JP5410118B2 - エネルギーモニタリングシステム - Google Patents

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Description

本発明は、エネルギーモニタリングシステムに関する。
近年の省エネルギー指向に伴い、企業、個人ともにエネルギー削減の要請が高まっている。かかる要請に応えるべく、企業の事業活動レベルにおける省エネルギー対策が盛んに行われているものの、ある程度対策の進んだ現在においてはこれ以上の大幅な削減は見込みにくい。これに対し、個人や各家庭レベルにおける省エネルギー対策はまださほど進んでおらず、当該レベルに有効な省エネルギー対策を講じることにより、その効果も上記企業活動より大きく見込まれることが予想される。
かかる家庭レベルの省エネルギー対策の一環として、電気、ガス、水道といったある特定期間内での使用量を家庭毎に機械的に取得可能なものについてその使用量を積算・表示可能ないわゆる省エネモニターが提供されている。これは電気メーターやガスメーターに計測器を設けて使用量を取得し、使用量を前月と比較したり、設定した目標値と比較したりして評価を表示するものである。例えば特許文献1には、供給エネルギーとして水道水の使用状態の把握を目的とする水道量管理装置が提案されている。
該水道量管理装置においては、1次側水道配管と2次側水道配管を流れる水量を流量計測手段により計測し、使用流量情報を表示する。流量情報表示手段は、流量信号を計量する積算手段と、積算手段の計量値をセット、リセットする水消費量スイッチと、水消費量スイッチのセットによって積算手段の計量値を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶した計量値を表示する表示部を備え、水道使用量を水栓別または生活行動別に把握して生活水の消費意識を高め、居住者の生活管理と省エネルギー化を促すことができる。
特開平05−164592号公報
ところで、近年、太陽光発電等の商用電流に逆潮流可能な電力を発電する設備を備えると共に、ガスコジェネレーション装置等の逆潮流不能であって家庭内(当該住宅内で)のみでの消費を目的とした逆潮流不能な電力を発電する設備を備える建物も建設されている。
しかしながら、上記特許文献1に開示の構成においては、潮流してくるエネルギーを流量計測手段により計測する構成が開示されているのみであり、当該構成を上述の如き逆潮流可能なエネルギーと逆潮流不能なエネルギーとが混在するエネルギー循環システムのモニタリングに容易には採用し難く、また、採用する場合であっても、各エネルギーの流路毎に流量計測手段を配備することが必要となり、当該流量計測手段の配置位置の設計や処理過程の大幅な変更等、エネルギー管理装置としてのコスト増や手間に繋がるという問題があった。
そこで、本発明は、逆潮流可能なエネルギーと逆潮流不能なエネルギーとが混在する場合であっても、最終的に建物から逆潮流されるエネルギーの量を適切に算出することができるエネルギーモニタリングシステムを提供することを目的とする。
上記課題解決のための具体的手段として、本願発明に係るエネルギーモニタリングシステムは、
(1)建物に設けられるエネルギー生成設備により生成される逆潮流可能なエネルギーの生成量を測定する第1生成量測定手段と、
前記建物に設けられるエネルギー生成設備により生成される逆潮流不能なエネルギーの生成量を測定する第2生成量測定手段と、
前記建物にて使用されたエネルギー量を測定する使用量測定手段と、
該第1生成量測定手段、第2生成量測定手段、使用量測定手段から得られる各測定値に基づいて最終的に前記建物から逆潮流させる払出しエネルギー量を算出する逆潮流量算出手段と、を備え、
該逆潮流量算出手段は、
使用量測定値及び第2生成量測定値に基づいて逆潮流中間値を算出する中間値算出手段と、
該中間値と第1生成量測定値に基づいて逆潮流最終値を算出する最終値算出手段と、
を備えていることを特徴としている。
