JP5407785B2 - 撮像装置及び画像処理状態判断方法 - Google Patents

撮像装置及び画像処理状態判断方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5407785B2
JP5407785B2 JP2009260326A JP2009260326A JP5407785B2 JP 5407785 B2 JP5407785 B2 JP 5407785B2 JP 2009260326 A JP2009260326 A JP 2009260326A JP 2009260326 A JP2009260326 A JP 2009260326A JP 5407785 B2 JP5407785 B2 JP 5407785B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image processing
light
processing
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009260326A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011109273A (ja
Inventor
英臣 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009260326A priority Critical patent/JP5407785B2/ja
Publication of JP2011109273A publication Critical patent/JP2011109273A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5407785B2 publication Critical patent/JP5407785B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、自動車等の車両等に設置され、撮影した画像の処理を行う機能を有する撮像装置であって、かかる処理が正常に行われているか否かの判断を可能とする撮像装置及び画像処理状態判断方法に関する。
自動車等の車両等に設置される撮像装置であって、CCD、CMOSイメージセンサー等の撮像素子を備えているカメラシステムとして、たとえば、車の運転中の映像を記録するドライブレコーダーが知られている(たとえば、〔特許文献1〕参照)。このドライブレコーダーでは、コスト等の問題から、撮影中、その撮影イメージを確認するようなディスプレイが実装されていないことが一般的である。
そのため、撮影中である運転中などにおいては、正しく撮影できているかどうかを確認することができず、撮影後、メモリ等に記録された映像データを確認することで初めて映像が正しく撮影されたかどうかが分かることとなる。カメラシステムは、事故等が発生した場合の証拠データを収集する目的で使われることがあるため、正しく撮影できなかった場合はその所期の機能を果たせず、大きな問題となる。
そこで、単一色の画像が連続して所定時間撮影されていることを検出することで、ディスプレイを用いることなく、撮影が正常に行われているかどうかを判断可能とする技術が提案されている(たとえば、〔特許文献1〕参照)。なお、受光素子が受光した画像データを用いて所定の光量分布を解析する技術が知られている(たとえば、〔特許文献2〕参照)。
一方、かかる撮像装置であって、かかる撮像素子を備えているとともに、かかる撮像素子で撮影した画像に対する画像処理機能を搭載しているカメラシステムがあり、このようなカメラシステムにおいて、正しく画像処理が実行されないと、やはり、その所期の機能が果たされず問題となる可能性がある。たとえば、かかる画像処理機能が、使用する画像処理パラメータをROM等に記憶しておき、電源起動後にROMデータを読み込むことで、画像処理を実行するようになっている場合、電源起動時の起動不良等により、正常にROMデータが読み込めず、正しく画像処理が実行されないと、その所期の機能が果たされないこととなり得るのである。
ところが、かかる問題を解決するために、上述の、単一色の画像が連続して所定時間撮影されていることを検出するような技術を用いても、この技術では撮影そのものが正常に行われているか否かを判断するに過ぎないため、画像処理が正常に実行されているか否かを判断できない。すなわち、たとえば、画像処理として鏡像処理を行う場合であって撮影そのものは正常に行われている場合にあっては、鏡像処理が正常に実行されていなくとも、単一色の画像が連続して所定時間撮影されていることは検出されないため、異常状態は検出されない。
よって、かかる画像処理機能を有する撮像装置においては、撮影そのものが正常に行われている場合であっても、撮影した画像を表示する手段を用いることなく、画像処理が正常に実行されているか否かを検出する技術が必要である。
本発明は、自動車等の車両等に設置され、撮影した画像の処理を行う機能を有する撮像装置であって、撮影した画像を表示する手段を用いずとも、かかる処理が正常に行われているか否かの判断を可能とする撮像装置及び画像処理状態判断方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、撮像素子と、この撮像素子によって撮影された画像を処理する画像処理手段と、前記撮像素子に光を照射可能な発光素子と、前記発光素子からの光が前記撮像素子に照射されていないときに同撮像素子によって撮影された第1の像と、前記発光素子からの光が前記撮像素子に照射されているときに同撮像素子によって撮影された第2の像との比較に基づいて、前記画像処理手段により前記画像が正常に処理されているか否かの判断を行う画像処理状態判断手段と、前記発光素子からの光が前記撮像素子に非対称に照射されるように、前記発光素子からの光の一部を遮断する光学素子とを有する撮像装置にある。