JP7125595B2 - 作業支援プログラム、作業支援装置および作業支援方法 - Google Patents

作業支援プログラム、作業支援装置および作業支援方法 Download PDF

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Description

本発明は作業支援プログラム、作業支援装置および作業支援方法に関する。
情報処理システムの運用では、ユーザはコンピュータに対して所定の作業(例えば、定例的な保守作業など)を行うことがある。ユーザが行う作業は、複数の作業項目に分かれており、各作業項目を順番に行うものであることが多い。そこで、ユーザの作業を情報処理技術により支援することが考えられている。
例えば、各業務の流れを視覚的に表した業務フロー図を業務選択用のメニュー画面として表示するとともに、業務フローの各業務に含まれる1以上のタスクの進捗状況を管理し、タスクの進捗状況を表示する業務管理システムの提案がある。
また、製品の製造工程を複数の作業項目とその作業順序で定義し、その定義に基づいて実行作業を管理するワークフロー管理システムの提案もある。更に、サーバが、端末装置を用いて入力された担当者毎の業務の達成状況を複数の業務それぞれについて収集することで、複数の業務全体の進捗状況を把握し、端末装置により当該進捗状況を表示させる業務管理方法の提案もある。
特開2010-262361号公報 特開平9-259181号公報 特開2003-303268号公報
ところで、ユーザは、情報処理システムに対して行う作業に対して、作業の手順書を予め作成し、当該手順書を確認しながら作業を進めることがある。作業手順が複雑であると、予め手順書を作成しておいたとしても、ユーザが作業中に作業項目毎の開始条件を適切に判断して作業を進めることは容易ではない。
1つの側面では、本発明は、作業の円滑化を図ることを目的とする。
1つの態様では、作業支援プログラムが提供される。作業支援プログラムは、作業手順書の作成指示を受け付け、受け付けた作成指示に基づいて、作業手順書に対応する複数の作業項目を特定し、作業手順書として特定した複数の作業項目を一覧表示する際に、複数の作業項目のうち、ユーザの操作により実行開始される手動処理に対応する第1の作業項目を、予め設定された条件を満たす場合に選択可能な態様で表示するとともに、特定した複数の作業項目のうち、作業対象コンピュータが自動で実行可能な処理に対応する第2の作業項目を選択できない態様で一覧表示する、処理をコンピュータに実行させる。
また、1つの態様では、作業支援プログラムが提供される。作業支援プログラムは、複数の処理内容を示す情報と、複数の処理内容のそれぞれの順と、処理の開始条件と、処理の実行方法を含む処理手順データを取得し、取得した処理手順データに基づいて、複数の処理内容を順で並べて表示し、表示された複数の処理内容のうち、処理の開始条件が満たされ、かつ、処理の実行方法が手動である処理内容に対するユーザによる実行指示を受け付けると該処理内容に対応する処理を開始し、表示された複数の処理内容のうち、処理の開始条件が満たされ、かつ、処理の実行方法が自動である処理内容に対応する処理を自動的に開始し、処理の進捗に応じて完了済の処理内容と、実行中の処理内容と、未実行の処理内容とを識別可能に表示し、処理の開始条件が満たされることが2以上の処理内容について検出されると、2以上の処理内容についての処理の実行方法がいずれも手動に対応するか否かを判定し、2以上の処理内容についての処理の実行方法がいずれも手動に対応すると判定されると、検出された該2以上の処理内容についていずれの処理内容についても実行指示を受け付け可能であることを示す情報を表示する、処理をコンピュータに実行させる。
1つの側面では、作業の円滑化を図れる。
第1の実施の形態の作業支援装置を示す図である。 第2の実施の形態の作業管理システムの例を示す図である。 管理サーバのハードウェア例を示す図である。 端末装置のハードウェア例を示す図である。 作業管理システムの機能例を示す図である。 手順書作成画面の例を示す図である。 手順定義データの例を示す図である。 手順書データの例を示す図である。 端末装置への手順書データの提供の例を示す図である。 実行可能手順テーブルの例を示す図である。 手順書画面の例を示す図である。 管理サーバによる手順書作成の例を示すフローチャートである。 端末装置による手順書実行の例を示すフローチャートである。 異常終了処理の例を示すフローチャートである。 管理サーバによる手順実行の例を示すフローチャートである。 手順書実行の具体例(その1)を示す図である。 手順書実行の具体例(その2)を示す図である。 手順書実行の具体例(その3)を示す図である。 手順書実行の具体例(その4)を示す図である。 手順書実行の具体例(その5)を示す図である。 手順書実行の具体例(その6)を示す図である。 手順書実行の具体例(その7)を示す図である。 手順書実行の具体例(その8)を示す図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の作業支援装置を示す図である。作業支援装置10は、情報処理システムの保守や運用などに伴うユーザの作業を支援する。作業対象の装置は、作業支援装置10でもよいし、作業支援装置10以外の他の装置でもよい。
作業支援装置10には、表示装置20および入力装置30が接続されている。表示装置20は、作業支援装置10が出力する画面を表示する。入力装置30は、当該画面に対するユーザによる入力を受け付け、入力内容(例えば、画面上の選択位置など)を作業支援装置10に出力する。表示装置20は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OEL:Organic Electro-Luminescence)ディスプレイなどのディスプレイである。入力装置30は、例えば、マウス、タッチパッドおよびタッチパネルなどのポインティングデバイスである。表示装置20および入力装置30は、作業支援装置10に内蔵されてもよい。
作業支援装置10は、記憶部11および処理部12を有する。記憶部11は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性の半導体メモリでもよいし、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの不揮発性のストレージでもよい。処理部12は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサである。ただし、処理部12は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの特定用途の電子回路を含んでもよい。プロセッサは、RAMなどのメモリ(記憶部11でもよい)に記憶されたプログラムを実行する。複数のプロセッサの集合を「マルチプロセッサ」または単に「プロセッサ」と言うこともある。
記憶部11は、作業手順書に対応する複数の作業項目の情報を記憶する。例えば、記憶部11は、作業手順書に対応する複数の作業項目を示すレコードを含む処理手順データ11aを記憶する。処理手順データ11aのレコードは、作業項目#、処理内容、開始条件および実行区分のデータ項目を含む。
作業項目#は、作業項目の番号である。作業項目#は、複数の作業項目それぞれの実行順序も表す(例えば、番号の昇順に作業を進める)。処理内容は、該当の作業項目で実行される具体的な処理の内容である。開始条件は、該当の作業項目の開始条件である。例えば、他の作業項目の完了が、開始条件として設定される。開始条件の設定がない場合もある。開始条件の設定内容は、ある作業項目と別の作業項目との関連性を示す情報であるといえる。
ここで、例えば、“作業項目1”は、作業項目#“1”の作業項目を示す。また、図1において、例えば、“作業項目1”を“項目1”のように略記することがある。
実行区分は、該当の作業項目の実行区分である。実行区分には、「手動」および「自動」がある。「手動」は、ユーザにより実行開始される手動処理であることを示す。「自動」は、作業対象の装置(作業対象コンピュータ)が自動で実行可能な処理(自動処理)であることを示す。実行区分「手動」は、例えば、直前の処理の結果をユーザが確認した後に実行開始させたい作業項目に対して選択される。実行区分「自動」は、例えば、直前の処理の結果をユーザが確認しなくても実行開始可能な作業項目に対して選択される。
処理部12は、作業手順書の作成指示を受け付ける。処理部12は、受け付けた作成指示に基づいて、記憶部11に記憶された処理手順データ11aを参照して、作業手順書に対応する複数の作業項目を特定する。あるいは、処理部12は、受け付けた作業指示に基づいて、作業手順書の情報を管理する管理装置(図1では図示を省略している)から、指示された作業手順書に対応する処理手順データ11aを取得し、記憶部11に格納してもよい。例えば、処理部12は、作業手順書の作成指示に基づいて、処理手順データ11aを参照し、作業項目1~5に相当する複数の処理(処理内容)を特定する。
処理部12は、作業手順書として特定した複数の作業項目を一覧表示する。処理部12は、当該一覧表示する際に、複数の作業項目のうち、ユーザの操作により実行開始される手動処理に対応する第1の作業項目を、予め設定された条件を満たす場合に選択可能な態様で表示する。それとともに、処理部12は、特定した複数の作業項目のうち、作業対象コンピュータが自動で実行可能な処理に対応する第2の作業項目を選択できない態様で一覧表示する。
ここで、前述のように、記憶部11は、複数の作業項目それぞれが手動処理に対応するか作業対象のコンピュータが自動で実行可能な処理に対応するかを示す区分の情報を記憶している。処理部12は、各作業項目における当該区分の情報を参照して、手動処理に対応する第1の作業項目および作業対象コンピュータが自動で実行可能な処理に対応する第2の作業項目を特定する。
