JP5412436B2 - 一定バネ力を有する機械式時計 - Google Patents

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Description

この発明は自動巻きを備える機械式腕時計の分野に関し、ばねバレルの動作ばねが振動重りを介して着用者の移動によって巻上げでき、動作ばねが出来るだけ一定ばね力を有する。
そのような時計が知られている。所謂不粘性或いは半径方向増加直径を備えるねじ或いは所謂マルタクロスが使用される。前記システムが複雑であり、機械的欠点を有し、前記システムが一定ばね力を効率的に保証できない。
自動時計の場合には、追加された問題がある。多くの場合に今日はロータシステムが使用され、ロータシステムの回転軸線が移動の中心に位置され、制限なしに回転できる。減速歯車装置によって力が動作ばねに伝達される。ブレーキばねは動作ばねが過剰緊張されるのを阻止する。ブレーキばねは完全に巻上げられたときに時計のトルクを制限するスリップクラッチである。
しかしながら、移動が完全に巻上げられると、トルクは前記スリップクラッチによって一定に保持されなく、むしろスリップされるときに突然にトルクが減少され、次にスリップクラッチの所定閾値で再びスリップされるまで、着用者の移動中に巻上げ手段によりトルクが再び増加される。これは、ばねバレル壁に固定式に懸架されていないばねによって達成される。ばねバレルとばね端との間に短い強力なばねがあり、所謂ブレーキばねは完全巻上げ状態直前に張力下でばねバレル壁に沿って摺動し、所謂あるエンコー(Encoche)から他のエンコーへ摺動し、結果として引張ばねを制動する。ブレーキばねがスリップクラッチであって、引張ばねに対する損傷を阻止する。
これは、自動巻を備える先行技術の巻かれた腕時計では、トルクが一定ではなく、しかし、むしろ各場合に閾値まで鋸歯曲線で変更するという結論を直ちに導く。
さらに、摩耗されていない完全に巻かれていない時計では、トルクが例えば一定ではなく、むしろ時間と共に減少される。これに関してこの問題はまだ手動巻を備える腕時計にさえ存在する。
特開2006−284581号公報
前記先行技術から出発して、この発明の課題は、実質的に一定最高トルクが長い期間に利用できる前記タイプの時計を提供することである。
他の目的は、時計が改良された精度を達成するのに有効である最小トルクを形成するように調整できることである。言い換えると、設定最小トルクがもはや保証されないことが確認されるとすぐに、時計が停止する。
他の目的は、実質的に一定トルクを備える有効期間を延ばすことである。
最終的に特に自動時計の場合には、スリップクラッチを使用することにより生じた衝撃を回避されるように、行われる。
この課題は、この発明によると、前記種類の時計には、請求項1の特徴とする特徴事項によって解決される。
この発明による機械式腕時計は第一ばねバレル内の動作ばねと機械式及び自動巻の少なくとも一方の装置とを有する。さらに、第二ばねバレルと三つの動力列を備える差動部が設けられている。同じ方向に第一と第二ばねバレルに作用する巻き手段に接続された列によって、二つのばねバレルがトルク中立方法で巻き取られる。それに対して、巻き手段に接続された列が停止するならば、第一ばねバレルの巻解きが第二ばねバレルから差動部を介してエネルギーの印加により補償されている。特に、好ましくはより強い第二ばねバレルが第一ばねバレルを巻上げて且つ支持するか、又は巻上げるか、或いは支持する。
更に好ましい実施例は、従属請求項に特徴付けられる。
この発明は添付図を参照して有益な例示的実施例に関して以下に説明される。
第一例示的実施例によるこのタイプの時計の本質的成分の基本概要表現を示す。 第二例示的実施例によるこのタイプの時計の本質的成分の基本概要表現を示す。 中央太陽歯車によりトルク制限する装置の概略図を示す。 第一ばねバレルと相互作用する太陽歯車構造の構成の概略部分断面図を示す。 太陽歯車が表現されていない図3と同様な概略図を示す。
図1は第一例示的実施例によるこのタイプの時計の本質的成分の基本概要表現を示す。
参照符号10が一般方法で動作ばねのばねバレルに与えられ、これは当業者の知識により第一ばねバレル10の内部に固定されている。第一ばねバレルとして参照されたばねバレル10は、外側に巻解き車輪として平歯車を備えるばねバレル12と、図に表示されておらず、図4に表示されたばね固定部173の第一ばねバレルの内側に設けられているばねとから成る。ばねは例えば950g*mmのばねとして設計されている。平歯車110と111を介してバレル10がアクスル121に連結されていて、この軸には概略的に表示された傘歯車131が固定されている。アクスル121が差動部40の自動固定差動ハウジング130に据付けられている。アクスル141がアクスル121に関して整合して配置され、更にハウジング130に据付けられている。傘歯車132がアクスル141に連結されたハウジング130に配置されていて、前記傘歯車が、傘歯車131として差動傘歯車133と係合している。差動傘歯車はハウジング130内のアクスルに据付けられている。原理的には、参照符号134で与えられた開口に傘歯車131と132と係合する他の傘歯車を提供することが可能である。
ハウジング或いは差動バスケット130は傘歯車135に固定式に連結されていて、この傘歯車が平歯車112と113によって第二ばねバレル20と作用連結されている。
傘歯車131、132、133とハウジング130から成るユニットは傘歯車を備える差動部40として確認され得る。トルク分布を参照して1対1の変速比である。差動部40が原理的には、太陽歯車とリングギアが同じ寸法である特殊遊星歯車セットである。
アクスル141は従来の公知の自動巻手段に連結されている。手動巻上手段がここで係合できる。前記巻上手段が作動すると、アクスル141が回転し、二つのばねバレル10と20に一様にトルクを伝達する。自動巻を備える時計の着用者が移動しないならば、アクスル141が静止して固定する。この歯車132が移動しなく、傘歯車131の巻解きが傘歯車133の等しい巻解きを生じるので、ハウジング130が反対方向に回転し、その移動が歯車135を介して第二ばねバレル20に伝達されて、その結果、ばねがその中に位置して、図面に表示されていないばねが緩和する(弛む)。第二ばねバレル20がより高いトルクを有し、例えば1200g*mmを備えるように設計されている。
図示された差動部40が所謂−1の静止変速比を有する。この発明の他の例示的実施例の場合には、差動部40が−1に等しくない静止変速比を備える遊星歯車セットとして開発され得る。これは異なった寸法である(傘歯車131と132と対応する)リングギアと太陽歯車により達成され得て、次に例えば傘歯車或いは歯車133/134がハウジング130内のアクスルを備える小さい車輪131/132に対して傾斜されている。また、平歯車差動部ような他の歯車セットを使用することができる。
図2は第二例示的実施例による差動部40を備えるこのタイプの時計の本質的成分の基本概略表現を示す。等しい機能構成部材は等しい或いは同様なダシュ付き参照符号を有する。
作動バスケット130’は更に傘歯車131と133から成り、傘歯車131がアクセル121上(図2に表現されていない)歯車輪を介して第一ばねバレル10のラチェット歯車11に係合している。
図1の例示的実施例の概念と相違して、アクスル141’にはハウジング130’の傘歯車132’が固定されている。この場合には、前記傘歯車が歯車輪114によって第二ばねバレル20に連結されている。
差動部のハウジング130’の歯車135’が自動巻手段の歯車151と係合していて、好ましく手動巻手段の第一歯車152と平行軸線と対抗的に位置した端で、巻アクスルに参照符号153が与えられる。
図2でつめ30を述べることが本質であり、つめの自由端がラチェット歯車136’に係合し、このラチェット歯車がハウジング130’に固定式に連結されている。つめ30は好ましくはつめのベース31によって明瞭性のために図2に表示されていないベース板に固定されていて、ばねバレル10と20が前記ベース板に配置されている。
手動巻き手段が表示された矢印に一致してアクスル153によって回転されるならば、ハウジング130’が回転し始める。歯車151が手動巻き手段によって回転されるときに、いわば最終部材として矢印によって表示された方向に回転されるときに、同じことが適用される。
