JP5407471B2 - リチウムイオン二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、リチウムイオン二次電池に関する。
従来、リチウムイオン二次電池の電極(正極又は負極)の活物質層中に、銀又は銀リチウム合金等の金属粒子を含有させて、活物質層の電子伝導性を向上させ、リチウムイオン二次電池の充放電特性を向上させる技術が知られている(下記特許文献1参照)。
特開平10−270012号公報
金属粒子は、一般的に100℃以上の高温時においても、従来の活物質又は導電助剤に比べて同等以上の高い電子伝導性を有する。そのため、活物質層中に金属粒子を含むリチウムイオン二次電池の温度が異常な高温まで上昇する場合、セパレータのシャットダウン機能が有効に働かず、ハードショートが起こり易い傾向があった。このような理由から、従来の金属粒子を用いたリチウムイオン二次電池では、充放電特性(レート特性及びサイクル特性)と温度上昇時における安全性とを両立させることが困難であった。
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、レート特性、サイクル特性、及び温度上昇時における安全性の全てに優れたリチウムイオン二次電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るリチウムイオン二次電池は、集電体と、集電体上に形成された活物質層と、を有する電極を備え、活物質層が、融点が100〜200℃である絶縁性の有機化合物を含む核粒子と核粒子を被覆する金属膜とを有する複合粒子を含む。
上記本発明では、絶縁性の有機化合物が溶融しない程度の低温下において、表面に金属膜を有する複合粒子が導電体として機能するため、活物質層が複合粒子を含有しないリチウムイオン二次電池に比べて、活物質層の導電性が向上し、レート特性及びサイクル特性が向上する。
また上記本発明では、充放電に伴うリチウムイオン二次電池の過剰な温度上昇によって絶縁性の有機化合物が溶融した場合、溶融した有機化合物が金属膜を破って活物質層の内部に拡散するため、活物質層の内部の抵抗が上昇し、電池内での通電が抑制され、ハードショートが防止される。すなわち、上記本発明では、活物質層が複合粒子を含有しないリチウムイオン二次電池に比べて、温度上昇時における安全性が向上する。なお、以下では、「温度上昇時におけるリチウムイオン二次電池の安全性」を、場合により「安全性」と略す。
絶縁性の有機化合物の融点が100℃未満である場合、サイクル特性が悪化する。絶縁性の有機化合物の融点が200℃より高い場合、充放電に伴うリチウムイオン二次電池の過剰な温度上昇が抑制されず、リチウムイオン二次電池が破裂することがある。しかし、上記本発明では、絶縁性の有機化合物の融点が100〜200℃であるため、これらの不具合を防止できる。
上記本発明では、金属膜が、Au、Ag、Cu、Pt、Ni、Co、Fe及びAlからなる群より選ばれる少なくとも一種を含むことが好ましい。これにより、レート特性及びサイクル特性を向上させ易くなる。
上記本発明では、有機化合物が高分子であることが好ましく、有機化合物がポリエチレン又はポリプロピレンのうち少なくともいずれかであることがより好ましい。これにより、安全性を向上させ易くなる。
上記本発明では、活物質層の厚さをTとするとき、複合粒子の平均粒径がT/18以上T以下であることが好ましい。
複合粒子の平均粒径がT/18未満である場合、充電に伴う電池の温度上昇を抑制する効果が小さくなる傾向がある。複合粒子の平均粒径がTより大きい場合、レート特性を向上させる効果及び安全性を向上させる効果が小さくなる傾向がある。しかし、上記本発明では、複合粒子の平均粒径をT/18以上T以下とすることにより、これらの傾向を抑制することができる。
上記本発明では、金属膜の厚さが20〜200nmであることが好ましい。
金属膜の厚さが20nm未満である場合、サイクル特性を向上させる効果が小さくなる傾向がある。金属膜の厚さが200nmより大きい場合、充電に伴う電池の温度上昇を抑制する効果が小さくなる傾向がある。しかし、上記本発明では、金属膜の厚さを20〜200nmとすることにより、これらの傾向を抑制することができる。
上記本発明では、活物質層中の複合粒子の含有率が、活物質層全体に対して2〜16質量%であることが好ましい。
