JP5410102B2 - 電気錠システム用通信アダプタ - Google Patents

電気錠システム用通信アダプタ Download PDF

Info

Publication number
JP5410102B2
JP5410102B2 JP2009012096A JP2009012096A JP5410102B2 JP 5410102 B2 JP5410102 B2 JP 5410102B2 JP 2009012096 A JP2009012096 A JP 2009012096A JP 2009012096 A JP2009012096 A JP 2009012096A JP 5410102 B2 JP5410102 B2 JP 5410102B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
gate
electric lock
controller
lock system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009012096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010168796A (ja
Inventor
博司 島本
幸宏 大田
桂一 池田
Original Assignee
美和ロック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 美和ロック株式会社 filed Critical 美和ロック株式会社
Priority to JP2009012096A priority Critical patent/JP5410102B2/ja
Publication of JP2010168796A publication Critical patent/JP2010168796A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5410102B2 publication Critical patent/JP5410102B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、マンション等の建物の共用エントランスの各ゲートの電気錠の施解錠を制御器(コントローラ)により行う電気錠システムに採用され、各ゲートの電気錠の施解錠とともに例えば宅配ボックス、エレベータ制御機、駐車場ゲート制御機等の外部機器を連動する際に好適な電気錠システム用通信アダプタに関するものである。
従来より、例えば商業ビルや公共施設または一般住宅等の扉には、不審者の侵入を回避するため、防犯性に富んだ電気錠システムが設けられている(例えば下記特許文献1)。この種の電気錠システムは、IDリーダと制御器(コントローラ)によって構築され、例えばリモコンキー、非接触式のキー・タグ・カード等のIDキーからIDをIDリーダで読み取り、読み取ったIDを正常認証したときのみ、制御器(コントローラ)からの接点信号入力により、例えばモータやソレノイド等の駆動手段を駆動してデッドボルトを電気的に進退させ、電気錠の解錠・施錠を行っている。
このように、一般的に知られている電気錠システムは、居住者と非居住者とを識別し、居住者のみの通行を許可するものであり、識別ツールとして、IDが書き込まれたIDキーを使用するものであった。
ところで、近年では、マンション等の集合住宅内にゲストルーム・カラオケ・エクササイズルーム等の共用施設を備え、居住者が友人・知人とともに利用できるように一時居住者を受け入れ可能としたり、サービス向上を図るべく、時間を制限してクリーニングや酒屋などの定時入所や宅配の一時入所を可能にし、マンション自体の付加価値を向上させる使い方がなされており、居住者以外への入所対応が必要になってきている。
このため、電気錠システムとしては、ゲートの電気錠の施解錠だけではなく、識別したIDによりゲートの電気錠と外部機器との連動が必要であった。例えば、居住者に対し、メインエントランスでは、ゲートの電気錠の解錠とともに宅配有無情報を表示器に表示して知らせる。また、一時居住者に対し、ゲートの電気錠の解錠とともにゲストルームの案内をしたり、一時入所者に対し、ゲートの電気錠の解錠とともに場所の案内などを行う。その他、マンション内託児所の保育士の通行や、ゲストルームを使用する居住者の友人・知人の通行、パーティルームに招待された人およびそのための準備を任された業者も同様であった。
そこで、近年、マンション等の建物の共用エントランスに対し、ゲートの電気錠の施解錠とともに例えば宅配ボックス、エレベータ制御機、駐車場ゲート制御機等の外部機器との連動が可能な電気錠システムとして下記非特許文献1に開示される共用エントランスシステムが提案されている。この共用エントランスシステムは、建物の共用エントランスの各ゲートの電気錠の解錠・施錠を行う制御器(コントローラ)に対し、ゲート付近に設置されたIDリーダが接続されている。そして、IDリーダは、居住者が所有するIDキーのIDを読み込み、読み込んだIDを制御器に送出している。制御器は、IDリーダが読み込んだIDが登録済みか否かを識別し、そのときのID照合の履歴を残し、IDが登録済みであれば、そのゲートを居住者が通行できるように電気錠を解錠している。また、制御器は、通信先となる外部機器と同等数の通信ポートを装備しており、登録済みのIDの場合に、そのIDに対応して例えば宅配ボックス、エレベータ制御機、駐車場ゲート制御機等の外部機器を連動させるための情報(リーダ番号あるいはゲート番号、及びID番号などの情報)を、施解錠指示信号とともにRS422の通信ポートより対象となる外部機器に送信している。
