JP5408327B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
この発明は、任意の周波数および振幅の単相交流電圧に変換して出力するそれぞれの単位インバータの出力端を直列多段接続してなる電力変換装置に関する。
図7は、この種の電力変換装置を3組用いて三相インバータを形成したときの従来例を示す回路構成図である。
この図において、10は1個の二次巻線若しくは複数個の互いに絶縁された二次巻線を有する1台または複数台の変圧器からなる変圧器回路である。また、11〜13,21〜23,31〜33は図8に示す回路構成の単位インバータである。さらに、40は単位インバータを直列多段接続した電力変換装置全体を制御する制御装置であり、単位インバータ11〜13,21〜23,31〜33それぞれを所望の状態に制御する電圧指令又はPWMパルス指令を発生する制御装置である。
この図において、10は1個の二次巻線若しくは複数個の互いに絶縁された二次巻線を有する1台または複数台の変圧器からなる変圧器回路である。また、11〜13,21〜23,31〜33は図8に示す回路構成の単位インバータである。さらに、40は単位インバータを直列多段接続した電力変換装置全体を制御する制御装置であり、単位インバータ11〜13,21〜23,31〜33それぞれを所望の状態に制御する電圧指令又はPWMパルス指令を発生する制御装置である。
図7に示した回路構成では、単位インバータ11,21,31それぞれの出力の1端を互いに接続すると共に、単位インバータ11〜13それぞれの出力端を直列多段接続して三相インバータのU相を形成している。また、単位インバータ21〜23それぞれの出力端を直列多段接続して三相インバータのV相を形成している。さらに、単位インバータ31〜33それぞれの出力端を直列多段接続して三相インバータのW相を形成している。
また、図7に示した変圧器回路10としては、1組の二次巻線を有する三相変圧器9台による構成、3組の互いに絶縁された二次巻線を有する三相変圧器3台による構成、9組の互いに絶縁された二次巻線を有する三相変圧器1台による構成などが用いられる。
図8は、図7に示した単位インバータの回路構成図である。
この単位インバータの主回路はダイオードを三相ブリッジ接続した整流回路RCと、この整流回路RCの出力電圧を平滑するコンデンサCと自己消弧形半導体素子としてのIGBTQ1〜Q4およびダイオードD1〜D4の逆並列回路を単相ブリッジ接続してなるインバータ回路INVとから形成されている。
この単位インバータの主回路はダイオードを三相ブリッジ接続した整流回路RCと、この整流回路RCの出力電圧を平滑するコンデンサCと自己消弧形半導体素子としてのIGBTQ1〜Q4およびダイオードD1〜D4の逆並列回路を単相ブリッジ接続してなるインバータ回路INVとから形成されている。
また、この単位インバータは図7に示した制御装置40からの電圧指令又はPWMパルス指令に基づいたPWM演算若しくは分配演算を行う制御回路CTRを備えている。この制御回路CTRによりIGBTQ1〜Q4それぞれへの駆動信号を生成している。これらの駆動信号はゲート駆動回路GDUによりIGBTQ1〜Q4それぞれへのオン・オフ信号に変換される。
すなわち、この単位インバータでは前記オン・オフ信号に基づくインバータ回路INVのスイッチング動作により、所望の周波数および振幅の単相交流電圧に変換される。
図9は、図8に示した回路構成の単位インバータの組立構造の概念を示す模式的外形図であり、(イ)はその平面図、(ロ)は正面図である。
図9は、図8に示した回路構成の単位インバータの組立構造の概念を示す模式的外形図であり、(イ)はその平面図、(ロ)は正面図である。
この図において、CTR,RC,INV等の記号,名称は、図8に示したものと同じである。図示のように単位インバータは、前面側から整流回路RC、インバータ回路INV、ゲート駆動回路GDUの順に配置されている。また、整流回路RC,インバータ回路INVを形成する半導体素子は図示の冷却フィン上に搭載されている。さらに、単位インバータの前面側の中央には、図7に示した変圧器回路10から受電する交流入力端子101が設けられ、交流入力端子101の両側には、図8に示した「出力1」、「出力2」としての第1の出力端子102、第2の出力端子103がそれぞれ設けられている。また、インバータ回路INVと出力端子102,出力端子103とはそれぞれ第1の配線102a,第2の配線103aにより接続されている。
この図からも明らかなように、この単位インバータを盤内に設置した状態で保守・点検が行えるように、交流入力端子101,第1の出力端子102,第2の出力端子103などの外部への接続端子類は全て前面配置にしている。
また、この出願の発明に関連する先行技術文献としては、下記のものがある。
特開2000−92855号公報(段落0006〜0008、図14〜18)
図10は、図7に示した三相インバータにおいて、図8,9に示した構成の単位インバータを単位インバータ11〜13,21〜23,31〜33として用いたときの盤内の部分配置図である。この図に示すように単位インバータは、それぞれ各相毎に盤内で縦方向に配置され、各単位インバータの出力端子102と出力端子103とをブスバー等の導体201,202,203により接続している。
この図からも明らかなように、単位インバータ11の出力端子102と単位インバータ12の出力端子103との間を接続する導体202、単位インバータ12の出力端子102と単位インバータ13の出力端子103との間を接続する導体202、単位インバータ21の出力端子102と単位インバータ22の出力端子103との間を接続する導体202などが左右方向に渡っている。従って、その配線長が長くなり、その結果、配線材料のコストアップおよび製造工数アップという問題点があった。
この発明の目的は、単位インバータの出力端を直列多段接続してなる電力変換装置において、その直列数に無関係に単位インバータ間の配線をより短くできる電力変換装置を提供することにある。
この第1の発明は、第1と第2の出力端子を備える複数の単位インバータのそれぞれの出力端を直列多段接続してなる電力変換装置であって、多段直列接続され電気的に隣接する2つの単位インバータがそれぞれの第1の出力端子同士で接続される場合、これら2つの単位インバータそれぞれの第1の出力端子を基準としてそれぞれの第2の出力端子から出力される単相交流電圧を、2つの単位インバータ間で、基本波周波数が同一かつ基本波位相が逆極性となるように発生し、多段直列接続され電気的に隣接する2つの単位インバータがそれぞれの第2の出力端子同士で接続される場合、これら2つの単位インバータそれぞれの第2の出力端子を基準としてそれぞれの第1の出力端子から出力される単相交流電圧を、2つの単位インバータ間で、基本波周波数が同一かつ基本波位相が逆極性となるように発生する、ことを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明に係る電力変換装置において、各単位インバータが2レベルの単相インバータであることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1の発明に係る電力変換装置において、各単位インバータが3レベルの単相インバータであることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1の発明に係る電力変換装置において、各単位インバータが3レベルの単相インバータであることを特徴とする。
また、第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれか1つの発明に係る電力変換装置において、各単位インバータが備える第1と第2の出力端子は、それぞれの同一面に配置されていることを特徴とする。
また、第5の発明は、第1〜第4の発明のいずれか1つの発明に係る電力変換装置において、多段直列接続され電気的に隣接する2つの単位インバータがそれぞれの第1の出力端子同士で接続される場合、および多段直列接続され電気的に隣接する2つの単位インバータがそれぞれの第2の出力端子同士で接続される場合、これら2つの単位インバータ間を接続する配線が、直線形状であることを特徴とする。
また、第6の発明は、第1〜第5の発明のうちいずれか1つの発明に係る電力変換装置を3組用いて形成された3相の電力変換装置であることを特徴とする。
さらに、第7の発明は、第1〜第5の発明のうちいずれか1つの発明に係る電力変換装置を複数組用いて形成された多相の電力変換装置であることを特徴とする。
さらに、第7の発明は、第1〜第5の発明のうちいずれか1つの発明に係る電力変換装置を複数組用いて形成された多相の電力変換装置であることを特徴とする。
この発明によれば、前記単位インバータの出力端を直列多段接続するときに、該単位インバータそれぞれの出力電圧極性が切換えられる機能を有することにより、それぞれの単位インバータ間の配線をより短くすることができる。その結果、前記電力変換装置の配線材料のコストダウンおよび製造工数低減が可能になる。
図1は、この発明の第1の実施の形態を示す回路構成図であり、この発明の電力変換装置を3組用いて三相インバータを形成したときの回路構成図である。
この図においては、単位インバータ11と単位インバータ12との間を接続する配線経路、単位インバータ12と単位インバータ13との間を接続する配線経路、単位インバータ21と単位インバータ22との間を接続する配線経路などが、図7に示した従来例構成とは異なっている。また、制御装置40に代えて、制御装置50若しくは制御装置57の何れかを備えている。
この図においては、単位インバータ11と単位インバータ12との間を接続する配線経路、単位インバータ12と単位インバータ13との間を接続する配線経路、単位インバータ21と単位インバータ22との間を接続する配線経路などが、図7に示した従来例構成とは異なっている。また、制御装置40に代えて、制御装置50若しくは制御装置57の何れかを備えている。
図2は、図1に示した三相インバータにおいて、図8,9に示した構成の単位インバータを単位インバータ11〜13,21〜23,31〜33として用いたときの盤内の部分配置図である。この図では、単位インバータ12,22,32の出力電圧の極性を、他の単位インバータとは逆になるように、出力電圧極性を切換えている。そして、単位インバータ11の出力端子102と単位インバータ12の出力端子102とが導体204で接続され、単位インバータ12の出力端子103と単位インバータ13の出力端子103とが導体204で接続されている。また単位インバータ21の出力端子102と単位インバータ22の出力端子102とが導体204で接続され、単位インバータ22の出力端子103と単位インバータ23の出力端子103とが導体204で接続されている。さらに、単位インバータ31の出力端子102と単位インバータ32の出力端子102とが導体204で接続され、単位インバータ32の出力端子103と単位インバータ33の出力端子103とが導体204で接続されている。
この図からも明らかなように単位インバータ11と単位インバータ12との間を接続する導体204、単位インバータ12と単位インバータ13との間を接続する導体204、単位インバータ21と単位インバータ22との間を接続する導体204などが、図10に示した導体202に比して、より短くなっている。すなわち、導体204は、上下に配置された単位インバータの出力端子102または103を直線的に結ぶ長さがあれば良いので、図10に示した導体202に比して、単位インバータの略横幅分の長さを短くすることができる。
図3は、この発明の第1の実施例としての図1に示した制御装置50の詳細回路構成図である。この図は制御装置50から単位インバータを単位インバータ11〜13,21〜23,31〜33へは先述の電圧指令を送出するときの回路構成図である。
また図3は、図1で示した三相インバータにV/f(電圧/周波数)比一定制御を行わせるときの回路構成であり、51は三相インバータの出力周波数を設定する周波数設定器である。52は周波数設定器51で設定された周波数でその振幅が一定の基準三相正弦波を発生する三相正弦波発生器である。53,54,55は三相正弦波発生器52が出力するU相,V相,W相の基準正弦波に周波数設定器51で設定された周波数に比例した値を乗算演算してなる各相の電圧指令値を生成する乗算器である。
図1に示した三相インバータの回路構成からも明らかなように、単位インバータ11〜13それぞれの出力端子間の接続経路をより短くしつつ、単位インバータ11〜13それぞれの出力電圧が互いに加算されるようにするために、単位インバータ12の出力電圧の極性を単位インバータ11,13とは逆にする必要がある。また、単位インバータ21〜23および単位インバータ31〜33についても同様である。
従って、図3に示した極性設定器,乗算器からなる切換回路56a〜56iで形成される極性選択器56では、乗算器53の出力であるU相電圧設定値と同位相の設定値を単位インバータ11,13へ送出し、U相電圧設定値と逆位相の設定値を単位インバータ12へ送出している。同様に、乗算器54の出力であるV相電圧設定値と同位相の設定値を単位インバータ21,23へ送出し、V相電圧設定値と逆位相の設定値を単位インバータ22へ送出している。また、乗算器55の出力であるW相電圧設定値と同位相の設定値を単位インバータ31,33へ送出し、W相電圧設定値と逆位相の設定値を単位インバータ32へ送出している。
図4は、この発明の第2の実施例としての図1に示した制御装置57の詳細回路構成図であり、図3に示した制御装置50と同一機能を有する構成要素には同一符号を付している。さらに、この図は制御装置57から単位インバータ11〜13,21〜23,31〜33へは先述のPWMパルス指令を送出するときの回路構成図である。
すなわち、図4に示す制御装置57では、乗算器53〜55からの前記各相の電圧設定値と、例えば三角波状のキャリア周波数とのPWM演算を行い、この演算結果を各単位インバータへのPWMパルス指令として出力するPWM演算回路58を備えている。
図1に示した三相インバータでは、上述のように単位インバータ11〜13それぞれの出力端子間の接続経路をより短くしつつ、単位インバータ11〜13それぞれの出力電圧が互いに加算されるようにするために、単位インバータ12の出力電圧の極性を単位インバータ11,13とは逆にする必要がある。また、単位インバータ21〜23および単位インバータ31〜33についても同様である。
従って、図4に示した切替スイッチ59a〜59iからなる極性切替器59と、バッファ素子60a,60c,60e,60g,60i,60k,60m,60o,60qおよび切替手段60b,60d,60f,60h,60j,60l,60n,60p,60rからなる極性演算器60とにより、PWM演算回路58の出力であるU相電圧指令と同極性の指令は前記バッファ素子を介して単位インバータ11,13へ送出し、U相電圧指令とは逆極性になるように単位インバータ内の各IGBTへの分配を切替えて、例えば、前記切替手段によりIGBTのQ1とQ2のパルス指令を切替えると共にIGBTのQ3とQ4のパルス指令を切替えて、単位インバータ12へ送出している。
同様に、PWM演算回路58の出力であるV相電圧指令と同極性の指令を単位インバータ21,23へ送出し、V相電圧指令とは逆極性になるようにパルス指令を切替えて単位インバータ22へ送出している。また、PWM演算回路58の出力であるW相電圧指令と同極性の指令を単位インバータ31,33へ送出し、W相パルス指令とは逆極性になるようにパルス指令を切替えて単位インバータ32へ送出している。
なお、図1に示したこの発明の回路構成では、例えば、単位インバータ12の出力電圧の極性を単位インバータ11,13とは逆にしたときの構成であるが、図3または図4に示した回路構成の制御装置を用いることにより、単位インバータ11〜13それぞれの出力端子間の接続経路をより短くするために、単位インバータ11〜13の間でのそれぞれの出力電圧の極性関係は任意に設定できる。また、単位インバータ21〜23および単位インバータ31〜33についても同様である。
図5は、この発明の第2の実施の形態を示す回路構成図であり、この発明の電力変換装置を3組用いて三相インバータを形成したときの回路構成図である。
この図においては、図1に示した単位インバータ11〜13,21〜23,31〜33に代えて、単位インバータ61〜63,71〜73,81〜83を備え、また、制御装置50,57に代えて、図7に示した従来の制御装置40を備えている。
この図においては、図1に示した単位インバータ11〜13,21〜23,31〜33に代えて、単位インバータ61〜63,71〜73,81〜83を備え、また、制御装置50,57に代えて、図7に示した従来の制御装置40を備えている。
図6は、図5に示した単位インバータの回路構成図である。
この単位インバータの主回路はダイオードを三相ブリッジ接続した整流回路RCと、この整流回路RCの出力電圧を平滑するコンデンサCと自己消弧形半導体素子としてのIGBTQ1〜Q4およびダイオードD1〜D4の逆並列回路を単相ブリッジ接続してなるインバータ回路INVとから形成されている。
この単位インバータの主回路はダイオードを三相ブリッジ接続した整流回路RCと、この整流回路RCの出力電圧を平滑するコンデンサCと自己消弧形半導体素子としてのIGBTQ1〜Q4およびダイオードD1〜D4の逆並列回路を単相ブリッジ接続してなるインバータ回路INVとから形成されている。
また、この単位インバータは図5に示した制御装置40からの電圧指令又はPWMパルス指令に基づいたPWM演算若しくは分配演算を行いつつ、入力される指令の極性を選択する切換指令が入力される機能が付加された制御回路CTRaを備えている。この制御回路CTRaによりIGBTQ1〜Q4それぞれへの駆動信号を生成している。これらの駆動信号はゲート駆動回路GDUによりIGBTQ1〜Q4それぞれへのオン・オフ信号に変換される。
すなわち、この単位インバータでは前記オン・オフ信号に基づくインバータ回路INVのスイッチング動作により、所望の周波数および振幅の単相交流電圧に変換される。
なお、図6に示した回路構成の単位インバータの組立構造は、図9に示した従来の外形図とほぼ同じである。
なお、図6に示した回路構成の単位インバータの組立構造は、図9に示した従来の外形図とほぼ同じである。
図5に示した三相インバータの回路構成からも明らかなように、単位インバータ61〜63それぞれの出力端子間の接続経路をより短くしつつ、単位インバータ61〜63それぞれの出力電圧が互いに加算されるようにするために、単位インバータ62の出力電圧の極性を単位インバータ61,63とは逆にする必要がある。また、単位インバータ71〜73および単位インバータ81〜83についても同様である。
すなわち単位インバータ62ではその制御回路CTRaにより、図3に示した極性選択器56又は図4に示した極性切替器59および極性演算器60と同様の構成要素である切換回路若しくはIGBTへのPWMパルス分配の切替手段を用いて、電圧指令に対する極性の設定変更が必要である。また、単位インバータ72および単位インバータ82についても同様の設定変更が必要である。
従って、制御装置40は図3に示した制御装置50における極性選択器56を省略した回路構成、または、図4に示した制御装置57における極性切替器59と極性演算器60とを省略した回路構成である。
なお、図5に示したこの発明の回路構成では、単位インバータ62の出力電圧の極性を単位インバータ61,63とは逆にしたときの構成であるが、図6に示した回路構成の単位インバータを用いることにより、単位インバータ61〜63それぞれの出力端子間の接続経路をより短くするために、単位インバータ61〜63の間でのそれぞれの出力電圧の極性関係は任意に設定できる。また、単位インバータ71〜73および単位インバータ81〜83についても同様である。
さらに、上述の第1,第2の実施の形態では、単位インバータとして2レベルの単相インバータを用いた回路構成で説明を行ったが、例えば,少ない単位インバータの台数でより高電圧を出力するために3レベルの単相インバータを用いたときにも、この発明の手段を用いることで、配線材料のコストダウンおよび製造工数低減が可能になる。
10…変圧器回路、11〜13,21〜23,31〜33…単位インバータ、40,50,57…制御装置、61〜63,71〜73,81〜83…単位インバータ、102,103…出力端子、201〜204…導体。
Claims (7)
- 第1と第2の出力端子を備える複数の単位インバータのそれぞれの出力端を直列多段接続してなる電力変換装置であって、
前記多段直列接続され電気的に隣接する2つの単位インバータがそれぞれの第1の出力端子同士で接続される場合、前記2つの単位インバータそれぞれの第1の出力端子を基準としてそれぞれの第2の出力端子から出力される単相交流電圧を、前記2つの単位インバータ間で、基本波周波数が同一かつ基本波位相が逆極性となるように発生し、
前記多段直列接続され電気的に隣接する2つの単位インバータがそれぞれの第2の出力端子同士で接続される場合、前記2つの単位インバータそれぞれの第2の出力端子を基準としてそれぞれの第1の出力端子から出力される単相交流電圧を、前記2つの単位インバータ間で、基本波周波数が同一かつ基本波位相が逆極性となるように発生する、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 前記単位インバータは、2レベルの単相インバータであることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
- 前記単位インバータは、3レベルの単相インバータであることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
- 前記単位インバータが備える第1と第2の出力端子は、各単位インバータの同一面に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
- 前記多段直列接続され電気的に隣接する2つの単位インバータがそれぞれの第1の出力端子同士で接続される場合、および前記多段直列接続され電気的に隣接する2つの単位インバータがそれぞれの第2の出力端子同士で接続される場合、これら2つの単位インバータ間を接続する配線が、直線形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電力変換装置を3組用いてなることを特徴とする三相の電力変換装置。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電力変換装置を複数組用いてなることを特徴とする多相の電力変換装置。
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