JP5405357B2 - 半導体照明調光装置および集積回路 - Google Patents

半導体照明調光装置および集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、半導体照明調光装置および集積回路に関する。
従来より、発光ダイオードや有機EL(Electro Luminescence)といった半導体照明を調光する、半導体照明調光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
半導体照明調光装置は、例えば、周波数固定PWM(Pulse Width Modulation)スイッチング降圧チョッパー回路(同期整流方式を含む)を備えており、外部に設けられた調光器から出力される調光信号に応じてスイッチング降圧チョッパー回路のスイッチ素子を制御することで、半導体照明に流れる電流を制御して、半導体照明を調光する。半導体照明に流れる電流を制御する方法としては、例えば、半導体照明に流れる電流を検出し、検出結果をフィードバックして行う定電流制御がある。
特開2009−123681号公報
従来の半導体照明調光装置では、半導体照明に流れる電流を減少させることで、半導体照明の調光レベルを高くする(暗くする)と、効率が低下してしまう場合があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、半導体照明の調光レベルを高くする(暗くする)場合における効率の低下を抑制できる半導体照明調光装置および集積回路を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1) 本発明は、調光器から出力される調光信号に応じてスイッチ素子を制御することで、半導体照明に流れる電流を制御する半導体照明調光装置であって、前記調光信号のオン幅が広くなるに従って、前記半導体照明に流れる電流を減少させる電流制御手段と、前記調光信号のオン幅が広くなるに従って、前記スイッチ素子のスイッチング周波数を直線状に低下させる周波数制御手段と、を備えることを特徴とする半導体照明調光装置を提案している。
この発明によれば、調光器から出力される調光信号に応じてスイッチ素子を制御することで、半導体照明に流れる電流を制御する半導体照明調光装置に、電流制御手段および周波数制御手段を設けた。そして、電流制御手段により、調光信号のオン幅が広くなるに従って、半導体照明に流れる電流を減少させることとした。また、周波数制御手段により、調光信号のオン幅が広くなるに従って、スイッチ素子のスイッチング周波数を直線状に低下させることとした。
このため、調光信号のオン幅が広くなるに従って、半導体照明に流れる電流が減少する。これによれば、調光信号のオン幅が広くなるに従って、調光レベルを高くする(暗くする)ことができる。
また、調光信号のオン幅が広くなるに従って、スイッチ素子のスイッチング周波数が直線状に低下する。これによれば、調光レベルを高くする(暗くする)に従って、スイッチ素子におけるスイッチング損失が減少するので、半導体照明調光装置において、調光レベルを高くする(暗くする)場合における効率の低下を抑制できる。
(2) 本発明は、(1)の半導体照明調光装置について、前記調光信号のオン幅が予め定められた幅より広ければ、前記調光信号のオン幅の期間では前記スイッチ素子のスイッチングを停止させる間欠発振制御手段を備えることを特徴とする半導体照明調光装置を提案している。
この発明によれば、(1)の半導体照明調光装置に、間欠発振制御手段を設けた。そして、調光信号のオン幅が予め定められた幅より広ければ、間欠発振制御手段により、調光信号のオン幅の期間ではスイッチ素子のスイッチングを停止させることとした。
このため、調光信号のオン幅が予め定められた幅より広ければ、調光信号のオフ幅の期間では、スイッチ素子のスイッチングが調光信号に応じて行われ、調光信号のオン幅の期間では、スイッチ素子のスイッチングが停止されることとなる。すなわち、調光信号のオン幅が予め定められた幅より広くなると、調光信号に同期した間欠発振が行われることとなり、間欠発振が行われていない場合と比べて、半導体照明に流れる電流が減少することとなる。したがって、間欠発振を行うための手段が設けられていない場合と比べて、半導体照明に流れる電流の下限値を減少させることができ、調光できる範囲を広くすることができる。
ここで、抵抗に電流が流れると、電流に比例した電圧が抵抗の両端に生じるので、抵抗の両端電圧を測定すれば、抵抗に流れる電流を検出することができる。そこで、上述の特許文献1に示されているような従来の半導体照明調光装置では、例えば、半導体照明に抵抗を直列に接続し、抵抗の両端電圧を測定することで半導体照明に流れる電流を検出し、検出結果を用いて半導体照明に流れる電流を制御していた。この従来の半導体照明調光装置によれば、抵抗の両端電圧がある程度高くないと電流可変の最低値を確保できないため、半導体照明に流れる電流の下限値を減少させるためには、抵抗の抵抗値を所定値以上にする必要があった。ところが、抵抗の抵抗値を所定値以上にすると、抵抗での電力損失が増大してしまうため、効率が低下してしまう場合があった。これに対して、(2)の半導体照明調光装置によれば、上述のように間欠発振制御手段を備えるため、抵抗の抵抗値を大きくすることなく、半導体照明に流れる電流の下限値を減少させることができる。このため、抵抗での電力損失を減少させることができ、効率を改善できる。
