JP5403355B2 - 建物内の検知対象の位置検知、行動認知システム - Google Patents
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Description
[広域センサ]
広域センサ15は、本実施例では、無線LANで構成された位置情報検知手段が用いられている。この位置情報検知手段は、検知対象(人、物)に付されたIDタグ等の発信手段と、グリッド天井5に設けられ、所定エリアをカバー可能なアクセスポイント15aと、アクセスポイント15aから送信された位置検知情報を処理する位置情報サーバ21とから構成されている。IDタグは、位置を特定するための機器や対象者につける送信機能を有するタグ(アクティブタグ)で所定のアクセスポイント15aに向け電波を発信する。本実施例のような病院施設であれば、IDタグは、医師、看護師などの医療従事者と、患者(入院患者、外来患者)とに区別して提供され、各人が所持または機器に装着される。医療従事者には後述する情報アシスト手段としてPDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末)を所持してもらうことが好ましい。一方、患者にはコンパクトなICカード、ボタンタグ、リストバンドタグなどを所持あるいは装着してもらうことが好ましい。また、位置特定や使用状況の確認が必要な医療機器、計測機器、医療機器台車等にも特定IDを付すためのタグ等の発信部を取り付ける。
ゲートセンサ16としては、図1,図2,図4に示したように、病室7Aと中廊下7B、隣接した部屋間のように検知対象(人、機器)(以下、単に検知対象者と記す。)が通過する箇所の前後に位置するグリッド天井5にそれぞれ超音波リーダ16(以下、リーダ16と記す。)が設けられている。このリーダ16は図4に示したように、部屋間の通過部分(ゲート)を跨ぐような位置のグリッド天井5に設けられている。そして、このゲートを通過する検知対象者Pの所持するIDタグ8から発信される超音波を2個のリーダ16が通過に伴って受信した超音波の受信順位と受信波数から検知対象者の通過方向を特定する。リーダ16では超音波とIDタグ8との関係は得られないので、対象ゾーン内に存在するIDタグ8への微弱電波による発信指令により、IDタグ8から発信される超音波の発信を受けるようにする。このとき発信指令は、あらかじめ制御用コンピュータ22に、指令を出す対象IDタグ8や発信の間隔、発信指令の順番などの基本情報の設定をしておくことが好ましい。なお、複数のIDタグ8への発信指令は、予め決めた発信順位に基づいて行う。これにより、リーダ16が受信した超音波がどのIDタグ8から発信されたものなのかを判定する。なお、発信波は、超音波の他、弱電波、赤外線、無線LANなどを採用することできる。
スポットセンサ17は、図1,図2,図5に示したように、各病室7Aや診察室7C等の部屋(ゾーン)単位で、それぞれの部屋のグリッド天井5に、各部屋の空間に向けて設置されている。本実施例では、スポットセンサ17として、図5(d)に示したようなドーム状ケース13が取り付けられ、その内部に、スポットセンサ17を構成する人感センサ17Aと3次元距離検知手段17Bとが収容されている。人感センサ17Aとしては、室内1内の全センシング領域(図5(a)、(b):領域2A,3A,4A)内での動作物体を認識可能な赤外線センサが用いられている。赤外線センサは、人体などが帯びている微弱な静電気を検知して反応するため、ベッド2上で人(対象者)が寝ていてほとんど動かないような場合にも、室内1に人が居ることを検知することができる。また、3次元距離検知手段17Bとしては、撮像領域内での多点合焦が可能なマルチフォーカス機能を有するCCDカメラが用いられている。
スポットセンサ17で検知対象者の行動認知あるいは詳細な位置情報が得られたら、その検知対象者の行動あるいは状況改善のための支援動作をとることができる。これを本明細書では、「情報アシスト」と呼ぶ。この情報アシストについて、以下、検知あるいは認知された対象者の位置あるいは行動の状況に応じて、その例について簡単に説明する。