特開平10−025935号公報
美和ロック株式会社 総合カタログ2008年版 共用エントランスシステム P686〜688
しかしながら、上述した非特許文献1に開示される共用エントランスシステムの制御器は、接点信号入力により動作するゲートの電気錠の接続ポートを装備しているが、外部機器とのインターフェースとして限られた数(非特許文献1では3つ)のRS422の通信ポートしか装備していなかった。このため、各ゲートの電気錠と連動させるための外部機器用の通信ポートや入出力(IO)ポートが不足し、外部機器との通信や各ゲートの電気錠との連動が制限され、システムの付加価値を向上させることができないという課題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、既設制御器の通信ポート及び入出力ポートの不足に対応し、システムの付加価値を向上させることができる電気錠システム用通信アダプタを提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載された電気錠システム用通信アダプタは、建物の共用エントランスのゲートの電気錠を施解錠するために必要なIDを外部から読み込み、この読み込んだIDが登録済みか否かを識別し、当該IDが登録済みのときのみ前記ゲートの電気錠を施解錠し、前記IDが登録済みのときに当該IDに対応して外部機器を連動させるための情報を対象となる外部機器に送信する固定数による複数の通信ポートを有するコントローラを備えた電気錠システムに用いられ、前記複数の通信ポートの1つの通信ポートに着脱可能に接続される電気錠システム用通信アダプタであって、
前記IDによって施解錠制御可能なゲートのゲート番号を設定する複数のゲート番号設定部と、
前記複数のゲート番号設定部のそれぞれと対を成して設けられ、対を成すゲート番号設定部で設定されたゲート番号に対応した外部機器との間でデータを入出力する複数の入出力部と、
前記コントローラに接続される第1通信ポートを有し、該第1通信ポートを介して前記コントローラとの間で通信する上位側通信部と、
外部機器又は下位の電気錠システム用通信アダプタに接続される第2通信ポートを有し、該第2通信ポートを介して前記外部機器又は前記下位の電気錠システム用通信アダプタとの間で通信する下位側通信部と、
前記上位側通信部が受信した前記コントローラ側からの情報に自ゲート宛の情報があると、前記複数の入出力部のうち、その情報のゲート番号と一致する前記ゲート番号設定部から読み込んだゲート番号に対応した入出力部を作動して当該入出力部に接続された外部機器と通信し、前記コントローラ側からの情報のうち自ゲート宛以外の情報を前記下位側通信部から前記外部機器又は前記下位の電気錠システム用通信アダプタに送信させる制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載された電気錠システム用通信アダプタは、請求項1の電気錠システム用通信アダプタにおいて、
請求項1の電気錠システム用通信アダプタは、前記第1通信ポートと前記第2通信ポートを介して前記コントローラに直列に多段接続されており、
前記電気錠システム用通信アダプタのそれぞれの制御部は、下位の電気錠システム用通信アダプタから受信したデータをそのまま前記コントローラ又は上位の電気錠システム用通信アダプタに送信することを特徴とする。
本発明によれば、固定数の通信ポートしか装備していない制御器の通信ポート及び入出力ポートの不足を補い、ゲートに対応して所望の外部機器を連動させることができ、システムの付加価値を向上させることができる。
本発明に係る電気錠システム用通信アダプタの概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る電気錠システム用アダプタを用いたシステム構成例を示す図である。 通信伝文の構成の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明に係る電気錠システム用通信アダプタを含む電気錠システムの概略構成を示すブロック図、図2は本発明に係る電気錠システム用通信アダプタを用いたシステム構成例を示す図、図3は通信伝文の構成の一例を示す図である。
本発明に係る電気錠システム用通信アダプタ(以下、通信アダプタとも言う)は、マンション等の建物の共用エントランスにおける各ゲートの電気錠(自動ドアを含む)の施解錠を行う制御器(コントローラ)が装備する既存のRS422の通信ポートに対して着脱可能にアダプタ接続され、各ゲートの電気錠の施解錠とともに例えば宅配ボックス、エレベータ制御機、駐車場ゲート制御機等の外部機器を連動させる際に好適に用いられる。
