JP5414610B2 - ジャーナル軸受 - Google Patents
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Description
また、各軸受パッド5A〜5Eは、パッド固定用ボルト6によって、軸受ハウジング3へ前記揺動が可能な状態で取り付けられ、且つ、軸受ハウジング3の内周面3aの周方向への移動が規制されている。
なお、従来のティルティングパッド軸受が記載されている先行技術文献としては、例えば次のものがある。
しかしながら、次の2つの理由から、図5のLOP構造のティルティングパッド軸受1を単に180度回転させても、LBP構造のティルティングパッド軸受として利用することはできない。
前記軸受ハウジングの内周面に前記内周面の周方向に沿って等間隔に配置されて円環状を成し、内周側に水平に挿通された回転機械の回転軸を回転可能に支持する奇数個の軸受パッドと、
前記軸受パッドの間にそれぞれ配置されて前記軸受パッドの前記周方向への移動を規制し、且つ、前記回転軸の真下に1個の軸受パッドが位置するLOP構造の場合には軸受支持部材側の油路から前記第1の給油口へ流入し、前記1個の軸受パッドに対して180度回転対称の位置関係にある2個の軸受パッドの間が前記回転軸の真下に位置するLBP構造の場合には前記軸受支持部材側の油路から前記第2の給油口へ流入した後、前記円環状の油路を介して供給される潤滑油を、前記軸受パッドの内面に供給するための給油ノズルを備えた前記奇数個のパッドストップと、
前記軸受ハウジングの外周面と、前記軸受ハウジングの周囲を囲む軸受支持部材の内周面との間に介設され、前記軸受支持部材による前記軸受ハウジングの上下方向の支持位置を調整することにより、円環状を成す前記軸受パッドの内面の中心を、前記軸受支持部材の内周面の中心に対して上下方向へ偏心調整可能な偏心調整手段と、
を有することを特徴とする。
前記偏心調整手段は、シムと、前記軸受支持部材の内周面に当接し且つ前記シムを押さえるアウターライナとを有し、前記シムと前記アウターライナをボルトで前記軸受ハウジングの外周面に固定する構成の偏心調整機構であり、前記奇数個の軸受パッドのそれぞれに対応する複数箇所と、前記2個の軸受パッドの間に対応する一箇所とに設けられるものであり、
前記LOP構造の場合には、軸受支持部材側の油路から、前記1個の軸受パッドに対応する位置に設けられる偏心調整機構のシム及びアウターライナに開けられた給油孔を介して、前記第1の給油口へ潤滑油が流入する一方、前記第2の給油口は蓋で塞ぎ、前記LBP構造の場合には、軸受支持部材側の油路から、前記2個の軸受パッドの間に対応する位置に設けられる偏心調整機構のシム及びアウターライナに開けた給油孔を介して、前記第2の給油口へ潤滑油が流入する一方、前記第1の給油口は蓋で塞ぐ構成であること、
ことを特徴とする。
前記軸受パッドが、前記軸受パッドの背面に設けられたピボットを中心にして揺動可能なティルティング式のものであることを特徴とする。
また、図1に示すように、軸受パッド15Aに対応する位置に設けられる偏心調整機構20Aのシム21とアウターライナ22には給油孔21a,22cがそれぞれ開けられている。更に、図3に示すように、軸受パッド15C,15Dの間に対応する位置に設けられる偏心調整機構20Dのシム21とアウターライナ22にも、給油孔21a,22cがそれぞれ開けられている。
なお、このLOP構造の場合、ロータ14の真上に位置する第2の給油口13mの部分には偏心調整機構20Dを設けず、第2の給油口13mを蓋(プレート)25で塞ぐことにより、第2の給油口13mからの油漏れを防ぐ。
また、偏心調整機構20A以外の偏心調整機構20B,20C,20E,20Fにおいても、シム21の枚数や厚さを調整(選定)することにより、アウターライナ22が軸受台12の内周面12aに当接するように調整する。
詳述すると、図3及び図4に示すように、ティルティングパッド軸受11をLBP構造用として用いる場合には、ロータ14の真下に軸受パッド15C,15Dの間の部分(パッドストップ16C)が位置するようにティルティングパッド軸受11を軸受台12に取り付けて、左右両側の2個の軸受パッド15C,15Dによってロータ14の荷重を支持する状態にする。このとき、下側の第1の軸受ハウジング片13Aは、軸受台12の軸受台本体12cに形成されている半円状の凹部12dに嵌め込まれ、上側の第2の軸受ハウジング片13Bは、軸受台12の半円状のベアリングキャップ12eによって覆われる。即ち、軸受台本体12c(凹部12d)とベアリングキャップ12eとから成る内周面12aによって、軸受ハウジング13の周囲を囲む。ベアリングキャップ12eは、軸受台本体12cに位置合わせピン(図示省略)によって位置合わせされ且つボルト(図示省略)によって固定される。なお、図4中の26は軸受台12と軸受ハウジング13の位置合わせを行う位置合わせピンである。
