JP5416584B2 - クロムを還元するための配位された金属化合物 - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は、6価クロムを還元するための組成物および方法に、そしてより特に種々の用途における、そして特に水和可能なセメントおよびセメント質組成物の製造または使用における、少なくとも2つの窒素含有部分または基、例えばエチレンジアミン第一(鉄II)塩、がクロムVIを還元するために使用される配位された金属化合物の使用に、関する。
発明の背景
クロムは、相互粉砕されて水和可能なセメントを製造するセメントの製造において使用される原料物質の避けられない微量元素である。セメント炉の酸化性およびアルカリ性燃焼条件において、6価クロム(VI)が生成しうる。6価クロムは、高い酸化電位への到達および人間組織への浸透能力のために極めて有毒性であると考えられる強力な皮膚刺激剤である。それは皮膚感受性、アレルギー反応、および湿疹を引き起こしうる。
6価クロムは高い水中溶解度を有し、そしてセメントが水と混合される時に放出される。それ故、湿ったセメントは湿ったセメントまたはコンクリートに接触する作業員に対して健康問題を課す。
典型的な方式は6価クロム(VI)を3価クロム(III)に還元するために硫酸第一鉄(鉄II)を使用することであり、これは溶液から沈澱する傾向があり、それにより皮膚刺激剤としてのその危険性を減ずる。
しかしながら、硫酸第一鉄はクロムVIをクロムIIIに還元する際に劣悪な投与量効率を有する。それはセメント製造中に使用される別のクロム還元剤である硫酸第一錫と比べた時に化学量論的必要量の多分10倍を有する。硫酸第一鉄の劣悪な投与量効率は、それが空気および水との長期接触中に鉄(II)から鉄(III)へ容易に酸化する事実により部分的に説明される。第一鉄イオンは酸素と容易に反応してアルカリ性条件下で第二鉄イオンを生成することが知られている(例えば、非特許文献1を参照のこと)。
セメント製造プラントの高い温度および湿度レベルは特に、硫酸第一鉄を大気酸素による酸化的攻撃に対して高度に敏感にさせる。従って、プラント操作員は時にはクロムVIのレベルを還元するためにそうでない場合に必要な硫酸第一鉄の量の3倍までを使用する。彼らはまたそれらの硫酸第一鉄在庫をその貯蔵安定性欠如のために速やかに使用しなければならず、そうでないとそれは短時間で使用不能になりうる。
特許文献1は、粒子を酸化−防止物質でコーティングすることにより硫酸第一鉄のクロム−還元能力を保護しうることを教示している。しかしながら、この段階は追加的な費用をもたらす。それは投与量条件を合理的なレベルまで低めない。この特許は、実施例1において、セメント中への投与量に関して化学量論的量の30倍までの硫酸第一鉄が必要であろうことを示唆していた。
米国特許第4784691号明細書
Cotton,F.A.;Wilkinson,G.,Comprehensive Inorganic Chemistry,4th Ed.,John Wiley and Sons,1980,p 490
6価クロムレベルを還元するためのセメント中での大量の硫酸第一鉄の使用は多くの問題を生ずる。セメントの重量を基準として0.5パーセントを超えて使用される時には、硫酸第一鉄は水需要量およびセメント硬化時間を増加させる傾向がある。乾燥粉末形態でそして大量使用される時には、硫酸第一鉄はセメント中で均一に配合することが難しく、それにより投与量非効率問題を悪化させる。
これらの事柄に鑑みて、セメント製造中に6価クロムレベルを還元するためおよび一般的に水和可能なセメント質組成物中での使用のために新規な方法および組成物が必要である。
発明の要旨
先行技術の欠点を最少にする際に、本発明は同じクロムVI還元性金属カチオンに配位された少なくとも2つの窒素−含有部分の使用による6価クロム(VI)レベルを還元するための新規な組成物および方法を提供し、それにより金属カチオンを大気酸素による酸化的攻撃から安定化させ並びにセメント上への吸着による効率の損失を最少にする。