検知対象者がたとえば医師、看護師等の医療従事者の場合には、その対象者の位置検知情報(手術室、処置室、病室)と、その際の医療行為に特殊な使用機器が同時に使用されているという情報(機器の位置情報から判断される)が得られた場合、位置情報サーバから、図示しない制御部にその組み合わせ照合がなされ、情報アシストとして使用機器の適正使用方法、必要に応じた医師等への情報が、制御部から医師等の所持するPDAやPHSに画像情報、文字情報、音声情報の適切なデータ形式の支援情報として提供される。一方、患者が身につけているIDタグからの情報の場合、たとえば徘徊行動による病棟外への移動が確認されたり、ベッド上の患者の場合、起床状態や転倒・転落事故の発生を遠隔的に把握できる。その際は、担当看護師や最も近い所にいる看護師やヘルパーの所持するPDAやPHSに緊急通報がなされる。これにより、看護師等が迅速に事故位置に到着して必要な処置を行うことができる。
当初、このフロアの病棟に入院している患者、病棟看護師、担当科医師、ヘルパー等の特定IDが初期設定登録される。また、見舞い来訪者等は、病院受付で来訪者IDタグを受け取り、当該フロアへの到着確認により、広域センサ15により検知され、位置情報サーバにおいて新規IDとして認証され、このフロアでの位置確認のためのIDとして位置情報サーバに追加登録される(ステップ100、以下S100と記す)。
さらに特定IDの行動認知を行うかの確認が可能である(S140)。その選択により、スポットセンサ17による特定IDの詳細位置検知あるいは行動認知がなされる(S150,160)。この行動認知の結果、特定IDに対して支援情報の提供(情報アシスト)が必要かの判断を行う(S170)。この判断は、一定の判断基準があらかじめ設定されており、認知された行動と特定IDとの関係において、即座に判断され、適正なタイミングと手順、手段によって情報アシストがなされる(S180)。提供情報の内容、手段の例は上述の通りである。
2 ベッド
3 ベッドサイド
4 床
5 グリッド天井
10 対象者検知手段
15 広域センサ
16 ゲートセンサ
17 スポットセンサ
17A 人感センサ
17B 3次元距離検知手段(検知カメラ)
20 データ処理手段
30 情報アシスト手段
P,P1,P2,P3 検知対象者
Claims (8)
- グリッド天井が施工された建物内の検知対象となるフロアにおける特定IDが付された検知対象者あるいは検知対象物の位置、行動を検知する建物内の検知対象の位置検知、行動認知システムにおいて、
前記フロア全体を検知範囲とするように天井板に設けられた広域センサと、前記フロアを区画したゾーン間を通過する箇所に配置された天井板に設けられたゲートセンサと、各ゾーン内の詳細検知可能に前記ゾーン内の天井板に設けられたスポットセンサとを備えた検知手段を、前記グリッド天井の所定位置に配置し、各位置に配置された前記各検知手段の前記各センサの検知範囲ごとの情報から前記検知対象者あるいは検知対象物の位置検知、行動認知を、段階的な精度で行うようにしたことを特徴とする建物内の検知対象の位置検知、行動認知システム。 - 前記広域センサは、前記フロア内に存在する特定IDの位置検知を行うことを特徴とする請求項1に記載の建物内の検知対象の位置検知、行動認知システム。
- 前記ゲートセンサは、前記ゾーン毎での特定IDの移動、位置検知を行うことを特徴とする請求項1に記載の建物内の検知対象の位置検知、行動認知システム。
- 前記スポットセンサは、前記ゾーン内での特定IDの詳細位置検知、行動認知を行うことを特徴とする請求項1に記載の建物内の検知対象の位置検知、行動認知システム。
- 前記検知手段で得られた特定IDの位置情報、行動認知情報に応じて、前記特定IDの行動に対して支援情報を提供することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の建物内の検知対象の位置検知、行動認知システム。
- 前記支援情報は、前記特定IDの行動支援のために、前記特定IDへ情報提供されることを特徴とする請求項5に記載の建物内の検知対象の位置検知、行動認知システム。
- 前記支援情報は、前記特定IDの行動支援のために、他の特定IDへ情報提供されることを特徴とする請求項5に記載の建物内の検知対象の位置検知、行動認知システム。
- 前記フロア内でのレイアウトあるいはゾーンの変更等に合わせて、前記グリッド天井の天井板に設けられた各検知手段を、新たなシステム配置に応じて、前記天井板毎に増設、移設させ、変更後のレイアウトあるいはゾーンに対応した検知を行えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の建物内の検知対象の位置検知、行動認知システム。
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