JP5508141B2 - エネルギー消費量表示システム - Google Patents

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本発明は、ユーザが消費する1または複数のエネルギーまたはユーティリティの各消費量をユーザにエネルギーまたはユーティリティ別に表示するエネルギー消費量表示システムに関する。
従来、家庭での省エネルギー或いはエネルギー消費の管理を目的として、現在のエネルギー消費量やその料金を表示し、ユーザ自身が設定した目標値を超えるとその旨を通知する省エネナビゲーション機能付き機器が、各種普及している。例えば、下記の非特許文献1に開示されている「エネルックリモコン」(「エネルック」は登録商標)等がある。
"「省エネナビ」シリーズ紹介"、[online]、財団法人省エネルギーセンター、[平成22年4月12日検索]、インターネット<URL:http://www.eccj.or.jp/navi/intro/index.html>
しかしながら、現在普及している省エネナビゲーション機能付き機器は、エネルギー消費量やその料金の表示は、0時〜24時の1日単位、または、瞬時値を表示する形態のものが一般的である。このため、エネルギー使用行為毎のエネルギー消費量やエネルギー使用料金をユーザが把握することが困難であり、エネルギー消費量やエネルギー使用料金に増減があった場合に、その要因を推測することが困難であった。
また、エネルギー使用行為毎のエネルギー消費量やエネルギー使用料金を正確に把握するためには、エネルギー消費機器毎にエネルギー消費量を計測する手段を設ける必要があり、エネルギー使用行為が多様な場合は、計測手段を設置する費用が嵩み実用的ではない。
更に、例えば、1ヶ月間のエネルギー使用量や使用料金を同様の家族構成の他人と比較して差があることが判明した場合において、当該エネルギー使用量や使用料金の比較だけでは、それらの差の要因を把握することが困難であった。
本発明は、上記従来の省エネナビゲーション機能付き機器における問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単にエネルギー使用行為毎のエネルギー消費量を把握できるエネルギー消費量表示システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、ユーザが消費するエネルギーまたはユーティリティが複数存在する場合、または、ユーザが消費するエネルギーまたはユーティリティの供給源が複数存在する場合において、前記エネルギーまたはユーティリティの各消費量を、複数存在する前記エネルギーまたはユーティリティ別、または、複数存在する前記供給源別に計測する1または複数の消費量計測手段から前記エネルギーまたはユーティリティの消費量の瞬時値、単位時間当たりの消費量、或いは、累積消費量を示す消費量データ、または前記単位時間当たりの消費量に換算可能な消費量信号を取得し、外部入力によって設定される計測期間における前記エネルギーまたはユーティリティの各累積消費量を算出する消費量算出手段と、前記ユーザの計測開始操作及び計測終了操作の各操作を受け付け、前記各操作時点において、前記計測期間の開始及び終了を前記消費量算出手段に指示する計測指示手段と、前記消費量算出手段が算出した各累積消費量またはその換算値を前記エネルギーまたはユーティリティ別に表示する計測値表示手段と、を備えてなることを第1の特徴とするエネルギー消費量表示システムを提供する。
更に、上記第1の特徴のエネルギー消費量表示システム、または、ユーザが消費する1または複数のエネルギーまたはユーティリティの各消費量を各別に計測する1または複数の消費量計測手段から前記1または複数のエネルギーまたはユーティリティの消費量の瞬時値、単位時間当たりの消費量、或いは、累積消費量を示す消費量データ、または前記単位時間当たりの消費量に換算可能な消費量信号を取得し、外部入力によって設定される計測期間における前記1または複数のエネルギーまたはユーティリティの各累積消費量を算出する消費量算出手段と、前記ユーザの計測開始操作及び計測終了操作の各操作を受け付け、前記各操作時点において、前記計測期間の開始及び終了を前記消費量算出手段に指示する計測指示手段と、前記消費量算出手段が算出した各累積消費量またはその換算値を前記エネルギーまたはユーティリティ別に表示する計測値表示手段と、を備えてなるエネルギー消費量表示システムにおいて、前記消費量算出手段が、前記計測期間の直前または直後において、前記エネルギーまたはユーティリティの消費が認められる場合に、当該消費が認められる前記エネルギーまたはユーティリティについて、前記算出した各累積消費量に対して、前記計測期間の直前または直後の消費量から推定される前記計測期間前から継続する前記エネルギーまたはユーティリティの消費に対する前記計測期間中の各累積消費量を前記算出した各累積消費量から差し引く補正を行うことを第2の特徴とする。
更に、上記第1または第2の特徴のエネルギー消費量表示システムは、前記消費量算出手段が、算出した各累積消費量に応じた前記エネルギーまたはユーティリティの料金を算出し、前記計測値表示手段は、前記消費量算出手段が算出した各累積消費量またはその換算値に代えて或いは追加して、前記消費量算出手段が算出した料金を前記エネルギーまたはユーティリティ別に表示することを第3の特徴とする。
また、上記何れかの特徴のエネルギー消費量表示システムは、好ましくは、前記エネルギーまたはユーティリティは、電力、ガス、及び、水道水の少なくとも1つを含む。
更に、上記第の特徴のエネルギー消費量表示システムは、前記エネルギーまたはユーティリティに電力が含まれ、複数の電力供給源が存在する場合、前記消費量計測手段が、前記複数の電力供給源から供給される電力の個別消費量と合計消費量を計測し、前記消費量算出手段は、前記電力の合計消費量に対して算出した累積消費量に応じた料金を、前記複数の電力供給源別に計測した電力の個別消費量と前記複数の電力供給源別に設定された単価に基づいて算出することを第4の特徴とする。
更に、上記何れかの特徴のエネルギー消費量表示システムは、前記ユーザが、電力、ガスまたはその両方を消費することによって、水道水を加熱して得られる温水を消費する場合において、前記1または複数のエネルギーまたはユーティリティとして、前記温水の熱量が含まれる場合、前記消費量計測手段が、前記温水の熱量の消費量を計測し、前記消費量算出手段が、前記計測期間における前記温水の熱量の累積消費量を算出し、前記計測値表示手段が、前記消費量算出手段が算出した前記温水の熱量の累積消費量またはその換算値を表示することを第5の特徴とする。
更に、上記第5の特徴のエネルギー消費量表示システムは、前記温水の生成に使用される前記エネルギーまたはユーティリティが複数存在する場合、または、その前記エネルギーまたはユーティリティの供給源が複数存在する場合、前記消費量計測手段が、前記温水の熱量の消費量を前記エネルギーまたはユーティリティの供給源別に計測し、前記消費量算出手段は、前記エネルギーまたはユーティリティの供給源別に前記計測期間における前記温水の熱量の個別の累積消費量を算出し、算出した前記温水の熱量の合計の累積消費量に応じた料金を、前記複数のエネルギーまたはユーティリティ別または前記複数の供給源別に設定された単価と前記個別の累積消費量に基づいて算出し、前記計測値表示手段が、前記消費量算出手段が算出した前記温水の熱量の合計の累積消費量またはその換算値に代えて或いは追加して当該合計の累積消費量に応じた料金を表示することを第6の特徴とする。
更に、上記何れかの特徴のエネルギー消費量表示システムは、前記ユーザが、電力、ガスまたはその両方を消費することによって、水道水を加熱して得られる温水を消費する場合において、1または複数の前記温水の利用形態の夫々に対して、所定期間中の利用回数、温水使用量、平均設定温度、及び、利用時間の少なくとも1つを含む利用状況を測定し、所定の記憶装置に記憶する利用状況測定手段を備え、前記計測値表示手段が、前記利用状況測定手段が測定した前記利用状況を前記利用形態別に表示することを第7の特徴とする。
更に、上記何れかの特徴のエネルギー消費量表示システムは、前記計測指示手段が、前記ユーザの個人識別情報と計測対象となるエネルギーまたはユーティリティの消費行為の行為識別情報の少なくとも何れか一方の入力操作を、前記計測期間と関連付けて受け付け、前記消費量算出手段が算出した各累積消費量を、前記個人識別情報と前記行為識別情報の少なくとも何れか一方と関連付けて所定の記憶装置の記憶する消費量分別手段を備え、前記計測値表示手段が、前記消費量分別手段が記憶した前記各累積消費量またはその換算値を関連付けられた前記個人識別情報と前記行為識別情報の少なくとも何れか一方別に表示することを第8の特徴とする。