句「クロムVI還元」はより低い酸化状態の金属をさすことを意図し、そしてこれはまたクロムVIをクロムIIIへ還元するそれらの能力をさす。例えば、そのような金属は鉄II(FeII)、コバルトII(CoII)、および下記の他のものを包含する。
少なくとも2つの窒素−含有部分の好ましい態様はポリデンテートポリアミン金属化合物である。そのような配位された金属化合物は、ポリデンテートポリアミン配位子を金属塩またはカチオンと組み合わせることにより製造される。本発明の方法は配位された金属化合物をクロムVIが存在する環境(例えば、セメント)または存在する予定である環境(例えば、セメント中で粉砕される乾燥セメントもしくはクリンカー)の中に入れることを含む。
本発明における使用に適する特に好ましいポリデンテートポリアミン金属化合物はエチレンジアミン硫酸第一鉄(C・FeSO・HSO・4HO)である。エチレンジアミン基(HN−CHCH−NH)のビデンテート配位子は本発明の実施を非常に良く説明するものである。この配位子は少なくとも2つの離れて配置されたアミン基を有し、それらはそれらの2−電子ドナー部分対によって、この場合には第一鉄(鉄II)カチオンであるクロム還元性金属カチオンを結合または会合するための2つの結合点を与える。この構造は2つもしくはそれ以上のドナー原子間で金属カチオンを捕獲する鈎(またはキレート)に似ている。
金属カチオンと2つもしくはそれ以上のジアミン基との結合または会合は金属カチオンのクロム還元能力を保持するため、金属カチオンを含有する化合物を使用まで数ヶ月間にわたり貯蔵されるセメントと配合することができる。セメントがその後に水と混合されそしてそのためにクロムVIが新品セメントの水性環境中に存在する時には、金属カチオンはクロムVIをそれよりはるかに有害性の少ないクロムIII形態に還元するのに有効なままである。
本発明者は、本発明の配位された金属化合物の使用がクロムVI還元性金属カチオンを
セメント粒子自体の上により少なく吸収させるようであり、そのために投与量効率におけるさらなる低下が回避される。
本発明はそれ故、同じクロムVI還元性金属に錯化または会合された少なくとも2つの窒素含有部分を含んでなる配位された金属化合物をセメントと組み合わせる新規な組成物および方法を提供する。
セメント質組成物中で6価クロムを還元するための本発明の例示方法はそれ故、同じクロムVI還元性金属に錯化または会合された少なくとも2つのアミン含有部分を有する配位された金属化合物をクロムVIを有する環境に導入することを含んでなる。一例は、水を加えて水和を開始する前の、最中の、または後の乾燥している水和可能なセメントである。
好ましい方法は、セメントクリンカーを相互粉砕してセメントを製造する相互粉砕工程の前にまたは最中に配位された金属化合物を加えることを含む。化合物を粉砕後にセメントに導入することもできる。それ故、それを分類中に、またはセメント製造プラントからの輸送前にも、加えることができる。モルタルまたはコンクリートを製造するために使用されるミキサー中のようなその後の段階において、化合物をセメントと配合することもさらに可能である。
他の例示態様では、配位された金属化合物を、セメントと組み合わせる前に、1種もしくはそれ以上のセメント添加剤および/もしくはコンクリート混和材、またはそれらの混合物と組み合わせることもできる。
それ故、本発明の例示組成物は(A)少なくとも2つのアミン基が同じクロムVI還元性金属に結合または会合されている配位された金属化合物、並びに(B)(i)水和可能なセメント、(ii)少なくとも1種のセメント添加剤、(iii)少なくとも1種のコンクリート混和材、または(iv)それらの混合物もしくは複数の混合物から選択される少なくとも1種の物質を含んでなる。本発明において使用できる適当なセメント添加剤およびコンクリート混和材は以下の好ましい態様の詳細な記述に示される。
配位された金属化合物は、セメントに悪影響を与えうる高レベルの不純物のために、好ましくはリグノスルホネート類と組み合わせて使用すべきでない。そのような配位された金属化合物は、それ故、好ましくはリグノスルホネート−ベースではない。
本発明の他の長所、利点、および特徴は以下でさらに詳細に記述される。
