、更に第3界面のD'点を通過してY2点に出射される。
ここで、生体高分子を含む領域82bに入射するTHz波の光路X−X1、X−X2の光路長は、
光路長O'−A'−C=2n/cosθ+2dtanθ'sinθ
光路長O'−A'−B'−C'=2n/cosθ+2n'd/cosθ'
であり、
光路差長=2n'd/cosθ'−2dtanθ'sinθ … (1)
となる。
同様に、メンブレンのみの領域82aに入射するTHz波の光路Y−Y1、Y−Y2の光路長は、
光路長O−A−D=2n/cosθ+2dtanθsinθ
光路長O−A−B−D'=2n/cosθ+2n/cosθ
であり、
光路差長=2n/cosθ−2dtanθsinθ … (2)
となる。
cosθとtanθは、nとnにより一意に決まり、cosθ'とtanθ'は、nとn'により一意に決まるため、各々の光路差長はθの関数となる。従って、サンプルホルダー回転機構41でサンプルユニット80を回転させると共に、カメラ回転機構40でTHz波カメラ50を回転させながら、各々の領域で反射されたTHz波を検出すると、各々の領域の信号は入射角に応じて強弱を繰り返す干渉波となる。
図6は、入射角を振ったときのTHz波カメラ50の信号強度を示しており、生体高分子を含む領域82bで反射したTHz波の信号(太線)と、メンブレンのみの領域82aで反射したTHz波の信号(細線)とは、nとn'の違いに応じて周期が異なる干渉波となる。
そこで、処理装置60は、各入射角においてTHz波カメラ50から出力される信号をメモリ等に記憶しておき、角度を振ったときに、生体高分子を含む領域82bで干渉したTHz波の信号(太線)が干渉波の山で、メンブレンのみの領域82aで干渉したTHz波の信号(細線)が干渉波の谷となる角度(例えば、図の矢印の入射角)を特定する。なお、上記条件を満たす入射角が複数存在する場合は、その中から、生体高分子を含む領域82bで干渉したTHz波の信号が最も大きいものを選択したり、双方の信号の比率が最も大きいものを選択すればよい。
そして、処理装置60は、予めメモリ等に記憶した、特定した入射角においてTHz波カメラ50から出力された信号(若しくは、入射角を特定した後に、回転機構制御部70を制御してサンプルホルダー42及びTHz波カメラ50の角度を調整し、特定した入射角においてTHz波カメラ50から出力される信号)を処理し、サンプル82の各点の信号強度の分布を示す2次元画像(例えば、従来技術の図21に示すような2次元画像)を生成する。
このように、生体高分子を含む領域82bで干渉したTHz波の信号がメンブレンのみの領域82aで干渉したTHz波の信号に対して相対的に大きくなる入射角を特定することにより、生体高分子を含む領域82bとメンブレンのみの領域82aの信号のコントラストを高めることができ、例えば、生体高分子の付着量が少ないときや生体高分子とメンブレンの屈折率の違いが小さいときであっても、生体高分子が付着した領域を確実に識別することができる。
また、本実施例の反射型イメージング装置10では、サンプルユニット80全体にTHz波が照射され、サンプルユニット80の各部で干渉したTHz波がTHz波カメラ50で一度に検出されるため、XYステージでサンプルを走査する従来技術に比べて、格段に早くサンプルの2次元画像を生成することができる。
以下、メンブレンとしてPVDFを用い、生体高分子として蛋白質を付着させたサンプル82について実験した結果を示す。本実験では、図9に示すように、サンプルユニット80のサイズは4cm□であり、サンプルユニット80とTHz波カメラ50の間隔は20cmとした。このとき、サンプル80の両端を望む角度は±5.75°である。また、THz波の周波数は3.1THz(97μm)であり、この周波数において、蛋白質の屈折率は1.4、PVDFの屈折率は1.2である。
