JP5410718B2 - 放電ランプを備えた照明装置および照明方法 - Google Patents

放電ランプを備えた照明装置および照明方法 Download PDF

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Description

本発明は、放電ランプを備えた照明装置に関し、特に、露光装置等に使用される多灯式照明装置の照明制御に関する。
プリント基板などを製作する露光装置の照明には、一般的に紫外線が用いられる。そのため、照明ランプとしてショートアーク型放電ランプが多く使用される。露光装置には各ランプの照度を測定する照度計が設けられており、基板に対する露光量が一定となるように、各放電ランプを照度一定になるように点灯(定照度点灯)させる。
放電ランプの場合、様々な要因によって、点灯を続けている間に放射照度が低下する。そのため、複数の放電ランプを用いた照明装置において照度一定を維持するため、使用する放電ランプを選択して照度を調整し、あるいは、照度調整用ランプを設ける方法が知られている(特許文献1、2参照)。
一方、ランプ交換時期の違い、供給電力、累積点灯時間の違いより、放電ランプのランプ寿命期間にはバラツキがある。その結果、ランプの寿命が来る度にランプ交換などの作業を行う必要があり、露光装置の稼働率、作業効率が低下する。ランプ交換作業を効率化するため、例えば、複数の放電ランプの累積点灯時間を参照しながら放電ランプを選択的にON/OFF点灯させる方法が知られている(特許文献3参照)。
あるいは、定照度点灯のときにランプ供給電力がほぼ一定の割合で上昇することから、基準ランプの電力上昇に合わせて他の放電ランプの供給電力を強制的に上昇させる方法が知られている(特許文献4)。
特開昭63−110595号公報 特開平8−255740号公報 特開平9−96786号公報 特開2001−307989号公報
点灯中の放電ランプの照度低下の程度は、放電ランプ毎に異なる。そのため、同種類の放電ランプを定照度点灯させた場合でも、電力上昇率がランプごとに異なり、ランプ寿命期間にバラツキが生じる。特に、大電力を必要とするショートアーク型放電ランプの場合、大きな時間差が生じる。
したがって、特許文献4のように、基準ランプをあらかじめ設定し、基準ランプの電力上昇に合わせて他のランプの電力を上昇させても、照度低下割合が異なっているためにランプ寿命期間が一致せず、電力上昇させるランプの寿命が先に来るか、あるいは寿命時期が到達しない。そのため、ランプ寿命を有効に使い尽くすことができず、稼働時間を低下させる。
本発明の照明装置は、ショートアーク型などの放電ランプを使用し、照度を維持しながらランプ寿命期間を有効に揃えるように照明可能な照明装置である。例えば、照明装置からの照明光を基板に投影することによって、被描画体にパターンを形成する露光装置に適用される。照明装置は、電源から供給されるランプ電力によって照明光を放射する複数の放電ランプと、各放電ランプにおける照明光の照度を検出する照度センサと、各放電ランプに対し、照度一定の条件下によるランプ電力上昇率に基づきランプ寿命を判定するランプ寿命判定手段と、検出される照度に応じて各放電ランプのランプ電力を制御し、複数の放電ランプによる全体的照度を一定に維持する電力制御手段とを備える。ランプ本数は任意であり、例えば2本、4本のランプを設定可能である。
本発明では、基準となる放電ランプの設定等を行わず、各放電ランプにおける照度一定条件下での電力上昇率から、ランプ寿命の優劣を実際に判断する。そして、電力制御手段は、寿命の相対的に短い放電ランプ(以下、短寿命放電ランプという)に対し、定電力点灯など照度を減少させるように点灯を行う(ここでは、照度減少点灯という)。
一方で電力制御手段は、ランプ寿命の長い放電ランプ(以下、長寿命放電ランプという)に対し、全体的な照度を一定に維持するため、照度不足分を補償するように定照度点灯させる。照度減少点灯および定照度点灯は、複数の放電ランプのランプ寿命期間を揃えるように行われる。
定電力点灯によって短寿命放電ランプの電力上昇が抑えられる一方、長寿命放電ランプランプについては照度不足を補うように定照度点灯する。そのため、全体的な放電ランプ寿命が有効的に平均化され、各放電ランプが寿命末期の最大電力まで上昇した状態で寿命を終える。放電ランプの寿命時期が揃うことで、ランプ交換が一度に行われ、稼働率が向上する。