また、記憶部11は、各作業項目の開始条件の情報も記憶している。処理部12は、各作業項目における開始条件の情報を参照して、予め設定された条件(すなわち、当該開始条件)を満たすか否かを判定する。例えば、処理手順データ11aによれば、作業項目2の開始条件が「作業項目1終了」である。これは、作業項目2が作業項目1の終了後に実行可能であることを示す。なお、処理部12は、処理手順データ11aにおいて、ある作業項目の処理を開始する条件と他の作業項目の処理を開始する他の条件とが一致する場合には、当該2つの作業項目を並行して処理可能であると判定する。例えば、処理手順データ11aによれば、作業項目3,4の開始条件が「作業項目2終了」で一致している。したがって、処理部12は、作業項目3,4を並行して処理可能であると判定する。
例えば、処理部12は、処理手順データ11aに基づいて、複数の作業項目を表示装置20に次のように表示させる。
まず、処理手順データ11aによれば、作業項目1,3,4,5は手動処理(実行区分「手動」)である。一方、作業項目2は手動処理でない(実行区分「自動」)。したがって、処理部12は、作業手順書の一連の表示形態において、予め設定された条件が満たされた作業項目1,3,4,5それぞれをユーザにより選択可能な態様で一覧表示するが、作業項目2をユーザにより選択できない態様で一覧表示する。
「選択可能な態様」とは、例えば、該当の作業項目を表すフォントや該当欄の背景色などを用いて強調表示することを示す(ただし、別の方法で強調表示してもよい)。また、処理部12は、選択可能な態様で表示された作業項目に関して、該当の作業項目の表示箇所を指定した選択入力の受け付けを行う。一方、「選択できない態様」とは、例えば、グレーアウトによる表示(操作対象外であることを示すため用いられるグレー色による表示)である(ただし、別の方法で選択できないことを表してもよい)。処理部12は、選択できない態様で表示された作業項目に関して、該当の作業項目の表示箇所を指定した選択入力の受け付けを行わない。また、処理部12は、完了した作業項目の表示箇所を指定した選択入力の受け付けも行わない。
ここで、処理手順データ11aによれば、作業項目1は開始条件“なし”の手動処理である。それ以外の作業項目は開始条件が設定されており、設定された開始条件を満たしていない。
したがって、処理部12は、作業開始時の作業手順書を表す画面21を表示装置20に表示させる(ステップS1)。画面21では、作業項目1が選択可能な態様で表示され、それ以外の作業項目(実行区分「自動」の作業項目や開始条件を満たしていない作業項目を含む)が選択できない態様で表示される。なお、以降の説明において、実行区分「自動」の作業項目や開始条件を満たしていない作業項目は、特に明示しない限り、ユーザにより選択できない態様で表示された状態が維持される。
ユーザは、入力装置30を用いて、画面21の作業項目1の表示箇所を選択する。処理部12は、入力装置30による作業項目1の選択を受け付ける。
このため、処理部12は、作業項目1に対応する処理を実行するように作業対象の装置に指示する。処理部12は、作業対象の装置に対して指示を送信してもよいし、作業対象の装置に対する処理の実行指示を中継する別の装置(例えば、実行指示を実行コマンドに変換して作業対象の装置に送信する管理装置)に指示を送信してもよい(以下の手順でも同様)。
作業項目1に対応する処理が開始されると、処理部12は、作業項目1が実行中であることを示す画面22を表示装置20に表示させる(ステップS2)。処理部12は、作業項目1の処理の実行が完了した旨の通知を、作業対象の装置(または前述の管理装置)から受信すると、作業項目1の実行完了を検出し、作業項目1の実行完了を示す画面23を表示装置20に表示させる(ステップS3)。例えば、処理部12は、作業項目1の表示箇所に設けられた所定のチェックボックスに、実行完了を示す識別マーク(例えば、チェックマーク)を表示してもよい。
作業項目1の終了に伴って、作業項目2の開始条件が満たされる。したがって、作業項目2の処理が実行可能になる。作業項目2は、手動処理ではなく、作業対象コンピュータが自動で実行可能な処理に対応する。このため、処理部12は、作業項目2をユーザにより選択できない態様で表示したままとする。そして、処理部12は、作業項目1の実行完了の直後、または、作業項目1の実行完了から所定時間経過後に、作業項目2に対応する処理を作業対象の装置に実行するように指示する。
作業項目2に対応する処理が開始されると、処理部12は、作業項目2が実行中であることを示す画面24を表示装置20に表示させる(ステップS4)。処理部12は、作業項目2の処理の実行が完了した旨の通知を、作業対象の装置(または前述の管理装置)から受信すると、作業項目2の実行完了を検出し、作業項目2の実行完了を示す画面25を表示装置20に表示させる(ステップS5)。例えば、処理部12は、作業項目2の表示箇所に設けられた所定のチェックボックスに、実行完了を示す識別マークを表示してもよい。
作業項目2の終了に伴って、作業項目3,4の開始条件が満たされる。したがって、作業項目3,4の処理が実行可能になる。作業項目3,4は、手動処理に対応する。このため、処理部12は、ユーザにより選択可能な態様で作業項目3,4を表示装置20に表示させる(画面25はこの状態も示している)。作業項目3,4は、並行処理可能である。このため、ユーザは、入力装置30を用いて、画面25の作業項目3,4の表示箇所を選択することができる。作業項目3,4のうち、作業項目3が先に選択されてもよいし、作業項目4が先に選択されてもよい。処理部12は、作業項目3,4のうち選択された作業項目に対応する処理を実行するように作業対象の装置に指示する。
作業項目3,4に対応する処理が開始されると、処理部12は、作業項目3,4が実行中であることを示す画面を表示装置20に表示させる(図示を省略している)。処理部12は、作業項目3,4の処理の実行が完了した旨の通知を、作業対象の装置から受信すると、作業項目3,4の実行完了を検出し、作業項目3,4の実行完了を示す画面26を表示装置20に表示させる(ステップS6)。例えば、処理部12は、作業項目3,4の表示箇所に設けられた所定のチェックボックスに、実行完了を示す識別マークを表示してもよい。
作業項目3,4の終了に伴って、作業項目5の開始条件が満たされる。したがって、作業項目5の処理が実行可能になる。作業項目5は、手動処理に対応する。このため、処理部12は、ユーザにより選択可能な態様で作業項目5を表示装置20に表示させる(画面26はこの状態も示している)。
画面26において、作業項目5が選択されると、処理部12は、作業項目5に対応する処理を実行するように作業対象の装置に指示する。処理部12は、作業項目5が実行中であることを示す画面を表示装置20に表示させ、作業項目5の処理の実行が完了すると、作業項目5の実行完了を示す画面を表示装置20に表示させる(図示を省略している)。例えば、処理部12は、作業項目5の表示箇所に設けられた所定のチェックボックスに、実行完了を示す識別マークを表示してもよい。そして、処理手順データ11aの一連の作業項目の実行が完了する。
これにより、ユーザによる作業の円滑化を図れる。
ここで、作業手順書には例示したように複数の作業項目が含まれ得る。また、ある作業項目と他の作業項目とで、実行を開始するための条件が異なることがある。例えば、ある作業項目の完了後にユーザにより結果の確認がされてから次の作業項目へ進ませることもあるし、ある作業項目の完了後にユーザによる結果の確認なしに次の作業項目へ進ませてもよいこともある。あるいは、第1の作業項目とともに並行して実行可能な第2の作業項目があったり、当該作業項目とともに並行して実行できない第3の作業項目があったりすることもある。
このように、作業手順が複雑であると、予め手順書を作成しておいたとしても、ユーザが作業中に作業項目毎の開始条件を適切に判断して作業を進めることは容易ではない。作業項目毎の開始条件を誤って判断すると、本来の順序で各作業項目の処理が実行されなかったり、作業項目の結果の確認に漏れが生じたりして、作業のやり直しが発生する。また、並行して実行可能な作業項目の処理を、直列に実行してしまい、作業の遅延を招く。その結果、作業の効率が悪化してしまう。
そこで、作業支援装置10は、手動で実行開始する作業項目を選択可能な態様で表示し、自動で実行開始する作業項目を選択できない態様で表示することで、ユーザが処理結果を確認すべき作業項目を適切にユーザに示せる。
また、処理部12は、複数の処理内容を示す情報と、複数の処理内容のそれぞれの順と、処理の開始条件と、処理の実行方法を含む処理手順データを取得し、取得した処理手順データに基づいて、複数の処理内容を当該順で並べて表示する。処理部12は、処理の進捗に応じて完了済の処理内容と、実行中の処理内容と、未実行の処理内容とを識別可能に表示し、処理の開始条件が満たされることが2以上の処理内容について検出され、2以上の処理内容についての処理の実行方法が手動に対応すると判定されると、検出された該2以上の処理内容についていずれの処理内容についても実行指示を受け付け可能であることを示す情報を表示する。これにより、手動処理に対応する、並行して実行可能な2以上の作業項目の開始条件が満たされたことを、適切にユーザに示せる。
更に、処理部12は、複数の処理内容のうち、処理の開始条件が満たされ、かつ、処理の実行方法が自動に対応する処理内容については、処理の開始条件が満たされたことに応じて自動的に処理を開始し、実行中の処理内容であることを表示する。これにより、自動的に処理が開始される作業項目が存在することや、当該作業項目が実行中であることを、適切にユーザに示せる。
こうして、ユーザは、作業支援装置10の表示に従って、作業項目を順に選択して作業を進めることで、作業項目の処理結果の確認漏れを防げる。このため、作業ミスを低減できる。また、ユーザは並行して実行可能な複数の作業項目を適切に認識して、これら作業項目を並行に実行させることができる。このため、作業の迅速化(すなわち、一連の手順の実行の高速化)を図れる。こうして、ユーザによる作業の円滑化を図れる。また、ユーザによる作業の効率化を図れる。
なお、ステップS5における作業項目の実行制御の方法として、上記に例示した他にも種々の方法が考えられる。例えば、ステップS5において、ユーザにより作業項目3が選択されると、処理部12は、作業項目3の処理の実行を開始させた上で、作業項目3と並行に処理可能な作業項目4を抽出してもよい。この場合、ステップS5では、作業項目3,4の両方が実行可能として表示されるのではなく、作業項目3が実行中の状態で表示され、作業項目4が実行可能な状態(選択可能な態様)で表示される。
