JPH11175761A - 情報処理装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに提供媒体

Info

Publication number
JPH11175761A
JPH11175761A JP35223497A JP35223497A JPH11175761A JP H11175761 A JPH11175761 A JP H11175761A JP 35223497 A JP35223497 A JP 35223497A JP 35223497 A JP35223497 A JP 35223497A JP H11175761 A JPH11175761 A JP H11175761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
window
route
displayed
routing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP35223497A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Ishikawa
真之 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP35223497A priority Critical patent/JPH11175761A/ja
Priority to US09/204,003 priority patent/US6281900B1/en
Publication of JPH11175761A publication Critical patent/JPH11175761A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/451Execution arrangements for user interfaces

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より迅速、かつ、容易に、ルーティング編集
を行えるようにする。 【解決手段】 ルートウィンドウ内に、DEF名が付され
ていないノードがドロップされた場合、ルーティング編
集ツール522は、ドロップされたノードにDEF名を与
える。また、ルートウィンドウまたはシーングラフウィ
ンドウに表示されているノードをマウスでドラッグし、
シーングラフウィンドウまたはルートウィンドウに表示
されている他のノードにドロップする場合、ルーティン
グ編集ツール522は、これらのノード間で設定可能な
ルート候補を表示する。ユーザが、表示されたルート候
補の中から、所定のルート候補を選択することにより、
ルーティング編集ツール522は、選択されたルート候
補を、これらのノード間のルートとして設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、並びに提供媒体に関し、特に、3次元仮想空間
の表現に用いられるVRMLのコンテンツを作成する際に、
ノード間でイベントを伝達させるためのルーティングの
編集を行う情報処理装置および方法、並びに提供媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】世界的規模で構築されたコンピュータネ
ットワークであるインターネット(TheInternet)におい
て、様々な情報を提供するWWW(World Wide Web)の枠組
みを利用して3次元的な情報を統一的に扱うことができ
る記述言語として、VRML(Virtual Reality Modeling La
nguage)が知られている。
【0003】インターネットで利用できる情報提供シス
テムとして、スイスのCERN(European Center for Nucl
ear Research:欧州核物理学研究所)が開発したWWWが
知られている。このWWWは、テキスト、画像、または音
声などの情報を、ハイパーテキスト形式で閲覧できるよ
うにしたもので、HTTP(Hyper Text Transfer Protoco
l:ハイパーテキスト転送プロトコル)と呼ばれるプロト
コルに基づいて、WWWサーバに格納された情報をパーソ
ナルコンピュータなどの端末に非同期転送するものであ
る。
【0004】WWWサーバは、HTTP、デーモン(daemon)
と呼ばれるサーバソフトウエア、および、ハイパーテキ
スト情報が格納されるHTMLファイルにより構成される。
なお、デーモンとは、UNIX上で作業を行う場合におい
て、バックグラウンドで管理や処理を実行するプログラ
ムである。ハイパーテキスト情報は、HTML(HyperTextM
arkup Language:ハイパーテキスト記述言語)と呼ばれ
る記述言語を用いて表現される。HTMLによるハイパーテ
キストの記述は、「<」と「>」で囲まれたタグと呼ば
れる書式指定によって文章の論理的な構造が表現され
る。他の情報とのリンクについての記述は、アンカーと
呼ばれるリンク情報を用いて行われる。このアンカーを
用いて、情報が存在する場所を指定する際には、URL(Un
iform Resource Locator)と呼ばれる文字列が用いられ
る。
【0005】HTMLで記述されたファイルを、ネットワー
ク上において転送するためのプロトコルがHTTPである。
クライアントからの、情報の要求をWWWサーバに伝え、H
TMLファイルのハイパーテキスト情報をクライアントに
転送する機能をもっている。
【0006】WWWを利用する環境として多く利用されて
いるのが、WWWブラウザ(ブラウザとは閲覧するという
意味)と呼ばれる。このWWWブラウザは、例えば、Netsc
ape Navigator(米国Netscape Communications社の商
標)をはじめとするクライアントソフトウエアである。
このWWWブラウザを用いて、URLに対応する世界規模で広
がるインターネット上のWWWサーバ上のファイル、いわ
ゆるホームページを閲覧することができ、いわゆるネッ
トサーフィンと呼ばれるように、リンクが張られたホー
ムページを次々と辿って、多種多様なWWWの情報ソース
にアクセスすることができる。
【0007】近年、このWWWをさらに拡張し、3次元仮想
空間の記述や、3次元グラフィックスで描画されたオブ
ジェクトに対してハイパーテキストのリンクの設定を可
能とし、これらのリンクをたどりながらWWWサーバを次
々とアクセスできるようにした、VRMLと呼ばれる3次元
グラフィックス記述言語の仕様が策定され、このVRMLの
仕様に基づいて記述された3次元空間を表示するための
VRMLブラウザが開発されている。
【0008】このVRMLの詳細は、例えば、「VRMLを知
る:3次元電脳空間の構築とブラウジング〔マーク・ペ
ッシ著,松田晃一・蒲地輝尚・竹内彰一・本田康晃・暦
本純一・石川真之・宮下健・原和弘訳,1996年3月
25日初版発行,プレンティスホール出版ISBN4-931356
-37-0〕(原著;VRML:Browsing & Building Cyberspac
e,Mark Pesce, 1995 New Readers Publishing ISBN 1-5
6205-498-8))」、または「VRMLの最新動向とCyberPas
sage〔松田晃一・本田康晃著、bit(共立出版)/1996
Vol.28 No.7 pp29 〜pp36, No.8 pp57 〜pp65, No.9 pp
29 〜pp36, No.10 pp49〜pp58〕」等の文献に記載され
ている。
【0009】また、 「The Virtual Reality Modeling
Language Version 2.0, ISO/IEC CD 14772」の公式か
つ完全な仕様書は、「http://www.vrml.org/Specificat
ions/VRML2.0/FINAL/spec/index.html」で公開されてお
り、その日本語版は、「http://www.webcity.co.jp/inf
o/andoh/VRML/vrml2.0/spec-jp/index.html」で公開さ
れている。
【0010】さらに、VRML2.0用ブラウザおよび共有サ
ーバ用ソフトウェアとしては、例えば、本出願人である
ソニー株式会社が「Community Place(商標) Browser /
Bureau」として開発し、製品化しており、そのβ版(試
供版)を、インターネット上のホームページ「http://v
s.sony co.jp」からダウンロードすることが可能とされ
ている。
【0011】このようなVRML2.0においては、3次元的
な仮想空間内におけるオブジェクトの自律的な振る舞い
(Behavior)を記述し、表現することが可能とされてい
る。このVRML2.0を用いて、3次元的な仮想空間内でオ
ブジェクトが動的に動き回るVRMLコンテンツを作成しよ
うとする場合、以下の様な作業行程を経ることになる。
なお、以下において、1つの仮想空間内で一連のオブジ
ェクトの振る舞いを実現するためのVRMLファイルや、ス
クリプト(Script)ファイル等の集合体をVRMLコンテン
ツと呼ぶことにする。
【0012】以下において、このVRMLコンテンツを作成
するための一連の作業について説明する。
【0013】モデル作成作業は、仮想空間内に配置する
オブジェクト(モデル)の形状や位置等をVRML2.0に基
づいて記述し、基本的なVRMLファイルを作成する作業で
ある。
【0014】センサノードの記述は、仮想空間内の各オ
ブジェクトに対して、マウスによるクリック操作(ポイ
ンティング操作)がされた場合にイベントを発生するTo
uchSensorや、予め設定された時刻になるとイベントを
発生するTimeSensor等のセンサノードの記述をVRMLファ
イルへ追加する作業である。
【0015】ルーティング(Routing)の編集作業は、
センサノードが付加されたオブジェクトに対するポイン
ティング操作等に応じて発生したイベントを伝達するた
めのルーティングの記述をVRMLファイルへ追加する作業
である。
【0016】スクリプトノードの記述は、ルーティング
によって伝達されたイベントを外部スクリプトへ受け渡
すためのスクリプトノードに関する記述を、VRMLファイ
ルへ追加する作業である。
【0017】スクリプトファイルの作成は、スクリプト
ノードを介して伝達されたイベントに基づいて、仮想空
間内の各オブジェクトに対して予め設定された振る舞い
を実現するためのJava言語(Javaは、米国Sun Microsys
tems社の商標)等によるスクリプトを記述(プログラミ
ング)する作業である。
【0018】以上の各種作業を経て、所望のVRMLコンテ
ンツが作成される。
【0019】ところで、VRML2.0に基づいて、仮想空間
内でのオブジェクトの自律的な挙動を伴うVRMLコンテン
ツを作成しようとする場合、既存のモデラーと呼ばれる
