JP5406261B2 - スパークプラグとその製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の第1の形態は、
軸線方向に延びる中心電極と、軸孔を有し前記中心電極が前記軸孔に設けられる絶縁体と、前記絶縁体を保持する筒状の主体金具と、前記主体金具の先端部に一端部が接続される接地電極と、前記接地電極の他端部に接続されて前記中心電極との間で火花ギャップを形成する電極チップと、を備えるスパークプラグの製造方法であって、
前記主体金具に前記一端部が接続された状態の前記接地電極を、前記接地電極の前記他端部が前記中心電極に近づくように、屈曲させる屈曲工程と、
前記屈曲工程の後に、前記電極チップの一部分が前記接地電極の前記他端部から前記中心電極の側面に向かって突出するように、前記電極チップを、前記他端部の内側の側面に溶接する溶接工程と、
前記火花ギャップを調整するギャップ調整工程と、を備え、
前記ギャップ調整工程では、前記電極チップと前記中心電極との間に、所定サイズのスペーサを配置し、前記電極チップと前記中心電極とを前記スペーサに接触させることで前記火花ギャップの調整を行い、
前記溶接工程では、前記接地電極の内側の側面上で前記電極チップを移動させ、該電極チップを、前記スペーサに押しつけながら前記溶接を行い、
前記ギャップ調整工程は、前記溶接工程と同時に行われる、製造方法である。
この形態の製造方法によれば、接地電極の屈曲の後で、電極チップが接地電極に溶接されるので、中心電極に対する電極チップの位置の調整が容易である。また、接地電極と電極チップとの溶接時に、接地電極と電極チップとが溶融することによって電極チップが接地電極上で滑りやすくなることを利用して、ギャップの距離を適切に調整することができる。更に、ギャップ調整の直後に電極チップが接地電極に固定される。これらの結果、スパークプラグを精度よく製造することができる。
A.第1実施例:
以下、本発明を具体化したスパークプラグの製造方法及びスパークプラグの一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図1,図2、図3を参照して、一例としてのスパークプラグ100の構造について説明する。図1は、スパークプラグ100の部分断面図である。図2は、図1に示す中心電極20の先端部22付近の拡大図である。図3は、スパークプラグ100を軸線Oに沿ってみた説明図である。なお、図1,図2において、スパークプラグ100の軸線Oに沿った方向を図面における上下方向とし、下側をスパークプラグ100の先端側、上側を後端側として説明する。
図7は、スパークプラグ100の組み付け工程の別の実施例を示す説明図である。図5に示す第1実施例との差違は、第1溶接電極E1よりも長さの短い第1溶接電極E1aが利用される点だけである。図7には、溶接電極配置工程と、荷重印加・電圧印加工程とが示されている。他の工程は、第1実施例と同じである。
図8は、上述の各実施例において、治具J1の代わりに利用される治具J2を示す概略図である。治具J1との差違は、この治具J2には、電極チップ95と接触する面に第1凹部R1が設けられ、電極チップ90と接触する面に第2凹部R2が設けられている点だけである。
図9は、荷重印加・電圧印加工程の別の実施例を示す説明図である。図5に示す第1実施例との差違は、第1溶接電極E1に荷重がかけられる代わりに、第1溶接電極E1が、保持部材H1〜H4によって固定される点だけである。この結果、溶接に利用される設備が過剰に複雑になることを抑制できる。なお、スパークプラグ100の組み付けの他の工程は、第1実施例と同じである。また、図7に示す実施例において、第1溶接電極E1aに荷重をかける代わりに、第1溶接電極E1aを固定してもよい。
図10は、荷重印加・電圧印加工程の別の実施例を示す説明図である。図5に示す第1実施例との差違は、第2溶接電極E2に荷重がかけられる代わりに、第2溶接電極E2が、図示しない保持部材によって固定される点だけである。この結果、溶接に利用される設備が過剰に複雑になることを抑制できる。なお、スパークプラグ100の組み付けの他の工程は、第1実施例と同じである。また、図7に示す実施例において、第2溶接電極E2に荷重をかける代わりに、第2溶接電極E2を固定してもよい。
図11は、溶接電極配置工程の別の実施例を示す説明図である。図5に示す第1実施例との差違は、接地電極30(取付ねじ部52)が固定されて第1溶接電極E1が移動する代わりに、第1溶接電極E1が固定されて接地電極30(取付ねじ部52)が移動する点だけである。本実施例では、取付ねじ部52が第2方向PDとは逆の方向に移動することによって、第1溶接電極E1が、接地電極30(先端部31)と向かい合う位置に配置される。この結果、溶接における第1溶接電極E1の位置ズレを抑制し、スパークプラグを精度よく製造することができる。なお、スパークプラグ100の組み付けの他の工程は、第1実施例と同じである。また、図7に示す実施例において、第1溶接電極E1aが固定されて接地電極30(取付ねじ部52)が移動してもよい。いずれの場合も、電極チップ95と治具(例えば、図5の治具J1や、図8の治具J2)とを、接地電極30(取付ねじ部52)と共に移動させてよい。なお、図11では、治具の図示が省略されている。
図12は、チップ・治具、溶接電極配置工程と、荷重印加・電圧印加工程との別の実施例を示す説明図である。図5に示す第1実施例との差違は、2つある。第1の差違は、軸線方向ODが鉛直上向きとなるように、接地電極30の向き(すなわち、主体金具50の向き)が設定される点である。第2の差違は、電極チップ95が第1溶接電極E1に載せられた状態で、第1溶接電極E1とともに先端部31に近づく点である。図示するように、チップ・治具・溶接電極配置工程では、電極チップ95は、第1溶接電極E1に載せられている。特に、第1溶接電極E1は、電極チップ95の先端部31に載るべき部分(第1端部95e1)の全体と接触し、さらに、電極チップ95の先端部31から突出すべき部分(第2端部95e2)の一部と接触している。このように、本実施例では、第1端部95e1に加えて第2端部95e2を支えることが容易である。その結果、電極チップ95を容易に配置することができる。
上述した各実施例では、抵抗溶接によって電極チップ95と接地電極30とを接合している。これに対して、電極チップ95と接地電極30との接合は、レーザ溶接によって行うこととしてもよい。図13は、レーザ溶接によって電極チップ95と接地電極30とを接合する手順を示す説明図である。本実施例では、例えば、第1実施例と同様に、金具接合工程、絶縁碍子保持工程、曲げ工程、および、チップ・治具配置工程を行う。チップ・治具配置工程によって、電極チップ95が先端部31の上に配置され、更に、治具J1が、電極チップ95と電極チップ90との間に配置されると、本実施例では、この状態で、レーザ溶接工程を行う。なお、図13に示したレーザ溶接工程における斜視図では、治具J1の図示が省略されている。このレーザ溶接工程では、接地電極30の上面において、接地電極30と電極チップ95とが接触する境界部分にレーザ溶接を施す。そうすると、図14および図15に示すように、電極チップ95が、接地電極30の先端部31に接合されることになる。図14には、接地電極30をその上面側から見た図であり、図15は、中心電極20側から接地電極30を見た図である。これらの図に示すように、接地電極30の上面において接地電極30と電極チップ95とが接触する境界部分にレーザ溶接を施すと、この境界部分に、接地電極30と電極チップ95とが溶け合った溶融部70が形成される。以上で説明したように、電極チップ95を接地電極30にレーザ溶接することでも、火花放電間隙Gの距離を適切に調整することができる。
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
図16は、溶接電極配置工程と、チップ・治具配置工程と、荷重印加・電圧印加工程との変形例を示す説明図である。図5に示す第1実施例との差違は、大きく2つある。第1の差違は、絶縁碍子10を主体金具50に組み付ける前に、電極チップ95の溶接を行っている点である。本変形例では、図4の手順における絶縁碍子保持工程がスキップされる。そして、電極チップ95が接地電極30に溶接された後で、絶縁碍子保持工程が実行される(図示省略)。第2の差違は、溶接電極配置工程の後に、チップ・治具配置工程を実行している点である。
スパークプラグ100の製造の手順としては、上述の各実施例の手順に限らず、種々の手順を採用可能である。例えば、接地電極30の屈曲を、接地電極30を主体金具50に接続する前に行っても良い。また、電極チップ95の溶接前に、治具(例えば、図5の治具J1や、図8の治具J2や、図16の治具J3)を利用して、火花放電間隙Gの距離GDを調整してもよい。また、溶接時に軸線方向ODが鉛直方向と交差するように、接地電極30の向き(すなわち、主体金具50の向き)を設定してもよい。
上述の各実施例において、中心電極20に接続された電極チップ90を省略し、中心電極20を、電極チップ95の先端と対向する位置まで延長してもよい。ただし、融点の高い貴金属(例えば、Pt、Ir、Rh)を用いて形成された電極チップ90を利用すれば、耐火花消耗性を高めることができる。
図6に示す実施例において、第1溶接電極E1は、電極チップ95の先端部31から突出している部分(第2端部95e2)と接触しなくてもよい。いずれの場合も、第1溶接電極E1は、電極チップ95が溶接されるべき位置を挟んで接地電極30と向かい合う位置に配置され、そして、溶接のために第1溶接電極E1と接地電極30とが電極チップ95を挟むことが好ましい。こうすれば、第1溶接電極E1を利用して電極チップ95を接地電極30に向かって押しつけることができる。さらに、第1溶接電極E1は、電極チップ95の先端部31に載っている部分(第1端部95e1)の少なくとも一部と、電極チップ95の先端部31から突出している部分(第2端部95e2)の少なくとも一部との、両方と接触することが好ましい。こうすれば、抵抗溶接時に、電極チップ95を突出方向に滑らせることができる。これらは、他の実施例等(例えば、図7、図12に示す実施例や、図16に示す変形例)についても、同様である。
上述の各実施例において、第1溶接電極の接近方向としては、第2方向PDとは逆の方向や第1方向EDに限らず、種々の方向を採用可能である。一般には、軸線方向ODと交差する種々の方向から、第1溶接電極を、接地電極30(先端部31)と向かい合う位置に移動させることができる。ここで、接近方向が、接地電極30の先端部31の延びる方向(上述の各実施例では第1方向ED)と交差すれば、第1溶接電極が中心電極20と接触することを抑制できる。
上述の各実施例において、スパークプラグ100の構成としては、図1〜図3に示す構成に限らず、種々の構成を採用可能である。例えば、接地電極30の先端部31の延びる方向(第1方向ED)が、軸線方向ODと垂直でなくてもよい。この場合も、第1溶接電極E1、E1aと、第2溶接電極E2とで、接地電極30と電極チップ95とを挟むことによって、溶接を行えばよい。また、接地電極30の断面形状が矩形以外の形状(例えば、円や多角形)であってもよい。いずれの場合も、接地電極の一端を主体金具に接続し、他端が中心電極に近づくように接地電極を屈曲させ、そして、電極チップを、接地電極の他端における屈曲の内側の側面に溶接することが好ましい。こうすれば、スパークプラグの完成後に電極チップが他の部材と接触することが、電極チップの外側に配置された接地電極によって避けられるので、電極チップの脱落を抑制できる。なお、接地電極の屈曲の内側の側面は、最も内側の部分に限らず、中心電極から見える部分を含んでいる。すなわち、接地電極の他端よりも上側(軸線方向ODとは逆の方向)の中心電極から見える部分に、電極チップを溶接してもよい。
上述の各実施例において、電極チップ95の移動を制限する第1制限部の構成としては、図8に示す第1凹部R1の壁W1a、W1bに限らず、種々の構成を採用可能である。例えば、壁W1a、W1bと同様に電極チップ95の側面と接触する凸部を、図5に示す治具J1に設けても良い。このような凸部は、電極チップ95の側面との接触によって、軸線方向ODと第1方向EDとのいずれとも垂直な方向(例えば、第2方向PD)への電極チップ95の移動を制限できる。同様に、スペーサの移動を制限する第2制限部の構成としても、図8に示す第2凹部R2の壁W2a、W2bに限らず、種々の構成を採用可能である。例えば、矩形の溝や凸部を第2制限部として採用してもよい。また、電極チップと中心電極との間に配置されるスペーサの材料としては、電気的な絶縁体(例えば、セラミック)に限らず、種々の材料を採用可能である。例えば、カーボン焼結体を採用してもよい。ただし、電気的な絶縁体を採用すれば、抵抗溶接に起因する意図しない電流が中心電極に流れることを抑制できる。
4…シール体
5…ガスケット
6…リング部材
8…板パッキン
9…タルク
10…絶縁碍子
12…軸孔
13…脚長部
15…段部
17…先端側胴部
18…後端側胴部
19…鍔部
20…中心電極
21…母材
22…先端部
25…芯材
30…接地電極
31…先端部
31e…端
32…基端部
33…内面
34…外面
35…屈曲部
40…端子金具
50…主体金具
51…工具係合部
52…取付ねじ部
53…加締部
54…シール部
55…座面
56…段部
57…先端面
58…座屈部
59…首
90…電極チップ
95…電極チップ
100…スパークプラグ
200…金具組立体
95e1…第1端部
95e2…第2端部
O…軸線
G…火花放電間隙
e11、e1a1…一端部
e12、e1a2…他端部
OD…軸線方向
J1〜J3…治具
E1、E1a…第1溶接電極
E2…第2溶接電極
H1〜H4…保持部材
R1…第1凹部
R2…第2凹部
W1a、W1b、W2a、W2b…壁
Claims (15)
- 軸線方向に延びる中心電極と、軸孔を有し前記中心電極が前記軸孔に設けられる絶縁体と、前記絶縁体を保持する筒状の主体金具と、前記主体金具の先端部に一端部が接続される接地電極と、前記接地電極の他端部に接続されて前記中心電極との間で火花ギャップを形成する電極チップと、を備えるスパークプラグの製造方法であって、
前記主体金具に前記一端部が接続された状態の前記接地電極を、前記接地電極の前記他端部が前記中心電極に近づくように、屈曲させる屈曲工程と、
前記屈曲工程の後に、前記電極チップの一部分が前記接地電極の前記他端部から前記中心電極の側面に向かって突出するように、前記電極チップを、前記他端部の内側の側面に溶接する溶接工程と、
前記火花ギャップを調整するギャップ調整工程と、を備え、
前記ギャップ調整工程では、前記電極チップと前記中心電極との間に、所定サイズのスペーサを配置し、前記電極チップと前記中心電極とを前記スペーサに接触させることで前記火花ギャップの調整を行い、
前記溶接工程では、前記接地電極の内側の側面上で前記電極チップを移動させ、該電極チップを、前記スペーサに押しつけながら前記溶接を行い、
前記ギャップ調整工程は、前記溶接工程と同時に行われる
スパークプラグの製造方法。 - 請求項1に記載の製造方法であって、
前記溶接工程では、前記電極チップと前記接地電極との溶接を、抵抗溶接によって行い、
前記溶接工程は、
第1溶接電極を前記電極チップに接触させ、第2溶接電極を前記接地電極に接触させることによって、前記電極チップと前記接地電極とを、前記第1溶接電極と前記第2溶接電極とで挟む工程と、
前記電極チップと前記接地電極とが互いに押し合うように荷重をかける工程と、
前記荷重がかけられた状態で、前記第1溶接電極と前記第2溶接電極との間に電圧を印加する工程と、
を含む、製造方法。 - 請求項2に記載の製造方法であって、
前記挟む工程では、前記第1溶接電極は、前記電極チップの、前記接地電極と対向する部分と、前記接地電極から突出している部分との両方と接触する、
製造方法。 - 請求項2または3に記載の製造方法であって、
前記荷重をかける工程は、前記第1溶接電極に向かう荷重を前記第2溶接電極にかける工程を含む、
製造方法。 - 請求項2から4までのいずれか一項に記載の製造方法であって、
前記荷重をかける工程は、前記第2溶接電極に向かう荷重を前記第1溶接電極にかける工程を含む、
製造方法。 - 請求項2から5までのいずれか一項に記載の製造方法であって、
前記第1溶接電極は棒状の電極であり、
前記挟む工程は、
前記第1溶接電極の両端の間の部分を前記電極チップに接触させる工程と、
前記第1溶接電極の両端を保持する工程と、
を含む、製造方法。 - 請求項2から6までのいずれか一項に記載の製造方法であって、
前記第1溶接電極は棒状の電極であり、
前記挟む工程は、
前記第1溶接電極の一端を前記電極チップに接触させる工程と、
前記第1溶接電極の他端を保持する工程と、
を含む、製造方法。 - 請求項2から7までのいずれか一項に記載の製造方法であって、
前記溶接工程は、さらに、
前記第1溶接電極を前記接地電極に対して相対的に移動させることによって、前記接地電極の前記電極チップが溶接されるべき位置と向かい合うように、前記第1溶接電極を配置する工程を含み、
前記第1溶接電極を配置する工程は、前記軸線方向と交差する方向から、前記接地電極と向かい合う位置へ、前記第1溶接電極を相対的に移動させる工程を含む、
製造方法。 - 請求項8に記載の製造方法であって、
前記軸線方向と交差する方向は、さらに、前記接地電極の前記他端部の延びる方向と交差する、
製造方法。 - 請求項8に記載の製造方法であって、
前記屈曲工程では、前記絶縁体を保持する前の前記主体金具に前記一端部が接続された状態の前記接地電極を屈曲させ、
前記軸線方向と交差する方向は、前記接地電極の前記他端部の延びる方向と同じである、
製造方法。 - 請求項8から10までのいずれか一項に記載の製造方法であって、
前記第1溶接電極を配置する工程は、
前記接地電極を固定する工程と、
前記軸線方向と交差する方向から、前記接地電極と向かい合う前記位置へ、前記第1溶接電極を移動させる工程と、
を含む、製造方法。 - 請求項8から10までのいずれか一項に記載の製造方法であって、
前記第1溶接電極を配置する工程は、
前記第1溶接電極を固定する工程と、
前記軸線方向と交差する方向から前記接地電極と向かい合う前記位置へ前記第1溶接電極が相対的に移動するように、前記接地電極を移動させる工程と、
を含む、製造方法。 - 請求項1から12までのいずれか一項に記載の製造方法であって、さらに、
前記軸線方向が鉛直下向きである状態で前記溶接工程が行われるように、前記接地電極の向きを設定する工程を含む、
製造方法。 - 請求項1から12までのいずれか一項に記載の製造方法であって、さらに、
前記軸線方向が鉛直上向きである状態で前記溶接工程が行われるように、前記接地電極の向きを設定する工程を含む、
製造方法。
製造方法。 - 請求項1から14までのいずれか一項に記載の製造方法によって製造されたスパークプラグ。
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