本発明のさらなる利点および特徴は特に以下の好ましい態様の詳細な記述を添付された図面と一緒にする時にさらに容易に理解されうる。
図1は数種の鉄含有CrVI還元性添加剤に関する鉄II(FeII)投与量の関数としてのクロムVI(「CrVI」)レベルを示すデータのグラフである。 図2は本発明の好ましい配位された金属化合物、すなわちエチレンジアミン硫酸第一鉄、がセメントペーストに加えられる時にCrVIの還元において極めて有効であることを示すデータのグラフである。 図3はエチレンジアミン硫酸第一鉄およびモール塩が配合セメント中でのCrVIの還元において硫酸第一鉄七水和物を有意に性能で凌ぐことを示すデータのグラフである。 図4はモール塩が硫酸第一鉄七水和物より安定性が大きいこと(より低い質量損失割合)を示すデータのグラフである。 図5はモール塩が硫酸第一鉄七水和物より少ない質量損失を有しそしてそれがより高い温度において起きそしてそれ故に安定性がより大きいことを説明する熱重量法データのグラフである。
好ましい態様の詳細な記述
ここに記載されている配位された金属化合物は、目的がクロムVIを例えばクロムIIIの如き毒性のより少ない形態に還元することであるいずれかの用途において使用することができるが、これはセメント用途において、例えばセメントの製造並びにその種々の使用において、例えばモルタルおよびコンクリート中で、特に望ましい。
クロムVIレベルを還元するための金属はセメントの100万部当たり10〜10,000重量部(ppm)の量で、そして、より好ましくは、セメントの100−5000重量ppmの量で、そして最も好ましくはセメントの100−1000重量ppmの量で、使用することができる。
好ましい量は、もちろん、処理しようとするクロムVIの実際のレベルに依存する。そのような金属が中で使用される配位された金属化合物は、用途および個人的嗜好によって、液体(水性もしくは非−水性)形態または乾燥粒子(例えば、乾燥粉末もしくは粒状)形態のいずれかでありうる。
好ましくは塩類またはそれらの誘導体(例えば、水和物)の形態の、種々のクロムVI還元性金属を本発明において使用できることが信じられる。そのような形態の例示金属は、鉄、錫、マンガン、コバルト、ニッケル、スカンジウム、チタン、ニッケル、銅、モリブデン、ジルコニウム、などを包含する。遷移金属が好ましいが、硫酸第一錫または塩化錫の形態の錫を使用しても配位された金属化合物を生成しうることが信じられる。
金属と一緒の使用が予期される例示アニオンは、硫酸塩、硫化物、塩化物、臭化物、亜硝酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、チオシアン酸塩、ホスホン酸塩、炭酸塩、ヨウ化物、水酸化物、弗化物、酢酸塩、グルコン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩などを包含する。
ここで使用される用語「セメント」はポートランドセメントを意味しそしてそれをさし、それは建築産業で使用されるようにASTMタイプI、II、III、IV、もしくはV(または例えばEN197の如き他のタイプ)を有する相互粉砕添加剤としての1種もしくはそれ以上の硫酸カルシウムの形態を普通は含有する珪酸カルシウム類よりなるセメントクリンカーを粉砕または相互粉砕することにより製造される水和可能なセメントを意味する。「セメント質」物質は、それらが水の存在下で硬化しそして堅くなる点において水硬または水和可能なセメント化性質を単独で有する物質である。セメント質物質には、(一部の空冷スラグもセメント質とみなされうるが)粉砕された粒状ブラスト炉スラグおよび天然セメント(例えば、普通のポートランドセメント)が包含される。「セメント質」物質は、石膏(例えば、硫酸カルシウム半水和物)、アルミナセメント、セラミックセメント、鑿井法セメントなども包含しうる。