(3) 本発明は、(1)の半導体照明調光装置について、前記調光信号に基づいて制御信号を生成する周波数変換手段を有し、前記調光信号のオン幅が予め定められた幅より広ければ、当該制御信号のオン幅の期間では前記スイッチ素子のスイッチングを停止させる間欠発振制御手段を備え、前記周波数変換手段は、前記調光信号の周波数を予め定められた周波数まで上昇させたものを、前記制御信号とすることを特徴とする半導体照明調光装置を提案している。
この発明によれば、(1)の半導体照明調光装置に、間欠発振制御手段を設け、この間欠発振制御手段に、調光信号に基づいて制御信号を生成する周波数変換手段を設けた。そして、周波数変換手段により、調光信号の周波数を予め定められた周波数まで上昇させたものを、制御信号とすることとした。また、間欠発振制御手段により、調光信号のオン幅が予め定められた幅より広ければ、制御信号のオン幅の期間ではスイッチ素子のスイッチングを停止させることとした。
このため、調光信号の周波数を予め定められた周波数まで上昇させたものが、制御信号として調光信号とは別に生成される。そして、調光信号のオン幅が予め定められた幅より広ければ、制御信号のオフ幅の期間では、スイッチ素子のスイッチングが調光信号に応じて行われ、制御信号のオン幅の期間では、スイッチ素子のスイッチングが停止されることとなる。すなわち、調光信号のオン幅が予め定められた幅より広くなると、制御信号に同期した間欠発振が行われることとなり、間欠発振が行われていない場合と比べて、半導体照明に流れる電流が減少することとなる。したがって、間欠発振を行うための手段が設けられていない場合と比べて、半導体照明に流れる電流の下限値を減少させることができ、調光できる範囲を広くすることができる。
ここで、例えば(2)の半導体照明調光装置といった、調光信号のオン幅の期間ではスイッチ素子のスイッチングが停止されるものでは、調光信号のオン幅が広くなると、長時間に亘ってスイッチ素子のスイッチングが停止され続け、長時間に亘って半導体照明に電流が流れ続けなくなってしまうおそれがある。長時間に亘って半導体照明に電流が流れ続けなくなると、半導体照明にちらつきが発生していると人が認識してしまうおそれがある。そこで、(3)の半導体照明調光装置では、調光信号より周波数の高い制御信号を生成し、この制御信号のオン幅の期間では、スイッチ素子のスイッチングを停止する。このため、例えば(2)の半導体照明調光装置といった、調光信号のオン幅の期間ではスイッチ素子のスイッチングが停止されるものと比べて、スイッチ素子のスイッチングが停止される期間の1回あたりの時間が、短くなる。したがって、長時間に亘ってスイッチ素子のスイッチングが停止され続けるのを防止でき、長時間に亘って半導体照明に電流が流れ続けなくなってしまうのを防止できる。よって、半導体照明にちらつきが発生していると人が認識してしまうのを、防止できる。
(4) 本発明は、(2)または(3)の半導体照明調光装置について、前記電流制御手段は、下限値が予め設定された電圧であって、前記調光信号のオン幅が広くなるに従って低くなる電圧を出力する下限電圧設定手段と、前記下限電圧設定手段から出力される電圧が低くなるに従って、前記半導体照明に流れる電流を減少させる誤差増幅手段と、を備えることを特徴とする半導体照明調光装置を提案している。
この発明によれば、(2)または(3)の半導体照明調光装置において、電流制御手段に、下限電圧設定手段および誤差増幅手段を設けた。そして、下限電圧設定手段により、調光信号のオン幅が広くなるに従って低くなる電圧を出力することとし、この電圧の下限値が予め定められているものとした。また、誤差増幅手段により、下限電圧設定手段から出力される電圧が低くなるに従って、半導体照明に流れる電流を減少させることとした。
ここで、(2)または(3)の半導体照明調光装置において、電流制御手段に下限電圧設定手段および誤差増幅手段を設けた場合、半導体照明に流れる電流が減少する理由として、後述の第1の理由と、後述の第2の理由と、がある。
まず、上述の第1の理由について、以下に説明する。上述の半導体照明調光装置では、調光信号のオン幅が予め定められた幅より広くなると、間欠発振制御手段により間欠発振が行われる。これによれば、半導体照明に流れる電流が減少することとなる。
次に、上述の第2の理由について、以下に説明する。上述の半導体照明調光装置では、調光信号のオン幅が広くなるに従って、下限電圧設定手段から出力される電圧が低下し、誤差増幅手段が半導体照明に流れる電流を減少させる。
仮に、上述の半導体照明調光装置において、下限電圧設定手段から出力される電圧の下限値が予め定められていない場合には、上述の第2の理由により、調光信号のオン幅が広くなればなるほど、半導体照明に流れる電流が減少することとなる。このため、半導体照明に流れる電流は、上述の第1の理由により減少すると同時に、上述の第2の理由により減少すると、過度に減少してしまう。半導体照明に流れる電流が過度に減少すると、半導体照明に流れる電流が安定せず、半導体照明の調光を安定して行うことができなくなるおそれがある。
ところが、上述の半導体照明調光装置では、下限電圧設定手段から出力される電圧の下限値が、予め定められている。このため、下限電圧設定手段から出力される電圧が予め定めらされた下限値より低くなるのが防止されるので、上述の第2の理由により減少する半導体照明に流れる電流は、上述の下限値に応じて定まる値より低くはならない。したがって、半導体照明に流れる電流が過度に減少するのを防止できるので、半導体照明に流れる電流を安定させて、半導体照明の調光を安定して行うことができる。