以下では、本発明に係る通信アダプタをマンション等の建物の電気錠システムに採用した場合を例にとって説明する。
本例の電気錠システム1は、図1や図2に示すように、制御器(コントローラ)2に対し、少なくとも1つのIDリーダ3と通信アダプタ4とが接続されて構築される。
制御器2は、マンション等の建物の共用エントランスの建物内壁面等に設置され、背景技術の欄でも説明したように、IDリーダ3が読み込んだ例えばリモコンキー、非接触式のキー・タグ・カード等のIDキーのIDが登録済みか否かを識別し、そのときのID照合の履歴を残し、IDが登録済みのときのみ接点信号としての解錠信号を出力し、この解錠信号によって例えばモータやソレノイド等の駆動手段を通電駆動してデッドボルトを電気的に進退させ、電気錠の解錠・施錠を行っている。
また、制御器2は、RS422による固定数の通信ポート2A(図2の例では2A1,2A2,2A3の3つ)を備えており、1つの通信ポート2A1に対して通信アダプタ4が着脱可能に接続され、残りの通信ポート2A2,2A3に対して例えば宅配ロッカー、エレベータ制御機等の外部機器が接続される。
そして、制御器2は、登録済みのIDの場合に、そのIDに対応して例えば宅配ボックス、エレベータ制御機等の外部機器を連動させるための情報(リーダ番号あるいはゲート番号、及びID番号などの情報)を、接点信号としての施解錠指示信号の出力とともにRS422の通信ポート2A2,2A3より対象となる外部機器に送信している。また同時に、RS422の通信ポート2A1よりID番号を、例えば図3に示す構成の通信伝文として、制御器2の通信ポート2A1に接続された最上位の通信アダプタ4に送信している。
ここで、図3は制御器2から送信される通信伝文の構成の一例を示している。図3の通信伝文は、スタートデリミッタ(テキスト開始を表わす制御コード)、ゲート番号、ID番号(例えば部屋番号、鍵番号、架空の番号等)、チェックサム、エンドデリミッタ(テキスト終了を表わす制御コード)で構成される。このように、IDキーのID(ID番号)によって施解錠制御可能なゲート(電気錠)をゲート番号として付与し、ID番号とゲート番号とが対応付けされ、IDに対応する情報が通信伝文として制御器2から送信されるようになっている。
尚、本例の通信ポート2Aとして使用するRS422は、+の信号線と−の信号線を使って信号を伝達するものであり、+と−の信号が必ず逆の電気特性となる。例えば0〜5Vの電圧を使用する場合、+側が5V出力している時は、−側は0Vが出力される。これに対し、+側が0V出力している時は、−側は5Vとなる差動信号を使う。従って、各信号線は必ず2本のペア線を使い、片方を正論理、もう片方を負論理として伝送する方式、即ち平衡型の伝送方式であり、この差動信号を使うために雑音を打ち消し、 高速の遠距離通信を可能にしている。
IDリーダ3は、マンション等の建物の共用エントランスの出入口に設置され、利用者が所有する例えばリモコンキー、非接触式のキー・タグ・カード等のIDキーからIDを読み込み、読み込んだIDを制御器2に出力している。
通信アダプタ4は、図1に示すように、ゲート番号設定部41、入出力部42、第1通信ポートとしてのRS422の上位側通信ポート43aを有する上位側通信部43、第2通信ポートとしてのRS422の下位側通信ポート44aを有する下位側通信部44、制御部45、プログラム設定用接続部46を備えて構成される。
通信アダプタ4は、ゲートや外部機器の数に応じて複数台使用することができる。通信アダプタ4を複数使用する場合には、図2に示すように、RS422の上位側通信ポート43aを介して制御器2の通信ポート2A1と直接接続される通信アダプタ4を最上位の通信アダプタ4Aとし、この最上位の通信アダプタ4Aの下位側通信ポート44aに次位の通信アダプタ4Bの上位側通信ポート43aが接続されるといったように、RS422の2つの通信ポート43a,44aを利用して順次上位の通信アダプタ4に下位の通信アダプタ4が接続され、制御器2に対して複数台の通信アダプタ4(4A,4B)が直列に多段接続される。
尚、制御器2に対して通信アダプタ4を接続した際、最下位の通信アダプタ4(4B)のRS422の下位側通信ポート44aには、図2に示すように、例えば宅配ボックス、エレベータ制御機、駐車場ゲート制御機等の外部機器を接続することができる。
また、本例では、説明の便宜上、制御器2又は上位の通信アダプタ4に接続される通信アダプタ4の第1通信ポートを上位側通信ポート43aとし、外部機器又は下位の通信アダプタ4に接続される通信アダプタの第2通信ポートを下位側通信ポート44aとしているが、第1通信ポートを下位側通信ポート44a、第2通信ポートを上位側通信ポート43aとしても良い。さらに、各通信アダプタ4は、第1通信ポートと第2通信ポートの2つの通信ポートを備えた構成として説明しているが、3つ以上の通信ポートを備えた構成とすることもできる。
ゲート番号設定部41は、制御部45と接続される例えばロータリスイッチで構成され、このロータリスイッチの切り替え操作によりIDに対応したゲートのゲート番号を設定している。この設定されたゲート番号は、制御部45によって読み込まれる。