全体的照度を一定に維持し、ランプ寿命時期を予測するのを容易にするため、短寿命放電ランプの照度低下と長寿命放電ランプの照度補償の相関関係が明らかであるのが望ましい。そのため、電力制御手段による照度減少点灯として、照度低下の程度を導きやすい定電力点灯であるのが望ましい。また、ある程度電力上昇率が正確に判断できる時点で実際のランプ寿命を判断するため、ランプ寿命判定手段が、複数の放電ランプの点灯開始から所定期間経過後のランプ電力に基づいて、ランプ寿命を判定するのがよい。
定電力点灯および定照度点灯を行っている間、短寿命放電ランプの照度低下が生じ、長寿命放電ランプの電力上昇が大きくなる。ランプ寿命期間を有効に使い尽くすことを実現するため、一部期間をランプ寿命調整期間として設定し、定照度点灯をともに行う期間をランプ寿命調整期間後にも設けるのがよい。したがって、電力制御手段が、ランプ寿命判定後の寿命調整期間において、照度減少点灯および定照度点灯を実行し、それ以外の期間では、複数の放電ランプをそれぞれ定照度点灯させるのがよい。
ランプ寿命判定によってランプ寿命の優劣が判断されても、何らかの理由によって電力上昇率が変化し、残り寿命期間の予想が外れる場合もある。したがって、リアルタイムでランプ寿命を出来るだけ判断し、照明制御を修正可能にするため、ランプ寿命判定手段が、複数の放電ランプの点灯開始後、ランプ寿命判定を複数回実行するのが望ましい。電力制御手段は、複数の放電ランプに対し、長寿命放電ランプ、短寿命放電ランプを切り替えて電力制御することが可能となる。
寿命調整期間は、短寿命放電ランプと長寿命放電ランプの寿命差、すなわち残り寿命期間の時間差によって影響される。時間差が大きいほど、定電力点灯期間(寿命調整期間)における照度低下が大きい。その結果、長寿命放電ランプの照度分担の割合が大きくなり、長寿命放電ランプの電力上昇が大きくなる。その場合、定照度点灯へ早めに切り替える必要がある。適切な調整機関を設けるため、電力制御手段が、短寿命放電ランプと長寿命放電ランプの残り寿命期間の時間差に基づいて、寿命調整期間を算出するのが望ましい。
放電ランプを複数設けた場合、比較的寿命の短い放電ランプを数多く設定すると、照度減少点灯の放電ランプの影響により、長寿命放電ランプの負担が大きくなる。そのため、放電ランプの数をMとしたとき、(3/M)より少ない数の放電ランプを照度減少点灯させるのが望ましい。
本発明のプログラムは、複数の放電ランプそれぞれに対し、照度一定の条件下によるランプ電力上昇率に基づきランプ寿命を判定する寿命判定手段と、複数の放電ランプのランプ寿命期間を揃えるように、複数の放電ランプの中で相対的にランプ寿命の短い短寿命放電ランプを照度減少点灯させ、相対的にランプ寿命の長い長寿命放電ランプを、全体的な定照度維持のため定照度点灯させる照明制御手段とを機能させることを特徴とする。
本発明の照明方法は、複数の放電ランプそれぞれに対し、照度一定の条件下によるランプ電力上昇率に基づきランプ寿命を判定し、検出される照度に応じて各放電ランプのランプ電力を制御することにより、複数の放電ランプによる全体的照度を一定に維持する照明方法であって、複数の放電ランプのランプ寿命期間を揃えるように、複数の放電ランプの中で相対的にランプ寿命の短い短寿命放電ランプを照度減少点灯させ、相対的にランプ寿命の長い長寿命放電ランプを定照度点灯させることを特徴とする。
本発明によれば、複数の放電ランプを使用する照明装置において、照度を維持しながら複数のランプをそれぞれ寿命期間まで有効に使用し、ランプ交換時期を揃えることができる。
以下では、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態である描画装置を模式的に示した斜視図である。
描画装置10は、フォトレジストなどの感光材料を塗布あるいは貼り付けた基板SWに対し、照明光を投影してパターンを形成する露光装置であって、ゲート状構造体12、基台14を備える。基台14には、描画テーブル18を支持するX−Yステージ駆動機構(ここでは、図示せず)が搭載され、描画テーブル18上に基板SWが設置されている。
描画装置10は、露光制御部(ここでは図示せず)を備えており、描画制御部によって露光動作が実行、制御される。ゲート状構造体12には、基板SWの表面にパターンを形成する露光ヘッド20が設けられ、支持部材31に取り付けられている。また、ゲート状構造体12の上部には、照明装置16が配置されている。
照明装置16から放射された照明光は、照明光学系(図示せず)を介して露光ヘッドに導かれる。露光ヘッド20はDMD(Digital Micro-mirror Device)を備え、空間光変調デバイスであるDMDでは、微小矩形状マイクロミラーがマトリクス状に2次元配列されている。各マイクロミラーは、描画データに基づいてON/OFF制御される。