これによれば、先ず、逆潮流不能なエネルギーの測定値とエネルギー使用量の測定値に基づいて中間値が算出され、次に、当該中間値と逆潮流可能なエネルギーの測定値とに基づいて最終的な逆潮流量が算出される。この様に、逆潮流不能なエネルギーと逆潮流可能なエネルギーとを別個に且つ段階的に処理に寄与させることで、これらのエネルギーが混在する場合であっても、適正に処理することができる。また、当該モニタリングシステムによれば、測定手段として逆潮流可能なエネルギーを測定する第1生成量測定手段、逆潮流不能なエネルギーを測定する第2生成量測定手段、及び使用エネルギーを測定する使用量測定手段の3つの計測手段のみを用いることで最終的に建物から払い出される逆潮流可能なエネルギーの量を正確に算出することができ、システム全体の低コスト化が図られることとなる。
(2)また、前記中間値算出手段は、
前記使用量測定値から前記第2生成量測定値を減じた値が0以上か否かを判断する判断手段と、
前記値が0以上である場合に当該値を中間値として認定し、前記差が0より小さい場合には中間値を0として認定する認定手段と、
を備えていることが好ましい。
これによれば、エネルギーの使用量が生成された逆潮流不能エネルギーを下回る場合には、中間値を0とする処理を行い、これによって、逆潮流最終値の算定手順を簡略なものとすることができる。
(3)また、前記最終値算出手段は、
前記第1生成量測定値から前記中間値を減じた値が0以上であるか否かを判断する判断手段と、
前記値が0以上である場合には当該値を最終値として認定し、前記差が0より小さい場合には最終値を0として認定する認定手段と
を備えていることが好ましい。
これによれば、逆潮流可能エネルギーの生成量が中間値を下回る場合には、最終値を0と認定する処理を行い、これによって、電力会社から購入する電力がある場合のように、エネルギー生成設備から得られるエネルギーが不足している場合でも、払い出しエネルギー量を的確に算出することができる。
(4)また、前記逆潮流量算出手段は、
予め特定された単位時間を計時する計時手段と、
該計時手段により計時される単位時間毎に逆潮流量最終値の作成を指示する指示手段と、
前記単位時間毎に作成された逆潮流算出値を累積する累積手段と、
を備えていることが好ましい。
これによれば、単位時間毎の逆潮流量を測定することが可能となると共に、当該単位時間毎に測定した逆潮流量を累積した状態で、例えば1日毎、1週間毎、1ヶ月毎等、当該単位時間を蓄積して形成される特定期間における逆潮流量を提示することができる。
本発明のエネルギーモニタリングシステムによれば、逆潮流可能なエネルギーと逆潮流不能なエネルギーとが混在する場合であっても、最終的に建物から逆潮流されるエネルギーの量を適切に算出することができる。
本発明の一実施形態に係るエネルギーモニタリングシステムの全体構成を表す系統図である。 図1の実施形態に係るエネルギーモニタリングシステムの全体構成を表すブロック図である。 図1の実施形態に係るエネルギーモニタリングシステムの使用量算出手段における使用電力量瞬時値の算出手順を示すフローチャートである。 図1の実施形態に係るエネルギーモニタリングシステムの逆潮流量算出手段の集計手段を示すブロック図である。
以下、本発明に係るエネルギーモニタリングシステムを戸建て住宅に対して実施するための一形態を、図1〜図3を参照して詳細に説明する。
図1は、戸建て住宅における電力系統図に本発明の一実施形態に係るエネルギーモニタリングシステムを加えて示した図で、図中1は電力会社との間で電力の授受を行う商用AC電源、2は商用AC電源1が接続された分電盤、3は太陽光発電装置、4はガスコジェネレーション装置である。
商用AC電源1には分電盤2から伸びる単相3線の幹線の一端が接続され、これによって電力会社から電力が供給されると共に、戸建て住宅で発電された電力の一部が逆潮流される。
分電盤2内には、上記商用AC電源1に接続された上記幹線の他端が接続された主幹ブレーカ5と、太陽光発電装置3からの電力供給系統に設置されると共に該主幹ブレーカ5にも単相3線によって接続された太陽光発電用ブレーカ6と、ガスコジェネレーション装置4からの電力供給系統に設置されると共に主幹ブレーカ5にも単相3線によって接続されたガスコジェネレーション用ブレーカ7が設けられている。主幹ブレーカ5には分岐線が接続され、各部屋内のコンセント等に個別のブレーカ8を介して接続されている。よって、商用AC電源1から供給された電力、太陽光発電装置3から得られた電力、及びガスコジェネレーション装置4から得られた電力が全て主幹ブレーカ5を介して各個別のブレーカ8に送られ、各部屋内のコンセント等に供給される構成とされている。