オーサリングソフトウェア(例えば、3D Studio Max
(商標)等)を用いて、オブジェクトの形状やアニメー
ションを作成し、作成したものを、VRML2.0の形式のフ
ァイルとして出力する。仮に、モデラーがVRML2.0形式
をサポートしていない場合、コンバータ等を用いて、作
成したファイルをVRML2.0形式に変換する必要がある。
【0020】次に、VRML2.0によって規定されている各
種センサ・ノード等の記述を、テキストエディタを用い
てVRMLファイルに追加したり、テキストエディタを用い
てJava言語によるスクリプトの作成や、これに対応する
スクリプトノードの追加、ルート文の追加等の作業を繰
り返す。そして、最後に、実際の動作確認に当たって
は、VRML2.0対応のVRMLブラウザを起動し、マウスによ
るクリック操作等により、オブジェクトの振る舞いを確
認する。
【0021】ここで、モデルの図形データや、スクリプ
ト等の各ノードを対応付けるルーティング編集を行う場
合、ルーティングの対象となるノードに、予め、ノード
名(DEF名)を与えておき、図23に示すようなルート
編集ウィンドウを用いて、ルート元のノード名(NodeNa
me)およびフィールド名(eventOut)と、ルート先のノ
ード名およびフィールド名(eventIn)を選択すること
により、ルートの追加が行われる。その結果、追加され
たルートは、コンボボックス内に、文字列として表示さ
れる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多数の
ルートを用いる場合、これらのルートにより、どのよう
にイベントが流れていくかを直感的に判断することが難
しい課題があった。
【0023】また、ルートを追加する際には、対象とな
るノードに、必ずDEF名を与える必要があり、手間を要
する課題があった。
【0024】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、より迅速、かつ、容易に、ルーティング
の編集を行うことができるようにするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、ノードを階層表示し、編集するための第1の
ウィンドウ、または、ルーティングを編集するための第
2のウィンドウに表示されている第1のノードをドラッ
グするドラッグ手段と、ドラッグ手段によりドラッグさ
れた第1のノードを、第1のウィンドウまたは第2のウ
ィンドウに表示されている第2のノード上にドロップす
るドロップ手段と、ドロップ手段により、第1のノード
が第2のノードにドロップされた場合において、第1の
ノードと第2のノードの間で設定可能なルート候補を表
示させる表示手段と、表示手段により表示されたルート
候補の中から、所定のルート候補を選択する選択手段
と、選択手段により選択されたルート候補を、第1のノ
ードと第2のノード間のルートとして設定する設定手段
とを備えることを特徴とする。
【0026】請求項8に記載の情報処理方法は、ノード
を階層表示し、編集するための第1のウィンドウ、また
は、ルーティングを編集するための第2のウィンドウに
表示されている第1のノードをドラッグするドラッグス
テップと、ドラッグステップでドラッグされた第1のノ
ードを、第1のウィンドウまたは第2のウィンドウに表
示されている第2のノード上にドロップするドロップス
テップと、ドロップステップで、第1のノードが第2の
ノードにドロップされた場合において、第1のノードと
第2のノードの間で設定可能なルート候補を表示させる
表示ステップと、表示ステップで表示されたルート候補
の中から、所定のルート候補を選択する選択ステップ
と、選択ステップで選択されたルート候補を、第1のノ
ードと第2のノード間のルートとして設定する設定ステ
ップとを備えることを特徴とする。
【0027】請求項9に記載の提供媒体は、ノードを階
層表示し、編集するための第1のウィンドウ、または、
ルーティングを編集するための第2のウィンドウに表示
されている第1のノードをドラッグするドラッグステッ
プと、ドラッグステップでドラッグされた第1のノード
を、第1のウィンドウまたは第2のウィンドウに表示さ
れている第2のノード上にドロップするドロップステッ
プと、ドロップステップで、第1のノードが第2のノー
ドにドロップされた場合において、第1のノードと第2
のノードの間で設定可能なルート候補を表示させる表示
ステップと、表示ステップで表示されたルート候補の中
から、所定のルート候補を選択する選択ステップと、選
択ステップで選択されたルート候補を、第1のノードと
第2のノード間のルートとして設定する設定ステップと
を有するコンピュータプログラムを提供することを特徴
とする。
【0028】請求項1に記載の情報処理装置、請求項8
に記載の情報処理方法、および請求項9に記載の提供媒
体においては、ノードを階層表示し、編集するための第
1のウィンドウ、または、ルーティングを編集するため
の第2のウィンドウに表示されている第1のノードがド
ラッグされ、ドラッグされた第1のノードが、第1のウ
ィンドウまたは第2のウィンドウに表示されている第2
のノード上にドロップされ、第1のノードが第2のノー
ド上にドロップされた場合において、第1のノードと第
2のノードの間で設定可能なルート候補が表示され、表
示されたルート候補の中から、所定のルート候補が選択
され、選択されたルート候補が、第1のノードと第2の
ノード間のルートとして設定される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0030】請求項1に記載の情報処理装置は、ノード
を階層表示し、編集するための第1のウィンドウ、また
は、ルーティングを編集するための第2のウィンドウに
表示されている第1のノードをドラッグするドラッグ手
段(例えば、図2のマウス38b)と、ドラッグ手段に
よりドラッグされた第1のノードを、第1のウィンドウ
または第2のウィンドウに表示されている第2のノード
上にドロップするドロップ手段(例えば、図2のマウス
38b)と、ドロップ手段により、第1のノードが第2
のノードにドロップされた場合において、第1のノード
と第2のノードの間で設定可能なルート候補を表示させ
る表示手段(例えば、図3のルーティング編集ツール5
22)と、表示手段により表示されたルート候補の中か
ら、所定のルート候補を選択する選択手段(例えば、図
2のマウス38b)と、選択手段により選択されたルー
ト候補を、第1のノードと第2のノード間のルートとし
て設定する設定手段(例えば、図3のルーティング編集
ツール522)とを備えることを特徴とする。
【0031】請求項2に記載の情報処理装置は、第2の
ウィンドウ内に、ドロップ手段により、所定のノードが
ドロップされた場合において、ノードに名前が付されて
いないとき、ノードに所定の名前を付加する付加手段
(例えば、図3のルーティング編集ツール522)をさ
らに備えることを特徴とする。
【0032】請求項4に記載の情報処理装置は、ドラッ
グ手段により、第1のノードが、第2のノードの上の位
置にドラッグされた場合において、第1のノードと第2
のノードの間でルーティングが可能であるとき、ドロッ
プが可能であることを示す表示を行う第2の表示手段
(例えば、図3のルーティング編集ツール522)と、
第1のノートと第2のノードの間でルーティングが不可
能な場合、ドロップが不可能であることを示す表示を行
う第3の表示手段(例えば、図3のルーティング編集ツ
ール522)とをさらに備えることを特徴とする。
【0033】請求項5に記載の情報処理装置は、設定手
段による設定に対応して、第2のウィンドウの表示内容
を、レイアウトするレイアウト手段(例えば、図3のル
ーティング編集ツール522)をさらに備えることを特
徴とする。
【0034】請求項6に記載の情報処理装置は、第1の
ウィンドウ内に表示されている所定のノードを指示する
指示手段(例えば、図2のマウス38b)と、第2のウ
ィンド内に表示されているノードのうち、指示手段によ
り指示されているノードに依存しているノードに対し
て、依存関係にあることを示す表示を行う第2の表示手
段(例えば、図3のルーティング編集ツール522)と
をさらに備えることを特徴とする。
【0035】図1は、本発明の情報処理装置を適用し
た、3次元仮想空間を統一的に扱うネットワークシステ
ムの構成を示す図である。この例において、ネットワー
クシステムは、主に、企業内ネットワーク1、インター
ネット2、プロバイダ3、ISDN(integrated services d
igital network) 網4、およびクライアント端末5が相
互に接続されて構成される。なお、実際には、企業内ネ
ットワーク1、インターネット2、プロバイダ3、およ
びクライアント端末5は、それぞれ複数存在しうるが、
図示の簡略化のために、この図においては、それぞれ1
つずつとしてある。この例においては、企業内ネットワ
ーク1のLAN(local area network)13、インターネッ
ト2のデジタル通信回線22、プロバイダ3、およびIS
DN網4により、企業内ネットワーク1のサーバ12とク
ライアント端末5との間のデータ通信が実現されるよう
になされている。
【0036】企業内ネットワーク1は、ハードディスク
11を有するサーバ12、LAN13およびゲートウェイ
サーバ14により構成される。サーバ12は、例えば、
本出願人がインターネット上(http://vs.sony.co.jp
/)で提供するCommunity Place(商標)用のサーバであ
って、ユーザがコンテンツ作成用ツール50(図3を用
いて後述する)により作成したコンテンツ、つまり、ユ
ーザがVRML2.0で記述した3次元的な物体(モデル)の
形状および位置等を示す図形データ(VRMLファイル)、
および、ユーザがJava言語等のプログラム言語により記
述し、モデルに対する操作に応じて起動するスクリプト
(ファイル等からなるVRMLコンテンツ)をネットワーク
等を介して取得し、さらにローカルのハードディスク1
1に記憶し、管理するようになされている。
【0037】また、サーバ12は、クライアント端末5
からの転送要求に応じて、ハードディスク11に記憶し
た3次元的な仮想空間のコンテンツを、LAN13、イン
ターネット2、プロバイダ3、およびISDN網4(以下、
ネットワークシステム内のこれらの通信ノードを総称し
て、適宜、単にネットワークと表記する)を介して、要
求元のクライアント端末5に転送し、さらにまた、コン
テンツ作成用のプログラム(図3を用いて後述するコン
テンツ作成用ツール50)を、ネットワーク介して、も
しくは、例えばフロッピーディスク等の記録媒体6を介
して、クライアント端末5に転送する。
【0038】インターネット2は、ルータ21,23お
よびディジタル通信回線22により構成される。
【0039】図2は、図1のクライアント端末5の構成
