JP5415315B2 - 液体吐出装置、インクジェットプリンタ及び位置決め方法 - Google Patents

液体吐出装置、インクジェットプリンタ及び位置決め方法 Download PDF

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Description

本発明は、液体吐出装置、及び当該液体吐出装置を備えたインクジェットプリンタ、並びに当該液体吐出装置に具備されるインクジェットユニットとメンテナンスユニットとの位置決め方法に関する。
インクジェット装置とは液滴を吐出する装置であり、具体的には、インク(染料又は顔料を溶剤等によって希釈し、液状化させたもの)の液滴を対象物に向けて吐出する装置である。このインクジェット装置は、簡単且つ鮮やかにカラー印刷することができると共に、ランニングコストが低いため、従来、印刷機(「プリンタ」ともいう)として一般に広く使用されている。
また、近年、インクジェット装置は紙面に対して液滴を吐出する一般の印刷のみに限らず、液晶表示モジュール又は有機EL表示モジュール等の、微細な画素表示構造体を製造するために用いられる等、精密工業用途の分野にまでその利用分野を広げている。
インクジェット装置を用いて精密印刷をする場合、インクジェット装置の液滴吐出ヘッド(以下、「インクジェットヘッド」ともいう)に液滴を精度よく吐出させることが特に重要である。ここで、インクジェット装置の液滴吐出ヘッドとして「インクジェットヘッド」を例に挙げるが、インクジェットヘッドが吐出する液体はインクに限定されるものではない。また、この液体は、液体中に固形分を含んでいるものであってもよく、ゼリー状であってもよい。
しかし、インクジェットヘッドの使用を続けていると、インクジェットヘッドのノズル形成面への液滴中のインク(染料又は顔料)の固着、又は異物の付着により、液滴の吐出不良又は所望の位置に液滴を吐出できなくなる原因となる。そこで、長時間安定し、精度のよい液滴の吐出を持続するために、定期的にノズル形成面に固着した染料或いは顔料、又は付着した異物を除去するノズル形成面の清掃を必要とする。このノズル形成面を清掃する方法として、一般的に、弾性体からなる板状のワイプブレードによってノズル形成面を払拭する、すなわちワイピングするメンテナンス方法が用いられている。
この方法では、ワイプブレードがインクジェットヘッドのノズル面に対して適切な当接長に配置すると共に、ワイプブレードの先端部が、適切なワイピング開始位置から終了位置まで平行に払拭動作しているかにより、ノズル形成面が適切にワイピングされるかが決まる。よって、インクジェットヘッドに対して適切にメンテナンスをするためには、ワイプブレードを備えたメンテナンスユニットを装置内において微調整しなくてはならない。
さらに、インクジェット装置が複数のインクジェットヘッドを備えている場合、各々のインクジェットヘッドのノズル面に対して適切にワイピングされるように、インクジェット毎にそれぞれワイピングブレードの微調整を行なわなければならない。よって、インクジェットヘッドを備えたインク吐出ユニット又はメンテナンスユニットを交換する際、これらユニットの着脱及び位置決め調整作業をインクジェット装置内において行なうために、当該装置を長時間停止する必要がある。
一方、近年では、インクジェット装置が処理する基板の大型化が進むにつれて装置サイズが大きくなっているため、可能な限り装置全体のフットプリントを縮小させることが望まれている。この場合、装置内の作業エリアを十分に確保することができないため、インクジェットヘッドとワイプブレードとの微調整を行なう際の作業性又は時間効率が極めて悪い。また、複数のインクジェットヘッドを備えたインクジェット装置の場合、各々のインクジェットヘッドに対して順次微調整する必要があるため、作業効率の悪さがより一層顕在化する。この作業性の悪さから、インクジェットヘッドとワイプブレードとの微調整が正確に行なえず、インクジェットヘッドに対して適切にワイピングすることができずに、不吐出ノズル又はサテライトの発生が起こりやすくなり、インクジェットヘッドの使用寿命を短命化させることもある。これらの事情から、これまでに、インクジェットヘッド又はメンテナンスユニットを位置決めする様々な方法が考えられている。
例えば、特許文献1には、複数のヘッド保全部材を組み付けた複数の部分ユニットをさらに共通ベースに一体に組み付けた、インクジェットヘッドのメンテナンス装置が開示されている。このメンテナンス装置では、ヘッド保全部材とインクジェットユニットとの位置決めをするとき、共通ベースをメンテナンスユニットの装置ベースに固定し、共通ベースの位置決めを一度行なう。これにより、複数のインクジェットヘッドに対して全てのヘッド保全部材を同時に位置決めする。
また、特許文献2には、複数のインクと吐出ヘッドを搭載するインク吐出ユニットをインク吐出装置から着脱する着脱装置が開示されている。この着脱装置では、インク吐出ユニットを着脱装置によってオフラインの専用整列装置へ移動させて、各々のインク吐出ヘッドの位置関係を所望の位置に調整する。その後、リフターによってインク吐出ユニットを着脱装置上に載せ換えて、当該インク吐出ユニットの高さ調整を行なった後にインク吐出ユニットへ固定させる。
一方、インクジェット装置の製造において、インクジェットユニット及びメンテナンスユニットを組立作製した後、各機能の基本動作に問題がないかを確認するため、例えば、駆動軸の動作確認、電磁弁の開閉動作確認、又は各種センサ類の設定等の確認作業をインクジェット装置に搭載する前に行なうことがある。ここで、最終確認としてインクジェットヘッドに対して、メンテナンスユニットがメンテナンス動作(例えば、ワイピング動作、キャップ吸引動作又は吐出検査など)を正常に行なうか検査するために、例えば調整用架台等に設置してインクジェットユニットとメンテナンスユニットとを位置決めする必要がある。図9は、従来の、インクジェット装置に搭載される、メンテナンスユニットとインクジェットユニットとの位置決めの流れを説明するフローチャートである。
図9に示すように、従来の位置決め方法では、調整用架台にインクジェットユニットとメンテナンスユニットを取付けた後(ステップS20)、X−Y方向に基準位置の位置あわせを行ない(ステップS21)、各メンテナンス機構の位置を調整する(ステップS22,23)。続いて、各メンテナンス機構の動作確認をした後(ステップS24)、調整用架台からインクジェットユニット及びメンテナンスユニットを取外し(ステップS25)、インクジェット装置に搭載する(ステップS26)。
特開2003−191483号公報(2003年7月8日公開) 特開2007−216605号公報(2007年8月30日公開)
しかし、上記従来技術では、インクジェットユニット及びメンテナンスユニットを位置決め精度よく、かつ効率的にメンテナンス装置に設置するには十分とはいえない。
例えば、特許文献1の技術は複数のインクジェットヘッドが隣接して配置されているインクジェット装置では利用できるが、複数のインクジェットヘッドが装置内に点在している場合には利用できない。つまり、複数のインクジェットヘッドが装置内に点在している場合、それぞれのインクジェットヘッドに対するヘッド保全部材を一つの共通ベースに取り付けることは困難であり、各ヘッドに対して、一つずつメンテナンス部材の位置調整をしなければならない。よって、時間と作業空間が必要である。