複合粒子の含有率が2質量%未満である場合、充電に伴う電池の温度上昇を抑制する効果が小さくなる傾向がある。複合粒子の含有率が16質量%より大きい場合、放電容量が小さくなり、またサイクル特性を向上させる効果が小さくなる傾向がある。しかし、複合粒子の含有率を2〜16質量%とすることにより、これらの傾向を抑制することができる。
本発明によれば、レート特性、サイクル特性、及び温度上昇時における安全性の全てに優れたリチウムイオン二次電池を提供することができる。
図1(A)は、本発明の一実施形態であるリチウムイオン二次電池が備える発電要素の模式断面図であり、図1(B)は、複合粒子の概略断面図である。 本発明の一実施形態であるリチウムイオン二次電池の正面図である。 図2に示すリチウムイオン二次電池を図2のX−X線に沿って切断した模式断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な一実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示する比率に限られるものではない。
(リチウムイオン二次電池)
図1〜図3に示すように、リチウムイオン二次電池1は、主として、互いに対向する一対の板状の電極(負極10及び正極20)と、負極10と正極20との間に隣接して配置される板状のセパレータ40と、を備える発電要素60と、リチウムイオンを含む電解質溶液と、これらを密閉した状態で収容するケース50と、負極10に一方の端部が電気的に接続されると共に他方の端部がケース50の外部に突出される負極リード12と、正極20に一方の端部が電気的に接続されると共に他方の端部がケース50の外部に突出される正極リード22とから構成されている。
図1(A)に示すように、正極20は、正極集電体26と、正極集電体26の両面に形成された正極活物質層28と、を備える。また、負極10は、負極集電体16と、負極集電体16の両面に形成された負極活物質層18と、を備える。セパレータ40は、負極活物質層18と正極活物質層28との間に位置している。
正極活物質層28は、正極活物質、バインダー(結着剤)及び複数の複合粒子6を含む。負極活物質層18は、負極活物質及びバインダーを含む。なお、複数の複合粒子6は正極活物質層28中で均一に分散していることが好ましい。これにより本発明の効果が顕著になる。また、後述するように、負極活物質層18が複合粒子6を含んでもよく、正極活物質層28及び負極活物質層18の両層が複合粒子6を含んでもよいが、以下では、正極活物質層28のみが複合粒子6を含む場合について説明する。
図1(B)に示すように、複合粒子6は、核粒子2と、核粒子2を被覆する金属膜4を備える。核粒子2は、融点が100〜200℃である絶縁性の有機化合物を含む。なお、金属膜4は、核粒子2の表面全体を被覆することが好ましい。これにより、正極活物質層28の電子伝導性を向上させ易くなると共に、絶縁性の有機化合物が複合粒子6の外へ過度に溶出することが抑制されるため、本発明の効果を得やすくなる。
本実施形態では、絶縁性の有機化合物が溶融しない程度の低温下において、表面に金属膜4を有する複合粒子6が導電体として機能するため、正極活物質層28が複合粒子6を含有しないリチウムイオン二次電池に比べて、正極活物質層28の電子伝導性が向上し、レート特性及びサイクル特性が向上する。
正極活物質として多用されるリチウムの複合酸化物の電子伝導性は、負極活物質として多用される黒鉛等の炭素材料の電子伝導性より低い傾向がある。そのため、仮に正極活物質層28が複合粒子6を含有しない場合、正極活物質層28の電子伝導性は負極活物質層18の電子伝導性より低くなる傾向がある。しかし、本実施形態では、負極活物質層18より電子伝導性が低い正極活物質層2に複合粒子6を含有させ、正極活物質層2の電子伝導性を向上させることにより、レート特性及びサイクル特性を向上させることが可能となる。
本実施形態では、充放電に伴うリチウムイオン二次電池1の過剰な温度上昇によって絶縁性の有機化合物が溶融した場合、溶融して熱膨張した絶縁性の有機化合物が金属膜4を破って正極活物質層28の内部の間隙に浸透して、正極活物質層28内で相対的に抵抗が高い部位(以下、「シャットダウン部位」と記す。)が形成される。シャットダウン部位の形成によって、正極活物質層28の内部の抵抗が上昇し、電池1内での通電が抑制されるため、電池1の過剰な温度上昇、それに伴うガスの発生及び電池1の破裂又は発火を防止することができる。