上記第1の特徴のエネルギー消費量表示システムによれば、例えば、ユーザが、調理、入浴、洗濯、掃除等の特定のエネルギーまたはユーティリティの消費行為を行う際に、その行為の開始終了時に、計測指示手段に対して計測開始操作及び計測終了操作を行うだけの簡単な操作で、当該消費行為に関係する機器の特別な計測機器を設けることなく、当該消費行為係るエネルギーまたはユーティリティの累積消費量またはその換算値を簡便に知ることができる。この結果、同じ消費行為に対する同じ家庭内の他のユーザとの比較、或いは、同じような家族構成の他の家庭との比較が容易となる。また、異なる消費行為間でのエネルギーまたはユーティリティの消費量の比較が容易となる。
ここで、累積消費量の換算値とは、算出された計測期間における累積消費量から一義的に導出できる別の物理量等を意味し、例えば、計測期間中の平均消費量や、更に、異なるエネルギー種(例えば、電力とガス)間で、共通の単位系(例えば、熱量や二酸化炭素排出量)に換算した値である。特に、後者のように共通の単位系に揃えることで、異種エネルギー間での比較が容易となる。
上記第2の特徴のエネルギー消費量表示システムによれば、例えば、特定のエネルギーまたはユーティリティの消費行為が行われる期間を通して、照明や床暖房等のエネルギーまたはユーティリティの消費が継続的に行われている場合は、当該継続的消費行為に伴う累積消費量を差し引く補正を行うことで、消費量算出手段は、計測対象の特定の消費行為による累積消費量をより正確に算出することができる。
上記第3の特徴のエネルギー消費量表示システムによれば、ユーザは、上記同様の簡便な操作で、更に、計測期間中のエネルギーまたはユーティリティ別の料金を知ることができ、当該行為に伴う料金を、他人或いは他の消費行為と容易に比較することができる。
上記第4の特徴のエネルギー消費量表示システムによれば、系統商用電力、太陽光発電装置(太陽電池パネル)、ガスエンジン発電機や燃料電池等のガスを燃料とする分散型発電装置等の複数の電力供給源が存在し、供給源別に電力単価が異なる場合において、電力の合計消費量に対する料金を算出してユーザに表示することができる。例えば、同じ消費行為に対して、夜間と昼間、分散型発電装置の運転状態等の供給源の構成の違いによる料金の違いを容易に知ることができる。また、他の家庭との間でも、供給源の構成が異なる場合に、どちらの構成がより経済的であるかの比較も容易に行える。
上記第5の特徴のエネルギー消費量表示システムによれば、温水を消費するユーザに対して、温水を消費する消費行為に対する温水の熱量の累積消費量またはその換算値を表示することができる。従って、ユーザは、温水を消費する特定の消費行為に対する温水の消費状況を、他の消費行為或いは他人の消費行為と比較して把握することができる。
上記第6の特徴のエネルギー消費量表示システムによれば、温水の生成手段として、電気式ヒートポンプ型給湯器、電気温水器、太陽熱温水器、ガス給湯器、ガスを燃料とする分散型発電装置からの排熱を利用する熱電併給型給湯器の内の複数が使用されている場合において、計測期間中における温水の熱量の合計の累積消費量に対する料金を算出してユーザに表示することができる。例えば、同じ消費行為に対して、夜間と昼間、分散型発電装置の運転状態等の供給源の構成の違いによる料金の違いを容易に知ることができる。また、他の家庭との間でも、供給源の構成が異なる場合に、どちらの構成がより経済的であるかの比較も容易に行える。
上記第7の特徴のエネルギー消費量表示システムによれば、ユーザは、消費行為に対する累積消費量やその料金等と合わせて、温水の利用形態別の利用状況を知ることができ、例えば、1ヶ月間のエネルギーまたはユーティリティの料金の変動要因を、温水の利用形態別に分析することが可能となる。
上記第8の特徴のエネルギー消費量表示システムによれば、1回の計測行為で得られた累積消費量を、個人別或いは消費行為別に集計することができ、例えば、1ヶ月間における特定の個人の消費行為や特定の消費行為における累積消費量を把握することができる。
本発明に係るエネルギー消費量表示システムの第1実施形態における概略構成を示す図 本発明に係るエネルギー消費量表示システムの計測値表示手段による待機状態、計測開始後、計測終了後の各表示画面例を模式的に示す図 本発明に係るエネルギー消費量表示システムの第2実施形態における概略構成を示す図 本発明に係るエネルギー消費量表示システムの第3実施形態における概略構成を示す図 本発明に係るエネルギー消費量表示システムの第4実施形態における概略構成を示す図 本発明に係るエネルギー消費量表示システムの第5実施形態における概略構成を示す図 本発明に係るエネルギー消費量表示システムの第6実施形態における概略構成を示す図
本発明に係るエネルギー消費量表示システム(以下、適宜「本発明システム」と称す)の実施形態につき、図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
図1に、第1実施形態に係る本発明システム1の概略構成、及び、本発明システム1を適用するエネルギー及びユーティリティの供給及び消費システム(以下、便宜的に「エネルギー消費システム」と称す)の概略構成を示す。本第1実施形態では、エネルギー及びユーティリティとして電力、ガス、水道水を想定し、電力は、系統商用電源から供給され、ガスは都市ガス供給配管網を介して供給され、水道水は上水供給配管網を介して供給される。
先ず、エネルギー消費システムの概略を説明する。電力供給系統では、系統商用電源20から戸別に設置された電力メータ(電力量計)21、分電盤22及び屋内電力線23を介して屋内の電力負荷24に商用交流電力(例えば、単相3線100V/200V)が供給される。ガス供給系統では、都市ガス供給配管網30から戸別に設置されたガスメータ31及び屋内ガス配管32を介して、都市ガスが、ガス給湯器33及びガスコンロ等の他のガス機器34に供給される。ガス給湯器33は、都市ガスの燃焼熱で水道水を加熱して温水を生成して、当該温水が、風呂の給湯、混合栓及びシャワー等への給湯、床暖房の熱源として利用される。尚、ガス給湯器33は電力供給を受けてガスの燃焼制御、給湯制御、温水ポンプ等の駆動等を行う電力負荷24の1つでもある。上水供給系統では、上水供給配管網40から戸別に設置された水道メータ41及び屋内水道配管42を介して、水道水が、ガス給湯器33及び水道蛇口(単水栓、混合栓、シャワー等)43等に供給される。本第1実施形態では、電力メータ21の下流側(分電盤22側)に電流及び電圧センサ25(消費量計測手段の1つに相当)が設けられている。また、ガスメータ31は、パルス発信機能付きガスメータ(消費量計測手段の1つに相当)を想定し、一定ガス消費量毎にパルス信号を発信する。尚、本第1実施形態では、水道水の消費に関しては、温水として消費される場合のみを本発明システム1による計測の対象とする。従って、水道水の消費量は、ガス給湯器33内に設けられた水道水用の流量計44(消費量計測手段の1つに相当)によって計測された消費量を使用する。
次に、本発明システム1の構成を説明する。本発明システム1は、計測指示手段10、消費量算出手段11、及び、計測値表示手段12を備えて構成される。本発明システム1は、専用のコンピュータシステムとして構成され、マイクロプロセッサ、メモリ、外部記憶装置、タッチパネル式液晶ディスプレイ等のユーザインターフェース(入力装置、表示装置)、及び、通信インターフェース等のハードウェアとそのハードウェア上で実行されるアプリケーションソフトウェアで構成されている。
計測指示手段10は、ユーザが本発明システム1の入力装置に設けられた計測開始・終了ボタンを操作したことを認識して、電力、ガス、水道水の各消費量の計測の開始及び終了を夫々指示する制御信号を消費量算出手段11に送信する。尚、計測開始・終了ボタンは、計測開始と計測終了の各操作を兼ねる1つのボタンであっても、個別の計測開始ボタンと計測終了ボタンであっても良い。前者の場合は、待機時では、計測開始ボタンとして機能し、計測開始後は、計測終了ボタンとして機能する。また、当該ボタンは、入力装置に独立した操作ボタンとして設けられていても、或いは、タッチパネル式表示画面上に一時的に表示された操作ボタンであっても良い。
消費量算出手段11は、電流及び電圧センサ25が計測する電流及び電圧計測値の瞬時値を連続的に受信して電力演算を行い単位時間当たりの電力量を算出し、毎日午前0時を起点とする累積電力消費量(単位:Wh)を算出する。更に、ガスメータ31から上記パルス信号を受信して、毎日午前0時に最も近い上記パルス信号の受信時を起点として、当該パルス信号の受信毎に上記一定ガス消費量を加算して、毎日午前0時近傍を起点とする累積ガス消費量(単位:l(リットル))を算出する。更に、流量計44からガス給湯器33で温水に加熱される水道水の流量(単位時間当たりの消費量)を逐次取得し、毎日午前0時を起点とする累積水道水消費量(単位:l(リットル))を算出する。そして、計測の開始指示を受けた時点で、当該時点の累積電力消費量P0、累積ガス消費量G0、累積水道水消費量W0を一時的に記憶し、次に、計測の終了指示を受けた時点で、当該時点の累積電力消費量P1、累積ガス消費量G1、累積水道水消費量W1を一時的に記憶し、夫々の時点での各累積消費量の差分を求め、計測開始から計測終了までの計測期間中における累積電力消費量P2(=P1−P0)、累積ガス消費量G2(=G1−G0)、累積水道水消費量W2(=W1−W0)として、夫々所定の記憶装置に記憶する。