例を示すブロック図である。この例において、クライア
ント端末5は、CPU31を備え、このCPU31は、ROM3
2に記録されているプログラムに従って各種の処理を実
行するようになされている。RAM33には、CPU31が各
種の処理を実行する上において必要なデータまたはプロ
グラム等が適宜記録されるようになされている。通信装
置34は、ISDN網4を介して、データを授受するように
なされている。
【0040】表示装置35は、例えば、CRTやLCD等を備
え、CG(コンピュータグラフィック)の3次元画像等を
表示することができるようになされている。スピーカ3
6は、音声信号を出力するようになされている。入力装
置38のキーボード38aは、所定の文字や記号等を入
力するとき操作される。マウス38bは、所定の位置
(例えば、モデル)をポインティングするとき操作され
るようになされている。例えば、ハードディスク、光デ
ィスク、MOディスク、またはフロッピーディスク等よ
りなる記憶装置39は、コンテンツ作成用ツール50
や、各種のデータを記憶するようになされている。イン
タフェース37は、表示装置35、スピーカ36、入力
装置38、および記憶装置39に対するデータのインタ
フェースを構成している。
【0041】クライアント端末5は、図1のサーバ12
からネットワークを介してダウンロードされてきたVRML
コンテンツを、通信装置34を介して受信し、表示装置
35に表示させる。
【0042】また、クライアント端末5は、サーバ12
からネットワークあるいは記録媒体6を介して供給され
るコンテンツ作成用ツール50を記憶装置39にインス
トールし、また、これをユーザの操作に応じて起動し
て、3次元仮想空間のコンテンツを作成し、作成したVR
MLコンテンツを、ネットワークあるいは記録媒体6を介
してサーバ12にアップロードするようになされてい
る。
【0043】さらに、クライアント端末5は、表示した
モデルに対する、ユーザによる入力装置38を用いたポ
インティング操作等に応じて、例えば、ポインティング
されたモデルの色を変更したり、モデルを移動させる等
のスクリプトを起動し、3次元仮想空間の表示内容を変
更する。
【0044】つまり、3次元仮想空間上のモデルに対す
るユーザの操作に応じてインタラクティブに表示内容を
変更することにより、クライアント端末5は、ユーザ
に、あたかも実際に3次元仮想空間内において、ユーザ
自身が移動したり、モデルに触れて操作し、移動させた
り音を出したりしているかのような感覚を生じさせる。
【0045】図3は、図1および図2に示したクライア
ント端末5において動作するコンテンツ作成用ツール5
0の構成例を示す図である。この例において、コンテン
ツ作成用ツール50は、ユーザインタフェース部(GU
I:Graphical User Interface)51、編集ツール5
2、シーングラフデータベース53、作業ツール54、
スクリプト作成部56、およびブラウザ57により構成
される。
【0046】編集ツール52は、モデル編集ツール52
1、ルーティング編集ツール522、シーングラフ編集
ツール523、テキストエディタ524、テンプレート
作成ツール525、およびキーフレーム編集ツール52
6により構成され、作業ツール54は、ブラウザエミュ
レータ541、ファイル入出力部542、ファイルスコ
ープマネジメント部543、およびバックアップレスト
ア部544から構成される。また、スクリプト作成部5
6は、Javaコンパイラ561、Javaエミュレータ56
2、およびJavaデバッガ563により構成されている。
【0047】コンテンツ作成用ツール50は、図2のク
ライアント端末5において、記憶装置39にインストー
ルされて用いられるソフトウェアであって、ネットワー
クあるいは記録媒体6を介して配付され、モデル作成作
業とインタラクション作成作業を統合的に関連付けて、
コンテンツの作成を行うようになされている。
【0048】以下、コンテンツ作成用ツール50の構成
部分を説明する。
【0049】ユーザインタフェース部51は、3次元仮
想空間のコンテンツ作成に用いられる各種データの入力
に用いられる画像を、図2の表示装置35に、ウィンド
ウ形式を用いて表示するようになされている。また、ユ
ーザインタフェース部51は、ユーザが、表示装置35
に表示されたウィンドウ内の各種ボタンを入力装置38
のマウス38bを用いて操作することにより入力される
操作入力データ、または、キーボード38aから入力さ
れる操作入力データを受け入れ、必要なデータを編集ツ
ール52の各ツールまたはシーングラフデータベース5
3に供給する。つまり、ユーザインタフェース部51
は、ユーザに対して、GUI環境を提供するようになされ
ている。
【0050】そして、ユーザインタフェース部51は、
編集ツール52またはシーングラフデータベース53か
ら表示出力データを受け、表示装置35の所定のウィン
ドウ内に表示する。なお、編集ツール52、シーングラ
フデータベース53、および作業ツール54の各構成部
分は、ユーザインタフェース部51に入力される操作入
力データに応じて起動され、ユーザインタフェース部5
1により供給された操作入力データに基づいて処理を行
うようになされている。
【0051】編集ツール52は、3次元仮想空間内のモ
デルの図形データおよびインタラクションプログラムの
作成に必要な機能をユーザに提供する。編集ツール52
において、モデル編集ツール521は、表示装置35に
表示されたモデル編集用ウィンドウに対するユーザの操
作により入力されるモデル作成用のデータを用いて、モ
デルの大きさ、色(形状)、位置、または動作等の属性
を示す図形データを作成する。また、モデル編集ツール
521は、作成した図形データ(モデルの属性)を、シ
ーングラフデータベース53に出力する。さらに、モデ
ル編集ツール521は、ユーザインタフェース部51を
介して、表示装置35上のモデル編集用ウィンドウの所
定の位置に、作成された図形データを3次元的または2
次元的に表示する。
【0052】なお、モデル編集ツール521は、記憶装
置39に記憶されている図形データ、記録媒体6から読
み出された図形データ、または、ネットワークを介して
提供されてきた図形データを編集することも可能であ
る。
【0053】ルーティング編集ツール522は、スコー
プ(編集対象となっているVRMLファイル)内で名前が付
されたモデルの図形データとスクリプト等の各ノードと
を対応付けるルーティング編集を行う。なお、ルーティ
ングの際には、ルーティング元とルーティング先のノー
ドの属性(フィールド)の型、例えばSFBool(単一の理
論値を含むフィールド)等を合わせる必要がある。
【0054】VRMLにおいては、各ノードを階層的に配置
することが可能である。シーングラフ編集ツール523
は、モデルの階層構造、および、目に見えないノード
(スクリプトノード等)を編集するようになされてい
る。ノードの階層構造としては、例えば、葉を示すVRML
ファイルF1、枝を示すVRMLファイルF2、幹を示すVR
MLファイルF3、および根を示すVRMLファイルF4を、
木を示すVRMLファイルF5の下の階層として作成する構
造を具体例として挙げることができる。
【0055】ユーザが、現在の編集対象として所定のVR
MLファイルを選択すると、シーングラフ編集ツール52
3は、選択されているVRMLファイルが参照しているノー
ドを、シーングラフウィンドウ76(図4参照)内に、
ツリー形式(シーングラフ)で表示する。このように、
編集対象のVRMLファイルにより参照されているノードの
集合を、ファイルスコープ(またはカレントスコープ)
と称する。シーングラフ編集ツール523は、ルーティ
ング、キーフレーム、またはスクリプト作成等の編集の
対象となるノードを、シーングラフウィンドウ76に表
示されているファイルスコープに限定するようになされ
ている。また、ファイルスコープの内容、および、編集
対象となるノードは、ユーザによる編集対象のVRMLファ
イルの変更に対応して、変更後のVRMLが参照しているノ
ードに変更される。
【0056】テキストエディタ524は、Java言語等の
スクリプトの作成に適したプログラミング言語のエディ
タ機能を有し、スクリプトのソースプログラムの作成を
行うとともに、スクリプトノードに対する編集作業に連
携して、変数の追加、削除および変更を自動的に行うよ
うになされている。
【0057】テンプレート作成ツール525は、ユーザ
の便宜を図るために用いられるツールであって、テキス
トエディタ524と連携して動作し、表示装置35に表
示された「Script Expert」と呼ばれるウィンドウに対
するユーザの操作に応じて、スクリプトの原型となるプ
ログラム(テンプレート)を対話形式で作成してテキス
トエディタ524に対して出力する。このテンプレート
作成ツール525により、ユーザは、テンプレート作成
ツール525が提供し、既にある程度でき上がっている
ソースプログラム(スクリプトのひな型)に、必要に応
じて変更を加えることにより、容易にスクリプトを作成
することができる。
【0058】キーフレーム編集ツール526は、モデル
編集ツール521で編集されたモデルの状態(例えば、
モデルの座標)が、画面上で変化するようなアニメーシ
ョンを作成するようになされている(この点について
は、図9を参照して後述する)。
【0059】シーングラフデータベース53は、編集ツ
ール52の各ツールが作成したデータを、図2ののRAM
33に記憶し、管理して、編集ツール52および作業ツ
ール54の各構成部分の要求に応じて、記憶したデータ
を、高速にそれらに提供する。
【0060】作業ツール54は、作成したコンテンツの
確認、スクリプトの動作確認、および、データの記録お
よび再生等のコンテンツ作成作業に必要な機能をユーザ
に提供する。
【0061】作業ツール54において、ブラウザエミュ
レータ541は、作成したコンテンツの動作をユーザが
確認するため等の用途に用いられ、表示装置35に表示
される入力用画像に設けられた「Play」ボタン(後述)
が操作されることにより起動され、シーングラフデータ
ベース53に記憶されたコンテンツを、表示装置35の
画面のモデリングウィンドウに表示し、さらに、ユーザ
の操作に応じて表示内容を変更する。
【0062】つまり、ブラウザエミュレータ541は、
ブラウザ57の動作をエミュレートし、ブラウザ57を
用いた場合と同じコンテンツをユーザに示す。なお、ブ
ラウザエミュレータ541は、入力用画像等に設けられ
た「Stop」ボタン(後述)が操作されることにより、動
作を停止し、これに対応して、ユーザインタフェース部
51は、元の入力用画像を表示するようになされてい
る。
【0063】ファイル入出力部542は、シーングラフ
データベース53に記憶されたコンテンツの図形データ
〔VRMLファイル(拡張子.wrl)〕、スクリプト(拡張
子.java)、テクスチャファイル(拡張子.bmp,.jpg,.