(5) 本発明は、(1)〜(4)の半導体照明調光装置に設けられた手段を集積化したことを特徴とする集積回路を提案している。
この発明によれば、集積回路に、(1)〜(4)の半導体照明調光装置に設けた各手段を集積化したので、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、調光信号のオン幅が広くなるに従って、調光レベルを高くする(暗くする)ことができるとともに、調光レベルを高くする(暗くする)場合における効率の低下を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る半導体照明調光装置の回路図である。 前記半導体照明調光装置の動作を説明するための図である。 前記半導体照明調光装置の動作を説明するための図である。 前記半導体照明調光装置の動作を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体照明調光装置の回路図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1実施形態>
[半導体照明調光装置1の構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体照明調光装置1の回路図である。半導体照明調光装置1は、LEDモジュール100A、100Bを点灯駆動する。LEDモジュール100A、100Bのそれぞれは、半導体照明としての発光ダイオード101を3つ直列接続したもので構成される。
半導体照明調光装置1は、ダイオードD1、D2、D3、D4、D5と、キャパシタC1、C2と、インダクタLと、抵抗R1と、NチャネルMOSFETで構成されるスイッチ素子Q1、Q2と、これらスイッチ素子Q1、Q2を制御する制御回路2と、を備える。
ダイオードD1〜D4は、全波整流回路を構成しており、交流電源ACの出力を全波整流する。交流電源ACの一端には、ダイオードD1のアノードと、ダイオードD2のカソードと、が接続され、交流電源ACの他端には、ダイオードD3のアノードと、ダイオードD4のカソードと、が接続される。ダイオードD1のカソードと、ダイオードD3のカソードとには、キャパシタC1の一方の電極と、スイッチ素子Q1のドレインと、が接続される。ダイオードD2のアノードと、ダイオードD4のアノードとには、キャパシタC1の他方の電極と、スイッチ素子Q2のソースと、基準電位源と、が接続される。
スイッチ素子Q1のゲートと、スイッチ素子Q2のゲートとには、制御回路2に設けられた後述の制御部21が接続される。スイッチ素子Q1のソースには、スイッチ素子Q2のドレインが接続されており、これらの接続点には、ダイオードD5のカソードと、インダクタLの一端と、が接続される。インダクタLの他端には、キャパシタC2の一方の電極と、LEDモジュール100Aの一端と、LEDモジュール100Bの一端と、が接続される。ダイオードD5のアノードと、キャパシタC2の他方の電極とには、基準電位源が接続される。
LEDモジュール100Aの他端と、LEDモジュール100Bの他端とには、制御回路2に設けられた後述の誤差増幅器EAの反転入力端子が接続されるとともに、抵抗R1を介して基準電位源が接続される。
[半導体照明調光装置1の動作]
以上の構成を備える半導体照明調光装置1は、制御回路2によりスイッチ素子Q1、Q2を制御することで、いわゆる同期整流型降圧チョッパー回路として動作する。
制御回路2には、抵抗R1を介して基準電位源が接続される。ここで、抵抗R1には、LEDモジュール100Aに流れる電流と、LEDモジュール100Bに流れる電流と、が流れるため、抵抗R1の両端電圧は、これらLEDモジュール100A、100Bに流れる電流に応じて変化することとなる。このため、制御回路2には、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流に応じた電圧が、印加されることとなる。
また、制御回路2には、調光器200が接続されており、この調光器200は、調光信号としてのPWM信号を、調光レベルに応じて出力する。
以上より、制御回路2は、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流と、PWM信号と、に基づいて、スイッチ素子Q1、Q2を制御する。
[制御回路2の構成]
制御回路2は、制御部21と、電流制御手段としての電流制御部22と、周波数制御手段としての周波数制御部23と、間欠発振制御手段としての間欠発振制御部24と、フォトカプラを構成するフォトダイオードPC1およびフォトトランジスタPC2と、比較器CMP1、CMP2と、リファレンス電圧源Vref1と、NチャネルMOSFETで構成されるスイッチ素子Q3と、抵抗R2、R3、R4、R5、R6、R7と、キャパシタCdc、C3と、発振器OSCと、を備える。
フォトダイオードPC1の両端には、調光器200が接続される。フォトトランジスタPC2のエミッタには、基準電位源が接続され、フォトトランジスタPC2のコレクタには、抵抗R2を介して定電圧源VDD1が接続されるとともに、比較器CMP1の反転入力端子が接続される。比較器CMP1の非反転入力端子には、リファレンス電圧源Vref1の正極が接続され、リファレンス電圧源Vref1の負極には、基準電位源が接続される。比較器CMP1の出力端子には、後述の論理積回路ANDの2つの入力端子のうち一方と、スイッチ素子Q3のゲートと、が接続される。
スイッチ素子Q3のソースには、基準電位源が接続され、スイッチ素子Q3のドレインには、抵抗R3を介して定電圧源VDD2が接続される。定電圧源VDD2には、抵抗R3および抵抗R4を介して基準電位源が接続されるとともに、抵抗R3および抵抗R5を介してキャパシタCdcの一方の電極が接続される。キャパシタCdcの他方の電極には、基準電位源が接続される。
キャパシタCdcの一方の電極には、電流制御部22、周波数制御部23、および間欠発振制御部24が接続される。
[電流制御部22の構成]
電流制御部22は、オペアンプOP1と、抵抗R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15と、ダイオードD6と、リファレンス電圧源Vref2と、誤差増幅器EAと、を備える。キャパシタCdcの一方の電極には、抵抗R8を介してオペアンプOP1の非反転入力端子が接続される。このオペアンプOP1の非反転入力端子は、抵抗R9を介して基準電位源に接続される。オペアンプOP1の出力端子には、抵抗R11を介してオペアンプOP1の反転入力端子が接続されるとともに、抵抗R10を介して基準電位源が接続される。また、オペアンプOP1の出力端子には、ダイオードD6のカソードが接続される。
ダイオードD6のアノードには、抵抗R12を介して誤差増幅器EAの非反転入力端子が接続される。この誤差増幅器EAの非反転入力端子には、抵抗R14を介して基準電位源が接続されるとともに、抵抗R13を介してリファレンス電圧源Vref2の正極が接続される。リファレンス電圧源Vref2の負極には、基準電位源が接続される。
誤差増幅器EAの出力端子には、抵抗R15を介して誤差増幅器EAの反転入力端子が接続されるとともに、比較器CMP2の非反転入力端子が接続される。比較器CMP2の反転入力端子には、発振器OSCが接続される。発振器OSCには、キャパシタC3を介して基準電位源が接続されるとともに、抵抗R7を介して基準電位源が接続される。比較器CMP2の出力端子には、制御部21が接続される。
[周波数制御部23の構成]
周波数制御部23は、オペアンプOP2と、リファレンス電圧源Vref3と、抵抗R16、R17、R18、R19と、ダイオードD7と、を備える。キャパシタCdcの一方の電極には、抵抗R16を介してオペアンプOP2の反転入力端子が接続される。オペアンプOP2の非反転入力端子には、抵抗R19を介して基準電位源が接続されるとともに、抵抗R18を介してリファレンス電圧源Vref3の正極が接続される。リファレンス電圧源Vref3の負極には、基準電位源が接続される。オペアンプOP2の出力端子には、抵抗R17を介してオペアンプOP2の反転入力端子が接続されるとともに、ダイオードD7のカソードが接続される。ダイオードD7のアノードには、抵抗R6を介して、発振器OSCと抵抗R7との接続点が接続される。
[間欠発振制御部24の構成]
間欠発振制御部24は、比較器CMP3と、リファレンス電圧源Vref4と、論理積回路ANDと、一時停止回路241と、を備える。キャパシタCdcの一方の電極には、比較器CMP3の反転入力端子が接続される。比較器CMP3の非反転入力端子には、リファレンス電圧源Vref4の正極が接続され、リファレンス電圧源Vref4の負極には、基準電位源が接続される。比較器CMP3の出力端子には、論理積回路ANDの2つの入力端子のうち他方が接続され、論理積回路ANDの出力端子には、一時停止回路241が接続される。一時停止回路241は、制御部21に接続される。
[制御回路2の動作]
上述のように、制御回路2は、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流と、PWM信号と、に基づいて、スイッチ素子Q1、Q2を制御する。
具体的には、調光器200から調光レベルに応じたPWM信号が出力されると、このPWM信号に応じた光量の光をフォトダイオードPC1が出射する。フォトダイオードPC1から出射された光は、フォトトランジスタPC2で受光され、受光された光の光量に応じた電流がフォトトランジスタPC2を流れる。ここで、調光器200は、調光0%にする場合には、オンデューティ0%のPWM信号を出力し、調光100%にする場合には、オンデューティ100%のPWM信号を出力する。このため、調光レベルが高くなる(暗くなる)に従って、フォトトランジスタPC2を流れる電流が増加し、フォトトランジスタPC2を介して基準電位源に接続された比較器CMP1の反転入力端子の電圧が、低下する。
比較器CMP1は、反転入力端子の電圧と、非反転入力端子の電圧、すなわちリファレンス電圧源Vref1の正極の電圧と、を比較する。そして、反転入力端子の電圧が、リファレンス電圧源Vref1の正極の電圧より低い場合には、Hレベル電圧を出力端子から出力する。一方、反転入力端子の電圧が、リファレンス電圧源Vref1の正極の電圧以上である場合には、Lレベル電圧を出力端子から出力する。
Lレベル電圧が比較器CMP1の出力端子から出力される場合には、スイッチ素子Q3がオフ状態となる。すると、定電圧源VDD2の電圧が抵抗R3と抵抗R4とで分圧され、分圧された電圧によりキャパシタCdcが充電される。
一方、Hレベル電圧が比較器CMP1の出力端子から出力される場合には、スイッチ素子Q3がオン状態となる。すると、スイッチ素子Q3を介して基準電位源に接続されたキャパシタCdcが、放電される。
