JP5409836B2 - ワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機を用いたワーク測定方法 - Google Patents
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Description
また、本発明によるワイヤ放電加工機を用いたワーク測定方法は、ワークに対して相対移動可能である第1のワイヤ支持部および第2のワイヤ支持部により、所定の軸線上に支持されたワイヤ電極をワーク近傍から除去する工程と、測定プローブが所定の軸線上に位置し、かつ、第1のワイヤ支持部と一体に移動するように、支持部を介して測定プローブを支持する工程と、測定プローブをワークに対して相対移動させて、ワーク寸法を計測する工程とを含み、測定プローブがワーク表面に当接したときの所定の軸線の位置と、ワイヤ電極が同一のワーク表面に当接したときの所定の軸線の位置とのずれ量を予め記憶し、ワーク寸法の計測時に、支持部によって支持された測定プローブを、測定プローブからの信号に基づいてワーク表面に当接する第1の位置まで移動させた後、さらに該第1の位置から記憶部に記憶されたずれ量分だけずれた第2の位置まで移動し、第2の位置をワーク座標系の原点とすることを特徴とする。
以下、図1〜図4を参照して本発明によるワイヤ放電加工機の第1の実施の形態について説明する。図1(a),(b)は、それぞれ本発明の第1の実施の形態に係るワイヤ放電加工機の要部構成を示す正面図であり、図1(a)はワーク加工時の状態を、図1(b)はワーク計測時の状態をそれぞれ示している。なお、説明の便宜上、以下では図示のように上下左右方向を定義するとともに、紙面垂直方向手前側および奥側をそれぞれ前側および後側(前後方向)と定義し、この定義に従い各部の構成を説明する。左右方向、前後方向および上下方向は、それぞれX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向と平行である。
(1)ワーク加工時
ワーク加工時には、図1(a)に示すようにチャック装置10によりケース6の右面にカバー7を取り付ける。この状態で、予め定められた加工プログラムに従い、制御部20から各スライド機構のサーボモータ22X,22Y,22Zに制御信号を出力し、ワークWを固定したままワイヤ電極3を移動させて、ワイヤ電極3とワークWとの間に加工用電源からパルス電圧を印加する。これによりワークWとワイヤ電極3との間に放電が発生し、ワイヤ電極3の移動軌跡に沿ってワークWを加工することができる。ワーク加工時にはカバー7を取り付けているため、チャック装置内へのごみ等の混入を防ぐことができる。
ワーク加工終了後にワーク寸法を計測する場合、ワイヤ電極3を切断し、ワークWの近傍からワイヤ電極3を除去する。さらに、スイッチ8をB位置に操作してチャック装置10にエア圧を供給し、チャック装置10からカバー7をアンクランプするとともに、チャック装置10の係合孔部10aにアーム11端部の係合突部を挿入した後、スイッチ8をA位置に操作し、アーム11をクランプする。これにより図1(b)に示すように軸線L1上の上ヘッド1の下方に測定プローブ12が配置される。この状態で、スライド機構の動作によりワークWを固定したまま上ヘッド1と一体に測定プローブ12を移動し、ワーク表面の計測位置に測定プローブ12の接触子12aを当接させ、ワーク寸法を計測する。すなわち、測定プローブ12のオン信号出力時における位置検出器21X,21Y,21Zの検出値に基づき、制御部20は、測定プローブ12の接触点におけるワーク表面座標を演算し、ワーク寸法計測値としてモニター24に出力する。
(1)一端部がクイル下端のケース6の側面に保持されたアーム11の他端部に測定プローブ12を取り付け、ワイヤ電極3の軸線L1と一致するように上ヘッド1の下方に測定プローブ12を配置した。これにより、ワーク加工用のワイヤ電極3のXY方向の位置とワーク計測用の測定プローブ12のXY方向の位置とが等しくなり、測定プローブ12がテーブル上のワーク固定部材等に干渉することなく、ワークWの加工範囲の全体にわたって測定プローブ12を移動することができ、計測範囲を大きくとることができる。
(2)測定プローブ12によるワーク寸法の測定後に、測定プローブ12を取り外してワイヤ電極3により測定点におけるワークWを加工する場合に、ワイヤ電極3の移動量を少なくすることができ、ワーク計測後の迅速なワーク加工が可能である。
(3)測定プローブ12をワイヤ電極3の軸線L1と一致するように設けたので、ワークWの計測精度を高めることができる。すなわち、例えばワーク計測時にテーブル側を所定量移動させる場合、基準となる軸線L1の位置は所定量だけ移動するのに対し、軸線L1以外では移動による誤差が生じることがあるが、本実施の形態では、このような誤差が生じることなく、ワーク寸法を精度よく計測することができる。
図5、図6を参照して本発明によるワイヤ放電加工機の第2の実施の形態について説明する。なお、以下では、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。第1の実施の形態では、測定プローブ12の接触子12aをワーク表面に当接するまで移動させるようにしたが、第2の実施の形態では、ワーク表面に当接するまで移動させた後(第1の移動)、さらに予め定めた所定量だけ測定プローブ12を移動させる(第2の移動)。
2 下ヘッド
3 ワイヤ電極
11 アーム
12 測定プローブ
12a 接触子
20 制御部
21X,21Y,21Z 位置検出器
22X,22Y,22Z サーボモータ
L1 ワイヤ電極の軸線
L2 接触子の中心位置
Claims (2)
- ワークに対して相対移動可能に設けられ、ワイヤ電極を所定の軸線上に支持する第1のワイヤ支持部および第2のワイヤ支持部と、
ワーク表面への当接を検知する測定プローブと、
前記測定プローブが前記第1のワイヤ支持部と一体に移動するように、前記測定プローブを支持する支持部と、
前記測定プローブからの信号に基づきワーク寸法を計測する計測部と、
前記測定プローブがワーク表面に当接したときの前記所定の軸線の位置と、前記ワイヤ電極が同一のワーク表面に当接したときの前記所定の軸線の位置とのずれ量を予め記憶する記憶部と、
ワーク寸法の計測時に、前記支持部によって支持された前記測定プローブを、前記測定プローブからの信号に基づいてワーク表面に当接する第1の位置まで移動させた後、さらに該第1の位置から前記記憶部に記憶されたずれ量分だけずれた第2の位置まで移動させる移動手段とを備え、
前記支持部は、前記ワイヤ電極をワーク近傍から除去した状態で、前記測定プローブが前記所定の軸線上に位置するように前記測定プローブを支持し、
前記計測部は、前記測定プローブが前記第2の位置へ移動後にワーク寸法を計測することを特徴としたワイヤ放電加工機。 - ワークに対して相対移動可能である第1のワイヤ支持部および第2のワイヤ支持部により、所定の軸線上に支持されたワイヤ電極をワーク近傍から除去し、
測定プローブが前記所定の軸線上に位置し、かつ、前記第1のワイヤ支持部と一体に移動するように、支持部を介して前記測定プローブを支持し、
前記測定プローブをワークに対して相対移動させて、ワーク寸法を計測するワイヤ放電加工機を用いたワーク測定方法であって、
前記測定プローブがワーク表面に当接したときの前記所定の軸線の位置と、前記ワイヤ電極が同一のワーク表面に当接したときの前記所定の軸線の位置とのずれ量を予め記憶し、
ワーク寸法の計測時に、前記支持部によって支持された前記測定プローブを、前記測定プローブからの信号に基づいてワーク表面に当接する第1の位置まで移動させた後、さらに該第1の位置から前記記憶部に記憶されたずれ量分だけずれた第2の位置まで移動し、
前記第2の位置をワーク座標系の原点とすることを特徴としたワイヤ放電加工機を用いたワーク測定方法。
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