入出力部42は、各ゲート番号設定部41と1対1で対を成して制御部45と接続される。図1の例では、ゲート番号設定部41Aと入出力部42Aとが対を成し、またゲート番号設定部41Bと入出力部42Bとが対を成して2組設けられているが、その組数が限定されるものではない。入出力部42は、上位側通信部43が受信した通信伝文を自分宛(自身の通信アダプタ4のゲート番号宛)と制御部45が判別したときに、制御部45の制御によりゲート番号に対応した外部機器との間でデータの入出力を行っている。
上位側通信部43は、制御部45の制御により、制御器2(又は上位の通信アダプタ4)との間で通信を行っている。上位側通信部43は、制御器2(又は上位の通信アダプタ4)との間で通信を行った際に、制御器2(又は上位の通信アダプタ4)からの通信伝文を受信し、受信した通信伝文を制御部45に出力している。
下位側通信部44は、制御部45の制御により、外部機器又は下位の通信アダプタ4との間で通信を行っている。下位側通信部44は、外部機器又は下位の通信アダプタ4との間で通信を行った際に、外部機器又は下位の通信アダプタ4からの通信伝文をそのまま上位側通信部43を介して制御器2(又は上位の通信アダプタ4から制御器2側)に送信している。
制御部(CPU)45は、通信アダプタ4における各種処理を統括制御している。その具体的な処理内容としては、ゲート番号設定部41で設定されたゲートのゲート番号の読み込み制御、RS422の通信ポート43a,44aを介しての制御器2及び他の通信アダプタ4並びに外部機器との間の通信制御、制御器2側からの通信伝文の誤り検知、誤り検知時の制御器2への再送要求、受信した通信伝文が自分のゲート宛(自身の通信アダプタ4のゲート番号宛)か否かの判別、受信した通信伝文が自分のゲート宛と判別したときの外部機器との間のデータの入出力制御及び制御器2へのACK返送による応答制御、制御器2側への外部機器や下位の通信アダプタ4からの通信伝文の転送制御、プログラム設定用接続部46を介しての外部端末によるプログラムの設定変更等がある。
プログラム設定用接続部46は、外部端末が接続可能なコネクタで構成される。このプログラム設定用接続部46に外部端末を接続した状態で、外部端末からの入力操作により、プログラムの変更(受信データのゲート番号以外に、ID番号によるプログラムの変更)を任意に行うことができる。
次に、上記のように構成される電気錠システム1における通信アダプタ4の動作について説明する。ここでは、制御器2に対して2台の通信アダプタ4(4A,4B)が直列に多段接続された場合(図2のシステム構成)における上位の通信アダプタ4Aの動作を中心に説明する。
まず、IDリーダ3は、居住者が所有するIDキーのIDを読み込み、読み込んだIDを制御器2に送出する。制御器2は、IDリーダ3が読み込んだIDが登録済みか否かを識別し、そのときのID照合の履歴を残し、登録済みのIDの場合に、接点出力としての施解錠指示信号の出力とともにRS422の通信ポート2A2,2A3よりID番号を例えば宅配ボックス、エレベータ制御機等の外部機器に送信する。また同時に、RS422の通信ポート2A1よりID番号を例えば図3に示す構成の通信伝文として、上位の通信アダプタ4Aに送信する。
一方、上位の通信アダプタ4Aでは、制御部45がゲート番号設定部41(41A,41B)からゲート番号を読み込み、上位側通信部43がRS422の上位側通信ポート43aを介して制御器2からの通信伝文を受信する。
そして、上位の通信アダプタ4Aの制御部45は、上位側通信部43が受信した通信伝文の誤り検知を行い、通信伝文に誤り有りと判別すると、制御器2側に再送要求を行う。これに対し、上位側通信部43が受信した通信伝文に誤り無しと判別すると、その通信伝文から自ゲート宛以外の情報を下位側通信部44からRS422の下位側通信ポート44aを介して下位の通信アダプタ4Bに送信する。
そして、上位の通信アダプタ4Aの制御部45は、誤り検知判別後の通信伝文に自ゲート宛の情報があると、その情報のゲート番号と一致するゲート番号設定部41から読み込んだゲート番号に対応した入出力部42を作動させ、その入出力部42に接続された外部機器と通信する。例えばゲート番号設定部41Aのゲート番号が「ゲート1」に設定され、ゲート番号設定部41Bのゲート番号が「ゲート2」に設定されている場合、制御器2からの通信伝文のゲート番号が「ゲート1」であれば、ゲート番号が一致するゲート番号設定部41Aと対を成して制御部45に接続された入出力部42Aを作動させ、この入出力部42Aに接続された外部機器との間で通信を行う。このとき、制御部45は、上位側通信部43を介して制御器2側にACKの応答信号を返送する。
また、上位の通信アダプタ4Aの制御部45は、下位側通信部44がRS422の下位側通信ポート44aを介して外部機器又は下位の通信アダプタ4Bから通信伝文を受信すると、その受信した通信伝文をそのまま上位側通信部43からRS422の上位側通信ポート43aを介して制御器2(上位の通信アダプタ4)に送信する。
