JP5403724B1 - 上衣用原型の補正操作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】個人の体型に対応した着心地のよい衣服を得るための上衣用原型の補正操作方法を提供する。
【解決手段】まず、上衣用原型を作図し、その後ウエストラインから後サイドネックポイントまでの寸法が後丈寸法と同一になるように、後サイドネックポイントを上方向に移動させて、バストラインの上部と下部の比率を変更する。次に、上衣用原型のバックネックポイントからの寸法が(背肩幅寸法/2)であり、かつ上衣用原型の後中心線の最下部から斜め上方への寸法が(後B寸寸法+パット分)である後ショルダーポイントを決定し、後サイドネックポイントと後ショルダーポイントとを結んだ後肩線を引き、後ショルダーポイントから1cm内側に背幅線を引いた上で、後ショルダーポイントから後脇線の最上点まで、背幅線に接する凹部最深点を形成しつつ後袖ぐり線を引く。その後、必要に応じて、実測した背幅寸法に基づく補正操作をする。
【選択図】図1

Description

本発明は、個人の体型に対応した着心地のよい衣服を得るための上衣用原型の補正操作方法に関する。より具体的には、本発明は、前後の襟ぐり幅寸法(襟みつ寸法)を個人の体型に対応した寸法にすることが可能で、肩ダーツなしでも個人の肩の丸みを出す作図をすることができ、平面製図であっても立体的な仕上がりを実現できる上衣用原型の個人対応補正操作方法に関する。
衣服は、布地を、身ごろ、袖、襟などの各パーツに裁断し、これらを縫い合わせることで制作する。布地の裁断に際しては、各パーツの原型が用いられる。なかでも、上身ごろ、特に前身ごろはバストの存在などにより凹凸が多く、上衣用原型を個人の体型に対応して作製するのは困難である。
上衣用原型としては、文化式新原型や文化式旧原型などの原型を使うことができる。平均的な体型の人であれば、上衣用原型をそのまま原型にすることで着心地のよい衣服を得ることができるが、実際には体型は人によってまちまちであるので、原型を個人の体型に合わせて補正操作する必要があるが、なかなか着心地のよい衣服を得ることはできなかった。
特許文献1には、上衣用原型を個人の体型に対応して作製するためのパターンを作成する技術が記載されている。この技術では、バストからウエストにかけての三次元形状を反映したパターンが作製でき、最終的に得られる衣服において所望のデザインやフィット感を容易に付与することができるとされている。
特開2004−232103号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法で得られる衣服の着心地に関しては、未だ改善の余地があった。また、特許文献1に記載の方法では、文化式新原型や文化式旧原型などの原型をそのまま用いているので、補正操作が煩雑であり、個人の体型に対応させることができなかった。従来は、肩ダーツを入れることで対応していたが、肩ダーツを入れることは無意味である。
そこで、本発明は、一般的な上衣用原型を用いて個人の体型に対応した着心地のよい衣服を得るための上衣用原型の補正操作方法を提供することを目的とする。より具体的には、本発明は、前後の襟みつ寸法を個人の体型に対応した寸法にすることが可能で、肩ダーツなしでも個人の肩の丸みを出す作図をすることができ、平面製図であっても立体的な仕上がりを実現できる上衣用原型の補正操作方法を提供することを目的とする。
本発明の第一の実施形態に係る上衣用原型の補正操作方法は、
上衣用原型を作図する工程と、
前記上衣用原型の後ウエストラインから後サイドネックポイントまでの寸法が後丈寸法と同一になるように、必要に応じて前記後サイドネックポイントを上方向に移動させて、バストラインの上部と下部の比率を変更する工程と、
前記上衣用原型のバックネックポイントからの寸法が(背肩幅寸法/2)であり、かつ前記上衣用原型の後中心線の最下部から斜め上方への寸法が(後B寸寸法+パット分)である後ショルダーポイントを決定する工程と、
前記後サイドネックポイントと前記後ショルダーポイントとを結んだ後肩線を引く工程と、
前記後ショルダーポイントから1cm内側に背幅線を引く工程と、
前記後ショルダーポイントから後脇線の最上点までを、前記背幅線に接する凹部最深点を形成しつつ、つながりよく結んだ後袖ぐり線を引く工程と、
(背幅寸法/2+1cm)が前記後袖ぐり線の凹部最深点から前記後中心線までの寸法より長い場合に、(背幅寸法/2+1cm)と、前記後袖ぐり線の凹部最深点から前記後中心線までの寸法との差分だけ前記後中心線を外側に移動させ、移動後のバックネックポイントからの寸法が(背肩幅寸法/2)となる位置まで後ショルダーポイントを後肩線に沿って移動させ、その移動により残った後肩線の長さをいせ分とする工程と
を有する。
本発明の第二の実施形態に係る上衣用原型の補正操作方法は、
上衣用原型を作図する工程と、
前記上衣用原型の後ウエストラインから後サイドネックポイントまでの寸法が後丈寸法と同一になるように、必要に応じて前記後サイドネックポイントを上方向に移動させて、バストラインの上部と下部の比率を変更する工程と、