gif)、またはサウンドファイル(拡張子.wav,.mod)
を、記憶装置39または記録媒体6に記録する。また反
対に、ファイル入出力部542は、記憶装置39等によ
り読み出された上記コンテンツの各種データをシーング
ラフデータベース53に対して出力する。
【0064】VRMLにおいては、図形データのファイル
(拡張子.wrl)ごとに1つのスコープ(ノードに付され
た名前およびルーティングが有効な範囲)が与えられ、
ノード名およびルーティングの管理はスコープを単位と
して行われる。ファイルスコープマネジメント部543
は、シーングラフデータベース53におけるノード名の
管理、ノード名の自動作成、および、ノードの検索を行
うとともに、ノードが同一の図形データファイルを複
数、参照する場合に、図形データファイルに対する変更
を、参照するノード全てに伝播させる。
【0065】ブラウザエミュレータ541がインタラク
ティブ操作可能なシーンを表示すると、ユーザによる操
作に応じてノードの状態が変化し、何らの手当てもしな
ければ、元のシーンの表示ができなくなる。このため、
バックアップレストア部544は、ブラウザエミュレー
タ541が、Playボタンの操作に応じて起動された際
に、モデリングウィンドウに最初に表示したシーン(VR
MLファイルから生成された3次元仮想空間)の各ノード
の初期状態を、シーングラフデータベース53から受け
て記憶する。
【0066】また、ブラウザエミュレータ541は、ブ
ラウザエミュレータ541がStopボタンの押下に応じて
動作を停止した場合に、記憶した各ノードの状態をシー
ングラフデータベース53に対して出力する。なお、ユ
ーザインタフェース部51は、シーングラフデータベー
ス53に入力された各ノードの初期状態に基づいて、モ
デリングウィンドウ内に3次元仮想空間を表示する。
【0067】スクリプト作成部56は、ユーザがテキス
トエディタ524を用いて作成したスクリプトのコンパ
イル、動作確認、およびデバッグ機能を有する。
【0068】スクリプト作成部56において、Javaコン
パイラ561は、シーングラフデータベース53に記憶
されたJava言語によるスクリプトのソースプログラムを
コンパイルしてオブジェクトプログラムを作成し、シー
ングラフデータベース53に対して出力する。
【0069】Javaエミュレータ562およびJavaデバッ
ガ563は、Java言語で記述されたプログラムのインタ
プリタとして動作し、ユーザがスクリプトプログラムの
動作確認およびデバッグを行うために用いられる。つま
り、Javaエミュレータ562は、シーングラフデータベ
ース53に記憶されたスクリプトのオブジェクトプログ
ラムの動作をエミュレートし、Javaデバッガ563は、
Javaエミュレータ562のエミュレート動作時の状態、
および、発生したエラーをシーングラフデータベース5
3に対して出力する。
【0070】ブラウザ57は、例えば、通常のWWWを見
るために用いられるブラウザを、3次元仮想空間の表示
に適するように改良したものであって、記憶装置39か
ら読み出された3次元仮想空間のコンテンツ、あるい
は、図1のサーバ12からネットワークを介して送信さ
れる3次元仮想空間のコンテンツを、表示装置35に表
示させるほか、ユーザインタフェース部51乃至作業ツ
ール54の各構成部分の動作と連動したヘルプファイル
の表示を行う。なお、ブラウザ57としては、本出願人
が提供する「Community Place(商標)Browser」を用い
ることができる。
【0071】以下、コンテンツ作成用ツール50の構成
部分を説明する。
【0072】ユーザインタフェース部51は、3次元仮
想空間のコンテンツ作成に用いられる各種データの入力
に用いられる画像を、図2の表示装置35に、ウィンド
ウ形式を用いて表示するようになされている。また、ユ
ーザインタフェース部51は、ユーザが、表示装置35
に表示されたウィンドウ内の各種ボタンを入力装置38
のマウス38bを用いて操作することにより入力される
操作入力データ、または、キーボード38aから入力さ
れる操作入力データを受け入れ、必要なデータを編集ツ
ール52の各ツールまたはシーングラフデータベース5
3に供給する。つまり、ユーザインタフェース部51
は、ユーザに対して、GUI環境を提供するようになされ
ている。
【0073】そして、ユーザインタフェース部51は、
編集ツール52またはシーングラフデータベース53か
ら表示出力データを受け、表示装置35の所定のウィン
ドウ内に表示する。なお、編集ツール52、シーングラ
フデータベース53、および作業ツール54の各構成部
分は、ユーザインタフェース部51に入力される操作入
力データに応じて起動され、ユーザインタフェース部5
1により供給された操作入力データに基づいて処理を行
うようになされている。
【0074】編集ツール52は、3次元仮想空間内のモ
デルの図形データおよびインタラクションプログラムの
作成に必要な機能をユーザに提供する。編集ツール52
において、モデル編集ツール521は、表示装置35に
表示されたモデル編集用ウィンドウに対するユーザの操
作により入力されるモデル作成用のデータを用いて、モ
デルの大きさ、色(形状)、位置、または動作等の属性
を示す図形データを作成する。また、モデル編集ツール
521は、作成した図形データ(モデルの属性)を、シ
ーングラフデータベース53に出力する。さらに、モデ
ル編集ツール521は、ユーザインタフェース部51を
介して、表示装置35上のモデル編集用ウィンドウの所
定の位置に、作成された図形データを3次元的または2
次元的に表示する。
【0075】なお、モデル編集ツール521は、記憶装
置39に記憶されている図形データ、記録媒体6から読
み出された図形データ、または、ネットワークを介して
提供されてきた図形データを編集することも可能であ
る。
【0076】ルーティング編集ツール522は、スコー
プ(編集対象となっているVRMLファイル)内で名前が付
されたモデルの図形データとスクリプト等の各ノードと
を対応付けるルーティング編集を行う。なお、ルーティ
ングの際には、ルーティング元とルーティング先のノー
ドの属性(フィールド)の型、例えばSFBool(単一の理
論値を含むフィールド)等を合わせる必要がある。
【0077】VRMLにおいては、各ノードを階層的に配置
することが可能である。シーングラフ編集ツール523
は、モデルの階層構造、および、目に見えないノード
(スクリプトノード等)を編集するようになされてい
る。ノードの階層構造としては、例えば、葉を示すVRML
ファイルF1、枝を示すVRMLファイルF2、幹を示すVR
MLファイルF3、および根を示すVRMLファイルF4を、
木を示すVRMLファイルF5の下の階層として作成する構
造を具体例として挙げることができる。
【0078】テキストエディタ524は、Java言語等の
スクリプトの作成に適したプログラミング言語のエディ
タ機能を有し、スクリプトのソースプログラムの作成を
行うとともに、スクリプトノードに対する編集作業に連
携して、変数の追加、削除および変更を自動的に行うよ
うになされている。
【0079】テンプレート作成ツール525は、ユーザ
の便宜を図るために用いられるツールであって、テキス
トエディタ524と連携して動作し、表示装置35に表
示された「Script Expert」と呼ばれるウィンドウに対
するユーザの操作に応じて、スクリプトの原型となるプ
ログラム(テンプレート)を対話形式で作成してテキス
トエディタ524に対して出力する。このテンプレート
作成ツール525により、ユーザは、テンプレート作成
ツール525が提供し、既にある程度でき上がっている
ソースプログラム(スクリプトのひな型)に、必要に応
じて変更を加えることにより、容易にスクリプトを作成
することができる。
【0080】キーフレーム編集ツール526は、モデル
編集ツール521で編集されたモデルが、画面上で動く
ようなアニメーションを作成するようになされている。
【0081】シーングラフデータベース53は、編集ツ
ール52の各ツールが作成したデータを、図2ののRAM
33に記憶し、管理して、編集ツール52および作業ツ
ール54の各構成部分の要求に応じて、記憶したデータ
を、高速にそれらに提供する。
【0082】作業ツール54は、作成したコンテンツの
確認、スクリプトの動作確認、および、データの記録お
よび再生等のコンテンツ作成作業に必要な機能をユーザ
に提供する。
【0083】作業ツール54において、ブラウザエミュ
レータ541は、作成したコンテンツの動作をユーザが
確認するため等の用途に用いられ、表示装置35に表示
される入力用画像に設けられた「Play」ボタン(後述)
が操作されることにより起動され、シーングラフデータ
ベース53に記憶されたコンテンツを、表示装置35の
画面のモデリングウィンドウに表示し、さらに、ユーザ
の操作に応じて表示内容を変更する。
【0084】つまり、ブラウザエミュレータ541は、
ブラウザ57の動作をエミュレートし、ブラウザ57を
用いた場合と同じコンテンツをユーザに示す。なお、ブ
ラウザエミュレータ541は、入力用画像等に設けられ
た「Stop」ボタン(後述)が操作されることにより、動
作を停止し、これに対応して、ユーザインタフェース部
51は、元の入力用画像を表示するようになされてい
る。
【0085】ファイル入出力部542は、シーングラフ
データベース53に記憶されたコンテンツの図形データ
〔VRMLファイル(拡張子.wrl)〕、スクリプト(拡張
子.java)、テクスチャファイル(拡張子.bmp,.jpg,.