消費量算出手段11は、更に、予め記憶装置に内に設定した料金単価テーブルを検索して、電力単価Vp(単位:円/kWh)、ガス単価Vg(単位:円/m)、水道水単価Vw(単位:円/l)を読み出し、算出した各累積消費量P2,G2,W2に夫々乗じて、計測期間中の電力料金Up(=P2×Vp)、ガス料金Ug(=G2×Vg/1000)、水道料金Uw(=W2×Vw)を算出し、夫々所定の記憶装置に記憶する。但し、上記料金単価が、時間帯によって変化する場合には、計測期間中の料金単価を使用するものとする。また、計測期間中に料金単価が変化する場合には、計測期間中に存在する2以上の料金単価を夫々の計測期間中の時間幅で加重平均を取った値を上記料金計算に使用する。
計測値表示手段12は、ユーザが計測終了操作を行い、消費量算出手段11が上記各算出を終えた直後に、消費量算出手段11が算出した各累積消費量P2,G2,W2、及び、各料金Up,Ug,Uwを、本発明システム1の表示装置の表示画面上に、所定の表示形式で表示する。
図2(A)〜(C)に、夫々、計測値表示手段12による表示例を示す。図2(A)は、計測開始直前の待機状態を示しており、画面上では、計測当日の午前0時から計測開始直前までの各累積消費量P0,G0,W0、及び、当該各累積消費量P0,G0,W0に応じた各料金が表示されている。尚、当該画面表示は、画面上に表示された計測開始ボタンB1を操作(押下またはタッチ)するまで、一定周期(例えば、1分間隔)で更新される。図2(B)は、計測開始後の計測中の状態を示しており、画面上では、図2(A)で表示されていた各累積消費量P0,G0,W0と夫々の料金の表示が消えて、計測中である旨の背景画面が表示されるとともに、計測開始ボタンB1から計測終了ボタンB2に表示が切り替わる。図2(C)は、計測終了直後の状態を示しており、計測期間の長さ(図では、45分間)、当該計測期間中の各累積消費量P2,G2,W2、及び、各料金Up,Ug,Uwが夫々表示されるとともに、計測終了ボタンB2からリセットボタンB3に表示が切り替わる。リセットボタンB3を操作すると、図2(A)の待機状態の画面表示に遷移する。
〈第2実施形態〉
図3に、第2実施形態に係る本発明システム2の概略構成、及び、本発明システム2を適用するエネルギー消費システムの概略構成を示す。本第2実施形態では、エネルギー及びユーティリティとして電力、ガス、水道水を想定し、電力は、系統商用電源と太陽光発電装置から供給され、ガスは都市ガス供給配管網を介して供給され、水道水は上水供給配管網を介して供給される。
先ず、エネルギー消費システムの概略を説明する。電力供給系統では、系統商用電源20から戸別に設置された電力メータ(電力量計)21、分電盤22及び屋内電力線23を介して屋内の電力負荷24に商用交流電力(例えば、単相3線100V/200V)が供給される。更に、本第2実施形態では、電力供給系統は、太陽電池パネル26と蓄電池27と2つのパワーコンディショナ28,29を備え、太陽電池パネル26が、パワーコンディショナ28を介して、蓄電池27がパワーコンディショナ29を介して、電力メータと分電盤22の間の電力線23と電流及び電圧センサ25より上流側で系統連系接続している。太陽電池パネル26は、太陽光の照射を受けて直流電力を出力し、パワーコンディショナ28によって系統商用電源20と同じ電圧及び周波数の交流電力に変換され、分電盤22及び屋内電力線23を介して屋内の電力負荷24に供給される。尚、余剰電力は、パワーコンディショナ29を介して蓄電池27に充電されるか、蓄電池27が満充電状態の場合には、系統商用電源20側に逆潮流して売電される。電力負荷24の需要が大きい場合や、太陽電池パネル26の出力が低下している場合は、蓄電池27に蓄積された直流電力が、パワーコンディショナ29によって系統商用電源20と同じ電圧及び周波数の交流電力に変換され、分電盤22及び屋内電力線23を介して屋内の電力負荷24に供給される。また、パワーコンディショナ28,29には、夫々から出力される電力(瞬時値)を計測する機能を備えており、消費量算出手段11に対して当該電力(瞬時値)の計測値を送信する。更に、パワーコンディショナ29には、パワーコンディショナ29に蓄電のために入力される電力(瞬時値)及び現在の蓄電量を計測する機能を備えており、消費量算出手段11に対して当該電力(瞬時値)及び蓄電量の計測値を送信する。また、本第2実施形態では、パワーコンディショナ28,29は、電力負荷24の一部として扱われ、そこで計測期間中に消費される電力は、累積電力消費量P2に含まれる。ガス供給系統及び上水供給系統に関しては、第1実施形態と同じであるので、重複する説明は省略する。
次に、本発明システム2の構成を説明する。本発明システム2は、第1実施形態と同様に、計測指示手段10、消費量算出手段11、及び、計測値表示手段12を備えて構成される。計測指示手段10と計測値表示手段12は、第1実施形態と同じであるので、重複する説明は省略する。電力供給系統の電力供給源に太陽電池パネル26と蓄電池27が追加されているため、消費量算出手段11が算出した累積電力消費量P2に対する電力料金Upの算出方法が、第1実施形態と異なる。
累積電力消費量P0〜P2については、系統商用電源20、太陽電池パネル26及び蓄電池27から供給される電力が分電盤22で合流し、合流後の電力が電流及び電圧センサ25で計測されるため、第1実施形態で説明した内容と同じである。以下、累積電力消費量P2に対する電力料金Upの算出方法について説明する。
消費量算出手段11が、パワーコンディショナ28,29から逐次受信する電力計測値に基づいて、計測指示手段10によって開始及び終了が指示される計測期間中のパワーコンディショナ28,29から夫々供給され消費される累積電力消費量P28,P29を、累積電力消費量P2と同じ要領で夫々算出し、系統商用電源20から計測期間中に供給され消費される累積電力消費量P20を、各電力供給源から供給される合計の累積電力消費量P2から、累積電力消費量P28,P29を夫々差し引いて算出する(数1参照)。引き続いて、算出した累積電力消費量P20,P28,P29に基づいて、以下の数2の算出式を用いて、電力料金Upを算出する。
(数1)
P20=P2−P28−P29
(数2)
Up=P20×Vp+P29×Vp29
数2において、電力単価Vpは系統商用電源20から供給される電力単価であり、電力単価Vp29は、計測期間中に蓄電池27から供給される電力単価であり、以下の数3の算出式で与えられる。太陽電池パネル26から供給される電力単価は0である。
(数3)
Vp29=Vp×(P20i−k×P29o)/P27c
k=P20i/(P20i+P28i)
上記数3において、P20iは、蓄電池27及びパワーコンディショナ29の起動時または所定の基準時(例えば、毎日午前0時)を起点として計測期間の開始時までに系統商用電源20から蓄電池27に充電された累積電力消費量であり、P29oは、当該起点から計測期間の開始時までにパワーコンディショナ29から出力された累積電力消費量であり、P27cは、計測期間の開始時における蓄電池27の蓄電量である。係数kは、パワーコンディショナ29から出力された累積電力消費量の平均電力単価の電力単価Vpに対する比率を示し、数2の第2式に示すように、当該起点から計測期間の開始時までに系統商用電源20と太陽電池パネル26から蓄電池27に充電された累積電力量の内の系統商用電源20から充電された累積電力量の比率で与えられる。
累積ガス消費量G0〜G2、累積水道水消費量W0〜W2の導出方法、及び、累積ガス消費量G2及び累積水道水消費量W2に対する、ガス料金Ug(=G2×Vg)及び水道料金Uw(=W2×Vw)の算出方法は、第1実施形態と同じであるので、重複する説明は省略する。
〈第3実施形態〉
図4に、第3実施形態に係る本発明システム3の概略構成、及び、本発明システム3を適用するエネルギー消費システムの概略構成を示す。本第3実施形態では、エネルギー及びユーティリティとして電力、ガス、水道水を想定し、電力は、系統商用電源と太陽光発電装置と燃料電池システムから供給され、ガスは都市ガス供給配管網を介して供給され、水道水は上水供給配管網を介して供給される。
先ず、エネルギー消費システムの概略を説明する。電力供給系統では、第2実施形態と同様に、電力供給源として、系統商用電源20、太陽電池パネル26及び蓄電池27を備える。系統商用電源20、太陽電池パネル26及び蓄電池27については、第2実施形態で説明した内容と同じであり、重複する説明は省略する。本第3実施形態では、電力供給源として、更に、燃料電池システム50を備える。