このように、本例の通信アダプタ4は、RS422の上位側通信ポート43aを介して制御器2との間で通信を行い、その通信伝文の内容から通信アダプタ4が対応すべきゲートであれば、そのゲートに対応する外部機器への入出力部42を作動し、対象外のゲートに関するものであれば、制御器2から受信したデータを、もう一つある別のRS422の下位側通信ポート44aから下位の通信アダプタ4や他の外部機器へそのまま送信する。また、下位の通信アダプタ4や外部機器からRS422の下位側通信ポート44aを介して受信したデータは、そのままRS422の上位側通信ポート43aを介して制御器2や上位の通信アダプタ4へ送信する。
そして、上述した本例の通信アダプタ4を採用したシステム構成によれば、以下に示すような様々な効果を奏する。
・通信アダプタ4がアダプタ方式により着脱可能なので、ゲートや外部機器の数に応じて建物に必要な数だけ供給でき、既存システムを変更せずにIO設置が可能となる。
・通信アダプタ4が後付け方式なので、標準機の価格上昇や大型化を防止することができる。
・通信アダプタ4がRS422の2つの通信ポート43a,44aを有するので、一方が通信ポートが使用中でも他の通信ポートを利用できる。
・通信アダプタ4がゲートに対応した複数の入出力部を装備しているので、1つのゲートで外部機器が増加した場合でも対応することができる。
・1:1のRS422通信により通信をリピートするので、使用可能な通信ポートを減少させることがない。
・1台の通信アダプタ4に複数のゲートを対応させれば、ゲート数が増えても通信時間の遅れを圧縮して遅延を抑えることができ、サービスの低下を防止することができる。
・複数ある対応ゲートの番号設定を同じ番号にすると、IOを増加でき、ゲートのIOが増加しても対応可能となり、機器数の制約が少なくなる。
・プログラム設定用接続部46に外部端末を接続すれば、受信データのゲート番号以外に、部屋番号や鍵番号によるプログラムも設定可能となるため、アプリを広げることができ、建物内でのサービス向上と新たな利用方法が可能になる。
1 電気錠システム
2 制御器(コントローラ)
2A(2A1,2A2,2A3) 通信ポート
3 IDリーダ
4(4A,4B) 通信アダプタ
41(41A,41B) ゲート番号設定部
42(42A,42B) 入出力部
43 上位側通信部
43a 上位側通信ポート
44 下位側通信部
44a 下位側通信ポート
45 制御部
46 プログラム設定用接続部

Claims (2)

  1. 建物の共用エントランスのゲートの電気錠を施解錠するために必要なIDを外部から読み込み、この読み込んだIDが登録済みか否かを識別し、当該IDが登録済みのときのみ前記ゲートの電気錠を施解錠し、前記IDが登録済みのときに当該IDに対応して外部機器を連動させるための情報を対象となる外部機器に送信する固定数による複数の通信ポートを有するコントローラを備えた電気錠システムに用いられ、前記複数の通信ポートの1つの通信ポートに着脱可能に接続される電気錠システム用通信アダプタであって、
    前記IDによって施解錠制御可能なゲートのゲート番号を設定する複数のゲート番号設定部と、
    前記複数のゲート番号設定部のそれぞれと対を成して設けられ、対を成すゲート番号設定部で設定されたゲート番号に対応した外部機器との間でデータを入出力する複数の入出力部と、
    前記コントローラに接続される第1通信ポートを有し、該第1通信ポートを介して前記コントローラとの間で通信する上位側通信部と、
    外部機器又は下位の電気錠システム用通信アダプタに接続される第2通信ポートを有し、該第2通信ポートを介して前記外部機器又は前記下位の電気錠システム用通信アダプタとの間で通信する下位側通信部と、
    前記上位側通信部が受信した前記コントローラ側からの情報に自ゲート宛の情報があると、前記複数の入出力部のうち、その情報のゲート番号と一致する前記ゲート番号設定部から読み込んだゲート番号に対応した入出力部を作動して当該入出力部に接続された外部機器と通信し、前記コントローラ側からの情報のうち自ゲート宛以外の情報を前記下位側通信部から前記外部機器又は前記下位の電気錠システム用通信アダプタに送信させる制御部とを備えたことを特徴とする電気錠システム用通信アダプタ。
  2. 請求項1の電気錠システム用通信アダプタは、前記第1通信ポートと前記第2通信ポートを介して前記コントローラに直列に多段接続されており、
    前記電気錠システム用通信アダプタのそれぞれの制御部は、下位の電気錠システム用通信アダプタから受信したデータをそのまま前記コントローラ又は上位の電気錠システム用通信アダプタに送信することを特徴とする請求項1記載の電気錠システム用アダプタ。
JP2009012096A 2009-01-22 2009-01-22 電気錠システム用通信アダプタ Expired - Fee Related JP5410102B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009012096A JP5410102B2 (ja) 2009-01-22 2009-01-22 電気錠システム用通信アダプタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009012096A JP5410102B2 (ja) 2009-01-22 2009-01-22 電気錠システム用通信アダプタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010168796A JP2010168796A (ja) 2010-08-05