前記上衣用原型のバックネックポイントからの寸法が(背肩幅寸法/2)であり、かつ前記上衣用原型の後中心線の最下部から斜め上方への寸法が(後B寸寸法+パット分)である後ショルダーポイントを決定する工程と、
前記後サイドネックポイントと前記後ショルダーポイントとを結んだ後肩線を引く工程と、
前記後ショルダーポイントから1cm内側に背幅線を引く工程と、
前記後ショルダーポイントから後脇線の最上点までを、前記背幅線に接する凹部最深点を形成しつつ、つながりよく結んだ後袖ぐり線を引く工程と
を有する。
本発明の第三の実施形態に係る上衣用原型の補正操作方法は、
上衣用原型を作図する工程と、
前記上衣用原型の前サイドネックポイントからの寸法が後サイドネックポイントから後ショルダーポイントまでの寸法と同一であり、かつ前記上衣用原型の前中心線の最下部から斜め上方への寸法が(前B寸寸法+パット分)である前ショルダーポイントを決定する工程と、
前記前サイドネックポイントと前記前ショルダーポイントとを結んだ前肩線を引く工程と、
前記前ショルダーポイントから前脇線の最上点までをつながりよく結んだ前袖ぐり線を引く工程と、
(胸幅寸法/2+1cm)が前記前袖ぐり線の凹部最深点から前記前中心線までの寸法より短い場合に、前記前袖ぐり線の凹部最深点から前記前中心線までの寸法が(胸幅寸法/2+1cm)となるように、前記上衣用原型のバストポイントを中心に前記上衣用原型を内側に回転させる工程と、
回転させた前記上衣用原型の前襟ぐり線及び前肩線をなぞって、それぞれ最終的な前襟ぐり線及び前肩線とする工程と、
回転させた前記上衣用原型の前袖ぐり線のうち前記前ショルダーポイントから前記前袖ぐり線の凹部最深点までをなぞるとともに、前記前袖ぐり線の凹部最深点から回転を戻した前脇線の最上点までをつながりよく結んで、最終的な前袖ぐり線とする工程と
を有する。
本発明の第四の実施形態に係る上衣用原型の補正操作方法は、
上衣用原型を作図する工程と、
前記上衣用原型の前サイドネックポイントからの寸法が後サイドネックポイントから後ショルダーポイントまでの寸法と同一であり、かつ前記上衣用原型の前中心線の最下部から斜め上方への寸法が(前B寸寸法+パット分)である前ショルダーポイントを決定する工程と、
前記前サイドネックポイントと前記前ショルダーポイントとを結んだ前肩線を引く工程と、
前記前ショルダーポイントから前脇線の最上点までをつながりよく結んだ前袖ぐり線を引く工程と、
(胸幅寸法/2+1cm)が前記前袖ぐり線の凹部最深点から前記前中心線までの寸法より長い場合に、前記前袖ぐり線の凹部最深点から前記前中心線までの寸法が(胸幅寸法/2+1cm)となるように、前記上衣用原型のバストポイントを中心に前記上衣用原型を外側に回転させる工程と、
回転させた前記上衣用原型の前袖ぐり線のうち前記前ショルダーポイントから前記前袖ぐり線の凹部最深点までをなぞるとともに、前記前袖ぐり線の凹部最深点から回転を戻した前脇線の最上点までをつながりよく結んで、最終的な前袖ぐり線とする工程と
回転させた前記上衣用原型の前肩線をなぞって、最終的な前肩線とする工程と、
回転させた前記上衣用原型の前サイドネックポイントから回転を戻したフロントネックポイントまでをつながりよく結んで、最終的な前襟ぐり線とする工程と
を有する。
本発明の第五の実施形態に係る上衣用原型の補正操作方法は、
上衣用原型を作図する工程と、
前丈寸法が前記上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法より短い場合に、前丈寸法と、前記上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法との差がなくなるまで前サイドネックポイントを下方向に移動させるとともに、移動させた前サイドネックポイントからフロントネックポイントまでをつながりよく結んで、前袖ぐり線とする工程と
移動させた前サイドネックポイントからの寸法が後サイドネックポイントから後ショルダーポイントまでの寸法と同一であり、かつ前記上衣用原型の前中心線の最下部から斜め上方への寸法が(前B寸寸法+パット分)である前ショルダーポイントを決定する工程と、
前記前サイドネックポイントと前記前ショルダーポイントとを結んだ前肩線を引く工程と、
前記上衣用原型の前サイドネックポイントから移動させた前サイドネックポイントまでの高さの差の1/2だけ前脇線の最上点を下げるとともに、その下げた分だけ胸ぐせ寸法を短くする工程と、
前記前ショルダーポイントから前記前脇線の最上点までをつながりよく結んだ前袖ぐり線を引く工程と
を有する。
本発明の第六の実施形態に係る上衣用原型の補正操作方法は、
上衣用原型を作図する工程と、
前丈寸法が前記上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法より短い場合に、前丈寸法と、前記上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法との差分だけ前ウエストライン及び後ウエストラインを上げる工程と、