描画テーブル18が走査方向に沿って移動するのに伴って露光動作が実行され、所定の露光ピッチで各マイクロミラーがON/OFF制御される。基板SWを相対移動させながらラスタ走査を順に行うことにより、パターンが基板全体に形成されていく。
図2は、照明装置の構成図である。
照明装置16は、2つのショートアーク型放電ランプ32A、32B(以下、第1放電ランプ、第2放電ランプという)を備え、その周囲には楕円ミラー34A、34Bが配置されている。第1、第2放電ランプ32A、32Bは、それぞれ楕円ミラー34A、34Bの一方の焦点付近に位置する。
一方、フライアイレンズ35は、光路上、楕円ミラー34A、34Bの他方の焦点に位置する。そのため、第1、第2放電ランプ32A、32Bから放射された照明光は、折り返しミラー33を介して、楕円ミラー34A、34Bの反射によりフライアイレンズ35に集光される。
第1、第2放電ランプ32A、32Bからそれぞれ放射された照明光は、フライアイレンズ35によって合成され、均一の強度をもち、空間的に均一な光束から成る照明光となる。照明光がフライアイレンズ35から射出されると、凹状コリメートミラー36によって平行光に修正され、露光ヘッド20の方向へ導かれる。
図3は、照明装置16に関連する制御部のブロック図である。
制御部42は、露光作業中において照明動作を制御し、第1、第2放電ランプ32A、32B各々の照明光の照度、および基板SWに照射される照明光全体の照度を調整する。制御部42のROMには、照明制御に関するプログラムがあらかじめ格納されている。
ランプ電源44A、44Bは、それぞれ第1、第2放電ランプ32A、32Bに電力を供給する。また、照度計46A、46Bは、それぞれ第1、第2放電ランプ32A、32Bから放射される照明光の照度を常時検出する。制御部42は、ランプ点灯の操作が行われると、第1、第2放電ランプ32A、32Bに電力供給を開始する。そして、供給電力の値、および検出された照度の値に基づき、供給電力(電圧)を調整、制御する。
図4は、第1、第2放電ランプ32A、32Bのランプ寿命特性を示したグラフである。以下、放電ランプの寿命と供給電力との関係について説明する。
第1、第2放電ランプ32A、32Bを点灯させると、放電ランプの特性により、点灯時間の経過とともに照度が低下する。照度一定を維持するためには、供給するランプ電力を上昇させる必要がある。ショートアーク型放電ランプでは、放電ランプを定照度点灯させたとき、ランプ電力の上昇率はほぼ一定となる。
図4には、一定照度条件下に基づく第1、第2放電ランプ32A、32Bの電力上昇が図示されている。ただし、第1、第2放電ランプ32A、32Bが同じ初期電力W10で点灯開始されるものとする。また、照度分担はそれぞれ50%とする。第1、第2放電ランプ32A、32Bをそれぞれ定照度点灯させ、点灯開始から所定の定照度点灯期間H1(点灯時間T11)を経過したとき、第1、第2放電ランプ32A、32Bへの供給電力は、それぞれ初期電力W10からW、WB1まで上昇する。
第1、第2放電ランプ32A、32の電力上昇率は、それぞれ直線LA1、LB1によって表される(以下、直線LA1、LB1を寿命直線という)。寿命直線LA1、LB1の傾き、すなわち電力上昇率は、初期電力W10、および定照度点灯期間H11を経過した時間T11での電力W、WB1により求められる。
定照度条件下においてランプ電力が一定上昇率で上がっていくと、第1、第2放電ランプ32A、32Bへの供給電力は、最大入力電力である末期電力Wに到達する。ただし、末期電力Wについても、第1、第2放電ランプ32A、32Bは同じものとする。したがって、寿命直線LA1、LB2から破線で示す予想寿命直線LAF、LBFを規定すると、第1、第2放電ランプ32A、32Bの寿命時期TAF、TBFが予測される。
図4から明らかなように、照度直線LA1は、照度直線LB1よりも傾きが大きい。すなわち、照度を一定に維持するため必要となる電力上昇率は、第1放電ランプ32Aの方が第2放電ランプ32Bに比べて大きい。そのため、常時定照度点灯を行った場合、第1放電ランプ32Aは、第2放電ランプ32Bよりも早くランプ寿命を終える。
そこで、第1、第2放電ランプ32A、32Bのランプ寿命期間を有効に平均化して全体的なランプ寿命時期を最大限延ばし、そしてランプ寿命時期を揃える照明制御を実行する。以下、照明制御について説明する。
図5は、点灯時間の経過に従う照度分担を示したグラフである。図6は、点灯時間の経過に伴うランプ電力を示したグラフである。