gif)、またはサウンドファイル(拡張子.wav,.mod)
を、記憶装置39または記録媒体6に記録する。また反
対に、ファイル入出力部542は、記憶装置39等によ
り読み出された上記コンテンツの各種データをシーング
ラフデータベース53に対して出力する。
【0086】VRMLにおいては、図形データのファイル
(拡張子.wrl)ごとに1つのスコープ(ノードに付され
た名前およびルーティングが有効な範囲)が与えられ、
ノード名およびルーティングの管理はスコープを単位と
して行われる。ファイルスコープマネジメント部543
は、シーングラフデータベース53におけるノード名の
管理、ノード名の自動作成、および、ノードの検索を行
うとともに、ノードが同一の図形データファイルを複
数、参照する場合に、図形データファイルに対する変更
を、参照するノード全てに伝播させる。
【0087】ブラウザエミュレータ541がインタラク
ティブ操作可能なシーンを表示すると、ユーザによる操
作に応じてノードの状態が変化し、何らの手当てもしな
ければ、元のシーンの表示ができなくなる。このため、
バックアップレストア部544は、ブラウザエミュレー
タ541が、Playボタンの押下に応じて起動された際
に、モデリングウィンドウに最初に表示したシーン(VR
MLファイルから生成された3次元仮想空間)の各ノード
の初期状態を、シーングラフデータベース53から受け
て記憶する。
【0088】また、ブラウザエミュレータ541は、ブ
ラウザエミュレータ541がStopボタンの押下に応じて
動作を停止した場合に、記憶した各ノードの状態をシー
ングラフデータベース53に対して出力する。なお、ユ
ーザインタフェース部51は、シーングラフデータベー
ス53に入力された各ノードの初期状態に基づいて、モ
デリングウィンドウ内に3次元仮想空間を表示する。
【0089】スクリプト作成部56は、ユーザがテキス
トエディタ524を用いて作成したスクリプトのコンパ
イル、動作確認、およびデバッグ機能を有する。
【0090】スクリプト作成部56において、Javaコン
パイラ561は、シーングラフデータベース53に記憶
されたJava言語によるスクリプトのソースプログラムを
コンパイルしてオブジェクトプログラムを作成し、シー
ングラフデータベース53に対して出力する。
【0091】Javaエミュレータ562およびJavaデバッ
ガ563は、Java言語で記述されたプログラムのインタ
プリタとして動作し、ユーザがスクリプトプログラムの
動作確認およびデバッグを行うために用いられる。つま
り、Javaエミュレータ562は、シーングラフデータベ
ース53に記憶されたスクリプトのオブジェクトプログ
ラムの動作をエミュレートし、Javaデバッガ563は、
Javaエミュレータ562のエミュレート動作時の状態、
および、発生したエラーをシーングラフデータベース5
3に対して出力する。
【0092】ブラウザ57は、例えば、通常のWWWを見
るために用いられるブラウザを、3次元仮想空間の表示
に適するように改良したものであって、記憶装置39か
ら読み出された3次元仮想空間のコンテンツ、あるい
は、図1のサーバ12からネットワークを介して送信さ
れる3次元仮想空間のコンテンツを、表示装置35に表
示させるほか、ユーザインタフェース部51乃至作業ツ
ール54の各構成部分の動作と連動したヘルプファイル
の表示を行う。なお、ブラウザ57としては、ソニー株
式会社が提供するコミュニティプレースブラウザ(Comm
unity Place Browser;商標)を用いることができる。
【0093】以下、コンテンツ作成用ツール50の特徴
的な機能を説明する。ユーザが、表示装置35の画面内
のウィンドウに表示されたPlayボタン(図5を参照して
後述する)をマウス38bで押下すると、ブラウザエミ
ュレータ541は、その時点までに作成されたコンテン
ツを実行し、表示する(動作確認機能)。この機能によ
り、作成したコンテンツを、一度保存してからブラウザ
57を起動して動作確認を行う手間が不要で、しかも、
ユーザは、コンテンツ作成作業中の任意のタイミング
で、それまでの作業により作成したコンテンツの動作を
確認することができる。
【0094】動作確認のために、ユーザがPlayボタンを
押下すると、Javaコンパイラ561がスクリプトのソー
スプログラム(例えば、拡張子として「.java」を有す
るファイル)を自動的にコンパイルし、オブジェクトプ
ログラムを作成するようになされている(MAKE機能)。
【0095】動作確認開始時のコンテンツの状態、およ
び、ユーザの視点をバックアップレストア部544が保
存し、ユーザが、表示装置35の画面内のウィンドウに
表示されたStopボタンをマウス38bで押下することに
より、ブラウザエミュレータ541がコンテンツの実行
を停止した際に、コンテンツを動作確認開始時の状態に
戻し、モデルの表示内容、および、ユーザの視点を、動
作確認開始時の状態に戻す(バックアップレストア機
能)。
【0096】ユーザは、テキストエディタ524を用い
て、Java言語等のスクリプト作成に適したプログラム言
語でスクリプトのソースプログラムを作成し、Javaコン
パイラ561を用いて作成したソースプログラムをコン
パイルし、オブジェクトプログラムを作成することがで
きる(スクリプトプログラムの作成)。このオブジェク
トプログラムは、ブラウザ57でコンテンツを動作させ
る場合の他、ブラウザエミュレータ541により動作確
認を行う場合にも実行される。さらに、ソースプログラ
ムにデバッグコードを追加し、Javaエミュレータ562
で実行すると、Javaデバッガ563がスクリプトの入出
力の値等を表示し、スクリプトのデバッグ作業が可能に
なる(デバッグ機能)。
【0097】ユーザが、スクリプトノードの入出力の値
を対話形式で設定すると、テンプレート作成ツール52
5は、この設定に適合したスクリプトのソースプログラ
ムのひな型(テンプレート)を作成する(テンプレート
自動作成機能)。ユーザは、テキストエディタ524を
用いてテンプレートに必要な変更を加えることにより、
所望のイベントを実現するスクリプトのソースプログラ
ムを作成することができる。この機能により、ユーザ
は、スクリプトのソースプログラムを全てエディタで作
成する手間を省くことができ、しかも、単純なコーディ
ングミスの発生を防ぐことができる。
【0098】図4は、コンテンツ作成用ツール50のユ
ーザインタフェース部51が表示装置35(図2)に表
示するメニュー画面を示す図である。この例において
は、全てのウィンドウが表示されている状態とされてい
るが、勿論、必要なウィンドウだけを表示するようにす
ることもできる。
【0099】コンダクタウィンドウ70は、コンテンツ
作成用ツール50の全体的な管理を行うウィンドウであ
り、新規作成、読み込み、保存、作成したコンテンツの
確認動作の実行、または確認動作の停止を行うことがで
きる。また、マウスモードの切り替え、モデルの追加、
またはモデルの削除等を行うこともできる。
【0100】3Dビュウウィンドウ71には、作成され
た図形データに対応する物体の3次元透視投影図(3D pe
rspective view) が表示される。この3Dビュウウィン
ドウ71により、モデルの動作モード(回転、移動、ま
たは視点移動)を変更し、あるいは、選択されたモデル
を回転あるいは移動させた画像を表示させることができ
るようになされている。
【0101】パラレルビュウウィンドウ72には、3D
ビュウウィンドウ71に表示されているモデルの、側面
図(SideView)、上面図(Top View)、あるいはワイヤ
フレームによる図(Wireframe)が、2次元表示される
ようになされている。
【0102】ルートウィンドウ73は、イベントのルー
ティングを編集するときに用いられる(図6を用いて後
述する)。
【0103】アトリビュートウィンドウ74は、ルーテ
ィングを行うノードの属性と、そのノード名(DEF名)
を設定するときに用いられる。なお、DEF名の設定は、
シーングラフウィンドウ76とルートウィンドウ73を
用いて設定することも可能とされている。この点につい
ては後述する。
【0104】リソースライブラリウィンドウ75では、
動画(Video)、図形の形状(Shape)、音声(Soun
d)、およびテクスチャ(Texture)の、4つのライブラ
リの管理を行うようになされている。
【0105】シーングラフウィンドウ76には、カレン
トスコープの各ノードが、階層的に配置されて表示され
るようになされている。
【0106】ワールドインフォメーションウィンドウ7
7は、バックグラウンド(Background)ノード、ワール
ドインフォメーション(WorldInfo)ノード、またはナ
ビゲーションインフォメーション(NavigationInfo)ノ
ードの、3つのノードの設定を行うとき用いられる。ワ
ールドインフォメーションウィンドウ77において、バ
ックグラウンドノードの設定では、背景のテクスチャと
背景色を設定することができ、ワールドインフォメーシ
ョンの設定では、VRMLファイルに、タイトル、作者名、
または作成日等を設定することができ、また、ナビゲー
ションモードの設定では、ナビゲーション時の動作を設
定することができる。
【0107】アピアランスウィンドウ78は、モデルの
色(Material)、または、モデルに貼付するテクスチャ
の設定を行うときに用いられる。
【0108】スクリプトエディタ79は、VRMLファイル
や、Javaファイルを編集するときに用いられ、また、Ja
vaプログラムをコンパイルすることもできるようになさ
れている。
【0109】図5は、図4のコンダクタウィンドウ70
の構成例を示す図である。ボタン(Fileボタン)701
−1は、例えば、記憶装置39にファイルとして記憶さ
れているコンテンツを読み込むとき操作される。ボタン
(Playボタン)701−2は、作成したコンテンツの確
認動作(シミュレーションモード)を実行するとき操作
される。ボタン(Saveボタン)701−3は、コンテン
ツを、例えば、記憶装置39に保存するとき操作され
る。ボタン701−4(Pauseボタン)は、実行されて
いる確認動作を一時的に停止させるとき操作される。ボ
タン(Animeボタン)701−5は、アニメーションを
作成するためのキーフレームエディタ(KeyFrame Edito
r)を起動するとき、または、起動されているキーフレ
ームエディタを終了するとき、操作される。ボタン(ス
トップボタン)701−6は、実行されている確認動作
を停止させるとき操作される。
【0110】ボタン702−1乃至702−4は、マウ
スモードを設定することができる。ボタン(Navigateボ
タン)702−1は、パラレルビュウウィンドウ72内
または3Dビュウウィンドウ71内の視点を移動するモ
ードに設定するとき操作される。ボタン(Rotateボタ
ン)702−2は、モデルを回転させるモードに設定す
るとき操作される。ボタン(Moveボタン)702−3
は、モデルを移動させるモードに設定するとき操作され
る。ボタン(Scaleボタン)702−4は、モデルのス
ケールを設定するとき操作される。
【0111】プリミティブバー703は、幾何(Geomet
ry)ノード、センサ(Sensor)ノード、コモン(Commo
n)ノード、バインダブル(Bindable)ノード、または
グループ(Group)ノードを選択して追加することがで
きるようになされている。
【0112】次に、ルートウィンドウ73において、ル
ーティングを編集する処理を説明する。ルートウィンド
ウ73は、図6に示すように、テキスト表示(図6
(A))、ビジュアル表示(図6(B))、または、図
7に示すように、これら2つの混合表示を、ボタン73
1−1乃至731−3により選択することができる。ボ
タン731−1は、テキスト表示を選択するとき、ボタ
ン731−2は、ビジュアル表示を選択するとき、ボタ
ン731−3は、混合表示を選択するとき、それぞれ操
作される。
【0113】図6(A)のテキスト表示例において、コ
ンボボックス732−1は、出力側のノード名(Node n
ame)の設定に用いられ、コンボボックス732−2
は、出力側のイベント(eventOut)を設定するときに用
いられる。なお、右側の「SFBool」という表示は、コン
ボボックス732−2で選択されたイベント「isActiv
e」で渡されるイベントの型がSFBoolであることを示
す。コンボボックス733−1は、入力側のノード名の
設定に用いられ、コンボボックス733−2は、入力側
のイベント(eventIn)の設定に用いられる。ウィンド
ウ735には、これらの設定に対応するルートが表示さ
れる。ボタン(Add)734−1は、設定したルートを
追加するとき操作され、ボタン(Delete)は、選択状態