後原型をバストラインより上方で切り離して分割し、その上部を後袖ぐり線上の点を中心に回転させて、後ウエストラインを上げた分だけ後中心線を切り開く工程と
を有する。
本発明の第七の実施形態に係る上衣用原型の補正操作方法は、
上衣用原型を作図する工程と、
前丈寸法が前記上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法より長い場合に、1cmだけ前サイドネックポイントを下方向に移動させるとともに、移動させた前サイドネックポイントからフロントネックポイントまでをつながりよく結んで、前袖ぐり線とする工程と
移動させた前サイドネックポイントからの寸法が前記前丈寸法と同一になるように、前記前ウエストラインを下げる工程と
移動させた前サイドネックポイントからの寸法が後サイドネックポイントから後ショルダーポイントまでの寸法と同一であり、かつ前ウエストラインとともに下げられた前中心線の最下部から斜め上方への寸法が(前B寸寸法+パット分)である前ショルダーポイントを決定する工程と、
前記前サイドネックポイントと前記前ショルダーポイントとを結んだ前肩線を引く工程と、
前脇線の最上点を2cm上げて、それに合わせてつながりよく結んだ前袖ぐり線及び後袖ぐり線を引き直す工程と
を有する。
本発明の第八の実施形態に係る上衣用原型の補正操作方法は、
上衣用原型を作図する工程と、
後原型をバストラインより上方で切り離して分割し、その上部を後袖ぐり線上の点を中心に回転させて、1.5cmだけ後中心線を切り開く工程と、
後ウエストラインを1.5cmだけ上げる工程と
を有する。
本発明によれば、一般的な上衣用原型を用いて個人の体型に対応した着心地のよい衣服を得るための上衣用原型の補正操作方法を提供できる。より具体的には、本発明によれば、前後の襟みつ寸法を個人の体型に対応した寸法にすることが可能になるので、肩ダーツなしでも個人の肩の丸みを出す作図をすることができ、平面製図であっても立体的な仕上がりを実現できる。
本発明の第一及び第二の実施形態に係る補正操作方法を示す図である。 本発明の第三の実施形態に係る補正操作方法を示す図である。 本発明の第四の実施形態に係る補正操作方法を示す図である。 本発明の第五の実施形態に係る補正操作方法を示す図である。 本発明の第六の実施形態に係る補正操作方法を示す図である。 本発明の第七の実施形態に係る補正操作方法を示す図である。 本発明の第八の実施形態に係る補正操作方法を示す図である。 本発明において採寸する寸法及びその名称を示す図である。 文化式旧原型に基づく原型の形状と各部位の名称を示す図である。 文化式旧原型に基づく原型を作図する方法を示す図である。 本発明の第九の実施形態に係る補正操作方法を示す図である。
<上衣用原型>
本発明では、まず、基本原型である上衣用原型を作図する。上衣用原型としては、文化式原型(文化式旧原型、文化式新原型)、ドレメ式原型などの平面裁断による原型や、立体裁断法による原型等の他の全ての原型を使用することができる。さらに、トミー式原型、エスモード式原型、行吉式原型、柳沢式原型、増田式原型、大谷式原型、共立式原型、戸板式原型、イタリア式原型、近藤れん子式原型などと呼ばれる原型も挙げられるが、本発明では、上衣用原型として、文化式旧原型に基づく原型(文化式旧原型をアレンジした原型)を作図することで理解しやすくなる。
図9に、文化式旧原型に基づく原型の形状と各部位の名称を示す。この文化式旧原型に基づく原型は、図10に示すように、バスト及び背丈の寸法を用いて作図することができる。なお、図10(a)における「A」は背丈寸法であり、「B」はバスト寸法である。また、図10(b)における各記号は、同じ長さを表す。
具体的には、まず、縦が背丈寸法、横が(B/2+5cm)となる四角形を描く(図10(a))。ここで、四角形の左側の線を後中心線とし、右側の線を前中心線とし、下側の線を後ウエストラインの位置とする。次に、図10(a)に示すように、バストライン、背幅線、胸幅線、及び脇線(ここを切り離して後脇線と前脇線を形成する)を引く。そして、これらの線を元にして、図10(b)に示すように、後襟ぐり線、後肩線、後袖ぐり線、前襟ぐり線、前肩線、前袖ぐり線、及び前ウエストラインを引き、バストポイントを決定することで、文化式旧原型に基づく原型を作図することができる。
本発明において、特に文化式旧原型に基づく原型を補正操作する場合には、図8に示す寸法を採寸することが好ましい。具体的には、バスト、背丈、前丈、後丈、胸幅、背幅、背肩幅、前B寸、及び後B寸の寸法を採寸することが好ましい。これらの寸法を用いて上衣用原型(特に文化式旧原型に基づく原型)を作図し、それを後述する実施形態に従って補正操作することで、個人の体型に対応した着心地のよい衣服を得ることができる。
<第一の実施形態>
第一の実施形態に係る補正操作法を図1に示す。