太陽光発電装置3は、建物の屋根に設置された太陽光集熱(太陽電池)パネル3aと、該太陽光集熱パネル3aからの直流発電電力を交流変換する変換部を有するパワーコンディショナー3bを具備してなり、該パワーコンディショナー3bが、分電盤2内に設置された上記太陽光発電用ブレーカ6に単相3線によって接続されており、太陽光発電装置3によって発電された電気は太陽光発電用ブレーカ6から主幹ブレーカ5等を介して各部屋のコンセント等に導かれる構成とされている。また、太陽光発電装置3によって発電された電力は逆潮流され、余った場合には、主幹ブレーカ5から商用AC電源1を経て電力会社に送られる。よって、太陽光発電装置3は、戸建て住宅より払い出し可能なエネルギーを生成するエネルギー生成設備に該当する。
ガスコジェネレーション装置4は、戸建て住宅に近接してその敷地内に設置されるもので、都市ガス、LPガス等のガスを燃料とするガスエンジン発電ユニット4aと、該発電ユニット4aのエンジンの冷却熱と排気熱を利用して生成した湯を収容する貯湯タンクを含む給湯暖房ユニット4bとを具備してなり、発電ユニット4aは、分電盤2内に設置された上記ガスコジェネレーション用ブレーカ7に単相3線によって接続されており、ガスコジェネレーション装置4によって発電された電気はガスコジェネレーション用ブレーカ7から主幹ブレーカ5等を介して各部屋のコンセント等に導かれる構成とされている。このようなガスコジェネレーション装置4として、例えば大阪ガスのエコウィル(登録商標)等が挙げられる。かかるガスコジェネレーション装置4により生成された電力は、取り決め等のため、逆潮流はなされず、また適宜、図示しない逆潮流防止装置等が取り付けられている。よって、ガスコジェネレーション装置4は、戸建て住宅より払い出し不能なエネルギーを生成するエネルギー生成設備に該当する。
本実施形態に係るエネルギーモニタリングシステムは、上記図1の系統図と更に図2のブロック図から分かるように、戸建て住宅より払い出し可能なエネルギーを生成するエネルギー生成設備である太陽光発電装置3により生成される電力を測定可能な太陽光発電電力計測器である第1計測器10(第1生成量測定手段)と、戸建て住宅より払い出し不能なエネルギーを生成するエネルギー生成設備であるガスコジェネレーション装置4により生成される電力を測定可能なガスコジェネ発電電力計測器である第2計測器11(第2生成量測定手段)と、戸建て住宅にて使用される電力を測定可能な電力使用量計測器12(使用量測定手段)と、これら第1計測器10、第2計測器11、電力使用量計測器12から得られる電流及び電圧値に基づいて戸建て住宅から電力会社へ逆潮流される電力量を算出するコンピュータ等からなる逆潮流量算出装置13(逆潮流量算出手段)と、逆潮流量算出装置13によって得られた逆潮流電力量を表示するディスプレイ装置14を具備しており、また逆潮流量算出装置13はインターネット等を介してサーバ15に接続されている。
なお、各計測器10〜12は、適宜公知の計測器を採用可能であるが、本実施例においては、電流を測定する電流センサと、電圧を測定する電圧センサと、各センサによる電流値と電圧値に力率を加味して電力量を計測する構成のものを採用することとしている。
第1計測器10は、太陽光発電用ブレーカ6とパワーコンディショナー3bとを接続する単相3線に取り付けられており、パワーコンディショナー3bから太陽光発電用ブレーカ6へと該単相3線を流れる電流の電流値及び電圧値を単位期間たる一定秒(例えば4秒)毎にサンプリングして測定することができる。
第2計測器11はガスコジェネレーション用ブレーカ7と主幹ブレーカ5とを接続する単相3線に取り付けられ、ガスエンジン発電ユニット4aからガスコジェネレーション用ブレーカ7へと該単相3線を流れる電流の電流値及び電圧値を一定秒(例えば4秒)毎にサンプリングして測定することができる。