図10乃至図12は、90μm厚のPVDFを用いた場合の結果である。図10は、蛋白質を含む領域における光路X−X1、X−X2の光路差長(式1)をTHz波の波長(97μm)で割った値の入射角依存性を示す図であり、入射角が63度の場合に、強め合う干渉の次数がほぼ2となる(光路差長がTHz波の半波長の偶数倍となる)ことを示している。一方、図11は、メンブレンのみの領域における光路Y−Y1、Y−Y2の光路差長(式2)をTHz波の波長(97μm)で割った値から1/2を減算した値の入射角依存性を示す図であり、入射角が62.5度の場合に、弱め合う干渉の次数がほぼ1となる(光路差長がTHz波の半波長の奇数倍となる)ことを示している。
図10及び図11より、入射角を63度とすれば、蛋白質を含む領域の干渉波が山となり、メンブレンのみの領域の干渉波が谷となって、蛋白質を含む領域を確実に識別することができる。
また、図12は、サンプルの中央と、一方の端部(入射角が63−5.75=57.25度)と、他方の端部(入射角が63+5.75=68.25度)における強め合う干渉の次数(m’)と弱め合う干渉の次数(m)をまとめたテーブルである。図12より、一方の端部の強め合う干渉の次数は2.08、弱め合う干渉の次数は1.09であり、他方の端部の強め合う干渉の次数は1.94、弱め合う干渉の次数は1.04であり、サンプルの中央とは多少のずれが生じる。しかしながら、この程度のずれであれば、蛋白質を含む領域を識別可能であるため、中央に対して特定した入射角をサンプル全体に適用することができる。
図13乃至図15は、150μm厚のPVDFを用いた場合の結果である。図13は、蛋白質を含む領域における光路X−X1、X−X2の光路差長(式1)をTHz波の波長(97μm)で割った値の入射角依存性を示す図であり、入射角が32.5度の場合に、強め合う干渉の次数が4となる(光路差長がTHz波の半波長の偶数倍となる)ことを示している。一方、図14は、メンブレンのみの領域における光路Y−Y1、Y−Y2の光路差長(式2)をTHz波の波長(97μm)で割った値から1/2を減算した値の入射角依存性を示す図であり、入射角が23.5度の場合に、弱め合う干渉の次数が3となる(光路差長がTHz波の半波長の奇数倍となる)ことを示している。
図13及び図14より、入射角を32.5度と23.5度の平均である28度とすれば、蛋白質を含む領域の干渉波がほぼ山となり、メンブレンのみの領域の干渉波がほぼ谷となって、蛋白質を含む領域を確実に識別することができる。
また、図15は、サンプルの中央と、一方の端部(入射角が28−5.75=22.25度)と、他方の端部(入射角が28+5.75=33.75度)における強め合う干渉の次数(m’)と弱め合う干渉の次数(m)をまとめたテーブルである。図15より、一方の端部の強め合う干渉の次数は4.17、弱め合う干渉の次数は3.02であり、他方の端部の強め合う干渉の次数は3.97、弱め合う干渉の次数は2.79であり、90μm厚のPVDFを用いた場合よりもずれは大きくなる。この場合、中央に対して特定した入射角をサンプル全体に適用してもよいが、蛋白質を含む領域をより正確に識別するために、PVDFの厚みを調整したり、サンプルを複数の領域(中央領域及び各端部領域)に分割し、各領域に対して最適な入射角を特定して2次元画像を生成し、各領域の2次元画像を合成してサンプル全体の2次元画像を生成したりすることが好ましい。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、THz波光源20として、QCL(Quantum Cascade Laser)やBWO(Backward Wave Oscillator)のようにコヒーレンシーが高い単色光源を使用する場合、THz波光源20からの照射光に干渉パターンが発生し、画像取得の際に問題が生じる。そこで、このような単色光源を使用する場合は、図16に示すように、RPP(Random Phase Plate)31を挿入し、コヒーレンシーをなくして干渉パターンを除去することができる。
また、THz波光源20として、黒体炉や高圧Hgランプのようなコンティニューム光源を使用する場合、図17に示すように、バンドパスフィルタ−(BPF:Band-pass filter)32を挿入し、可干渉性を向上させることができる。
また、上記実施例では、蛋白質などの生体高分子を検出する場合について記載したが、基材に対して屈折率が異なる任意の物質を検出する場合に対して、同様に適用することができる。
本発明は、屈折率が異なる領域を検出するシステムに利用可能である。特に、蛋白質などの生体高分子をメンブレンに部分的に吸着させたサンプルにおいて、生体高分子を含む領域を検出するシステムに利用することができ、創薬分野において候補物質を迅速に探査するスクリーニングに利用することができる。
10 反射型イメージング装置
20 THz波光源
21 液体窒素デュワー
30 光学系
31 RPP(Random Phase Plate)
32 BPF(Band-pass filter)
40 カメラ回転機構
41 サンプルホルダー回転機構
42 サンプルホルダー
50 THz波カメラ
60 処理装置
70 回転機構制御部
80 サンプルユニット
81 入射部材
82 サンプル
82a メンブレンのみの領域
82b 生体高分子を含む領域
83 反射部材

Claims (6)

  1. サンプルユニットを保持するホルダーと、前記サンプルユニットの全面にテラヘルツ波を入射する光源及び光学系と、前記サンプルユニットの各部で反射したテラヘルツ波を検出する2次元アレイセンサを備えたカメラと、前記ホルダーを回転させて前記サンプルユニットに入射するテラヘルツ波の入射角を所定の角度範囲で可変すると共に、前記サンプルユニットで反射されたテラヘルツ波が前記カメラに集光されるように前記カメラを回転させる回転機構と、前記カメラから出力される信号を処理する処理装置と、を備える反射型イメージング装置であって、
    前記サンプルユニットは、テラヘルツ波の入射側から、テラヘルツ波を透過する入射部材と、サンプルと、テラヘルツ波を反射する反射部材と、を備え、前記サンプルは、所定の屈折率のメンブレンのみの第1の領域と、前記メンブレンに当該メンブレンとは屈折率が異なる対象物質を含む第2の領域と、を備え、
    前記カメラは、前記所定の角度範囲の各々の入射角に対して、前記サンプルユニットの各部の、前記入射部材と前記サンプルとの界面で反射した成分と前記サンプルと前記反射部材との界面で反射した成分とが干渉したテラヘルツ波を検出し、検出したテラヘルツ波の強度に応じた信号を出力し、
    前記処理装置は、前記第1の領域で干渉した第1のテラヘルツ波の信号が相対的に小さく、かつ、前記第2の領域で干渉した第2のテラヘルツ波の信号が相対的に大きい入射角を特定し、特定した入射角において前記カメラが検出して出力した信号に基づいて、前記サンプルの2次元画像を生成する、ことを特徴とする反射型イメージング装置。
  2. 前記特定した入射角では、前記第1のテラヘルツ波の信号が干渉波形の谷となり、前記第2のテラヘルツ波の信号が干渉波形の山となる、ことを特徴とする請求項1に記載の反射型イメージング装置。
  3. 前記入射部材のテラヘルツ波入射側の表面に無反射コート膜が形成され、前記無反射コート膜により、前記入射部材の前記表面でのテラヘルツ波の反射が抑制される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の反射型イメージング装置。
  4. 前記光源は単色光源であり、前記光源と前記サンプルユニットとの間のテラヘルツ波の光路にRPP(Random Phase Plate)が配置されている、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の反射型イメージング装置。
  5. 前記光源はコンティニューム光源であり、前記光源と前記サンプルユニットとの間のテラヘルツ波の光路にBPF(Band-pass filter)が配置されている、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の反射型イメージング装置。
  6. 前記メンブレンはPDVF(ポリフッ化ビニリデン)であり、前記対象物質は蛋白質である、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の反射型イメージング装置。
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