第一の実施形態では、まず、上衣用原型の後ウエストラインから後サイドネックポイントまでの寸法と、実測した後丈寸法とを比較する。仮に両者が同一でない場合には、上衣用原型の後サイドネックポイントを上方向に移動させて、バストラインの上部と下部の比率を変更することで、両者を同一にする(図1(a)(1))。換言すれば、実測した後丈寸法の値に基づいて後サイドネックポイントを決定する。
次いで、上衣用原型のバックネックポイントからの寸法が(背肩幅寸法/2)であり、かつ上衣用原型の後中心線の最下部から斜め上方への寸法が(後B寸寸法+パット分)である後ショルダーポイントを決定する(図1(a)(2)及び(3))。なお、ここで言う「パット分」は、パットの有無及び大きさを考慮して適宜設定すればよく、0でも構わないが、一般的には1〜1.5cmの範囲で設定することができ、例えば1cmとする。
そして、上記で決定した後サイドネックポイントと後ショルダーポイントとを結んだ後肩線を引くとともに、後ショルダーポイントから後脇線の最上点までをつながりよく結んだ後袖ぐり線を引く。なお、後袖ぐり線は、後ショルダーポイントから1cm内側に背幅線を引き、その背幅線に接する凹部最深点を形成しつつ上衣用原型の後袖ぐり線にならって引く。
ここで、(背幅寸法/2+1cm)が、後袖ぐり線の凹部最深点から後中心線までの寸法より長い場合がある。この場合、(背幅寸法/2+1cm)と、後袖ぐり線の凹部最深点から後中心線までの寸法との差分だけ後中心線を外側に移動させる(図1(b)(4))。そして、移動後のバックネックポイントからの寸法が(背肩幅寸法/2)となる位置まで後ショルダーポイントを後肩線に沿って移動させ(図1(b)(5))、その移動により残った後肩線の長さをいせ分とする。なお、(背幅寸法/2+1cm)で言う「1cm」は背幅ゆとり分であり、通常は1cmで構わないが、実測した人間の体型を考慮して適宜変更することができる。
こうすることで、(背幅寸法/2+1cm)が、後袖ぐり線の凹部最深点から後中心線までの寸法より長い場合でも、上衣用原型を適切に補正操作することでき、個人の体型に対応した着心地のよい衣服を得ることができる。
なお、(背幅寸法/2+1cm)が、後袖ぐり線の凹部最深点から後中心線までの寸法より長い場合に、上記とは異なる補正操作をすることもできる(この実施形態を「第九の実施形態」と呼び、その補正操作法を図11に示す。)。第九の実施形態では、(背幅寸法/2+1cm)と、後袖ぐり線の凹部最深点から後中心線までの寸法との差分だけ外側に平行に移動させ、後脇線の最上点までをつながりよく結んだ後袖ぐり線を引く(図11(4))。そして、その移動により余った後肩線の長さをいせ分とする。第九の実施形態は、後述する第四の実施形態と組み合わせることが好ましい。
<第二の実施形態>
第二の実施形態に係る補正操作法を図1(a)に示す。
第二の実施形態では、第一の実施形態と同様の方法で、後サイドネックポイント及び後ショルダーポイントを決定し、後肩線及び後袖ぐり線を引く(図1(a)(1)〜(3))。
ここで、(背幅寸法/2+1cm)が、後袖ぐり線の凹部最深点から後中心線までの寸法より短い場合がある。その場合には、あえてそれを合わせる補正操作をしなくてよい。
こうすることで、(背幅寸法/2+1cm)が、後袖ぐり線の凹部最深点から後中心線までの寸法より短い場合でも、上衣用原型を適切に補正操作することでき、個人の体型に対応した着心地のよい衣服を得ることができる。
<第三の実施形態>
第三の実施形態に係る補正操作法を図2に示す。
第三の実施形態では、まず、上衣用原型の前サイドネックポイントからの寸法が後サイドネックポイントから後ショルダーポイントまでの寸法と同一であり、かつ上衣用原型の前中心線の最下部から斜め上方への寸法が(前B寸寸法+パット分)である前ショルダーポイントを決定する(図2(a)(1)及び(2))。なお、ここで言う「パット分」は、パットの有無及び大きさを考慮して適宜設定すればよく、0でも構わないが、一般的には1〜1.5cmの範囲で設定することができ、例えば1cmとする。
そして、前サイドネックポイントと上記で決定した前ショルダーポイントとを結んだ前肩線を引くとともに、前ショルダーポイントから前脇線の最上点までをつながりよく結んだ前袖ぐり線を引く。なお、前袖ぐり線は、上衣用原型の前袖ぐり線にならって引く。
ここで、(胸幅寸法/2+1cm)が、前袖ぐり線の凹部最深点から前中心線までの寸法より短い場合がある(図2(a)(3))。この場合、前袖ぐり線の凹部最深点から前記前中心線までの寸法が(胸幅寸法/2+1cm)となるように、上衣用原型のバストポイントを中心に上衣用原型を内側に回転させる(図2(a)(4))。なお、ここで言う「1cm」は胸幅ゆとり分であり、通常は1cmに設定して補正操作するが、特殊な体型の人の原型を作製する場合などは、本発明の効果を損なわない範囲で適宜変更することができる。
そして、回転させた上衣用原型の前襟ぐり線及び前肩線をなぞって、それぞれ最終的な前襟ぐり線及び前肩線とする。また、回転させた上衣用原型の前袖ぐり線のうち前ショルダーポイントから前袖ぐり線の凹部最深点までをなぞるとともに、前袖ぐり線の凹部最深点から回転を戻した前脇線の最上点までをつながりよく結んで、最終的な前袖ぐり線とする(図2(b)(5))。
こうすることで、(胸幅寸法/2+1cm)が、前袖ぐり線の凹部最深点から前中心線までの寸法より短い場合でも、上衣用原型を適切に補正操作することでき、個人の体型に対応した着心地のよい衣服を得ることができる。
<第四の実施形態>
第四の実施形態に係る補正操作法を図3に示す。
第四の実施形態では、第三の実施形態と同様の方法で、前ショルダーポイントを決定し、前肩線及び前袖ぐり線を引く(図3(a)(1)及び(2))。
ここで、(胸幅寸法/2+1cm)が、前袖ぐり線の凹部最深点から前中心線までの寸法より長い場合がある(図3(a)(3))。この場合、前袖ぐり線の凹部最深点から前記前中心線までの寸法が(胸幅寸法/2+1cm)となるように、上衣用原型のバストポイントを中心に上衣用原型を外側に回転させる(図3(a)(4))。なお、ここで言う「1cm」は胸幅ゆとり分であり、通常は1cmに設定して補正操作するが、特殊な体型の人の原型を作製する場合などは、本発明の効果を損なわない範囲で適宜変更することができる。
そして、回転させた上衣用原型の前袖ぐり線のうち前ショルダーポイントから前袖ぐり線の凹部最深点までをなぞるとともに、前袖ぐり線の凹部最深点から回転を戻した前脇線の最上点までをつながりよく結んで、最終的な前袖ぐり線とする(図3(b)(5))。また、回転させた上衣用原型の前肩線をなぞって、最終的な前肩線とする。さらに、回転させた上衣用原型の前サイドネックポイントから回転を戻したフロントネックポイントまでをつながりよく結んで、最終的な前襟ぐり線とする(図3(b)(6))。
こうすることで、(胸幅寸法/2+1cm)が、前袖ぐり線の凹部最深点から前中心線までの寸法より長い場合でも、上衣用原型を適切に補正操作することでき、個人の体型に対応した着心地のよい衣服を得ることができる。
<第五の実施形態>
第五の実施形態に係る補正操作法を図4に示す。
第五の実施形態では、実測の前丈寸法が上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法より短いが姿勢がよい(背中は丸まっていない)場合を想定している。この場合、まず、前丈寸法と、上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法との差がなくなるまで前サイドネックポイントを下方向に移動させる(図4(a)(1))。換言すれば、実測した前丈寸法の値に基づいて前サイドネックポイントを決定する。併せて、移動させた前サイドネックポイントからフロントネックポイントまでをつながりよく結んで、前袖ぐり線とする。
次いで、移動させた前サイドネックポイントからの寸法が後サイドネックポイントから後ショルダーポイントまでの寸法と同一であり、かつ上衣用原型の前中心線の最下部から斜め上方への寸法が(前B寸寸法+パット分)である前ショルダーポイントを決定する(図4(a)(2)及び(3))。なお、ここで言う「パット分」は、パットの有無及び大きさを考慮して適宜設定すればよく、0でも構わないが、一般的には1〜1.5cmの範囲で設定することができ、例えば1cmとする。
そして、前サイドネックポイントと前ショルダーポイントとを結んだ前肩線を引く。
さらに、上衣用原型の前サイドネックポイントから移動させた前サイドネックポイントまでの高さの差の1/2だけ前脇線の最上点を下げるとともに、その下げた分だけ胸ぐせ寸法を短くする(図4(b)(4)及び(5))。そして、前ショルダーポイントから前脇線の最上点までをつながりよく結んだ前袖ぐり線を引く。なお、前袖ぐり線は、上衣用原型の前袖ぐり線にならって引く。
こうすることで、実測の前丈寸法が上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法より短いが姿勢がよい(背中は丸まっていない)場合でも、上衣用原型を適切に補正操作することでき、個人の体型に対応した着心地のよい衣服を得ることができる。
<第六の実施形態>
第六の実施形態に係る補正操作法を図5に示す。
第六の実施形態では、前丈寸法が上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法より短く、背中が丸まっている場合を想定している。この場合、まず、前丈寸法と、上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法との差分だけ前ウエストライン及び後ウエストラインを上げる(図5(a)(1)及び(2))。
そして、後原型をバストラインより上方で切り離して分割し、その上部を後袖ぐり線上の点を中心に回転させて、後ウエストラインを上げた分だけ後中心線を切り開く(図5(b)(3))。後原型は、バストラインより上方で切り離せばよく、例えば1箇所を切り離して2つに分割する。切り離す位置は、後袖ぐり線を起点に背中が丸くなっている位置が好ましい。なお、回転中心となった位置の後袖ぐり線をなだらかに修正する。このように、後中心線を切り開くことで後中心線に傾斜がつくので、背中が丸まっている人の体型に対応することができる。