燃料電池システム50は、都市ガスを原料として水素ガスを生成する水素生成部51、当該水素ガスと酸素との反応により直流電力を発生する燃料電池部52と、当該直流電力を交流電力に変換して出力するパワーコンディショナ53からなる発電ユニット54と、水素ガスの生成過程で水素生成部51から生じる排熱を回収して、水道水を加熱して温水を生成し、貯湯タンク55に貯湯する給湯ユニット56で構成される。貯湯タンク55に貯湯された温水は、風呂の給湯、混合栓及びシャワー等への給湯、床暖房の熱源として利用される。また、補助給湯手段として、太陽熱で水道水を加熱して温水を生成し、貯湯タンク55に貯湯する太陽熱給湯システム60を備える。
ガス給湯器33は、第1及び第2実施形態と異なり、給湯ユニット56に対する補助給湯手段として設けられている。従って、貯湯タンク55の貯湯量が、給湯需要に対して十分な場合には運転されない。ガス給湯器33を含む燃料電池システム50の給湯制御は、貯湯量と給湯需要と電力需要に応じて、燃料電池システム50により自動的に制御される。また、本第3実施形態では、後述するように温水熱量の消費量を計測するために、貯湯タンク55からの給湯量を計測する流量計57(消費量計測手段の1つに相当)が貯湯タンク55の出湯配管に設けられている。尚、ガス給湯器33からの給湯量は、ガス給湯器33に供給される水道水の流量を計測する流量計44を用いて計測できる。また、温水熱量の計算のための温水温度は、貯湯タンク55に設けられた温度センサ58、ガス給湯器33の出湯配管に設けられた温度センサ35で逐次計測され、消費量算出手段11に送信される。
パワーコンディショナ53は、パワーコンディショナ28,29と同様に、電力メータと分電盤22の間の電力線23と電流及び電圧センサ25より上流側で系統連系接続している。燃料電池システム50で発電された電力は、分電盤22及び屋内電力線23を介して屋内の電力負荷24に供給されるとともに、余剰電力は、パワーコンディショナ29を介して蓄電池27に充電される。パワーコンディショナ53は、出力電力(瞬時値)を計測する機能を備えており、消費量算出手段11に対して当該電力(瞬時値)の計測値を送信する。また、本第3実施形態では、パワーコンディショナ53を含む燃料電池システム50の運転制御に必要な捕機は電力負荷24の一部として扱われ、そこで計測期間中に消費される電力は、累積電力消費量P2に含まれる。
本第3実施形態では、都市ガスが燃料電池システム50に供給されることによって、発電と給湯に利用される点で、第1及び第2実施形態と異なる。つまり、ガス供給系統が、電力供給系統の一部となっている。上水供給系統に関しては、給湯用途として、水道水が、ガス給湯器33に加えて、給湯ユニット56及び太陽熱給湯システム60にも供給される点で、第1及び第2実施形態と異なる。ガス給湯器33、給湯ユニット56及び太陽熱給湯システム60へ供給される水道水の消費量は、ガス給湯器33内に設けられた水道水用の流量計44、給湯ユニット56内に設けられた水道水用の流量計45(消費量計測手段の1つに相当)、太陽熱給湯システム60内に設けられた水道水用の流量計46(消費量計測手段の1つに相当)によって各別に計測された消費量を使用する。上記以外については、第1及び第2実施形態と同じであるので、重複する説明は省略する。
次に、本発明システム3の構成を説明する。本発明システム3は、第1及び第2実施形態と同様に、計測指示手段10、消費量算出手段11、及び、計測値表示手段12を備えて構成される。電力供給系統の電力供給源に、燃料電池システム50が追加されているため、消費量算出手段11が算出した累積電力消費量P2に対する電力料金Upの算出方法が、第1及び第2実施形態と異なる。更に、ガス供給系統が、電力供給源及び給湯用熱源として機能するため、消費量算出手段11は、ガス供給系統を独立して取り扱わずに、つまり、累積ガス消費量G0〜G2、及び、ガス料金Ugの算出は行わず、その代わりに、計測期間中における累積温水熱量消費量C2を算出し、その累積消費量C2に対する料金Ucを算出する。本第3実施形態では、累積電力消費量P2と累積温水熱量消費量C2の中に、累積ガス消費量G2が電力及び温水熱量に換算されて含まれることになる。
累積電力消費量P0〜P2については、系統商用電源20、燃料電池システム50、太陽電池パネル26及び蓄電池27から供給される電力が分電盤22で合流し、合流後の電力が電流及び電圧センサ25で計測されるため、第1及び第2実施形態で説明した内容と同じである。以下、累積電力消費量P2に対する電力料金Upの算出方法について説明する。
消費量算出手段11が、パワーコンディショナ28,29,53から逐次受信する電力計測値に基づいて、計測指示手段10によって開始及び終了が指示される計測期間中のパワーコンディショナ28,29,53から夫々供給され消費される累積電力消費量P28,P29,P53を、累積電力消費量P2と同じ要領で夫々算出し、系統商用電源20から計測期間中に供給され消費される累積電力消費量P20を、各電力供給源から供給される合計の累積電力消費量P2から、累積電力消費量P28,P29,P53を夫々差し引いて算出する(数4参照)。引き続いて、算出した累積電力消費量P20,P28,P29,P53に基づいて、以下の数5の算出式を用いて、電力料金Upを算出する。
(数4)
P20=P2−P28−P29−P53
(数5)
Up=P20×Vp+P29×Vp29+P53×Vp53
数5において、電力単価Vpは系統商用電源20から供給される電力単価である。電力単価Vp29は、計測期間中に蓄電池27から供給される電力単価であり、以下の数6の算出式で与えられる。電力単価Vp53は、計測期間中に燃料電池システム50の発電ユニット54から供給される電力単価であり、以下の数7の算出式に示すように、ガス単価Vgを発電ユニット54の発電効率Re(単位:kWh/m)で与えられる。太陽電池パネル26から供給される電力単価は0である。尚、電力単価Vp29の算出式は、発電ユニット54からの余剰電力も蓄電池27に蓄電されるため、第2実施形態の数3の算出式と異なる。
(数6)
Vp29=(U20i+U53i−U29o)/P27c
U20i=Vp×P20i
U53i=Vp53×P53i
U29o=V29o×P29o
V29o=(U20i+U53i)/(P20i+P53i+P28i)
(数7)
Vp53=Vg/Re
上記数6において、U20iは、蓄電池27及びパワーコンディショナ29の起動時または所定の基準時(例えば、毎日午前0時)を起点として計測期間の開始時までに系統商用電源20から蓄電池27に充電された累積電力消費量P20iの料金であり、数6の第2式で与えられる。累積電力量P20iは、累積電力消費量P20と同様の要領で、系統商用電源20からの上記起点までの累積電力消費量と計測期間の開始時までの累積電力消費量を夫々上記数4の算出式で求め、その差分として与えられる。また、U53iは、上記起点から計測期間の開始時までに発電ユニット54から出力された累積電力消費量の料金であり、数6の第3式で与えられる。累積電力量P53iは、累積電力消費量P53と同様の要領で、上記起点までの累積電力消費量と計測期間の開始時までの累積電力消費量の差分として与えられる。U29oは、当該起点から計測期間の開始時までにパワーコンディショナ29から出力された累積電力消費量P29oの料金であり、数6の第4式で与えられる。ここで、V29oは、数6の第5式で与えられるパワーコンディショナ29から出力された累積電力消費量の平均電力単価で、数6の第5式で与えられる。ここで、第5式右辺の分母は、蓄電池27に当該起点から計測期間の開始時までに充電された合計の充電量である。P27cは、計測期間の開始時における蓄電池27の蓄電量である。
次に、計測期間中における累積温水熱量消費量C2と、その累積消費量C2に対する料金Ucの算出方法について説明する。消費量算出手段11は、流量計57,44が計測する温水流量(単位時間当たりの温水消費量)と温度センサ58,35が計測する温水温度を連続的に受信し、貯湯タンク55とガス給湯器33からの単位時間当たりの給湯熱量(単位:kW)を計算し、本発明システム4の起動時または所定の基準時(例えば、毎日午前0時)を起点とする累積温水熱量消費量C55,C33(単位:kWh)を夫々算出する。そして、計測の開始指示を受けた時点で、当該時点の累積温水熱量消費量C550,C330を一時的に記憶し、次に、計測の終了指示を受けた時点で、当該時点の累積温水熱量消費量C551,C331を一時的に記憶し、夫々の時点での各累積温水熱量消費量の差分を求め、計測開始から計測終了までの計測期間中における累積温水熱量消費量C552(=C551−C550)、C332(=C331−C330)として、また、その合計をC2(=C552+C332)として、夫々所定の記憶装置に記憶する。また、累積温水熱量消費量C2に対する料金Ucを下記の数8の算出式で算出し、所定の記憶装置に記憶する。