にあるルートを削除するとき操作される。
【0114】図6(B)のビジュアル表示例において
は、ウインドウ736に表示されるアイコンにより、ル
ーティングの編集が視覚的に行えるようになされてい
る。この例においては、出力側のノード(TouchSensor_
00)を示すアイコンと、入力側のノード(PointLight_0
0)を示すアイコンが、ルートを示す線で結ばれて表示
されている。これにより、ユーザは、この2つのノード
のルーティングの状態を視覚的に判断することができ
る。また、2つのアイコンを接続している線をマウス3
8bでクリックすると、ウィンドウ736の下側に、こ
のときのルーティングの状態が文字列(いまの場合、To
uchSensor_00.isActive TO PointLight_00.on)で表示
される。
【0115】図7のテキストとビジュアルの混合表示に
おいては、ルートの選択が連動して動作するようになさ
れている。つまり、ビジュアル表示側において、例え
ば、マウス38bでルートを選択すると、テキスト表示
側においても、図示するように、選択状態となる。ま
た、その逆も同様である。
【0116】いま、例えば、コーン(Cone)のモデルを
マウス38bでクリックしたときに、そのコーンが点灯
または消灯するようなコンテンツを作成するものとす
る。この場合、ルートウィンドウ73を用いて、TouchS
ensorノードからPointLightノードへのルーティングの
設定を行うことになる。この場合の編集対象となるファ
イルスコープは、予め、図8に示すように、シーングラ
フウィンドウ76に読み込まれているものとする。この
とき、シーングラフ編集ツール523は、ルーティング
またはスクリプト作成等の編集の対象とされるノード
を、シーングラフウィンドウ76内に表示されているフ
ァイルスコープに限定するようになされている。なお、
以下の処理において、ルートウィンドウ73として、ビ
ジュアル表示のものを使用するものとする。
【0117】図9は、この場合のルーティングの設定処
理を説明するフローチャートである。まず、ステップS
11において、ユーザは、シーングラフウィンドウ76
の中から、ルートを追加したいノード(いまの場合、To
uchSensorノードとPointLightノード)を、例えば、マ
ウス38bを用いてドラッグし、ルートウィンドウ73
にドロップする。このとき、これらのノードには、DEF
名が付されていないので、これらをルートウィンドウ7
3内のどこにでもドロップすることが可能である。そし
て、ステップS12で、ルーティング編集ツール522
は、ステップS11でルートウィンドウ73にドロップ
されたノードに対して、自動的に、DEF名を与える。こ
れにより、図10に示すように、ルートウィンドウ73
内にドロップされたPointLightおよびTouchSensorに対
して、それぞれ、PointLight_00およびTouchSensor_00
というDEF名が与えられることになる。なお、ルートウ
ィンドウ内に、既に使用されてるDEF名のノードが存在
する場合に、例えば、PointLight_01のように、インク
リメントしたDEF名が与えられる。
【0118】ステップS13で、ユーザが、ルート元
(イベントを出力する側)のノード(いまの場合、Touc
hSensor)を、マウス38bでドラッグして、ルート先
(イベントを受け取る側)のノード(いまの場合、Poin
tLight)にドロップする。この場合、ルートウィンドウ
73内のノードをドラッグしているマウスポインタが、
ルーティング可能なノードの上に移動したとき、ドロッ
プすることが可能であることを示すアイコン(例えば、
□)が表示され、また、シーングラフウィンドウ76内
のノードをドラッグしているマウスポインタが、ルーテ
ィング不可能なノードの上に移動したとき、ドロップす
ることが不可能であることを示すアイコン(例えば、
×)が表示されるようになされている。
【0119】ルーティング編集ツール522は、ステッ
プS14において、2つのノード間で可能なルートの候
補を、図11に示すように、ポップアップメニューを用
いて表示する。いまの場合、TouchSensorからPointLigh
tへのルーティングとして、7種類のルート候補が表示
されている。
【0120】ステップS15において、ユーザが、ポッ
プアップメニューの中から、マウス38bを用いて、所
定のルート候補(いまの場合、上から2番目のルート候
補(TouchSensor_00.isActive TO PointLight_00.o
n))を選択すると、ルーティング編集ツール522
は、ステップS16において、2つのノード間を対応付
けてルーティングを設置するとともに、これに対応し
て、ルートウィンドウ73内で、表示の自動レイアウト
を実行する(この点については、後述する)。その結
果、図12に示すように、TouchSensor_00のアイコンと
PointLight_00のアイコンが、ルートを示す線で接続さ
れ、ルートが追加された状態となる。
【0121】以上の処理においては、ルートを追加した
いノード(TouchSensorとPointLight)を、全て、シー
ングラフウィンドウ76の中からドラッグして、ルート
ウィンドウ73にドロップするようにしたが、例えば、
ルートウィンドウ73内に、予め所定のノード(例え
ば、ルート先のPointLight_00)のアイコンが表示され
ている状態において、このノードにルートを追加したい
ノード(例えば、ルート元のTouchSensor)をシーング
ラフウィンドウ76の中からドラッグし、ルートウィン
ドウ73に表示されているノードのアイコンにドロップ
することにより、ルートを追加することも可能である。
このときのルートウィンドウ73の表示例を図13に示
す。この例においては、上述のステップS14で示した
場合と同様に、ルートの候補がポップアップメニューと
して表示されている。このメニューの中で、TouchSenso
rの記述が、(TouchSensor)とされているが、これは、
ドロップされたTouchSensorノードにはまだDEF名が与え
られていないことを示している。
【0122】また、逆に、ルートウィンドウ73内のノ
ードをドラッグし、シーングラフウィンドウ76内のノ
ードにドロップすることも可能である。例えば、TouchS
ensor_00ノードのアイコンのみが、ルートウィンドウ7
3内に表示されている状態において、このアイコンをド
ラッグし、シーングラフウィンドウ76内に表示されて
いるPointLightノード上にドロップすると、図14に示
すように、ルート候補が、ポップアップメニューとして
表示される。この場合においても、メニュー内のPointL
ightの記述が、(PointLight)とされており、DEF名が
与えられていないことを示している。このメニューの中
から所望の候補を選択することにより、ルートを追加す
ることができるようになされている。
【0123】次に、以上のルーティングの設定処理にお
いて、ルーティング編集ツール522が実行する自動レ
イアウトについて説明する。図15は、この自動レイア
ウトの全体の処理の流れを示している。ステップS21
において、ルーティング編集ツール522は、ルーティ
ングされている2つのノードが属するルーティンググル
ープを登録する。ステップS22において、ルーティン
グ編集ツール522は、登録された各ルーティンググル
ープに対して、1次元の自動レイアウト(例えば、図1
6(A)に示すように、アイコンが1行に並ぶようなレ
イアウト)あるいは2次元の自動レイアウト(例えば、
図16(B)に示すように、アイコンが2行に並ぶよう
なレイアウト)処理を実行する。
【0124】ステップS21のルーティンググループの
生成処理においては、追加されたルートから、ルーティ
ンググループを生成する。このルーティンググループ
は、ルートの依存関係、つまり、ルーティングされてい
るノード間の依存関係を示すものであり、また、異なる
ルーティンググループ間ではイベントが送受信されない
ことを示している。このステップS21の処理を、さら
に、図17のフローチャートを用いて説明する。
【0125】ステップS31において、ルーティング編
集ツール522は、ルート元のノードが属するルーティ
ンググループが存在するか否かを調べ、ステップS32
において、ルート先のノードが属するルーティンググル
ープが存在するか否かを調べる。ステップS33で、ル
ート元のノードが属するルーティンググループと、ノー
ド先のノードが属するルーティンググループが、両方存
在するか否かが判定され、両方存在すると判定された場
合、ステップS34に進み、ルーティング編集ツール5
22は、これら2つのルーティンググループをマージ
し、マージしたグループを、これらのノード間のルーテ
ィンググループとして登録する。
【0126】ステップS33において、ルート元のノー
ドが属するルーティンググループと、ルート元のノード
が属するルーティンググループが、両方は存在しないと
判定された場合、ステップS35に進み、どちらか一方
のノードが属するルーティンググループが存在するか否
かが判定され、一方のノードが属するルーティンググル
ープが存在すると判定された場合、ステップS36に進
み、ルーティング編集ツール522は、そのルーティン
ググループを、これらのノード間のルーティンググルー
プとして登録する。
【0127】ステップS35において、どちらのノード
にも、属するルーティンググループが存在しないと判定
された場合、ステップS37に進み、ルーティング編集
ツール522は、新規のルーティンググループを作成
し、そのグループを、これらのノード間のルーティング
グループとして登録し、図15のステップS22に進
む。
【0128】次に、図15に示したステップS22の処
理について説明する。登録されたルーティンググループ
に対して、1次元の自動レイアウトを行う場合、そのル
ーティンググループ内で、各ノードが、アルファベット
順、または、トポロジー順に(1番左端にルート元のノ
ードが表示されるように)ソートされ、1行に表示され
る(図16(A))。
【0129】これに対して、登録されたルーティンググ
ループに対して、2次元に自動レイアウトを行う場合、
図18のフローチャートの処理が実行される。まず、ス
テップS41において、ルーティング編集ツール522
は、ルーティンググループ中の任意のノードを1つ選
び、それをnode[0]と定義し、ステップS42におい
て、node[0]を、column[0]に追加する。ステップS43
では、ルーティング編集ツール522は、ColumnSort(n
ode[0])を実行する。そして、ステップS44におい
て、ルーティング編集ツール522は、ColumnSortされ
た各ルーティンググループを再配置する(図16
(B))。
【0130】次に、図19を参照して、図18のステッ
プS43のColumnSort(node[0])の処理の詳細を説明す
る。まず、ステップS51において、ルーティング編集
ツール522は、”node TO ルート先ノード”という形
式のルートに対して、ルート先ノードがまだ配置されて
いない場合、nodeの列の右側に、ルート先となるノード
を配置し、ステップS52において、”ルート元ノード
TO node”という形式のルートに対して、ルート元ノー
ドがまだ配置されていない場合、nodeの列の左側に、ル
ート元となるノードを配置する。
【0131】ステップS53に進み、ルート編集ツール
522は、nodeに、処理したことを示すマークを貼付す
る。そして、ステップS54では、nodeに接続されてい
るノードの中に、まだ処理されていないノードが存在す
るか否かが判定され、まだ処理されていないノードが存
在すると判定された場合、ステップS51に戻り、再び
同様の処理が実行される。ステップS54において、no
deに接続されている全てのノードに対する処理が終了し
たと判定された場合、処理を終了し、図18のステップ
S44に進む。
【0132】以上のようにして、ルート編集ツール52
2は、自動レイアウト処理を実行するようになされてい
る。これにより、ユーザは、現在のルーティングの状態
を直感的に理解することができるようになる。
【0133】次に、例えば、図20に示すようなノード
の階層構造が表示されているシーングラフウィンドウ7
6と、図21に示すような、TouchSensor_00とPointLig
ht_00がルーティングされている状態のルートウィンド
ウ73が開かれている状態であるものとする。図20の
シーングラフウィンドウ76では、マウスポインタによ
り、Coneノードを含むTransformノードが選択されてい
る状態とされている。この状態で、選択されているTran
sformノードを削除する場合について考える。図示され
ているように、Transformノードには、Coneノードを含
むShapeノードや、TouchSensorノードを含んでおり、さ
らに、TouchSensorノードは、図21から明らかなよう
に、PointLightノードにルーティングされている。
【0134】そして、このTransformノードが削除され
た場合、TouchSensorとPointLightの各ノード間に設定
されているルートも自動的に削除されることになる。し
かし、このように、所定のノードを削除した場合におい
て、それに対応してルートウィンドウ73内のどのノー
ドが削除されるのかは、シーングラフウィンドウ76内
のシーングラフを詳しく調べないと判断することが難し
い。
【0135】そこで、図22は、ルートウィンドウ73
内のノードの中で、シーングラフウィンドウ76内で選
択されているノードと依存関係にあるノードをフェード
アウト表示させるようにしたものである。いまの場合、
Transformノードに依存しているTouchSensorノードがフ
ェードアウト表示されている。このような表示は、環境
設定により切り換えることが可能とされている。つま
り、通常は、ルートウィンドウ73において、依存関係
にあるノードは表示しないが、依存関係にあるノードを
ルートウィンドウ73内に表示するモードに設定されて
いる場合、現在シーングラフウィンドウ76内で選択さ
れているノードに依存したノードをフェードアウト表示
させることが可能とされている。
【0136】これにより、ユーザは、シーングラフウィ
ンドウ76内で、カットまたはペースト等の処理を行う
ときに、どのルーティングのノードが影響を受けるのか
を、視覚的に判断することが可能となる。
【0137】なお、上記各種の処理を行うコンピュータ
プログラムは、磁気ディスク、CD−ROMなどの記録
媒体を介してユーザに提供したり、ネットワークなどの
提供媒体を介してユーザに提供し、必要に応じて内蔵す
るRAMやハードディスクなどに記録して利用させるよう
にすることができる。
【0138】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の情報処理
装置、請求項8に記載の情報処理方法、および請求項9
に記載の提供媒体によれば、ノードを階層表示し、編集
するための第1のウィンドウ、または、ルーティングを
編集するための第2のウィンドウに表示されている第1
のノードをドラッグし、ドラッグした第1のノードを、
第1のウィンドウまたは第2のウィンドウに表示されて
いる第2のノード上にドロップし、第1のノードが第2
のノード上にドロップされた場合において、第1のノー
ドと第2のノードの間で設定可能なルート候補を表示
し、表示されたルート候補の中から、所定のルート候補
を選択し、選択されたルート候補を、第1のノードと第
2のノード間のルートとして設定するようにしたので、
より迅速、かつ容易に、ルーティング編集を行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】3次元仮想空間を表す情報を統一的に扱うネッ
トワークシステムの構成例を示す図である。
【図2】図1の加入者端末5の構成例を示すブロック図
である。
【図3】図1および図2に示した加入者端末5において
動作するコンテンツ作成用ツール50の構成を例示する
図である。
【図4】図3に示したコンテンツ作成用ツール50が表
示装置36に表示するメニュー画面を示す中間調画像の
写真である。
【図5】図4のコンダクタウィンドウ70の表示例を示
す中間調画像の写真である。
【図6】テキスト表示した場合とビジュアル表示した場
合のルートウィンドウ73の表示例を示す中間調画像の
写真である。
【図7】テキストとビジュアルの混合表示した場合のル
ートウィンドウ73の表示例を示す中間調画像の写真で
ある。
【図8】シーングラフウィンドウ76の表示例を示す中
間調画像の写真である。
【図9】ルーティングの設定処理を説明するフローチャ
ートである。
【図10】ルートウィンドウ73内に2つのノードがド
ロップされてDEF名が与えられた状態を示す中間調画像
の写真である。
【図11】ノード間のルート候補を表示する例を示す中
間調画像の写真である。
【図12】ルートウィンドウ73内で、ノード間がルー
ティングされている状態を示す中間調画像の写真であ
る。
【図13】ノード間のルート候補を表示する他の例を示
す中間調画像の写真である。
【図14】ノード間のルート候補を表示するさらに他の
例を示す中間調画像の写真である。
【図15】自動レイアウト処理を説明するフローチャー
トである。
【図16】ノードの1次元的なレイアウトと2次元的な
レイアウトの例を示す図である。
【図17】図15のルーティンググループの登録処理を
説明するフローチャートである。
【図18】図15の自動レイアウト処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図19】図19のColumnSort(node[0])の処理を説明
するフローチャートである。
【図20】シーングラフウィンドウ76の表示例を示す
中間調画像の写真である。
【図21】ルートウィンドウ73の表示例を示す中間調
画像の写真である。
【図22】図21のルートウィンドウ73内のTouchSen
sor_00がフェードアウト表示されている状態を説明する
中間調画像の写真である。
【図23】従来のルーティング編集ウィンドウを示す中
間調画像の写真である。
【符号の説明】
1 企業内ネットワーク, 2 インターネットシステ
ム, 3 プロバイダ,4 ISDN網, 5 加入者端
末, 31 CPU, 32 ROM, 33 RAM,34
通信装置, 35 表示装置, 36 スピーカ, 3
7 インタフェース, 38 入力装置, 38a キ
ーボード, 38b マウス, 39記憶装置, 51
ユーザインタフェース部, 52 編集ツール, 5
3 シーングラフデータベース, 54 作業ツール,
56 スクリプト作成部,57 ブラウザ, 521
モデル編集ツール, 522 ルーティング編集ツー
ル, 523 シーングラフ編集ツール, 524 テ
キストエディタ, 525 テンプレート作成ツール,
526 キーフレーム編集ツール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】削除
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】削除
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】削除
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】削除
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】削除
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】削除
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】削除

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のイベントを伝達させるために、ノ
    ード間を結びつけるルーティングを行う情報処理装置に
    おいて、 前記ノードを階層表示し、編集するための第1のウィン
    ドウ、または、前記ルーティングを編集するための第2
    のウィンドウに表示されている第1のノードをドラッグ
    するドラッグ手段と、 前記ドラッグ手段によりドラッグされた前記第1のノー
    ドを、前記第1のウィンドウまたは前記第2のウィンド
    ウに表示されている第2のノード上にドロップするドロ
    ップ手段と、 前記ドロップ手段により、前記第1のノードが前記第2
    のノード上にドロップされた場合において、前記第1の
    ノードと前記第2のノードの間で設定可能なルート候補
    を表示させる表示手段と、 前記表示手段により表示された前記ルート候補の中か
    ら、所定のルート候補を選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された前記ルート候補を、前記
    第1のノードと前記第2のノード間のルートとして設定
    する設定手段とを備えることを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2のウィンドウ内に、前記ドロッ
    プ手段により、所定のノードがドロップされた場合にお
    いて、前記ノードに名前が付されていないとき、前記ノ
    ードに所定の名前を付加する付加手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のウィンドウは、前記第1のノ
    ード、前記第2のノード、または前記ルートを、アイコ
    ンを用いて表示することを特徴とする請求項1に記載の
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ドラッグ手段により、前記第1のノ
    ードが、前記第2のノードの上の位置にドラッグされた
    場合において、 前記第1のノードと前記第2のノードの間でルーティン
    グが可能なとき、ドロップが可能であることを示す表示
    を行う第2の表示手段と、 前記第1のノードと前記第2のノードの間でルーティン
    グが不可能なとき、ドロップが不可能であることを示す
    表示を行う第3の表示手段とをさらに備えることを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段による設定に対応して、前
    記第2のウィンドウの表示内容を、レイアウトするレイ
    アウト手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のウィンドウ内に表示されてい
    る所定のノードを指示する指示手段と、 前記第2のウィンドウ内に表示されているノードのう
    ち、前記指示手段により指示されている前記ノードに依
    存しているノードに対して、依存関係にあることを示す
    表示を行う第2の表示手段とをさらに備えることを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の表示手段は、前記指示手段に
    より指示されている前記ノードに依存している前記ノー
    ドを、フェードアウト表示させることを特徴とする請求
    項6に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 所定のイベントを伝達させるために、ノ
    ード間を結びつけるルーティングを行う情報処理方法に
    おいて、 前記ノードを階層表示し、編集するための第1のウィン
    ドウ、または、前記ルーティングを編集するための第2
    のウィンドウに表示されている第1のノードをドラッグ
    するドラッグステップと、 前記ドラッグステップでドラッグされた前記第1のノー
    ドを、前記第1のウィンドウまたは前記第2のウィンド
    ウに表示されている第2のノード上にドロップするドロ
    ップステップと、 前記ドロップステップで、前記第1のノードが前記第2
    のノード上にドロップされた場合において、前記第1の
    ノードと前記第2のノードの間で設定可能なルート候補
    を表示させる表示ステップと、 前記表示ステップで表示された前記ルート候補の中か
    ら、所定のルート候補を選択する選択ステップと、 前記選択ステップで選択された前記ルート候補を、前記
    第1のノードと前記第2のノード間のルートとして設定
    する設定ステップとを備えることを特徴とする情報処理
    方法。
  9. 【請求項9】 所定のイベントを伝達させるために、ノ
    ード間を結びつけるルーティングを行う情報処理装置で
    読み取り、かつ、実行可能なコンピュータプログラムを
    提供する提供媒体において、 前記ノードを階層表示し、編集するための第1のウィン
    ドウ、または、前記ルーティングを編集するための第2
    のウィンドウに表示されている第1のノードをドラッグ
    するドラッグステップと、 前記ドラッグステップでドラッグされた前記第1のノー
    ドを、前記第1のウィンドウまたは前記第2のウィンド
    ウに表示されている第2のノード上にドロップするドロ
    ップステップと、 前記ドロップステップで、前記第1のノードが前記第2
    のノード上にドロップされた場合において、前記第1の
    ノードと前記第2のノードの間で設定可能なルート候補