用語「セメント」は、本発明で使用される際には、火山灰を包含することができ、それらはセメント質の価値(すなわち、結合剤としての)をほとんどもしくは全く有していないが水の存在下における微細分割状態ではポートランドセメントの水和により放出される水酸化カルシウムと化学的に反応してセメント質の性質を有する物質を生成する珪素質またはアルミノ珪素質物質である。例えば、Dodson,V.,Concrete Admixtures(Van Nostrand Reinhold,New York 1990),page 159を参照のこと。珪藻土、石灰石、クレイ(例えば、メタカオリン)、頁岩、フライアッシュ、シリカ煙霧、およびブラスト炉スラグが既知の火山灰
の一部である。ある種の粉砕された粒状ブラスト炉スラグおよび高カルシウム分フライアッシュは火山灰およびセメント性質の両方を有する。
それ故、本発明の方法により製造されるセメント質組成物は主として、セメントクリンカーから製造されるセメントである。従って、そのような組成物は好ましくは少なくとも40重量%の、そしてより好ましくは少なくとも80重量%の、ポートランドセメントを有する。
クリンカーが粉砕されてセメントを製造する本発明の好ましい方法では、ボールミルおよびロール(またはローラー)ミルを包含する既知の粉砕ミルタイプのいずれでも使用できることが信じられる。ロールを有するミル(例えばロールプレスミル)を使用することができ、そこではセメントクリンカー(またはスラグもしくはフライアッシュ)をローラーが下で回転している円形台の上で押しつぶす。他のタイプのローラーミルは一緒に挟まれている2つもしくはそれ以上のローラーを使用し、そしてクリンカーもしくは他のセメント、または物質を挟まれたローラー間に垂直に滴下することによりセメント質前駆体を押しつぶす。それ故、前駆体物質(例えばクリンカー)を粉砕して水和可能なセメント粒子を製造するために使用されるボールミルおよびローラーミルの両方の中で本発明の物質および組成物を使用することができる。
発明者は、水和可能なセメント中でクリンカーと相互粉砕されているクロムVI還元性金属の貯蔵安定性をいかにして維持するかを発見した。これは、少なくとも2つの窒素含有部分が同じクロムVI還元性金属に結合または会合されている配位された金属化合物を最初に製造し、それにより大気酸素による酸化的攻撃から金属を安定化させそしてセメント上への吸着による効率の損失を最少にすることにより、達成される。
例えば、そのような窒素−含有部分は硫酸アンモニウム第一鉄(FeSO・(NHSO・6HO)であるモール塩および同じ金属カチオンとの会合を生ずるアンモニウム基を有する同様な配位化合物の形態で提供されうる。そのような化合物は式MeSO・(NHSO・6HO[式中、Meはより低い酸化状態の遷移金属を表す]を用いて示すことができる。そのような化合物は以下のものを包含するが、それらに限定されない:
硫酸アンモニウム第一鉄(FeSO・(NHSO・6HO)
硫酸アンモニウムニッケル(NiSO・(NHSO・6HO)
硫酸アンモニウムマンガン(MnSO・(NHSO・6HO)
硫酸アンモニウムコバルト(CoSO・(NHSO・6HO)
酢酸アンモニウム銅。
モール塩の使用は、以下に記載される他の配位金属化合物態様と比べて、不快な臭気を有する処理済みセメントを生ずるかもしれないが、この臭気を遮断することは可能でありうる。
本発明の好ましい態様では、少なくとも2つの窒素部分は互いに離れて配置されそして結合により連結されるアミン基または例えばC−Cアルキル基中の如く同じ分子構造内のまたは1種もしくはそれ以上の芳香族環構造内の態様である。
本発明における使用に適するそのような例示の配位された金属化合物はエチレンジアミン金属塩、C・MeSO・HSO・4HO[式中、MeはクロムVI還元性金属(より低い酸化状態)を表す]である。配位された金属化合物の別の表示方法はR・MeX・mHO[式中、Rは同じ金属に結合するための少なくとも2つのアミン基を有するポリデンテートポリアミンを表し、「n」は1〜3の整数を表し、Meは遷
移金属(より低い酸化状態)を表し、そして「m」は0より大きいかまたはそれに等しい整数を表す]である。