こうすることで、前丈寸法が上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法より短く、背中が丸まっている場合にも、上衣用原型を適切に補正操作することでき、個人の体型に対応した着心地のよい衣服を得ることができる。
<第七の実施形態>
第七の実施形態に係る補正操作法を図6に示す。
第七の実施形態では、実測の前丈寸法が上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法より長いが背中は丸まっていない場合、特に、背中心の厚みの位置からバックネックポイントまでが後襟ぐり垂直寸法以内である人の場合を想定している。換言すれば、前丈寸法が前記上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法より若干長く、胸ぐせ分量が不足と想定される場合である。この場合、まず、前サイドネックポイントを下方向に1cmだけ移動させる(図6(a)(1))。併せて、移動させた前サイドネックポイントからフロントネックポイントまでをつながりよく結んで、前袖ぐり線とする。なお、ここで言う「1cm」は胸ぐせ分量の不足分に相当する分量であり、通常は1cmに設定して補正操作するが、特殊な体型の人の原型を作製する場合などは、本発明の効果を損なわない範囲で適宜変更することができる。
そして、移動させた前ショルダーポイントからの寸法が前丈寸法と同一になるように、前ウエストラインを下げる(図6(a)(2))。
次いで、移動させた前サイドネックポイントからの寸法が後サイドネックポイントから後ショルダーポイントまでの寸法と同一であり、かつ前ウエストラインとともに下げられた前中心線の最下部から斜め上方への寸法が(前B寸寸法+パット分)である前ショルダーポイントを決定する(図6(a)(3)及び(4))。なお、ここで言う「パット分」は、パットの有無及び大きさを考慮して適宜設定すればよく、0でも構わないが、一般的には1〜1.5cmの範囲で設定することができ、例えば1cmとする。
そして、前サイドネックポイントと前ショルダーポイントとを結んだ前肩線を引く。
さらに、この場合、アームホールが大きくなりすぎるので、前脇線の最上点を2cmだけ上げて、それに合わせてつながりよく結んだ前袖ぐり線及び後袖ぐり線を引き直す(図6(b)(5))。なお、ここで言う「2cm」は前後の脇丈寸法を長くする分量であり、通常は2cmに設定して補正操作するが、特殊な体型の人の原型を作製する場合などは、本発明の効果を損なわない範囲で適宜変更することができる。
こうすることで、実測の前丈寸法が上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法より長くなるが背中は丸まっていない場合、特に、背中心からの厚みの位置からバックネックポイントまでが後襟ぐり垂直寸法以内である人の場合でも、上衣用原型を適切に補正操作することでき、個人の体型に対応した着心地のよい衣服を得ることができる。
<第八の実施形態>
第八の実施形態は、第八の実施形態に係る補正操作法を図7に示す。
第八の実施形態では、実測の前丈寸法が上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法より長く、背中が丸まっている場合、特に、背中心の厚みの位置からバックネックポイントまでが後襟ぐり垂直寸法以上の人の場合を想定している。この場合、後原型をバストラインより上方で切り離して分割し、その上部を後袖ぐり線上の点を中心に回転させて、1.5cmだけ後中心線を切り開く(図7(a)(1))。後原型は、バストラインより上方で切り離せばよく、例えば1箇所を切り離して2つに分割する。切り離す位置は、バストラインから1/2の位置が好ましい。なお、ここで言う「1.5cm」は丸み傾斜分であり、通常は1.5cmに設定して補正操作するが、特殊な体型の人の原型を作製する場合などは、本発明の効果を損なわない範囲で適宜変更することができる。また、回転中心となった位置の後袖ぐり線をなだらかに修正する。
そして、後ウエストラインを1.5cm(丸み傾斜分)だけ上げる(図7(a)(2))。したがって、胸ぐせも1.5cm(丸み傾斜分)だけ増えることになる(図7(b)(3))。このように、後中心線を切り開くことで後中心線に傾斜がつくので、背中が丸まっている傾向の人の体型に対応することができる。
こうすることで、実測の前丈寸法が上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法より長く、背中が丸まっている場合、特に背中心の厚みの位置からバックネックポイントまでが後襟ぐり垂直寸法以上の人の場合にも上衣用原型を適切に補正操作することでき、個人の体型に対応した着心地のよい衣服を得ることができる。
<その他>
上記の実施形態は、適宜組み合わせることができる。例えば、人間の体型に合わせて、以下のように組み合わせることが好ましい。
(1)前肩の場合
第一の実施形態→第三の実施形態
(2)反身体型、鳩胸の場合
第二の実施形態→第四の実施形態
(3)痩せていて胸の膨らみが少ない(姿勢がよく前丈寸法が短い)場合
第二の実施形態→第五の実施形態
(4)背中が丸く前丈寸法が短い場合
第六の実施形態→第二の実施形態→第三の実施形態
(5)バストが大きく前丈寸法が長い場合
第一の実施形態→第七の実施形態
(6)背中が丸みを帯びていて前丈寸法が長い場合
第八の実施形態→第一の実施形態→第七の実施形態→第三の実施形態
本発明では、脇線の補正操作を組み合わせることもできる。その方法としては、前バスト寸法を計測して、前中心線から前脇線までの寸法が(前バスト寸法/2+2.5cm)となるように前脇線を移動させる方法や、後バスト寸法を計測して、後中心線から後脇線までの寸法が(後バスト寸法/2+2.5cm)となるように後脇線を移動させる方法が挙げられる。本発明では、バストポイントの補正操作を組み合わせることもできる。
以上のような本発明によれば、一般的な上衣用原型を用いて個人の体型に対応した着心地のよい衣服を得るための上衣用原型の補正操作方法を提供でき、最終的に個人の体型に対応した着心地のよい衣服を提供できる。より具体的には、本発明によれば、前後の襟みつ寸法を個人の体型に対応した寸法にすることが可能になるので、肩ダーツなしでも個人の肩の丸みを出す作図をすることができ、平面製図であっても立体的な仕上がりを実現できる。

Claims (8)

  1. 上衣用原型を作図する工程と、
    前記上衣用原型の後ウエストラインから後サイドネックポイントまでの寸法が後丈寸法と同一になるように、必要に応じて前記後サイドネックポイントを上方向に移動させて、バストラインの上部と下部の比率を変更する工程と、
    前記上衣用原型のバックネックポイントからの寸法が(背肩幅寸法/2)であり、かつ前記上衣用原型の後中心線の最下部から斜め上方への寸法が(後B寸寸法+パット分)である後ショルダーポイントを決定する工程と、
    前記後サイドネックポイントと前記後ショルダーポイントとを結んだ後肩線を引く工程と、
    前記後ショルダーポイントから1cm内側に背幅線を引く工程と、
    前記後ショルダーポイントから後脇線の最上点までを、前記背幅線に接する凹部最深点を形成しつつ、つながりよく結んだ後袖ぐり線を引く工程と、
    (背幅寸法/2+1cm)が前記後袖ぐり線の凹部最深点から前記後中心線までの寸法より長い場合に、(背幅寸法/2+1cm)と、前記後袖ぐり線の凹部最深点から前記後中心線までの寸法との差分だけ前記後中心線を外側に移動させ、移動後のバックネックポイントからの寸法が(背肩幅寸法/2)となる位置まで後ショルダーポイントを後肩線に沿って移動させ、その移動により残った後肩線の長さをいせ分とする工程と
    を有する上衣用原型の補正操作方法。
  2. 上衣用原型を作図する工程と、
    前記上衣用原型の後ウエストラインから後サイドネックポイントまでの寸法が後丈寸法と同一になるように、必要に応じて前記後サイドネックポイントを上方向に移動させて、バストラインの上部と下部の比率を変更する工程と、
    前記上衣用原型のバックネックポイントからの寸法が(背肩幅寸法/2)であり、かつ前記上衣用原型の後中心線の最下部から斜め上方への寸法が(後B寸寸法+パット分)である後ショルダーポイントを決定する工程と、
    前記後サイドネックポイントと前記後ショルダーポイントとを結んだ後肩線を引く工程と、
    前記後ショルダーポイントから1cm内側に背幅線を引く工程と、
    前記後ショルダーポイントから後脇線の最上点までを、前記背幅線に接する凹部最深点を形成しつつ、つながりよく結んだ後袖ぐり線を引く工程と
    を有する上衣用原型の補正操作方法。
  3. 上衣用原型を作図する工程と、
    前記上衣用原型の前サイドネックポイントからの寸法が後サイドネックポイントから後ショルダーポイントまでの寸法と同一であり、かつ前記上衣用原型の前中心線の最下部から斜め上方への寸法が(前B寸寸法+パット分)である前ショルダーポイントを決定する工程と、
    前記前サイドネックポイントと前記前ショルダーポイントとを結んだ前肩線を引く工程と、
    前記前ショルダーポイントから前脇線の最上点までをつながりよく結んだ前袖ぐり線を引く工程と、
    (胸幅寸法/2+1cm)が前記前袖ぐり線の凹部最深点から前記前中心線までの寸法より短い場合に、前記前袖ぐり線の凹部最深点から前記前中心線までの寸法が(胸幅寸法/2+1cm)となるように、前記上衣用原型のバストポイントを中心に前記上衣用原型を内側に回転させる工程と、
    回転させた前記上衣用原型の前襟ぐり線及び前肩線をなぞって、それぞれ最終的な前襟ぐり線及び前肩線とする工程と、
    回転させた前記上衣用原型の前袖ぐり線のうち前記前ショルダーポイントから前記前袖ぐり線の凹部最深点までをなぞるとともに、前記前袖ぐり線の凹部最深点から回転を戻した前脇線の最上点までをつながりよく結んで、最終的な前袖ぐり線とする工程と
