JP5411665B2 - 電気湯沸し装置の蓋 - Google Patents
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一方、電気湯沸し装置の蓋の耐久性の低下を防止するために、下蓋部材の全体を耐熱材により形成すると、コストアップとなって電気湯沸し装置の蓋の価格が上昇することになる。
更に、下蓋部材と上蓋部材との間には空間が存在するが、下蓋部材の略全面にわたって蒸気通路を構成するための空間を形成することから、下蓋部材と上蓋部材との間に存在する空間が狭くなり、下蓋部材と上蓋部材との間の空間を有効利用できないという問題もあった。尚、本空間は、省エネルギー効果を向上させるための断熱材等を収納する空間として利用される。
その特徴構成は、前記下蓋部材が、開口部を備えた外側部材とその外側部材の開口部を塞ぐように配置される内側部材とを備えて構成され、
前記内側部材が、下方に開口する凹状部を備え且つその凹状部内外を連通する通気口を備える状態に、耐熱材にて形成され、
前記内側部材が、前記凹状部の縁部が全周にわたって前記内蓋板の上面に当接又は近接する状態で設けられて、前記内側部材の凹状部と前記内蓋板の上面との間に通気室が仕切り形成され、
前記内蓋板に、前記通気室に連通する蒸気送出口が設けられ、
前記蒸気通路が、前記装置本体から発生した蒸気を前記内蓋板の蒸気送出口、前記通気室、前記通気口、前記上蓋部材の蒸気排出口を通して通流させて、前記蒸気排出口から外部に排出するように構成され、
前記内側部材の凹状部の縁部の外周側に、外側に向けて斜め下向きに開口する嵌め込み部が前記凹状部の周方向に沿って環状に設けられ、
環状の封止部材が、前記内蓋板の上面に当接する状態で前記嵌め込み部内に嵌め込んで設けられ、
前記内蓋板の上面に、前記封止部材及び前記凹状部の縁部を嵌め込み可能な溝部が環状に設けられ、
前記封止部材が前記嵌め込み部の内面と前記溝部の内面との間に挟持される状態で、前記封止部材及び前記凹状部の縁部が前記溝部に嵌め込まれている点にある。
又、蒸気に曝される内側部材は耐熱材にて形成することにより、蒸気の影響を低減することができる。一方、蒸気に曝されるのを極力抑制することができる外側部材は、低耐熱材にて形成しても劣化を防止することができるので、外側部材を低耐熱材にて形成することにより、コストダウンを図ることができる。
従って、低廉化を図りながら、耐久性を向上し得る電気湯沸し装置の蓋を提供することができるようになった。
又、下蓋部材の外側部材を蓋の側周面を形成するように構成し、その外側部材を低耐熱性の樹脂にて形成することにより、低耐熱性の樹脂は光沢がありしかも所望の色に着色し易いので、下蓋部材の全体を耐熱性の樹脂にて形成する場合に比べて、外観を向上することができる。
更に、下蓋部材の外側部材と上蓋部材との間には、広い空間を確保することができるので、下蓋部材と上蓋部材との間の空間を、例えば断熱材の充填等に有効利用することができ、省エネルギー効果を向上させることができる。
つまり、蒸気が内側部材の凹状部の縁部と内蓋板の上面との間から通気室外に漏出するのを防止するために、それらの間を気密状に封止する封止部材を設けるにしても、その封止部材を凹状部の縁部の外周側に配設することができるので、封止部材が蒸気に曝されるのを極力抑制することができる。
従って、封止部材の劣化をも極力抑制することができるようになった。
従って、通気室外への蒸気の漏出を的確に防止することができるので、下蓋部材の外側部材等、通気室の外部に設けられる部材の劣化を的確に防止することができるようになった。
前記内側部材の凹状部が、前記内蓋板の上面に当接又は近接する壁部を備え、
前記弁収納部が、樹脂成形により前記内側部材の凹状部の壁部と一体的に形成されていると共に、当該壁部には、前記蒸気入口が前記通気室に連通するように形成されている点にある。