図3に示したように、点灯開始から定照度期間H11が経過するまでの間、第1、第2放電ランプ32A、32Bは定照度点灯する。すなわち、初期電力W10によって第1、第2放電ランプ32A、32Bを点灯開始させると、各放電ランプの照度が一定となるようにランプ電力が調整される。
基板SWに照射される光の全体照度を100%とした場合、第1、第2放電ランプ32A、32Bはともに半分の照度50%を負担する。したがって、図5に示すように、照度分担(%)を示す直線RB1、RA1は、ともに一定値の直線として表される。点灯開始から期間H11が過ぎると、第1、第2放電ランプ32A、32Bのランプ電力が検出される。
累積点灯時間T11でのランプ電力W、WB1を比較すると、上述したように、第2放電ランプ32Bに比べて第1放電ランプ32Aの寿命が相対的に短い(電力上昇率が大きい)。そこで、第1、第2放電ランプ32A、32Bの残留点灯時間の差に基づき、寿命調整期間P11を設ける。寿命調整間P11では、第1放電ランプ32Aを定電力点灯させる一方、ランプ寿命の長い第2放電ランプ32Bを定照度点灯させる。
ランプ寿命の短い第1放電ランプ32Aをランプ電力Wで点灯させている間、第1放電ランプ32Aの照度は低下していく。一方、基板SW全体に照射される照明光の全体的照度は一定に維持する必要がある。そのため、放電ランプ32Bは、放電ランプ32Aの照度低下分を補うように定照度点灯させる。
そのため、寿命調整期間P11において照度分担が変化し、第1放電ランプ32Aの照度分担率は、定電力点灯によって徐々に減少していく。一方、第2放電ランプ32Bは定照度点灯期間H11までの照度よりも高い照度で点灯(高照度点灯)するため、照度分断率は時間の経過とともに上昇する。ここでは、第1放電ランプ32Aの照度分担が一定割合で低下し、それに従って第2放電ランプ32Bの照度分担が一定割合で上昇する。寿命調整期間P11の間、定照度点灯する第2放電ランプ32Bのランプ電力は、第1放電ランプ32Aの定電力Wを超える(図6参照)。
第1放電ランプ32Aの定電力点灯による照度低下は、定照度点灯期間H11における電力上昇率、すなわち寿命直線LA1の傾き(以下、αA1とする)に関係し、また、放電ランプ32Bの電力上昇率、すなわち寿命直線LB1の傾き(以下、αB1とする)との差にも依存する。したがって、寿命調整期間P11において定照度点灯する第2放電ランプ32Bの(電力上昇率)を予測寿命直線LB2として表した場合、その傾きαB2は、定照度点灯期間H11における傾きαA1およびαB1によって得ることが可能となる。
ここでは、傾きαA1、αB1と傾きαB2との対応関係が、ルックアップテーブル(LUT)などによりあらかじめデータとして制御部42のROMに格納されており、累積点灯時間T11のときに検出されたランプ電力W、WB1から求められる寿命直線LA1、LB1の傾きαA1、αB1に基づき、対応する傾きαB2のデータROMから読み出される。
寿命調整期間P11が経過する(累積点灯時間T12)時点で第2放電ランプ32Bのランプ電力をWB2とすると、予測寿命直線LB2は以下の式を満たす。

B2=αB2×P11+WB1 ・・・・(1)
図5に示す放電ランプ32Aの照度分担直線RA2は、照度分担減少率を示す傾きβA2(>0)の直線として表される。傾きβA2は、定照度点灯期間H11における寿命直線LA1の傾き(電力上昇率)αA1と相関関係があり、傾きαA1が大きいほど、定電力点灯時の傾きβA2の絶対値は大きい。すなわち、定照度点灯時の電力上昇率が大きいほど、定電力点灯時の照度低下が早くなる。ここでは、傾きαA1と傾きβA2との対応関係がデータとしてROMにあらかじめ格納され、算出される傾きαA1に応じた傾きβA2のデータがROMから読み出される。
寿命調整期間P11経過時(累積点灯時間T12)の照度分担率をRとすると、第1放電ランプ32Aの照度分担直線RA2は、以下の式を満たす。

=50−βA2×P11 ・・・・・(2)

一方、第2放電ランプ32Bの照度分担直線RB2は、第1放電ランプ32Aの照度低下分に相当し、傾きβA2の直線として表すことができる。寿命調整期間P11経過後の照度分担率をRとすると、以下の式が満たされる。

=50+βA2×P11 ・・・・・(3)
寿命調整期間P11が経過すると、第1、第2放電ランプ32A、32Bは、それぞれ累積点灯時間T12における照度分担率R、Rを一定に維持するための定照度点灯がそれぞれ行われる。その結果、照度分担直線RB3、RA3はともに一定値の直線となる(図5参照)。
