JP5412529B2 - イヤホンのための耳内音検出 - Google Patents

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    • H04R2460/15Determination of the acoustic seal of ear moulds or ear tips of hearing devices

Description

本発明は、イヤホンの装着を検出する装置、方法、及びコンピュータ・プログラムに関する。特に、本発明は、取得された音声信号に基づいた、装着の検出に関する。
ユーザに音声や音楽等を提供するための、有線又は無線のイヤホンを用いた装置が普及しつつある。このような装置としては、携帯メディア・プレーヤー、携帯電話、及び携帯デジタル・アシスタントがある。ユーザが、提供される音響コンテンツを聴くことができない場合の消費電力を低減するために、イヤホンが聴取位置にあるか、つまり、イヤホンが耳に装着されているか否かを検出することが用いられている。例えば、米国特許出願公開第2006/0045304号明細書には、イヤホン本体の外側に設けられた2つの電極を有する検出素子が開示されているが、この検出素子では、イヤホンが耳に装着されると、耳内の皮膚が電極と接触するようになっている。ユーザの頭部が電極間に電気を流すと、イヤホンの装着が検出される。
しかし、このような装置は、一般的なユーザに用いられることを前提としているため、いずれかの電極とユーザの組織が接触不良を起こす可能性があることから、装着が確実に検出できるか否かは定かではない。したがって、一般的なユーザにとって使いやすい、より信頼性の高い検出を可能とする装置が提供されることが求められている。
本発明は、一般的なユーザがイヤホンを快適に使用できることと、イヤホンにおける音を測定するための音を取得するために、イヤホンにマイクロホンを付加することができるという理解に基づいてなされたものである。この取得された音に基づき、イヤホンがユーザの耳に装着されているか否かを検出することができる。
本発明の第1の観点によれば、イヤホン及び信号処理部を備える装置が提供される。上記イヤホンは、ユーザの耳の耳孔に装着するのに適している。上記イヤホンは、レンダリングのための音響信号が供給されることが可能なスピーカーと、上記スピーカーに近接して設けられ、上記イヤホンが上記耳に装着されている場合に上記耳孔内に存在する音から音声信号を取得するマイクロホンを含む。上記信号処理部は、上記イヤホンが装着されている場合に存在する耳内音種、又は上記イヤホンが装着されていない場合に存在する耳外音種のいずれかの音声信号成分を含む、上記取得された音声信号を分析することにより、上記イヤホンが上記ユーザの上記耳に装着されているか否かを判断するように構成されている。
上記耳内音種の上記信号成分は、生理学的音声信号を含んでもよい。上記生理学的音声信号は、上記ユーザの呼吸音に関連する信号成分を含んでもよい。上記生理学的音声信号は、上記ユーザの心拍音に関連する信号成分を含んでもよい。上記信号処理部は、上記生理学的音声信号を、低域フィルタにより低域フィルタリングすることにより上記心拍音を取り出し、心拍信号を検出するように構成されてもよい。上記低域フィルタは、3〜10Hz、好ましくは3〜5Hz、好ましくは4Hzの遮断周波数を有してもよい。
上記耳外音種は、周囲の雑音を含んでもよく、上記信号処理部は、周囲の雑音が閾値レベルを超えた場合に上記イヤホンが装着されていないと判断するように構成されてもよい。上記閾値レベルは、上記イヤホンに関連し、上記耳孔の外部に存在する音から常に音声信号を取得するように構成された他のマイクロホンにより、実際の周囲の雑音を測定することにより決定されてもよい。
上記信号処理部は、上記音声信号から上記音響信号を減算して上記音声信号成分を得るように構成されてもよい。
上記装置は、アプリケーションをさらに備えてもよく、上記アプリケーションは、上記イヤホンが装着されているか否かの判断に基づいて、上記アプリケーションの特徴を制御するように構成されてもよい。上記アプリケーションは、上記イヤホンが装着されていないと判断された場合に、上記音響信号に関連するレンダリングを中断し、上記イヤホンが装着されていると判断された場合に、上記レンダリングを再開するように構成されてもよい。代わりに、又は更に、上記アプリケーションは、上記イヤホンが装着されていると判断された場合に、上記音響信号に関連する通信を確立し、上記イヤホンが装着されていないと判断された場合に、上記通信を終了するように構成されてもよい。