その結果、その展開に一致して、差動部40がトルクを両側でばねバレル10と20伝達する。歯車133が図2で画像平面から前方に回転され、対応する方法で傘歯車131と132’を回転させ、ばねバレル上の矢印に一致する移動を達成させる。二つのばねバレル10と20が巻き上げられる。
つめ30により差動ハウジング130’が一方向に回転できる。特に、要素151と153による巻き手段が停止するならば、ハウジング130’が停止する。反対方向の回転が阻止される。ばねバレル20が巻解く、即ち示された矢印によって示された方向と反対にばねバレル20の回転であるならば、歯車114が示された矢印と反対方向に回転し、ハウジング130’が停止したら、移動がばねバレル10に表示された方法で伝達される。ハウジング130’が一緒に回転されるのが、つめ30によって阻止される。これは、第一ばねバレル10が第二ばねバレル20の巻解きによって巻き上げられることを意味する。第二ばねバレル20が第一ばねバレル10(この場合には、例えば950g*mm)より強く(例えば1200g*mm)なるように設計されているので、これが可能である。ばねバレル10と20上の矢印によって表示された方向が各場合にばねバレル10と20の巻上げ方向に一致する。
ラチェット歯車11は公知の方法でばねバレル10の他の成分と相互作用する。特に、ラチェット歯車は四角端或いはロックボルト172によって軸172に連結されている。これに関して、第一ばねバレル10が間接に巻き上げられ、これとは違って、第二ばねバレル20が直接に巻き上げられる。
等しい機能方法が図1による実施例で形成されている。これに関して、三つの列から成る差動伝達によって行われ、第一ばねバレル10と第二ばねバレル20の間の静止変速比が負であり(零より小さい)、巻上げ作用の場合にその巻上げが自動的に或いは自然に作用するか否かに無関係に、両ばねバレル10と20が巻き上げられ、それに対して、巻上手段が停止するならば、より強い第二ばねバレル20がより弱い第一ばねバレル10に巻上げ続けて、その結果、前記第一ばねバレルがより長い寿命の他に一定力を有する、というのは、第二ばねバレルの逆エネルギーが存在する限り、第一ばねバレル自体が巻上げ状態から解放されないからである。逆エネルギーとは、第二ばねバレル20のエネルギーと理解すべきであり、それにより第二ばねバレルが第一ばねバレル10の標準エネルギーを超過する。言い換えると、第一ばねバレル10の標準エネルギーが例えば1000g*mmに選定されるならば、1200g*mmの初期設計を備える第二ばねバレルが前記1000g*mmの超過のままである限り、一定力が維持され得る。さらに、寿命延長は、900g*mmへの第一ばねバレル10のエネルギーの理論的降下の場合には、差動部40による補償によって第二ばねバレル20の1000g*mmにも、第一ばねバレル10が実際に950g*mmのままであるので、更に寿命が延長される。しかしながら、単に発明による時計の好ましい構成がもたらす一定力がこの発明による唯一の効果ではない。第二の利点は、それ以上の構成において、スリップクラッチを備えたばねバレルの場合に生じる欠点を回避される。
図2では参照符号50によって太陽歯車が示され、前記太陽歯車がコラム歯車或いは駆動歯車161によってばねバレル10の巻解き歯車12に連結されている。前記太陽歯車が図3と4と関連してトルク制限装置を説明される。
図3が中央太陽歯車50を備えるトルク制限装置の概略図を示す。前記太陽歯車が公知順序の減速歯車164によってコラム歯車或いは駆動歯車161に連結されていて、前停止面163を有するラック51を駆動する前記コラム歯車或いは駆動歯車が矢印方向における対応する移動後にトルクねじ52に衝突する。トルクねじ52が調整ねじ53によって時計のベース板に固定されている。トルクねじ52が有益に偏心ねじであるので、調整ねじ53の軸線を中心にトルクねじを回転させることによって、ラック51の端位置が調整でき、前記ラックが制限面163によってトルクねじ52に衝突する。