そして、その安全弁部を構成する弁収納部が、樹脂成形により内側部材の凹状部の壁部と一体的に形成されていると共に、当該壁部には、蒸気入口が通気室に連通するように形成されているので、通気室内に流入した蒸気の全てを的確に安全弁部に導くようにしながら、製造コストの低減を図ることができる。
従って、蒸気通路を通して湯水が外部に漏出するのを防止する安全弁部を備えた電気湯沸し装置の蓋において、より一層低廉化を図りながら、耐久性を向上することができるようになった。
前記蒸気通路が、蒸気を前記蒸気送出口、前記通気室、前記通気口、前記連通部材、前記排出口キャップを通して通流させて、前記排出口キャップから外部に排出するように構成されている点にある。
又、上蓋部材が蒸気に曝されるのを極力抑制することができるので、その上蓋部材を低耐熱性の樹脂にて形成することが可能となり、低廉化及び外観の向上を図ることができる。
従って、低廉化及び外観の向上をより一層図りながら、耐久性を向上することができるようなった。
図1に示すように、電気ポットは、上側開放の概略容器状に構成された装置本体200と、その開口(図示せず)を覆う蓋100を主な部材として構成されている。
装置本体200は、詳細な説明及び図示を省略して簡単に説明すると、内部の貯留部(図示せず)に貯留される湯水を加熱する電気ヒータ(図示せず)、貯留部内の湯水を吐出口201から吐出するポンプ(図示せず)、操作部202等が設けられている。
蓋100は、その後部に設けられた横方向の揺動軸1(図2〜4参照)により揺動自在に装置本体200に取り付けられ、その蓋100の揺動軸1での揺動により装置本体200の開口を開閉するように構成されている。
そして、図3〜図5において破線で示すように、内蓋板4の下方の装置本体200から発生した蒸気を外部に排出するための蒸気通路6が、内蓋板4、下蓋部材3、断熱材5、上蓋部材2を通じて設けられている。
又、蒸気通路6の途中に、その蒸気通路6を通して湯水が外部に漏出するのを防止する安全弁部7が設けられ、その安全弁部7が、蒸気入口71を有する弁収納部72とその弁収納部72内に設けられた弁体73とを備えて構成されている。
その内側部材32が、下方に開口する凹状部32aを備え且つその凹状部32a内外を連通する通気口32bを備える状態に、耐熱材にて形成されている。
内側部材32が、凹状部32aの縁部32gが全周にわたって内蓋板4の上面に近接する状態で設けられて、内側部材32の凹状部32aと内蓋板4の上面との間に通気室8が仕切り形成され、内蓋板4に、通気室8に連通する蒸気送出口41が設けられている。
そして、図3〜図5に示すように、蒸気通路6が、装置本体200から発生した蒸気を内蓋板4の蒸気送出口41、通気室8、蒸気入口71、安全弁部7、通気口32b、上蓋部材2の蒸気排出口2aを通して通流させて、その蒸気排出口2aから外部に排出するように構成されている。
図2〜図4に示すように、上蓋部材2には、その前部に位置させて、蓋100を開き操作をするための開き操作レバー9が設けられ、前記蒸気排出口2aには、複数の蒸気排出用スリット10aを有する排出口キャップ10が嵌め込まれている。尚、詳細は後述するが、排出口キャップ10は、下蓋部材3の内側部材32に2本のネジ15により取り付けられている。又、蓋100において、揺動軸1及び開き操作レバー9が並ぶ方向を前後方向とする。
排出口キャップ10は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、SPS(ジンジオタクチックポリスチレン)等の耐熱樹脂による成形加工により形成され、上蓋部材2は、PPS、SPS等の耐熱樹脂よりも耐熱性が低いPP(ポリプロピレン)樹脂等の低耐熱樹脂による成形加工により形成される。ちなみに、PP樹脂等の低耐熱樹脂は、光沢がありしかも所望の色に着色し易いので、蓋100の上面を形成する上蓋部材2を低耐熱樹脂にて形成することにより、蓋100の外観を向上することができる。