絶縁性の有機化合物の融点が100℃未満である場合、正常な温度下での充放電時にも、絶縁性の有機化合物の一部が複合粒子6から溶出する傾向があり、サイクル特性が悪化する。絶縁性の有機化合物の融点が200℃より高い場合、有機化合物が溶解し難く、シャットダウン部位が形成され難いため、充放電に伴う電池1の過剰な温度上昇が抑制されず、電池1が破裂することがある。
金属膜4は、Au、Ag、Cu、Pt、Ni、Co、Fe及びAlからなる群より選ばれる少なくとも一種を含むことが好ましい。これにより、レート特性及びサイクル特性を向上させ易くなる。
有機化合物は高分子であることが好ましい。高分子としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、エチレンアクリル酸共重合体、ポリメタクリル酸エチル(PEMA)、ナイロン12、ポリエステル又はポリウレタン等を用いればよい。
高分子の中でも、ポリエチレン又はポリプロピレンのうち少なくともいずれかを用いることが特に好ましい。これにより、電池1の過剰な温度上昇時に確実にシャットダウン部位が形成され、安全性を向上させ易くなる。
正極集電体26の片面に形成された一層の正極活物質層28の厚さをTとするとき、複合粒子6の平均粒径はT/18以上T以下であることが好ましい。
複合粒子6の平均粒径がT/18未満である場合、充電に伴う電池1の過剰な温度上昇を抑制する効果が小さくなる傾向がある。複合粒子6の平均粒径がTより大きい場合、レート特性を向上させる効果及び安全性を向上させる効果が小さくなる傾向がある。
金属膜4の厚さは20〜200nmであることが好ましい。
金属膜4の厚さが20nm未満である場合、正極活物質層の電子伝導性を向上させる効果が小さくなり、サイクル特性を向上させる効果が小さくなる傾向がある。金属膜4の厚さが200nmより大きい場合、溶融した有機化合物が金属膜4を破り難くなり、シャットダウン部位が形成され難くなるため、充電に伴う電池1の過剰な温度上昇を抑制する効果が小さくなる傾向がある。
正極活物質層28中の複合粒子6の含有率は、正極活物質層28全体に対して2〜16質量%であることが好ましい。
複合粒子6の含有率が2質量%未満である場合、複合粒子6から溶出して正極活物質層へ浸透する有機化合物の量が少なくなり、充電に伴う電池の温度上昇を抑制する効果が小さくなる傾向がある。また、正極活物質層28中の複合粒子6の含有量が少なくなることで、サイクル特性を向上させる効果が小さくなる傾向がある。複合粒子の含有率が16質量%より大きい場合、正極活物質層28中に占める正極活物質の割合が小さくなるため、放電容量が小さくなり、またサイクル特性を向上させる効果が小さくなる傾向がある。
正極活物質は、リチウムイオンの吸蔵及び放出、リチウムイオンの脱離及び挿入(インターカレーション)、又は、リチウムイオンと該リチウムイオンのカウンターアニオン(例えば、PF )とのドープ及び脱ドープを可逆的に進行させることが可能であれば特に限定されず、公知の電極活物質を使用できる。例えば、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、リチウムマンガンスピネル(LiMn)、及び、一般式:LiNiCoMn(x+y+z+a=1、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、0≦a≦1、MはAl、Mg、Nb、Ti、Cu、Zn、Crより選ばれる1種類以上の元素)で表される複合金属酸化物、リチウムバナジウム化合物(LiV)、オリビン型LiMPO(ただし、Mは、Co、Ni、Mn又はFe、Mg、Nb、Ti、Al、Zrより選ばれる1種類以上の元素またはVOを示す)、チタン酸リチウム(LiTi12)等の複合金属酸化物が挙げられる。
正極活物質層28中の正極活物質の含有量は、正極活物質層28全量を基準として77〜96質量%であることが好ましく、81〜95質量%であることがより好ましい。正極活物質2の含有量が77質量%未満であると、含有量が上記範囲内である場合と比較して、エネルギー密度が低下する傾向があり、96質量%を超えると、含有量が上記範囲内である場合と比較して、正極活物質層28と集電体26との接着力が不足してサイクル特性が低下する傾向がある。
