JP5409234B2 - 電動機 - Google Patents

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本発明は固定子歯部に樹脂絶縁を介して直接巻線を巻き付けられた集中巻き方式で巻き付けられた電動機に関する。
従来、固定子歯部に樹脂絶縁を介して直接巻線を巻き付けられた集中巻き方式の電動機において、電動機の隣り合う固定子の歯部に巻き付けられた巻線間の相間絶縁の介挿方法には、特開2002−112488号(特許文献1)及び特開2003−339130号がある。
特許文献1では、固定子の隣り合う歯部に相間絶縁の断面形状がV字に形成された相間絶縁を固定子のスロット開口部に面して介挿して相間絶縁を行った電動機が示され、また、相間絶縁のV字開口部の端部をスロット開口部と反対側に折り曲げ巻線と固定子の間に介挿して固定した電動機が示されている。
また、特許文献2では同様に電動機の隣り合う固定子の歯部に巻き付けられた巻線間の相間絶縁として、短冊形状の絶縁材の中央部分を折り曲げて、折り曲げ部分が固定子端面側のどちらか一方に向くようにスロット内にV字形状に装着し、V字形状の両端部より固定子の周方向にL字形状に伸びた耳折れ部分を固定子の鉄心と巻線の間に挟み込んで相間絶縁を固定した電動機が示されている。
特開2002−112488号公報 特開2003−339130号公報
従来、固定子歯部に樹脂絶縁を介して直接巻線を巻き付けられた集中巻き方式の電動機においては、固定子の歯部に巻き付けられる巻線の割合が多くなった場合、固定子の隣り合う歯部に巻き付けられた巻線同士が接触し相間の絶縁不良がないように相間絶縁を施しているものの、電動機の運転時、電動機の振動等により相間絶縁がずれて脱落する恐れがある。
また、空調機や冷蔵庫の圧縮機に用いる電動機では圧縮機に電動機を組み込んだ後に、固定子の歯部に巻き付けた巻線に直流電流を加えて、回転子に備えた永久磁石を着磁する組み込み着磁が一般的に行われているが、この組み込み着磁を行う際、固定子に巻き付けられた巻線が大きく動き、相間絶縁がずれて脱落する恐れがある。
特に、電動機の固定子の歯部に巻き付けられた巻線量が少ない場合は、この影響が堅調にでる可能性がある。
そこで、固定子の歯部に巻き付けた巻線間の相間を確実に絶縁し、相間絶縁が脱落することがない電動機の構造を提供するものである。
複数の鋼板を積層した固定子であって、前記固定子は隣り合う歯部によってスロットが設けられ、前記固定子の歯部には樹脂絶縁を介して直接巻線を巻き付けられた集中巻方式の電動機において、
前記樹脂絶縁は、固定子の歯部の内径側に内周壁を有し、固定子の外径側に外周壁を有し、内周壁と外周壁とを繋ぎ巻線を巻き付けるための胴部を有しており、
前記樹脂絶縁の巻線胴部に巻き付けた巻線相互間には、巻線相互間を絶縁するための相間絶縁が介挿され、
前記相間絶縁は、前記樹脂絶縁の前記固定子のスロット側に面するスロット底部の外周壁からスロット側に飛び出した凸部により前記相間絶縁が抜け落ちないように掛り止めした電動機とする。
また、複数の鋼板を積層した固定子であって、前記固定子は隣り合う歯部によってスロットが設けられ、前記固定子の歯部には樹脂絶縁を介して直接巻線を巻き付けられた集中巻方式の電動機において、
前記樹脂絶縁は、固定子の歯部の内径側に内周壁を有し、固定子の外径側に外周壁を有し、内周壁と外周壁とを繋ぎ巻線を巻き付けるための胴部を有しており、
前記樹脂絶縁の胴部に巻き付けた巻線相互間には、巻線相互間を絶縁するための相間絶縁が介挿され、前記相間絶縁の形状は、固定子積層方向から見て断面形状が略V字に形成された相間絶縁であり、
前記相間絶縁の断面形状が略V字に形成された相間絶縁の開口部を、前記固定子の各スロット開口部に面して介挿し、
前記相間絶縁は、前記樹脂絶縁の前記固定子のスロット側に面するスロット底部の外周壁からスロット側に飛び出した凸部により前記相間絶縁が抜け落ちないように掛り止めした電動機とする。
また、前記樹脂絶縁の前記固定子のスロット側に面するスロット底部の外周壁からスロット側に飛び出した凸部の形状が固定子のスロット内に向けて延びた鍵形状とすることにより前記相間絶縁が抜け落ちないように掛り止めした電動機とする。
また、前記樹脂絶縁の前記固定子のスロット側に面するスロット底部の外周壁からスロット側に飛び出した凸部は、前記固定子の隣り合う歯部によって設けられたスロットのスロット開口部から径方向に延長したスロット底部近傍の外周壁の固定子積層方向の任意の位置に設けた電動機とする。
本発明の電動機を用いることにより、固定子の歯部に巻き付けた巻線間の相間を確実に絶縁し、相間絶縁が脱落することがない電動機とすることができ、品質を向上した絶縁構造の電動機とすることができる。
本発明の実施形態の電動機の図。 図1の部分拡大図。 図2を固定子上から見た図。 別の相間絶縁を用いた図。 図4を固定子上から見た図。 別の実施形態の図。
本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1に示した電動機の固定子10は、複数の電磁鋼板を積層し、隣同士の薄板電磁鋼板に設けた凸凹(かしめ部40)をかしめた、周知のオートクランプ装置(自動かしめ装置)により一体に固着した固定子10である。尚、複数の薄板電磁鋼板を積層し、固定子外周側の複数個所を溶接して一体固着した固定子でもよい。
また、本実施形態の高占積率の電動機は、空調機の室外機や冷蔵庫の圧縮機を駆動する電動機や車両搭載用電動機に用いることができる。また、図示していないが本実施形態の電動機の回転子は、固定子10の内径側で回転駆動する内転型の回転子を用いている。
また、この固定子10の歯部50には直接巻線30が巻き付けられた集中巻き方式により巻線30が施されている。固定子10のスロット数は6スロットであり、固定子10の薄板電磁鋼板が積層された固定子積層方向の両端部には樹脂絶縁端板60が装着されている。
樹脂絶縁60は、固定子10の外径側で固定子端面側とは反対の固定子積層方向に延びた外周壁60aと、固定子10の内径側で固定子端面側とは反対の固定子積層方向に延びた内周壁60bが設けられている。そして、外周壁60aと内周壁60bを繋ぎ固定子10の歯部50を覆い、巻線30を巻き付ける胴部60cが設けられている。
図1に示した固定子10の積層方向の両端部に装着した樹脂絶縁端板60は、上側樹脂絶縁端板61と下側樹脂絶縁端板62(図示していない)により構成されている。固定子10のスロット11内は、上側樹脂絶縁端板61及び下側樹脂絶縁端板62から延びた樹脂絶縁によりスロット11内を覆うように絶縁が施されており、スロット11内の略中央部でスロット11の先端部分が重なる様に装着されている。
また、固定子10のスロット11内を絶縁する他の方法としては、固定子10のスロット11内に巻線30を多く巻き付けることができるようにフィルム状のスロット絶縁紙を用いて構成してもよい。尚、それぞれのスロット11内の歯部先端部51の絶縁構造は、スロット11内が、樹脂絶縁端板60から延びた樹脂絶縁で覆われていても、フィルム状の絶縁紙で覆われていても、固定子10のスロット11内の固定子歯部周方向に伸びた歯部先端部51までも覆うように構成されている。これにより、固定子10と巻線30との絶縁距離を確実に確保することができる。
本実施形態では、固定子10の両端部に樹脂絶縁端板60の上側樹脂絶縁端板61と下側樹脂絶縁端板62を有しているが、絶縁構造上での大きな違いがないため便宜上樹脂絶縁端板61を用いて説明する。
