JP2005224081A - 巻線絶縁構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、スロット内の各巻線間にV字状絶縁体を設け、絶縁を強化することを目的とする。
【解決手段】本発明による巻線絶縁構造は、スロット(3)内の互いに相の異なる巻線(4,5)間にV字状絶縁体(6)を設けることにより、各巻線(4,5)間の絶縁を強化し、その先端部(6A)をU字状絶縁体(10)の凹部(20)内に係合させることにより位置決めを行う構成である。
【選択図】図1
【解決手段】本発明による巻線絶縁構造は、スロット(3)内の互いに相の異なる巻線(4,5)間にV字状絶縁体(6)を設けることにより、各巻線(4,5)間の絶縁を強化し、その先端部(6A)をU字状絶縁体(10)の凹部(20)内に係合させることにより位置決めを行う構成である。
【選択図】図1
Description
本発明は、巻線絶縁構造に関し、特に、スロット内に巻回される互いに相の異なる第1、第2巻線をV字状絶縁体によって完全に絶縁し、モータ等の特性を向上させるための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種の巻線絶縁構造としては、社内製作のみであるため、特許文献は開示していないが、図3で示されるように構成されていた。
すなわち、図4において符号1で示されるものは複数の磁極2を所定角度間隔で有する輪状鉄心であり、各磁極2、2間にはU字状絶縁体10が設けられた凹状のスロット3が形成されている。
すなわち、図4において符号1で示されるものは複数の磁極2を所定角度間隔で有する輪状鉄心であり、各磁極2、2間にはU字状絶縁体10が設けられた凹状のスロット3が形成されている。
前記磁極2の外周には、ステータコイルである第1、第2巻線4、5が巻回されており、この第1、第2巻線4、5は互いに相が異なると共に、1個のスロット3内で相が異なる第1、第2巻線4、5が、空気層からなる空隙によって形成された絶縁手段6によって互いに絶縁されている。
従来の巻線絶縁構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、スロット内の互いに異なる相の巻線同志が空隙のみを介して接近して配設されているため、十分な絶縁状態を保つことが難しく、絶縁不良となることもあり、信頼性の向上を得ることが困難であった。
すなわち、スロット内の互いに異なる相の巻線同志が空隙のみを介して接近して配設されているため、十分な絶縁状態を保つことが難しく、絶縁不良となることもあり、信頼性の向上を得ることが困難であった。
本発明による巻線絶縁構造は、輪状鉄心の各磁極間に形成されるスロット内にU字状絶縁体を介して巻回される異なる相の第1、第2巻線を互いに絶縁手段を介して絶縁するようにした巻線絶縁構造において、前記絶縁手段は、V字型をなすV字状絶縁体よりなる構成であり、また、前記V字状絶縁体は、樹脂又は紙よりなる構成であり、また、前記V字状絶縁体は、V字型をなすV字状空隙を有する構成であり、また、前記U字状絶縁体の内面に形成された凹部を有し、前記V字状絶縁体の先端部は前記凹部内に係合して位置決めされている構成である。
本発明による巻線絶縁構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、スロット内の各巻線間にV字状絶縁体を設けているため、各巻線間の絶縁が完全となり、大電流を印加した時の各巻線間の絶縁を確実に得ることにより、モータのパワー向上を計ることができる。
すなわち、スロット内の各巻線間にV字状絶縁体を設けているため、各巻線間の絶縁が完全となり、大電流を印加した時の各巻線間の絶縁を確実に得ることにより、モータのパワー向上を計ることができる。
本発明は、スロット内の相の異なる各巻線間にV字状絶縁体を設けることにより、各巻線間の絶縁を確実化し、信頼性の向上、あるいは、パワーアップの実現を得ることができる。
以下、図面と共に本発明による巻線絶縁構造の好適な実施の形態について説明する。尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用いて説明する。
図1において符号1で示されるものは複数の磁極2を所定角度間隔で有する輪状鉄心であり、各磁極2、2間にはU字状絶縁体10が設けられたU状のスロット3が形成されている。
図1において符号1で示されるものは複数の磁極2を所定角度間隔で有する輪状鉄心であり、各磁極2、2間にはU字状絶縁体10が設けられたU状のスロット3が形成されている。
前記各磁極2の外周には、ステータコイルである第1、第2巻線4、5が巻回されており、この第1、第2巻線4、5は互いに相が異なると共に、各巻線4、5間には樹脂又は紙等からなりV字型をなすV字状絶縁体6(絶縁手段)が挿入する状態で設けられている。
前記V字状絶縁体6を各巻線4、5間に設けることにより、各巻線4、5は完全に互いに絶縁された状態となり、このV字状絶縁体10の中にもV字状空隙6aが形成されている。
図2及び図3は図1の他の形態を示すもので、前記U字状絶縁体10の内面に凹部20が形成されており、この凹部20内に前記V字状絶縁体6の先端部6Aが係合していることにより、スロット3内におけるV字状絶縁体6の位置決めを行うことができるように構成されている。尚、本発明は、ステータに限らず、ロータにも適用でき、さらに、回転型だけではなくリニアにも応用できる。
本発明は、モータに限らず、多相の回転機及び回転器に対して幅広く適用することができる。
1 輪状鉄心
2 磁極
3 スロット
4 第1巻線
5 第2巻線
6 V字状絶縁体(絶縁手段)
6a V字状空隙
6A 先端部
10 U字状絶縁体
20 凹部
2 磁極
3 スロット
4 第1巻線
5 第2巻線
6 V字状絶縁体(絶縁手段)
6a V字状空隙
6A 先端部
10 U字状絶縁体
20 凹部
Claims (4)
- 輪状鉄心(1)の各磁極(2)間に形成されるスロット(3)内にU字状絶縁体(10)を介して巻回される異なる相の第1、第2巻線(4,5)を互いに絶縁手段を介して絶縁するようにした巻線絶縁構造において、
前記絶縁手段は、V字型をなすV字状絶縁体(6)よりなることを特徴とする巻線絶縁構造。 - 前記V字状絶縁体(6)は、樹脂又は紙よりなることを特徴とする請求項1記載の巻線絶縁構造。
- 前記V字状絶縁体(6)は、V字型をなすV字状空隙(6a)を有することを特徴とする請求項2記載の巻線絶縁構造。
- 前記U字状絶縁体(10)の内面に形成された凹部(20)を有し、前記V字状絶縁体(6)の先端部(6A)は前記凹部(20)内に係合して位置決めされていることを特徴とする請求項2又は3記載の巻線絶縁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004032460A JP2005224081A (ja) | 2004-02-09 | 2004-02-09 | 巻線絶縁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004032460A JP2005224081A (ja) | 2004-02-09 | 2004-02-09 | 巻線絶縁構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005224081A true JP2005224081A (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=34999281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004032460A Pending JP2005224081A (ja) | 2004-02-09 | 2004-02-09 | 巻線絶縁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005224081A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011072128A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Aichi Elec Co | 電動機 |
JP2017050941A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | スズキ株式会社 | 回転電機 |
-
2004
- 2004-02-09 JP JP2004032460A patent/JP2005224081A/ja active Pending
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