また、特許文献2の技術は、インクジェットヘッドを所望の位置に調整し、位置決めしたインクジェットヘッドを装置に搭載するものであり、インクジェットヘッドに対するメンテナンスユニットの位置決め調整を行なっていない。そのため、インク吐出ユニットに搭載した後、各インクジェットヘッドに対してメンテナンス部材の位置を微調整する必要がある。
また、自装置に搭載する前にインクジェットユニット及びメンテナンスユニットの位置合わせをする上述のインクジェット装置では、自装置に搭載した後にさらにインクジェットユニットとメンテナンスユニットとの位置合わせをする必要がある。つまり、調整用架台上とインクジェット装置内とは位置関係が異なるため、搭載後にさらにインクジェットユニット及びメンテナンスユニットの位置合わせをしなくてはならない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体吐出ユニットとメンテナンスユニットとを位置決め精度よく、かつ効率よく本体に装着することができる液体吐出装置を提供することにある。
本発明に係る液体吐出装置は、上記の課題を解決するために、
液体を吐出する液体吐出部を有する液体吐出ユニットと、
上記液体吐出部をメンテナンスするメンテナンスユニットと、
液体吐出対象物を搭載する本体と、を備え、
上記メンテナンスユニットは、メンテナンス機構、及び、上記液体吐出ユニットに互いの位置が固定された状態で接続されるための接続部を備え、
上記液体吐出ユニット及び上記メンテナンスユニットは、上記本体に着脱されるものであることを特徴としている。
また、本発明に係るインクジェットプリンタは、本発明に係る液体吐出装置を備えていること特徴としている。
上記の構成によれば、液体を吐出するインクジェットユニットと、当該インクジェットユニットをメンテナンスするメンテナンスユニットと、液体吐出対象物を搭載する本体とを備えている。
具体的には、まず、インクジェットユニット及びメンテナンスユニットを本体に設置する前、例えば図示しない位置決め装置等において、予め互いの位置を決める。ここで、メンテナンスユニットは、インクジェットユニットと接続されるための接続部を備えており、この接続部を介して、互いの位置を固定した状態でインクジェットユニットとメンテナンスユニットとを接続する。
その後、インクジェットユニットとメンテナンスユニットとが互いの位置を固定された状態で本体に搭載する。そのため、本体で再度インクジェットユニットとメンテナンスユニットとの平面上の位置を調整する必要がなく、短時間で取付けることができる。
また、作業性が悪い設置場所、又は目視確認が困難な装置構造であっても、本体において平面上の位置決めを必要とせず、インクジェットユニット及びメンテナンスユニットを精度よく取付けることができる。よって、信頼性の高いメンテナンス動作を行なうことができる。
また、本発明に係る液体吐出装置では、
上記メンテナンスユニットは、
上記メンテナンス機構及び上記接続部を有する第1のメンテナンス部と、
上記第1のメンテナンス部に着脱されるものであり、上記第1のメンテナンス部を支持する第2のメンテナンス部と、を備えていることが好ましい。
また、本発明に係る位置決め方法では、
上記接続工程の後、上記メンテナンスユニットを、メンテナンス機構を有し、上記液体吐出ユニットと接続された第1のメンテナンス部と、上記第1のメンテナンス部を支持するための第2のメンテナンス部とに分離する分離工程をさらに含み、
上記設置工程では、上記液体吐出ユニットと上記第1のメンテナンス部とを接続した状態で、上記位置決め装置から取外すことが好ましい。
上記の構成によれば、メンテナンスユニットは、第1のメンテナンス部と第2のメンテナンス部とに分割される。これにより、メンテナンスユニットを本体に取付けるとき、先に第2のメンテナンス部を本体に取付けてから、第2のメンテナンス部に第1のメンテナンス部を接続することで、メンテナンスユニット全体を設置することができる。よって、より精度よくメンテナンスユニットを本体に取付けることができる。
また、本発明に係る液体吐出装置では、
上記液体吐出ユニットは、鉛直下方向に配置された上記第1のメンテナンス部との間の距離を測定する測定手段を備え、
上記第2のメンテナンス部は、上記第1のメンテナンス部を鉛直方向に移動させる駆動手段を備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、インクジェットユニット自身が測定手段を備えていることにより、インクジェットユニット及びメンテナンスユニットを本体に取付けたときにも、互いの位置を容易に測定することができる。
また、本発明の液体吐出装置では、さらに、第2のメンテナンス部が駆動手段を備えているので、測定手段の測定結果に応じて、第1のメンテナンス部とインクジェットユニットとを適切に位置合わせすることができる。
また、本発明に係る液体吐出装置では、
上記液体吐出ユニットは、複数の上記測定手段を備え、
上記メンテナンスユニットは、上記複数の測定手段により測定された結果に応じて、上記第2のメンテナンス部の傾きを調整する調整手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、互いに異なる複数の位置を測定することによりメンテナンスユニットの傾きを把握することが可能であり、その結果に応じて、調整手段が第2のメンテナンスユニットの傾きを調整することができる。
例えば、メンテナンスユニットを本体に設置するとき、本体側の設置面がインクジェットユニットの液体吐出面に対して平行になっていなくても、複数の測定手段の測定結果に応じてメンテナンスユニットの傾きを調整することにより、メンテナンスユニットのメンテナンス面とインクジェットユニットの液体吐出面とを平行にすることができる。よって、インクジェットユニットをより確実にメンテナンスすることができる。
また、本発明に係る液体吐出装置では、
上記メンテナンス機構は、
上記液体吐出部をワイピングすることによってメンテナンスするワイピング機構、
上記液体吐出部をキャップすることによって保管するキャップ機構、及び、
上記液体吐出部における液体吐出動作を検査する検査機構のうち、少なくともいずれか1つを含むことが好ましい。
本発明に係る位置決め方法では、上記の課題を解決するために、
液体を吐出する液体吐出部を有する液体吐出ユニットと、上記液体吐出部をメンテナンスするメンテナンスユニットとを、液体吐出対象物を搭載する本体に設置するために、位置決め装置において位置決めする位置決め工程と、
位置決め工程の後、上記液体吐出ユニットと上記メンテナンスユニットとを位置決めした状態で固定して接続する接続工程と、
接続された、上記液体吐出ユニット及び上記メンテナンスユニットを上記位置決め装置から取外し、上記本体に設置する設置工程と、を含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、作業性が悪い設置場所、又は目視確認が困難な装置構造であっても、本体において平面上の位置決めを必要とせず、インクジェットユニット及びメンテナンスユニットを精度よく取付けることができる。よって、信頼性の高いメンテナンス動作を行なうことができる。
また、本発明に係る位置決め方法では、
上記位置決め工程では、位置決めされた、上記液体吐出ユニットと上記第1のメンテナンス部との間の距離を測定しており、
上記設置工程の後、位置決めされた上記液体吐出ユニットと上記第1のメンテナンス部との距離を保った状態で、上記第1のメンテナンス部と上記第2のメンテナンス部とを結合すると共に、上記液体吐出ユニットと上記第1のメンテナンス部とを分離する分離工程と、を含むことが好ましい。