なお、LBP構造の場合、ロータ14の真上に位置する第1の給油口13jの部分には偏心調整機構20Aを設けず、第1の給油口13jを蓋(プレート)25で塞ぐことにより、第1の給油口13jからの油漏れを防ぐ。
また、偏心調整機構20D以外の偏心調整機構20B,20C,20E,20Fにおいても、シム21の枚数や厚さを調整(選定)することにより、アウターライナ22が軸受台12の内周面12aに当接するように調整する。
また、本発明は、軸受台12の内周面12aと軸受ハウジング13の外周面13hとの間に、軸受支持部材として例えば円環状の軸受環を設けるような場合にも適用することができる。
また、本発明は、必ずしもティルティング式のものに限らず、ティルティング式以外のジャーナル軸受にも適用することができる。
12 軸受台
12a 内周面
12b 油路
12c 軸受台本体
12d 凹部
12e ベアリングキャップ
13 軸受ハウジング
13a 内周面
13b 凹部
13c ハウジング本体
13d 側面
13e ハウジング側板
13f 凹部
13g 円環状の油路(環状油路)
13h 外周面
13i 油路
13j 第1の給油口
13k 油路
13m 第2の給油口
13n,13o,13p,13q 油路
13r 取付面
14 ロータ(回転軸)
14a 外周面
15A,15B,15C,15D,15E 軸受パッド
15a ピボット
15b 球面
15c 内面(支持面)
16A,16B,16C,16D,16E パッドストップ
16a 凸部
16b 給油ノズル
16c 油路
16d 吐出孔
16e 油路
17 位置合わせピン
18 ボルト
20A,20B,20C,20D,20E,20F 偏心調整機構
21 シム
21a 給油孔
22 アウターライナ
22a 外面
22b 内面
22c 給油孔
23 ボルト
25 蓋(プレート)
26 位置合わせピン
30 ボルト
Claims (3)
- 円環状の油路と、180度回転対称の位置関係にあり且つ前記円環状の油路に繋がっている第1の給油口及び第2の給油口とが形成されている円環状の軸受ハウジングと、
前記軸受ハウジングの内周面に前記内周面の周方向に沿って等間隔に配置されて円環状を成し、内周側に水平に挿通された回転機械の回転軸を回転可能に支持する奇数個の軸受パッドと、
前記軸受パッドの間にそれぞれ配置されて前記軸受パッドの前記周方向への移動を規制し、且つ、前記回転軸の真下に1個の軸受パッドが位置するLOP構造の場合には軸受支持部材側の油路から前記第1の給油口へ流入し、前記1個の軸受パッドに対して180度回転対称の位置関係にある2個の軸受パッドの間が前記回転軸の真下に位置するLBP構造の場合には前記軸受支持部材側の油路から前記第2の給油口へ流入した後、前記円環状の油路を介して供給される潤滑油を、前記軸受パッドの内面に供給するための給油ノズルを備えた前記奇数個のパッドストップと、
前記軸受ハウジングの外周面と、前記軸受ハウジングの周囲を囲む軸受支持部材の内周面との間に介設され、前記軸受支持部材による前記軸受ハウジングの上下方向の支持位置を調整することにより、円環状を成す前記軸受パッドの内面の中心を、前記軸受支持部材の内周面の中心に対して上下方向へ偏心調整可能な偏心調整手段と、
を有することを特徴とするジャーナル軸受。 - 請求項1に記載のジャーナル軸受において、
前記偏心調整手段は、シムと、前記軸受支持部材の内周面に当接し且つ前記シムを押さえるアウターライナとを有し、前記シムと前記アウターライナをボルトで前記軸受ハウジングの外周面に固定する構成の偏心調整機構であり、前記奇数個の軸受パッドのそれぞれに対応する複数箇所と、前記2個の軸受パッドの間に対応する一箇所とに設けられるものであり、
前記LOP構造の場合には、軸受支持部材側の油路から、前記1個の軸受パッドに対応する位置に設けられる偏心調整機構のシム及びアウターライナに開けられた給油孔を介して、前記第1の給油口へ潤滑油が流入する一方、前記第2の給油口は蓋で塞ぎ、前記LBP構造の場合には、軸受支持部材側の油路から、前記2個の軸受パッドの間に対応する位置に設けられる偏心調整機構のシム及びアウターライナに開けた給油孔を介して、前記第2の給油口へ潤滑油が流入する一方、前記第1の給油口は蓋で塞ぐ構成であること、
ことを特徴とするジャーナル軸受。 - 請求項1又は2に記載のジャーナル軸受において、
前記軸受パッドが、前記軸受パッドの背面に設けられたピボットを中心にして揺動可能なティルティング式のものであることを特徴とするジャーナル軸受。
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