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の撮像装置において、第1の像と第2の像とを記憶する画像記憶手段と、この画像記憶手段によって記憶された第1の像と第2の像との差分を算出する減算手段とを有し、前記画像処理状態判断手段は、前記減算手段によって算出された前記差分に基づいて、前記画像処理手段により前記画像が正常に処理されているか否かを判断することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項または記載の撮像装置において、前記画像処理手段は、前記画像に対して、鏡像処理及び/又は上下反転処理を行うものであることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか1つに記載の撮像装置において、前記画像処理手段は、前記画像に対して、ガンマ処理を行うものであり、前記画像処理状態判断手段は、前記発光素子からの光のみが前記撮像素子に照射されているときの同撮像素子の出力に対してガンマ処理を行った場合のデータとガンマ処理を行わない場合のデータと、前記比較によって得られたデータとを比較して、前記判断を行うことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか1つに記載の撮像装置において、前記画像処理状態判断手段は、第1の像の一部を構成する画素に対応したデータと、第1の像の前記一部に対応する、第2の像の一部を構成する画素に対応したデータとの比較に基づいて、前記判断を行うことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか1つに記載の撮像装置において、前記画像処理状態判断手段は、第1の像と第2の像とに含まれる、前記発光素子からの光と同じ色により、前記判断を行うことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか1つに記載の撮像装置において、前記画像処理状態判断手段は、第1の像と第2の像との輝度又は色差により、前記判断を行うことを特徴とする。
請求項記載の発明は、撮像素子と、この撮像素子によって撮影された画像を処理する画像処理手段と、前記撮像素子に光を照射可能な発光素子と、前記発光素子からの光が前記撮像素子に照射されているときに同撮像素子によって撮影された第1の像と、前記発光素子からの光が前記撮像素子に照射されていないときに同撮像素子によって撮影された第2の像との比較に基づいて、前記画像処理手段により前記画像が正常に処理されているか否かの判断を行う画像処理状態判断手段と、前記発光素子からの光が前記撮像素子に非対称に照射されるように、前記発光素子からの光の一部を遮断する光学素子とを用いる画像処理状態判断方法にある。
本発明は、撮像素子と、この撮像素子によって撮影された画像を処理する画像処理手段と、前記撮像素子に光を照射可能な発光素子と、前記発光素子からの光が前記撮像素子に照射されていないときに同撮像素子によって撮影された第1の像と、前記発光素子からの光が前記撮像素子に照射されているときに同撮像素子によって撮影された第2の像との比較に基づいて、前記画像処理手段により前記画像が正常に処理されているか否かの判断を行う画像処理状態判断手段と、前記発光素子からの光が前記撮像素子に非対称に照射されるように、前記発光素子からの光の一部を遮断する光学素子とを有する撮像装置にあるので、撮影した画像を表示する手段を用いずとも、光学素子によって高精度に形成されるかかる非対称性を用いて撮影した画像の処理が正常に行われているか否かの判断を行うことが可能であり、信頼性を向上し得る撮像装置を提供することができる。
第1の像と第2の像とを記憶する画像記憶手段と、この画像記憶手段によって記憶された第1の像と第2の像との差分を算出する減算手段とを有し、前記画像処理状態判断手段は、前記減算手段によって算出された前記差分に基づいて、前記画像処理手段により前記画像が正常に処理されているか否かを判断することとすれば、撮影した画像を表示する手段を用いずとも、かかる差分の算出によって光学素子からの光の撮像素子への照射状態を抽出し、抽出したかかる照射状態によって撮影した画像の処理が正常に行われているか否かの判断を行うことが可能であり、信頼性を向上し得る撮像装置を提供することができる。
前記画像処理手段は、前記画像に対して、鏡像処理及び/又は上下反転処理を行うものであることとすれば、撮影した画像を表示する手段を用いずとも、撮影した画像の鏡像処理及び/又は上下反転処理が正常に行われているか否かの判断を行うことが可能であり、信頼性を向上し得る撮像装置を提供することができる。
前記画像処理手段は、前記画像に対して、ガンマ処理を行うものであり、前記画像処理状態判断手段は、前記発光素子からの光のみが前記撮像素子に照射されているときの同撮像素子の出力に対してガンマ処理を行った場合のデータとガンマ処理を行わない場合のデータと、前記比較によって得られたデータとを比較して、前記判断を行うこととすれば、撮影した画像を表示する手段を用いずとも、撮影した画像のガンマ処理が正常に行われているか否かの判断を行うことが可能であり、信頼性を向上し得る撮像装置を提供することができる。
前記画像処理状態判断手段は、第1の像の一部を構成する画素に対応したデータと、第1の像の前記一部に対応する、第2の像の一部を構成する画素に対応したデータとの比較に基づいて、前記判断を行うこととすれば、撮影した画像を表示する手段を用いずとも、少ないデータ量により、撮影した画像の処理が正常に行われているか否かの判断を、この判断にかかる負荷や実装規模を抑制しつつ行うことが可能であり、信頼性を向上し得るとともに、かかるデータを記憶する場合にはその記憶容量を低減可能でありコストを抑制可能な撮像装置を提供することができる。
前記画像処理状態判断手段は、第1の像と第2の像とに含まれる、前記発光素子からの光と同じ色により、前記判断を行うこととすれば、撮影した画像を表示する手段を用いずとも、かかる色のみのデータを用いることにより、撮影した画像の処理が正常に行われているか否かの判断を、この判断にかかる負荷や実装規模を抑制しつつ行うことが可能であり、信頼性を向上し得るとともにコストを抑制可能な撮像装置を提供することができる。
前記画像処理状態判断手段は、第1の像と第2の像との輝度又は色差により、前記判断を行うこととすれば、撮影した画像を表示する手段を用いずとも、かかる輝度又は色差により、撮影した画像の処理が正常に行われているか否かの判断を、この判断にかかる負荷や実装規模を抑制しつつ行うことが可能であり、信頼性を向上し得るとともにコストを抑制可能な撮像装置を提供することができる。
