JP5417895B2 - 割込制御装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、割込制御装置および画像形成装置に関する。
LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続された画像形成装置等は、ネットワークを介して送信されてくるパケットデータを受信すると、パケットデータの受信毎に演算処理装置への割込を行って、受信したパケットデータの処理を行っている。
特許文献1では、前の割込以降に指定の期間が経過した場合、または、前の割込以降に到着したパケット数がしきい値を超えた場合にパケットが到着すると、割込を発生する。
特開平9−223091号公報
本発明は、演算装置の処理負荷を低減するとともに、優先度の高い割込処理が実行される確実性を高める割込制御装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の割込制御装置は、パケットの受信により、演算装置に割込処理を要求する割込信号を生成するパケット受信部と、前記パケットの種類に応じた優先度を前記割込信号に設定する優先度設定部と、前記優先度に応じた所定期間を設定する周期設定手段と、前記所定期間を計時する計時手段と、前記割込信号の前記演算装置への出力を許可する許可信号を出力する許可信号出力手段と、前記所定期間計時中に前記割込信号を受け付けていた場合に、前記許可信号に応じて前記割込信号を前記演算装置に出力する割込出力手段と、を備え、前記許可信号出力手段は、前記許可信号が前記割込信号の出力を禁止する信号値である期間における最初の前記割込信号を前記割込出力手段が出力してから、前記計時手段による前記所定期間の計時を開始する。
請求項に記載の画像形成装置は、演算を実行する演算装置と、パケットの受信により、前記演算装置に割込処理を要求する割込信号を生成するパケット受信部と、前記パケットの種類に応じた優先度を前記割込信号に設定する優先度設定部と、前記優先度に応じた所定期間を設定する周期設定手段と、前記所定期間を計時する計時手段と、前記割込信号の前記演算装置への出力を許可する許可信号を出力する許可信号出力手段と、前記所定期間計時中に前記割込信号を受け付けていた場合に、前記許可信号に応じて前記割込信号を前記演算装置に出力する割込出力手段と、を備え、前記許可信号出力手段は、前記許可信号が前記割込信号の出力を禁止する信号値である期間における最初の前記割込信号を前記割込出力手段が出力してから、前記計時手段による前記所定期間の計時を開始する。
請求項1に記載の発明は、演算処理装置の処理負荷を低減するとともに、演算処置が優先度の高い割込処理を実行する確実性を高める。また、割込信号が演算装置へ出力されてない場合に、割込信号が存在すれば割込信号を演算処理装置へ出力する。
請求項に記載の発明は、演算処理装置の処理負荷を低減すると共に、演算処理装置が優先度の高い割込処理を実行する確実性を高める。また、割込信号が演算装置へ出力されてない場合に、割込信号が存在すれば割込信号を演算処理装置へ出力する。
画像形成システムの構成の一例を示す図である。 本発明が適用される画像形成装置のシステム構成の一例を示す図である。 通信制御部および制御部の構成の一例を示す図である。 割込制御部の構成の一例を示す図である。 パケットデータの種類と優先度との関係の一例を示す図である。 割込処理が発生した場合に、割込信号の出力処理の一例を示すタイミングチャートである。 割込処理が発生した場合に、割込信号の出力処理の一例を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
まず、図1を参照しながら、本発明が適用される画像形成装置を含む画像形成システムの構成の一例について説明する。
画像形成システムは、画像形成装置100と、端末装置200と、画像読取装置300とを備える。そして、各装置はネットワーク400と接続し、ネットワーク400を介して、相互に通信可能となっている。
画像形成装置100は、端末装置200及び画像読取装置300から画像データを受付け、記録用紙に画像データに基づいた画像を形成する装置である。画像形成装置100としては、プリンタ装置、ファクシミリ装置、複写装置、前述した装置が有する機能を複合的に有する複合機等が挙げられる。