電力使用量計測器12は、主幹ブレーカ5から個別のブレーカ8に至るまでの幹線の単相3線に取り付けられ、主幹ブレーカ5から各個別のブレーカ8に送られる電流の電流値及び電圧値、すなわち、太陽光発電、ガスコジェネ発電により生成された電力を含み、各部屋のコンセント等から消費されることとなる電流の電流値及び電圧値を一定秒(例えば4秒)毎にサンプリングして測定することができる。
上記各計測器10〜12は、単相3線を流れる電流の電流値及び電圧値を一定秒(例えば4秒)毎にサンプリングして測定し、当該単位期間の電力量を瞬時値として測定する。尚、瞬時値とは、上述の如く1秒〜数秒として設定される単位期間に計測器が測定(計測)する電力(W)のことを示しており、当該単位期間のいずれかの瞬間に計測される電力に単位期間の時間を乗じることで電力量を得ることとすることも可能であるし、微小期間における電力を当該単位期間の始まりから終わりにわたって累積するなどにより得ることとすることも可能である。
上記各計測器10〜12の検出信号は、図2のブロック図から分かるように、各計測器10〜12に付設された通信制御手段16の受信手段16bに送信され、受信手段16bから逆潮流量算出装置(使用量算出手段)13に取り込まれる構成とされている。
逆潮流量算出装置13は、各計測器10〜12からの測定値(電流値及び電圧値)に基づいて、最終的に当該住宅から逆潮流させる払出し電力量を算出するものであり、各計測器10〜12の測定に基づく電力量(Wh)たる測定値をそれぞれ認識する各計測器測定値認識手段17a、17b、17cと、該各計測器測定値認識手段17a、17b、17cにより認識された測定値を格納する各測定値格納手段18b、18cと、各測定値格納手段18a、18b、18cに格納された測定値を用いて演算手段19aと、判断手段19bと、認定手段19cによって逆潮流中間値を算出する中間値算出手段19と、該中間値算出手段19から得られた中間値と、測定値格納手段18aに格納された第1計測器10からの測定値とに基づき、演算手段20aと、判断手段20bと認定手段20cとによって逆潮流最終値を算出する最終値算出手段20とを具備している。
なお、これら算出手段19、20には、演算処理時に蓄積データを利用したり取得したデータを蓄積する等のために記憶手段(図示省略)が接続されている。
ここで、図3のフローチャートを参照して電力生成量測定値から逆潮流最終値を算出する処理手順を説明する。
各計測器計測値認識手段17a、17b、17cから送られてくる電力量、すなわち第1計測器10からの測定値から得られた逆潮流可能な電力量(以下、「第1電力量」という)、ガス発電電力計測器11からの測定値から得られた逆潮流不能な電力量(以下、「第2電力量」という)、電力使用量計測器12からの測定値から得られた使用電力量は各測定値格納手段18a、18b、18cに記憶蓄積される。
先ず、中間値算出手段19において、電力使用量計測器12からの測定値から得られた使用電力量を測定値格納手段18cから取り出すと共にガス発電電力計測器11からの測定値から得られた逆潮流不能な電力量(以下、「第2電力量」という)を測定値格納手段18bから取り出し、演算手段19aによって使用電力量から第2電力量を減算し、その結果をA値とする(ステップS1)。そして、A値がゼロ以上か否かを判断手段19bが判断し(ステップS2)、ゼロ未満であれば、認定手段19cがA’値をゼロとして認定する(ステップS3)。また、一方、ステップS2において、A値がゼロ以上であると判断手段19bにより判断された場合には、認定手段19cによりA値をA’値と認定する(ステップS4)。
ついで、最終値算出手段20において、第1計測器10からの測定値から得られる逆潮流可能な電力量(以下、第1電力量という)を測定値格納手段18aから取り出し、演算手段20aにより第1電力量からA’値を減算した値として単位時間当たりの逆潮流電力量中間値B’を計算する(ステップS5)。
ついで、最終値算出手段20の判断手段20bにおいて、逆潮流電力量中間値B’がゼロ以上であるか否かを判断し(ステップS6)、ゼロ未満であれば、B’値を認定手段20cがゼロと認定し(ステップS7)、B=B’として(ステップS8)、逆潮流電力量最終値Bを得る(ステップ9)。一方、ステップS6において、B’値がゼロ以上であると判断された場合には、ステップ8においてB’値をB値とし、逆潮流電力量最終値Bを得る。
すなわち、逆潮流不能の第2電力量が使用電力量より多い場合には、第1電力量の全てが逆潮流電力量Bとなる。尚、この場合、電力会社からの購入電力量はゼロである。
一方、逆潮流不能の第2電力量が使用電力量より少ない場合には、使用電力量から逆潮流不能の第2電力量を差し引いた電力量Aについて収支を考える。電力会社から供給される電力量は、第1電力量が使用されている状態では、その供給量の全てが使用されるが、第1電力量から見ると、第1電力量が残っている場合には、電力会社から購入される電力量はなく、第1電力量の中から逆潮流可能な電力量を求めていくことになる。よって、上記差し引き使用電力量Aが第1電力量より少ない場合、つまり、B’がプラスの場合は、購入電力量はゼロであり、第1電力量の内の余剰電力量であるB’が逆潮流電力量Bとなる。このようにして、3組の計測器10〜12からの測定値だけを利用して、逆潮流可能な電力を発電する太陽光発電装置と逆潮流不能な電力を発電するガスコジェネレーション装置の双方を含む複雑な電力供給系統においても、逆潮流可能電力量を容易にかつ高い信頼性をもって取得することができる。
また、上記逆潮流量算出装置13には、更に出力制御手段21と、表示制御手段22を介してディスプレイ装置14が接続され、また図示しない入力手段が逆潮流量算出装置13と出力制御手段21に接続されている。そして、利用者が入力手段を介して所要の情報を入力し、また変更し、当該利用者による入力によって逆潮流量算出装置13が逆潮流電力量をディスプレイ装置14に表示させる。その表示を見て、利用者は家庭内の逆潮流電力量が適切に推移しているか否かを判断することができ、省エネルギーに役立てることができる。また、場合によっては、算定して得た電力使用量データをインターネット回線を通して生活エネルギー削減支援システム(本出願人の特開2007−257284号公報に開示されたようなシステム)を具備するサーバ15に自動で送り、当該支援システムへの加入者との間で自宅のエネルギー消費動向を比較することができる。
また、入力手段により入力された情報は必要に応じて出力制御手段21により加工され、送信手段16aを介して各計測器10〜12に送信される。これにより、各計測器の設定等を変更することができるものとなる。
さらに、図4に示す如く、逆潮流量算出装置13には、予め特定された単位時間を計時する計時手段23aと、該計時手段23aにより計時される単位時間毎に逆潮流量最終値の作成を指示する指示手段23bと、単位時間毎に作成された逆潮流算出値を累積する累積手段23cと、当該累積手段による累積期間を定める期間設定手段23dとを備える集計手段23を備え、図示しない入力手段により集計手段23を起動させることにより、期間設定手段23dにより設定される1時間、1日、1週間、1月、1年あるいは利用者の意図する任意の期間(これらを総称して特定期間という)における逆潮流量を算出することができるものとなっている。
以上のように、本実施形態では、逆潮流不能なエネルギーの測定値とエネルギー使用量の測定値に基づいて中間値が算出され、次に、当該中間値と逆潮流可能なエネルギーの測定値とに基づいて最終的な逆潮流量が算出される。この様に、逆潮流不能なエネルギーと逆潮流可能なエネルギーとを別個に且つ段階的に処理に寄与させることで、これらのエネルギーが混在する場合であっても、適正に処理することができる。また、当該モニタリングシステムによれば、測定手段として逆潮流可能なエネルギーを測定する第1計測器10(第1生成量測定手段)、逆潮流不能なエネルギーを測定する第2計測器11(第2生成量測定手段)、及び使用エネルギーを測定する使用量計測器12(使用量測定手段)の3つの計測手段のみを用いることで最終的に建物から払い出される逆潮流可能なエネルギーの量を正確に算出することができ、特に、電力会社から購入される電力量を計測することなく、逆潮流可能電力量を算出することができるので、システム全体の格段の低コスト化が図られることとなる。