図6に示すように、定照度点灯期間H12では、第1、第2放電ランプ32A、32Bともに電力上昇率がそれぞれ一定の割合で上昇し、予測寿命直線LA3、LB3として表すことができる。予測寿命直線LA3、LB3は、両方のランプ電力が同時期に末期電力Wに到達するように規定される。
第1放電ランプ32Aの予測寿命直線LA3の傾き(電力上昇率)をαA3、定照度点灯によってランプ電力Wがランプ末期電力Wに到達するまでの期間をH12とすると、以下の式が満たされる。

=αA3×H12+W ・・・・・・(4)
傾きαA3は、定照度点灯期間H11の傾きαA1と照度分担率Rと相関関係があり、傾きαA1が既知であることから、傾きαA3は照度分担率Rに比例する。すなわち、寿命調整期間P11経過後の照度分担率Rが小さいほど照度低下も遅くなり、ランプ電力上昇率(αA3)も比例して小さくなる。照度分担率R(もしくはαA1)と傾きαA3との対応関係がデータとしてROMに記憶されている。
一方、第2放電ランプ32Bの予測寿命直線LB3の傾きをαβ3、寿命調整期間P11経過時のランプ電力をWB2とすると、以下の式が満たされる。

=αB3×H12+WB2 ・・・・・・(5)
傾きαB3は、定照度点灯期間H11における傾きαB1と照度分担率Rから導出され、αB1が既知であることから、Rに比例する値として求められる。すなわち、寿命調整期間P11経過後の照度分担Rが大きいほど照度低下も早くなり、ランプ電力上昇率αB3が大きくなる。傾きαB3と照度分担率Rとの対応関係はあらかじめデータとして記憶されている。
以上の(1)〜(5)式に基づき、寿命調整期間P11が算出される。すなわち、寿命直線LA1、LB1の傾きαA1、αB1を検出されたランプ電力W、WB1から算出すると、寿命調整期間P11、ランプ電力WB2、照度分担率R、R、定照度点灯期間H12、傾きαB2、αA3、βB3を定め、各パラメータの相関関係(比例関係)を用いながら、寿命調整期間P11を求める。寿命調整期間P11が求められると、定照度点灯期間H12が予測される。
図7は、制御部42において実行される照明制御処理のフローチャートである。
ステップS101では、第1、第2放電ランプ32A、32Bを定照度点灯させる。すなわち、初期電力W10の投入によって得られる照度をそれぞれ維持するように、供給電力が制御される。ステップS102では、所定の定照度点灯期間H11が経過したか否かが判断される。
定照度点灯期間H11が経過すると、累積点灯時間T11での第1、第2放電ランプ32A、32Bの電力が検出される。これにより、第1、第2放電ランプ32A、32Bのランプ寿命期間が推定され、いずれの放電ランプが相対的に寿命の短い放電ランプであるか判断される(図4〜図6では、第1放電ランプ32Aが短寿命放電ランプ、第2放電ランプ32Bが長寿命放電ランプとして判断されている。)。そして、第1、第2放電ランプ32A、32Bのランプ寿命期間が推定されるとともに、ランプ寿命時期の差に基づいて、寿命調整期間P11が算出される。
ステップS104では、短寿命放電ランプを定電力点灯させる一方、定電力点灯による照度不足を補償するように、長寿命放電ランプを定照度点灯させる。算出された寿命調整期間P11が経過するまで、定電力点灯および定照度点灯が行われる(S105)。
寿命調整期間P11が経過すると、第1、第2放電ランプ32A、32Bをともに定照度点灯させる(S106)。そして、第1、第2放電ランプ32A、32Bのランプ電力が末期電力Wに達するまで定照度点灯がともに行われる(S107)。
このように本実施形態によれば、第1、第2放電ランプ32A、32Bを備えた照明装置16において、所定の定照度点灯期間H11の間、第1、第2放電ランプ32A、32Bを定照度点灯させる。期間H11経過後にランプ電力を検出し、電力上昇率からランプ残留点灯時間を予測する。そして、予測されるランプ寿命期間の差(TBF−TAF)に基づいて、寿命調整期間P11を設ける。寿命調整期間P11では、ランプ残留点灯時間が短い放電ランプを、短寿命放電ランプとして定電力点灯させる。一方、ランプ残留点灯時間が長い放電ランプを長寿命放電ランプとし、全体的照度を維持するように定照度点灯させる。
実際に点灯中の放電ランプの電力上昇率を測定してランプ寿命を予測するため、個々のランプ特性によって生じるランプ寿命のバラツキを予測することができる。そして、バラツキを解消するように短寿命放電ランプを定電力点灯させ、長寿命放電ランプを定照度点灯させることにより、一方の放電ランプの寿命を延ばすとともに他方の放電ランプの寿命を過度に短くすることなく、平均したランプ寿命末期を延ばすことができる。また、ランプ寿命時期がほぼ同じになるため、両方のランプを最後まで有効に使用でき、ランプ交換を一度で済ますことができる。