端末装置200は、ユーザが扱うパーソナルコンピュータ等であり、ユーザは、この端末装置200上から所望のファイル(画像データ)を選択し、画像形成装置100に対して画像形成の依頼を行う。端末装置200は、画像形成装置100に画像の形成を依頼するパケットデータを送信することにより、画像形成装置100に対して画像形成の依頼を行う。端末装置200は、種々のパケットデータ(詳細は後述する)を画像形成装置100に送信する。
また、ユーザは、端末装置200上から、画像読取装置300に対して、画像読取装置300の原稿台上に置かれた原稿の読取依頼を行う。
画像読取装置300は、端末装置200からの依頼、または、操作部が受付けたユーザからの指示に従って、原稿台上に置かれた原稿、あるいは原稿台上を搬送される原稿からスキャン動作によって図形や写真または文字などを読み取って、デジタルデータ(画像データ)に変換する。画像読取装置300としては、スキャナ装置が挙げられる。
なお、本実施例では、画像形成装置100、端末装置200および画像読取装置300はそれぞれ1台がネットワーク400に接続されているが、複数台がネットワーク400に接続される構成としても良いし、画像読取装置300を有さない構成としても良い。
次に、図2を用いて、本発明が適用される画像形成装置のシステム構成の一例について説明する。
画像形成装置100は、通信制御部10、画像入力部20、画像処理部30、画像出力部40および制御部50を備える。
通信制御部10は、ネットワークを介して端末装置200等から画像データを受信する。また、端末装置200が送信する、MAC(Media Access Control)アドレスを問い合わせる信号や、SNMP(Simple Network Management Protocol)信号を受信する。
画像入力部20は、印刷物(原稿)などから画像を読み取る手段であり、例えばスキャナ装置である。
画像処理部30は、画像入力部20または通信制御部10がネットワークを介して端末装置200等から受付けた画像データを、画像出力部40が出力できる形式に処理する。
画像出力部40は、画像処理部30が処理した画像データに基づいて、画像を記録用紙に形成し、出力する。
制御部50は、画像入力部20、画像処理部30、画像出力部40及び通信制御部10に接続されている。制御部50は、画像入力部20による画像読み取り動作の制御と、通信制御部10がネットワークを介して行う端末装置200等とのデータの送受信の制御と、画像処理部30による画像データの処理動作の制御と、画像出力部40による記録用紙への画像の形成及び出力動作の制御とを行う。
次に、図3を参照して、通信制御部10および制御部50の構成の一例を説明すると共に、両者間のデータの送受信について説明する。
まず、制御部50の構成の一例について説明する。制御部50は、信号の入出力を行う入出力部504と、画像入力部20、画像処理部30、画像出力部40および画像形成装置100全体の制御を実現するためのプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)503と、ROM503に格納されたプログラムを読み込んで制御処理および演算処理を実行する中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)501と、プログラムを実行する際に使用される一時的なデータや、画像データ等のパケットデータ(詳細は後述する)を一時記憶するRAM(Random Access Memory)502とから構成される。
入出力部504は、後述する通信制御部10のパケット受信部101および割込制御部102から信号を受付ける。
入出力部504がパケット受信部101からパケットデータを受付けると、制御部50がパケットデータをRAM502に記憶させる。
また、割込制御部102から割込信号を受付けた入出力部504は、CPU501に割込信号を送信する。CPU501は、割込信号を受付けると、割込信号に対応するパケットデータをRAM502から読み出して、制御処理または演算処理を実行する。
次に、引き続き図3を参照しつつ、通信制御部10の構成の一例について説明する。通信制御部10は、パケット受信部101と、割込制御部102と、計時部103とを備える。
