JP2006233399A - 背の丸い人の衣服 - Google Patents

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JP2006233399A
JP2006233399A JP2005084731A JP2005084731A JP2006233399A JP 2006233399 A JP2006233399 A JP 2006233399A JP 2005084731 A JP2005084731 A JP 2005084731A JP 2005084731 A JP2005084731 A JP 2005084731A JP 2006233399 A JP2006233399 A JP 2006233399A
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Tomoko Watanabe
友子 渡辺
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Abstract

【課題】背の丸みによりできてしまう後身頃のつりあがりをなくし、運動の不自由さを軽減し、裾がせり上がらず見た目のバランスを良好にすること。
【解決手段】後身頃(1)の袖付け(8)より下方にタック(5,6,7,20)を入れることにより立体的な形状を実現することができる。タックは袖付け位置(8)を基点として約3cm(背中の丸みにより個人差あり)下げたところに約2.5センチの幅(背中の丸みにより個人差あり)で第一のタック(5)第一のタック(5)より約2cm下げたところに約2.5cmの幅で第二のタック(6)を設け、(6)より約2cm下げたところに約2.5cmの巾で第三のタックを設ける。第四のタックは個人差により設けることがある。また、両肩にも4cmのタック(17)を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は背の丸い人(特に高齢者)の腕の上げ下げなどの運動を円滑にして、背面の裾ラインがせり上がることをを防止する衣服に関するものである。
従来背の丸い人の衣服はオーダーメイド以外では特に存在しておらず、背の丸い人のための衣服は健常者(背の丸くない人)と同型の製図を用いた衣服を着用する。そのために問題が生じていた。(図2)
問題点の1つは背面の窮屈さによる着心地の悪さであり、背中のカーブに脇のラインや袖付け位置が合致していないため腕の上げ下げ等の運動に負担がかかるという欠点があった。
問題点の2つは背中にカーブがある分、前身頃と後身頃の丈に差が生じ背面の裾はせり上がり背中で弓なりのカーブを描くような形状になるため、衣服の裾が水平にならず見た目のバランスが損なわれるという欠点があった。(図2)
背の丸い人の多くが解決策として選択している衣服には非特許文献1のP89〜91に記されているように、背中の上部にヨークを施したデザインがあるが、運動量はあるが背の丸さをたっぷりのギャザーでより強調させてしまうことになり、またゆとりを必要以上につけたことで重みがかかり後ろに引っ張られる感じを作っていた。
非特許文献の2のP59,60に記されているように受注生産商品に、ニット素材で立体縫製の技術により編み目の加工を変え背の丸い人の体型に合う形状をした衣服があるが、加齢による体系の変化や通常背の丸い人でも、背中を起す動作をしたときに、背中のカーブの動きに流動的に対応できず、また受注生産であるため供給量やコスト面において容易に普及することが困難であった。
森 南海子著「体の不自由な人のおしゃれ」昭和52年 11月8日初版 朱鷺書房 ユニバーサルファッション協会著「ユニバーサルファッション宣言」2002年11月25日初版 中央公論
発明が解決しようとする課題
解決しようとしている問題点は、背の丸い人(特に高齢者)が健常者(背の丸くない人)と同じ衣服を着用時に生じる運動の不自由な点と、裾のせり上がりによる見た目のバランスの悪い点である。
課題を解決するための手段
本発明は後身頃(図1の1)につけた3本のタック(図1の11,12,13)又は、4本のタック(図1の11,12,13,19)により立体的な背の丸みに対応させることを最も主要な特徴とする。
発明の効果
背中の丸い人の立体的な背面に流動的に対応し窮屈感を無くし腕の上げ下げなどの運動を円滑にするとともに、せり上がりを気にする煩わしさをなくし、裾が水平になることで、見た目のバランスをそこなうこともない。