本発明は、撮像素子と、この撮像素子によって撮影された画像を処理する画像処理手段と、前記撮像素子に光を照射可能な発光素子と、前記発光素子からの光が前記撮像素子に照射されているときに同撮像素子によって撮影された第1の像と、前記発光素子からの光が前記撮像素子に照射されていないときに同撮像素子によって撮影された第2の像との比較に基づいて、前記画像処理手段により前記画像が正常に処理されているか否かの判断を行う画像処理状態判断手段と、前記発光素子からの光が前記撮像素子に非対称に照射されるように、前記発光素子からの光の一部を遮断する光学素子とを用いる画像処理状態判断方法にあるので、撮影した画像を表示する手段を用いずとも、光学素子によって高精度に形成されるかかる非対称性を用いて撮影した画像の処理が正常に行われているか否かの判断を行うことが可能であり、信頼性を向上し得る画像処理状態判断方法を提供することができる。
本発明を適用した撮像装置のメカ構成を示した概略側面図である。 図1に示した撮像装置の制御ブロック図である。 図1に示した撮像装置に備えられた撮像素子に対する発光素子からの光の照射態様を示した概念図である。 図1に示した撮像装置に備えられた画像処理状態判断手段の制御ブロック図である。 図1に示した撮像装置を用いて実行される画像処理状態判断方法のフローチャートである。 図4に示した画像処理状態判断手段において、鏡像処理が正常に行われているかを判断する場合のフローチャートである。 図1に示した撮像装置に備えられた撮像素子に発光素子からの光の照射が行われているときの画像に対し、鏡像処理が行われている場合の画像の概念図である。 図4に示した画像処理状態判断手段において、上下反転処理が正常に行われているかを判断する場合のフローチャートである。 図1に示した撮像装置に備えられた撮像素子に発光素子からの光の照射が行われているときの画像に対し、上下反転処理が行われている場合の画像の概念図である。 図4に示した画像処理状態判断手段において、ガンマ処理が正常に行われているかを判断する場合に用いられる概念を示した図である。
図1に本発明を適用したカメラシステムである撮像装置のハードウェア構成の概略を示す。この撮像装置100は、自動車等の車両、ビル等の建物等に設置され、撮影した画像の処理を行う機能を有する撮像装置である。撮像装置100は、撮影した画像を目視するためのディスプレイ等の表示装置を備えていない。
撮像装置100は、CMOSイメージセンサーであるイメージセンサー11と、イメージセンサー11を実装したエレキ基板である基板12と、イメージセンサー11に撮像イメージを集光して結像させるための結像素子としてのレンズセル13と、イメージセンサー11に光を照射可能な発光素子としての赤色発光LEDであるLED14と、LED14からの光の一部を遮断する光学素子としてのパターンスリットであるスリット15とを有している。
撮像装置100はまた、イメージセンサー11、基板12、レンズセル13の一部、LED14及びスリット15を内蔵した金属製の筐体16と、基板12に一端を接続され同基板12から筐体16の外部にNTSC出力を行う出力部17と、筐体16の外部に配設され基板12に接続されたLED18と、出力部17の他端を接続されNTSC出力を受け画像を記憶するイメージキャプチャである図示しない記憶装置と、撮像装置100の動作全般を制御する図示しないメモリ等を含む制御部を有している。
なお、筐体16は金属製でなくても良い。撮像装置100は記憶装置を含まないものであっても良い。
図2に、イメージセンサー11、LED14及び基板12上に配設された各機能ブロックを含む制御ブロック図を示す。
イメージセンサー11は、撮像素子としてのCMOSセンサーアレイ19と、CMOSセンサーアレイ19によって撮影された画像を処理する画像処理機能(ISP)を備えた画像処理手段としての画像処理部20とを搭載した、撮像手段としての撮像デバイスであり、撮像データとして、VGAサイズ(640×480)のRGB各8bitの画像データを、毎秒30フレームの速度で出力する。ここで、1フレームは1ページ分の画像を意味する。
CMOSセンサーアレイ19は、VGAサイズの640×480ピクセルを持っている。CMOSセンサーアレイ19は、1フレームを1/30秒で撮影する。
画像処理部20は、画像処理機能として、ガンマ変換、鏡像処理、上下反転処理の各機能を備えている。画像処理部20において各画像処理に用いるパラメータ、すなわち、ガンマテーブル、鏡像処理ON/OFF設定、上下反転処理ON/OFF設定は、設定パラメータである内部画像処理パラメータレジスタ値の設定値としてのパラメータデータ設定値に基づいて制御される。
なお、本形態では、撮像デバイスとしてISP機能を搭載したCMOSイメージセンサーを例として挙げているが、撮像デバイスは、撮像素子としてのCCDイメージセンサーと、画像処理手段としての画像処理モジュールとを備えた構成であってもよい。また、画像処理部20において行う画像処理は、ガンマ処理であるガンマ変換、鏡像処理、上下反転処理に限るものではなく、画像処理部20は他の画像処理を行ってもよい。
基板12上には、画像処理部20において用いるパラメータデータ設定値とされる画像処理パラメータが保管されたフラッシュROMであるEEPROM21と、イメージセンサー11から出力されたVGAサイズ(640×480)のRGB各8bitの画像データを入力されるとともにこの画像データをアナログ出力データに変換しNTSC信号として出力するNTSCエンコーダー22とが配設されている。
基板12上にはまた、イメージセンサー11から出力される、RGBの8bitの各画像データのうち、R8bitの画像データを、フレーム単位で蓄積する画像記憶手段としてのラインバッファであるバッファ23と、バッファ23に蓄積された画像データをチェックするデータチェック手段としてのデータチェックブロック24とが配設されている。
基板12上にはまた、バッファ23とデータチェックブロック24との間に介在した減算器25と、データチェックブロック24からの信号を受けてLED14の発光を制御し、LED14を、CMOSセンサーアレイ19に光を照射可能とするLEDドライバー26と、データチェックブロック24からの信号を受けてイメージセンサー11に対してリセット信号を発行するリセットコントローラ27とが配設されている。
EEPROM21は、電源起動時等に発生するリセット処理時に、イメージセンサー11によって画像処理パラメータがパラメータデータ設定値として読み込まれ、これにより、画像処理部20は、内部画像処理パラメータレジスタ値を更新する。
バッファ23は、イメージセンサー11から出力される、RGBの8bitの各画像データのうち、R8bitの画像データを、フレーム単位で蓄積するが、VGAサイズ(640×480)の、1フレーム全てのR画像を構成するデータを蓄積するわけではなく、図3においてA、B、C、Dで示す4画素に対応する4箇所のデータをサンプリングして蓄積する。バッファ23は図2において符号A、Bで示すA面/B面の2面分の記憶領域を持っており、各面にそれぞれ1フレーム分のデータを蓄積することで、合計2フレーム分のデータを蓄積することが可能となっている。なお、バッファ23は、1フレームの画像を構成する全てのデータを蓄積してもよいし、1フレームの画像を構成する複数のラインを構成するデータを蓄積してもよい。
減算器25は、バッファ23に記憶されている2面分のデータを読み込み、B面のデータからA面のデータを減算し、減算結果をデータチェックブロック24に入力する。
なお、本形態では、VGAサイズの画像を撮影等するようになっているが、VGAサイズに限定されるものではない。また、バッファ23によるサンプリングは、後述する、LED14からの光の、CMOSセンサーアレイ19の配設エリアへの照射の非対称性が、画像処理部20における画像処理の態様に応じて検出されるように行われればよいものであり、本形態の態様でのサンプリングに限らず、他の態様でサンプリングしてもよい。バッファ23の記憶サイズは、サンプリングする箇所に応じて変更されるものである。
データチェックブロック24は、CMOSセンサーアレイ19によって撮影された画像が画像処理部20により正常に処理されているか否かの判断を行う画像処理状態判断手段としての機能を有する。データチェックブロック24は、CMOSセンサーアレイ19によって撮影された画像が画像処理部20により正常に処理されていると判断したときに、LED18に向けて正常動作表示信号を出力する。
画像処理状態判断手段としてのデータチェックブロック24は、図4に示すように、画像処理部20において鏡像処理が正常に行われているか否かを判断する鏡像処理状態判断手段としての鏡像処理チェック手段31と、画像処理部20において上下反転処理が正常に行われているか否かを判断する上下反転処理状態判断手段としての上下反転処理チェック手段32と、画像処理部20においてガンマ処理すなわちガンマ変換処理が正常に行われているか否かを判断するガンマ処理状態判断手段としてのガンマ変換処理チェック手段33と、撮像装置100の出荷時までの事前に取得した、LED14の出力を8段階で変化させつつLED14からの光のみをCMOSセンサーアレイ19に照射しガンマ処理を行ったときの画像データを記憶、保存したバッファ34とを有している。
バッファ34が記憶している画像データはR8bit値であり、この画像データを取得するにあたって、LED14の出力の変化は、LEDD14に印加される電流値によって定まる輝度によって与えられており、バッファ34が記憶している画像データもRの輝度によって与えられている。その他、バッファ23がサンプリングする画像データや、CMOSセンサーアレイ19によって撮影された画像が画像処理部20により正常に処理されているか否かの判断を画像処理状態判断手段として機能するデータチェックブロック24により行うのに用いられるデータも同様に、輝度を基準としている。
図1に示したLED18は、ユーザーに対して撮像装置100が正常動作可能な状態であるかどうかを通知するために設けられたものであって、CMOSセンサーアレイ19によって撮影された画像が画像処理部20により正常に処理されているか否かの、画像処理状態判断手段としてのデータチェックブロック24による判断結果をユーザーに対して報知する報知手段として機能する。
なお、報知手段は、かかる判断結果をユーザーに知らせることが可能であれば、LED18のようにユーザーの視覚に作用するものに限らず、音声通知装置など、ユーザーの聴覚等に作用するものであっても良い。
図2に示したリセットコントローラ27は、データチェックブロック24からの信号を受けたことを、イメージセンサー11に対してリセット信号を発行する条件とするほか、電源起動時には、データチェックブロック24からの信号の有無に関わらず、イメージセンサー11に対してリセット信号を発行する。
LED14は、CMOSセンサーアレイ19への一部エリアへの照射光として使用する。具体的には、LED14は、CMOSセンサーアレイ19に非対称に光を照射するために用いられる。そのため、スリット15は、LED14からの光の一部を遮断し、LED14からの光を、図3に示すように、CMOSセンサーアレイ19の配設エリアに対して上下及び左右に非対称に透過させて照射する。ここで、非対称、とは、画像処理部20において行われる画像処理に応じて定まるものであり、LED14からの光の強度の差が画像処理部20における画像処理前と画像処理後とで検出される場合に、かかる光の照射位置ないし照射態様について生じているものである。かかる強度として、本形態では輝度を採用しているが、色差を採用しても良い。
なお、LED14は、赤色の光をCMOSセンサーアレイ19に照射するが、CMOSセンサーアレイ19に照射する光の色は、赤色に限らず、CMOSセンサーアレイ19が感度を有する色であれば、緑色、青色、赤外等他色であっても良い。バッファ23は、LED14が発光する色に応じて、本形態では赤色の画像データを保存するが、バッファ23が保存する画像データに対応する信号は、LED14の発光する色に応じて、B信号、G信号や、輝度色差信号のY、U、Vや、Y、Cr、Cb信号等であっても良い。
また、LED14は、距離に応じた強度差により、CMOSセンサーアレイ19の配設エリアに対して非対称に光を照射するものであって、CMOSセンサーアレイ19がかかる強度差に感度を有するものであれば、スリット15のような光学素子は不要である。また、光学素子を設ける場合、LED14からの光の一部を遮断し、CMOSセンサーアレイ19の配設エリアに対して非対称に光を照射するものであれば、光学素子はスリットに限らない。光学素子が、LED14からの光の透過性、遮断性を制御可能である場合には、LED14からの光がCMOSセンサーアレイ19に照射されていない状態を形成するときであっても、LED14を発光させた状態とし、LED14からCMOSセンサーアレイ19に向かう光を光学素子で遮断するようにしても良い。
このような構成の撮像装置100は次のように動作する。
動作の前提条件は以下のとおりである。
イメージセンサー11内部の画像処理パラメータレジスタのデフォルト値は、センサーの仕様として、鏡像処理OFF、上下反転処理OFF、ガンマ変換OFF、つまり、入力データをそのまま出力するような設定値となっている。
撮像装置100において、レンズセル13を通すと外部から入射される画像は上下反転されCMOSセンサーアレイ19に入射するため、EEPROM21には、期待する出力画像結果を得るために、画像処理パラメータとして、鏡像処理ON、上下反転処理ONとするパラメータが蓄積されている。また、EEPROM21には、画像処理パラメータとして、ガンマ変換により入出力のデータ値の関係がイコールで無い変換処理を実施するパラメータが蓄積されている。
LED14は、電源起動後は、LEDドライバー26からの発光制御がなされない限りは、発光しない状態となっている。
このような前提条件に基づいて、動作例を、図5を参照しつつ、以下に説明する。
電源起動時には、リセットコントローラ27は、イメージセンサー11に対してリセット信号を発行する(図5(S1))。イメージセンサー11は、リセット信号を受けたら、EEPROM21に、I2Cバスを経由して、リードアクセスを実施し、画像処理パラメータを読み込み、画像処理部20内部の画像処理パラメータレジスタを更新する(図5(S2))。
かりにここでは、画像処理部20は、EEPROM21からの画像処理パラメータの読み込みに失敗しており、内部画像処理パラメータ設定値は、デフォルト設定の、鏡像処理OFF、上下反転処理OFF、ガンマ変換OFFとして画像処理を実施するものとする。
CMOSセンサーアレイ19は、LED14の非発光状態言い換えるとLED14からの光の非被照射状態で撮像を行い、画像処理部20は、この撮像によって得られた画像に対してかかる設定の画像処理を行う。イメージセンサー11は、この画像処理を経ることで得られた第1の像を構成するRGB8bitデータを、NTSCエンコーダー22へ出力するが、そのうちのRデータは、図3に示した1フレーム中A、B、C、Dの4画素のデータを、バッファ23にサンプリングされ、A面の記憶領域に蓄積される(図5(S3))。
データチェックブロック24は、A面の記憶領域へのデータ蓄積が完了したら、LEDドライバー26に対して発光命令を出力し、LEDドライバー26は、発光命令を受けたら、LED14を発光させる(図5(S4))。CMOSセンサーアレイ19は、LED14の発光状態言い換えるとLED14からの光の被照射状態で撮像を行い、画像処理部20は、この撮像によって得られた画像に対してかかる設定の画像処理を行う。
イメージセンサー11は、この画像処理を経ることで得られた第2の像を構成するRGB8bitデータを、NTSCエンコーダー22へ出力するが、そのうちのRデータは、LED14の非発光状態時と同様に、1フレーム中A、B、C、Dの4画素に対応する4箇所のデータとしてサンプリングされ、バッファ23の2面分の記憶領域中の、B面の記憶領域に蓄積される(図5(S5))。なお、LED14の非発光状態でバッファ23にRデータを蓄積したタイミングと、LED14の発光状態でRデータをバッファに蓄積したタイミングとの間隔は、数フレーム以内の非常に短い間隔とされている。よって、レンズアセル13を経てCMOSセンサーアレイ19によって撮影された画像はほぼ同じであるとみなせる。
次に、減算器25は、バッファ23から、B面のデータとA面のデータとを読み込み、B面のデータから、A面のデータを減算し、この減算結果をデータチェックブロック24に入力する。この点、減算器25は、バッファ23によって記憶された第1の像の一部を構成する画素に対応したデータと、第1の像のかかる一部に対応する、第2の像の一部を構成する画素に対応したデータとの差分を算出する減算手段として機能する。
データチェックブロック24は、減算器25から入力されたかかる減算結果をチェックし(図5(S6))、CMOSセンサーアレイ19によって撮影された画像が画像処理部20により正常に処理されているか否かの判断を行う(図5(S7〜S9))。このように、画像処理状態判断手段としてのデータチェックブロック24は、第1の像と第2の像との比較、具体的には、第1の像の一部を構成する画素に対応したデータと、第1の像のかかる一部に対応する、第2の像の一部を構成する画素に対応したデータとの比較、さらに具体的には、B面のデータからA面のデータを減算した結果として得られる第1の像の当該一部と第2の像の当該一部との差分に基づいて、かかる判断を行う。
かかる減算処理は、LED14の点灯時のデータからLED14の非点灯時のデータを減算することで、LED14の純粋な点灯分のデータ値を得るための動作である。したがって、画像処理状態判断手段としてのデータチェックブロック24は、第1の像と第2の像とに含まれる、LED14からの光と同じ色により、かかる判断を行うものとなっている。
画像処理状態判断手段としてのデータチェックブロック24は、鏡像処理チェック手段31により画像処理部20において鏡像処理が正常に行われているか否かを判断、チェックし(図5(S7))、上下反転処理チェック手段32により画像処理部20において上下反転処理が正常に行われているか否かを判断、チェックし(図5(S8))、ガンマ変換処理チェック手段33により画像処理部20においてガンマ処理すなわちガンマ変換処理が正常に行われているか否かを判断、チェックする(図5(S9))。
これらのチェックは、以下のようにして実施される。
・鏡像処理ON/OFFチェック(図5(S7))
鏡像処理のON/OFFチェック方法を、図6、図7を用いて説明する。図6は同チェック方法における処理フローを示したものである。図7は、CMOSセンサーアレイ19から出力される、フレームデータの、鏡像処理がかかっている場合の2パターンのイメージを示したものであり、同図(a)は上下反転処理がかかっていない場合を示しており、同図(b)は上下反転処理がかかっている場合を示している。
画像処理状態判断手段としてのデータチェックブロック24は、鏡像処理チェック手段31において、バッファ23に記憶されている、図7に示すA、B、C、D点に相当するデータ値を、それぞれDa、Db、Dc、Ddとして取得する(図6(S1))。次に、図7(a)に示した鏡像処理ON、上下反転OFFの状態であるかをチェックするために、(|Da−Db|≦α(=32))&(Dc−Dd≧β(=128))が成り立つかどうかをチェックする(図6(S2))。成立する場合は、鏡像処理ONであると判定し、そうで無い場合は、次に、図7(b)に示した鏡像処理ON、上下反転処理ONの状態であることをチェックするために、(Da−Db≧β(=128))&(|Dc−Dd|≦α(=32))が成り立つかどうかをチェックする(図6(S3))。成立する場合は、鏡像処理ONであると判定し、そうで無い場合は、鏡像処理OFFであると判定する。以上のようにして、鏡像処理ON、OFFチェックを実施することが可能である。なお、図6(S2)、図6(S3)の各ステップで用いるα、βの各値は、適宜設定されるものである。
・上下反転処理ON/OFFチェック(図5(S8))
上下反転処理ON/OFFチェックの方法を、図8、図9を用いて説明する。図8は同チェック方法における処理フローを示したものである。図9は、CMOSセンサーアレイ19から出力される、フレームデータの、上下反転処理がかかっている場合の2パターンのイメージを示したものであり、同図(a)は鏡像処理がかかっていない場合を示しており、同図(b)は鏡像処理がかかっている場合を示している。
鏡像処理ON/OFFチェック時と同様に、画像処理状態判断手段としてのデータチェックブロック24は、上下反転処理チェック手段32において、図7に示したA、B、C、D点と同じ図9に示すA、B、C、D点に相当するデータ値を、それぞれDa、Db、Dc、Ddとして取得する(図8(S1))。次に、図9(a)に示した上下反転処理ON、鏡像処理OFFの状態であるかをチェックするために、(|Da−Dc|≦α(=32))&(Db−Dd≧β(=128))が成立するかどうかをチェックする(図8(S2))。成立する場合は、上下反転処理ONであると判定し、そうで無い場合は、次に、図9(b)に示した上下反転処理ON、鏡像処理ONの状態であることをチェックするために、(Da−Dc≧β(=128))&(|Db−Dd|≦α(=32))が成り立つかどうかをチェックする。成立する場合は、上下反転処理ONであると判定し、そうで無い場合は、上下反転処理OFFであると最終決定する。以上のようにして、上下反転処理ON、OFFチェックを実施することが可能である。なお、図8(S2)、図8(S3)の各ステップで用いるα、βの各値は、適宜設定されるものである。
・ガンマ変換処理ON/OFFチェック(図5(S9))
ガンマ変換処理ON/OFFチェックの方法を、図4、図10を用いて説明する。図10は、LED14によって照射された光を受光した画素の、CMOSセンサーアレイ19でキャッチした輝度の測定値と、この値をガンマ変換処理した後の処理値との関係を示したものである。
すでに概略的に述べたが、図4に示したバッファ34には、事前に、LED14が、ある8段階の強度で発光した場合の、ガンマ変換ON時の特定画素すなわち図7、図9に示したA、B、C、D点のRデータ値と、ガンマ変換OFF時の特定画素すなわち図7、図9に示したA、B、C、D点のRデータ値とが参照値として記憶されている。
画像処理状態判断手段としてのデータチェックブロック24は、ガンマ変換処理チェック手段33において、その参照値と、ガンマ変換処理ON/OFFチェックのために取得した、同じ特定画素すなわち図7、図9に示したA、B、C、D点のRデータとを比較し、ガンマ変換ON時の参照値とガンマ変換OFF時の参照値との何れに近い値になっているかで、ガンマ変換がONとなっているかOFFとなっているかを判断する。
画像処理状態判断手段としてのデータチェックブロック24は、ガンマ変換処理チェック手段33において、鏡像処理チェック手段31と、上下反転処理チェック手段32の処理結果を入力されており、これにより、ガンマ変換処理チェック手段33は、LED14の照射光を受けた素子に対応する画素が、図7、図9に示したA、B、C、D点のどれに相当するかを認識する。鏡像処理ON、上下反転処理ONの場合を想定すると、図7(b)、図9(b)を参照して、A点の画素がLED14からの光を受けたR値となることが分かる。
図10に示すように、ある輝度、ここでは輝度7の光がLED14からCMOSセンサーアレイ19に照射されたときに、A点の画素において符号Zで示すR8bitのデータ値が得られた場合、同輝度において、値Zは、ガンマ変換処理していない値Xに比べ、ガンマ変換処理後の値Yの方に近い。よって、この場合、画像処理状態判断手段としてのデータチェックブロック24は、ガンマ変換処理チェック手段33において、ガンマ変換処理が正常にかかっていると判断する。
このように、画像処理状態判断手段としてのデータチェックブロック24は、ガンマ変換処理チェック手段33において、LED14からの光のみがCMOSセンサーアレイ19に照射されているときのCMOSセンサーアレイ19の出力に対してガンマ処理を行った場合のデータ及びガンマ処理を行わない場合のデータと、減算器25によって算出されたデータ、すなわち第1の像の一部である図7、図9に示したA、B、C、D点と第2の像の一部である図7、図9に示したA、B、C、D点との差分のデータとを比較して、ガンマ変換がONとなっているかOFFとなっているかを判断する。
以上のようにして、画像処理状態判断手段としてのデータチェックブロック24は、鏡像処理ON/OFFチェック(図5(S7))、上下反転処理ON/OFFチェック(図5(S8))、ガンマ変換処理ON/OFFチェック(図5(S9))を実施する(図5(S6))のであるが、前提として、画像処理部20は、EEPROM21からの画像処理パラメータの読み込みに失敗しているため、鏡像処理、上下反転処理、ガンマ変換処理が何れも正常に働いていないと判断される。
この結果を得られたら、データチェックブロック24は、LED14の消灯命令を、LEDドライバー26に発行し、LEDドライバー26は、LED14を消灯する(図5(S10))。また、データチェックブロック24は、リセットコントローラ27にリセット発行命令を出し、イメージセンサー11に再度リセット処理が施される(図5(S1))。
リセット後は、再度、電源起動後からの同様の処理を繰り返し実施し、鏡像処理、上下反転処理、ガンマ変換処理が正常に動作するまで繰り返す。
このような処理を継続後、鏡像処理、上下反転処理、ガンマ変換処理が何れも正常に動作することが、画像処理状態判断手段としてのデータチェックブロック24によるチェック(図5(S6〜S9))により確認されたら、データチェックブロック24は、LED消灯命令を発行し、LED14を消灯する(図5(S11))。消灯後は、正常動作状態である旨の信号を出力してLED18を発光させ、同旨を外部に通知し(図5(S12))、撮像装置100の撮影、記録動作が安定して開始される。
制御部は、メモリに、以上述べたようにして、CMOSセンサーアレイ19によって撮影された画像が画像処理部20により正常に処理されているか否かの判断を行う画像処理状態判断方法を、撮像装置100を用いて実行するための画像処理状態判断プログラムを記憶している。この点、制御部ないしメモリは、画像処理状態判断プログラム記憶手段として機能している。かかる画像処理状態判断プログラムは、制御部に備えられたメモリのみならず、半導体媒体(たとえば、ROM、不揮発性メモリ等)、光媒体(たとえば、DVD、MO、MD、CD−R等)、磁気媒体(たとえば、ハードディスク、磁気テープ、フレキシブルディスク等)その他の記憶媒体に記憶可能であり、かかるメモリ、他の記憶媒体は、かかる画像処理状態判断プログラムを記憶した場合に、かかる画像処理状態判断プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒体を構成する。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
たとえば、LED14によって例示された発光素子を、報知手段に用いるようにしても良い。すなわち、画像処理状態判断方法を実行している場合における、発光素子の発光時間、強度等がユーザーにとって視認されるものである場合には、発光素子から照射される光がユーザーに視認されるように撮像装置100を構成すれば、画像処理状態判断方法の終了によって発光素子が発光しなくなったことをもって、画像処理手段による画像処理が正常に行われていることがユーザーに通知されることとすることが可能である。
また、図5(S10)のステップが繰り返して実行された場合など、画像処理手段による画像処理が正常に行われていないとの判断が所定回数行われた場合に、報知手段によって画像処理手段による画像処理が正常に行われていない旨をエラーメッセージとしてユーザーに通知するようにしても良い。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
14 発光素子
15 光学素子
19 撮像素子
20 画像処理手段
23 画像記憶手段
24 画像処理状態判断手段
25 減算手段
100 撮像装置
特開2008−123498号公報 特許第4132619号公報

Claims (8)

  1. 撮像素子と、
    この撮像素子によって撮影された画像を処理する画像処理手段と、
    前記撮像素子に光を照射可能な発光素子と、
    前記発光素子からの光が前記撮像素子に照射されていないときに同撮像素子によって撮影された第1の像と、前記発光素子からの光が前記撮像素子に照射されているときに同撮像素子によって撮影された第2の像との比較に基づいて、前記画像処理手段により前記画像が正常に処理されているか否かの判断を行う画像処理状態判断手段と
    前記発光素子からの光が前記撮像素子に非対称に照射されるように、前記発光素子からの光の一部を遮断する光学素子とを有する撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置において、
    第1の像と第2の像とを記憶する画像記憶手段と、
    この画像記憶手段によって記憶された第1の像と第2の像との差分を算出する減算手段とを有し、
    前記画像処理状態判断手段は、前記減算手段によって算出された前記差分に基づいて、前記画像処理手段により前記画像が正常に処理されているか否かを判断することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または2記載の撮像装置において、
    前記画像処理手段は、前記画像に対して、鏡像処理及び/又は上下反転処理を行うものであることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つに記載の撮像装置において、
    前記画像処理手段は、前記画像に対して、ガンマ処理を行うものであり、
    前記画像処理状態判断手段は、前記発光素子からの光のみが前記撮像素子に照射されているときの同撮像素子の出力に対してガンマ処理を行った場合のデータとガンマ処理を行わない場合のデータと、前記比較によって得られたデータとを比較して、前記判断を行うことを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1つに記載の撮像装置において、
    前記画像処理状態判断手段は、第1の像の一部を構成する画素に対応したデータと、第1の像の前記一部に対応する、第2の像の一部を構成する画素に対応したデータとの比較に基づいて、前記判断を行うことを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか1つに記載の撮像装置において、
    前記画像処理状態判断手段は、第1の像と第2の像とに含まれる、前記発光素子からの光と同じ色により、前記判断を行うことを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか1つに記載の撮像装置において、
    前記画像処理状態判断手段は、第1の像と第2の像との輝度又は色差により、前記判断を行うことを特徴とする撮像装置。
  8. 撮像素子と、
    この撮像素子によって撮影された画像を処理する画像処理手段と、
    前記撮像素子に光を照射可能な発光素子と、
    前記発光素子からの光が前記撮像素子に照射されているときに同撮像素子によって撮影された第1の像と、前記発光素子からの光が前記撮像素子に照射されていないときに同撮像素子によって撮影された第2の像との比較に基づいて、前記画像処理手段により前記画像が正常に処理されているか否かの判断を行う画像処理状態判断手段と、
    前記発光素子からの光が前記撮像素子に非対称に照射されるように、前記発光素子からの光の一部を遮断する光学素子とを用いる画像処理状態判断方法
JP2009260326A 2009-11-13 2009-11-13 撮像装置及び画像処理状態判断方法 Expired - Fee Related JP5407785B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009260326A JP5407785B2 (ja) 2009-11-13 2009-11-13 撮像装置及び画像処理状態判断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009260326A JP5407785B2 (ja) 2009-11-13 2009-11-13 撮像装置及び画像処理状態判断方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011109273A JP2011109273A (ja) 2011-06-02
JP5407785B2 true JP5407785B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=44232310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009260326A Expired - Fee Related JP5407785B2 (ja) 2009-11-13 2009-11-13 撮像装置及び画像処理状態判断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5407785B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6660498B1 (ja) * 2019-02-20 2020-03-11 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 電子機器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0548958A (ja) * 1991-07-25 1993-02-26 Omron Corp 撮像装置の検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011109273A (ja) 2011-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3785520B2 (ja) 電子カメラ
JP2004207896A (ja) 画素欠陥検出補正装置及び画素欠陥検出補正方法
US20080297629A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP2005102177A (ja) 撮像装置、ホワイトバランス制御方法及びホワイトバランス制御プログラム
US9706110B2 (en) Foreign body information detection device and foreign body information detection method of imaging apparatus
JP5407785B2 (ja) 撮像装置及び画像処理状態判断方法
KR100861514B1 (ko) 촬상 장치 및 촬상 방법
JP2012010282A (ja) 撮像装置、露光制御方法及び露光制御プログラム
JP4288954B2 (ja) 欠陥検出回路及び欠陥検出方法
JP3864021B2 (ja) ビデオカメラ
JP2009124309A (ja) 撮像装置
JP2000307940A (ja) 撮像装置
JP6525723B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP4196581B2 (ja) デジタルカメラ
JP2000077637A (ja) 固体電子撮像素子の管理データ記録システムおよび方法ならびに管理データ検出システムおよび方法
JP4654876B2 (ja) 異物検出システム
JP4394470B2 (ja) 撮像装置
JP2001230976A (ja) 画像撮像装置、画像撮像方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4707884B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP3681138B2 (ja) 火災検出装置
JP7048301B2 (ja) 撮影システム、撮影ユニット、情報処理ユニット、撮影ユニットの異常検出方法
JP2001268447A (ja) 撮像装置
JP2008141248A (ja) 撮像装置における自己診断装置
JP4595391B2 (ja) 固体撮像素子の欠陥検出方法
JP4365483B2 (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130917

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131021

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees