JP5418574B2 - プログラム、編集方法、およびコンピュータ - Google Patents
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Description
図1は、本発明の原理を説明する原理図である。
図に示すようにコンピュータ1は、移動手段1a、移動位置取得手段1b、位置算出手段1c、表示手段1d、取得手段1e、編集手段1f、およびオブジェクト情報ファイル1gを有している。コンピュータ1には表示装置2が接続されている。表示装置2には、オブジェクト3a〜3hが表示され、オブジェクト3a〜3gは流れ図を構成している。
移動位置取得手段1bは、移動手段1aより移動されたオブジェクト3hの移動位置を取得する。
編集手段1fは、取得手段1eより取得された編集機能に従って、オブジェクト3hを流れ図に編集する。なお、編集された流れ図の構成に関する情報は、オブジェクト情報ファイル1gに記憶される。
ユーザは、流れ図を編集したい場合、表示装置2に表示されているオブジェクト3hを、例えば、編集したい位置に移動するよう操作する。移動手段1aは、このユーザの操作に応じて、表示装置2に表示しているオブジェクト3hを移動する。
まず、本発明の流れ図作成プログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成について説明する。
図に示すコンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)10aによって装置全体が制御されている。CPU10aには、バス10gを介してRAM(Random Access Memory)10b、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)10c、グラフィック処理装置10d、入力インターフェース10e、および通信インターフェース10fが接続されている。
次に、流れ図作成プログラムによって作成することができる流れ図について説明する。
モニタ10hの表示画面には、流れ図作成プログラムの実行によって、図に示すように流れ図作成画面21が表示される。流れ図作成画面21は、オブジェクトを選択するためのオブジェクト選択部22、流れ図を作成するための流れ図作成部23から構成されている。
図4は、コンピュータの機能ブロック図である。
図に示すようにオブジェクト情報ファイル19には、流れ図作成部23に展開(貼付)可能なオブジェクトの数だけ、予め領域19a,19b,19c,…が準備される。領域19a,19b,19c,…の各々で、1つのオブジェクトの流れ図に関する情報が管理される。各領域19a,19b,19c,…は、オブジェクトの欄、位置情報の欄、オブジェクトサイズの欄、先行接続情報の欄、後続接続情報の欄、およびコマンドの欄を有している。
オブジェクトサイズの欄には、オブジェクトを表している図像の大きさが格納される。
移動検出部12は、ユーザのポインタ24の操作によって移動されるオブジェクトの移動開始点と移動終了点を検出する。移動検出部12は、オブジェクト上にポインタ24を移動させてマウス10jのボタンを押下したとき移動開始点を検出する。そして、マウス10jのボタンを押下したままマウス10jを移動させ、マウス10jのボタンを離したとき移動終了点を検出する。
図6は、グリッド座標、移動開始点および移動終了点を説明する図である。
図に示すように、流れ図作成画面21には、グリッド座標が割り当てられる。流れ図作成画面21の左上角を原点に、水平方向にX軸、垂直方向にY軸が割り当てられている。流れ図作成画面21には、点線で示した移動開始前のオブジェクトAと、実線で示した移動終了後のオブジェクトAが例示してある。
ここで、差分算出部13と位置情報比較部14の機能を具体例によって説明する。まず、位置情報比較部14が、移動対象となっているオブジェクトが他のオブジェクトの上に重ねられたと判断する場合について説明する。
図において、配列番号0のオブジェクトを移動対象のオブジェクトとする。配列番号0のオブジェクトの移動開始点は、移動検出部12より(10,9)が検出されたとする。また、配列番号0のオブジェクトの移動終了点は、移動検出部12より(10,8)が検出されたとする。なお、移動検出部12より検出される移動開始点は、オブジェクト情報ファイル19の、配列番号0のオブジェクトの位置情報と一致する。
図8は、差分算出部と位置情報比較部の機能を具体例によって説明する図のその2である。
図9は、移動対象のオブジェクトが他のオブジェクトに重ねられるよう移動されたときのメニュー表示の組み合わせを説明する図である。
編集機能表示部15は、位置情報比較部14がRAM10bに一時記憶した配列番号の領域に属する先行接続情報と後続接続情報とを、オブジェクト情報ファイル19を参照して取得する。すなわち、編集機能表示部15は、全てのオブジェクトの上に重ねられないよう移動された移動対象のオブジェクトの先行接続情報と後続接続情報とを取得する。編集機能表示部15は、取得した先行接続情報と後続接続情報とに基づいて、移動対象のオブジェクトを、単に移動するか、流れ図から取り外すか、編集をキャンセルするかのメニュー表示を流れ図作成部23にする。
図10は、移動対象のオブジェクトが他のオブジェクトに重ねられないよう移動されたときのメニュー表示の組み合わせを説明する図である。
図11は、割り込み編集前の画面を示した図である。
オブジェクト41に対し、オブジェクト42a〜42cは先行オブジェクト(前段に接続されたオブジェクト)である。オブジェクト41に対し、オブジェクト43a〜43cは後続オブジェクト(後段に接続されたオブジェクト)である。これらのオブジェクト41,42a〜42c,43a〜43cにより流れ図が構成されている。
図12は、移動対象オブジェクトが他のオブジェクトに重ねられたときの画面を示した図である。
図12に示すポップアップ51において、前に割り込みが選択されると、図13に示すように、オブジェクト44がオブジェクト41の前に割り込まれる。このとき、オブジェクト42a〜42cからオブジェクト41に出力されていた接続線の接続は、オブジェクト44に変更され、オブジェクト44からオブジェクト41に接続線が接続される。なお、この編集によるオブジェクト41,42a〜42c,43a〜43c,44の位置情報、先行接続情報、および後続接続情報は、オブジェクト情報取得部18によって更新される。
図14は、移動、取り外し編集前の画面を示した図である。
図に示すように流れ図作成部23には、オブジェクト61、オブジェクト62、オブジェクト63a〜63c、オブジェクト64a〜64cが表示されているとする。
図14に示す移動対象のオブジェクト61が他のオブジェクトと重ならないように移動されると、図15に示すようにメニューの一覧が示されたポップアップ71が表示される。なお、移動対象のオブジェクト61の前段と後段には、オブジェクトが接続されているので、ポップアップ71には、ここに移動、ここに取り外し、およびキャンセルのメニューが表示される。仮に、オブジェクト61にオブジェクト62,63a〜63cが接続されていなかったとすると、ポップアップ71には、メニューが表示されない。
図15に示すポップアップ71において、ここに取り外しが選択されると、図16に示すように、オブジェクト61が流れ図から取り外される。このとき、オブジェクト63a〜63cから出力されていた接続線を消去し、オブジェクト61から出力されていた接続線を消去する。そして、オブジェクト63a〜63cからオブジェクト62に接続線を接続する。なお、この編集によるオブジェクト61,62,63a〜63c,64a〜64cの位置情報、先行接続情報、および後続接続情報は、オブジェクト情報取得部18によって更新される。また、図15のポップアップ71において、ここに移動が選択された場合には、接続線を消去することなく、接続状態を保ったままオブジェクト61を移動する。
図17〜図19は、割り込み編集をするときのコンピュータの処理の流れを示したフローチャートである。
ステップS1において、移動検出部12は、操作入力部11が受け付けたユーザの操作情報より、移動されたオブジェクトの移動開始点を検出する。移動検出部12は、検出した移動開始点をRAM10bに記憶する。
ステップS6において、位置情報比較部14は、移動されたオブジェクトの移動先の位置情報を取得する。位置情報比較部14は、ステップS5により取得した移動前の位置情報に、ステップS4によりRAM10bに格納された移動差分値を加算することにより、移動されたオブジェクトの移動先の位置情報を取得する。
ステップS22において、編集部17は、移動されたオブジェクトと移動されたオブジェクトが重ねられたオブジェクトの再配置位置を決定する。
コンピュータ10は、以下のステップに従って処理を実行する。
ステップS46において、位置情報比較部14は、移動されたオブジェクトの移動先の位置情報を取得する。位置情報比較部14は、ステップS45により取得した移動前の位置情報に、ステップS44によりRAM10bに格納された移動差分値を加算することにより、移動されたオブジェクトの移動先の位置情報を取得する。
ステップS60において、編集部17は、移動されたオブジェクトから後続オブジェクトに出力されている接続線を消去する。
このように、オブジェクトの移動によって編集機能をポップアップで一覧表示し、ユーザに所望の編集機能を選択させるようにした。これにより、簡単な操作で流れ図の編集ができ、ユーザの編集の操作ミスによる再操作、編集の調整操作の煩わしさを低減することができる。
コンピュータを、
ユーザの操作に応じて、表示装置に表示している前記オブジェクトを移動する移動手段、
移動された前記オブジェクトの移動位置を取得する移動位置取得手段、
編集された前記流れ図の構成に関する情報が記憶されるオブジェクト情報ファイルより、前記流れ図を構成している前記オブジェクトの構成位置を参照し、前記移動位置の前記構成位置との位置関係を算出する位置算出手段、
前記位置関係に応じて、前記オブジェクトの前記流れ図における編集機能を前記表示装置に一覧表示する表示手段、
前記ユーザの操作によって選択された前記編集機能を取得する取得手段、
前記編集機能に従って、前記オブジェクトを前記流れ図に編集する編集手段、
として機能させることを特徴とする流れ図作成プログラム。
(付記3) 前記流れ図を構成していない非構成オブジェクトが、前記流れ図を構成している前記オブジェクトの上に移動された場合、前記表示手段は、前記オブジェクトの前段に前記非構成オブジェクトを割り込ませるかおよび前記オブジェクトの後段に前記非構成オブジェクトを割り込ませるかの旨の前記一覧表示をすることを特徴とする付記1記載の流れ図作成プログラム。
(付記6) 前記流れ図を構成している前記オブジェクトが、他の前記オブジェクトに重ならないように移動された場合、前記表示手段は、前記オブジェクトを移動された場所に移動させるかおよび前記オブジェクトを前記流れ図から削除するかの旨の前記一覧表示をすることを特徴とする付記1記載の流れ図作成プログラム。
(付記8) 前記オブジェクト情報ファイルには、前記オブジェクトの位置および前記オブジェクト間の接続情報が含まれていることを特徴とする付記1記載の流れ図作成プログラム。
ユーザの操作に応じて、表示装置に表示している前記オブジェクトを移動する移動手段と、
移動された前記オブジェクトの移動位置を取得する移動位置取得手段と、
編集された前記流れ図の構成に関する情報が記憶されるオブジェクト情報ファイルより、前記流れ図を構成している前記オブジェクトの構成位置を参照し、前記移動位置の前記構成位置との位置関係を算出する位置算出手段と、
前記位置関係に応じて、前記オブジェクトの前記流れ図における編集機能を前記表示装置に一覧表示する表示手段と、
前記ユーザの操作によって選択された前記編集機能を取得する取得手段と、
前記編集機能に従って、前記オブジェクトを前記流れ図に編集する編集手段と、
を有することを特徴とする流れ図作成装置。
ユーザの操作に応じて、表示装置に表示している前記オブジェクトを移動手段で移動し、
移動された前記オブジェクトの移動位置を移動位置取得手段で取得し、
編集された前記流れ図の構成に関する情報が記憶されるオブジェクト情報ファイルより、前記流れ図を構成している前記オブジェクトの構成位置を参照し、前記移動位置の前記構成位置との位置関係を位置算出手段で算出し、
前記位置関係に応じて、前記オブジェクトの前記流れ図における編集機能を前記表示装置に表示手段で一覧表示し、
前記ユーザの操作によって選択された前記編集機能を取得手段で取得し、
前記編集機能に従って、前記オブジェクトを前記流れ図に編集手段で編集する、
ことを特徴とする流れ図作成方法。
1a 移動手段
1b 移動位置取得手段
1c 位置算出手段
1d 表示手段
1e 取得手段
1f 編集手段
1g,19 オブジェクト情報ファイル
2 表示装置
3a〜3h オブジェクト
4 一覧表示
11 操作入力部
12 移動検出部
13 差分算出部
14 位置情報比較部
15 編集機能表示部
16 編集機能取得部
17 編集部
18 オブジェクト情報取得部
21 流れ図作成画面
22 オブジェクト選択部
23 流れ図作成部
Claims (6)
- コンピュータに、
オブジェクトが配置可能な領域として表示装置に表示された表示領域において、特定のオブジェクトの表示位置をドラッグ操作により移動させ、
前記表示領域内の表示位置であって、前記表示領域に表示された他のオブジェクトの表示位置と重ならない表示位置への、前記特定のオブジェクトのドロップ操作に応じて、移動前に前記特定のオブジェクトと接続関係を有していた他のオブジェクトとの接続関係に関する編集メニューを表示する、
処理を実行させることを特徴とするプログラム。 - 前記編集メニューは、移動前に前記特定のオブジェクトと接続関係を有していた他のオブジェクトと、移動後の前記特定のオブジェクトとの間で、接続関係の表示をしないようにする、
処理を実行させることを特徴とする請求項1記載のプログラム。 - コンピュータを用いたオブジェクトに関する編集方法において、
オブジェクトが配置可能な領域として表示装置に表示された表示領域において、特定のオブジェクトの表示位置をドラッグ操作により移動させ、
前記表示領域内の表示位置であって、前記表示領域に表示された他のオブジェクトの表示位置と重ならない表示位置への、前記特定のオブジェクトのドロップ操作に応じて、移動前に前記特定のオブジェクトと接続関係を有していた他のオブジェクトとの接続関係に関する編集メニューを表示する、
ことを特徴とする編集方法。 - 前記編集メニューは、移動前に前記特定のオブジェクトと接続関係を有していた他のオブジェクトと、移動後の前記特定のオブジェクトとの間で、接続関係の表示をしないようにする、
ことを特徴とする請求項3記載の編集方法。 - コンピュータにおいて、
オブジェクトを表示する表示装置と、
オブジェクトが配置可能な領域として表示装置に表示された表示領域において、特定のオブジェクトの表示位置を移動させる操作を受け付ける操作部と、を有し、
前記表示領域内の表示位置であって、前記表示領域に表示された他のオブジェクトの表示位置と重ならない表示位置への、該操作部を用いた前記特定のオブジェクトのドロップ操作に応じて、移動前に前記特定のオブジェクトと接続関係を有していた他のオブジェクトとの接続関係に関する編集メニューを表示する、
ことを特徴とするコンピュータ。 - 前記編集メニューは、移動前に前記特定のオブジェクトと接続関係を有していた他のオブジェクトと、移動後の前記特定のオブジェクトとの間で、接続関係の表示をしないようにする、
ことを特徴とする請求項5記載のコンピュータ。
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