以下では、具体的なシステムを例示して、作業支援装置10の機能を更に詳細に説明する。
[第2の実施の形態]
図2は、第2の実施の形態の作業管理システムの例を示す図である。第2の実施の形態の作業管理システムは、管理サーバ100、端末装置200および作業用PC(Personal Computer)300を含む。管理サーバ100および作業用PC300は、ネットワーク40に接続されている。端末装置200は、アクセスポイント50を介してネットワーク40に接続されている。ネットワーク40は、例えば、LAN(Local Area Network)である。アクセスポイント50は、無線通信の中継装置である。
管理サーバ100は、システムに対する定例的な作業(例えば、日次、週次、月次などで行われる作業)の作業手順書を作成するサーバコンピュータである。システムに対する作業は、複数の作業項目を含む。ここで、1つの作業項目を指して、手順と言うことがある。また、一例として、作業対象の装置は作業用PC300であるとする。手順は、当該手順に対応する処理を作業用PC300に実行させるためのコマンドによって記述され得る。管理サーバ100は、ある作業に属する複数の手順と、各手順の実行順序との情報を含む手順書データの作成も行い、手順書データを端末装置200に提供する。
管理サーバ100は、手順書データに属する手順の開始の指示を端末装置200から受信すると、該当の手順に対応するコマンドを作業用PC300に送信し、当該コマンドを作業用PC300に実行させる。
端末装置200は、管理サーバ100により作成された作業手順書のデータを取得し、作業手順書のデータに基づいてユーザU1の作業を支援するクライアントコンピュータである。端末装置200は、管理サーバ100から手順書データを取得し、手順書データの内容を表示する。端末装置200は、表示内容に対するユーザU1の操作入力を受け付けて、各手順の開始を管理サーバ100に指示する。端末装置200は、例えば、スマートフォンやタブレット型の端末などのスマートデバイスでもよい。ここで、端末装置200は、第1の実施の形態の作業支援装置10の一例である。
作業用PC300は、管理サーバ100から所定のコマンドを受信し、受信したコマンドを実行することで、コマンドに応じた作業を行うクライアントコンピュータである。なお、作業用PC300は複数存在してもよい。すなわち、作業対象の装置は複数であってもよい。また、作業用PC300は、作業対象の他のコンピュータ(図示を省略している)に当該コマンドを入力して実行させてもよい。
図3は、管理サーバのハードウェア例を示す図である。管理サーバ100は、CPU101、RAM102、HDD103、画像信号処理部104、入力信号処理部105、媒体リーダ106および通信インタフェース107を有する。各ハードウェアは管理サーバ100のバスに接続されている。作業用PC300も管理サーバ100と同様のハードウェアを用いて実現できる。
CPU101は、プログラムの命令を実行するプロセッサである。CPU101は、HDD103に記憶されたプログラムやデータの少なくとも一部をRAM102にロードし、プログラムを実行する。なお、CPU101は複数のプロセッサコアを含んでもよい。また、管理サーバ100は複数のプロセッサを有してもよく、以下で説明する処理を複数のプロセッサまたはプロセッサコアを用いて並列に実行してもよい。また、複数のプロセッサの集合を「マルチプロセッサ」または単に「プロセッサ」と言うことがある。
RAM102は、CPU101が実行するプログラムやCPU101が演算に用いるデータを一時的に記憶する揮発性の半導体メモリである。なお、管理サーバ100は、RAM以外の種類のメモリを備えてもよく、複数個のメモリを備えてもよい。
HDD103は、OS(Operating System)やミドルウェアやアプリケーションソフトウェアなどのソフトウェアのプログラム、および、データを記憶する不揮発性の記憶装置である。なお、管理サーバ100は、フラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)などの他の種類の記憶装置を備えてもよく、複数の不揮発性の記憶装置を備えてもよい。
画像信号処理部104は、CPU101からの命令に従って、管理サーバ100に接続されたディスプレイ41に画像を出力する。ディスプレイ41としては、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイなど、任意の種類のディスプレイを用いることができる。
入力信号処理部105は、管理サーバ100に接続された入力デバイス42から入力信号を取得し、CPU101に出力する。入力デバイス42としては、マウス・タッチパネル・タッチパッド・トラックボールなどのポインティングデバイス、キーボード、リモートコントローラ、ボタンスイッチなどを用いることができる。また、管理サーバ100に、複数の種類の入力デバイスが接続されていてもよい。
媒体リーダ106は、記録媒体43に記録されたプログラムやデータを読み取る読み取り装置である。記録媒体43として、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク(MO:Magneto-Optical disk)、半導体メモリなどを使用できる。磁気ディスクには、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)やHDDが含まれる。光ディスクには、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)が含まれる。
媒体リーダ106は、例えば、記録媒体43から読み取ったプログラムやデータを、RAM102やHDD103などの他の記録媒体にコピーする。読み取られたプログラムは、例えば、CPU101によって実行される。なお、記録媒体43は可搬型記録媒体であってもよく、プログラムやデータの配布に用いられることがある。また、記録媒体43やHDD103を、コンピュータ読み取り可能な記録媒体と言うことがある。
通信インタフェース107は、ネットワーク40に接続され、ネットワーク40を介して端末装置200や作業用PC300などと通信を行うインタフェースである。通信インタフェース107は、例えば、スイッチやルータなどの通信装置とケーブルで接続される。
図4は、端末装置のハードウェア例を示す図である。端末装置200は、CPU201、RAM202、フラッシュメモリ203、ディスプレイ204、タッチパネル205、スピーカ206、媒体リーダ207および通信インタフェース208を有する。各ハードウェアは端末装置200のバスに接続されている。ここで、CPU201は、第1の実施の形態の処理部12の一例である。RAM202またはフラッシュメモリ203は、第1の実施の形態の記憶部11の一例である。
CPU201は、プログラムの命令を実行するプロセッサである。CPU201は、フラッシュメモリ203に記憶されたプログラムやデータの少なくとも一部をRAM202にロードし、プログラムを実行する。なお、CPU201は複数のプロセッサコアを含んでもよい。また、端末装置200は複数のプロセッサを有してもよく、以下で説明する処理を複数のプロセッサまたはプロセッサコアを用いて並列に実行してもよい。また、複数のプロセッサの集合を「マルチプロセッサ」または単に「プロセッサ」と言うことがある。
RAM202は、CPU201が実行するプログラムやCPU201が演算に用いるデータを一時的に記憶する揮発性の半導体メモリである。なお、端末装置200は、RAM以外の種類のメモリを備えてもよく、複数個のメモリを備えてもよい。
フラッシュメモリ203は、OSやミドルウェアやアプリケーションソフトウェアなどのソフトウェアのプログラム、および、データを記憶する不揮発性の記憶装置である。
ディスプレイ204は、CPU201からの命令に従って、画像を出力する。ディスプレイ204としては、液晶ディスプレイ(LCD)、有機EL(OEL)ディスプレイなどを用いることができる。
タッチパネル205は、ディスプレイ204に重ねて設けられ、ユーザU1によるタッチ操作を受け付ける。タッチパネル205は、タッチ操作された位置を示す情報をCPU201に出力する。
スピーカ206は、CPU201から音声データを取得し、所定の信号処理を行って音声データに対応する音声を再生する。
媒体リーダ207は、記録媒体51に記憶されたデータを読み取り、また、記録媒体51にデータを格納する。記録媒体51には、例えば、端末装置200に実行させるプログラムを記録することもできる。記録媒体51としては、例えば、半導体メモリを使用できる。媒体リーダ207は、例えば、CPU201からの命令に従って、記録媒体51から読み取ったプログラムやデータをRAM202またはフラッシュメモリ203に格納する。
通信インタフェース208は、アクセスポイント50を介してネットワーク40に接続され、管理サーバ100などと通信を行う無線の通信インタフェースである。ただし、通信インタフェース208は、ネットワーク40に属する通信装置とケーブルで接続される有線の通信インタフェースでもよい。
図5は、作業管理システムの機能例を示す図である。管理サーバ100は、手順書データ記憶部110、操作データ記憶部120、手順書作成部130、手順書提供部140および操作実行指示部150を有する。手順書データ記憶部110および操作データ記憶部120は、RAM102やHDD103の記憶領域を用いて実現される。手順書作成部130、手順書提供部140および操作実行指示部150は、CPU101がRAM102に記憶されたプログラムを実行することで実現される。
手順書データ記憶部110は、手順書作成部130により作成された手順書データを記憶する。手順書データは、ある作業に対応する複数の手順と各手順の実行順序とを示す情報である。
操作データ記憶部120は、手順書作成部130により作成された操作データを記憶する。操作データは、手順書データに含まれる手順に対応するコマンドを示す情報である。