パケット受信部101は、ネットワークを介して端末装置200、割込制御部(割込制御装置)102および制御部50を構成する入出力部504と接続する。
パケット受信部101は、端末装置200等が送信したパケットデータを受信する。パケット受信部101は、パケットデータを受信すると、受信したパケットデータを制御部50の入出力部504に出力する。パケット受信部101は、受信したパケットデータの送信が完了すると、割込制御部102に割込信号を出力する。
ここで、パケット受信部が受信するパケットデータには、画像形成装置100のMACアドレスの送信を要求するARP(Address Resolution Protocol)リクエスト、画像形成装置100に画像形成を要求するLPR(Line PRinter daemon Protocol)リクエスト、画像形成装置100の稼働状態等の通知を要求するSNMPリクエスト等が挙げられる。
割込制御部102は、パケット受信部101と、計時部103と、制御部50の入出力部504と接続する。
割込制御部102は、割込信号をパケット受信部101から受付ける。パケット受信部101からの割込信号は、パケット受信部101が受信したパケットデータの種類を識別するデータを有している。割込制御部102は、割込信号からパケットデータの種類を取得し、パケットデータの種類に基づいて、割込信号を入出力部504へ出力するタイミングを制御する。割込制御部102は、割込信号を出力するタイミングを決定するために、計時部103から時刻情報を取得する。そして、割込制御部102は、計時部103から取得した時刻情報を用いて割込信号を出力するタイミングを制御することにより、CPU501が一定の期間内に処理する割込処理の数を制限する。
計時部103は、割込制御部102と接続する。計時部103は、時刻を計時する手段であり、例えばタイマ等である。計時部103は計時した時刻を、割込制御部102に出力する。
次に、図4を用いて割込制御部102の構成の一例について説明する。
割込制御部102は、優先度設定部(優先度設定手段)104と、マスク回路105−1〜105−n(以後、特に区別する必要のない限りマスク回路105と記載する)とを備える。
優先度設定部104は、パケット受信部101と、マスク回路105−1〜マスク回路105−nのそれぞれと接続される。
優先度設定部104は、パケット受信部101から割込信号を受付ける。前述したように、パケット受信部101からの割込信号は、パケットデータの種類を識別するデータを有しているので、優先度設定部104は、受付けた割込信号からパケットデータの種類を取得する。
パケットデータの種類によって、CPU501に割込処理を実行させる優先度が定まるため、優先度設定部104は、取得したパケットデータの種類に基づいて、割込信号に優先度を設定し、設定した優先度と対応するマスク回路105に割込信号を出力する。
ここで、図5を用いて、パケットデータの種類と優先度との関係の一例について説明する。図5は、パケットデータの種類に基づいて設定された優先度の一例を示す図である。
図5によれば、パケット受信部101が受信するパケットデータが、MACアドレスの送信を要求するARPリクエスト、印刷を要求するLRPリクエスト、稼働状態を問い合わせるSNMPであるとした場合、ARPリクエストの優先度が最も高く、次いでLRPリクエスト、SNMPリクエストとなっている。
従って、優先度設定部104は、取得したパケットデータの種類がARPリクエストであれば、優先度を「高」に設定し、優先度「高」と対応するマスク回路105に割込信号を出力する。例えば、優先度「高」に対応するマスク回路がマスク回路105−1であるならば、優先度設定部104はマスク回路105−1に割込信号を出力する。
ここで、パケット受信部101が受信するパケットデータおよびその優先度は、本実施例に限定されるものではない。優先度は、端末装置200等がパケットデータを送信する頻度や、画像形成装置100から応答が得られなかった場合にパケットデータがリトライ送信されるか否か等に基づいて、決定しても良い。