以上によれば、PWM信号のオンデューティに応じた直流電圧が、キャパシタCdcの両端電圧としてキャパシタCdcの一方の電極から出力されることとなる。
図2は、PWM信号のオンデューティと、キャパシタCdcの両端電圧と、の関係を示す図である。キャパシタCdcの両端電圧は、図2に示すように、PWM信号のオンデューティが高くなる(暗くなる)に従って、低下する。
[電流制御部22の動作]
図1に戻って、電流制御部22は、非反転増幅回路を形成しており、キャパシタCdcの両端電圧が低下するに従って、すなわちPWM信号のオンデューティが高くなる(暗くなる)に従って、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流を減少させる。
具体的には、キャパシタCdcの両端電圧が低下する(暗くなる)に従って、オペアンプOP1の非反転入力端子の電圧が低下し、オペアンプOP1の出力端子の電圧が低下する。オペアンプOP1の出力端子の電圧が低下すると、誤差増幅器EAの非反転入力端子の電圧が低下するので、誤差増幅器EAの出力端子の電圧が低下し、比較器CMP2の非反転入力端子の電圧が低下する。ここで、発振器OSCと抵抗R7とキャパシタC3とは、正弦波を生成する発振回路を構成しており、比較器CMP2の反転入力端子には、発振回路から正弦波が供給される。このため、比較器CMP2の非反転入力端子の電圧が低下するに従って、すなわちキャパシタCdcの両端電圧が低下する(暗くなる)に従って、比較器CMP2の出力端子から制御部21に供給される信号のオン幅が狭くなる。
制御部21は、一時停止回路241から後述の間欠発振制御信号が供給されていない期間では、比較器CMP2から供給される信号に応じてスイッチ素子Q1をスイッチングさせる。具体的には、比較器CMP2から供給される信号のオン幅が狭くなるに従って、スイッチ素子Q1のオン幅を狭くする。これによれば、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流が減少することとなる。
なお、詳細については後述するが、制御部21は、一時停止回路241から後述の間欠発振制御信号が供給されている期間では、スイッチ素子Q1をオフ状態にして、スイッチ素子Q1のスイッチングを停止させる。
図3は、キャパシタCdcの両端電圧と、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流と、の関係を示す図である。LEDモジュール100A、100Bに流れる電流は、図3の実線で示すように、キャパシタCdcの両端電圧がV2になるまでは、電流制御部22の動作により、キャパシタCdcの両端電圧が低下するに従って減少し、キャパシタCdcの両端電圧がV2の場合には、I2となる。そして、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流は、キャパシタCdcの両端電圧がV2より低くなると、I2に固定される。すなわち、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流は、電流制御部22を動作させることで、I2まで減少させることができる。なお、本実施形態では、後述のように、リファレンス電圧源Vref4の正極の電圧は、図3のV2に等しいものとする。
なお、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流は、詳細については後述するが、電流制御部22に加えて間欠発振制御部24を動作させることで、I2より小さいI1まで減少させることができる。
[周波数制御部23の動作]
図1に戻って、周波数制御部23は、差動増幅回路を形成しており、キャパシタCdcの両端電圧が低下するに従って、すなわちPWM信号のオンデューティが高くなる(暗くなる)に従って、スイッチ素子Q1のスイッチング周波数を直線状に低下させる。
具体的には、キャパシタCdcの両端電圧が低下する(暗くなる)に従って、オペアンプOP2の反転入力端子の電圧が低下し、オペアンプOP2の出力端子の電圧が上昇する。ここで、発振器OSCと抵抗R7とキャパシタC3とで構成される発振回路は、比較器CMP2の反転入力端子に供給する正弦波を生成する。そして、発振器OSCの端子のうち抵抗R7が接続されているものを特定端子と呼ぶこととすると、上述の正弦波の周波数は、特定端子に流れる電流が減少するに従って、低下する。上述のようにオペアンプOP2の出力端子の電圧が上昇すると、特定端子に流れる電流が減少するため、比較器CMP2の反転入力端子に供給される正弦波の周波数が低下する。このため、比較器CMP2の反転入力端子に供給される正弦波の周波数が低下するに従って、すなわちキャパシタCdcの両端電圧が低下する(暗くなる)に従って、比較器CMP2の出力端子から制御部21に供給される信号の周波数が低下する。
制御部21は、比較器CMP2から供給される信号の周波数が低下するに従って、スイッチ素子Q1のスイッチング周波数を低下させる。
図4は、キャパシタCdcの両端電圧と、スイッチ素子Q1のスイッチング周波数と、の関係を示す図である。スイッチ素子Q1のスイッチング周波数は、図4に示すように、キャパシタCdcの両端電圧がV3になるまでは、キャパシタCdcの両端電圧が低下するに従って直線状に低下し、キャパシタCdcの両端電圧がV3の場合には、f1となる。そして、キャパシタCdcの両端電圧がV3より低くなると、f1に固定される。
[間欠発振制御部24の動作]
図1に戻って、間欠発振制御部24は、キャパシタCdcの両端電圧がリファレンス電圧源Vref4の正極の電圧より低い場合、すなわちPWM信号のオンデューティが予め定められた値より大きい(所定の明るさより暗い)場合に、スイッチ素子Q1を間欠発振させる。
具体的には、比較器CMP3により、キャパシタCdcの両端電圧と、リファレンス電圧源Vref4の正極の電圧(図3のV2)と、を比較する。そして、キャパシタCdcの両端電圧がリファレンス電圧源Vref4の正極の電圧より低い(所定の明るさより暗い)場合には、Hレベル電圧を出力し、キャパシタCdcの両端電圧がリファレンス電圧源Vref4の正極の電圧以上である(所定の明るさ以上に明るい)場合には、Lレベル電圧を出力する。
論理積回路ANDの2つの入力端子のうち、一方には比較器CMP1の出力端子が接続され、他方には比較器CMP3の出力端子が接続される。また、論理積回路ANDの出力端子には、一時停止回路241が接続される。そして、比較器CMP1の出力端子の電圧は、調光器200から出力されるPWM信号に応じて、Hレベル電圧になったりLレベル電圧になったりし、比較器CMP3の出力端子の電圧は、所定の明るさより暗い場合にHレベル電圧となり、所定の明るさ以上に明るい場合にはLレベル電圧となる。このため、比較器CMP3の出力端子の電圧がHレベル電圧であれば、すなわちLEDモジュール100A、100Bが所定の明るさより暗ければ、論理積回路ANDの出力端子からは、PWM信号に応じてHレベル電圧になったりLレベル電圧になったりする信号が出力されることとなる。
一時停止回路241は、Hレベル電圧が供給されると、間欠発振制御信号を制御部21に供給する。制御部21は、間欠発振制御信号が供給されると、スイッチ素子Q1をオフ状態にして、スイッチ素子Q1のスイッチングを停止させる。
ここで、上述のように、LEDモジュール100A、100Bが所定の明るさより暗ければ、論理積回路ANDの出力端子からは、PWM信号に応じてHレベル電圧になったりLレベル電圧になったりする信号が出力される。このため、LEDモジュール100A、100Bが所定の明るさより暗くなると、PWM信号に同期した間欠発振をスイッチ素子Q1が行い、LEDモジュール100A、100Bの間欠発振調光が行われることとなる。
スイッチ素子Q1が間欠発振すると、間欠発振をするより以前と比べて、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流がさらに減少する。このため、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流は、図3の一点鎖線で示すように、電流制御部22に加えて間欠発振制御部24が動作することで、I2より少ないI1まで減少させることができる。すなわち、電流制御部22に加えて間欠発振制御部24が動作することで、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流の下限値を、I2からI1まで、低くすることができる。
以上の半導体照明調光装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
電流制御部22により、キャパシタCdcの両端電圧が低下するに従って、すなわちPWM信号のオンデューティが高くなる(オン幅が広くなる)に従って、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流を減少させる。このため、PWM信号のオン幅が広くなるに従って、調光レベルを高くする(暗くする)ことができる。
また、周波数制御部23により、キャパシタCdcの両端電圧が低下するに従って、すなわちPWM信号のオンデューティが高くなる(オン幅が広くなる)に従って、スイッチ素子Q1のスイッチング周波数を直線状に低下させる。このため、調光レベルを高くする(暗くする)に従って、スイッチ素子Q1のスイッチング周波数が低下し、スイッチ素子Q1におけるスイッチング損失が減少する。したがって、半導体照明調光装置1において、調光レベルを高くする(暗くする)場合における効率の低下を抑制できる。
また、間欠発振制御部24により、キャパシタCdcの両端電圧がリファレンス電圧源Vref4の正極の電圧(図3のV2)より低い場合、すなわちPWM信号のオンデューティが予め定められた値より大きい(オン幅が予め定められた幅より広い)場合に、PWM信号に同期してスイッチ素子Q1を間欠発振させる。ここで、スイッチ素子Q1が間欠発振すると、スイッチ素子Q1が間欠発振していない場合と比べて、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流が減少する。このため、間欠発振制御部24が設けられていない場合と比べて、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流をI2より少ないI1まで減少させることができる。すなわち、間欠発振制御部24が設けられていない場合と比べて、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流の下限値を低くすることができ、調光できる範囲を広くすることができる。
ところで、抵抗R1の抵抗値を大きく設定すれば、誤差増幅器EAの反転入力端子の電圧が上昇するので、誤差増幅器EAの出力端子の電圧が低下し、スイッチ素子Q1のオン幅が狭くなる。このため、間欠発振制御部24が設けられていない場合であっても、抵抗R1の抵抗値を大きく設定することで、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流の下限値を低くすることができる。ところが、抵抗R1の抵抗値を大きく設定すると、抵抗R1での電力損失が増加し、効率が低下してしまう。
また、誤差増幅器EAの非反転入力端子の電圧を低下させれば、すなわち電流制御部22から出力される電圧を低下させれば、誤差増幅器EAの出力端子の電圧が低下し、スイッチ素子Q1のオン幅が狭くなる。このため、間欠発振制御部24が設けられていない場合であっても、電流制御部22から出力される電圧を低下させることで、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流の下限値を低くすることができる。ところが、電流制御部22から出力される電圧を低下させていくと、誤差増幅器EAのオフセットやノイズにより誤差増幅器EAが誤動作してしまうおそれがあるため、電流制御部22から出力される電圧の下限値をあまり低くすることはできない。したがって、電流制御部22から出力される電圧を低下させる方法では、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流の下限値を低くすることは、実質的にはあまりできない。
以上に対して、半導体照明調光装置1は、間欠発振制御部24を備えることにより、抵抗R1の抵抗値を大きく設定したり、電流制御部22から出力される電圧を低下させたりすることなく、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流の下限値を低くすることができる。このため、効率を改善しつつ、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流の下限値を低くすることができ、調光できる範囲を広くすることができる。
<第2実施形態>
[半導体照明調光装置1Aの構成]
図5は、本発明の第2実施形態に係る半導体照明調光装置1Aの回路図である。半導体照明調光装置1Aは、図1に示した本発明の第1実施形態に係る半導体照明調光装置1とは、制御回路2の代わりに制御回路2Aを備える点が異なる。なお、半導体照明調光装置1Aにおいて、半導体照明調光装置1と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
[制御回路2Aの構成]
制御回路2Aは、制御回路2とは、電流制御部22の代わりに電流制御部22Aを備える点と、間欠発振制御部24の代わりに間欠発振制御部24Aを備える点と、が異なる。
[電流制御部22Aの構成]
電流制御部22Aは、電流制御部22とは、オペアンプOP1と、抵抗R10〜R14と、ダイオードD6と、リファレンス電圧源Vref2と、の代わりに、下限電圧設定手段としてのトランスファーゲート回路221と、抵抗R20、R21と、を備える点が異なる。キャパシタCdcの一方の電極には、抵抗R8を介してトランスファーゲート回路221の入力端子が接続されるとともに、抵抗R8および抵抗R9を介して基準電位源が接続される。トランスファーゲート回路221の出力端子には、抵抗R20を介して、誤差増幅手段としての誤差増幅器EAの非反転入力端子が接続されるとともに、抵抗R21を介して、基準電位源が接続される。なお、抵抗R21は、いわゆる可変抵抗であり、抵抗値を変更可能に設けられているものとする。
[間欠発振制御部24Aの構成]
間欠発振制御部24Aは、間欠発振制御部24とは、周波数変換手段としての周波数変換部242を備える点が異なる。周波数変換部242は、論理積回路ANDの出力端子と、間欠発振制御手段としての一時停止回路241と、の間に設けられている。
[制御回路2Aの動作]
制御回路2Aは、制御回路2と同様に、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流と、PWM信号と、に基づいて、スイッチ素子Q1、Q2を制御する。
[電流制御部22Aの動作]
電流制御部22Aは、上述のように、トランスファーゲート回路221を備えている。このトランスファーゲート回路221は、上限値および下限値が予め定められた電圧であって、キャパシタCdcの両端電圧が低くなるに従って低くなる電圧を、出力する。具体的には、トランスファーゲート回路221は、入力端子に供給される電圧に応じた電圧を、出力端子から出力する。そして、出力端子から出力する電圧の上限値を、定電圧源VHから出力される電圧に等しくするとともに、出力端子から出力される電圧の下限値を、定電圧源VLから出力される電圧に等しくする。
ここで、トランスファーゲート回路221の定電圧源VHから出力される電圧は、例えば、スイッチ素子Q3がオフ状態である場合におけるキャパシタCdcの両端電圧に等しいものとする。また、トランスファーゲート回路221の定電圧源VLから出力される電圧は、例えば、リファレンス電圧源Vref4の正極の電圧に等しいものとする。
以上より、キャパシタCdcの両端電圧が、定電圧源VLから出力される電圧より低くなったとしても、電流制御部22Aから出力される電圧は、定電圧源VLから出力される電圧より低くはならない。
[間欠発振制御部24Aの動作]
間欠発振制御部24Aは、上述のように、周波数変換部242を備えている。この周波数変換部242は、論理積回路ANDの出力端子から供給される信号の周波数を、予め定められた整数倍に上昇させる。このため、PWM信号に応じてHレベル電圧になったりLレベル電圧になったりする信号が論理積回路ANDの出力端子から出力される場合、すなわち上述のようにスイッチ素子Q1が間欠発振を行う場合には、一時停止回路241に供給される信号の周波数がPWM信号の周波数より高くなる。これによれば、一時停止回路241にHレベル電圧が供給される1回あたりの時間は、図1に示した間欠発振制御部24と比べて短くなる。その結果、一時停止回路241から制御部21に間欠発振制御信号が供給され続ける1回あたりの時間が短くなり、スイッチ素子Q1のスイッチングが停止され続ける時間が短くなる。
以上の半導体照明調光装置1Aによれば、半導体照明調光装置1が奏することのできる上述の効果に加えて、以下の効果を奏することができる。
トランスファーゲート回路221により、下限値が予め定められた電圧を出力して、誤差増幅器EAの非反転入力端子の電圧の下限値を設定する。ここで、定電圧源VLから出力される電圧が、図3のV2に等しいものとすると、キャパシタCdcの両端電圧がV2より低くなっても、誤差増幅器EAの非反転入力端子の電圧は、V2より低くならない。このため、比較器CMP2の非反転入力端子の電圧の下限値を固定することができ、比較器CMP2の出力端子から制御部21に供給される信号のオン幅の最小値を固定することができるので、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流の最小値を、図3のI2に固定することができる。したがって、スイッチ素子Q1が間欠発振を行うことでLEDモジュール100A、100Bに流れる電流が減少しても、これらLEDモジュール100A、100Bに流れる電流が過度に減少してしまうのを防止できる。よって、スイッチ素子Q1が間欠発振を行う場合であっても、LEDモジュール100A、100Bに流れる電流を安定させて、LEDモジュール100A、100Bの調光を安定して行うことができる。
また、周波数変換部242により、論理積回路ANDの出力端子から供給される信号の周波数を、予め定められた整数倍に上昇させる。これによれば、スイッチ素子Q1が間欠発振を行う場合には、スイッチ素子Q1のスイッチングが停止され続ける時間が短くなるので、LEDモジュール100A、100Bに流れ続けない時間が短くなる。このため、LEDモジュール100A、100Bに長時間に亘って電流が流れ続けなくなってしまうのを防止できる。したがって、長時間に亘ってLEDモジュール100A、100Bに電流が流れ続けなくなってしまうことにより、LEDモジュール100A、100Bにちらつきが発生していると人が認識してしまうのを、防止できる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上述の各実施形態では、LEDモジュール100A、100Bのそれぞれを、発光ダイオード101を3つ直列接続したもので構成したが、これに限らない。例えば、1つの発光ダイオード101で構成したり、発光ダイオード101を4つ直列接続したもので構成したりしてもよい。
1、1A;半導体照明調光装置
2、2A;制御回路
21;制御部
22、22A;電流制御部
23;周波数制御部
24、24A;間欠発振制御部
100A、100B;LEDモジュール
200;調光器
221;トランスファーゲート回路
241;一時停止回路
242;周波数変換部
Cdc;キャパシタ
EA;誤差増幅器
Q1〜Q3;スイッチ素子

Claims (5)

  1. 調光器から出力される調光信号に応じてスイッチ素子を制御することで、半導体照明に流れる電流を制御する半導体照明調光装置であって、
    前記調光信号のオン幅が広くなるに従って、前記半導体照明に流れる電流を減少させる電流制御手段と、
    前記調光信号のオン幅が広くなるに従って、前記スイッチ素子のスイッチング周波数を直線状に低下させる周波数制御手段と、を備えることを特徴とする半導体照明調光装置。
  2. 前記調光信号のオン幅が予め定められた幅より広ければ、前記調光信号のオン幅の期間では前記スイッチ素子のスイッチングを停止させる間欠発振制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体照明調光装置。
  3. 前記調光信号に基づいて制御信号を生成する周波数変換手段を有し、前記調光信号のオン幅が予め定められた幅より広ければ、当該制御信号のオン幅の期間では前記スイッチ素子のスイッチングを停止させる間欠発振制御手段を備え、
    前記周波数変換手段は、前記調光信号の周波数を予め定められた周波数まで上昇させたものを、前記制御信号とすることを特徴とする請求項1に記載の半導体照明調光装置。
  4. 前記電流制御手段は、
    下限値が予め設定された電圧であって、前記調光信号のオン幅が広くなるに従って低くなる電圧を出力する下限電圧設定手段と、
    前記下限電圧設定手段から出力される電圧が低くなるに従って、前記半導体照明に流れる電流を減少させる誤差増幅手段と、を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の半導体照明調光装置。
  5. 請求項1乃至4に記載の手段を集積化したことを特徴とする集積回路。
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