上記の構成によれば、第1のメンテナンス部と第2のメンテナンス部とが結合されるとき、位置決めされた液体吐出ユニットと第1のメンテナンス部との距離が予め測定されている。よって、液体吐出ユニットと第1のメンテナンス部とを分離した後も、本体に設置する際、測定された距離に基づいて容易に位置合わせすることができる。
また、本発明に係る位置決め方法において、
上記位置決め工程では、上記液体吐出ユニットと上記第1のメンテナンス部との距離を少なくとも2点で測定し、測定した少なくとも2点の上記距離に応じて上記第2のメンテナンス部の傾きを調整することが好ましい。
上記の構成によれば、位置決め装置において液体吐出ユニットと第1のメンテナンス部との距離を少なくとも2点で測定した後、測定した距離に応じて第1のメンテナンス部の傾きを調整する。例えば、メンテナンス部がメンテナンスをする際の進行方向から見たときに液体吐出ユニットの液体吐出面に対してメンテナンス部の端部がずれていた場合、メンテナンスユニットが設置される位置決め装置においてあおりを調整し、そのときの位置において液体吐出ユニットと第1のメンテナンス部との距離を少なくとも2点で測定する。その後、第1のメンテナンス部と第2のメンテナンス部とを結合するとき、当該距離が保てるように傾きを調整する。なお、傾きの調整は、例えばメンテナンスユニットに具備される傾き調整手段によって調整してもよいが、本体のメンテナンス設置面に当該傾き調整手段が具備されていてもよい。
これによれば、例えば、メンテナンスユニットがワイピング機構を備えている場合、傾き(あおり)調整することにより、液体吐出ユニットの液体吐出面に対して均一な当接圧でワイピングすることができる。その結果、液体吐出部の周辺の液体を拭き残すことなく、液体の固着物を除去し、液体の吐出不良を防ぐように調整することができる。さらに、本体にメンテナンスユニットを設置した後、ワイピング機構が液体吐出ユニットの吐出面に対して適切な当接位置となるように目視で微調整する必要がない。よって、作業性が悪い設置場所、又は目視確認が困難な装置構造であっても、本体において平面上の位置決めを必要とせず、精度よく取付けることができる。よって、信頼性の高いメンテナンス動作を行なうことができる。
本発明に係る液体吐出装置は、液体を吐出する液体吐出部を有する液体吐出ユニットと、上記液体吐出部をメンテナンスするメンテナンスユニットと、液体吐出対象物を搭載する本体と、を備え、上記メンテナンスユニットは、メンテナンス機構、及び、上記液体吐出ユニットに互いの位置が固定された状態で接続されるための接続部を備え、上記液体吐出ユニット及び上記メンテナンスユニットは、上記本体に着脱されるものであるので、位置きめ精度よく、且つ効率よく液体吐出ユニットとメンテナンスユニットとを本体に装着することができる。
本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成を示す斜視図である。 図1に示すインクジェットプリンタに搭載されるメンテナンスユニットの構造を示す図である。 図1に示すインクジェットプリンタに搭載される、メンテナンスユニットとインクジェットユニットとの位置決めの流れを説明するフローチャートである。 メンテナンスユニットとインクジェットユニットとを、位置決めを調整するための調整用架台に搭載した状態を表す図である。 メンテナンスユニットとインクジェットユニットとを接続する締結治具の構成を示す斜視図である。 インクジェットユニットに対するワイピングユニットの位置微調整の様子を表す図である。 あおり調整機構によるθ方向の調整の様子を表す図である。 本発明に別の実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成を示す斜視図である。 従来の、インクジェットプリンタに搭載される、メンテナンスユニットとインクジェットユニットとの位置決めの流れを説明するフローチャートである。
本発明に係る液体吐出装置の一実施形態について、図1〜8に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、以下の説明では、液体吐出装置がインクジェットプリンタである例を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の液体吐出装置に適用可能である。
〔第1の実施形態〕
(インクジェットプリンタ1の構成)
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタ(液体吐出装置)1の概略構成を示す斜視図である。
図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、主に、インクジェットユニット15(液体吐出ユニット)、メンテナンスユニット18及び本体10を備えている。
インクジェットプリンタ1は、液体を吐出することにより印字処理を行なうインクジェットユニット15と、このインクジェットユニット15をメンテナンスするメンテナンスユニット18とが、本体10に着脱される装置である。
具体的には、まず、インクジェットユニット15及びメンテナンスユニット18を本体10に設置する前、例えば図示しない位置決め装置等において、予め互いの位置を決める。このとき、メンテナンスユニット18は、インクジェットユニット15と接続されるための接続部を備えており、この接続部を介して、互いの位置を固定した状態でインクジェットユニット15とメンテナンスユニット18とを接続する。
その後、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット18とが互いの位置を固定された状態で本体10に搭載する。そのため、本体10で再度インクジェットユニット15とメンテナンスユニット18との平面上の位置を調整する必要がなく、短時間で取付けることができる。
また、作業性が悪い設置場所、又は目視確認が困難な装置構造であっても、本体において平面上の位置決めを必要とせず、インクジェットユニット15及びメンテナンスユニット18を精度よく取付けることができる。よって、信頼性の高いメンテナンス動作を行なうことができる。
インクジェットユニット15は、インクジェットヘッド(液体吐出部)14と、インクジェットヘッド14を支持するインクジェットヘッド支持部16とを備え、液体吐出対象物に対して液体を吐出する。液体としては、例えば、染料或いは顔料等のインク、又は樹脂等の機能液等が挙げられるが、これに限定されるものではなく、液体中に固形分を含んでなるものであってもよく、ゼリー状であってもよい。また、本実施形態では、液体吐出対象物が基板22であるが、これに限定されるものではなく、例えば、紙、布、プラスチック板又は金属板等であってもよい。
また、インクジェットヘッド支持部16は高さ調整機構を備えており、インクジェットヘッド14の吐出面と基板22の上面との距離を調整することができる。
メンテナンスユニット18は、図示しないメンテナンス機構を備えており、インクジェットユニット15をメンテナンスする。メンテナンス機構としては、特に限定されるものではないが、インクジェットヘッド14をワイピングすることによってメンテナンスするワイピング機構、インクジェットヘッド14をキャップすることによって保管するキャップ機構、及び、インクジェットヘッド14における液体吐出動作を検査する検査機構のうち、少なくともいずれか1つを含むことが好ましい。メンテナンスユニット18がこれらのメンテナンス機構を備えていることにより、インクジェットユニット15を好適にメンテナンスすることができる。