(数8)
Uc=C331/Rge/Hg×Vg
数8において、Rgeはガス給湯器33のエネルギー変換効率、Hgはガス給湯器33のガス発熱量(単位:kWh/m)、Vgは料金単価テーブルを検索して得られるガス単価Vg(単位:円/m)である。エネルギー変換効率Rgeとガス発熱量Hgも予め記憶装置に内に設定した定数テーブルに保存した値を使用する。数8の算出式では、貯湯タンク55から給湯される温水の熱量は無料であると設定している。つまり、貯湯タンク55に貯湯される温水の熱源は、自然エネルギーの太陽熱と排熱であるので、それに掛かる費用は0としている。
次に、計測期間中における累積水道水消費量W2(=W1−W0)と、その水道料金Uw(=W2×Vw)の算出方法について説明する。第1及び第2実施形態との相違点は、計測対象の流量計が、流量計44と流量計45と流量計46の3つに増えた点で、各流量計44〜46の計測値を合計して、累積水道水消費量W0,W1を夫々算出して、累積水道水消費量W2を算出する。水道料金Uw(=W2×Vw)の算出は、第1及び第2実施形態と同じである。
計測値表示手段12は、ユーザが計測終了操作を行い、消費量算出手段11が上記各算出を終えた直後に、消費量算出手段11が算出した各累積消費量P2,C2,W2、及び、各料金Up,Uc,Uwを、本発明システム3の表示装置の表示画面上に、所定の表示形式で表示する。所定の表示形式は、第1及び第2実施形態における累積ガス消費量G2とガス料金Ugを、累積温水熱量消費量C2と温水料金Ucに置き換えたものが使用できる。
〈第4実施形態〉
図5に、第4実施形態に係る本発明システム4の概略構成、及び、本発明システム4を適用するエネルギー消費システムの概略構成を示す。本第4実施形態では、エネルギー及びユーティリティとして電力、水道水を想定し、ガスの消費がない場合を想定する。電力は、系統商用電源と太陽光発電装置から供給され、水道水は上水供給配管網を介して供給される。
先ず、エネルギー消費システムの概略を説明する。電力供給系統では、第2実施形態と同様に、電力供給源として、系統商用電源20、太陽電池パネル26及び蓄電池27を備え、他の電力供給源は備えていない。系統商用電源20、太陽電池パネル26、蓄電池27、及び、パワーコンディショナ28,29については、第2実施形態で説明した内容と同じであり、重複する説明は省略する。
給湯設備として、第1及び第2実施形態のガス給湯器33、または、第3実施形態の給湯ユニット56とガス給湯器33に代えて、電気式の自然冷媒ヒートポンプ給湯器70を備える。一般に、ヒートポンプ給湯器70は、予め設定或いは予測した給湯需要に応じて、深夜電力を用いて水道水を加熱し、生成した温水を貯湯タンク71に貯湯し、貯湯タンク71に貯湯された温水は、風呂の給湯、混合栓及びシャワー等への給湯、床暖房の熱源として利用される。
また、本第4実施形態では、第3実施形態と同様に、補助給湯手段として太陽熱で水道水を加熱して温水を生成し、貯湯タンク71に貯湯する太陽熱給湯システム60を備える。更に、別の補助給湯手段として電気ヒータ式の電気温水器72を備える。電力供給系統においては、ヒートポンプ給湯器70及び電気温水器72は、電力負荷の一部となる。電気温水器72は、ヒートポンプ給湯器70の補助給湯手段であるため、貯湯タンク71の貯湯量が、給湯需要に対して十分な場合には運転されない。電気温水器71を含むヒートポンプ給湯器70の給湯制御は、貯湯量と給湯需要と電力需要に応じて、ヒートポンプ給湯機70により自動的に制御される。
また、本第4実施形態では、複数の給湯用熱源を備えているため、第3実施形態と同様に、温水熱量の消費量を計測するために、貯湯タンク71からの給湯量を計測する流量計73(消費量計測手段の1つに相当)が貯湯タンク71の出湯配管に設けられている。ヒートポンプ給湯器70から貯湯タンク71へ供給される給湯量は、ヒートポンプ給湯器70に供給される水道水の流量を計測する流量計47(消費量計測手段の1つに相当)を用いて計測できる。電気温水器72から貯湯タンク71へ供給される給湯量は、電気温水器72に供給される水道水の流量を計測する流量計48(消費量計測手段の1つに相当)を用いて計測できる。また、太陽熱給湯システム60から貯湯タンク71に供給される給湯量は、太陽熱給湯システム60内に設けられた水道水用の流量計46を用いて計測できる。温水熱量の計算のための温水温度は、貯湯タンク71に設けられた温度センサ74、ヒートポンプ給湯器70の出湯配管に設けられた温度センサ75、電気温水器72の出湯配管に設けられた温度センサ76、太陽熱給湯システム60の出湯配管に設けられた温度センサ77で逐次計測され、消費量算出手段11に送信される。また、ヒートポンプ給湯器70には、ヒートポンプ給湯器70で消費される電力を個別に計測するための電力計78が設けられており逐次計測される電力(瞬時値)が消費量算出手段11に送信される。
本第4実施形態では、上水供給系統に関しては、給湯用途として、水道水が、ヒートポンプ給湯機70、電気温水器72及び太陽熱給湯システム60にも供給される点で、第1乃至第2実施形態と異なる。ヒートポンプ給湯機70、電気温水器72及び太陽熱給湯システム60へ供給される水道水の消費量は、ヒートポンプ給湯機70内に設けられた水道水用の流量計48(消費量計測手段の1つに相当)、電気温水器72内に設けられた水道水用の流量計47、太陽熱給湯システム60内に設けられた水道水用の流量計46によって各別に計測された消費量を使用する。上記以外については、第1乃至第3実施形態と同じであるので、重複する説明は省略する。
次に、本発明システム4の構成を説明する。本発明システム4は、第1乃至第3実施形態と同様に、計測指示手段10、消費量算出手段11、及び、計測値表示手段12を備えて構成される。電力供給系統の電力供給源は、第2実施形態と同様に、系統商用電源20、太陽電池パネル26及び蓄電池27であるため、消費量算出手段11が算出した累積電力消費量P2に対する電力料金Upの算出方法は、第2実施形態で説明した通りであり、重複する説明は省略する。尚、ヒートポンプ給湯器70に設けられた電力計78は、累積電力消費量P2と電力料金Upの算出には使用されず、後述する累積温水熱量消費量C2に対する料金Ucの算出に使用される。また、ガス供給系統は存在しないが、上述の通り複数の給湯用熱源があるので、消費量算出手段11は、第3実施形態と同様に、計測期間中における累積温水熱量消費量C2を算出し、その累積消費量C2に対する料金Ucを算出する。但し、給湯用熱源が第3実施形態の場合と異なるため、累積消費量C2及び料金Ucの算出方法が第3実施形態と異なる。
次に、計測期間中における累積温水熱量消費量C2と、その累積消費量C2に対する料金Ucの算出方法について説明する。消費量算出手段11は、流量計73,47,48,46が計測する温水流量(単位時間当たりの温水消費量)と温度センサ74,75,76,77が計測する温水温度を連続的に受信し、貯湯タンク71、ヒートポンプ給湯器70、電気温水器72及び太陽熱給湯システム60から夫々給湯される単位時間当たりの給湯熱量(単位:kW)を計算し、本発明システム4の起動時または所定の基準時(例えば、毎日午前0時)を起点とする累積温水熱量消費量C71,C70,C72,C60(単位:kWh)を夫々算出する。そして、計測の開始指示を受けた時点で、当該時点の累積温水消費量C710,C700,C720,C600を一時的に記憶し、次に、計測の終了指示を受けた時点で、当該時点の累積温水消費量C711,C701,C721,C601を一時的に記憶し、夫々の時点での各累積温水消費量の差分を求め、計測開始から計測終了までの計測期間中における累積温水消費量C712(=C711−C710)、C702(=C701−C700)、C722(=C721−C720)、C602(=C601−C600)として、また、貯湯タンク71と電気温水器72からの合計の累積温水熱量消費量をC2(=C582+C442)として、夫々所定の記憶装置に記憶する。また、消費量算出手段11は、電力計78が計測するヒートポンプ給湯器70で消費される電力を連続的に受信し、本発明システム4の起動時または所定の基準時(例えば、毎日午前0時)を起点とするヒートポンプ給湯器70で消費される累積電力消費量P70とその累積料金U70を算出し、所定の記憶装置に記憶する。累積料金U70の算出は、単位時間毎に、累積電力消費量P70の増分とその時点での電力単価Vpを乗じたものを累積して算出される。更に、消費量算出手段11は、累積温水熱量消費量C2に対する料金Ucを下記の数9の算出式で算出し、所定の記憶装置に記憶する。
(数9)
Uc=Uc71+Uc72
Uc71=C2×Va71
Va71=(U700−Ua710)/Ch
Ua710=U700×C700×C710/(C700+C600)
Ch=C700+C600−C710
Uc72=C722/Ree×Vp