本発明において有用な例示配位金属化合物を製造するために同じクロムVI還元性金属に結合または会合するように作用する例示窒素含有分子は式NR−A−NR[式中、NおよびNは同じクロムVI還元性金属に結合または会合するための一対の電子を各々が有する該第一および第二のアミン基の窒素原子を表す]により表示することができる。AはC〜Cアルキル基を表し、そしてR、R、R、およびRの各々は水素、アルキル基、−CHCHOH、アセテート、および/またはそれらのホスホノメチル誘導体から、適宜、選択できる。例えば、窒素含有分子は同じクロムVI還元性金属に結合または会合するように作用することが信じられるN−ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸三ナトリウム塩二水和物またはエチレンジアミン四酢酸(EDTA)を包含しうる。
好ましい配位された金属化合物は、同じクロムVI還元性金属のための2つの窒素結合または会合を存在させるように作用する1、2、もしくはそれ以上の芳香族環構造、特に金属と共に5−および6−員環を形成すると信じられる芳香族アミン類、を有するポリデンテートポリアミン基を有するものである。これらは、例えば、2,2’−ビピリジンを包含し、そこでは2つのアミン基は2つの異なる芳香族環内に含有されるため互いに離れて配置されそして炭素−炭素結合により連結される。別の例は1,10−フェナンスロリンであり、そこでは2つのアミン基は2つの異なる芳香族環内に含有されるため互いに離れて配置されそして第三の芳香族環により連結される。
クロムVI還元性金属カチオンとの結合または会合を形成するために適すると信じられる例示のアミンを含有する配位された金属化合物はテルピリジン(terpyridine)およびジエチレントリアミンを包含する。
ポリデンテートポリアミン金属化合物を製造するために適する本発明の例示の配位された金属化合物は従って、互いに離れて配置されそしてC〜C炭素連鎖または2,2’−ビピリジンおよび1,10−フェナンスロリンの場合のように上記の通りの芳香族環構造により連結される少なくとも2つのアミン基を有する。少なくとも2つのアミン基が互いに分離されそしてアルキル連鎖および芳香族環構造の両方により連結されることも可能である。
以上で既に述べたように、本発明の配位された金属化合物を、セメントと組み合わせる前に、1種もしくはそれ以上のセメント添加剤および/もしくはコンクリート混和材、またはそれらの混合物と組み合わせることもできる。
それ故、発明の要旨で記述されたように、本発明の例示組成物は(A)少なくとも2つのアミン基が互いに離れて配置されそして同じクロムVI還元性金属に結合または会合されている少なくとも1種の配位された金属化合物、並びに(B)(i)水和可能なセメント、(ii)少なくとも1種のセメント添加剤、(iii)少なくとも1種のコンクリート混和材、または(d)それらの混合物もしくは複数の混合物から選択される少なくとも1種の物質を含んでなる。
ここで使用される用語「セメント添加剤」は、例えばポートランドセメントを製造するためのセメントクリンカーの相互粉砕中のように、セメントを改質するために知られている組成物をさす。用語「混和材」は、骨材を用いてまたは用いずに、完成した(ポートランド)セメントと組み合わされる組成物をさすために使用される。例えば、「モルタル混和材」はセメントおよび微細骨材(砂)に加えられるものであるが、「コンクリート骨材
」はセメント、微細骨材(砂)、および粗大骨材(破砕された砂利、石)の組み合わせに加えられるものである。それ故、本発明は同じクロムVI還元性金属に結合または会合する少なくとも2つの窒素含有部分を有する添加剤および混和材組成物並びにセメントおよびセメント質組成物も提供する。
既知のセメント添加剤は、例えば、0.01−1.0%s/sセメントの量で使用することができ、そしてこれらはテトラヒドロキシルエチルエチレンジアミン(「THEED」)、アルカノールアミン、例えばトリエタノールアミンン(「TEA」)もしくはトリイソプロパノールアミン(「TIPA」)、グリコール(例えばジエチレングリコール)、またはそれらの混合物を包含するが、それらに限定されない。THEEDは、エチレンジアミンの同様な誘導体と共に、フランス特許出願第FR2485949A1号明細書にポートランドセメント、配合セメントなどが使用されたセメント硬化製品、例えばモルタルおよびコンクリート、の強度増強剤として記載されていた。
本発明における使用が予期される他の例示用の別のセメント添加剤は、米国特許第4,401,472号明細書に開示されているようなポリ(ヒドロキシアルキル化された)ポリエチレンアミンであるポリ(ヒドロキシエチル)ポリエチレンイミンである。セメント粉砕中のまたは水硬セメント、骨材、および水を包含するコンクリート中の混和材としてのこの添加剤の使用は強度を増強させるであろう。(セメント粉砕中にその後の経時強度(7−28日間)用の強度増進添加剤として使用されるトリイソプロパノールアミンおよび他のトリアルカノールアミン類を開示している)米国特許第5,084,103号明細書も参照し、(圧縮強度を増強するためのN,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−プロパノールアミンおよびN,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アミンを包含するヒドロキシルアミン類を開示している)米国特許第6,290,772号明細書も参照のこと。
他の追加の添加剤または混和材は、セメントを加工するためまたはコンクリートもしくはモルタルを改質するために使用される既知の物質、例えば早期圧縮強度増強剤、粉砕助剤、硬化遅延剤、硬化促進剤、腐食抑制剤、発泡防止剤、空気−担持(「AE」)剤、水−減少剤(例えばポリカルボキシレート・コンビ・重合体)、高性能AE−水−減少剤、流動化剤、AE/水−減少剤、高性能の水−減少剤、分離を減少させるための剤、硬化促進剤、凍結防止剤、耐冷剤、収縮減少剤、水和熱抑制剤、およびアルカリ凝集反応抑制剤、を包含しうる。
例示の追加の添加剤および混和材は、アミン、アルカノールアミン、アクリル酸もしくはその塩、グリコール、グリセロール、酢酸塩、フェノール、塩化物塩、糖、またはそれらの組み合わせを包含しうる。従来の実施法に従う量のそのような添加剤および/または混和材を使用することができる。
限定数の態様を用いて本発明をここで記載しているが、これらの具体的態様は他の点ではここに記載されそして特許請求されている発明の範囲を限定することを意図しない。記述された態様の改変および逸脱が存在する。より具体的には、以下の実施例は特許請求された発明の態様の具体的説明として示される。本発明は実施例に示された具体的な詳細事項に限定されない。実施例および明細書の残部中の全ての部数および百分率は断らない限り重量による。
さらに、明細書または特許請求の範囲に詳述された数、例えば性質の特定のセット、測定の単位、条件、物理的状態または百分率を表示するもの、或いは、詳述されるいずれかの範囲内の数のいずれかのサブセットを包含するそのような範囲内に入るいずれかの数、のいずれかの範囲でもここでは特に参考のために文字通り具体化することが意図される。
例えば、下方限度であるRLおよび上方限度であるRUが付いている数の範囲が表示されている時には常に、この範囲内に入るいずれの数Rが具体的に表示される。特に、この範囲内の以下の数Rが具体的に表示される:R=RL+k(RU−RL)、ここでkは1%増分での1%〜100%の範囲にわたる変数であり、例えば、kは1%、2%、3%、4%、5%、…50%、51%、52%、…95%、96%、97%、98%、99%、または100%である。さらに、以上で計算されるように、Rのいずれかの2つの値により示されるいずれかの数範囲も具体的に表示される。
図1は、モール塩が種々の形態(固体または水溶液状)で加えられているセメントクリンカーの結果を硫酸第一鉄と比べて示す。モール塩添加は硫酸第一鉄より、特に溶液形態で使用される時には、生ずる粉砕セメント中でのクロム酸塩の還元において、より有効であった。希釈溶液は濃縮溶液より、多分より良好な分散性のために、良好である。しかしながら、希釈溶液は過剰の水のためにケーキングを生じ得た。質量による1:1の添加におけるモール塩に対するグルコン酸ナトリウムの添加割合が50〜75%固体レベルではより高いモール塩の充填を促進し、そしてこれがケーキングを排除したことが見出された。ボールミル中での性能は乾燥モール塩より良好であった。モール塩溶液の添加が粉砕操作用の粉末添加と比べた時に好ましかったことが全ての場合に確認された。
モール塩に関する1つの主要な問題は、水がセメントに加えられた時のアンモニアの放出である。これはコンクリート中で極めて顕著であり、そこでは100万部当たり8部のアンモニアが検出された。さらに、セメントの硬化は2時間以上遅延した。そのような欠点は産業における有意な障害であると信じられる。本発明者がアンモニア基をアミン基で置換した、例えばエチレンジアンモニウム硫酸第一鉄をエチレンジアミン硫酸第一鉄四水和物で置換した、時には、クロム酸塩レベルはセメント中で減少したがアンモニア気体は製造されなかった。ペースト混合物中の最初の結果が図2に表示されている。
モール塩、エチレンジアミン塩、および硫酸第一鉄が比較されている配合セメントから得られた試験結果が図3に表示されている。エチレンジアミン硫酸第一鉄による性能増加はアンモニア臭気なしでモール塩と同等であり、そして両者とも標準的なFeSO 7HOを有意に性能で凌いだ。
硫酸第一鉄と比べたモール塩およびエチレンジアミン硫酸第一鉄の増加した性能は部分的にはこれらの物質の増加した安定性によるものであると信じられる。図4および5は硫酸第一鉄七水和物に関するデータと比較したモール塩に関する熱重量法データを示す。モール塩に関する破壊はより高い温度において起き、そしてそれがはるかに安定性が少ないことを示唆している。エチレンジアミン硫酸第一鉄および他のポリデンテートポリアミン金属化合物は硫酸第一鉄七水和物と比べた時に同等またはより良好な安定性を有することが信じられる。
以上の説明および実施例は説明目的のために提供されておりそして本発明の範囲を限定することを意図しない。

Claims (8)

  1. セメント質組成物中で6価クロムを還元する方法であって、クロムVIを有する環境中に、式282・FeSO4・H2SO4・4H2Oで表されるエチレンジアミン硫酸第一鉄四水和物を導入する、ことを特徴とする方法。
  2. 該エチレンジアミン硫酸第一鉄四水和物が、セメントクリンカーを相互粉砕してセメントを製造する相互粉砕工程の前または後に導入される、請求項1の方法。
  3. 該エチレンジアミン硫酸第一鉄四水和物が、セメントの重量を基準として100万部当たり100〜5000部の量で使用される、請求項1または2の方法。
  4. 該エチレンジアミン硫酸第一鉄四水和物が、テトラヒドロキシエチルエチレンジアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、グリコールおよびそれらの混合物から選ばれる少なくとも1つのセメント添加剤と組み合わせて使用される、請求項1〜3のいずれか1つの方法。
  5. 該エチレンジアミン硫酸第一鉄四水和物が、トリイソプロパノールアミンと組み合わせて使用される、請求項1〜4のいずれか1つの方法。
  6. 該エチレンジアミン硫酸第一鉄四水和物が、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−
    2−プロパノールアミンまたはN,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)−N−(2−ヒ
    ドロキシエチル)アミンと組み合わせて使用される、請求項1〜5のいずれか1つの方法。
  7. 該エチレンジアミン硫酸第一鉄四水和物が、アミン、アルカノールアミン、アクリル酸、その塩、グリコール、グリセロール、酢酸塩、フェノール、塩化物塩、糖またはそれらの混合物と組み合わせて使用される、請求項1〜6のいずれか1つの方法。
  8. 式C282・FeSO4・H2SO4・4H2Oで表されるエチレンジアミン硫酸第一鉄
    四水和物と、アミン、アルカノールアミン、アクリル酸、その塩、グリコール、グリセロール、酢酸塩、フェノール、塩化物塩、糖またはそれらの混合物と、を含んでなることを特徴とするセメント質組成物中で6価クロムを還元するための組成物。
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