JP5408683B1 - 相場表示プログラム、相場表示装置及び相場表示システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】相場表示プログラムは、ウェブブラウザ上で動作し、商品の過去の相場を表示する相場表示プログラムであって、複数のスレッドにより複数の異なる処理を並列して実行するコンピュータを、商品の過去の相場の表示期間を受け付ける期間受付部241、期間受付部241が受け付けた表示期間に対応する相場データを、他の処理と異なるスレッドを用いてウェブサーバ1から取得し、取得した相場データをウェブブラウザがアクセス可能なコンピュータ上のウェブストレージ231に記憶させる相場データ取得部242、及び相場データ取得部242が取得した相場データに基づいて表示期間に対応する商品のチャートを描画するチャート描画部243、として機能させる。
【選択図】図3
Description
この発明によれば、相場表示プログラムは、ストレージに記憶されている相場データについて、オフラインで取得することができる。また、相場表示プログラムは、ストレージ内の相場データを優先的に取得するので、ネットワークの影響を受けやすいサーバから全ての相場データを取得する場合に比べて迅速に取得することができる。
この発明によれば、相場表示プログラムは、相場データの一部がストレージに記憶されている場合に、ストレージに記憶されていない部分の相場データについてのみサーバから取得するので、サーバへのアクセスをさらに減らし、相場データの取得速度をより向上させることができる。
この発明によれば、相場表示プログラムは、ストレージに記憶されている短周期相場データに基づいて、受け付けた単位期間に対応する相場データを生成するので、サーバにアクセスすることなく、ストレージに記憶されていなかった相場データを取得することができる。
この発明によれば、相場表示プログラムは、商品の売買に係るシミュレーションを行うことができる。また、相場表示プログラムは、チャートの描画が一度行われている期間については、当該期間に対応する相場データをストレージに記憶しているので、オフラインでもシミュレーションを行うことができる。
この発明によれば、一度生成したルールプログラムを再利用することができる。
この発明によれば、矛盾が含まれているルールプログラムによって商品売買のシミュレーションを行うことを防止することができる。
この発明によれば、ユーザが独自に設定したパラメータの指標に基づいてシミュレーションを行うことができる。
この発明によれば、受け付けた表示期間よりも所定期間長い期間の相場データをストレージに記憶させておくことができる。これにより、例えば、ユーザインタフェースを介してチャートの表示期間を変更した場合であっても、ストレージに記憶されている相場データに基づいてチャートを迅速に描画することができる。
これらの発明によれば、第1の態様に係る相場表示プログラムと同等の効果を奏することができる。
[相場表示システムSの概要]
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る相場表示システムSの概要を示す図である。相場表示システムSは、例えば、商品の現在及び過去の相場を表示するためのシステムであり、サーバとしてのウェブサーバ1と、複数の相場表示装置2と、商品の相場を管理する外部サーバ3とを備える。ここで、商品とは、例えば、証券市場、為替市場、及び商品市場等の各種市場で取引される株式、為替、貴金属等の商品である。また、相場とは、各種市場における商品の価格を示すものである。
続いて、ウェブサーバ1の機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係るウェブサーバ1の機能構成図である。
ウェブサーバ1は、記憶部11と、制御部12とを備える。
記憶部11は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等により構成される。記憶部11は、ウェブサーバ1を動作させるための各種プログラムを記憶する。記憶部11は、各種商品の相場データを記憶する。
記憶部11は、複数の単位期間それぞれの相場データを記憶する。
相場データ受信部121は、例えば、外部サーバ3から、複数の商品それぞれの1分足データを含むCSVファイルを受信し、記憶部11に記憶させる。なお、相場データ受信部121は、複数の単位期間それぞれの相場データを取得して記憶部11に記憶させておいてもよいし、単位期間が短い相場データから単位期間が長い相場データを生成し、生成した相場データを記憶部11に記憶させてもよい。例えば、相場データ受信部121は、1分足データから、15分足データや週足データを生成し、生成した15分足データや週足データを記憶部11に記憶させてもよい。
続いて、相場表示装置2の機能構成について説明する。図3は、本実施形態に係る相場表示装置2の機能構成図である。
相場表示装置2は、入力部21と、表示部22と、記憶部23と、制御部24とを備える。
表示部22は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成される。表示部22は、制御部24の制御に応じて、商品の相場に係るチャート、当該相場に係る指標、及び当該相場に係るシミュレーションの結果等の各種画面を表示する。
期間受付部241は、商品の過去の相場の表示期間を受け付ける。具体的には、期間受付部241は、商品の過去の相場の表示期間として開始時間と終了時間とを受け付けるとともに、商品を識別する商品識別情報及び表示期間よりも短い単位期間を受け付ける。図4は、本実施形態に係る商品相場の表示に係るウェブページの一例を示す図である。ウェブページの左側には、図4に示すように、チャートを表示するチャート表示画面が表示されている。また、ウェブページの右側上部には、ルールを表示するルール情報表示画面が表示されている。また、ウェブページの右側下部には、ルールプログラムのソースコードやシミュレーション結果を表示するシミュレーション情報表示画面が表示されている。
「Open Long」ボタンは、買いシグナルを発生させるルールを設定するデータグリッドDGを表示させるためのボタンである。「Open Long」ボタンを押下すると、生成部245は、買いシグナルを発生させるルールに対応するデータグリッドDGを表示させる。
「Shift」は、参照とする相場データや指標の位置を示す値である。
「Canvas」は、ルールに用いるチャートを指定するための項目であり、例えば、チャートを識別するチャート識別情報を入力する。例えば、図5に示されるチャートの左上に表示されている「M0」がチャート識別情報である。
「Symbol」は、ルールに用いる商品を指定するための項目であり、商品識別情報を入力する。
「Time Frm」は、ルールに用いるチャートの単位期間を示す項目である。
「Parameter」は、「Indi Name」において指標が選択された場合に用いられる項目であり、指標のパラメータを入力する。
「Ref Indi No」及び「Ref Indi Sub」は、「Indi Input Type」が「Indicator」である場合に用いられる項目であり、参照する指標に対応する番号を入力する。
また、「Add Empty Rule」アイコンは、「Shift」以外の全てが空のルール(全てがNA)を追加するためのボタンである。この、空のルールは、例えば、計算式に関するルールを追加したり、定数値を用いたルールを追加したりするために用いられる。
「Generate Rules」ボタンは、ルールを生成するためのボタンである。生成部245は、例えば、「Generate Rules」ボタンが押下されると、「Open Long」に対応するデータグリッドDGに入力されたルールに基づいて、「Close Long」、「Open Short」及び「Close Short」に対応するルールを生成する。
例えば、生成部245は、「A>B」というルールと、当該ルールと反対のルール「B>A」とが集約されたルールに含まれているか判定することにより、ルールに矛盾が含まれているか否かの判定を行う。
なお、生成部245は、上述した矛盾を判定する処理を組み合わせてより複雑な判定を行うようにしてもよい。
シミュレーション部246は、「Test」ボタンが押下されると、生成部245が生成したルールプログラムに基づいて、相場データ取得部242が取得した相場データから商品の売買シグナルを生成し、売買のシミュレーションを行う。
続いて、相場表示装置2に係る処理の動作フローについて説明する。図17は、本実施形態に係る相場表示装置2に係る処理の流れを示すフローチャートである。
続いて、相場データ取得部242は、ウェブワーカースレッドを用いて、期間受付部241が受け付けた表示期間に対応する相場データを取得する相場データ取得処理を実行する(S2)。この処理の詳細については、後述する。
続いて、指標描画部244は、複数の指標の少なくともいずれかに係る指標パラメータを受け付け、当該指標パラメータに基づいて指標を描画する(S4、S5)。
続いて、シミュレーション部246は、ルールプログラムに基づいてシミュレーション処理を実行する(S7)。この処理の詳細については、後述する。
続いて、相場データ取得処理の動作フローについて説明する。図18は、本実施形態に係る相場データ取得処理のフローチャートである。
S23において、相場データ取得部242は、ローカル(ウェブストレージ231)に、短周期相場データ、すなわち、期間受付部241が受け付けた単位期間に比べて短い単位期間に係る相場データが保存されているか否かを判定する。相場データ取得部242は、短周期相場データがウェブストレージ231に保存されていると判定した場合(判定がYesの場合)、S24に処理を移す。また、相場データ取得部242は、短周期相場データがウェブストレージ231に保存されていないと判定した場合(判定がNoの場合)、S25に処理を移す。
続いて、ルール生成処理の動作フローについて説明する。図19は、本実施形態に係るルール生成処理のフローチャートである。
続いて、生成部245は、表示部22に表示されているウェブページを介して、ユーザからルールプログラムの生成操作を受け付ける(S62)。
続いて、生成部245は、買いに係るルール及び売りに係るルールを集約し(S63、S64)、ルールプログラムのソースコードを生成する(S65)。
続いて、シミュレーション処理の動作フローについて説明する。図20は、本実施形態に係るシミュレーション処理のフローチャートである。
以上、第1の実施形態によれば、相場表示プログラムは、ウェブブラウザ上で動作し、商品の過去の相場を表示する相場表示プログラムであって、複数のスレッドにより複数の異なる処理を並列して実行するコンピュータ(相場表示装置2)を、商品の過去の相場の表示期間を受け付ける期間受付部241、期間受付部241が受け付けた表示期間に対応する相場データを、他の処理と異なるスレッドを用いてウェブサーバ1から取得し、取得した相場データをウェブブラウザがアクセス可能なコンピュータ上のウェブストレージ231に記憶させる相場データ取得部242、及び相場データ取得部242が取得した相場データに基づいて表示期間に対応する商品のチャートを描画するチャート描画部243、として機能させることを特徴とする。
Claims (9)
- ウェブブラウザ上で動作し、商品の過去の相場を表示する相場表示プログラムであって、
コンピュータを、
前記商品の過去の相場の表示期間を受け付ける期間受付部、
前記期間受付部が受け付けた前記表示期間に対応する相場データをサーバから取得し、取得した相場データを前記ウェブブラウザがアクセス可能な前記コンピュータ上のストレージに記憶させる相場データ取得部、及び
前記相場データ取得部が取得した相場データに基づいて前記表示期間に対応する前記商品のチャートを描画する描画部、
として機能させ、
前記期間受付部は、前記表示期間よりも短い単位期間を受け付け、
前記相場データ取得部は、
前記表示期間に対応する前記相場データの一部が前記ストレージに記憶されている場合、当該一部の相場データを前記ストレージから取得するとともに、前記表示期間に対応する前記相場データのうち、前記ストレージに記憶されていない前記相場データを前記サーバから取得し、
前記期間受付部が受け付けた前記単位期間よりも短い単位期間の相場データである短周期相場データが前記ストレージに記憶されている場合、当該短周期相場データに基づいて、受け付けた前記単位期間に対応する相場データを生成する、
相場表示プログラム。 - 前記相場データ取得部は、前記表示期間に対応する前記商品の相場データが前記ストレージに記憶されている場合、当該相場データを前記ストレージから取得し、前記表示期間に対応する前記商品の相場データが前記ストレージに記憶されていない場合、前記相場データを前記サーバから取得する、
請求項1に記載の相場表示プログラム。 - 前記コンピュータを、
前記相場データと、前記相場データに基づいて生成される複数の指標の少なくともいずれかと、に基づいて、前記商品の相場における前記商品の売買シグナルを生成するルールプログラムを生成する生成部、及び、
前記生成部が生成した前記ルールプログラムに基づいて、前記相場データ取得部が取得した相場データから前記商品の売買シグナルを生成し、売買のシミュレーションを行うシミュレーション部、
としてさらに機能させる請求項1又は2に記載の相場表示プログラム。 - 前記生成部は、生成した前記ルールプログラムを前記ストレージに記憶させ、
前記シミュレーション部は、前記ストレージに記憶されている前記ルールプログラムに基づいて、前記売買のシミュレーションを行う、
請求項3に記載の相場表示プログラム。 - 前記生成部は、生成した前記ルールプログラムに対応するルールに矛盾が含まれているか判定を行う、
請求項3又は4に記載の相場表示プログラム。 - 前記コンピュータを、
前記複数の指標の少なくともいずれかに係る指標パラメータを受け付け、当該指標パラメータに基づいて指標を描画するとともに、当該指標パラメータを前記ストレージに記憶させる指標描画部としてさらに機能させる、
請求項3から5のいずれか1項に記載の相場表示プログラム。 - 前記相場データ取得部は、受け付けた前記表示期間よりも所定期間長い期間の相場データを取得する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の相場表示プログラム。 - ウェブブラウザを備え、商品の過去の相場を表示する相場表示装置であって、
前記ウェブブラウザ上で動作する、
前記商品の過去の相場の表示期間を受け付ける期間受付部と、
前記期間受付部が受け付けた前記表示期間に対応する相場データをサーバから取得し、取得した相場データを前記ウェブブラウザがアクセス可能な前記相場表示装置のストレージに記憶させる相場データ取得部と、
前記相場データ取得部が取得した相場データに基づいて前記表示期間に対応する前記商品のチャートを描画する描画部と、
を備え、
前記期間受付部は、前記表示期間よりも短い単位期間を受け付け、
前記相場データ取得部は、
前記表示期間に対応する前記相場データの一部が前記ストレージに記憶されている場合、当該一部の相場データを前記ストレージから取得するとともに、前記表示期間に対応する前記相場データのうち、前記ストレージに記憶されていない前記相場データを前記サーバから取得し、
前記期間受付部が受け付けた前記単位期間よりも短い単位期間の相場データである短周期相場データが前記ストレージに記憶されている場合、当該短周期相場データに基づいて、受け付けた前記単位期間に対応する相場データを生成する、
相場表示装置。 - サーバと、ウェブブラウザを備えた相場表示装置とを備える相場表示システムであって、
前記サーバは、
商品の過去の相場の表示期間に対応する相場データを送信する相場データ送信部を備え、
前記相場表示装置は、
前記ウェブブラウザで動作する、
前記商品の過去の相場の表示期間を受け付ける期間受付部と、
前記期間受付部が受け付けた前記表示期間に対応する相場データを、取得した相場データを前記ウェブブラウザがアクセス可能な前記相場表示装置のストレージに記憶させる相場データ取得部と、
前記相場データ取得部が取得した相場データに基づいて前記表示期間に対応する前記商品のチャートを描画する描画部と、
を備え、
前記期間受付部は、前記表示期間よりも短い単位期間を受け付け、
前記相場データ取得部は、
前記表示期間に対応する前記相場データの一部が前記ストレージに記憶されている場合、当該一部の相場データを前記ストレージから取得するとともに、前記表示期間に対応する前記相場データのうち、前記ストレージに記憶されていない前記相場データを前記サーバから取得し、
前記期間受付部が受け付けた前記単位期間よりも短い単位期間の相場データである短周期相場データが前記ストレージに記憶されている場合、当該短周期相場データに基づいて、受け付けた前記単位期間に対応する相場データを生成する、
相場表示システム。
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