数9において、Uc71は貯湯タンク71から計測期間中に供給された熱量の料金で、数9の第2式で与えられ、Uc72は電気温水器72から計測期間中に供給された熱量の料金で、数9の第6式で与えられる。Va71は、貯湯タンク71から供給される熱量の平均単価で、数9の第3式で与えられる。U700は、計測開始時点での累積料金U70で、計測開始時点までに貯湯タンク71に蓄熱された熱量に要した累積料金であり、Ua710は、計測開始時点までに貯湯タンク71から供給された熱量に対する平均料金であり、数9の第4式で与えられる。Chは、計測開始時点で貯湯タンク71に蓄熱されている熱量で、数9の第5式で与えられる。数9の第6式において、Reeは電気温水器72のエネルギー変換効率、Vpは料金単価テーブルを検索して得られる電力単価Vp(単位:円/kWh)である。エネルギー変換効率Reeも予め記憶装置に内に設定した定数テーブルに保存した値を使用する。数9の算出式では、太陽熱給湯システム60から貯湯タンク71に給湯される温水の熱量は無料であると設定している。
次に、計測期間中における累積水道水消費量W2(=W1−W0)と、その水道料金Uw(=W2×Vw)の算出方法について説明する。第1及び第2実施形態との相違点は、計測対象の流量計が、流量計46と流量計47と流量計48の3つに増えた点で、各流量計46〜48の計測値を合計して、累積水道水消費量W0,W1を夫々算出して、累積水道水消費量W2を算出する。水道料金Uw(=W2×Vw)の算出は、第1及び第2実施形態と同じである。
計測値表示手段12は、ユーザが計測終了操作を行い、消費量算出手段11が上記各算出を終えた直後に、消費量算出手段11が算出した各累積消費量P2,C2,W2、及び、各料金Up,Uc,Uwを、本発明システム3の表示装置の表示画面上に、所定の表示形式で表示する。所定の表示形式は、第1及び第2実施形態における累積ガス消費量G2とガス料金Ugを、累積温水熱量消費量C2と温水料金Ucに置き換えたものが使用できる。
〈第5実施形態〉
図6に、第5実施形態に係る本発明システム5の概略構成、及び、本発明システム5を適用するエネルギー消費システムの一例の概略構成を示す。本第5実施形態は、上記第1乃至第4実施形態の何れにも適用可能な別実施形態であり、以下、図6を参照して、第1実施形態の別実施形態として説明するが、第2乃至第4実施形態の何れにも適用可能である。図6に例示するエネルギー消費システムは、第1実施形態と同じであり、重複する説明は省略する。
本発明システム5は、第1実施形態の本発明システム1に対して、更に、利用状況測定手段13を備えて構成される。利用状況測定手段13は、ガス給湯器33から供給される温水の利用形態の夫々に対して、所定期間中(例えば、各月の1日から末日までの1カ月間)の利用回数、温水使用量、平均設定温度、及び、累積利用時間の少なくとも1つを含む利用状況を測定し、所定の記憶装置に記憶する。ここで、本第5実施形態では、温水の利用形態の一例として、浴槽への湯はり、入浴中の追い炊きの2形態を想定する。以下、利用状況測定手段13が、上記2つの温水利用形態につき、月毎に、利用回数、温水使用量、平均設定温度、及び、累積利用時間を、夫々利用状況として集計する方法について説明する。但し、湯はりと追い炊きで夫々の集計方法は同じであるので、湯はりの場合について説明する。尚、温水の利用形態は当該2形態に限定されるものではなく、例えば、浴室乾燥機、ミストサウナ装置、温水暖房装置等が設置されている場合には、それらの利用を温水利用形態としても良い。
利用状況測定手段13は、ガス給湯器33の動作及び燃焼を制御するガス給湯器33に内蔵されている制御装置36とデータ通信可能に構成され、また、制御装置36は、浴室及び台所等に設置されているリモコン37と通信可能に構成され、ユーザからの動作の開始終了、給湯温度の設定等を受け付け、給湯温度の設定値等を制御装置36内の記憶装置に記憶する構成となっている。従って、利用状況測定手段13は、制御装置36と通信することで、上記の温水利用形態が1回実行される毎に、その開示時点と終了時点を認識し、開示時点と終了時点までの経過時間を計測し、その時の給湯設定温度を制御装置36から取得するとともに、その平均値を計算し、利用回数を1だけカウントアップし、累積利用時間に上記経過時間を加算する処理を実行する。当該処理を各月の1日から末日まで繰り返し、各月の集計結果(利用状況)を、利用形態別に所定の記憶装置に記憶する。
計測値表示手段12は、利用状況測定手段が測定した集計結果を利用形態別に表示する。本第5実施形態では、ガス給湯器33のリモコン37が、計測指示手段10と計測値表示手段12、或いは、本発明システム5の入力装置と表示装置を兼ねている場合を想定する。つまり、計測値表示手段12は、第1乃至第4実施形態で説明した機能、及び、ガス給湯器33の操作及び表示機能に加えて、温水利用形態別に集計された利用状況を表示する機能を備える。リモコン37の表示画面上には、通常のガス給湯器33の操作及び表示画面(画面A)と第1乃至第4実施形態で説明した表示画面(画面B)と温水利用形態別に集計された利用状況の表示画面(画面C)を、リモコン37またはその表示画面上に形成されたボタンの操作により、切り替え表示可能に構成されている。ユーザが画面Cの表示モードに切り替えると、当月または前月の利用状況が、温水利用形態別に表示される。温水利用形態が多い場合には、温水利用形態の選択を順次切り替えることも、または表示月を変更することも、表示画面上の操作によって可能である。
〈第6実施形態〉
図7に、第6実施形態に係る本発明システム6の概略構成、及び、本発明システム6を適用するエネルギー消費システムの一例の概略構成を示す。本第6実施形態は、上記第1乃至第5実施形態の何れにも適用可能な別実施形態であり、以下、図7を参照して、第1実施形態の別実施形態として説明するが、第2乃至第5実施形態の何れにも適用可能である。図7に例示するエネルギー消費システムは、第1実施形態と同じであり、重複する説明は省略する。本発明システム6は、第1実施形態の本発明システム1に対して、更に、消費量分別手段14を備えて構成される。以下、本発明システム6について説明する。
計測指示手段10が、ユーザの個人識別情報と計測対象となるエネルギーまたはユーティリティの消費行為の行為識別情報の少なくとも何れか一方の入力操作を、計測期間の開始または終了操作と関連付けて受け付ける。ユーザの個人識別情報とは、本発明システム6を利用するユーザが個人単位で複数存在する場合において、例えば、ユーザが家族の場合では、家族の各構成要員を識別する情報で、例えば、家族の名前や続柄(親族名称)やニックネーム等を使用する。消費行為の行為識別情報とは、ユーザの計測開始及び終了操作で設定される計測期間中の消費行為を識別するための情報で、例えば、消費行為が洗濯機の使用を想定した場合、洗濯を規定する識別情報で、ユーザインターフェース上では、「洗濯」であり、計測指示手段10では、「洗濯」に対応する所定の識別コードとして認識される。また、消費行為が食洗器の使用を想定した場合、食器洗いを規定する識別情報で、ユーザインターフェース上では、「食器洗い」であり、計測指示手段10では、「食器洗い」に対応する所定の識別コードとして認識される。
計測指示手段10は、ユーザが計測開始または終了操作を行うと、個人識別情報と行為識別情報の各入力選択ボタンをタッチパネル式表示画面上に表示する。先ず、予め登録した個人識別情報名が表示され、その内の1つを選択すると、次に、予め登録した行為識別情報が表示され、その内の1つを選択すると、選択された個人識別情報と行為識別情報が、その計測期間に関連付けられて所定の記憶装置に記憶される。計測期間が終了すると、消費量算出手段11が、算出した各累積消費量P2,G2,W2、及び、各料金Up,Ug,Uwを、当該計測期間の開始及び終了時の時間情報と選択された個人識別情報と行為識別情報ともに所定の記憶装置に記憶する。
計測値表示手段12は、通常の表示モードでは、消費量算出手段11が算出した各累積消費量P2,G2,W2、及び、各料金Up,Ug,Uwを、本発明システム1の表示装置の表示画面上に、所定の表示形式で表示する。しかし、ユーザが表示モードを切り替えると、個人別または消費行為別またはその両方別に、消費量算出手段11が過去に算出した各累積消費量P2,G2,W2、及び、各料金Up,Ug,Uwをリスト表示、及び、合計値または平均値を表示する。当該表示の期間もユーザの入力操作によって月別に切り替え可能となっている。従って、ユーザは、特定の個人或いは消費行為でどの程度の累積消費量及び料金となっているかを、容易に把握できる。
以下に、別の実施形態につき説明する。
〈1〉上記各実施形態では、消費量算出手段11は各累積消費量P2,G2,W2またはP2,C2,W2を、夫々の計測開始時点と計測終了時点の累積消費量の差分として算出した。しかし、計測期間を通して一定のエネルギーまたはユーティリティ(電気、ガス、水道水、温水熱量)の使用が認められる場合は、計測対象の消費行為以外のベース累積消費量が、上記算出結果に含まれるため、当該ベース累積消費量を、算出した累積消費量P2,G2,W2等から、エネルギーまたはユーティリティ別に差し引くのが好ましい。
消費量算出手段11は、例えば、以下の要領で、算出した累積消費量P2,G2,W2等を補正する。消費量算出手段11は、計測開始時点と計測終了時点の両時点で、電力、ガス、水道水、温水熱量の消費の有無を、夫々の単位時間当たりの消費量から判断する。尚、単位時間当たりのガス消費量は、上記一定ガス消費量を計測期間の直前及び直後の各受信間隔で除した値で近似できる。両時点で消費の確認できた、電力、ガス、水道水、または、温水熱量については、両時点での単位時間当たりの消費量の何れか小さい方またはその平均値に、計測期間の長さを乗じて、ベース累積消費量を算出し、算出した累積消費量P2,G2,W2等からベース累積消費量を差し引く補正を行い、夫々、所定の記憶装置に記憶する。 更に、消費量算出手段11は、補正後の各累積消費量P2,G2,W2等に対して料金を計算する。計測値表示手段12は、補正後の各累積消費量P2,G2,W2等及びそれらに対する料金Up,Ug,Uw等を、上記各実施形態で説明した要領で表示する。
〈2〉上記各実施形態では、ガスメータ31として、一定ガス消費量毎にパルス信号を発信するパルス発信機能付きガスメータを想定しているので、消費量算出手段11が、ガスメータ31から上記パルス信号を受信するタイミングと、計測の開始及び終了の指示を受け取るタイミングは必ずしも一致しない。従って、上述の累積電力消費量P2(=P1−P0)の算出方法では、累積ガス消費量G2に上記一定ガス消費量未満の誤差が生じる。そこで、計測期間中における上記パルス信号の受信回数に応じて、一例として、以下のような補正処理を行っても良い。計測期間中に一度も上記パルス信号を受信しない場合は、上記算出方法の結果通りに累積ガス消費量G2は0となる。計測期間中に上記パルス信号を1回だけ受信した場合は、計測開始直前の受信時からの受信間隔τ0に対する計測期間の長さτmの比率(τm/τ0)を上記一定ガス消費量Gsに乗じた値(Gs×τm/τ0)を累積ガス消費量G2とする。計測期間中に上記パルス信号をN回(Nは2以上の整数)受信した場合は、上記一定ガス消費量Gsの(N−1)倍の値を計測開始直後の受信時から計測終了直前の受信時までの間隔τN−1に対する計測期間の長さτmの比率(τm/τN−1)を乗じた値(Gs×(N−1)×τm/τN−1)を累積ガス消費量G2とする。
〈3〉上記各実施形態では、計測値表示手段12は、消費量算出手段11が各累積消費量P2,G2,W2等とそれらに対する料金Up,Ug,Uw等の両方を表示する場合を説明したが、累積消費量と料金の何れか一方だけを表示するようにしても良い。また、累積消費量だけを表示する場合は、消費量算出手段11は、対応する料金を計算しなくても良い。更に、累積消費量の表示に代えて或いは追加して、下記に例示する累積消費量の換算値を表示しても良い。当該換算値として、例えば、計測期間中の平均消費量、異なるエネルギー種(例えば、電力とガス)間で、共通の単位系(例えば、熱量や二酸化炭素排出量)に換算した値等が想定される。
〈4〉上記実施形態では、太陽電池パネル26から供給される電力単価を0とし、燃料電池システム50や太陽熱給湯システム60から貯湯タンク55,71に供給される温水のコストを0として、夫々の料金を計算したが、これらの自然エネルギーや排熱エネルギーにも、初期投資やランニングコスト等のコストが発生するとして、料金計算において、これらのコストを加味するようにしても良い。この場合、例えば、1カ月間に係る総コストを、1カ月間に発生すると推測される電力や熱量で除すると、電力単価や熱量単価が求められる。
〈5〉上記各実施形態で例示したエネルギー消費システムは、一例であり、本発明システムは、上記例示した以外のエネルギー消費システムについても適用可能である。例えば、上記第3及び第4実施形態では、太陽熱給湯システム60を備える構成を例示したが、太陽熱給湯システム60を備えない構成であっても良く、第1または第2実施形態において、太陽熱給湯システム60を備え、生成した温水を貯湯タンクに貯湯する構成を追加しても良い。また、上記第3実施形態では、燃料電池システム50と太陽電池パネル26を併設する構成としたが、太陽電池パネル26を備えない構成としても良く、燃料電池システム50に代えてガスエンジン式の熱電併給システムを使用しても良い。また、上記第4実施形態においても、太陽電池パネル26を備えない構成としても良い。また、上記第3実施形態では、燃料電池システム50の給湯ユニット56に対する補助給湯手段として、給湯負荷に対して直接給湯するガス給湯器33を、貯湯タンク55と並列に設けたが、ガス給湯器33からの温水を貯湯タンク55に貯湯する形態としても良い。但し、エネルギー消費システムの構成の変更に合わせて、自然エネルギーや排熱の利用形態が変化するため、料金計算における算出式を、上記各実施形態で説明した内容に沿って適宜変更する必要がある場合がある。
〈6〉上記各実施形態では、水道水の消費に関しては、温水として消費される場合のみを本発明システムによる計測の対象とし、ガス給湯器33に設けられた流量計44等を利用する構成としたが、屋内水道配管42の水道メータ41より下流側に、別途、パルス発信機能付き水道メータ(流量計)を設けて、水道水の総流量を計測するようにしても良い。
〈7〉上記各実施形態では、エネルギー及びユーティリティとして電力、ガス、水道水を想定したが、エネルギー及びユーティリティは上記実施形態で例示したものに限定されない。エネルギー及びユーティリティが、電力、ガス、水道水の何れか1つまたは2つであっても良い。更に、例えば、電力またはガスに代えて灯油等の液体燃料でも良い。また、水道水には、上水供給配管網から供給される以外に、井戸水等をポンプ等で汲み上げて供給する等の自然水を利用する形態も含まれる。更に、電力に関しても、系統商用電源からの電力供給がなく、電力供給源が、太陽電池パネル26や燃料電池システム50等の分散型発電装置だけの場合であっても良い。また、ガスも都市ガスに限定されるものではなくLPガス等であっても良い。
〈8〉上記第5実施形態では、利用状況測定手段13は、温水の利用形態につき、利用回数等の利用状況として集計したが、温水の供給形態につき、その利用状況を集計し、計測値表示手段12がその集計値を表示するようにしても良い。温水の供給形態として、例えば、給湯用熱源が複数存在する場合において、特定の給湯用熱源(例えば、ガスボイラー等の補助熱源、或いは、太陽熱給湯システム)を指定し、その指定した熱源での電力、ガス、温水熱量等の累積消費量について、全体の累積消費量と区別して計測するようにするのも好ましい。更に、温水の供給形態として、給湯用熱源が電気式の自然冷媒ヒートポンプ給湯器や電気温水器等の場合において、深夜電力以外の電力使用を指定し、その指定した電力の累積消費量について、全体の累積電力消費量と区別して計測するようにするのも好ましい。更に、温水の供給形態に限らず、電力供給形態についても、その利用状況を集計し、計測値表示手段12がその集計値を表示するようにしても良い。電力供給形態として、例えば、電力供給源が複数存在する場合において、特定の電力供給源(例えば、太陽電池パネル)を指定し、その指定した電力供給源での累積電力消費量について、全体の累積電力消費量と区別して計測するようにするのも好ましい。
〈9〉上記第5実施形態以外の各実施形態では、本発明システムは、計測の対象となるエネルギーまたはユーティリティ消費機器から独立して設けられ、計測指示手段10と計測値表示手段12は、独自のユーザインターフェースを備える場合を想定したが、上記第5実施形態に示すように、上記第5実施形態以外の各実施形態においても、エネルギーまたはユーティリティ消費機器(例えば、ガス給湯器、燃料電池システム、ヒートポンプ給湯器、エアコン、テレビ等)のリモコンを利用して、当該リモコンが、計測指示手段10と計測値表示手段12を兼ねるようにしても良い。また、本発明システムの計測指示手段10と計測値表示手段12以外の部分も、当該リモコンと通信可能に接続するエネルギーまたはユーティリティ消費機器の制御装置内に、当該制御装置の本来の機能に、本発明システムの機能を追加して構成されても良い。
〈10〉上記各実施形態では、エネルギーまたはユーティリティの消費場所において、計測値表示手段12が計測結果等を表示する場合を想定したが、複数のユーザの各本発明システムの算出したデータを、各本発明システムからインターネットや公衆電話回線等のデータ通信回線を介して収集するサーバ装置を設け、各ユーザが、パソコンや携帯電話等の端末装置に、当該サーバ装置から自己のデータを受信して、計測値表示手段12が表示する内容を、遠隔地で閲覧可能に構成するのも好ましい。
本発明に係るエネルギー消費量表示システムは、ユーザが消費する1または複数のエネルギーまたはユーティリティの各消費量を、ユーザが指定した計測期間或いは所定の消費行為等において選択的に計測表示するシステムに利用可能である。