以上、本発明を具体的な実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、当業者が想定する種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、発電設備として太陽光発電装置3とガスコジェネレーション装置4を考えたが、その他の種類の発電設備が設置されている場合でも同様に実施することができる。例えば燃料電池コージェネレーション装置、風力コージェネレーション装置、水力コージェネレーション装置、地熱コージェネテーション装置等である。
また、エネルギーの使用量として代表的な電力使用量を考えたが、環境が許容すれば、ガスや水道等のその他のエネルギーにも適用可能である。
1 商用AC電源
2 分電盤
3 太陽光発電装置(払出し可能なエネルギーを生成するエネルギー生成設備)
3a 太陽光集熱パネル
3b パワーコンディショナー
4 ガスコジェネレーション装置(払出し不能なエネルギーを生成するエネルギー生成設備)
4a ガスエンジン発電ユニット
4b 給湯暖房ユニット
5 主幹ブレーカ
6 太陽光発電用ブレーカ
7 ガスコジェネレーション用ブレーカ
8 個別のブレーカ
10 第1計測器(第1生成量測定手段)
11 第2計測器(第2生成量測定手段)
12 使用量計測器(使用量測定手段)
13 逆潮流量算出装置(逆潮流量算出手段)
14 ディスプレイ装置
15 サーバ
16 通信制御手段
16a 送信手段
16b 受信手段
17a,b,c 各計測器計測値認識手段
18a,b,c 各測定値格納手段
19 中間値算出手段
19a 演算手段
19b 判断手段
19c 認定手段
20 最終値算出手段
20a 演算手段
20b 判断手段
20c 認定手段
21 出力制御手段
22 表示制御手段
23 集計手段
23a 計時手段
23b 指示手段
23c 累積手段
23d 期間設定手段

Claims (3)

  1. 建物に設けられるエネルギー生成設備により生成される逆潮流可能なエネルギーの生成量を測定する第1生成量測定手段と、
    前記建物に設けられるエネルギー生成設備により生成される逆潮流不能なエネルギーの生成量を測定する第2生成量測定手段と、
    前記建物にて使用されたエネルギー量を測定する使用量測定手段と、
    該第1生成量測定手段、第2生成量測定手段、使用量測定手段から得られる各測定値に基づいて最終的に前記建物から逆潮流させる払出しエネルギー量を算出する逆潮流量算出手段と、
    を備え、該逆潮流量算出手段は、
    使用量測定値及び第2生成量測定値に基づいて逆潮流中間値を算出する中間値算出手段と、
    該中間値と第1生成量測定値に基づいて逆潮流最終値を算出する最終値算出手段と、
    備え、
    前記中間値算出手段は、
    前記使用量測定値から前記第2生成量測定値を減じた値が0以上か否かを判断する判断手段と、
    前記値が0以上である場合に当該値を中間値として認定し、前記差が0より小さい場合には中間値を0として認定する認定手段と、
    を備えていることを特徴とするエネルギーモニタリングシステム。
  2. 前記最終値算出手段は、
    前記第1生成量測定値から前記中間値を減じた値が0以上であるか否かを判断する判断手段と、
    前記値が0以上である場合には当該値を最終値として認定し、前記差が0より小さい場合には最終値を0として認定する認定手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のエネルギーモニタリングシステム。
  3. 前記逆潮流量算出手段は、
    予め特定された単位時間を計時する計時手段と、
    該計時手段により計時される単位時間毎に逆潮流最終値の作成を指示する指示手段と、
    前記単位時間毎に作成された逆潮流最終値を累積する累積手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエネルギーモニタリングシステム。
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