上記分析は、上記取得された音声信号の周波数特性又は周期性のいずれかに基づいて行われてもよい。
本発明の第2の観点によれば、ユーザの耳に装着するのに適したイヤホンであって、上記ユーザの上記耳に装着されている場合に、上記耳内で音響信号をレンダリングするためのイヤホンを備える装置に適した方法が提供される。上記方法は、上記スピーカーに近接して設けられ、上記イヤホンが上記ユーザの上記耳に装着されている場合に上記耳の耳孔内に存在する音から音声信号を取得する、上記イヤホンのマイクロホンにより音声信号を取得するステップと、上記イヤホンが装着されている場合に存在する耳内音種、又は上記イヤホンが装着されていない場合に存在する耳外音種のいずれかの音声信号成分を含む、上記取得された音声信号を分析することにより、上記イヤホンが上記ユーザの上記耳に装着されているか否かを判断するステップとを含む。
上記耳内音種の上記信号成分は、生理学的音声信号を含んでもよい。上記生理学的音声信号は、上記ユーザの呼吸音に関連する信号成分を含んでもよく、上記判断するステップは、呼吸音が検出可能な場合に上記イヤホンが装着されていると判断するステップを含んでもよい。上記生理学的音声信号は、上記ユーザの心拍音に関連する信号成分を含んでもよく、上記判断するステップは、心拍音が検出可能な場合に上記イヤホンが装着されていると判断するステップを含んでもよい。上記方法は、上記生理学的音声信号を、低域フィルタにより低域フィルタリングすることにより上記心拍音を取り出し、心拍信号を得るステップをさらに含んでもよい。上記低域フィルタは、3〜10Hz、好ましくは3〜5Hz、好ましくは4Hzの遮断周波数を有してもよい。
上記耳外音種は、周囲の雑音を含んでもよく、上記判断するステップは、周囲の雑音が閾値レベルを超えた場合に上記イヤホンが装着されていないと判断するステップを含んでもよい。上記方法は、上記イヤホンに関連する他のマイクロホンにより、上記耳孔の外部の実際の周囲の雑音を測定することにより上記閾値を決定するステップをさらに含んでもよい。
上記方法は、上記音声信号から上記音響信号を減算し、上記音声信号成分を得るステップをさらに含んでもよい。
上記方法は、上記判断に基づいて、アプリケーションの特徴を制御するステップをさらに含んでもよい。上記方法は、上記イヤホンが装着されていないと判断された場合に、上記音響信号に関連するレンダリングを中断するステップと、上記イヤホンが装着されていると判断された場合に、上記レンダリングを再開するステップをさらに含んでもよい。更に、又は代わりに、上記方法は、上記イヤホンが装着されていると判断された場合に、上記音響信号に関連する通信を確立するステップと、上記イヤホンが装着されていないと判断された場合に、上記通信を終了するステップをさらに含んでもよい。
上記分析するステップは、上記取得された音声信号の周波数特性又は周期性のいずれかに基づいて行われてもよい。
本発明の第3の観点によれば、プロセッサに実行された場合に、上記第2の観点による方法を該プロセッサに実行させる命令を含むプログラム・コードを備える、コンピュータ可読媒体が提供される。
上記命令は、ユーザの耳に装着されるのに適したイヤホンのスピーカーに、上記イヤホンが上記ユーザの上記耳に装着されている場合に上記耳内で音響信号をレンダリングするために、上記音響信号を提供させてもよく、上記スピーカーに近接して設けられ、上記イヤホンが上記ユーザの上記耳に装着されている場合に上記耳の耳孔内に存在する音から音声信号を取得する、上記イヤホンのマイクロホンにより音声信号を取得させてもよく、上記イヤホンが装着されている場合に存在する耳内音種、又は上記イヤホンが装着されていない場合に存在する耳外音種のいずれかの音声信号成分を含む、上記取得された音声信号を分析することにより、上記イヤホンが上記ユーザの上記耳に装着されているか否かを判断させてもよい。