    を有する上衣用原型の補正操作方法。
  4. 上衣用原型を作図する工程と、
    前記上衣用原型の前サイドネックポイントからの寸法が後サイドネックポイントから後ショルダーポイントまでの寸法と同一であり、かつ前記上衣用原型の前中心線の最下部から斜め上方への寸法が(前B寸寸法+パット分)である前ショルダーポイントを決定する工程と、
    前記前サイドネックポイントと前記前ショルダーポイントとを結んだ前肩線を引く工程と、
    前記前ショルダーポイントから前脇線の最上点までをつながりよく結んだ前袖ぐり線を引く工程と、
    (胸幅寸法/2+1cm)が前記前袖ぐり線の凹部最深点から前記前中心線までの寸法より長い場合に、前記前袖ぐり線の凹部最深点から前記前中心線までの寸法が(胸幅寸法/2+1cm)となるように、前記上衣用原型のバストポイントを中心に前記上衣用原型を外側に回転させる工程と、
    回転させた前記上衣用原型の前袖ぐり線のうち前記前ショルダーポイントから前記前袖ぐり線の凹部最深点までをなぞるとともに、前記前袖ぐり線の凹部最深点から回転を戻した前脇線の最上点までをつながりよく結んで、最終的な前袖ぐり線とする工程と
    回転させた前記上衣用原型の前肩線をなぞって、最終的な前肩線とする工程と、
    回転させた前記上衣用原型の前サイドネックポイントから回転を戻したフロントネックポイントまでをつながりよく結んで、最終的な前襟ぐり線とする工程と
    を有する上衣用原型の補正操作方法。
  5. 上衣用原型を作図する工程と、
    前丈寸法が前記上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法より短い場合に、前丈寸法と、前記上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法との差がなくなるまで前サイドネックポイントを下方向に移動させるとともに、移動させた前サイドネックポイントからフロントネックポイントまでをつながりよく結んで、前袖ぐり線とする工程と
    移動させた前サイドネックポイントからの寸法が後サイドネックポイントから後ショルダーポイントまでの寸法と同一であり、かつ前記上衣用原型の前中心線の最下部から斜め上方への寸法が(前B寸寸法+パット分)である前ショルダーポイントを決定する工程と、
    前記前サイドネックポイントと前記前ショルダーポイントとを結んだ前肩線を引く工程と、
    前記上衣用原型の前サイドネックポイントから移動させた前サイドネックポイントまでの高さの差の1/2だけ前脇線の最上点を下げるとともに、その下げた分だけ胸ぐせ寸法を短くする工程と、
    前記前ショルダーポイントから前記前脇線の最上点までをつながりよく結んだ前袖ぐり線を引く工程と
    を有する上衣用原型の補正操作方法。
  6. 上衣用原型を作図する工程と、
    前丈寸法が前記上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法より短い場合に、前丈寸法と、前記上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法との差分だけ前ウエストライン及び後ウエストラインを上げる工程と、
    後原型をバストラインより上方で切り離して分割し、その上部を後袖ぐり線上の点を中心に回転させて、後ウエストラインを上げた分だけ後中心線を切り開く工程と
    を有する上衣用原型の補正操作方法。
  7. 上衣用原型を作図する工程と、
    前丈寸法が前記上衣用原型の前サイドネックポイントから前ウエストラインまでの寸法より長い場合に、1cmだけ前サイドネックポイントを下方向に移動させるとともに、移動させた前サイドネックポイントからフロントネックポイントまでをつながりよく結んで、前袖ぐり線とする工程と
    移動させた前サイドネックポイントからの寸法が前記前丈寸法と同一になるように、前記前ウエストラインを下げる工程と
    移動させた前サイドネックポイントからの寸法が後サイドネックポイントから後ショルダーポイントまでの寸法と同一であり、かつ前ウエストラインとともに下げられた前中心線の最下部から斜め上方への寸法が(前B寸寸法+パット分)である前ショルダーポイントを決定する工程と、
    前記前サイドネックポイントと前記前ショルダーポイントとを結んだ前肩線を引く工程と、
    前脇線の最上点を2cm上げて、それに合わせてつながりよく結んだ前袖ぐり線及び後袖ぐり線を引き直す工程と
    を有する上衣用原型の補正操作方法。
  8. 上衣用原型を作図する工程と、
    後原型をバストラインより上方で切り離して分割し、その上部を後袖ぐり線上の点を中心に回転させて、1.5cmだけ後中心線を切り開く工程と、
    後ウエストラインを1.5cmだけ上げる工程と
    を有する上衣用原型の補正操作方法。
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