また、寿命調整期間P11を一時的な期間に定め、定照度点灯期間H11、H12の間に設けることにより、長寿命放電ランプの負担を軽減し、定照度点灯による消耗期間を最低限に抑えることができる。その結果、各ランプの照明が安定する定照度点灯期間を長く設けることができ、ランプ寿命を最大限延ばすことが可能となる。なお、寿命調整期間P11は、図3に示す常時定照度点灯させたときの累積点灯時間TAF、TBFとの差(TAF−TBF)より短い期間として設定すればよい。
なお、照度分担率が大きすぎるとランプ寿命が短くなるため、ランプ寿命調整期間経過後の照度分担率R、Rについては上限、下限値をそれぞれ設けるのが望ましい。また、定照度点灯期間H11については、いずれかの放電ランプが所定のランプ電力に達するまでの期間として定めてもよい。
ランプ寿命調整期間については、上記以外の方法によって算出してもよい。また、ランプ寿命調整期間において、定電力点灯の代わりに電力上昇率を下げるような照度減少点灯を行ってもよい。さらに、ランプ寿命末期までをランプ寿命調整期間として設定することも可能である。
次に、図8〜図10を用いて、第2の実施形態である露光装置について説明する。第2の実施形態では、放電ランプの寿命判定を複数回行う。それ以外の構成については、実質的に第1の実施形態と同じである。
図8は、第2の実施形態における点灯時間の経過に従う照度分担を示したグラフである。図9は、第2の実施形態における点灯時間の経過に伴うランプ電力を示したグラフである。
第1の実施形態と同様、定照度点灯期間H21で定照度点灯させた後、第1、第2放電ランプ32A、32Bのランプ電力WC1、WD1を検出し、ランプの残り寿命期間を予測する。そして、上述した(1)〜(5)式に基づいてランプ寿命調整期間P21を算出する。ランプ寿命調整期間P21では、第1放電ランプ32Aを定電力点灯させ、第2放電ランプ32Bを定照度点灯させる。ランプ寿命調整期間P21が経過すると、再び第1、第2放電ランプ32A、32Bを定照度点灯させる。
第1、第2放電ランプ32A、32Bの点灯中、何らかの原因によって予想外の照度低下が生じる場合ある。その場合、放電ランプの電力上昇率が予測を外れ、ランプ寿命調整期間を設けて調整したランプ寿命時期が揃わなくなる。 そこで、第2の実施形態では、2回目のランプ寿命判定を、定照度点灯期間H22が経過した累積点灯時間T23のときに行い、第1、第2放電ランプ32A、32Bのランプ電力を検出する。
図8には、定照度点灯期間H22において予想した寿命直線L0D3、L0C3と、実際に測定される寿命直線LD3、LC3が図示されている。定照度点灯期間H21では、第1放電ランプ32Aの電力上昇率が第2放電ランプ32Bの電力上昇率より大きく(直線LC1の傾きが直線LD1よりも大きく)、一回目のランプ寿命判定では、第1放電ランプ32Aが短寿命ランプとして特定されている。
しかしながら、定照度点灯期間H22では、第1放電ランプ32Aの実際の寿命直線LD3の傾きは、第2放電ランプ32Bの寿命直線LC3の傾きより小さい。そのため、2回目のランプ寿命判定では、第1放電ランプ32Aの方が長寿命ランプとみなされる。
そして、寿命直線LD3の傾きと、寿命直線LC3の傾きの差(電力上昇率の差)に基づいて、ランプ寿命調整期間P22が設定される。ランプ寿命調整期間P22では、第2放電ランプ32Bが定電力点灯し、第1放電ランプ32Aが照度不足分を補うように定照度点灯する。ランプ寿命調整期間P22が経過すると、再び第1、第2放電ランプ32A、32Bが定照度点灯する。このようにランプ寿命予測を修正することによって、ランプ寿命末期を精度よく揃えることができる。
なお、ランプ寿命調整期間Pを複数回(N回)設ける場合、以下の式を満たすように設定するのがよい。ただし、常時定照度点灯させたときの累積点灯時間をTAF、TBFとする。
(TAF−TBF)/N>P ・・・・・・(6)
図10は、第2の実施形態における照明制御処理を示したフローチャートである。
ステップS201〜S206は、図7のステップS101〜S106の実行と同じである。すなわち、定照度点灯期間経過後の第1、第2放電ランプ32A、32Bのランプ電力から、ランプ寿命の優劣を判定し、ランプ寿命調整期間を算出する。そして、寿命調整期間では短寿命放電ランプを定電力点灯、長寿命放電ランプを定照度点灯させる。寿命調整期間が過ぎると、再び第1、第2放電ランプ32A、32Bを定照度点灯させる。
ステップS207では、ランプ寿命判定がN回目に達しているか否かが判断される。寿命判定がN回目に達していない場合、ステップS202へ戻り、S202〜S206が繰り返し行われる。ランプ寿命判定がN回行われ、ランプ電力が末期電力Wに達するまで照明制御は終了する(S208)。
なお、ランプ寿命判定の結果、予想される寿命期間の差が所定期間以下の場合、寿命調整を必要でないと判断して寿命調整を行わず、次の寿命判定の機会まで現状を維持、すなわち全ランプを定照度点灯させるように構成してもよい。
放電ランプの本数は、第1、第2実施形態で2灯に設定しているが、他の灯数(3、4、あるいはそれ以上)に設定してもよい。この場合、ランプ寿命が平均化するように、定電力点灯させる放電ランプと定照度点灯させる放電ランプを適宜振り分ければよい。
この場合、少ない灯数で定電力点灯させるのが、照度補償のため高照度点灯する他の放電ランプの負担を小さくする上で好ましい。例えば、1/3未満の灯数を定電力点灯させるのがよい。例えば、4灯式、6灯式、8灯式、10灯式の場合、それぞれ1灯、1〜2灯、1〜2灯、1〜3灯と定めればよい。
第1の実施形態である描画装置を模式的に示した斜視図である。 照明装置の構成図である。 照明装置に関連する制御部のブロック図である。 第1、第2放電ランプのランプ寿命特性を示したグラフである。 点灯時間の経過に従う照度分担を示したグラフである。 点灯時間の経過に伴うランプ電力を示したグラフである。 制御部において実行される照明制御処理のフローチャートである。 第2の実施形態における点灯時間の経過に従う照度分担を示したグラフである。 第2の実施形態における点灯時間の経過に伴うランプ電力を示したグラフである。 第2の実施形態における照明制御処理を示したフローチャートである。
符号の説明
16 照明装置
32A 第1放電ランプ
32B 第2放電ランプ
42 制御部
11 ランプ寿命調整期間

Claims (13)

  1. 電源から供給されるランプ電力によって照明光を放射する複数の放電ランプと、
    各放電ランプにおける照明光の照度を検出する照度センサと、
    各放電ランプに対し、照度一定の条件下によるランプ電力上昇率に基づきランプ寿命を判定するランプ寿命判定手段と、
    検出される照度に応じて各放電ランプのランプ電力を制御し、前記複数の放電ランプによる全体的照度を一定に維持する電力制御手段とを備え、
    前記電力制御手段が、ランプ寿命判定後、定照度点灯期間の間に寿命調整期間を設け、
    前記電力制御手段が、寿命調整期間以外の定照度点灯期間では、前記複数の放電ランプをそれぞれ照度一定となるように定照度点灯させ、寿命調整期間では、前記複数の放電ランプのランプ寿命期間を揃えるように、前記複数の放電ランプの中で相対的にランプ寿命の短い短寿命放電ランプを照度減少点灯させ、相対的にランプ寿命の長い長寿命放電ランプを、全体的照度が一定に維持されるように定照度点灯させることを特徴とする照明装置。
  2. 前記電力制御手段が、寿命調整期間において、前記短寿命放電ランプを、電力上昇率を下げるように照度減少点灯させることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記電力制御手段が、前記短寿命放電ランプと前記長寿命放電ランプの残り寿命期間の時間差に基づいて、前記寿命調整期間を算出することを特徴とする請求項に記載の照明装置。
  4. 前記ランプ寿命判定手段が、前記複数の放電ランプの点灯開始後、ランプ寿命判定を複数回実行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の照明装置。
  5. 前記電力制御手段が、前記複数の放電ランプの数をMとしたとき、(3/M)より少ない数の放電ランプを照度減少点灯させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の照明装置。
  6. 前記ランプ寿命判定手段が、前記複数の放電ランプの点灯開始から所定期間経過後のランプ電力に基づいて、ランプ寿命を判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の照明装置。
  7. 前記電力制御手段による照度減少点灯が、定電力点灯であることを特徴とする請求項に記載の照明装置。
  8. 請求項1に記載された照明装置を備え、前記照明装置からの照明光を基板に投影することによって、前記被描画体にパターンを形成する露光装置。
  9. 照明装置を、
    複数の放電ランプそれぞれに対し、照度一定の条件下によるランプ電力上昇率に基づきランプ寿命を判定する寿命判定手段と、