上記耳内音種の上記信号成分は、生理学的音声信号を含んでもよい。上記生理学的音声信号は、上記ユーザの呼吸音に関連する信号成分を含んでもよく、上記判断するための命令は、呼吸音が検出可能な場合に上記イヤホンが装着されていると判断するための命令を含んでもよい。上記生理学的音声信号は、上記ユーザの心拍音に関連する信号成分を含んでもよく、上記判断するための命令は、心拍音が検出可能な場合に上記イヤホンが装着されていると判断するための命令を含んでもよい。上記コンピュータ・プログラムは、上記生理学的音声信号を、低域フィルタにより低域フィルタリングすることにより上記心拍音を取り出し、心拍信号を得るための命令をさらに含んでもよい。上記コンピュータ・プログラムは、上記低域フィルタが、3〜10Hz、好ましくは3〜5Hz、好ましくは4Hzの遮断周波数を持つように構成させる命令をさらに含んでもよい。
上記耳外音種は、周囲の雑音を含んでもよく、上記判断するための命令は、周囲の雑音が閾値レベルを超えた場合に上記イヤホンが装着されていないと判断するための命令を含んでもよい。上記コンピュータ可読媒体は、上記イヤホンに関連する他のマイクロホンにより、上記耳孔の外部の実際の周囲の雑音を測定することにより上記閾値を決定するための命令をさらに含んでもよい。
上記コンピュータ・プログラムは、上記音声信号から上記音響信号を減算し、上記音声信号成分を得るための命令をさらに含んでもよい。
上記コンピュータ・プログラムは、上記判断に基づいて、アプリケーションの特徴を制御するための命令をさらに含んでもよい。上記コンピュータ・プログラムは、上記イヤホンが装着されていないと判断された場合に、上記音響信号に関連するレンダリングを中断するための命令と、上記イヤホンが装着されていると判断された場合に、上記レンダリングを再開するための命令をさらに含んでもよい。
上記コンピュータ・プログラムは、上記イヤホンが装着されていると判断された場合に、上記音響信号に関連する通信を確立するための命令と、上記イヤホンが装着されていないと判断された場合に、上記通信を終了するための命令をさらに含んでもよい。
上記命令は、上記取得された音声信号の周波数特性又は周期性のいずれかに基づいて上記分析を行わせるように構成されてもよい。
本発明の第4の観点によれば、ユーザの耳の耳孔に装着するのに適した、2つのイヤホン、信号処理部、及びアプリケーションを備える装置が提供される。上記イヤホンの各々は、上記イヤホンが耳に装着されている場合に、上記耳孔内に存在する音から音声信号を取得するように構成されたマイクロホンを含み、上記信号処理部は、上記イヤホンが装着されている場合に存在する耳内音種、又は上記イヤホンが装着されていない場合に存在する耳外音種のいずれかの音声信号成分を含む、上記取得された音声信号を分析することにより、上記イヤホンの各々がユーザの耳に装着されているか否かを判断するように構成され、上記アプリケーションは、上記イヤホンが装着されているか否かの判断に基づいて、機器を制御するように構成されている。
図1は、一実施形態による装置を模式的に示す図である。 図2は、一実施形態による方法を示すフローチャートである。 図3は、コンピュータ可読媒体を模式的に示す図である。
図1は、一実施形態による装置100を模式的に示す図である。該装置100は、スピーカー構成102、すなわち、ユーザの耳の耳孔に装着されるように構成されたイヤホンを含み、該イヤホンは、スピーカー104及びスピーカー104と共に配置されたマイクロホン106を有する。スピーカー104には、好適には、増幅部108により供給される音楽や音声などの音響信号(audio signal)が供給される。また、増幅部108は、メディア・プレーヤーや電話の音声出力などのアプリケーション・エレメント109から、音響コンテンツを取得してもよい。イヤホンが耳に装着されている場合の心拍音や呼吸音、及び、言うまでもなく、スピーカー104が発生する音等の、耳の耳孔内に存在する音を取得するように構成された、又は、イヤホンが装着されていない場合の周囲の雑音を取得するように構成されたマイクロホン106は、光学減算部110に出力信号を供給してもよい。すると、光学減算部110は、マイクロホン信号から音響信号を減算する。更に、該マイクロホン信号は、フィルタ111aにより適宜フィルタリングされる。更に、又は、代わりに、増幅部108により供給される音も、光学減算部110に入力される前に、フィルタ111bによりフィルタリングされてもよい。光学減算部110からの出力は、基本的には、イヤホンが装着されている場合の心拍音及び/又は呼吸音と、イヤホンが装着されていない場合の周囲の雑音を含むが、これは、音響信号の信号成分が除去されるためである。心拍音及び/又は呼吸音や周囲の雑音は、音種検出部112に供給される。ここで、マイクロホン106と減算部110の間のフィルタ111a、及び/又は、増幅部108と減算部110の間のフィルタ111bの代わりに、又は、加えて、減算部110と音種検出部112の間にフィルタ111cを設けてもよい。
好適には、信号処理部114により実装される音種検出部112は、イヤホンがユーザの耳に装着されているか否かを判断するように構成されている。これは、音種検出器112に入力された、取得された音声信号(sound signal)を分析することにより行われる。該音声信号は、イヤホンが装着されている場合に存在する耳内音種の音声信号成分、又はイヤホンが装着されていない場合に存在する耳外音種の音声信号成分のいずれを含んでもよい。これらのうち、実際に存在する音種、又は少なくとも優勢である音種は、ある所定の音を検出することにより判断することができる。例えば、呼吸音や心拍音などの生理学的な音が存在する場合は、音種検出部112は、音種が耳内音種であること、すなわち、イヤホン102が装着されていると判断する。また、周囲の雑音が優勢である場合は、音種検出部112は、音種が耳外音種であること、すなわち、イヤホンが耳に装着されていないと判断する。
減算部110、光学フィルタ111a、b、c、及び音種検出部112は、構成要素110、111(a、b、c)、112の機能を、例えばアナログ領域又はデジタル領域で実行する信号処理部114の一部であってもよい。
呼吸音の検出は、空気が頭部を流れている時の呼吸音の特徴と、イヤホン102が装着されている場合にマイクロホン106により取得できる呼吸音の特徴を特定することにより行われる。
心拍は、本質的には、主に心拍数に対応する周波数成分を有する微弱な音を、ユーザの頭部内に生成する。マイクロホン106により取得された音声信号は、心拍音の検出を可能とするために、増幅、フィルタリング、及び処理されてもよい。このフィルタリングは、心拍が通常0.5〜3Hzの範囲内にあるため、低域フィルタリングを含んでもよい。スピーカー104により供給される音は、通常、これらの周波数においては非常に低いため、狭帯域のフィルタを用いることにより、心拍音信号を大幅に向上させることができる。
周囲の雑音、すなわちユーザの環境に存在する音、又は装置100が置かれている場所に存在する音は、イヤホン102が装着されている場合には、マイクロホン106に到達する前に、ユーザの耳の耳孔を覆うイヤホン102により減衰される。よって、周囲の雑音の音成分は、イヤホン102が装着されていない場合よりも、装着されている場合のほうが小さい。したがって、耳外音種の検出は、取得された音声信号に周囲の雑音が含まれるか否かの分析によって判断される。この判断は、周囲の雑音レベルの変化、すなわち、イヤホンの装着及び取り外しを観測すること、又は周囲の雑音レベルを閾値レベルと比較することにより行うことができる。閾値は、経験に基づいて決定してもよいし、他のマイクロホン118により実際に周囲の雑音を測定することにより決定してもよい。他のマイクロホン118とは、イヤホン102に関連するもの、例えば、イヤホン102と、ユーザによる発話が入力される他のマイクロホン118を含むヘッドセットの一部であってもよい。
例えば、周囲の雑音レベルと呼吸音レベルがともに高い場合には、周囲の雑音レベルが高い理由に関しては、周囲の雑音レベルが極端に高いため、又は、イヤホンが装着されているにも関わらず、周囲の雑音の減衰量が穏やかで比較的多量の周囲のノイズが耳の耳孔に到達してしまうという理由のため、周囲の雑音の検出は区別可能である。しかし、呼吸音の検出のみに関しては、装着されたイヤホンから発せられる可能性が高い。一方、本質的に呼吸音よりも弱い心拍音の検出は、イヤホンが装着されたという、比較的確実なサインとみなされる。信号種検出部112は、好適には、上記のような判断を行って、音量のみでなく、どのような場合にどのような音が存在し得るかも含めて、どのような音種が優勢かを判断するように構成されている。例えば、イヤホンが装着されているか否かの判断において用いられる、上記3つの音の順位付けは、1)心拍音、2)呼吸音、3)周囲の雑音の順であってもよい。
ユーザの頭部、つまり耳の耳孔内に存在する他の音としては、噛む音等の、頭部内を伝播することにより生じる所定の音の特徴を有する音声を含んでもよい。
呼吸音又は心拍音を検出するための音声信号の分析は、好適には、音声信号の周期性及び/又は周波数成分の分析に基づいて行われる。
また、音種の判断は、通常、低い周波数よりも高い周波数の方がユーザの組織により減衰されることから、周波数特性に基づいて行ってもよい。したがって、音種の判断は、好適には、スピーカー104により供給された音が減算部110により減算された場合に取得された音声信号を観測し、周波数の分布を判断することにより行うことができる。
上記判断には、上記の1又は2以上の判断技術を用いてもよい。例えば、上記判断は、呼吸音、心拍音、周囲の雑音レベル、又は周波数特性のうちの1つのみの検出に基づいて行ってもよい。また、上記判断は、これらのうちのいかなる組み合わせに基づいて行ってもよい。
音種の分析に基づき、つまり、音種が耳内音種か耳外音種のいずれであるかの判断、すなわち、イヤホン102が装着されているか否かの判断に基づき、上記判断の結果を受信するように構成されたアプリケーション制御部115は、1又は2以上のアプリケーション116の挙動を制御することができる。アプリケーション116は、音響コンテンツを出力するように構成されたアプリケーション・エレメント109を含む。アプリケーション116の制御の一例として、イヤホンがユーザの耳に装着されている場合のみ、音楽又は外部からの/外部への電話に関する音声をイヤホン102に送ってもよい。また、別の例として、イヤホン102がユーザの耳に装着されていると検出された場合は、装置がユーザの近くにあることがほぼ確実なため、着信音を調節して音量を下げてもよい。更に別の例として、イヤホン102が装着されている場合のみ、イヤホン102に関連する他のマイクロホン118(例えば、このマイクロホン118が、イヤホン102とこのマイクロホン118を含むヘッドセットの一部である場合)からの入力を許可してもよい。また、更に別の例として、イヤホン102が装着されている場合には、イヤホン102を含む無線ヘッドセットの電源を入れ、イヤホン102が装着されていない場合には、無線ヘッドセットの電源を切ってもよい。また、別の例として、1つ又は2つのイヤホン102、102bが装着されているか否かによって、モノラル音又はステレオ音がイヤホン102、102bのいずれか1つ又は両方に出力されるかどうかを判断してもよい。ここで、2つのイヤホンのうち1つのみ装着されている場合は、装着されているイヤホンにのみに音声出力が送られる。更に別の例として、イヤホン102が装着されている場合又は装着された直後に、電話を受ける、つまり外部からの電話に出てもよい。また、更に別の例として、イヤホン102が装着された直後に、例えばメディア・プレーヤーからの音響レンダリングを開始又は再開し、イヤホン102が耳から取り外された場合に音響レンダリングを停止又は一時停止してもよい。上記制御のうち、いかなる組み合わせも、本願に適用することができることは、言うまでもない。
なお、上記に説明した、イヤホン102が装着されているか否かを判断するためのアプローチは、有害音から保護するための耳栓など、スピーカー104を持たないイヤホンにも適用できることに留意されたい。例えば、穿孔機又は研削機のような騒音を伴う機器は、耳保護器を装着せずには開始することができない。好適には、両耳がイヤホン102に保護されている場合にのみ機器を開始できるように、該機器の開始を可能とする論理回路が設けられる。耳保護器には、スピーカー104を設けてもよく、上記説明におけるいかなる特徴を本実施形態と組み合わせてもよいことは、言うまでもない。
図2は、一実施形態による方法を示すフローチャートである。本方法は、図1を参照して上記に説明したように、ユーザの耳に装着された場合に耳内で音響信号をレンダリングするために、ユーザの耳に装着されるイヤホンに適している。本方法は、音取得ステップ202を有する。該音取得ステップ202においては、イヤホンが耳に装着されている場合の心拍音又は呼吸音を取得するように、又はイヤホンが耳に装着されていない場合の周囲の雑音を取得するように構成されたマイクロホンにより、耳の耳孔内に存在する音が取得される。本方法は、更に判断ステップ208を有する。該判断ステップ208においては、イヤホンがユーザの耳に装着されているか否かが判断される。該判断は、イヤホンが装着されている場合に存在する耳内音種、又はイヤホンが装着されていない場合に存在する耳外音種の音声信号成分のうちいずれかを含む、取得された音声信号を分析することにより行われる。これは、図1を参照して説明したように行うことができる。
本方法は、音響供給ステップ200を含んでもよい。該音響供給ステップ200においては、音響信号がイヤホンのスピーカーによりレンダリングされる。この供給された音響信号は、取得される音声信号に多く含まれることとなる。したがって、この知られた音響信号は、音響減算ステップ204において、取得された音声信号から減算される。更に、取得された音声信号又は音響信号は、減算の前に適宜フィルタリングされてもよい。又は、減算後の音声信号は、信号フィルタリング・ステップ206においてフィルタリングされてもよい。
イヤホンが装着されていると考えられるか否かの判断に基づき、アプリケーション制御ステップ210において、1又は2以上のアプリケーションを制御してもよい。この制御は、例えば、イヤホンが装着されていないと判断された場合に、その判断に基づき、音響信号に関連するレンダリングを中断すること、及び、イヤホンが装着されていると判断された場合にレンダリングを再開することを含んでもよい。別の例として、イヤホンが装着されていると判断された場合は、その判断に基づき、例えば電話を受けるなどして、音響信号に関する通信を確立してもよい。また、イヤホンが装着されていないと判断された場合は、例えば電話を切るなどして、通信を終了してもよい。
耳内音種の信号成分の例としては、呼吸音や心拍音などの生理学的音声信号が挙げられる。これらが存在すると判断された場合は、ユーザがイヤホンを装着した可能性が非常に高い。心拍の取り出しは、低域フィルタにより生理学的音声信号の低域フィルタリングを行い、心拍信号を得ることにより行ってもよい。低域フィルタは、メイン周波数、すなわち心拍自身に本質的に周波数の制限があるため、好ましくは3〜10Hz、好ましくは3〜5Hz、好ましくは4Hzの遮断周波数を有する。
耳外音種の例としては、周囲の雑音が挙げられる。例えば、周囲の雑音が閾値レベルを超えた場合に、イヤホンが装着されていないと判断される。この閾値レベルは、図1を参照して説明したように求めることができる。
上記のアプローチは、クローズド・タイプのイヤホンに特に好適である。
本発明による方法は、コンピュータ及び/又はプロセッサなどの処理手段を用いて行うのに適している。したがって、図2を参照して説明した実施形態による方法のステップを、上記装置において処理手段、プロセッサ、又はコンピュータに実行させるように構成された命令を有するコンピュータ・プログラムが提供される。このコンピュータ・プログラムは、好適には、図3に示すようにコンピュータ可読媒体300に記憶されたプログラム・コードを有するが、このプログラム・コードは、処理手段、プロセッサ、又はコンピュータ302に読み込まれて実行されることにより、本発明の実施形態、好適には図2を参照して説明した実施形態による方法を行わせることができる。図1に示すような装置の内部に存在し得るコンピュータ302と、コンピュータ・プログラム製品300は、上記プログラム・コードを時系列に実行するように構成され、上記いずれかの方法における動作が段階的に行われるようにしてもよいし、上記プログラム・コードをリアルタイムで実行するように構成され、動作が必要に応じて、及び必要な入力データが入手可能かどうかに応じて行われるようにしてもよい。処理手段、プロセッサ、又はコンピュータ302は、好適には、いわゆる内蔵システムである。したがって、図3に示すコンピュータ可読媒体300及びコンピュータ302は、構成要素を直接的に図示したものではなく、原理を理解するための説明のみのために図示されたものと解されるべきである。

Claims (16)

  1. ユーザの耳の耳孔に装着するのに適したイヤホンと、信号処理部を備える装置において、
    前記イヤホンは、レンダリングのための音響信号が供給されることが可能なスピーカーと、前記スピーカーに近接して設けられ、前記イヤホンが前記耳に装着されている場合に前記耳孔内に存在する音から音声信号を取得するマイクロホンを含み、
    前記信号処理部は、前記取得された音声信号から生理学的な音を検出することにより、前記イヤホンが前記ユーザの前記耳に装着されているか否かを判断するように構成され
    アプリケーションをさらに備え、
    前記アプリケーションは、前記イヤホンが装着されていると判断された場合に、電話を受けて通信を確立し、前記イヤホンが装着されていないと判断された場合に、前記電話を切って前記通信を終了するように構成されている、装置。
  2. 理学的音声信号は、前記ユーザの呼吸音に関連する信号成分を含む、請求項1に記載の装置。
  3. 理学的音声信号は、前記ユーザの心拍音に関連する信号成分を含む、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記信号処理部は、前記生理学的音声信号を、低域フィルタにより低域フィルタリングすることにより前記心拍音を取り出し、心拍信号を検出するように構成されている、請求項3に記載の装置。
  5. 前記低域フィルタは、3〜10Hz、好ましくは3〜5Hz、好ましくは4Hzの遮断周波数を有する、請求項4に記載の装置。
  6. 前記信号処理部は、前記音声信号から前記音響信号を減算して声信号成分を得るように構成されている、請求項1〜5のいずれかにに記載の装置。
  7. 前記音の検出は、前記取得された音声信号の周波数特性又は周期性のいずれかに基づいて行われる、請求項1〜のいずれかに記載の装置。
  8. ユーザの耳に装着するのに適したイヤホンであって、前記ユーザの前記耳に装着されている場合に、前記耳内で音響信号をレンダリングするためのイヤホンを備える装置における方法であって、
    スピーカーに近接して設けられ、前記イヤホンが前記ユーザの前記耳に装着されている場合に前記耳の耳孔内に存在する音から音声信号を取得する、前記イヤホンのマイクロホンにより音声信号を取得するステップと、
    前記取得された音声信号から生理学的な音を検出することにより、前記イヤホンが前記ユーザの前記耳に装着されているか否かを判断するステップと、
    を含み、
    前記イヤホンが装着されていると判断された場合に、電話を受けて通信を確立するステップと、
    前記イヤホンが装着されていないと判断された場合に、前記電話を切って前記通信を終了するステップをさらに含む、方法。
  9. 理学的音声信号は、前記ユーザの呼吸音に関連する信号成分を含み、
    前記判断するステップは、呼吸音が検出可能な場合に前記イヤホンが装着されていると判断するステップを含む、請求項に記載の方法。
  10. 理学的音声信号は、前記ユーザの心拍音に関連する信号成分を含み、
    前記判断するステップは、心拍音が検出可能な場合に前記イヤホンが装着されていると判断するステップを含む、請求項又はに記載の方法。
  11. 前記生理学的音声信号を、低域フィルタにより低域フィルタリングすることにより前記心拍音を取り出し、心拍信号を得るステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記低域フィルタは、3〜10Hz、好ましくは3〜5Hz、好ましくは4Hzの遮断周波数を有する、請求項11に記載の方法。
  13. 前記音声信号から前記音響信号を減算し、声信号成分を得るステップをさらに含む、請求項8〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記音を検出するステップは、前記取得された音声信号の周波数特性又は周期性のいずれかに基づいて行われる、請求項8〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. プロセッサに実行された場合に、請求項8〜14のいずれか1項に記載の方法の動作を該プロセッサに実行させる命令を含むプログラム・コードを備える、コンピュータ可読媒体。
  16. プロセッサに実行された場合に、請求項8〜15のいずれか1項に記載の方法の動作を該プロセッサに実行させる命令を含むプログラム・コードを備える、コンピュータ・プログラム。

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