再度、図4を参照しながら、割込制御部102の構成について説明する。マスク回路105は、優先度設定部104と、計時部103と、制御部50と接続する。マスク回路105−1〜マスク回路105−nは、制御部50のCPU501にパケットデータの割込処理を行わせる優先度に応じて設けられている。
マスク回路105は、割込信号を優先度設定部104から受付けているかを、周期毎に判定し、割込信号を優先度設定部104から受付けていれば、割込信号を制御部50へ出力する。マスク回路105は、一定周期を計時するために、計時部103から時刻情報を取得する。
マスク回路105が割込信号を受付けているか否かを判定する周期は、マスク回路105と対応する優先度が高くなるほど、短くなる。従って、対応する優先度が高いほど、マスク回路105が割込信号を優先度設定部104から受付けているか否かを判定する頻度が増加する。
次に、引き続き図4を参照しながら、マスク回路105の構成について説明する。マスク回路105−1〜マスク回路105−nは、出力部(出力手段)106−1〜106−n(以後、特に区別する必要のない限り出力部106と記載する)と、それぞれ周期設定部(周期設定手段)107−1〜107−n(以後、特に区別する必要のない限り周期設定部107と記載する)とを備える。
出力部106は、優先度設定部104と、周期設定部107と、制御部50と接続する。出力部106は、優先度設定部104から割込信号を受付ける。出力部106は、優先度設定部104から割込信号を受付けると、許可信号が制御部50への割込信号の出力を許可するまで、割込信号を割込ステータス信号として保持する。
また、出力部106は、割込ステータス信号を保持している場合に、許可信号が制御部50への割込信号の出力を許可すると、制御部50へ割込信号を出力する。
ここで、許可信号とは、周期設定部107が設定する周期毎に割込信号を制御部50へ出力するのを許可する信号である。また、周期設定部107が設定する許可信号の周期は、マスク回路105と対応する優先度が高いほど短い間隔となる。
周期設定部107は、計時部103と出力部106と接続する。周期設定部107は、許可信号の周期を設定し、許可信号を出力部106に出力する。
つまり、仮に、マスク回路105−1がマスク回路105−1〜マスク回路105−nの中で最も高い優先度と対応していたとすると、周期設定部107−1が許可信号に設定する周期は、周期設定部107−1〜周期設定部107−nのうち最も短い周期となる。そして、仮に、マスク回路105−nがマスク回路105−1〜マスク回路105−nの中で最も低い優先度と対応していたとすると、周期設定部107−nが許可信号に設定する周期は、周期設定部107−1〜周期設定部107−nのうち最も長い周期となる。
次に、図6を参照して、各マスク回路が割込信号を受付けた場合に、割込信号を出力するタイミングについて説明する。図6は、割込信号に設定された優先度と、各マスク回路が割込信号を出力するタイミングとの関係を示すタイミングチャートである。
図6(1)(2)(3)はそれぞれ、マスク回路105−1、マスク回路105−2、マスク回路105−nにおける許可信号と、割込ステータス信号および割込信号の関係を示している。
本実施例では、マスク回路105−1、マスク回路105−2、マスク回路105−nの順に対応する優先度が低くなっているとして、説明を行う。
図6(1)は、マスク回路105−1における許可信号、割込ステータス信号及び割込信号の関係を示している。マスク回路105−1において、許可信号は、T1の周期で割込信号の出力を許可している。つまり、周期設定部107−1は、許可信号が割込信号の出力を許可する周期としてT1を設定している。本実施例では、許可信号は、信号レベルがHIGH(以下、HIと略記する)の場合には割込信号の出力を禁止し、信号レベルがLOW(以下、LOと略記する)の場合に割込信号の出力を許可する。しかし、許可信号は、信号レベルがHIの場合に割込信号の出力を許可し、信号レベルがLOの場合に割込信号の出力を禁止するように構成しても良い。
出力部106−1は、優先度設定部104から割込信号を受付けると、割込ステータス信号を保持する。図6(1)では、a1、cおよびfの時刻に出力部106−1は、優先度設定部104から割込信号を受付けている。
出力部106は、優先度設定部104から割込信号を受付けても、許可信号が割込信号の出力を許可するまで、すなわち許可信号の信号レベルがLOになるまでは、割込信号を制御部50に出力せず、割込信号を割込ステータス信号として保持する。
出力部106−1は、時刻a1に割込信号を受付けているが、許可信号の信号レベルがHIであるため割込信号を制御部50へ出力せず、許可信号の信号レベルがLOになった時刻b1に割込信号を制御部50へ出力する。同様に、出力部106−1は、時刻cに割込信号を受付け、許可信号の信号レベルがLOになった時刻dに割込信号を制御部50へ出力する。
出力部106−1は、優先度設定部104から割込信号を受付けていない場合、許可信号の信号レベルがLOであっても割込信号を制御部50へ出力しない。
図6(2)は、マスク回路105−2における許可信号、割込ステータス信号及び割込信号の関係を示している。マスク回路105−2と対応する優先度は、マスク回路105−1と対応する優先度よりも低いため、マスク回路105−2の許可信号は、マスク回路105−1の許可信号の周期T1よりも長いT2の周期で割込信号の出力を許可している。
出力部106−2は、優先度設定部104から割込信号を受付けると、割込ステータス信号を保持する。図6(2)では、出力部106−2は、a2及びhの時刻に優先度設定部104から割込信号を受付けている。
出力部106−2は、時刻a2に割込信号を受付けているが、許可信号の出力がLOになった時刻b2で、割込信号を制御部50へ出力する。
同様に、出力部106−2は、時刻hに割込信号を受付け、許可信号の信号レベルがLOになった時刻iに割込信号を制御部50へ出力する。
図6(3)は、マスク回路105−nにおける許可信号、割込ステータス信号及び割込信号の関係を示している。マスク回路105−nにおいて、許可信号は、マスク回路105−2の周期T2よりも長いTnの周期で割込信号の出力を許可している。
出力部106−nは、優先度設定部104から割込信号を受付けると、割込ステータス信号を保持する。図6(3)では、a3の時刻に出力部106−nは、優先度設定部104から割込信号を受付けている。
出力部106−nは、時刻a3に割込信号を受付けているが、許可信号の信号レベルがLOになった時刻b3で、割込信号を制御部50へ出力する。
次に、引き続き図6を参照しながら、割込処理の優先度と制御部50へ割込信号が出力されるタイミングとの関係について説明する。
図6において、マスク回路105−1、マスク回路105−2及びマスク回路105−nは、ほぼ同じ時刻a1、a2及びa3に割込信号を優先度設定部104から受付けている。
しかし、マスク回路105−1では、許可信号が割込信号の出力を許可する周期T1がマスク回路105−2およびマスク回路105−nと比較して短いので、マスク回路105−1が3つのマスク回路の中で最初に割込信号を制御部50へ出力する。次いで、マスク回路105−2が割込信号を制御部50へ出力し(b2)、その後、マスク回路105−nが割込信号を制御部50へ出力する(b3)。
また、図6に破線で示した時刻Aから時刻Bの間において、マスク回路105−1では、割込信号を出力できるタイミングが3回、マスク回路105−2では、割込信号を出力できるタイミングが2回、マスク回路105−nでは、割込信号を出力できるタイミングが1回であることがわかる。
つまり、マスク回路105は、対応する優先度が高くなるにつれ、一定の期間内にCPU501に出力できる割込信号の数が多くなる。しかし、マスク回路105は、優先度設定部104から割込信号を受付けても、許可信号が割込信号の出力を許可しないと割込信号を制御部50へ出力しないため、一定の期間内にCPU501が受信する割込信号の数は制限される。
以上の説明から明らかなように、実施例1によれば、一定の期間内にCPU501が受信する割込信号の数をマスク回路105が制限するため、パケット受信部101が1つのパケットを受信する毎にCPU501に割込信号を出力する場合と比較して割込処理を要求する頻度が低減し、CPU501の処理負荷が低減される。これにより、画像形成装置100が画像形成過程で画像がとびとびに形成されてしまう絵切れを起こしたり、画像形成装置100に備えられたユーザインタフェースの表示が乱れる等の障害の発生が低減される。
さらに、マスク回路105は対応する優先度が高くなるにつれ、一定の期間内にCPU501に出力できる割込信号の数が多くなるので、優先度設定部104が優先度に対応したマスク回路105に割込信号を出力することで、優先度の高いパケットデータが、優先度の低いパケットデータに比べてCPU501に割込処理される確率が高まる。
より詳しく説明すると、CPU501が受信する割込信号の数を制限すると、CPU501が割込信号を受信するまでRAM502にパケットデータが記憶される。この場合に、割込信号に優先度が設定されていないと、CPU501が優先度の低いパケットデータの割込処理ばかりを行い優先度の高いパケットデータの割込処理を実行するまでに、RAM502に転送されたパケットデータがRAM502のメモリ容量を超えて、処理の優先度が高いパケットデータが破棄されてしまう可能性がある。
一方、割込信号に優先度が設定されている場合、割込処理の優先度が高いパケットデータについては、優先度の低いパケットデータに比べて頻繁に割込信号を出力するため、CPU501に割込処理される確率が高まる。
実施例1では、周期設定部107は、割込信号の有無に関わらず周期毎に割込信号の出力を許可していたが、割込信号の出力後に周期を設定し、許可信号の出力を開始するようにしてもよい。
画像形成装置100、制御部50、通信制御部10および割込制御部102のシステム構成は実施例1と同様であるため説明を省略し、ここでは、図7を参照しつつ、割込信号を出力後に周期設定部が許可信号の出力を開始する構成について、タイムチャートを参照しながら説明する。
図7は、マスク回路105−1に実施例2の構成を適用し、マスク回路105−2およびマスク回路105−nには実施例1の構成を適用した場合の、各マスク回路における許可信号と、割込ステータス信号と、割込信号との関係を示したタイミングチャートである。
実施例2においても、マスク回路105−1、マスク回路105−2、マスク回路105−nの順に対応する優先度が低くなっているとして、説明を行う。
図7(1)は、マスク回路105−1における許可信号、割込ステータス信号及び割込信号の関係を示している。
マスク回路105−1において、周期設定部107は、予め定められた時間が経過しても割込信号が出力部106−1から出力されない場合、許可信号の信号レベルをLOにして、割込信号の出力を許可する。
出力部106−1は、割込信号を受付けると(a1)、許可信号の信号レベルがLOであるため、割込信号を制御部50へ出力する(b1)。
周期設定部107−1は、出力部106−1が割込信号を出力すると、許可信号に周期を設定する。許可信号は周期T1で制御部50へ割込信号の出力を許可するようになる。
許可信号が周期T1で制御部50へ割込信号の出力を許可するようになった後は、出力部106−1は、割込信号を受付けても(c)、許可信号の信号レベルがLOになるまで割込信号を出力しない。そして、出力部106−1は、許可信号の信号レベルがLOになると割込信号を出力する(d)。同様に、出力部106−1は、割込信号を受付け(f)、許可信号の信号レベルがLOの場合に割込信号を出力する(g)。
周期設定部107−1は、出力部106−1が割込信号を出力してから1周期を経過した際に出力部106−1が割込信号を出力しなかった場合には、周期の設定を停止し、許可信号の出力をLOにして、割込信号の出力を許可する。なお、周期設定部107−1が周期の設定を停止し、許可信号の出力をLOにするタイミングは、本実施例に限定されるものではなく、例えば、2周期、3周期、あるいは、予め定めら時間が経過した際に、周期の設定を停止するように構成しても良い。
図7(2)、図7(3)に示すマスク回路105−2、マスク回路105−nのタイミングチャートについては、図6(1)および図6(2)において説明したタイミングチャートと同一であるため、説明を省略する。
以上の説明から明らかなように、実施例2によれば、予め定められた時間が経過しても割込信号が出力部106−1から出力されない場合、周期設定部107は許可信号の出力をLOにして割込信号の出力を許可する。従って、出力部106は割込信号を受付けると、すぐに制御部50へ割込信号を出力する。そのため、CPU501が割込処理を実行しておらず処理負荷が低い場合には、パケットデータをパケット受信部101が受付けるとすぐに、CPU501に割込処理を実行させることができる。また、割込信号を出力した後は、マスク回路105が一定の期間内にCPU501が受信する割込信号の数を制限するため、パケット受信部101が1つのパケットを受信する毎にCPU501に割込信号を出力する場合と比較して割込処理を要求する頻度が低減し、CPU501の処理負荷が低減される。これにより、画像形成装置100が画像形成過程で画像がとびとびに形成されてしまう絵切れを起こしたり、画像形成装置100に備えられたユーザインタフェースの表示が乱れる等の障害の発生が低減される。
さらに、マスク回路105は対応する優先度が高くなるにつれ、一定の期間内にCPU501に出力できる割込信号の数が多くなるので、優先度設定部104が優先度に対応したマスク回路105に割込信号を出力することで、優先度の高いパケットデータが、優先度の低いパケットデータに比べてCPU501に割込処理される確率が高まる。
上述した実施例は、本発明の実施例の一つである。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
実施例1および2では、マスク回路105−1、マスク回路105−2、・・・、マスク回路105−nの順に対応する優先度が低くなっているとしたが、マスク回路105−1、マスク回路105−2、・・・、マスク回路105−nの順に優先度が高くなるように構成しても良い。または、周期設定部107が設定する周期を変更することで、マスク回路105の優先度を変更できるように構成することもできる。
また、CPU501が実行する演算処理に影響を与えない範囲で、優先度設定部104およびマスク回路105の構成の一部又は全部をソフトウェア処理によって実現しても良い。
10…通信制御部
20…画像入力部
30…画像処理部
40…画像出力部
50…制御部
100…画像形成装置
101…パケット受信部
102…割込制御部
103…計時部
104…優先度設定部
105、105−1、105−2、105−n…マスク回路
106、106−1、106−2、106−n…出力部
107、107−1、107−2、107−n…優先度設定部
200…端末装置
300…画像読取装置
400…ネットワーク
501…CPU
502…RAM
503…ROM
504…入出力部

Claims (2)

  1. パケットの受信により、演算装置に割込処理を要求する割込信号を生成するパケット受信部と、
    前記パケットの種類に応じた優先度を前記割込信号に設定する優先度設定部と、
    前記優先度に応じた所定期間を設定する周期設定手段と、
    前記所定期間を計時する計時手段と、
    前記割込信号の前記演算装置への出力を許可する許可信号を出力する許可信号出力手段と、
    前記所定期間計時中に前記割込信号を受け付けていた場合に、前記許可信号に応じて前記割込信号を前記演算装置に出力する割込出力手段と、
    を備え、
    前記許可信号出力手段は、前記許可信号が前記割込信号の出力を禁止する信号値である期間における最初の前記割込信号を前記割込出力手段が出力してから、前記計時手段による前記所定期間の計時を開始する
    ことを特徴とする割込制御装置。
  2. 演算を実行する演算装置と、
    パケットの受信により、前記演算装置に割込処理を要求する割込信号を生成するパケット受信部と、
    前記パケットの種類に応じた優先度を前記割込信号に設定する優先度設定部と、
    前記優先度に応じた所定期間を設定する周期設定手段と、
    前記所定期間を計時する計時手段と、
    前記割込信号の前記演算装置への出力を許可する許可信号を出力する許可信号出力手段と、
    前記所定期間計時中に前記割込信号を受け付けていた場合に、前記許可信号に応じて前記割込信号を前記演算装置に出力する割込出力手段と、
    を備え、
    前記許可信号出力手段は、前記許可信号が前記割込信号の出力を禁止する信号値である期間における最初の前記割込信号を前記割込出力手段が出力してから、前記計時手段による前記所定期間の計時を開始することを特徴とする画像形成装置。
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