尚、樹脂絶縁端板60の材質としては、ポリアミド樹脂(PA)、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、フッ素樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等が用いられている。
図1に示しているように固定子10の歯部50に樹脂絶縁端板60が装着され、樹脂絶縁60の胴部60cに巻線30が巻き付けられている。固定子10のスロット11には隣り合う歯部50に巻き付けられた巻線30が近接しており、巻線同士が接触する可能性があるため巻線相互間に相間絶縁70を介挿している。
相間絶縁70は短冊状のフィルムの略中央部を2つ折りにし固定子10の歯部50に巻き付けられて巻線30の巻線相互間に介挿している。鋼板が積層された固定子積層方向から見た場合、相間絶縁70の断面形状が略V字形状となり、図1に示した様に略V字形状の尖端の頂点70cがスロット底部53側に位置している。
尚、相間絶縁70(80)の材質としては、樹脂絶縁60と同様の材料を用いることができ、相間絶縁70(80)はフィルム状の薄板絶縁でもよく、樹脂成形した絶縁でも可能である。
図2には、前記した相間絶縁70が固定子10の歯部50に巻き付けられて巻線30の巻線相互間に介挿した状態を示した部分拡大図である。図3は、図2に示した固定子10を上から見た場合の図である。
図2及び図3に示したように略V字に形成された相間絶縁70は、固定子10の隣り合う歯部50によって設けられたスロット11のスロット開口部52に面し、前記した略V字に形成された尖端部70cとは逆の略V字に開口した開口部が面するように固定子10の歯部50に巻き付けられた巻線30の巻線相互間に介挿している。
これにより、固定子10の歯部50に巻き付けられて巻線30の巻線相互間は確実に絶縁することができる。
また、図4も同様に固定子10の歯部50に巻き付けられた巻線30の巻線相互間に相間絶縁80を介挿した場合を示している。図5は図4に示した固定子10を上から見た場合の図である。図2及び図3と同様に略V字に形成された相間絶縁80は、固定子10の隣り合う歯部50によって設けられたスロット11のスロット開口部52に面し、前記した尖端部70cと同様に略V字に形成された尖端部80cとは逆の略V字に開口した開口部が面するように固定子10の歯部50に巻き付けられた巻線30の巻線相互間に介挿している。
更に、図4及び図5の場合では、相間絶縁80が動かないようにするために、相間絶縁80のV字の開口側の端部をスロット開口部52側とは反対方向の固定子周方向に折り曲げた折り曲げ部80aを設けている。この相間絶縁80のV字の開口側の端部を折り曲げた折り曲げ部80aを固定子10の内径側歯部先端部51と巻線30との間に介挿固定している。
より詳しくは、折り曲げ部80aは、固定子10の内径側の歯部先端部51とスロット11内を覆う樹脂絶縁及びフィルム状のスロット絶縁との間に介挿してもよいが、好ましくは、固定子10の鉄心の歯部先端部51のスロット11内を覆う樹脂絶縁及びフィルム状のスロット絶縁と固定子10の歯部50に巻き付けた巻線の間に挟み込むように介挿するとよい。これにより相間絶縁80の折れ曲げ部分80aが固定子10の積層された積層鉄心の隙間に引っ掛かり挿入しづらくなることもなく、スロット11内を覆う樹脂絶縁及びフィルム状のスロット絶縁と、歯部50に巻き付けた巻線の間に容易に介挿することができる。
これにより、固定子10の歯部50に巻き付けられて巻線30の巻線相互間は確実に絶縁することができる。
しかしながら、電動機運転時の振動等の発生により、この相間絶縁70(80)がずれる可能性がある。特に、固定子10のスロット11内の巻線30が占める割合(占積率)が少ない場合、この相間絶縁70(80)がずれる可能性が大きくなる。
また、空調機や冷蔵庫の圧縮機に用いる電動機では圧縮機に電動機を組み込んだ後に、固定子10の歯部50に巻き付けた巻線30に直流電流を加えて、回転子に備えた永久磁石を着磁する組み込み着磁を行う際、固定子10に巻き付けられた巻線30が大きく動き、相間絶縁70(80)がずれる恐れがある。
然るに、図1及び図2の場合に示しているように固定子10のスロット11のスロット底部53に位置する、固定子10に装着した樹脂絶縁60の外周壁60aのスロット11側に飛び出した凸部60dを設けている。この凸部60dにより相間絶縁70の頂点70cが掛り止めされ落ちないようにしている。この凸部60dの形状は、スロット11側に飛び出し固定子10の歯部50に樹脂絶縁60の胴部60cに巻線30を集中巻きするための巻線機のノズルが当たらないような位置に設けることが望ましい。
例えば、巻線機のノズルが固定子10の歯部50に巻線30を集中巻きする際のノズルの動きに凸部60dが干渉しないようにし、また、固定子10の歯部50に巻き付ける巻線30のスロット11内の巻き付け面積が低下しないようにすればよく、具体的には、固定子10のスロット11のスロット開口部52から径方向に延長したスロット底部53の近傍の外周壁60aの固定子積層方向の任意の位置に設けることが好ましい。
尚、スロット11内のスロット開口部52から、スロット開口部52の開口幅で径方向に延長したスロット底部53までの空間は、固定子10の歯部50に巻線30を巻き付けるための巻線機のノズルが通過する空間であるため、より好ましくは巻線30を巻き付ける固定子10のスロット11内においては、スロット11側に飛び出した凸部60dが邪魔になるため、凸部60dを設ける範囲としては、スロット開口部52から固定子10の外径方向に延長したスロット底部53の位置であり、固定子10の固定子端面から固定子端面側とは反対の固定子積厚方向に延びた外周壁60aの上端部までの間に設けることが好ましい。本実施形態の凸部60dの位置は、巻線機のノズルが通過するのに一番影響の少ない外周壁60aの上端部に設けている。
また、スロット11側に飛び出した凸部60dの形状は、D型、四角、三角、長方形等何れを用いてもよく、凸部60dの形状にとらわれない。相間絶縁70がずれないように固定することができればよい。
更に、確実に相間絶縁70を固定する構造として、図6に示したように外周壁60aに沿ってスロット内に向かい延びた鍵形状(逆L字)の凸部60eとすることにより、相間絶縁70を外周壁60aと鍵形状にした凸部60eの間に挟み込み固定子積層方向及び固定子周方向の動きまでも強制し動かないように固定することもできる。本実施形態の凸部60eの位置は、巻線機のノズルが通過するのに一番影響の少ない外周壁60aの上端部に設けている。尚、A−A'部分断面図は、鍵形状(逆L字)の凸部60eに相間絶縁70の端部が掛り止めされた部分断面図を示している。
また、相間絶縁70(80)の形状は、短冊状のフィルムの略中央部を2つ折りにし固定子10の歯部50に巻き付けられて巻線30の巻線相互間に介挿した場合、鋼板が積層された固定子積層方向から見た場合、相間絶縁70(80)の断面形状が略V字形状とし、略V字形状の尖端が頂点70c(80c)を有している形状としたが、固定子積層方向の巻線相互間に配置した際、相間絶縁がスロット内で折れ曲がり、巻線相互間が接触しない形状であればよく、外周壁からスロット側に飛び出した凸部に掛り止めができる形状であればよい。例えば、相間絶縁の断面形状が略L字形状でも同様の効果を得ることができる。
また、スロット11側に飛び出した凸部60dは樹脂絶縁60の上側樹脂端板61及び下側樹脂絶縁端板62の両方に設けてもよいが、どちらか一方に設けてもよい。例えば、上側樹脂絶縁端板61側に各巻線30から引出した引出線や、電源側に接続するためのリード線及びそれらを接続した接続点等を、上側樹脂絶縁端板61の胴部60cに巻き付けた巻線30の上端で固定することにより、下側樹脂絶縁端板62側から介挿した相間絶縁70(80)の端部がこれらに当接し、下側樹脂絶縁端板62に設けた凸部60dによって相間絶縁70(80)を固定することができる。
これにより電動機運転時の振動等が発生しても相間絶縁70(80)がずれることなく固定することができる。また、固定子10のスロット11内の巻線30が占める割合(占積率)が少ない場合において特に有効である。
また、空調機や冷蔵庫の圧縮機に用いる電動機の固定子10の巻線30を利用して回転子に備えた永久磁石を着磁する組み込み着磁を行っても相間絶縁70(80)がずれることなく固定することができる。
10・・・固定子
11・・・スロット
30・・・巻線
40・・・かしめ部
50・・・歯部
51・・・歯部先端部
52・・・スロット開口部
53・・・スロット底部
60・・・樹脂絶縁端板
60a・・・外周壁
60b・・・内周壁
60c・・・胴部
60d・・・凸部
60e・・・鍵形状の凸部
61・・・上側樹脂端板
62・・・下側樹脂端板
70、80・・・相間絶縁
80a・・・折り曲げ部分
70c、80c・・・V字の頂点

Claims (4)

  1. 複数の鋼板を積層した固定子であって、前記固定子は隣り合う歯部によってスロットが設けられ、前記固定子の歯部には樹脂絶縁を介して直接巻線を巻き付けられた集中巻方式の電動機において、
    前記樹脂絶縁は、固定子の歯部の内径側に内周壁を有し、固定子の外径側に外周壁を有し、内周壁と外周壁とを繋ぎ巻線を巻き付けるための胴部を有しており、
    前記樹脂絶縁の巻線胴部に巻き付けた巻線相互間には、巻線相互間を絶縁するための相間絶縁が介挿され、
    前記相間絶縁は、前記樹脂絶縁の前記固定子のスロット側に面するスロット底部の外周壁からスロット側に飛び出した凸部により前記相間絶縁が抜け落ちないように掛り止めしたことを特徴とする電動機。
  2. 複数の鋼板を積層した固定子であって、前記固定子は隣り合う歯部によってスロットが設けられ、前記固定子の歯部には樹脂絶縁を介して直接巻線を巻き付けられた集中巻方式の電動機において、
    前記樹脂絶縁は、固定子の歯部の内径側に内周壁を有し、固定子の外径側に外周壁を有し、内周壁と外周壁とを繋ぎ巻線を巻き付けるための胴部を有しており、
    前記樹脂絶縁の胴部に巻き付けた巻線相互間には、巻線相互間を絶縁するための相間絶縁が介挿され、前記相間絶縁の形状は、固定子積層方向から見て断面形状が略V字に形成された相間絶縁であり、
    前記相間絶縁の断面形状が略V字に形成された相間絶縁の開口部を、前記固定子の各スロット開口部に面して介挿し、
    前記相間絶縁は、前記樹脂絶縁の前記固定子のスロット側に面するスロット底部の外周壁からスロット側に飛び出した凸部により前記相間絶縁が抜け落ちないように掛り止めしたことを特徴とする電動機。
  3. 前記樹脂絶縁の前記固定子のスロット側に面するスロット底部の外周壁からスロット側に飛び出した凸部の形状が固定子のスロット内に向けて延びた鍵形状とすることにより前記相間絶縁が抜け落ちないように掛り止めしたことを特徴とする請求項1項または請求項2項記載の電動機。
  4. 前記樹脂絶縁の前記固定子のスロット側に面するスロット底部の外周壁からスロット側に飛び出した凸部は、前記固定子の隣り合う歯部によって設けられたスロットのスロット開口部から径方向に延長したスロット底部近傍の外周壁の固定子積層方向の任意の位置に設けたことを特徴とする請求項1項及至請求項3項いずれか記載の電動機。
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