負極活物質は、リチウムイオンの吸蔵及び放出、リチウムイオンの脱離及び挿入(インターカレーション)、又は、リチウムイオンと該リチウムイオンのカウンターアニオン(例えば、PF )とのドープ及び脱ドープを可逆的に進行させることが可能であれば特に限定されず、公知の負極活物質を使用できる。このような活物質としては、例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、低温度焼成炭素等の炭素材料、Al、Si、Sn、Si等のリチウムと化合することのできる金属又は合金、SiO(1<x≦2)、SnO(1<x≦2)等の酸化物を主体とする非晶質の化合物、チタン酸リチウム(LiTi12)、TiOが挙げられる。
負極活物質層18中の負極活物質の含有量は、負極活物質層18全量を基準として80〜98質量%であることが好ましく、85〜97質量%であることがより好ましい。活物質の含有量が80質量%未満であると、含有量が上記範囲内である場合と比較して、エネルギー密度が低下する傾向があり、98質量%を超えると、含有量が上記範囲内である場合と比較して、負極活物質層18と集電体16との接着力が不足してサイクル特性が低下する傾向がある。
各活物質層が含有するバインダーとしては、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン系フッ素ゴム(VDF−HFP系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF−HFP−TFE系フッ素ゴム)等のフッ素樹脂・フッ素ゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、芳香族ポリアミド、セルロース、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴム、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体、その水素添加物、スチレン・エチレン・ブタジエン・スチレン共重合体、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、その水素添加物等の熱可塑性エラストマー状高分子、シンジオタクチック1、2−ポリブタジエン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、プロピレン・α−オレフィン(炭素数2〜12)共重合体又は導電性高分子等を用いればよい。
各活物質層中のバインダーの含有量は、活物質層全量を基準として2〜10質量%であることが好ましく、2〜5質量%であることがより好ましい。バインダーの含有量が2質量%未満であると、含有量が上記範囲内である場合と比較して、塗膜強度や活物質層と集電体との密着性が低下して、サイクル特性が劣化する傾向があり、10質量%を超えると、含有量が上記範囲内である場合と比較して、内部抵抗が増加するため電池の特性が劣化する傾向がある。
負極活物質層18又は正極活物質層28は、導電助剤を含有していることが好ましい。導電助剤としては特に限定されず、公知の導電助剤を使用できる。例えば、カーボンブラック類等の炭素材料、銅、ニッケル、ステンレス、鉄等の金属粉、炭素材料及び金属粉の混合物、ITOのような導電性酸化物が挙げられる。
負極集電体16及び正極集電体26は、負極活物質層18及び正極活物質層28への電荷の移動を充分に行うことができる良導体であって、負極集電体の場合はリチウムと合金を作らないもの、正極集電体の場合は腐食しないものであれば特に限定されない。例えば、負極集電体16及び正極集電体26としては、それぞれ銅、アルミニウム等の金属箔が挙げられる。
負極集電体16は、負極リード12の一端に電気的に接続され、図2に示すように、負極リード12の他端がケース50の外部に延びている。また、正極20の正極集電体26は、正極リード22の一端に電気的に接続され、図2に示すように、正極リード22の他端がケース50の外部に延びている。
シール部50に接触する負極リード12の部分には、負極リード12とケース50の金属層との接触を防止するための絶縁体14が被覆され、シール部50に接触する正極リード22の部分には、正極リード22とケース50の金属層との接触を防止するための絶縁体24が被覆されている。また、絶縁体14、24の他の役割は、ケース50の最内層とリード12、22との密着性を向上させることである。
セパレータ40としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン又はポリオレフィンからなるフィルムの積層体や、上記高分子の混合物の延伸膜又は多孔体、或いは、セルロース、ポリエステル及びポリプロピレンからなる群より選択される少なくとも一種の構成材料からなる繊維不織布等が挙げられる。
負極活物質層18又は正極活物質層28の表面のうちセパレータ40に対向する面には、1〜1000nm程度の厚さを有する絶縁層が形成されていてもよい。これにより電極間の短絡を防止できる。絶縁層を構成する物質としては、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化珪素(SiO、1<x≦2)、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化銅、酸化錫(SnO、1<x≦2)が挙げられ、これらを組み合わせて用いてもよい。
電解質溶液(図示せず)はケース50の内部空間に充填され、その一部は、負極10、正極20、及びセパレータ40の内部に含有されている。電解質溶液は、リチウム塩を有機溶媒に溶解した非水電解質溶液が使用される。リチウム塩としては、例えば、LiPF、LiClO、LiBF、LiAsF、LiCFSO、LiCFCFSO、LiC(CFSO、LiN(CFSO、LiN(CFCFSO、LiN(CFSO)(CSO)、LiN(CFCFCO)等の塩が使用される。なお、これらの塩は1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。また、電解質溶液は、高分子等を添加することによりゲル状としてもよい。
リチウム塩を溶解する有機溶媒は、例えば、環状カーボネート類、鎖状カーボネート類、ラクトン類、エステル類などの単独溶媒または混合溶媒を使用することができる。より具体的には、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、及び、ジエチルカーボネート等が好ましく挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を任意の割合で混合して使用してもよい。
ケース50は、図3に示すように、互いに対向する一対のフィルム(第1のフィルム51及び第2のフィルム52)を用いて形成されている。対向して重なるフィルムの縁部は、接着剤又はヒートシールによって封止され、シール部50Aを形成している。
第1のフィルム51及び第2のフィルム52を構成するフィルムは、可とう性を有するフィルムである。これらのフィルムは、可とう性を有するフィルムであれば特に限定されないが、ケースの十分な機械的強度と軽量性とを確保しつつ、ケース50外部からケース50内部への水分や空気の侵入及びケース50内部からケース50外部への電解質成分の逸散を効果的に防止する観点から、発電要素60に接触する高分子製の最内部の層と、最内部の層の発電要素と接する側の反対側に配置される金属層とを少なくとも有することが好ましい。
(リチウムイオン二次電池の製造方法)
上述したリチウムイオン二次電池1は、例えば以下の手順で製造できる。
まず、正極20の製造では、正極活物質、バインダー及び複数の複合粒子6を含む正極用塗料を正極集電体26の両面に塗布し、カレンダーロールにてプレスすることで、正極活物質層28を正極集電体26上に形成する。負極10の製造では、負極活物質及びバインダーを含む負極用塗料を負極集電体16の両面に塗布し、カレンダーロールにてプレスすることで、負極活物質層18を負極集電体16上に形成する。正極用塗料及び負極用塗料には、必要に応じて、導電助剤等を添加してもよい。
次に、負極10と正極20との間にセパレータ40を挟むことにより、発電要素60を形成する。その後、負極10及び正極20それぞれに対して、負極リード12及び正極リード22を接続させる。
次に、重ね合わせた第1のフィルム51及び第2のフィルム52の縁部を、接着剤又はヒートシールによって封止(シール)して、ケース50を作製する。このとき、後工程において発電要素60をケース50中に導入するための開口部を確保するために、一部封止を行わない部分を設けておく。これにより開口部を有した状態のケース50が得られる。
開口部を有した状態のケース50の内部に、負極リード12及び正極リード22が電気的に接続された発電要素60を挿入し、更に電解質溶液を注入する。続いて、負極リード12の一部、及び正極リード22の一部をそれぞれケース50内に挿入した状態で、ケース50の開口部を封止することにより、リチウムイオン二次電池1が完成する。
以上、本発明の好適な一実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、正極活物質層28ではなく、負極活物質18が複合粒子6を含有してもよい。また正極活物質層28と負極活物質層18の両層に複合粒子6を含有させてもよい。いずれの場合も本発明の効果を奏することができる。負極活物質が上記のSiO、SnO、LiTi12又はTiOである場合、負極活物質が上記の炭素材料、金属又は合金である場合に比べて、負極活物質層18の電子伝導性が低下する傾向がある。この場合、負極活物質層18に複合粒子6を含有させることにより、負極活物質層18の電子伝導性を向上させることができる。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[リチウムイオン二次電池の作製]
(実施例1)
実施例1では、以下に示すように、融点が130℃である絶縁性のポリエチレンからなる核粒子と核粒子全体を被覆する金の膜とを有する複合粒子を、正極活物質層に含有させた。表1に示すように、複合粒子の平均粒径は30μmとした。金の膜の厚さは100nmとした。
正極活物質層の作製では、複合粒子:8質量%、正極活物質であるLi(Ni1/3Mn1/3Co1/3)O:42質量%及びLiMn:42質量%、導電助剤であるアセチレンブラック:1.5質量%及びグラファイト:1.5質量%、バインダーであるポリフッ化ビニリデン(PVdF):5質量%、並びに溶媒であるN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を混合、撹拌して、正極用塗料を調製した。
正極集電体であるアルミニウム箔の両面全体に正極用塗料を塗布し、カレンダーロールにてプレスすることにより、正極集電体と、正極集電体の両面全体に形成された正極活物質層とを備える正極を形成した。なお、表1に示すように、カレンダーロール時の圧力及び正極用塗料中の固形分の含有量等を調整することにより、正極集電体の片面に形成された一層の正極活物質層の厚さTを90μmとした。正極集電体の他方の面に形成された正極活物質層の厚さも90μmとした。また、各正極活物質層中の複合粒子の含有率は、正極活物質層全体に対して8質量%に調整した。また、アルミニウム箔の寸法は30.5mm×41.5mmであり、各正極活物質層の寸法はアルミニウム箔の寸法と同様とした。
負極活物質である人造黒鉛:90質量%、導電助剤であるアセチレンブラック:2質量%、バインダーであるPVdF:8質量%、及び溶媒であるN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を混合、撹拌して、負極用塗料を調整した。次に、負極用塗料を、負極集電体である銅箔の両面全体に塗布し、カレンダーロールにてプレスすることにより、負極集電体と、負極集電体の両面全体に形成された負極活物質層とを備える負極を形成した。なお、負極集電体の片面に形成された一層の負極活物質層の厚さは77μmとした。負極集電体の他方の面に形成された負極活物質層の厚さも77μmとした。また、負極活物質層には、複合粒子を含有させなかった。また、銅箔の寸法は30.5mm×41.5mmであり、各負極活物質層の寸法は銅箔の寸法と同様とした。
上記の方法を用いて、5枚の正極及び6枚の負極を作製した。また、10枚のセパレータを準備した。セパレータとしては、32.0mm×43.0mmの寸法を有するポリエチレン製セパレータを用いた。次に、6枚の負極と、5枚の正極とを、間にセパレータを介在させながら交互に積層し、負極/セパレータ/正極/セパレータ/負極/セパレータ/正極/セパレータ/負極/セパレータ/正極/セパレータ/負極/セパレータ/正極/セパレータ/負極/セパレータ/正極/セパレータ/負極の積層構造を有する積層構造体を形成した。そして、積層構造体を構成する各電極にリードを接続して発電要素を得た。
電池のケースであるアルミラミネートフィルム内に上記の発電要素を挿入し、更に電解質溶液を注入した。正極及び負極の各リードの一部をそれぞれケース内に挿入した状態で、ケースの開口部を真空封止することにより、実施例1の評価用セル(リチウムイオン二次電池)を完成させた。なお、電解質溶液としては、PC(プロピレンカーボネート)、EC(エチレンカーボネート)、及びDEC(ジエチルカーボネート)との混合溶媒に1.5MとなるようにLiPFを溶解させたものを用いた。また、実施例1の評価用セルの構造は、セパレータを介して複数の負極及び正極を積層することにより発電要素が形成されていること以外は、図2及び図3に示した電池1の構造と同様とした。
(実施例2〜4)
実施例2では、融点が100℃である絶縁性のポリウレタンからなる核粒子と核粒子全体を被覆する金の膜とを有する複合粒子を、正極活物質層に含有させた。
実施例3では、融点が170℃である絶縁性のポリプロピレンからなる核粒子と核粒子全体を被覆する金の膜とを有する複合粒子を、正極活物質層に含有させた。
実施例4では、融点が200℃である絶縁性の結晶性ポリエステルからなる核粒子と核粒子全体を被覆する金の膜とを有する複合粒子を、正極活物質層に含有させた。
以上の事項以外は実施例1と同様の条件で、実施例2〜4の評価用セルをそれぞれ作製した。
(実施例5〜16)
正極活物質層の厚さT、複合粒子の平均粒径、金の膜の厚さ、及び正極活物質層全体に対する複合粒子の含有率を表1に示す値としたこと以外は、実施例1と同様の条件で、実施例5〜16の評価用セルをそれぞれ作製した。
(比較例1)
正極活物質層に8質量%の複合粒子を含有させず、正極活物質として46質量%のLi(Ni1/3Mn1/3Co1/3)Oと46質量%のLiMnを含有させたこと以外は、実施例1の同様の条件で、比較例1の評価用セルを作製した。
(比較例2)
複合粒子の代わりに、金の膜を備えない核粒子自体を正極活物質層に含有させたこと以外は、実施例1と同様の条件で、比較例2の評価用セルを作製した。
(比較例3)
複合粒子の代わりに、平均粒径が30μmである金の粒子を正極活物質層に含有させたこと以外は、実施例1と同様の条件で、比較例3の評価用セルを作製した。
(比較例4及び5)
比較例4では、融点が80℃である絶縁性のエチレンビニルアセテート(EVA)からなる核粒子と核粒子全体を被覆する金の膜とを有する複合粒子を、正極活物質層に含有させた。
比較例5では、融点が225℃である絶縁性のナイロン6からなる核粒子と核粒子全体を被覆する金の膜とを有する複合粒子を、正極活物質層に含有させた。
以上の事項以外は実施例1と同様の条件で、比較例4及び5の評価用セルをそれぞれ作製した。
[放電容量の評価]
0.2C(25℃で定電流放電を行ったときに5時間で放電終了となる電流値)での定電流放電を行い、電圧が3.0Vになった時点で放電を終了させることにより、実施例1〜16及び比較例1〜5の評価用セルの放電容量(単位:mAh)をそれぞれ測定した。測定結果を表1に示す。放電容量は大きいほど好ましい。
[レート特性の評価]
放電レートを5C(25℃で定電流放電を行ったときに0.2時間で放電終了となる電流値)とした場合における、実施例1〜16及び比較例1〜5の評価用セルの放電容量をそれぞれ測定した。そして、実施例1〜16及び比較例1〜5のレート特性(単位:%)をそれぞれ求めた。なお、レート特性とは、0.2Cでの放電容量を100%とした場合の5Cでの放電容量の比率である。結果を表1に示す。レート特性は大きいほど好ましい。
[サイクル特性の評価]
実施例1〜16及び比較例1〜5の抵抗上昇率(単位:%)をそれぞれ測定した。結果を表1に示す。抵抗上昇率の測定では、まずインピーダンスアナライザー(東陽テクニカ社製、型式:SI 1287、SI 1260)を用いて、測定環境温度25℃、相対湿度60%において1kHzの交流抵抗(mΩ)を測定し、これをサイクル開始前の評価用セルの内部抵抗Rとした。次に、予め、評価用セルに対して、25℃で0.05Cの低レート充放電を行った後に、50℃の環境下で、1C充電で4.2VまでCC充電とCV充電を行った後、1Cで3.0Vまで放電することを1サイクルとし、当該サイクルを100回まで繰り返した。その後、評価用セルの1kHzの交流抵抗(mΩ)を上記のインピーダンスアナライザーを用いて測定し、これを100サイクル後の内部抵抗R100とした。抵抗上昇率は100×(R100−R)/Rで定義される値である。評価用セルの抵抗上昇率が小さいことは評価用セルがサイクル特性に優れていることを意味する。したがって、抵抗上昇率は小さいほど好ましい。
[安全性の評価]
安全性の評価のために過充電試験を行った。過充電試験では、実施例1〜16及び比較例1〜5の評価セルにおいて、予め、25℃で0.05Cの低レート充放電を行った。次に、3Cで10VになるまでCC充電させた後に、セル温度が低下するまでCV充電を行った。以上の過充電試験中、セル温度を測定し、また評価セルにおける異常の有無を調べた。その結果を表1に示す。なお、「セル温度」とは「評価セルの表面の温度」を意味し、表1に示す温度は、過充電試験中のセル温度の最高値である。過充電試験中、評価セルに異常が発生せず、且つセル温度の最高値が低いことは、評価用セルが安全性に優れていることを意味する。セル温度の最高値は、85℃以下であることが好ましく、80℃以下であることがより好ましい。
Figure 0005407471
正極活物質層に複合粒子を含有させなかった比較例1では、各実施例に比べてレート特性が小さいことが確認された。また比較例1では、過充電試験中に評価用セルが発火した。
金の膜を備えない核粒子自体を正極活物質層に含有させた比較例2では、全実施例に比べてレート特性が小さいことが確認された。
複合粒子の代わりに、平均粒径が30μmである金の粒子を正極活物質層に含有させた比較例3では、過充電試験中に評価用セルが破裂した。
融点が80℃である絶縁性のエチレンビニルアセテート(EVA)からなる核粒子と核粒子全体を被覆する金の膜とを有する複合粒子を用いた比較例4では、全実施例に比べて抵抗上昇率が大きいことが確認された。
融点が225℃である絶縁性のナイロン6からなる核粒子と核粒子全体を被覆する金の膜とを有する複合粒子を用いた比較例5では、過充電試験中に評価用セルが破裂した。
以上のように、比較例1〜5では、レート特性、サイクル特性及び安全性の少なくともいずれかが全実施例に劣ることが確認された。換言すれば、融点が100〜200℃である絶縁性の有機化合物を含む核粒子と核粒子を被覆する金の膜とを有する複合粒子を用いた実施例1〜16は、レート特性、サイクル特性及び安全性の全てに優れていることが確認された。
複合粒子の平均粒径がT/18であった実施例5では、複合粒子の平均粒径がT/30であった実施例13に比べて、過充電完了時の評価セルの温度が低いことが確認された。
金の膜の厚さが20nmである実施例8では、金の膜の厚さが10nmである実施例14に比べて抵抗上昇率が小さいことが確認された。金の膜の厚さが200nmである実施例9では、金の膜の厚さが220nmである実施例15に比べて過充電完了時の評価セルの温度が低いことが確認された。
複合粒子の含有率が2質量%である実施例12では、複合粒子の含有率が1質量%である実施例16に比べて、過充電完了時の評価セルの温度が低いことが確認された。複合粒子の含有率が16質量%である実施例10では、複合粒子の含有率が20質量%である実施例11に比べて、放電容量が大きく、抵抗上昇率が小さいことが確認された。
1・・・リチウムイオン二次電池、2・・・核粒子、4・・・金属膜、6・・・複合粒子、10・・・負極、12・・・負極リード、14・・・絶縁体、16・・・負極集電体、18・・・負極活物質層、20・・・正極、22・・・正極リード、24・・・絶縁体、26・・・正極集電体、28・・・正極活物質層、40・・・セパレータ、50・・・ケース、60・・・発電要素、T・・・活物質層の厚さ。

Claims (6)

  1. 集電体と、前記集電体上に形成された活物質層と、を有する電極を備え、
    前記活物質層が、融点が100〜200℃である絶縁性の有機化合物を含む核粒子と前記核粒子を被覆する金属膜とを有する複合粒子を含み、
    前記金属膜の厚さが10〜20nmであるリチウムイオン二次電池。
  2. 前記金属膜が、Au、Ag、Cu、Pt、Ni、Co、Fe及びAlからなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、
    請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
  3. 前記有機化合物が高分子である、
    請求項1又は2に記載のリチウムイオン二次電池。
  4. 前記有機化合物がポリエチレン又はポリプロピレンのうち少なくともいずれかである、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池。
  5. 前記活物質層の厚さをTとするとき、前記複合粒子の平均粒径がT/18以上T以下である、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池。
  6. 前記活物質層中の前記複合粒子の含有率が、前記活物質層全体に対して2〜16質量%である、
    請求項1〜のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池。
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