また、メンテナンスユニット18は、さらに、メンテナンス機構及び接続部を有するメンテナンスユニット上部(第1のメンテナンス部)19と、メンテナンスユニット上部19に着脱されるものであり、メンテナンスユニット上部19を支持するメンテナンスユニット下部(第2のメンテナンス部)20とを備えていることが好ましい。
これにより、詳細は後述するが、メンテナンスユニット18を本体10に取付けるとき、先にメンテナンスユニット下部20を本体10に取付けてから、メンテナンスユニット下部20にメンテナンスユニット上部19を接続することで、メンテナンスユニット18全体を設置することができる。よって、より精度よくメンテナンスユニット18を本体10に取付けることができる。
本体10は、液体吐出対象物である基板22が搭載され、インクジェットユニット15による印字処理、及びメンテナンスユニット18によるメンテナンス処理の場となる。具体的には、図1に示すように、本体10は、ガントリー11、ステージ12及びロボットアーム13を備え、ステージ12に隣接して、メンテナンスユニット18が設置されるメンテナンスエリア17が設けられている。
ガントリー11は、インクジェットユニット15を搭載して移動させる。具体的には、ガントリー11自身が図1に示すY軸方向に移動可能であり、ガントリー11に搭載されたインクジェットユニット15は、ガントリー11内をX軸方向に移動可能である。すなわち、インクジェットヘッド14は、ステージ12上において、X軸方向、Y軸方向において自由に移動できる。よって、インクジェットユニット15をステージ12上の任意の位置に配置することができる。
ステージ12は、搭載された基板22を支持する。基板22の支持方法としては、例えば、搭載された基板22の裏面を吸着することにより固定すればよいが、これに限定されるものではない。また、ステージ12は、ステージ12の高さを調整するための高さ調整機構を備えていてもよい。これにより、インクジェットヘッド14の吐出面と基板22の上面との距離を調整することができる。
ロボットアーム13は、基板22の搬入及び搬出をする。
また、インクジェットプリンタ1は、図示しないが、上記の構成の他にも、例えば、インクジェットヘッド14にインクを供給するためのインク供給手段、基板22の処理位置を確認するため、或いは基板22の位置をアライメントするための撮影手段、及びインクジェットプリンタ1の各構成の動作を相互に関連させて制御する制御手段等を備え得る。
さらに、インクジェットプリンタ1では、本体10に設置する前にインクジェットユニット15及びメンテナンスユニット18の位置決めをするための位置決め装置を備えていてもよいし、外部の位置決め装置において位置決めさせてもよい。
(メンテナンスユニット18の構成)
次に、本実施形態に係るインクジェットプリンタ1のメンテナンスユニット18について、図2に基づいて説明すれば以下の通りである。図2は、図1に示すインクジェットプリンタ1に搭載されるメンテナンスユニット18の構造を示す図である。
図2の(a)に示すように、メンテナンスユニット18は、メンテナンスユニット上部19及びメンテナンスユニット下部20から構成されており、分離かつ結合可能である。すなわち、メンテナンスユニット下部20はメンテナンスユニット上部19に着脱されるものである。
メンテナンスユニット上部19は、調整用ベース35及び固定用ベース36を備えた、2枚のベース板構造を有している。また、調整用ベース35の上面には、インクジェットヘッド14の吐出面をワイピングするワイピングユニット(ワイピング機構)5、インクジェットヘッド14をキャップすると共に、インクジェットヘッド14からの吸引動作を行なうキャップユニット(キャップ機構)6、及びインクジェットヘッド14から正常に吐出されるか否かを判断する吐出検査ユニット(検査機構)7等のメンテナンス機構50が設置されており、これらのメンテナンス機構50には、図示しないが配管及びマニホールドが配置されている。
メンテナンスユニット下部20は、取付けベース38及びメンテナンスユニット上部19を鉛直方向に移動させるZ軸方向駆動部33を備えると共に、図示しない配管、マニホールド、ポンプ及びタンク等を備えている。
メンテナンスユニット上部19及びメンテナンスユニット下部20の接続は、固定用ベース36と取り付けベース38とのネジ固定、及びメンテナンスユニット上部19のマニホールドとメンテナンスユニット下部20のマニホールドとの配管系として継合のみである。よって、メンテナンスユニット上部19及びメンテナンスユニット下部20を簡単に着脱できる。
調整用ベース35には、図2の(b)に示すように、調整用ベース35と固定用ベース36とを固定するための、四つの貫通穴350a〜350dが設けられており、さらに調整用ベース35を移動させるための取っ手37を備えている。調整用ベース35と固定用ベース36との固定は、例えば図2の(b)に示すようにネジによって締結すればよいが、固定部材としてはこれに限定されるものではない。また、貫通穴350a〜350dの径は、後述する位置決め工程において、調整用ベース35の位置を、取っ手37を持ってX−Y平面上で調整することができるように、ネジの径よりも大きければよい。
固定用ベース36には、図2の(c)に示すように、固定用ベース36と取り付けベース38とを固定するための貫通穴360a〜360dが設けられている。この貫通穴360a〜360dは、後述するメンテナンスユニット18を本体10に搭載工程において、メンテナンスユニット上部19とメンテナンスユニット下部20との位置がずれていてもこれらを再接続できるように十分に大きな径になっていればよい。そのため、例えば、当該ネジと固定用ベース36との間にワッシャー(図示せず)を挟む場合、貫通穴360a〜360dの径に対応して十分に大きなワッシャーを用いればよい。
また、固定用ベース36の側面には、図2の(d)に示すように、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット18とを締結するための締結治具32を固定するためのネジ穴320a、320b(接続部)が設けられている。
(インクジェットプリンタ1の動作)
インクジェットプリンタ1は、インクジェットユニット15からインクを吐出して、ステージ12上の基板22に対して吹きつけ、印字処理を行なう。また、インクジェットプリンタ1では、ステージ12上に搭載される基板22を本体10へ搬入或いは搬出するとき、又はインクジェットユニット15による液体吐出処理が一時的に休止されるとき、インクジェットユニット15をメンテナンスユニット18によってメンテナンスする。これにより、インクジェットユニット15に生じる、液体の乾燥による目詰まり又は吐出面の汚れを防止する。
具体的には、まず、ステージ12は、搭載された基板22を下から支持する。この状態の基板22に対して、基板22の上面とインクジェットヘッド14の吐出面との距離が規定の値となるように予め調整されて設置されたインクジェットユニット15からインクを吐出し、印字処理を行なう。
印字処理の終了後、ステージ12の吸着を解除し、図示しない突き出しピン等によって基板22を押し上げる。ロボットアーム13は、基板22をステージ12から搬出すると共に、別の基板22を搬入してステージ12上に配置する。このとき、インクジェットユニット15をメンテナンスユニット18の上方に移動させる。
インクジェットプリンタ1におけるメンテナンス動作としては、まず、インクジェットヘッド14をキャップユニット6上に配置して予備吐出動作をさせる。次に、吐出検査ユニット7上に移動させて予備吐出の良否又は異物付着の有無を検査する。その結果、インクジェットヘッド14の吐出が正常に行なわれている場合は、図示しない制御手段からの制御信号に基づき、ガントリー11をY軸方向に移動させると共に、インクジェットユニット15をX軸方向に移動させて、インクジェットヘッド14を基板22上の所望の位置に配置させる。この状態において、印字処理を始める。
一方、検査の結果、インクジェットヘッド14の吐出が正常に行なわれていない場合は、不吐チャンネル数に応じて、再度予備吐出動作のみを行なうか、又はインクジェットヘッド14のノズルの吸引、ワイピングによるノズル面のクリーニング、及び予備吐出動作を行なうかを制御手段が判断し、メンテナンス動作を行なわせる。ここで、メンテナンス動作を複数回実行しても吐出が正常に行なわれない場合は、例えば、音声又は図示しない画面上に表示する等によりエラーを出力して、作業者に警告するように設定してもよい。
(位置決め方法)
次に、本発明の位置決め方法について、図1に示すインクジェットプリンタ1に搭載されるインクジェットユニット15及びメンテナンスユニット18を用いて説明する。本発明の位置決め方法は、位置決め工程、接続工程及び設置工程を含めばよい。
位置決め工程とは、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット18とを本体10に設置するために、位置決め装置において位置決めする工程である。
接続工程とは、位置決め工程の後、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット18とを位置決めした状態で固定して接続する工程である。
設置工程とは、接続された、インクジェットユニット15及びメンテナンスユニット18を当該位置決め装置から取外し、本体10に設置する工程である。
このように、本発明の位置決め方法では、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット18とを位置決めした状態で固定して接続するので、インクジェットユニット15及びメンテナンスユニット18を本体10に設置するとき、本体10においてこれらを微調整しなくてもよい。よって、位置きめ精度よく、且つ効率よくインクジェットユニット15とメンテナンスユニット18とを本体10に装着することができる。
ここで、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット18との位置決め方法について、図3を参照して説明する。図3は、インクジェットプリンタ1に搭載される、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット18との位置決めの流れを説明するフローチャートである。
(基準位置の調整)
まず、インクジェットユニット15及びメンテナンスユニット18を位置決め装置に取付ける(ステップS1)。位置決め装置としては、特に限定されるものではないが、例えば図4に示す調整用架台3を用いてもよい。図4は、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット18とを、位置決めを調整するための調整用架台3に搭載した状態を表す図である。
調整用架台3は、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット18とを位置決めするために設置する台である。具体的には、調整用架台3の下部にメンテナンスユニット18が設置され、インクジェットユニット15が、例えばネジ止め等により固定される(図4の(a))。このとき、メンテナンスユニット18はメンテナンスユニット上部19とメンテナンスユニット下部20とが接続された状態で設置されており、メンテナンスユニット18の設置面とインクジェットヘッド14の吐出面とが平行になるように予め調節しておくことが好ましい。
また、調整用架台3は、メンテナンスユニット18をX軸方向に移動させるX軸方向駆動部34を備えており、メンテナンスユニット18をX軸方向駆動部34によって移動させることにより、インクジェットユニット15とのX軸方向における位置を調整することができる。また、上述したように、メンテナンスユニット18は鉛直方向、すなわちZ軸方向に移動するZ軸方向駆動部33を備えているので、メンテナンスユニット18をZ軸方向に移動させることにより、メンテナンスユニット18とインクジェットユニット15との間の距離を調節することができる。
なお、本実施形態では、メンテナンスユニット18を移動させてインクジェットユニット15との位置を調整するが、これに限定されるものではなく、インクジェットユニット15をX軸方向又はZ軸方向に自在に移動可能にし、位置を調整してもよい。
また、調整用架台3の構成は図4に示すものに限定されず、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット18とを設置可能な構成であればよく、例えば、メンテナンスユニット18を設置するための台、インクジェットユニット15を支持する支持手段、並びにインクジェットユニット15及びメンテナンスユニット18のいずれかを移動させる移動手段等を備える構成とすればよい。
このように設置されたインクジェットユニット15及びメンテナンスユニット18を、図4の(b)に示すように、締結治具32を取付けて接続する(ステップS2)。具体的には、X軸方向駆動部34及びZ軸方向駆動部33を駆動させることにより、調整用架台3に設置されたメンテナンスユニット18を、締結治具32によってインクジェットユニット15と締結できる位置に移動させる。
ここで、例えばインクジェットユニット15とメンテナンスユニット18とを締結することができない場合、メンテナンスユニット上部19及びメンテナンスユニット下部20を固定しているネジを緩めて、上述した貫通穴360a〜360dの径の範囲内においてメンテナンスユニット上部19を移動可能にすればよい。この状態において、再びX軸方向駆動部34及びZ軸方向駆動部33を駆動させて、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット18とを締結させた後、ネジを締めてメンテナンスユニット上部19とメンテナンスユニット下部20とを固定すればよい。
このとき、締結治具32による固定は、例えば、締結治具32の長穴の上部にネジを固定することにより行なえばよい。つまり、締結治具32は、図5に示すように、インクジェットユニット15及びメンテナンスユニット18と接続するための複数の穴が設けられている。図5は、メンテナンスユニット18とインクジェットユニット15とを接続する締結治具32の構成を示す斜視図である。これら複数の穴のうち、長穴40はメンテナンスユニット18を固定するための穴である。
このように、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット18とを締結した位置を基準位置(X,Z)として、例えば図示しない制御用の記憶装置に記憶させた後、締結治具32を取外す(ステップS3)。
次に、調整用ベース35に、位置を調整するための位置決めピン31を取付け、調整用ベース35をX−Y方向に手動で動かすことにより、位置決めピン31をインクジェットヘッド14の基準位置に合わせる(ステップS4)。
位置決めピン31の数は特に限定されるものではないが、少なくとも2つ取付けることがより好ましい。また、位置決めピン31の構造は特に限定されるものではないが、例えば、内部にバネ状の部材を有し、上下に自在に動くような構造であれば、メンテナンスユニット18をZ軸方向に移動させる際の位置決めが容易であるため、望ましい。
これにより、位置決めピン31の位置が基準位置と一致するので、位置決めピン31からワイピングユニット5、キャップユニット6、及び吐出検査ユニット7の位置(以下、「メンテナンスポジション」ともいう)までの移動量を求める。求めた移動量を、例えば制御用の記憶装置に入力することにより、インクジェットヘッド14の基準位置を、各メンテナンスポジションに調整して合わせることができる(ステップS5)。
さらに、各メンテナンスポジションにおいて、インクジェットヘッド14に対するZ軸方向の位置を決める。Z軸方向における位置の求め方としては、例えば、まず、キャップユニット6の高さ位置を決めて、このキャップユニット6の高さ位置とその他のメンテナンス機構50との高さ位置を、設計値の差分から求める。これにより、各メンテナンスポジションにおけるZ座標が決まる。このように求めた位置座標情報を、Z軸方向駆動部33を制御する制御手段に送ることにより、各メンテナンスポジションにおけるメンテナンス動作を確認することができる。
ところで、ワイピングユニット5におけるZ軸方向の位置決めは繊細なため、さらに目視により確認しながら位置を微調整することが好ましい(ステップS6)。これにより、ワイピングユニット5にインクジェットヘッド14のノズル面を適切にクリーニングさせることが可能であるため、ノズル面におけるインクの固着、又は異物の付着を防止し、液体の吐出を良好にすると共に、所望の位置に液体を吐出させることができる。ここで、ワイピングユニット5の位置微調整について、図6を参照してさらに説明する。
(ワイピングユニット5の位置調整)
図6は、インクジェットユニット15に対するワイピングユニット5の位置微調整の様子を表す図である。なお、図6の(a)はインクジェットヘッド14をX方向から見たところを示し、図6の(b)および(c)はインクジェットヘッド14をY方向から見たところを示す。
上述したように、インクジェットヘッド14は、調整用架台3におけるメンテナンスユニット18の設置面に対して平行になるように予め調整されていることが好ましい。しかし、インクジェットヘッド14のノズル面41に対してワイピングユニット5に具備される、ノズル面41をワイピングするワイプブレード43の端部が平行になっているとは限らない。そこで、X軸方向から目視により位置を確認しながら、ワイプブレード43の位置を調整する。
つまり、図6の(a)において点線で示すように、ワイプブレード43がノズル面41及びヘッドカバー面42と明らかに平行でない場合、メンテナンスユニット18の設置面におけるあおりをθ方向へ微調整する。
このように、あおりをθ方向へ微調整することにより、ワイプブレード43がインクジェットヘッド14のノズル面41に当接してワイピング動作をするとき、ノズル面41の全体を均一な当接圧でワイピングすることができる。そのため、当接圧の強弱が生じることがなく、ヘッドカバー面42におけるインクの拭き残しを防ぎ、ノズル周辺に生じたインクの固着物を好適に除去することが可能であり、液体の吐出不良を防ぐ。さらに、ノズルに必要以上の圧力を加えることがないため、ノズル周辺における撥水性の劣化を防ぐことが可能であるため、インクジェットヘッド14の使用寿命を長命化することができる。
ワイプブレード43の位置微調整方法としては、例えば、図7に示すようなあおり調整機構(調整手段)51を用いて行なえばよい。図7は、あおり調整機構51によるθ方向の調整の様子を表す図である。
あおり調整機構51は、メンテナンスユニット18に具備され、メンテナンスユニット上部19の傾きを調整する。あおり調整機構51の構成は、例えば、調整ネジ及び固定用ネジを含む。図7において、メンテナンスユニット18はあおり調整機構51を介してベース52に取付けられており、あおり調整機構51は3点でメンテナンスユニット18を支持する。つまり、あおり調整機構51は3点であおりを調整することができるため、図6の(a)に示すようにメンテナンスユニット18をX方向から見たときのあおりをθ方向へ調整するだけでなく、例えば図7の(a)における手前側に位置するあおり調整機構51のみを上下動させることにより、メンテナンスユニット18をY方向から見たとき(図6の(b),(c))のあおりをθ方向へ調整することができる。
このあおり調整機構51によってメンテナンスユニット18の傾きを調整し、ワイプブレード43の位置を微調整することにより、ノズル面41の全体に対するワイプブレード43の当接圧は一様になる。なお、あおり調整機構51によってメンテナンスユニット18の傾きを調整したとしても、基準位置(X,Z)においては締結治具32によりインクジェットユニット15及びメンテナンスユニット上部部位19が結合できるように、締結治具32は交差設計されていればよい。
なお、本実施形態ではあおり調整機構51がメンテナンスユニット18に具備される構成であるが、例えばあおり調整機構51はベース52側に具備されていてもよい。
次に、ワイプブレード43の当接圧を決める。つまり、図6の(b)に示すように、ワイプブレード43によるワイピング動作時のZ方向におけるワイプ基準高さ位置44からワイプブレード43の先端部までの距離、すなわち当接長を決定する。
ここで、所望の当接圧によってノズル面41をワイピングするためには、ワイプ基準高さ位置44にワイプブレード43の先端部が合わさるように微調整し、ワイプブレード43の位置を決定する。その後、ワイプブレード43を当接開始位置であるヘッドカバー端部位置45へ移動させる。このときの位置(X,Z)を、図示しない制御用の記憶装置に記憶させる。なお、インクジェットヘッド14のノズル面41がヘッドカバー面42よりも僅かに突き出している場合、この突き出し量を考慮して当接長を決定すればよい。
その後、図6の(c)に示すように、ワイプブレード43を、ワイプ基準高さ44よりも当接長48だけZ方向に移動させてワイプ開始位置に配置させた後、ワイプ終了位置47までX方向に所定の速度で移動させてワイピングする。本実施形態では、当接長48を0.5mm〜1.5mm程度に設定しているが、これに限定されるものではない。
ワイピング終了後、ノズル面41が正常にクリーニングできているかを確認し、インクの拭き残り等がなければワイプブレード43の微調整作業を終了する。一方、ノズル面41に拭き残りがある場合、再度ワイピングする位置、すなわち当接長を微調整する。
これらの調整作業が完了した後、各メンテナンスポジションにおけるメンテナンス動作を実行し、メンテナンス動作を確認する(ステップS7)。メンテナンス動作の確認は、例えば、メンテナンス動作を連続して行ない、インクジェットヘッド14から正常にインクが吐出されているか、又はノズル面41にインクの液ダレが生じていないかを、吐出検査ユニット7によって検査し、その判定結果を確認する。
(基準位置における測長)
次に、基準位置におけるインクジェットユニット15とメンテナンスユニット18との距離を測長する(ステップS8)。具体的には、メンテナンスユニット18を上述の基準位置(X,Z)に移動し、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット18との距離を測定する。
ここで、インクジェットユニット15は、鉛直下方向に配置された第1のメンテナンスとの間の距離を測定する測長計(測定手段)30を備えていることが好ましい。このように、インクジェットユニット15自身が測定手段を備えていることにより、インクジェットユニット15及びメンテナンスユニット18を本体10に取付けたときにも、互いの位置を測定することができる。
測長計30としては、例えば、レーザ変位センサ等を用いることができる。また、レーザ変位センサを用いた場合、その仕様は、例えば分解能0.01mm、繰り返し精度0.01mm程度であればよいが、この仕様に限定されるものではない。
メンテナンスユニット18は、例えば図7の(b)に示すように、測長計30によって測定される基準となる基準プレート39を備えていてもよく、この場合、測長計30は基準プレート39までの距離を測定し、その結果をメンテナンスユニット18までの距離として扱う。
また、ワイプブレード43をθ方向にあおり調整した場合、例えば、図6の(b)に示すように、Y方向に離した状態にて2つの測長計30を用いて計測する。その計測結果の値(L,L)を図示しない記録手段に記録させておくことにより、インクジェットユニット15及びメンテナンスユニット18を本体10に搭載した後、θ方向にあおり調整する必要がある場合に、当該値を利用することができる。
このように、インクジェットユニット15が測長計30を複数備えていれば、互いに異なる複数の位置を測定することによりメンテナンスユニット18の傾きを把握することが可能であり、その結果に応じて、あおり調整機構51がメンテナンスユニット下部20の傾きを調整することができるため好ましい。例えば、それぞれの測長計30が測定した値から図示しない制御部が傾きを算出し、あおり調整機構51によって、メンテナンスユニット下部20の傾きを変更する。なお、測長計30の数はこれに限定されるものではない。
(締結治具32の取付け、及びメンテナンスユニット18の分割)
次に、メンテナンスユニット18が基準位置(X,Z)に配置されている状態において、締結治具32をインクジェットユニット15に再び取付け、メンテナンスユニット上部19と接続固定させる(ステップS9)。さらに、メンテナンスユニット上部19とメンテナンスユニット下部20とを固定しているネジを緩め、これらを分割させた後(ステップS10)、Z軸方向駆動部33を駆動して、メンテナンスユニット下部20を下方へ移動させる。このとき、Z軸方向駆動部33は、例えば、最下位の位置、すなわち駆動の起点となる位置までメンテナンスユニット下部20を移動させればよい。これにより、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット上部19は締結されて一体となった状態になる。
この状態のインクジェットユニット15及びメンテナンスユニット上部19を調整用架台3から取外し、続いてメンテナンスユニット下部20をベース52から取外す(ステップS11)。
(本体10への取付け)
まず、インクジェットユニット15が、メンテナンスエリア17内のメンテナンスユニット18が配置される位置の直上になるように、ガントリー11を移動させる。一方、メンテナンスユニット18の取付け箇所には、調整用架台3において用いたときと同様の構成を有するベースが配置されており、メンテナンスユニット下部20を当該ベースに取付け固定する(ステップS12)。これにより、インクジェットヘッド14のノズル面41とメンテナンスユニット18の取付け面とを平行にすることができる。
つまり、インクジェットユニット15は複数の測長計30によって、互いに異なる複数の位置におけるメンテナンスユニット上部19までの距離を測定し得る。例えば、図6の(c)に示すように、インクジェットユニット15が3つの測長計30を備えている場合、これら3つの測長計30によって計測した値が同じ値になるように、あおり調整機構51によって調整すればよい。
なお、本体10に搭載する際の傾き調整作業は、インクジェットユニット15及びメンテナンスユニット18の少なくともいずれかを、初めて本体10に搭載するときには必要となるが、例えば、これらユニットを交換する等、2回目以降の搭載時には調整作業を行なわなくてよい。また、本体10への取付け時における傾き調整のための測長は、例えば、図示しない水準器等を用いて平行になるように調整することができる。
(メンテナンスユニット上部19及びメンテナンスユニット下部20の結合)
メンテナンスユニット下部20をベースに固定した後、メンテナンスユニット上部19と一体になっているインクジェットユニット15をガントリー11の取付け部(図示せず)に取付ける。
なお、インクジェットユニット15をガントリー11に取付ける際の位置は、メンテナンスユニット18が配置される位置の直上に限定されるものではない。例えば、メンテナンスエリア17が狭く、インクジェットユニット15の取付けが困難である場合、一体化されたインクジェットユニット15及びメンテナンスユニット上部19に干渉するような部材がない場所に、ガントリー11をX軸方向に自在に移動させてインクジェットユニット15を取付けてもよい。
これらユニットを搭載した後、締結されたインクジェットユニット15及びメンテナンスユニット上部19をメンテナンスユニット下部20の直上に位置するように移動させる。ここで、締結治具32の長穴40に挿入された、一方の2本の固定ネジを緩め、さらにもう一方の2本の固定ネジを緩める。その後、メンテナンスユニット上部19を長穴40の下方へ移動させて、メンテナンスユニット上部19の固定用ベース36とメンテナンスユニット下部20の取付けベース38とが接するように、Z軸方向駆動部33を駆動し、メンテナンスユニット下部20を少しずつ上昇させる。
なお、締結治具32の長穴40に挿入されたネジは、Z軸方向駆動部33を駆動し、メンテナンスユニット下部20を上昇させた後に緩めてもよい。これにより、固定用ベース36と取付けベース38とが接すれば、メンテナンスユニット上部19とメンテナンスユニット下部20とを固定し、結合する(ステップS13)。
このとき、メンテナンスユニット上部19とメンテナンスユニット下部20との位置が多少ずれていたとしても結合することができるように、固定用ベース36には固定ネジの径よりも十分大きい径の貫通穴を設けておけばよい。また、メンテナンスユニット上部19とメンテナンスユニット下部20とが結合された後、締結治具32をインクジェットユニット15及びメンテナンスユニット上部19から取外す(ステップS14)。
このように、インクジェットユニット15及びメンテナンスユニット18を本体10に設置するとき、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット上部19とは位置決めされた距離を保った状態で設置される。この状態にてメンテナンスユニット上部19とメンテナンスユニット下部20とを結合すると共に、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット上部19とを分離する。
これにより、調整用架台3におけるインクジェットヘッド14とメンテナンスユニット18とのX−Y平面上における位置関係を保持することができるので、本体10に搭載した後に、再度X−Y平面上での位置決めする必要がなく、効率よく装着することができる。
(本体10内における高さ調整)
本実施形態に係るインクジェットプリンタ1では、締結治具32を取外した後、インクジェットユニット15とメンテナンスユニット18との高さを調整することがより好ましい。
つまり、締結治具32を取外した後、測長計30によって、調整用架台3において測定した基準位置(X,Z)におけるメンテナンスユニット18の基準プレート39までの距離L’を測定する(ステップS15)。この測定値L’と調整用架台3において測定した値Lとの差分ΔL=L’−Lを求め、本体10内における基準位置(X,Z+ΔL)、すなわち(X,Z’)として、図示しない制御用の記憶装置に再登録する(ステップS16)。これにより、各メンテナンスポジションに対して差分ΔLを追加することのみで、適切なZ座標位置に移動し、メンテナンス動作を実行することができる(ステップS17)。
このように、本体10と調整用架台3における高さ方向の位置関係が異なる場合であっても、容易に適切な高さに位置づけることができる。よって、ワイプブレード43のワイプ基準高さ位置44を目視で確認するよりも、十分な精度で調整時の状態を再現することが可能であり、インクジェットヘッド14の破損を防ぐことができる。
〔第2の実施形態〕
図8は、本発明の別の実施形態に係るインクジェットプリンタ2の概略構成を示す斜視図である。図8に示すように、本実施形態に係るインクジェットプリンタ2は、複数のインクジェットユニット15及び複数のメンテナンスユニット18を備えている。なお、それ以外の構成についてはインクジェットプリンタ1と同様の構成を有しているため、説明を省略する。
このように、インクジェットプリンタ2では、複数のインクジェットユニット15及び複数のメンテナンスユニット18が本体10内において点在している。この構成のインクジェットユニット15においても、調整用架台3において調整した位置関係が保持されるため、短時間でインクジェットユニット15とメンテナンスユニット18との位置を調整することができる。
以上のように、本発明の液体吐出装置によれば、作業性が悪い設置場所又は目視確認が困難な装置構造であっても、信頼性の高いメンテナンス動作を実行することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、十分に作業エリアを確保できないインクジェット装置、又は複数のインクジェットヘッドが点在しているインクジェット装置に好適に応用することができる。
1,2 インクジェットプリンタ(液体吐出装置)
5 ワイピングユニット(ワイピング機構)
6 キャップユニット(キャップ機構)
7 吐出検査ユニット(検査機構)
10 本体
11 ガントリー
12 ステージ
13 ロボットアーム
14 インクジェットヘッド(液体吐出部)
15 インクジェットユニット(液体吐出ユニット)
16 インクジェットヘッド支持部
18 メンテナンスユニット
19 メンテナンスユニット上部(第1のメンテナンス部)
20 メンテナンスユニット下部(第2のメンテナンス部)
30 測長計(測定手段)
32 締結治具
320a,320b 締結治具装着用ネジ穴(接続部)
33 Z軸方向駆動部(駆動手段)
50 メンテナンス機構
51 あおり調整機構(調整手段)

Claims (8)

  1. 液体を吐出する液体吐出部を有する液体吐出ユニットと、
    上記液体吐出部をメンテナンスするメンテナンスユニットと、
    液体吐出対象物を搭載する本体と、を備え、
    上記メンテナンスユニットは、メンテナンス機構、及び、上記液体吐出ユニットに互いの位置が固定された状態で接続されるための接続部を備え、
    上記液体吐出ユニット及び上記メンテナンスユニットは、上記本体に着脱されるものであり、
    上記メンテナンスユニットは、
    上記メンテナンス機構及び上記接続部を有する第1のメンテナンス部と、
    上記第1のメンテナンス部に着脱されるものであり、上記第1のメンテナンス部を支持する第2のメンテナンス部と、を備えており、
    上記液体吐出ユニットは、鉛直下方向に配置された上記第1のメンテナンス部との間の距離を測定する測定手段を備え、
    上記第2のメンテナンス部は、上記第1のメンテナンス部を鉛直方向に移動させる駆動手段を備えていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 上記液体吐出ユニットは、複数の上記測定手段を備え、
    上記メンテナンスユニットは、上記複数の測定手段により測定された結果に応じて、上記第2のメンテナンス部の傾きを調整する調整手段をさらに備えていることを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  3. 上記メンテナンス機構は、
    上記液体吐出部をワイピングすることによってメンテナンスするワイピング機構、
    上記液体吐出部をキャップすることによって保管するキャップ機構、及び、
    上記液体吐出部における液体吐出動作を検査する検査機構のうち、少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の液体吐出装置を備えていることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  5. 液体を吐出する液体吐出部を有する液体吐出ユニットと、上記液体吐出部をメンテナンスするメンテナンスユニットとを、液体吐出対象物を搭載する本体に設置するために、位置決め装置において位置決めする位置決め工程と、
    位置決め工程の後、上記液体吐出ユニットと上記メンテナンスユニットとを位置決めした状態で固定して接続する接続工程と、
    接続された、上記液体吐出ユニット及び上記メンテナンスユニットを上記位置決め装置から取外し、上記本体に設置する設置工程と、を含むことを特徴とする位置決め方法。
  6. 上記接続工程の後、上記メンテナンスユニットを、メンテナンス機構を有し、上記液体吐出ユニットと接続された第1のメンテナンス部と、上記第1のメンテナンス部を支持するための第2のメンテナンス部とに分離する分離工程をさらに含み、
    上記設置工程では、上記液体吐出ユニットと上記第1のメンテナンス部とを接続した状態で、上記位置決め装置から取外すことを特徴とする請求項に記載の位置決め方法。
  7. 上記位置決め工程では、位置決めされた、上記液体吐出ユニットと上記第1のメンテナンス部との間の距離を測定しており、
    上記設置工程の後、位置決めされた上記液体吐出ユニットと上記第1のメンテナンス部との距離を保った状態で、上記第1のメンテナンス部と上記第2のメンテナンス部とを結合すると共に、上記液体吐出ユニットと上記第1のメンテナンス部とを分離する分離工程と、を含むことを特徴とする請求項に記載の位置決め方法。
  8. 上記位置決め工程では、上記液体吐出ユニットと上記第1のメンテナンス部との距離を少なくとも2点で測定しており、
    上記分離工程では、第1のメンテナンス部と第2のメンテナンス部とを結合する際、上記位置決め工程において測定した少なくとも2点の上記距離に応じて上記第2のメンテナンス部の傾きを調整することを特徴とする請求項に記載の位置決め方法。
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