    検出される照度に応じて各放電ランプのランプ電力を制御することにより、前記複数の放電ランプによる全体的照度を一定に維持する照明制御手段として機能させるプログラムであって、
    ランプ寿命判定後、定照度点灯期間の間に寿命調整期間を設けるように、照明制御手段として機能させ、
    寿命調整期間以外の定照度点灯期間では、前記複数の放電ランプをそれぞれ照度一定となるように定照度点灯させ、寿命調整期間では、前記複数の放電ランプのランプ寿命期間を揃えるように、前記複数の放電ランプの中で相対的にランプ寿命の短い短寿命放電ランプを照度減少点灯させ、相対的にランプ寿命の長い長寿命放電ランプを、全体的な定照度維持のため定照度点灯させるように、照明制御手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  10. 複数の放電ランプそれぞれに対し、照度一定の条件下によるランプ電力上昇率に基づきランプ寿命を判定し、
    検出される照度に応じて各放電ランプのランプ電力を制御することにより、前記複数の放電ランプによる全体的照度を一定に維持する照明方法であって、
    ランプ寿命判定後、定照度点灯期間の間に寿命調整期間を設け、
    寿命調整期間以外の定照度点灯期間では、前記複数の放電ランプをそれぞれ照度一定となるように定照度点灯させ、寿命調整期間では、前記複数の放電ランプのランプ寿命期間を揃えるように、前記複数の放電ランプの中で相対的にランプ寿命の短い短寿命放電ランプを照度減少点灯させ、相対的にランプ寿命の長い長寿命放電ランプを、全体的な定照度維持のため定照度点灯させることを特徴とする照明方法。
  11. 電源から供給されるランプ電力によって照明光を放射する複数の放電ランプと、
    各放電ランプにおける照明光の照度を検出する照度センサと、
    各放電ランプに対し、照度一定の条件下によるランプ電力上昇率に基づきランプ寿命を判定するランプ寿命判定手段と、
    検出される照度に応じて各放電ランプのランプ電力を制御し、前記複数の放電ランプによる全体的照度を一定に維持する電力制御手段とを備え、
    前記電力制御手段が、ランプ寿命判定後一時的期間として設けた寿命調整期間において、前記複数の放電ランプのランプ寿命期間を揃えるように、前記複数の放電ランプの中で相対的にランプ寿命の短い短寿命放電ランプを照度減少点灯させ、また、相対的にランプ寿命の長い長寿命放電ランプを、全体的照度が一定に維持されるように定照度点灯させ、
    寿命調整期間における前記長寿命放電ランプの電力上昇率が、ランプ寿命判定前の電力上昇率と比べて上がることを特徴とする照明装置。
  12. 照明装置を、
    複数の放電ランプそれぞれに対し、照度一定の条件下によるランプ電力上昇率に基づきランプ寿命を判定する寿命判定手段と、
    検出される照度に応じて各放電ランプのランプ電力を制御することにより、前記複数の放電ランプによる全体的照度を一定に維持する照明制御手段として機能させるプログラムであって、
    ランプ寿命判定後一時的期間として設けた寿命調整期間において、前記複数の放電ランプのランプ寿命期間を揃えるように、前記複数の放電ランプの中で相対的にランプ寿命の短い短寿命放電ランプを照度減少点灯させ、また、相対的にランプ寿命の長い長寿命放電ランプを、全体的照度が一定に維持されるように定照度点灯させ、それによって、寿命調整期間における前記長寿命放電ランプの電力上昇率が、ランプ寿命判定前の電力上昇率と比べて上がるように、前記照明制御手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  13. 複数の放電ランプそれぞれに対し、照度一定の条件下によるランプ電力上昇率に基づきランプ寿命を判定し、
    検出される照度に応じて各放電ランプのランプ電力を制御することにより、前記複数の放電ランプによる全体的照度を一定に維持する照明方法であって、
    ランプ寿命判定後一時的期間として設けた寿命調整期間において、前記複数の放電ランプのランプ寿命期間を揃えるように、前記複数の放電ランプの中で相対的にランプ寿命の短い短寿命放電ランプを照度減少点灯させ、
    寿命調整期間における前記長寿命放電ランプの電力上昇率が、ランプ寿命判定前の電力上昇率と比べて上がるように、相対的にランプ寿命の長い長寿命放電ランプを、全体的照度が一定に維持されるように定照度点灯させることを特徴とする照明方法。
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