手順書作成部130は、ユーザU1または他のユーザによる手順および手順の実行順序の入力を受け付け、受け付けた入力に応じて手順書データを作成する。手順書作成部130は、作成した手順書データを手順書データ記憶部110に格納する。また、手順書作成部130は、手順書データに含まれる手順に対応するコマンドを作成する。手順書作成部130は、作成したコマンドを操作データ記憶部120に格納する。
手順書提供部140は端末装置200による作業の選択を受け付け、選択された作業に対応する手順書データを手順書データ記憶部110から読み出して、端末装置200に送信する。
操作実行指示部150は、手順書データに含まれる手順の開始指示を端末装置200から受信すると、該当の手順に対応するコマンドを操作データ記憶部120から読み出して、作業用PC300に送信する。操作実行指示部150は、作業用PC300により当該コマンドの実行が正常終了した旨の通知を受信する。すると、操作実行指示部150は、端末装置200により指定された手順が正常終了した旨の通知を、端末装置200に送信する。操作実行指示部150は、コマンドの実行が異常終了した旨の通知を作業用PC300から受信することもある。その場合、操作実行指示部150は、コマンドの実行が異常終了した旨を端末装置200に通知する。
端末装置200は、手順書データ記憶部210、手順書取得部220および作業UI(User Interface)部230を有する。手順書データ記憶部210は、RAM202やフラッシュメモリ203の記憶領域を用いて実現される。手順書取得部220および作業UI部230は、CPU201がRAM202に記憶されたプログラムを実行することで実現される。
手順書データ記憶部210は、手順書取得部220により管理サーバ100から取得された手順書データを記憶する。
手順書取得部220は、ユーザU1による作業の選択を受け付けると、該当の作業の手順書データを管理サーバ100から取得する。手順書取得部220は、取得した手順書データを手順書データ記憶部210に格納する。
作業UI部230は、手順書データ記憶部210に格納された手順書データの内容を示す手順書画面をディスプレイ204に表示させる。作業UI部230は、手順書画面においてユーザU1により選択された手順の開始指示を管理サーバ100に送信する。
作業UI部230は、手順書データに基づいて、手順書画面においてユーザU1が選択可能な手順を制御する。例えば、第1の手順が完了した後に実行すべき第2の手順がある場合、作業UI部230は、第1の手順が完了するまで、ユーザU1による第2の手順の選択を制限する。また、例えば、第3の手順と第4の手順とが並列に実行可能(両手順を並行して実行可能)である場合、作業UI部230は、手順書画面において、ユーザU1により第3の手順と第4の手順との両方を選択可能にする。
作業UI部230は、選択された手順が正常終了した旨の通知を管理サーバ100から受信すると、該当の手順の正常終了を手順書画面に反映させる。作業UI部230は、正常終了した手順に応じて、次に実行可能な手順をユーザU1に提示し、選択を促す。作業UI部230は、選択された手順が異常終了した旨の通知を管理サーバ100から受信すると、該当の手順の異常終了を手順書画面に反映させる。例えば、作業UI部230は、異常終了した手順が存在することを示すアイコンをディスプレイ204に表示させ、当該アイコンに対するユーザU1の選択を受け付けると、異常終了した手順に関する情報をディスプレイ204に表示させる。作業UI部230は、異常終了の原因が修正されると、該当の手順を再度実行可能とし、当該手順に対するユーザU1による実行開始の選択を受け付ける。
図6は、手順書作成画面の例を示す図である。手順書作成画面400は、手順書作成部130により作成され、ディスプレイ41に表示される。手順書作成画面400は、手順書データを作成するためのユーザU1による入力を受け付けるGUI(Graphical User Interface)である。手順書作成画面400は、手順書ID入力欄410、手順書名入力欄420、手順入力欄430および手順書データ作成ボタン440を有する。
手順書ID入力欄410は、手順書IDが入力されるテキストボックスである。手順書名入力欄420は、手順書名が入力されるテキストボックスである。
手順入力欄430は、該当の手順書IDおよび手順書名に対応する手順を入力するためのテキストボックス群である。例えば、手順入力欄430には、手順No.、開始条件、実行区分、手順、パラメタP1、パラメタP2、パラメタP3、・・・の項目が設けられている。
手順No.の項目には、手順の実行順序を示す番号が登録される。例えば、手順No.の小さい方から大きい方へ順番に手順を実行するものとする。ただし、手順No.が異なる2つ以上の手順を並列に(すなわち、両手順を並行して)実行可能なこともある。
開始条件の項目には、開始条件となる手順No.が登録される。すなわち、開始条件に登録された他の手順No.の他の手順が正常終了することが、着目する手順の開始条件である。開始条件に複数の手順No.が登録されている場合、該当の複数の手順No.の手順が全て正常終了することが、着目する手順の開始条件である。
実行区分の項目には、該当の手順の実行区分が登録される。実行区分は、該当の手順の実行に関する区分を示す。第1の区分では、該当の手順に関してユーザ(例えば、ユーザU1)による実行開始の指示を受け付けてから実行開始を管理サーバ100に通知する。第1の区分は、ある手順の直前に実行された処理の実行結果をユーザU1が確認してから、当該手順の実行に移るべきときに選択される。第2の区分では、直前の手順が終了し次第、直前の手順の処理結果の監視のみを行い、ユーザによる実行開始の指示を受け付けなくても、該当の手順の実行開始を、自動的に、管理サーバ100に通知する。
手順の項目には、手順を表すテキスト情報が登録される。パラメタP1、パラメタP2、パラメタP3、・・・の項目には、該当の手順において処理の対象となるデータや実行対象の処理名などを示すパラメタの値が登録される。登録されるパラメタの値の数は、手順により異なる。図6ではパラメタの値の登録がない箇所に設定なしを示すハイフン記号“-”を表記している。
例えば、手順入力欄430には、手順書ID“0001”で手順書名“AAA作業”の手順書データについて、手順No.が“1”、開始条件が“なし”、実行区分が“実行を指示する”、手順が“ファイルをコピーする”、パラメタP1が“D:¥AAA.txt”、パラメタP2が“F:¥AAA.txt”という情報が登録されている。これは、手順書ID“0001”の手順について、1番目(手順No.“1”)の手順の開始条件がなく、ユーザU1による当該手順の実行開始の指示を受け付けてから当該手順の実行開始を管理サーバ100に通知することを示す。また、当該手順の内容がファイルのコピーであり、当該コピーの記述に用いられる1つ目のパラメタP1が“D:¥AAA.txt”、同2つ目のパラメタP2が“F:¥AAA.txt”であることを示す。
手順入力欄430には、手順No.“2”~“5”の手順についても同様に、各項目に対する設定値が登録される。ここで、手順入力欄430によれば、手順No.“3”、“4”の手順は、開始条件の手順No.が“2”で共通である。すなわち、手順No.“3”、“4”の手順は、並列に実行可能である。
手順書データ作成ボタン440は、手順書ID入力欄410、手順書名入力欄420および手順入力欄430に入力された情報を確定し、管理サーバ100に入力するためのボタンである。
図7は、手順定義データの例を示す図である。手順定義データ111は、手順書データ記憶部110に予め記憶される。手順定義データ111は、手順書作成画面400に入力された情報を基に、手順書データおよび操作データを作成するためのテンプレートである。
手順定義データ111は、手順、手順表記および実行コマンドの項目を含む。手順の項目には、手順を表すテキスト情報が登録される。なお、図6の手順入力欄430における手順の項目には、手順定義データ111の手順の項目に登録されているいずれかのテキスト情報が登録されることになる。
手順表記の項目には、手順書データにおいて、手順の内容を表記する際に用いられるテンプレートが登録される。手順表記のテンプレートに含まれる角括弧記号“[]”で囲われた“[パラメタP1]”や“[パラメタP2]”などの文字列はプレースホルダであり、手順書作成画面400のパラメタP1やパラメタP2などの同名の項目の登録値が当てはめられる。
実行コマンドの項目には、操作データにおいて、コマンドを表記する際に用いられるテンプレートが登録される。実行コマンドのテンプレートに含まれる角括弧記号で囲われた“[パラメタP1]”や“[パラメタP2]”などの文字列はプレースホルダであり、手順表記の項目と同様に、手順書作成画面400のパラメタP1やパラメタP2などの同名の項目の登録値が当てはめられる。ここで、角括弧記号で囲われたパラメタ名は、値の入力が必須であるパラメタのパラメタ名を示す。
なお、手順表記のテンプレートおよび実行コマンドのテンプレートには、角括弧記号の他にも、波括弧記号“{}”で囲われた“{パラメタP2}”や“{パラメタP3}”などの文字列(プレースホルダ)が含まれることもある。このように波括弧記号で囲われたパラメタ名は、値の入力が任意であるパラメタのパラメタ名を示す。
また、手順に応じてプレースホルダに設定される設定値の種類は予め定められている。例えば、ファイルのコピー、移動および結合などを行う手順では、設定値の種類はファイル名である。また、例えば、所定のアプリケーションの実行などを行う手順では、設定値の種類は当該アプリケーションの処理名である。
例えば、手順定義データ111には、手順が“ファイルをコピーする”、手順表記が“[パラメタP1]を[パラメタP2]へコピーする”、実行コマンドが“COPY [パラメタP1] [パラメタP2]”というレコードが登録されている。このレコードは、手順“ファイルをコピーする”に関する手順表記のテンプレートと実行コマンドのテンプレートとを示す。
手順定義データ111には、他の手順に関しても、手順表記のテンプレートおよび実行コマンドのテンプレートが登録される。
図8は、手順書データの例を示す図である。手順書データ112は、手順書作成画面400の入力内容に応じて手順書作成部130により作成され、手順書データ記憶部110に格納される。手順書データ112は、手順書ID、手順No.、手順、開始条件、状態および実行区分の項目を含む。
手順書IDの項目には、手順書IDが登録される。手順No.の項目には、手順No.が登録される。手順の項目には、手順を表すテキスト情報が登録される。開始条件の項目には、該当の手順の開始条件が登録される。状態の項目には、該当の手順の実行の状態が登録される。実行区分の項目には、該当の手順の実行開始を、ユーザU1の指示を契機とするか、ユーザU1の指示によらずに、直前の処理の終了を契機とするかの区分が登録される。前者の区分は“実行を指示する”であり、後者の区分は“監視のみ行う”である。
例えば、手順書データ112には、手順書IDが“1”、手順No.が“1”、手順が“D:¥AAA.txtをF:¥AAA.txtにコピーする”、開始条件が“なし”、状態が“実行可能”、実行区分が“実行を指示する”というレコードが登録されている。このレコードは、手順書ID“1”の手順書の手順No.“1”の手順が“D:¥AAA.txtをF:¥AAA.txtにコピーする”であり、当該手順を開始するための開始条件が“なし”であり、ユーザU1の実行開始指示により実行開始が可能な状態であることを示す。
ここで、手順書データ112の設定内容は、手順書作成画面400の入力内容と、手順定義データ111とに基づいて作成される。特に、手順書データ112の手順の設定内容は、手順定義データにおける該当の手順の手順表記のプレースホルダに、手順書作成画面400の手順入力欄430のパラメタP1、パラメタP2などの設定値を当てはめたものである。手順書データ112には、手順書作成画面400に設定された他の手順に関しても手順No.“1”の手順と同様に、具体的な手順の内容を示すレコードが登録されている。
図9は、端末装置への手順書データの提供の例を示す図である。端末装置200は、管理サーバ100から手順書データ112の複製である手順書データ211をダウンロードし、手順書データ記憶部210に格納する。例えば、ユーザU1は、これから行おうとする作業の手順書IDを端末装置200に入力することで、端末装置200による手順書データ211のダウンロードを実行させることができる。手順書データ211は、図8で例示した手順書データ112と同じデータ構造(手順書ID、手順No.、手順、開始条件、状態および実行区分の項目に関するレコード)を有する。
図10は、実行可能手順テーブルの例を示す図である。実行可能手順テーブル212は、手順書データ記憶部210に格納される。実行可能手順テーブル212には、現在実行中の作業に関して、実行可能な状態にある手順の手順No.が登録される。例えば、現在実行中の作業が手順書ID“1”に対応する作業であり、実行可能手順テーブル212に手順No.“3,4”が登録されている場合、当該手順書ID“1”の手順No.“3,4”が実行可能な状態であることを示す。
図11は、手順書画面の例を示す図である。手順書画面500は、手順書データ211に基づいて、作業UI部230により作成され、ディスプレイ204により表示される。手順書画面500は、手順書ID“1”に対応する作業における一連の手順を示す。表示欄510は、手順No.“1”の手順を示す。表示欄520は、手順No.“2”の手順を示す。表示欄530は、手順No.“3”の手順を示す。表示欄540は、手順No.“4”の手順を示す。表示欄550は、手順No.“5”の手順を示す。図11では、手順書ID“1”に対応する作業が開始される直前の手順書画面500を例示している。
表示欄510には、チェックボックス511が設けられている。チェックボックス511は、該当の手順が正常終了した際にチェックマークが入力されるものであり、図11に示す段階では、チェックボックス511は未入力である。他の表示欄にも、同様にチェックボックスが設けられている(ただし、符号を省略している)。ここで、手順書画面500は、最初の手順である手順No.“1”の手順が実行可能な状態として表示されている。例えば、作業UI部230は、実行前の状態である他の手順の表示欄520,530,540,550の背景色とは異なる背景色を表示欄510に付して表示する。また、作業UI部230は、実行可能な状態である表示欄510に対する該当の手順の実行開始の操作入力を受け付け可能とし、実行前の状態である表示欄520,530,540,550それぞれに対応する手順の実行開始の操作入力を受け付け不可とする。例えば、作業UI部230は、表示欄520,530,540,550それぞれをグレーアウトする。
作業UI部230は、手順の実行に伴って、手順書画面500の表示を変更し、ユーザU1による作業の進行を支援する。次に、管理サーバ100および端末装置200による処理手順を説明する。
図12は、管理サーバによる手順書作成の例を示すフローチャートである。
(S10)手順書作成部130は、手順書作成画面400に対する入力を受け付ける。具体的には、手順書作成部130は、ユーザU1または他のユーザによる、ディスプレイ41に表示された手順書作成画面400の手順書ID入力欄410、手順書名入力欄420および手順入力欄430への情報の入力を受け付ける。
(S11)手順書作成部130は、ユーザU1または他のユーザによる手順書作成画面400の手順書データ作成ボタン440の押下を受け付ける。すると、手順書作成部130は、各入力欄の入力内容が確定されたと判断し、各入力欄の入力内容を取得する。
(S12)手順書作成部130は、入力内容に対するエラーチェックを実行する。具体的には、手順書作成部130は、手順に対するパラメタの入力値の種類が適切であるか否かを判定する。例えば、前述のように、ある手順によりファイルのコピー、移動および結合などを行う場合、当該手順のパラメタの入力値の種類はファイル名である。あるいは、ある手順によりアプリケーションの所定の処理を実行する場合、当該手順のパラメタの入力値の種類は、実行対象の処理の処理名である。
例えば、手順書作成部130は、ある手順に対する適切な入力値の種類がファイル名の場合、今回の入力値で示されるコピー元や移動元のファイルが存在することをチェックする(存在すれば正常、存在しなければエラーである)。また、手順書作成部130は、ある手順において今回の入力値で指定された出力先(例えば、コピー先、移動先、結合先など)のファイルが既に存在していないことをチェックする(存在しなければ正常、存在すればエラーである)。ただし、出力先の上書きを許容する設定を受け付けて、当該チェックを省くことも考えられる。
更に、手順書作成部130は、ある手順に対する適切な入力値の種類が処理名の場合、例えば、手順書データ記憶部110に予め記憶されたアプリケーションの処理名のリストと今回の入力値とを照合する。そして、手順書作成部130は、入力値で示される処理名がリストに存在する処理名であることをチェックする(リストに存在する処理名であれば正常、リストに存在しない処理名であればエラーである)。
(S13)手順書作成部130は、ステップS12のエラーチェックの結果、エラーがあるか否かを判定する。エラーがある場合、ステップS14に処理が進む。エラーがない場合、ステップS16に処理が進む。
(S14)手順書作成部130は、エラーメッセージをディスプレイ41に表示させる。具体的には、手順書作成部130は、ユーザU1または他のユーザによるパラメタの入力内容にエラーがあることを手順書作成画面400に表示させる。手順書作成部130は手順書作成画面400において、エラー要因となった入力内容の入力箇所を強調表示し、正しい入力値の種類を示す情報を表示させてもよい。
(S15)手順書作成部130は、手順書作成画面400において、ユーザU1または他のユーザによるエラー内容の修正を受け付ける。そして、ステップS11に処理が進む。
(S16)手順書作成部130は、手順書データ記憶部110に記憶された手順定義データ111の手順表記情報(手順表記の項目に設定された情報)を基に、手順書データ112を作成する。手順書作成部130は、作成した手順書データ112を、手順書データ記憶部110に格納する。
(S17)手順書作成部130は、手順定義データ111の実行コマンド情報(実行コマンドの項目に設定された情報)を基に、手順書データ112に対応する操作データを作成する。手順書作成部130は、作成した操作データを、操作データ記憶部120に格納する。そして、手順書作成の処理が終了する。
次に、作成された手順書データ112に基づく端末装置200の処理の手順を説明する。以下では、ユーザU1が手順書ID“1”に対応する作業を行う場合を例示するが、他の作業を行う場合も同様の処理手順となる。
図13は、端末装置による手順書実行の例を示すフローチャートである。
(S20)手順書取得部220は、ユーザU1による手順書ID“1”の入力を受け付ける。すると、手順書取得部220は、手順書ID“1”に対応する手順書データ112の複製である手順書データ211を管理サーバ100から取得する。手順書取得部220は、取得した手順書データ211を手順書データ記憶部210に格納する。手順書取得部220は、手順書データ211に基づいて、手順書画面500をディスプレイ204に表示させる。
(S21)作業UI部230は、手順書データ記憶部210に記憶されている実行可能手順テーブル212に、手順No.“1”(最初の手順)を追加する。
(S22)作業UI部230は、手順書データ211から次の手順No.を読み込む。ここで、作業UI部230は、手順No.の昇順に1つずつ手順No.を読み込む。
(S23)作業UI部230は、手順書データ211に基づいて、ステップS22で読み込んだ手順No.の手順が、実行可能手順テーブル212に登録されている手順No.の手順と並列処理可能(並行して処理可能)であるか否かを判定する。並列処理可能である場合、ステップS24に処理が進む。並列処理可能でない場合、ステップS26に処理が進む。並列処理可能であるか否かは、手順書データ211の開始条件の項目(手順書データ112の開始条件の項目に相当)に基づいて判定される。すなわち、作業UI部230は、開始条件が同じである複数の手順を並列処理可能と判定する。
(S24)作業UI部230は、実行可能手順テーブル212に、ステップS23で並列処理可能と判定した手順の手順No.を追加する。
(S25)作業UI部230は、実行可能手順テーブル212の手順の状態を、実行前から実行可能に変更する。すなわち、作業UI部230は、手順書データ211における該当の手順の状態の項目を、実行前から実行可能に変更する。既に実行可能に設定されている手順については、作業UI部230は、状態の項目の設定を変更しなくてよい。作業UI部230は、手順書画面500のうち、実行可能の状態に設定した手順の背景色を、実行前の状態の手順の背景色(第1の色)とは異なる色(第2の色)に設定する。そして、ステップS22に処理が進む。
(S26)作業UI部230は、実行可能な手順を実行区分に応じた条件により実行開始する。具体的には、作業UI部230は、実行可能手順テーブル212に登録された手順No.の手順のうち、手順書データ211に設定された実行区分が“実行を指示する”である手順については、ユーザU1による実行開始の指示の入力に応じて開始する。一方、作業UI部230は、実行可能手順テーブル212に登録された手順No.の手順のうち、手順書データ211に設定された実行区分が“監視のみ行う”である手順については、ユーザU1による実行開始の指示の入力なしに、該当の手順を開始する。ここで、作業UI部230は、並列処理可能な複数の手順を、並列に開始できる。なお、「手順の実行開始」は、作業UI部230が該当の手順の実行開始の指示を管理サーバ100に送信することで行われる。管理サーバ100は、手順の実行開始の指示を受信すると、当該手順に対応する操作データを作業用PC300に送信し、操作データに含まれるコマンドを実行させる。
(S27)作業UI部230は、実行開始した手順の背景色を変更し、状態を実行可能から実行中に変更する。具体的には、作業UI部230は、手順書画面500のうち、開始した手順の背景色を、実行前および実行可能の状態の背景色(第1,第2の色)とは異なる色(第3の色)に設定する。また、作業UI部230は、手順書データ211における実行開始した手順の状態の項目を実行可能から実行中に変更する。ステップS26で並列処理可能な複数の手順が開始される場合、作業UI部230は、当該複数の手順に関してステップS27を実行する。
(S28)作業UI部230は、実行中の手順に関して、異常終了の通知を管理サーバ100から受信したか否かを判定する。異常終了の通知を受信した場合、ステップS29に処理が進む。異常終了の通知を受信しない場合、ステップS30に処理が進む。
(S29)作業UI部230は、異常終了処理を実行する。異常終了処理の詳細は後述される。そして、ステップS26に処理が進む。
(S30)作業UI部230は、正常終了した手順の背景色を変更し、実行中から正常終了に状態を変更し、端末装置200を鳴動させる。具体的には、作業UI部230は、手順書画面500のうち、正常終了した手順の背景色を、実行前、実行可能および実行中の状態を表す第1,第2,第3の色とは異なる色(第4の色)に設定する。また、作業UI部230は、手順書データ211における正常終了した手順の状態の項目を、実行中から正常終了に変更する。また、作業UI部230は、手順が正常終了した旨を示す音声をスピーカ206により出力させる。更に、作業UI部230は、端末装置200が備えるバイブレータを手順が正常終了したことを示す振動パターンにより振動させる。
(S31)作業UI部230は、実行可能手順テーブル212の手順を全て完了すると、実行可能手順テーブル212をクリアする。具体的には、作業UI部230は、実行可能手順テーブル212に設定されている手順No.の手順が全て正常終了すると、実行可能手順テーブル212に設定されている手順No.を全て削除する。
(S32)作業UI部230は、手順書データ211を参照して、次の手順があるか否かを判定する。次の手順がある場合、ステップS33に処理が進む。次の手順がない場合、端末装置200による手順書実行の処理が終了する。
(S33)作業UI部230は、手順書データ211から次の手順No.を読み込む。
(S34)作業UI部230は、実行可能手順テーブル212に、ステップS33で読み込んだ手順No.を追加する。また、手順書データ211における該当の手順No.の手順の状態を実行前から実行可能に変更し、手順書画面500の当該手順の背景色を、実行可能状態を示す第2の色に変更する。そして、ステップS22に処理が進む。
ここで、ステップS33で例示されるように、端末装置200は、端末装置200における次の手順の内部的な選択に応じて、その次の手順を順次読み込み(ステップS22)、並列処理可能であるかを判定するものとした。一方、端末装置200は、ステップS33で読み込んだ手順を、実行可能な手順として表示してユーザU1に提示し、ユーザU1による当該手順の選択を受け付けた場合に、ステップS22を実行し、並列処理可能な手順の有無を判定してもよい。
また、作業項目間の関連性を示す情報である手順書データ211は、複数の作業項目の処理の実行順序を示す情報(例えば、手順No.)を含む。作業UI部230は、当該実行順序を示す情報に基づいて、順番が回ってきた作業項目を選択可能な態様で表示し、順番が回ってきていない作業項目を選択できない態様で表示する。これにより、ユーザU1が次に実行開始の入力を行うべき作業項目を適切にユーザU1に提示できる。
図14は、異常終了処理の例を示すフローチャートである。異常終了処理は、図13のステップS29で実行される。
(S40)作業UI部230は、異常終了した手順に関してアラートを出力し、該当の手順の状態を実行中から異常終了に変更する。例えば、作業UI部230は、アラートの出力として、例えば、異常終了時の音声および振動パターンで端末装置200を鳴動させたり、異常を通知するエラーアイコンを手順書画面500の該当の手順欄に表示させたりする。また、作業UI部230は、手順書画面500において、異常終了した手順の背景色を第1~第4の色とは異なる色(第5の色)に設定する。更に、作業UI部230は、手順書データ211における異常終了した手順の状態の項目を、実行中から異常終了に変更する。
(S41)作業UI部230は、ユーザU1による手順書画面500のエラーアイコンの選択を受け付ける。
(S42)作業UI部230は、エラーの内容を手順書画面500に表示させる。例えば、エラーの内容として、エラーが発生した操作対象のファイルの名称や実行対象の処理の名称、および、エラーの要因となる事象が考えられる。エラーの要因となる事象としては、例えば、該当のファイルが不存在である、該当のファイルが利用中である、メモリ不足などにより実行対象の処理を実行できないなどが考えられる。
(S43)作業UI部230は、ユーザU1によるエラー解除の入力を受け付ける。例えば、作業UI部230は、手順書画面500にエラー解除の入力を受け付けるためのボタン(操作部)を表示させてもよい。ユーザU1は、ステップS42で表示されたエラーの内容を参照してエラーの要因を取り除くと、エラー解除の入力を行う。
(S44)作業UI部230は、該当の手順の背景色を変更し、状態を異常終了から実行可能に変更する。具体的には、作業UI部230は、手順書画面500において、エラー解除された手順の背景色を、実行可能を示す第2の色に変更し、手順書データ211における当該手順の状態の項目を、異常終了から実行可能に変更する。そして、異常終了処理が終了する。
このように、作業UI部230は、第1の作業項目と第2の作業項目とを並行して処理しているときに第1の作業項目が異常終了すると、第1の作業項目の異常終了を、エラーアイコンや強調表示による画面出力および端末装置200の鳴動により通知する。そして、作業UI部230は、第2の作業項目が正常終了しても第1の作業項目および第2の作業項目の終了を開始の条件とする第3の作業項目を選択できない態様で表示する。そして、作業UI部230は、第1の作業項目が正常終了すると第3の作業項目を選択可能な態様で表示する。これにより、並行に処理可能な複数の作業項目(第1,第2の作業項目)が全て正常終了した後に、当該複数の作業項目全てが完了してから実行開始すべき作業項目(第3の作業項目)を開始するように、ユーザU1を適切に誘導できる。また、不適切な状態で作業項目が進行されることを防ぎ、ユーザU1による作業の円滑化を図れる。
次に、管理サーバ100による手順実行の処理を説明する。
図15は、管理サーバによる手順実行の例を示すフローチャートである。
(S50)操作実行指示部150は、端末装置200から手順の開始指示を受け付ける。
(S51)操作実行指示部150は、該当の手順の操作データを操作データ記憶部120から取得し、取得した操作データを作業用PC300に送信する。
(S52)操作実行指示部150は、作業用PC300により実行された操作データのコマンドが異常終了したか否かを判定する。異常終了した場合、ステップS53に処理が進む。異常終了していない場合、ステップS54に処理が進む。操作実行指示部150は、作業用PC300によるコマンドの実行結果の通知により、ステップS52の判定を行う。作業用PC300によるコマンドの実行結果が異常終了を示す場合、操作実行指示部150は、コマンドが異常終了したと判定する。一方、作業用PC300によるコマンドの実行結果が正常終了を示す場合、操作実行指示部150は、コマンドが正常終了したと判定する。なお、コマンドが異常終了した場合、作業用PC300による異常終了の通知には、エラーの内容を示す情報が含まれる。
(S53)操作実行指示部150は、端末装置200に手順の異常終了を通知する。当該異常終了の通知は、作業用PC300から取得されたエラーの内容を示す情報を含む。そして、管理サーバ100による手順書実行の処理が終了する。
(S54)操作実行指示部150は、端末装置200に手順の正常終了を通知する。そして、管理サーバ100による手順実行の処理が終了する。
このように、管理サーバ100は、端末装置200から手順の開始指示を受け付けるたびに、該当の手順に対応する操作データを作業用PC300に送信して、操作データに応じた処理を作業用PC300に実行させる。
以下では、作業の進行に応じた手順書画面500および手順書データ211の変遷を例示して、手順書実行の具体例を説明する。
図16は、手順書実行の具体例(その1)を示す図である。図16(A)は、作業開始の直後の手順書画面500を示す。図16(B)は、作業開始の直後の手順書データ211を示す。
作業開始の直後の段階では、手順書データ211の手順No.“1”~“5”の手順のうち、手順No.“1”の手順のみが実行可能状態であり、手順No.“2”~“5”の手順は実行前状態である。手順書画面500では、手順No.“2”~“5”の手順の表示欄520,530,540,550はグレーアウトされており、ユーザU1による選択ができない状態になっている。一方、手順No.“1”の手順の表示欄510は、他の表示欄とは異なる色やフォントを用いて強調表示されており、ユーザU1による選択が可能である。
図17は、手順書実行の具体例(その2)を示す図である。図17(A)は、手順No.“1”の手順の開始直後の手順書画面500を示す。図17(B)は、手順No.“1”の手順の開始直後の手順書データ211を示す。作業UI部230は、手順書データ211の手順No.“1”の実行区分が“実行を指示する”であるため、ユーザU1による実行開始の指示を受け付けたことを契機に、手順No.“1”の手順の開始指示を管理サーバ100に送信する。
手順No.“1”の手順の開始直後の段階では、手順書データ211における手順No.“1”の手順の状態が“実行中”であり、手順No.“2”~“5”の手順は実行前状態である。手順書画面500では、表示欄520,530,540,550はグレーアウトされたままであり、ユーザU1による選択ができない状態になっている。実行中の状態となった手順No.“1”の手順の表示欄510は、実行中を表す背景色に変更される(強調表示される)。なお、実行中を表す背景色とする他、実行中であることが分かり易いように、表示欄510の背景をグラデーションにして、スライドさせる(例えば、グラデーション表示された表示欄510の背景を左側から右側に向かってスライドさせる)ことも考えられる。
図18は、手順書実行の具体例(その3)を示す図である。図18(A)は、手順No.“1”の手順が正常終了した場合の手順書画面500を示す。図18(B)は、手順No.“1”の手順が正常終了した場合の手順書データ211を示す。手順No.“1”の手順が正常終了すると、作業UI部230は、手順書画面500の表示欄510を、正常終了を表す背景色に変更し、チェックボックス511にチェックマークを設定し、端末装置200を正常終了時の音声および振動パターンで鳴動させる。
手順No.“1”の手順の正常終了直後の段階では、手順書データ211における手順No.“1”の手順の状態が“正常終了”である。また、手順No.“2”の手順の開始条件が手順No.“1”終了であるため、手順No.“2”の手順の状態が“実行可能”である。このため、作業UI部230は、手順書画面500における手順No.“2”の表示欄520を、実行可能であるが選択できないことを表す背景色に変更する。
ここで、手順書データ211によれば、手順No.“2”の実行区分は“監視のみ行う”である。このため、作業UI部230は、ユーザU1による実行開始の指示によらずに、手順No.“2”の手順の開始指示を、管理サーバ100に送信する。作業UI部230は、手順No.“2”の手順が開始されると、表示欄520を実行中の処理内容であることを表す態様(例えば、前述のように背景をグラデーションにして、スライドさせるなど)で表示する。
図19は、手順書実行の具体例(その4)を示す図である。図19(A)は、手順No.“2”の手順が正常終了した場合の手順書画面500を示す。図19(B)は、手順No.“2”の手順が正常終了した場合の手順書データ211を示す。手順No.“2”の手順が正常終了すると、作業UI部230は、手順書画面500の表示欄520を、正常終了を表す背景色に変更する。また、作業UI部230は、表示欄520のチェックボックスにチェックマークを設定し、端末装置200を正常終了時の音声および振動パターンで鳴動させる。
手順No.“2”の手順の正常終了直後の段階では、手順書データ211における手順No.“1”および“2”の各手順の状態が“正常終了”である。また、手順No.“3”および“4”の各手順の状態が“実行可能”である。ここで、手順No.“3”および“4”の各手順は、開始条件が手順No.“2”の終了であるため、手順No.“2”が正常終了したことに伴い、両方が実行可能になる(並列処理可能である)。更に、手順No.“5”の手順の状態は、“実行前”のままである。
このため、作業UI部230は、手順書画面500における手順No.“3”および“4”の表示欄530,540を、実行可能を表す背景色に変更し、ユーザU1による選択を受け付け可能にする。
ここで、手順書データ211によれば、手順No.“3”および“4”の各手順の実行区分は“実行を指示する”である。したがって、作業UI部230は、ユーザU1による実行開始の入力を受け付けるまで、手順No.“3”および“4”の各手順の実行を開始しない。この場合、ユーザU1は、手順No.“2”の手順における処理Aの結果を確認してから、手順No.“3”および“4”の各手順の開始を指示できる。
作業UI部230は、手順No.“3”および“4”の各手順に対して、ユーザU1による実行開始の指示を受け付けると、当該各手順の開始指示を管理サーバ100に送信する。
図20は、手順書実行の具体例(その5)を示す図である。図20(A)は、手順No.“3”の手順が実行中となり、手順No.“4”の手順が正常終了した場合の手順書画面500を示す。図20(B)は、手順No.“3”の手順が実行中となり、手順No.“4”の手順が正常終了した場合の手順書データ211を示す。
作業UI部230は、手順書画面500において、手順No.“3”の表示欄530を、実行中を表す背景色に変更する。また、手順No.“4”の手順が正常終了すると、作業UI部230は、手順書画面500の表示欄540を、正常終了を表す背景色に変更する。また、作業UI部230は、表示欄540のチェックボックスにチェックマークを設定し、端末装置200を正常終了時の音声および振動パターンで鳴動させる。
この段階では、手順書データ211の手順No.“3”の手順の状態は“実行中”である。また、手順No.“1”、“2”および“4”の各手順の状態は“正常終了”である。更に、手順No.“5”の手順の状態は“実行前”のままである。
図21は、手順書実行の具体例(その6)を示す図である。図21(A)は、手順No.“3”の手順が異常終了した場合の手順書画面500を示す。図21(B)は、手順No.“3”の手順が異常終了した場合の手順書データ211を示す。
作業UI部230は、手順書画面500において、手順No.“3”の表示欄530を、異常終了を表す背景色に変更する。また、作業UI部230は、表示欄530にエラーアイコン(例えば、エクスクラメーションマーク“!”のアイコン)を表示させる。更に、作業UI部230は、異常時の音声および振動パターンで端末装置200を鳴動させる。作業UI部230は、ユーザによるエラーアイコンの選択を受け付けると、エラーの内容を手順書画面500に表示させる。
この段階では、手順書データ211の手順No.“3”の手順の状態は“異常終了”である。また、手順No.“1”、“2”および“4”の各手順の状態は“正常終了”である。更に、手順No.“5”の手順の状態は“実行前”のままである。
作業UI部230は、ユーザU1によるエラー解除の入力を受け付けると、手順書画面500の表示欄530を、実行可能を表す背景色に変更する。そして、作業UI部230は、ユーザU1による手順No.“3”の手順の再実行開始の入力を受け付け可能にする。作業UI部230は、ユーザU1による再実行開始の入力を受け付けると、手順No.“3”の手順の開始指示を管理サーバ100に送信する。
図22は、手順書実行の具体例(その7)を示す図である。図22(A)は、手順No.“3”の手順が再び実行中となった場合の手順書画面500を示す。図22(B)は、手順No.“3”の手順が再び実行中となった場合の手順書データ211を示す。
作業UI部230は、手順書画面500において、手順No.“3”の表示欄530を、実行中を表す背景色に変更する。この段階では、手順書データ211の手順No.“3”の手順の状態は“実行中”である。また、手順No.“1”、“2”および“4”の各手順の状態は“正常終了”である。更に、手順No.“5”の手順の状態は“実行前”のままである。
図23は、手順書実行の具体例(その8)を示す図である。図23(A)は、手順No.“3”の手順が正常終了した場合の手順書画面500を示す。図23(B)は、手順No.“3”の手順が正常終了した場合の手順書データ211を示す。
作業UI部230は、手順書画面500において、手順No.“3”の表示欄530を、正常終了を表す背景色に変更する。また、作業UI部230は、表示欄530のチェックボックスにチェックマークを設定し、端末装置200を正常終了時の音声および振動パターンで鳴動させる。
この段階では、手順書データ211の手順No.“1”~“4”の各手順の状態は“正常終了”である。また、手順No.“5”の手順の開始条件は手順No.“3”および手順No.“4”の終了であり、当該開始条件が満たされるので、作業UI部230は、手順No.“5”の手順の状態を“実行可能”に変更する。作業UI部230は、手順書画面500の手順No.“5”の表示欄550を、実行可能を表す背景色に変更する。
ここで、手順書データ211によれば、手順No.“5”の手順の実行区分は“実行を指示する”である。したがって、作業UI部230は、ユーザU1による実行開始の入力を受け付けるまで、手順No.“5”の手順の実行を開始しない。この場合、ユーザU1は、手順No.“3”および“4”の各手順における処理B,Cの結果を確認してから、手順No.“5”の手順の開始を指示できる。
作業UI部230は、手順No.“5”の手順に対して、ユーザU1による実行開始の指示を受け付けると、当該手順の開始指示を管理サーバ100に送信する。こうして、ユーザU1は、端末装置200を用いて、作業の一連の手順を適切に行うことができる。
このように、端末装置200によれば、ユーザU1による作業の円滑化を図れる。また、端末装置200によれば、ユーザU1による作業の効率化を図れる。
ところで、定例的な作業(例えば、日次、週次、月次などで繰り返し行われる作業)について、手順書を予め作成しておき、手順書をチェックしながら作業を行うことが一般的である。手順書を用いることで、確認や手順の漏れを抑制できる。
ここで、電子的な手順書システムを導入することが考えられる。円滑な業務遂行のためには、例えば、作業における現手順が「実行中」なのか、「正常終了」して次の手順が「実行可能」なのかといった状況が視覚的に分かり易い仕組みが求められる。特に、作業の一連の手順の中には、直列で進める手順だけでなく、並列して行える複数の手順もあり、手順が複雑な場合がある。不適切な順序で作業が進められると、システムに不具合が発生したり、作業のやり直しが発生したりして、システム運用に支障を来たす可能性がある。
そこで、端末装置200により、作業手順の確認だけでなく、手順終了をプッシュ型の通知により視覚的・聴覚的に認識可能にすることで、円滑に作業を進めることができるようにユーザU1をナビゲーションできる。特に、ユーザU1は、直前の手順の結果を確認してから実行開始すべき手順や並列処理が可能な手順についても明確に視認および実行が可能になり、作業効率の向上を図れる。
なお、第2の実施の形態の例では、ユーザU1は、端末装置200を用いて作業の手順を確認するものとしたが、端末装置200の機能を管理サーバ100が有してもよい。この場合、CPU101を処理部12の一例、RAM102またはHDD103を記憶部11の一例と考えてもよい。また、ユーザU1は、管理サーバ100により手順書データ112の内容を表示させて、作業の手順を確認することができる。
また、第1の実施の形態の情報処理は、処理部12にプログラムを実行させることで実現できる。また、第2の実施の形態の情報処理は、CPU201にプログラムを実行させることで実現できる。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体51に記録できる。
例えば、プログラムを記録した記録媒体51を配布することで、プログラムを流通させることができる。また、プログラムを他のコンピュータに格納しておき、ネットワーク経由でプログラムを配布してもよい。コンピュータは、例えば、記録媒体51に記録されたプログラムまたは他のコンピュータから受信したプログラムを、RAM202やフラッシュメモリ203などの記憶装置に格納し(インストールし)、当該記憶装置からプログラムを読み込んで実行してもよい。
10 作業支援装置
11 記憶部
11a 処理手順データ
12 処理部
20 表示装置
21,22,23,24,25,26 画面
30 入力装置

Claims (10)

  1. 作業手順書の作成指示を受け付け、
    受け付けた前記作成指示に基づいて、作業手順書に対応する複数の作業項目を特定し、
    前記作業手順書として特定した前記複数の作業項目を一覧表示する際に、前記複数の作業項目のうち、ユーザの操作により実行開始される手動処理に対応する第1の作業項目を、予め設定された条件を満たす場合に選択可能な態様で表示するとともに、特定した前記複数の作業項目のうち、作業対象コンピュータが自動で実行可能な処理に対応する第2の作業項目を選択できない態様で一覧表示する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする作業支援プログラム。
  2. 複数の処理内容を示す情報と、前記複数の処理内容のそれぞれの順と、処理の開始条件と、処理の実行方法を含む処理手順データを取得し、
    取得した前記処理手順データに基づいて、前記複数の処理内容を前記順で並べて表示し、
    表示された前記複数の処理内容のうち、処理の開始条件が満たされ、かつ、処理の実行方法が手動である処理内容に対するユーザによる実行指示を受け付けると該処理内容に対応する処理を開始し、表示された前記複数の処理内容のうち、処理の開始条件が満たされ、かつ、処理の実行方法が自動である処理内容に対応する処理を自動的に開始し、
    処理の進捗に応じて完了済の処理内容と、実行中の処理内容と、未実行の処理内容とを識別可能に表示し、
    処理の開始条件が満たされることが2以上の処理内容について検出されると、前記2以上の処理内容についての処理の実行方法がいずれも手動に対応するか否かを判定し、前記2以上の処理内容についての処理の実行方法がいずれも手動に対応すると判定されると、検出された該2以上の処理内容についていずれの処理内容についても実行指示を受け付け可能であることを示す情報を表示する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする作業支援プログラム。
  3. 前記複数の処理内容のうち、処理の開始条件が満たされ、かつ、処理の実行方法が自動に対応する処理内容については、処理の開始条件が満たされたことに応じて自動的に処理を開始すると、実行中の処理内容であることを表示する、
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項2記載の作業支援プログラム。
  4. 前記複数の作業項目それぞれが前記手動処理に対応するか、または、前記作業対象コンピュータが自動で実行可能な処理に対応するかを示す区分の情報を参照して、前記複数の作業項目のうち、前記第1の作業項目、および、前記第2の作業項目を特定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の作業支援プログラム。
  5. 作業項目に対応する前記条件は、他の作業項目の終了を示し、
    前記他の作業項目が終了していないと前記作業項目を選択できない態様で表示し、前記他の作業項目が終了すると、前記作業項目を選択可能な態様で表示する、
    ことを特徴とする請求項1記載の作業支援プログラム。
  6. 2以上の作業項目を並行して処理しているときに前記2以上の作業項目のうちの何れかの作業項目が異常終了すると、前記作業項目の異常終了を通知し、前記2以上の作業項目のうちの他の作業項目が正常終了しても前記2以上の作業項目の終了を開始の条件とする第3の作業項目を選択できない態様で表示し、前記作業項目が正常終了すると前記第3の作業項目を選択可能な態様で表示する、
    ことを特徴とする請求項1記載の作業支援プログラム。
  7. 作業手順書に対応する複数の作業項目の情報を記憶する記憶部と、
    前記作業手順書の作成指示を受け付け、受け付けた前記作成指示に基づいて、前記作業手順書に対応する複数の作業項目を特定し、前記作業手順書として特定した前記複数の作業項目を一覧表示する際に、前記複数の作業項目のうち、ユーザの操作により実行開始される手動処理に対応する第1の作業項目を、予め設定された条件を満たす場合に選択可能な態様で表示するとともに、特定した前記複数の作業項目のうち、作業対象コンピュータが自動で実行可能な処理に対応する第2の作業項目を選択できない態様で一覧表示する処理部と、
    を有することを特徴とする作業支援装置。
  8. コンピュータが、
    作業手順書の作成指示を受け付け、
    受け付けた前記作成指示に基づいて、作業手順書に対応する複数の作業項目を特定し、
    前記作業手順書として特定した前記複数の作業項目を一覧表示する際に、前記複数の作業項目のうち、ユーザの操作により実行開始される手動処理に対応する第1の作業項目を、予め設定された条件を満たす場合に選択可能な態様で表示するとともに、特定した前記複数の作業項目のうち、作業対象コンピュータが自動で実行可能な処理に対応する第2の作業項目を選択できない態様で一覧表示する、
    ことを特徴とする作業支援方法。
  9. 複数の処理内容を示す情報と、前記複数の処理内容のそれぞれの順と、処理の開始条件と、処理の実行方法を含む処理手順データを記憶する記憶部と、
    前記処理手順データに基づいて、前記複数の処理内容を前記順で並べて表示し、表示された前記複数の処理内容のうち、処理の開始条件が満たされ、かつ、処理の実行方法が手動である処理内容に対するユーザによる実行指示を受け付けると該処理内容に対応する処理を開始し、表示された前記複数の処理内容のうち、処理の開始条件が満たされ、かつ、処理の実行方法が自動である処理内容に対応する処理を自動的に開始し、処理の進捗に応じて完了済の処理内容と、実行中の処理内容と、未実行の処理内容とを識別可能に表示し、処理の開始条件が満たされることが2以上の処理内容について検出されると、前記2以上の処理内容についての処理の実行方法がいずれも手動に対応するか否かを判定し、前記2以上の処理内容についての処理の実行方法がいずれも手動に対応すると判定されると、検出された該2以上の処理内容についていずれの処理内容についても実行指示を受け付け可能であることを示す情報を表示する処理部と、
    を有することを特徴とする作業支援装置。
  10. コンピュータが、
    複数の処理内容を示す情報と、前記複数の処理内容のそれぞれの順と、処理の開始条件と、処理の実行方法を含む処理手順データを取得し、
    取得した前記処理手順データに基づいて、前記複数の処理内容を前記順で並べて表示し、
    表示された前記複数の処理内容のうち、処理の開始条件が満たされ、かつ、処理の実行方法が手動である処理内容に対するユーザによる実行指示を受け付けると該処理内容に対応する処理を開始し、表示された前記複数の処理内容のうち、処理の開始条件が満たされ、かつ、処理の実行方法が自動である処理内容に対応する処理を自動的に開始し、
    処理の進捗に応じて完了済の処理内容と、実行中の処理内容と、未実行の処理内容とを識別可能に表示し、
    処理の開始条件が満たされることが2以上の処理内容について検出されると、前記2以上の処理内容についての処理の実行方法がいずれも手動に対応するか否かを判定し、前記2以上の処理内容についての処理の実行方法がいずれも手動に対応すると判定されると、検出された該2以上の処理内容についていずれの処理内容についても実行指示を受け付け可能であることを示す情報を表示する、
    ことを特徴とする作業支援方法。
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