図4は第一ばねバレル10と相互作用する太陽歯車構造を概略部分断面方法で示す。この構造は図1と2に基づく両実施例や図示されていない実施態様にも使用され得る。
コラム歯車161が両端に一つの歯車を有し、即ち第一ばねバレル10の巻上歯車12と連結させるスプロケット166と太陽歯車50と連結させるスプロケット167を有する。
ラチェット歯車11は固定ボルトとして作用する四角端171によって軸172にしっかりと連結されている。軸172がばねバレル10を通過され、そこで第一ばねバレル10のばね固定部173となる。対抗的に位置した端には、ここで二重玉軸受けとして形成されている玉軸受179に据付けられている。玉軸受179が第一ばねバレル10に連結されている。
ばねバレル10の停止の場合に一方向における軸172の回転が生じ、そのばねバレルは巻解き輪12を備えるハウジングを意味し、この巻解き輪がその中に存在するばねを巻き上げる。同じ方向におけるばねバレル10の回転(軸173の停止の場合に)がばねを解放する。これは、遊星歯車165と太陽歯車50の係合作用に対する本質である。太陽歯車50が回転するばねバレル10の際に同じ方向に回転する。軸172が回転運動を四角端177を介して回転しなく軸172と連結されている小さい伝達歯車輪174を介して遊星歯車165の大きな歯部に伝達する。これは次に太陽歯車50を反対方向に回転する。それ故に、ばねバレル10に巻上げるラチェット輪11の回転が一方向における太陽歯車50の回転を生じる。それに対して、巻解き輪10の巻解きが他の方向における太陽歯車50の回転を生じる。言い換えると、巻解きの範囲内のばねバレル10の巻上げが太陽歯車50を停止させる。専門家は、ラック51に他の歯車輪164を備えることが時計巻解き表示器に一致することを認識する。このために、遊星歯車165が他の小さい歯を備えていて、その小さい歯が遊星歯車165のこの歯に組み込まれた変速歯車輪176に係合している。この変速歯車輪176が第一歯車輪164に係合している。この変速歯車輪176が特にルビー軸受180と共に軸172上に支承され、それは空間理由から実際である。けれども、軸172と必ずしも同心円に支承されていない。これに関して、平均歯車輪構造が専門家には知られている。この発明の目的のために、専門家はラック51の運動をトルクねじ52の停止面163に制限する面163を備えなければならない。トルク制限のこの停止部材がその値で上方に用いられることが示されている。
図5は太陽歯車50の表示のない図3と同様な概略図を示し、その太陽歯車が四角端177により示された軸172の中央軸線に同心円に支承されていて、図5に図示された構成部材と外部作用を介して歯車167に、遊星歯車165の軸受178を介して作用接続している。
前もって、図面に図示されていない他の実施態様のも示唆され、第二トルクねじがラック51の対抗的に位置した側面に設けられている。停止面が類似して設けられ、図3に具体的に説明するために参照符号263により原理的に示されている。この停止面がトルクをその値で下方に制限する。
上方へのトルク制限の機能は次のようである。ラチェット歯車11はハウジング130に作用する巻上手段によって回転され、ばねをばねバレル10の内部に巻上げる。ばねはさらに、遊星歯車165を図3に示された方向に回転するので、太陽歯車50と後方配置された歯車164が示された矢印に一致して回転する。その結果、ラック151がトルクねじ52に対して前進される。このトルクねじの停止面163に到達すると、装置が固定し、ラチェット歯車がもはやそれ以上回転しなく;ばねバレル10が巻上げられる。ばねバレル10の巻解き歯車12の巻解きがラチェット歯車11によって再緊張に対して大きさの等しいならば、専門家はばねを介して発生されて適用されたトルクが同じ形状で一定であることを認識する。減少が生じない。
ラック51から進行する前記力伝達チェーンによってラチェット歯車11の固定によってそれ以上の巻上作用が差動部40によって他の方法で通過される。傘歯車131がブロックされるので、アクスル153或いは歯車151の回転が歯車132’の回転を導く(図1による実施例では、これはアクスル141である)、その結果、第二ばねバレル20の巻上げを導く。ここでは、第二ばねバレル20の内部に設けられたスリップクラッチが応答でき、それで、スリップできる。しかしながら、これは作動列に一つの効果を有し、即ち傘歯車132’に作用する確実に生じるトルク変動が実質的に巻上げ部材151と153に通過される。ばねバレル10に対するこの変動の伝達が広範に回避される。