    を表示させる表示ステップと、 前記表示ステップで表示された前記ルート候補の中か
    ら、所定のルート候補を選択する選択ステップと、 前記選択ステップで選択された前記ルート候補を、前記
    第1のノードと前記第2のノード間のルートとして設定
    する設定ステップとを有するコンピュータプログラムを
    提供することを特徴とする提供媒体。
JP35223497A 1997-12-05 1997-12-05 情報処理装置および方法、並びに提供媒体 Abandoned JPH11175761A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35223497A JPH11175761A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 情報処理装置および方法、並びに提供媒体
US09/204,003 US6281900B1 (en) 1997-12-05 1998-12-01 Information processing apparatus and method, and providing medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35223497A JPH11175761A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 情報処理装置および方法、並びに提供媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11175761A true JPH11175761A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18422684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35223497A Abandoned JPH11175761A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 情報処理装置および方法、並びに提供媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6281900B1 (ja)
JP (1) JPH11175761A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012043467A (ja) * 2011-11-14 2012-03-01 Fujitsu Ltd プログラム、編集方法、およびコンピュータ
JP2014017011A (ja) * 2013-09-25 2014-01-30 Fujitsu Ltd 表示プログラム、表示方法、およびコンピュータ

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0890926A1 (en) * 1997-01-24 1999-01-13 Sony Corporation Device, method, and medium for generating graphic data
WO1998033146A1 (fr) * 1997-01-24 1998-07-30 Sony Corporation Generateur de donnees de formes, procede de generation de donnees de formes et moyens associes
JPH11175757A (ja) 1997-12-05 1999-07-02 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びに提供媒体
US7257641B1 (en) * 2000-03-30 2007-08-14 Microsoft Corporation Multipoint processing unit
US7065714B1 (en) * 2000-10-13 2006-06-20 Oracle International Corporation Graphical user interface for navigation, viewing and maintenance of recipes
US7392485B2 (en) * 2001-03-30 2008-06-24 Microsoft Corporation System and method for providing a server control interface
US7890864B2 (en) * 2004-01-09 2011-02-15 International Business Machines Corporation Dynamic composition of help information for an aggregation of applications
US7444633B2 (en) * 2004-03-05 2008-10-28 International Business Machines Corporation Federating legacy/remote content into a central network console
US7493563B2 (en) * 2004-03-05 2009-02-17 International Business Machines Corporation Using content aggregation to build administration consoles
US8327290B2 (en) * 2004-04-06 2012-12-04 International Business Machines Corporation User task interface in a web application
US8296366B2 (en) * 2004-05-27 2012-10-23 Microsoft Corporation Efficient routing of real-time multimedia information
US8860717B1 (en) * 2011-03-29 2014-10-14 Google Inc. Web browser for viewing a three-dimensional object responsive to a search query

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5821937A (en) * 1996-02-23 1998-10-13 Netsuite Development, L.P. Computer method for updating a network design
US5889954A (en) * 1996-12-20 1999-03-30 Ericsson Inc. Network manager providing advanced interconnection capability
US5999178A (en) * 1997-01-21 1999-12-07 Netiq Corporation Selection, type matching and manipulation of resource objects by a computer program

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012043467A (ja) * 2011-11-14 2012-03-01 Fujitsu Ltd プログラム、編集方法、およびコンピュータ
JP2014017011A (ja) * 2013-09-25 2014-01-30 Fujitsu Ltd 表示プログラム、表示方法、およびコンピュータ

Also Published As

Publication number Publication date
US6281900B1 (en) 2001-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6493001B1 (en) Method, apparatus and medium for describing a virtual shared space using virtual reality modeling language
US6466239B2 (en) Method and apparatus for editing data used in creating a three-dimensional virtual reality environment
US6262734B1 (en) Graphic data generating apparatus, graphic data generation method, and medium of the same
US6518989B1 (en) Graphic data generating apparatus, graphic data generation method, and medium of the same
US6552721B1 (en) Graphic data generating apparatus, graphic data generation method, and medium of the same
US6401237B1 (en) Method and apparatus for editing data used in creating a three-dimensional virtual reality environment
Bederson et al. Jazz: an extensible zoomable user interface graphics toolkit in Java
North et al. Applications of graph visualization
CN102044083B (zh) 基于用户定制维护图形显示的系统和方法
JPH11175761A (ja) 情報処理装置および方法、並びに提供媒体
US20050177676A1 (en) Dynamic link control object for dynamically presenting link options in connection with a content management server system
KR100326425B1 (ko) 홈페이지 제작 방법
US6483508B1 (en) Information processing apparatus and method, and providing medium
US6626954B1 (en) Information processing apparatus/method and presentation medium
US6377255B1 (en) Pattern data generator, pattern data generating method and its medium
Molina Massó et al. Towards virtualization of user interfaces based on UsiXML
AU2017310075A1 (en) System for composing or modifying virtual reality sequences, method of composing and system for reading said sequences
EP0895196A1 (en) Pattern data generator, pattern data generating method, and its medium
JPH11175754A (ja) 情報処理装置および方法、並びに提供媒体
JP3478274B2 (ja) ハイパーテキスト編集装置および方法
Lavonen Developing a Web Application for Indoor Map Data Management
Pascual Molina Masso et al. " Towards Virtualization of User Interfaces based on UsiXML
KR20030066863A (ko) Vrml 편집 시스템 및 방법
Hall et al. Abstraction, context, and constraint
JPH09325886A (ja) 要求仕様構成要素表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20061013