又、図2及び図4に示すように、外側部材31の隔壁部31bにおける開口部31aの外周部には、下向きに開口する複数(この実施形態では4個)のネジ孔部31cが周方向に分散して形成され、図3〜図5に示すように、外側部材31の下端開口縁部には、環状のパッキン嵌め込み部31dが突設されている。
更に、図3及び図4に示すように、外側部材31の上部開口部の後部の外周部には、前記揺動軸1が設けられている。
蓋100の側周面を形成する下蓋部材3の外側部材31を、光沢がありしかも所望の色に着色し易い低耐熱樹脂により形成することにより、蓋100の外観を向上することができる。
凹状部32aの天井部32dは、凹状部長手方向一端側の高さが低い低天井部分と、凹状部長手方向他端側で低天井部分よりも高さが高い高天井部分とからなる2段状に構成され、天井部32dの高天井部分に、前記通気口32bが設けられている。
つまり、内側部材32の凹状部32aの縁部32gの外周側に、外側に向けて斜め下向きに開口する嵌め込み部12が凹状部32aの周方向に沿って環状に設けられ、環状の下側封止部材11が、内蓋板4の上面に当接する状態で嵌め込み部12内に嵌め込んで設けられている。
又、図2〜図4、及び、図6に示すように、内側部材32の鍔状部32eの上面には、凹状部32aの外周側を囲む状態で、外側部材31の隔壁部31bの下面と内側部材32の鍔状部32eの上面とを封止する環状の上側封止部材13が配設される。
これら下側封止部材11及び上側封止部材13は、耐熱性に優れたシリコンゴム等により形成される。
具体的には、2個の弁収納部72は、凹状部32aの周方向に沿って並ぶ状態で、凹状部32aの壁部32cにおいて天井部32dの高天井部分に連なる部分に一体的に形成されている。
図2に示すように、各弁収納部72の内周面には、軸心方向に沿う複数のリブ72aが、周方向に間隔を隔てて設けられている。
図5に示すように、弁体73は、軸心方向の長さが弁収納部72の軸心方向の長さよりも短い逆円錐台形状に構成され、この弁体73が、複数のリブ72aの案内で上下方向に移動自在に弁収納部72内に収納されている。
図2及び図5に示すように、2個の弁収納部72夫々の上部開口が、凹状部32aの天井部32dのうちの高天井部分に開口され、これら弁収納部72の上部開口が、前記通気口32bとして用いられている。
図4及び図5に示すように、2個の弁収納部72夫々の周壁部のうちの凹状部32a内に臨む部分に、前記蒸気入口71が設けられている。
つまり、この実施形態では、蒸気通路6が、装置本体200から発生した蒸気を内蓋板4の蒸気送出口41、通気室8、蒸気入口71、安全弁部7、通気口32b、弁孔部材14、排出口キャップ10を通して通流させて、その排出口キャップ10から外部に排出するように構成されている。
そして、下蓋部材3の内側部材32は、下蓋部材3の外側部材31、上蓋部材2及び内蓋板4により全体が覆われるので、下蓋部材3の内側部材32を光沢がなくしかも着色し難い耐熱樹脂により形成しても、蓋100の外観を損なうことがない。
そして、上述のように下蓋部材3を外側部材31と内側部材32とにより構成し、その内側部材32の凹状部32aにより蒸気通路6を構成する通気室8を形成することにより、下蓋部材3の外側部材31と上蓋部材2との間に、広い空間を確保することができるので、下蓋部材3と上蓋部材4との間の空間を、耐熱材5の充填に有効利用することができ、それによって、省エネルギー効果を向上することができる。
内蓋板4の天井部における環状の溝部42よりも内側の部分において、その長手方向の一端側には、前記蒸気送出口41として、複数(この実施形態では5個)の大径蒸気送出口41bが形成され、長手方向の他端側には、前記蒸気送出口41として、大径蒸気送出口41bよりも小径の複数(この実施形態では4個)の小径蒸気送出口41sが形成されている。
この内蓋板4は、金属板による成形加工により形成される。