この関係で図2の構造がスリップクラッチの作用によりアクスル141上に、それで、傘歯車132’上では、傘歯車135によって差動部40のハウジング130上の衝突の作用より好ましい試みが示されている。
巻上げが生じないならば、エネルギーが第二の強いトルクねじ20によってある期間に第一の弱いばねバレル10に伝達されるので、第二トルクねじ20によって生じる余分なエネルギーが第一ばねバレル10の設計より大きい限り、つまり950g*mmより大きい限り、そこでばねにより及ばされた力が長い期間にわたり完全に一定のままである。
両ばねバレル10と20が巻解かれるならば、ラック51が図示されていない実施例において面263によって第二トルクねじに衝突するまで後方移動する。その結果、後方移動に応答できる巻解き歯車12の移動がブロックされ、時計が停止する。これは一目で欠点である。しかし、特に自動巻上機の場合には、精度にとって好ましくない体制で長時間に作用する時計が回避されるので有益である、言い換えると、時計が作動するときに大きな精度で作動する。時計巻解き表示器がラック51の移動から直接に誘導され、「最高」が時計を駆動するばね力の定数を示し、「最小」位置に接近する表示器が巻上げを示唆する。
専門家が他の異なった実現を想起することが明らかである。それで、異なった差動部40が既に記載されていた。巻上げ列141、151、152が同じ方向に第一と第二のばねバレル10と20に作用する限り、任意の他の差動部が使用され得て、これらの停止がばねバレル10と20の回転方向によって逆反対巻解きを可能とし、弱いばねバレル10が現実に時計を駆動する間に、強いばねバレル20が好都合にばねの過剰張力を阻止する装置を有する。好ましくは、少なくとも上方へのトルク制限が設けられ、そのトルク制限がトルク制限による第一ばねバレル10の巻上げのために調整でき、他の構成では、ばね0レル10のばねの巻解きを最小応力の下で保証する。伝達された要素、ここでラック51が半径方向外方に向く時計針を有する歯車輪によって構成され得て、同様にこの歯車に対して配置された最高及び/又は最小停止面に対して衝突し得る。ロッド51の直接運動に代えて、この時計針の角度運動が設けられている。
ばねバレル10は、ばねバレルの内縁とラチェット歯車11の軸172の軸173にしっかりと固定されているばねを備えるばねバレルである。
ばねバレル20はスリップクラッチ或いは他の公知の手段によってばねの接近に限定したばねバレル20である。
10.....駆動ばねを備える第一ばねバレル
11.....ラチェット歯車
12.....巻解き歯車
20.....スリップばねを備える第二ばねバレル
30.....つめ
40.....差動部
50.....平歯車
51.....ラック
52.....トルクねじ
53.....調整ねじ
111....歯車
112....歯車
113....歯車
114....歯車
121....第一ばねバレルを連結させるアクスル
130....第二ばねバレルの列の差動部のハウジング
130’...巻上手段の列の差動部のハウジング
131....第一ばねバレルの列の差動部の傘歯車
132....巻上手段の列の差動部のハウジング
132’...第二ばねバレルの列の差動部の傘歯車
133....傘歯車の傘歯車
134....差動部の他の傘歯車の軸受配列
135....差動部のハウジングの歯車
135’...差動部のハウジングの歯車
141....駆動部に連結するアクスル
151....自動巻上手段の歯車
152....手動巻上手段の第一歯車
153....手動巻上手段の巻上アクスル
161....コラム歯車
163....制限面
164....別の歯車
165....遊星歯車
166....第一ばねバレルの回転歯車を備えるスプロケット
167....太陽歯車を備えるスプロケット
171....固定ボルトとしての四角端
172....軸
173....第一ばねバレルのばね固定部
174....伝達歯車
175....太陽歯車の玉軸受配列
176....遊星歯車の伝達歯車
177....四角端
178....遊星歯車の軸受配列
179....玉軸受
180....ルビー軸受

Claims (11)

  1. 第一ばねバレル(10)の動作ばねと機械式及び自動式又はそれらの少なくとも一方の巻上装置(141、151、152)とから成る機械式腕時計において、第二ばねバレル(20)が設けられ、三つの列(121、141、135;121、114、135’)を備える差動部(40)が設けられ、巻上装置に連結された列(141、151、152)が同じ方向に第一と第二ばねバレル(10と20)に作用すること、そして
    第一ばねバレル(10)の巻上歯車(11)と巻解き歯車(12)とがトルク制限装置(51、163、52)と作用接続されていて、第一ばねバレル(10)の所定最高張力が到達されるときに、それ以上の巻上げが回避され、機械式及び自動式の少なくとも一方の巻上手段(141、151、152)が差動部によって第二ばねバレル(20)に専ら作用することを特徴とする機械式腕時計。
  2. 第一ばねバレル(10)の巻上歯車(11)と巻解き歯車(12)が太陽歯車(50)と前記太陽歯車に連結された遊星歯車(165)と作用接続していて、それにより制限要素(51)が停止部材(52)に対して移動できることを特徴とする請求項に記載の機械式腕時計。
  3. 第一ばねバレル(10)の巻上歯車(11)と巻解き歯車(12)がトルク制限装置(51、163、52)と作用接続されていて、第一ばねバレル(10)のばねの所定最小張力が達成されるときに、それ以上の巻解きが回避されることを特徴とする請求項1或いは2に記載の機械式腕時計。
  4. 第一ばねバレル(10)の巻上歯車(11)と巻解き歯車(12)が太陽歯車(50)と前記太陽歯車に連結された遊星歯車(165)と作用接続していて、それにより制限要素(51)が停止部材に対して移動できることを特徴とする請求項に記載の機械式腕時計。
  5. 制限要素がラック(51)であり、停止部材がトルクねじである、或いは調整可能な偏心トルクねじであることを特徴とする請求項1或いは3に記載の機械式腕時計。
  6. 制限要素が歯車の半径方向指針であり、停止部材が指針の角度移動を制限する停止部材であることを特徴とする請求項1或いは3に記載の機械式腕時計。
  7. 巻上装置に連結された列(141、151、152)が停止するならば、第一ばねバレルの巻解きが第二ばねバレル(20)から差動部(40)を介してエネルギーの印加によって補償され得ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の機械式腕時計。
  8. 第二ばねバレル(20)が第一ばねバレル(10)より強いように設計されていることを特徴とする請求項に記載の機械式腕時計。
  9. 差動部(40)が1のばねバレルの二列間静止変速比を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の機械式腕時計。
  10. 差動部(40)が異なった大きさの中空歯車と太陽歯車(131、132)を備える遊星歯車セットであり、一つの傘歯車或いは複数の傘歯車(133、134)がその傘歯車の軸線を備え差動ハウジング(30)内小さい歯車(131或いは132)に向って傾斜されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の機械式腕時計。
  11. 差動部が平歯車差動部であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の機械式腕時計。
JP2010532398A 2007-11-09 2008-10-22 一定バネ力を有する機械式時計 Expired - Fee Related JP5412436B2 (ja)

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