本実施の形態の背の丸い人の上衣は少なくとも前身頃及び後身頃が縫製されている上衣において、後身頃の脇にアームホール(3)に近傍に形成された第一のタック(5)と、第一のタックより下方に、背中の曲がり方に合わせて形成された第二のタック(6)さらに、第三のタック(7)背の曲がりに対応して、場合により、さらに、第四のタック(20)とを備えてなるものである。
第一のタック(5)の位置はアームホール(3)の近傍で脇のなるべく高い位置であるのが良く、アームホール(3)の下側より約2cm(L1)位の位置が最も好ましい。なお体型により、若干の長短がある。タックの幅は2.5cmから3cm(T1,T2,T3,T4)であるのが好ましい。第二のタック(6)の位置は第一のタックより3cm〜5cmの距離(L2)をとる。
なお、タックの数は3本としているが、背中の曲がり具合に応じて、腰の曲がった体型の場合、(T3)の下に(T4)をさらに形成して4本とすることもできる。
前身頃の形状は通常の原型に対してバストポイントを下げることで高齢者の体型に対応することができる。
次に上衣の作成方法を説明する。
(イ)後身頃(図1の1)長さ(L4)を出来上がり丈(L)よりも7.5〜10cm(T1+T2)多く取る。
(ロ)タック(5,6)の位置は袖付け位置の3cm程度(L1)下がった所に第一のタック(5)を取る。
(ハ)第一のタックより2cm〜5cm程度(L2)下がった所に第二のタック(6)を取る。
(ニ)タックの幅(T1,T2,T3)は背中の曲がり具合にあわせて2.5cmから3cm程度の範囲で取る。
(ホ)商品化に当たりやわらかい素材で製作することでタックが目立たなくなる。
(ヘ)タックの大きさやタックの幅は個人の背の曲がり具合に合わせて調節することで一層の着心地を追求することが可能であるが、前述のイ〜ニに示した範囲での調節が見た目のバランスを損なうことの無い程度の数値である。
(ト)本発明の後身頃丈の長さ(L4:補正した背丈)は従来の製法による背丈(L)に第一タック(T1の幅)、第二タック(T2)、第三タックの幅、場合により第四タックの幅を加えたものとする。(L4=L+T1+T2+T3(+T4))
タック(5,6,7)は凝り固まった形状を持たないので個人により異なる背中の曲がり具合や背中の丸い人が背中を起すことや、加齢に伴い背中の曲がり具合が変化したとしても流動的に対応が可能である。
本発明の製図原型をもとにブラウス(図3)だけでなく肌着、ジャケット等を生産することも可能であり、特に肌着は高齢者の腰の冷えを防止する効果が期待できる。
後身頃原型 点線ライン 従来の婦人用製図原型(9号規格) 実線ライン 本発明の背の丸い人用の製図原型 前身頃原型 点線ライン 従来の婦人用製図原型(9号規格) 実線ライン 本発明の背の丸い人用の製図原型 従来の女性用ブラウスとそれを着用した背の丸い人 本発明のブラウスとそれを着用した背の丸い人
符号の説明
1後身頃
2前身頃
3アームホール
4本発明の丈の長さ(補正した背丈:L4=L+T1+T2+T3)
5第一のタック
6第二のタック
7第三のタック
8袖付け位置
9L背丈
10L4補正した背丈
11T1第一タックの長さ
12T2第二タックの長さ
13T3第三タックの長さ
14L1袖付け位置から第一タックまでの長さ
15L2第一タックから第二タックまでの長さ
16L3第二タックから第三タックまでの長さ
17LT肩タック
18L4第三タックから第四タックまでの長さ
19T4第四タックの長さ
20第四のタック

Claims (1)

  1. 少なくとも前身頃(2)及び後身頃(1)が縫製されている上衣において、後身頃の脇にアームホール下方に形成された第一のタック(11)と、第一のタックより下方に形成された第二のタック(12)さらに第二のタックの下方に形成された第三のタック(13)さらに、必要な場合は、第三タックの下方に第四のタックを備え、そして、必要な場合は、さらに後身頃の両肩部にタック(17)をいれることを特徴とする上衣。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3176257U (ja) * 2012-03-16 2012-06-14 岡崎商事株式会社 背中の曲がった人の衣服
JP5134151B1 (ja) * 2012-06-15 2013-01-30 喜美子 上野 上衣
JP2014237899A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 成 飯島 上衣

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