又、円環状の本体側封止部材17が、互いに当接された外側部材31のパッキン嵌め込み部31dと内蓋板4の鍔部43とに外嵌された状態で設けられて、蓋100が装置本体200の開口を閉じる姿勢に揺動されたときに、本体側封止部材17が装置本体200の開口縁内面に当接して蒸気の漏出を防止するように構成されている。
先ず、内蓋板4、下蓋部材3の外側部材31及び2個の弁収納部72を一体的に備えた下蓋部材3の内側部材32を、以下のように配置する。
即ち、図2〜図4に示すように、下蓋部材3の内側部材32における環状の壁部32cの下端部(凹状部32aの縁部32g)及び環状の下側封止部材11を内蓋板4の上面の環状の溝部42に嵌め込んだ姿勢で、下蓋部材3の内側部材32を内蓋板4の上面側に配置する。
並びに、上側封止部材13を下蓋部材3の内側部材32における鍔状部32eの上面に配置し、下蓋部材3の外側部材31を、その開口部31aに下蓋部材3の内側部材32における凹状部32aを嵌め込んだ状態で配置する。
そして、図2及び図4に示すように、複数のネジ18夫々を、内蓋板4のネジ挿通孔44、及び、下蓋部材3の内側部材32のネジ挿通孔32fに挿通して、下蓋部材3の外側部材31のネジ孔部31cに螺着することにより、内蓋板4、2個の弁収納部72を一体的に備えた下蓋部材3の内側部材32及び下蓋部材3の外側部材31を一挙に一体的に組み付ける。
又、上側封止部材13が外側部材31の隔壁部31bの下面と内側部材32の鍔状部32eの上面との間に挟持されて、それらの間が気密状に封止されることになる。
尚、凹状部32aの天井部32dへの弁孔部材14及び排出口キャップ10の取り付けは、下蓋部材3の内側部材32を内蓋板4及び下蓋部材3の外側部材31と一体的に組み付ける前でも良い。
このようにして、蓋100が構成される。
そして、外側部材31と内側部材32とからなる下蓋部材3のうち、蒸気に曝されるのは、内側部材32だけであり、その内側部材32を耐熱樹脂にて形成することにより、蒸気の影響を極力低減して耐久性を向上することができる。一方、外側部材31は蒸気に曝されることがないので、低耐熱樹脂で形成しても、劣化を防止することができる。
つまり、蒸気通路6を構成する部材(内蓋板4、下蓋部材3の内側部材32、弁孔部材14及び排出口キャップ10)は、全て耐熱材で構成されているため、蒸気による影響を極力低減して耐久性を向上することができるのである。
しかも、蓋100の側周面を形成する下蓋部材3の外側部材31、及び、蓋100の上面を形成する上蓋部材2は、光沢があり所望の色に着色し易い低耐熱樹脂にて形成されているので、蓋100の外観を向上することができる。
ところで、沸騰中あるいは沸騰直後に、蓋100が急激に閉じられた場合、各弁体73が上昇して主弁孔14a及び補助弁孔14bが閉じられる場合がある。
そのような場合でも、主弁孔14a及び補助弁孔14bの径を異ならせてあるので、小径の補助弁孔14bを先に開放させることができ、装置本体200の貯留部内の内圧が急激に上昇するのを防止することができる。
次に別実施形態を説明する。
(1) 内側部材32の凹状部32aの形状は、上記の実施形態において例示した形状、即ち、環状の壁部32cとその壁部32cの上部を覆う天井部32dとにより構成される形状に限定されるものでなく、種々の形状にすることができる。
例えば、上記の実施形態では、天井部32dを高さが2段状になるように構成したが、高さが均等になるように構成しても良い。
又、凹状部32aの形状は、球の一部のような形状でも良い。
なお、本発明の実施形態ではない参考例では、図7に示すように、内蓋板4の上面に、下側封止部材11を内周側に嵌め込み可能な凸部45を環状に設ける。そして、下側封止部材11を、凸部45の内周側に形成される内蓋板4の上面の角部と嵌め込み部12(鍔状部32eと壁部32cとの角部にて構成される)とにより挟持する構成としている。
又、上記の実施形態では、内蓋板4のネジ挿通孔44、内側部材32のネジ挿通孔32f、外側部材31のネジ孔部31cをネジ18により挿通或いは螺着して一挙に連結する連結部Cを用いたが、内側部材32のネジ挿通孔32fを挿通させずに内蓋板4のネジ挿通孔44、外側部材31のネジ孔部31cをネジ18により挿通或いは螺着して、内蓋板4と外側部材31との間に内側部材32(鍔状部32e)を挟持して連結するように連結部Cを構成しても良い。
さらに、下蓋部材3の内側部材32と外側部材31とを連結する連結部Cは、上記の実施形態において例示したネジ式に限定されるものではなく、例えば、鉤部とその鉤部を嵌め込み可能な嵌め込み部とから成る嵌め込み式でも良い。
2a 蒸気排出口
3 下蓋部材
4 内蓋板
6 蒸気通路
7 安全弁部
8 通気室
10 排出口キャップ
11 下側封止部材(封止部材)
12 嵌め込み部
14 弁孔部材(連通部材)
31 外側部材
31a 開口部
32 内側部材
32a 凹状部
32b 通気口
32c 壁部
32g 縁部
41 蒸気送出口
42 溝部
71 蒸気入口
72 弁収納部
73 弁体
100 蓋
200 装置本体
C 連結部
Claims (4)
- 上蓋部材とその下方の下蓋部材とその下方の内蓋板とが一体的に組み付けられ、
前記内蓋板の下方の装置本体から発生した蒸気を外部に排出するための蒸気通路が、前記内蓋板、前記下蓋部材、前記上蓋部材を通じて設けられた電気湯沸し装置の蓋であって、
前記下蓋部材が、開口部を備えた外側部材とその外側部材の開口部を塞ぐように配置される内側部材とを備えて構成され、
前記内側部材が、下方に開口する凹状部を備え且つその凹状部内外を連通する通気口を備える状態に、耐熱材にて形成され、
前記内側部材が、前記凹状部の縁部が全周にわたって前記内蓋板の上面に当接又は近接する状態で設けられて、前記内側部材の凹状部と前記内蓋板の上面との間に通気室が仕切り形成され、
前記内蓋板に、前記通気室に連通する蒸気送出口が設けられ、
前記蒸気通路が、前記装置本体から発生した蒸気を前記内蓋板の蒸気送出口、前記通気室、前記通気口、前記上蓋部材の蒸気排出口を通して通流させて、前記蒸気排出口から外部に排出するように構成され、
前記内側部材の凹状部の縁部の外周側に、外側に向けて斜め下向きに開口する嵌め込み部が前記凹状部の周方向に沿って環状に設けられ、
環状の封止部材が、前記内蓋板の上面に当接する状態で前記嵌め込み部内に嵌め込んで設けられ、
前記内蓋板の上面に、前記封止部材及び前記凹状部の縁部を嵌め込み可能な溝部が環状に設けられ、
前記封止部材が前記嵌め込み部の内面と前記溝部の内面との間に挟持される状態で、前記封止部材及び前記凹状部の縁部が前記溝部に嵌め込まれている電気湯沸し装置の蓋。 - 前記内側部材と前記外側部材とを連結する複数の連結部が、前記内側部材における前記凹状部の縁部の外周側に周方向に分散して設けられている請求項1に記載の電気湯沸し装置の蓋。
- 前記蒸気通路の途中に、その蒸気通路を通して湯水が外部に漏出するのを防止する安全弁部が設けられ、その安全弁部が、蒸気入口を有する弁収納部とその弁収納部内に設けられた弁体とを備えて構成され、
前記内側部材の凹状部が、前記内蓋板の上面に当接又は近接する壁部を備え、
前記弁収納部が、樹脂成形により前記内側部材の凹状部の壁部と一体的に形成されていると共に、当該壁部には、前記蒸気入口が前記通気室に連通するように形成されている請求項1又は2に記載の電気湯沸し装置の蓋。 - 耐熱材にて形成されて、前記蒸気排出口に嵌め込まれる排出口キャップ、及び、耐熱材にて形成されて、前記内側部材の前記通気口と前記排出口キャップとを連通する連通部材が設けられ、
前記蒸気通路が、蒸気を前記蒸気送出口、前記通気室、前記通気口、前記連通部材、前記排出口キャップを通して通流させて、前記排出口キャップから外部に排出するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気湯沸し装置の蓋。
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