1〜6: エネルギー消費量表示システム
10: 計測指示手段
11: 消費量算出手段
12: 計測値表示手段
13: 利用状況測定手段
14: 消費量分別手段
20: 系統商用電源
21: 電力メータ(電力量計)
22: 分電盤
23: 屋内電力線
24: 電力負荷
25: 電流及び電圧センサ
26: 太陽電池パネル
27: 蓄電池
28,29: パワーコンディショナ
30: 都市ガス供給配管網
31: ガスメータ
32: 屋内ガス配管
33: ガス給湯器
34: ガス機器
35: 温度センサ
36: 制御装置
37: リモコン
40: 上水供給配管網
41: 水道メータ
42: 屋内水道配管
43: 水道蛇口
44〜48: 流量計
50: 燃料電池システム
51: 水素生成部
52: 燃料電池部
53: パワーコンディショナ
54: 発電ユニット
55: 貯湯タンク
56: 給湯ユニット
57: 流量計
58: 温度センサ
60: 太陽熱給湯システム
70: 電気式の自然冷媒ヒートポンプ給湯器
71: 貯湯タンク
72: 電気温水器
73: 流量計
74〜77: 温度センサ
78: 電力計
B1: 計測開始ボタン
B2: 計測終了ボタン
B3: リセットボタン

Claims (10)

  1. ユーザが消費するエネルギーまたはユーティリティが複数存在する場合、または、ユーザが消費するエネルギーまたはユーティリティの供給源が複数存在する場合において、前記エネルギーまたはユーティリティの各消費量を、複数存在する前記エネルギーまたはユーティリティ別、または、複数存在する前記供給源別に計測する1または複数の消費量計測手段から前記エネルギーまたはユーティリティの消費量の瞬時値、単位時間当たりの消費量、或いは、累積消費量を示す消費量データ、または前記単位時間当たりの消費量に換算可能な消費量信号を取得し、外部入力によって設定される計測期間における前記エネルギーまたはユーティリティの各累積消費量を算出する消費量算出手段と、
    前記ユーザの計測開始操作及び計測終了操作の各操作を受け付け、前記各操作時点において、前記計測期間の開始及び終了を前記消費量算出手段に指示する計測指示手段と、
    前記消費量算出手段が算出した各累積消費量またはその換算値を前記エネルギーまたはユーティリティ別に表示する計測値表示手段と、を備えてなることを特徴とするエネルギー消費量表示システム。
  2. 前記消費量算出手段は、前記計測期間の直前または直後において、前記エネルギーまたはユーティリティの消費が認められる場合に、当該消費が認められる前記エネルギーまたはユーティリティについて、前記算出した各累積消費量に対して、前記計測期間の直前または直後の消費量から推定される前記計測期間前から継続する前記エネルギーまたはユーティリティの消費に対する前記計測期間中の各累積消費量を前記算出した各累積消費量から差し引く補正を行うことを特徴とする請求項1に記載のエネルギー消費量表示システム。
  3. ユーザが消費する1または複数のエネルギーまたはユーティリティの各消費量を各別に計測する1または複数の消費量計測手段から前記1または複数のエネルギーまたはユーティリティの消費量の瞬時値、単位時間当たりの消費量、或いは、累積消費量を示す消費量データ、または前記単位時間当たりの消費量に換算可能な消費量信号を取得し、外部入力によって設定される計測期間における前記1または複数のエネルギーまたはユーティリティの各累積消費量を算出する消費量算出手段と、
    前記ユーザの計測開始操作及び計測終了操作の各操作を受け付け、前記各操作時点において、前記計測期間の開始及び終了を前記消費量算出手段に指示する計測指示手段と、
    前記消費量算出手段が算出した各累積消費量またはその換算値を前記エネルギーまたはユーティリティ別に表示する計測値表示手段と、を備えてなり、
    前記消費量算出手段は、前記計測期間の直前または直後において、前記エネルギーまたはユーティリティの消費が認められる場合に、当該消費が認められる前記エネルギーまたはユーティリティについて、前記算出した各累積消費量に対して、前記計測期間の直前または直後の消費量から推定される前記計測期間前から継続する前記エネルギーまたはユーティリティの消費に対する前記計測期間中の各累積消費量を前記算出した各累積消費量から差し引く補正を行うことを特徴とするエネルギー消費量表示システム。
  4. 前記消費量算出手段は、算出した各累積消費量に応じた前記エネルギーまたはユーティリティの料金を算出し、
    前記計測値表示手段は、前記消費量算出手段が算出した各累積消費量またはその換算値に代えて或いは追加して、前記消費量算出手段が算出した料金を前記エネルギーまたはユーティリティ別に表示することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のエネルギー消費量表示システム。
  5. 記エネルギーまたはユーティリティは、電力、ガス、及び、水道水の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のエネルギー消費量表示システム。
  6. 記エネルギーまたはユーティリティに電力が含まれ、複数の電力供給源が存在する場合、
    前記消費量計測手段が、前記複数の電力供給源から供給される電力の個別消費量と合計消費量を計測し、
    前記消費量算出手段は、前記電力の合計消費量に対して算出した累積消費量に応じた料金を、前記複数の電力供給源別に計測した電力の個別消費量と前記複数の電力供給源別に設定された単価に基づいて算出することを特徴とする請求項に記載のエネルギー消費量表示システム。
  7. 前記ユーザが、電力、ガスまたはその両方を消費することによって、水道水を加熱して得られる温水を消費する場合において、前記1または複数のエネルギーまたはユーティリティとして、前記温水の熱量が含まれる場合、
    前記消費量計測手段が、前記温水の熱量の消費量を計測し、
    前記消費量算出手段が、前記計測期間における前記温水の熱量の累積消費量を算出し、
    前記計測値表示手段が、前記消費量算出手段が算出した前記温水の熱量の累積消費量またはその換算値を表示することを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のエネルギー消費量表示システム。
  8. 前記温水の生成に使用される前記エネルギーまたはユーティリティが複数存在する場合、または、その前記エネルギーまたはユーティリティの供給源が複数存在する場合、
    前記消費量計測手段が、前記温水の熱量の消費量を前記エネルギーまたはユーティリティの供給源別に計測し、
    前記消費量算出手段は、前記エネルギーまたはユーティリティの供給源別に前記計測期間における前記温水の熱量の個別の累積消費量を算出し、算出した前記温水の熱量の合計の累積消費量に応じた料金を、前記複数のエネルギーまたはユーティリティ別または前記複数の供給源別に設定された単価と前記個別の累積消費量に基づいて算出し、
    前記計測値表示手段が、前記消費量算出手段が算出した前記温水の熱量の合計の累積消費量またはその換算値に代えて或いは追加して当該合計の累積消費量に応じた料金を表示することを特徴とする請求項に記載のエネルギー消費量表示システム。
  9. 前記ユーザが、電力、ガスまたはその両方を消費することによって、水道水を加熱して得られる温水を消費する場合において、
    1または複数の前記温水の利用形態の夫々に対して、所定期間中の利用回数、温水使用量、平均設定温度、及び、利用時間の少なくとも1つを含む利用状況を測定し、所定の記憶装置に記憶する利用状況測定手段を備え、
    前記計測値表示手段が、前記利用状況測定手段が測定した前記利用状況を前記利用形態別に表示することを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のエネルギー消費量表示システム。
  10. 前記計測指示手段が、前記ユーザの個人識別情報と計測対象となるエネルギーまたはユーティリティの消費行為の行為識別情報の少なくとも何れか一方の入力操作を、前記計測期間と関連付けて受け付け、
    前記消費量算出手段が算出した各累積消費量を、前記個人識別情報と前記行為識別情報の少なくとも何れか一方と関連付けて所定の記憶装置の記憶する消費量分別手段を備え、
    前記計測値表示手段が、前記消費量分別手段が記憶した前記各累積消費量またはその換算値を関連付けられた前記個人識別情報と前記行為識別情報の少なくとも何れか一方別に表示することを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のエネルギー消費量表示システム。
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