JP5410102B2 true JP5410102B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=42701187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009012096A Expired - Fee Related JP5410102B2 (ja) 2009-01-22 2009-01-22 電気錠システム用通信アダプタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5410102B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7094824B2 (ja) 2018-08-10 2022-07-04 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 冷凍サイクルシステム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57205676A (en) * 1981-06-09 1982-12-16 Mitsubishi Electric Corp Automatic controller for building
JPH0317764A (ja) * 1989-06-14 1991-01-25 Nec Eng Ltd チャネル装置間通信装置
JP3134084B2 (ja) * 1993-04-02 2001-02-13 スタンレー電気株式会社 通信接続装置
JP2002075546A (ja) * 2000-08-30 2002-03-15 Omron Corp 電気コネクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7094824B2 (ja) 2018-08-10 2022-07-04 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 冷凍サイクルシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010168796A (ja) 2010-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1904947A (zh) 用于数据交换的方法
CN101770659A (zh) 远端信息传送及安全系统
JP2012173972A (ja) 設備利用管理システム
KR20180076169A (ko) 비콘과 스마트폰을 이용한 공동현관 출입 제어 시스템 및 방법
CN206292890U (zh) 基于无线通信的楼宇对讲系统
JP5410102B2 (ja) 電気錠システム用通信アダプタ
CN106023371A (zh) 一种酒店用门禁方法及装置
CN109071154A (zh) 电梯和访问系统
JP6175416B2 (ja) 集合住宅居住者の安否確認支援システム
CN110517373A (zh) 一种入户门禁锁的控制方法、装置、系统和室内机
JP2016045646A5 (ja)
JP2011051718A (ja) エレベータの制御システム
KR100767281B1 (ko) Rfid태그를 이용한 아파트 출입문 통제 시스템 및 방법
TW201732687A (zh) 具有取代/後援功能的進出系統
JP5106264B2 (ja) エレベータセキュリティ制御システム及びエレベータセキュリティ制御方法
CN205644716U (zh) 一种酒店用门禁装置
JP2020084496A (ja) ドアの施解錠システム及びトランクルーム
JP4753812B2 (ja) 集合住宅遠隔監視システムの登録方法
JP2009002017A (ja) 外出通知システム
JP2006241889A (ja) カードロックシステム
JP4764727B2 (ja) カードロックシステム
JP6708871B1 (ja) ドアの施解錠システム
JP2006327764A (ja) エレベータの制御装置
CN106447834A (zh) 基于手机客户端的出入认证控制系统
US20230382688A1 (en) Elevator installation for serving public and non-public building zones

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130326

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5410102

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees