JP5402905B2 - 自動変速機用制御装置の初期設定方法 - Google Patents

自動変速機用制御装置の初期設定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5402905B2
JP5402905B2 JP2010230319A JP2010230319A JP5402905B2 JP 5402905 B2 JP5402905 B2 JP 5402905B2 JP 2010230319 A JP2010230319 A JP 2010230319A JP 2010230319 A JP2010230319 A JP 2010230319A JP 5402905 B2 JP5402905 B2 JP 5402905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic pressure
command
actual
current
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010230319A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012082909A (ja
Inventor
章 高木
正志 本多
創 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2010230319A priority Critical patent/JP5402905B2/ja
Publication of JP2012082909A publication Critical patent/JP2012082909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5402905B2 publication Critical patent/JP5402905B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、自動変速機用制御装置の初期設定方法に関する。
従来から、所定の油圧回路に組み込まれた電磁ソレノイド弁への通電を制御することで変速用の係合要素に供給する油圧を可変する自動変速機用制御装置(以下、「TCU」と呼ぶことがある。)が周知となっている。
TCUは、例えば、各種の制御処理を実行して制御信号を出力するマイコン、マイコンから出力される制御信号に応じて電磁ソレノイド弁に通電させる駆動回路、および、電磁ソレノイド弁への通電量の実値としての実電流を検出する電流検出抵抗等を備えるように構成されている。
また、マイコンは、係合要素に供給すべき油圧の指令値としての指令油圧を求める油圧指令手段、指令油圧に応じて、電磁ソレノイド弁への通電量の指令値としての指令電流を求める電流指令手段、電流検出抵抗により検出された実電流と指令電流とが略一致するように指令電流を補正する電流補正手段等として機能する。
以上により、電磁ソレノイド弁は、実電流に応じた磁気力を弁体に作用させるとともに、弁体の変位量に応じて、係合要素に供給される油圧の実値としての実油圧を可変する。
ところで、自動変速機では、いわゆる変速ショックの問題があり、変速ショックを低減する1つの対策として、指令油圧と実油圧との差をできる限り縮小すること、すなわち、変速油圧精度を高めることが考えられている。ここで、変速油圧精度は、TCUから電磁ソレノイド弁に出力される実電流の精度(出力電流精度)と、電磁ソレノイド弁において実電流に基づき可変されて供給される実油圧の精度(出力油圧精度)との合計として考えることができる。
このため、単純に変速油圧精度を高めようとすると、TCUに関して出力電流精度を高めるとともに電磁ソレノイド弁に関して出力油圧精度を高める必要がある。しかし、出力電流精度を高めたり、出力油圧精度を高めたりするには、TCU、電磁ソレノイド弁の各々で個別に精度向上対策を取る必要があり、TCU、電磁ソレノイド弁の単品コストが高くなってしまう。
そこで、出力電流精度や出力油圧精度の個別の精度向上に係わりなく、TCUと電磁ソレノイド弁とを1つの制御系として把握し、指令油圧と実油圧との相関(以下、油圧相関と呼ぶ。)に基づき、変速油圧精度を高める検討が行われている(例えば、特許文献1参照。)。
すなわち、特許文献1に開示された制御方法によれば、電磁ソレノイド弁から供給される実油圧を検出し、TCUにて算出された指令油圧と検出した実油圧との差に応じて油圧相関を求めてTCUに格納する。そして、TCUは、この油圧相関に基づいて、指令油圧および指令電流を算出するとともに電磁ソレノイド弁に実電流を出力する。
しかし、実電流や実油圧は温度に応じて変動する温度特性を有しており、油圧相関自体の信頼性はさほど高くないものと考えられる。このため、油圧相関を用いて実油圧を制御しても、変速油圧精度を充分に向上させることができず、変速ショック発生の虞もさほど低減させることができない。
特開2001−116130号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、TCUおよび電磁ソレノイド弁による油圧相関を利用した実油圧の制御において、変速油圧精度を向上させて変速ショック発生の虞を低減することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1の手段によれば、自動変速機用制御装置は、自動変速機の内部に搭載され、所定の油圧回路に組み込まれた電磁ソレノイド弁への通電を制御することで変速用の係合要素に供給する油圧を可変するものである。また、自動変速機用制御装置は、係合要素に供給すべき油圧の指令値としての指令油圧と、係合要素に供給される油圧の実値としての実油圧との相関である油圧相関に基づいて、指令油圧を指令する油圧指令手段を備える。
そして、自動変速機用制御装置の初期設定方法は、実油圧を検出する油圧検出手段と、指令油圧に応じて、電磁ソレノイド弁への通電量の指令値としての指令電流を求める電流指令手段と、指令電流に基づく電気信号に応じて、電磁ソレノイド弁に通電させる通電手段と、電磁ソレノイド弁への通電量の実値としての実電流を検出する電流検出手段と、電流検出手段により検出された実電流と指令電流とが略一致するように指令電流を補正する電流補正手段と、電流検出手段の温度を検出する第1温度検出手段とを利用して行われる。
また、初期設定方法は、自動変速機用制御装置に所定の指令油圧を与えて実油圧を検出するとともに、与えた指令油圧と検出した実油圧との差に応じて油圧相関を修正する油圧相関修正工程を備え、油圧相関修正工程は、第1温度検出手段による検出値が所定の第1範囲にあるときに、油圧相関の修正に利用するための実油圧を検出する。
これにより、油圧相関の修正に用いられる実油圧は、電流検出手段の温度が略一定の値であるときに採取される。
ここで、実電流の温度特性を踏まえて油圧相関を修正しようとした場合、特許文献1等の従来技術では、どのような温度を検出して利用するのが有効なのかに関して、何ら検討がなされていない。そこで、発明者らによる鋭意検討の結果、電流検出手段の温度が実電流の温度特性に支配的であり、電流検出手段の温度を利用することで油圧相関から実電流の温度特性の影響を除くことができることを見出した。
そして、この知見に基づき、上述のように、油圧相関の修正に用いられる実油圧を、電流検出手段の温度が略一定の値にあるときに採取する。この結果、TCUに格納される油圧相関から、少なくとも実電流の温度特性の影響を除くことができるので、TCUおよび電磁ソレノイド弁による油圧相関を利用した実油圧の制御において、変速油圧精度を向上させて変速ショック発生の虞を低減することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2の手段によれば、初期設定方法は、電磁ソレノイド弁を通過する作動油の温度を検出する第2温度検出手段を利用して行われ、油圧相関修正工程は、第1温度検出手段による検出値が第1範囲にあり、かつ、第2温度検出手段による検出値が所定の第2範囲にあるときに、油圧相関の修正に利用するための実油圧を検出する。
さらに、発明者らによる鋭意検討の結果、電磁ソレノイド弁を通過する作動油の温度が実油圧の温度特性に支配的であり、電磁ソレノイド弁を通過する作動油の温度を利用することで油圧相関から実油圧の温度特性の影響を除くことができることを見出した。
そして、この知見に基づき、上述のように、油圧相関の修正に用いられる実油圧を、電流検出手段の温度が略一定の値にあるとき、かつ、電磁ソレノイド弁を通過する作動油の温度が略一定の値にあるときに採取する。この結果、TCUに格納される油圧相関から、実電流の温度特性および実油圧の温度特性の影響を両方とも除くことができる。このため、TCUおよび電磁ソレノイド弁による油圧相関を利用した実油圧の制御において、さらに、変速油圧精度を向上させて変速ショック発生の虞を低減することができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3の手段によれば、第1温度検出手段は、電流検出手段と同一の基板上に配されている。
これにより、第1温度検出手段を電流検出手段の近傍に配することができるので、電流検出手段の温度を高精度に検出することができる。このため、油圧相関に対する実電流の温度特性の影響をより確実に除くことができるので、油圧相関を利用した実油圧の制御において、さらに、変速油圧精度を向上させて変速ショック発生の虞を低減することができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4の手段によれば、自動変速機用制御装置は、所定の放熱部材に搭載されて放熱される。そして、油圧相関修正工程は、放熱部材の温度を所定の第3範囲に保った状態で、油圧相関の修正に利用するための実油圧を検出する。
ここで、TCUには、油圧指令手段、電流指令手段および電流補正手段等の機能を具備するマイコン、ならびに通電手段としての駆動回路等とともに、電流検出手段が内蔵されている。
このため、TCUを放熱部材に搭載してマイコンや駆動回路に発生する熱を放熱する場合、放熱部材の温度と電流検出手段の温度との間には極めて高い相関が見られる。したがって、放熱部材の温度を略一定に保つことで、容易に、電流検出手段の温度を実油圧の採取可能温度に調節することができる。
なお、電流検出手段の温度を実油圧の採取可能温度に調節する手段として、放熱部材の温度を略一定に保つ以外に、例えば、TCUが配された空間の空気温度を略一定に保つ方法も考えられる。しかし、TCUから空気への放熱は伝熱抵抗が大きいため、空気温度を略一定に保っても電流検出手段の温度はばらつきが大きくなってしまう。
この点、TCUから放熱部材への放熱は伝熱抵抗が小さくなるように設定されているので、放熱部材の温度を略一定に保つことにより、大幅に電流検出手段の温度のばらつきを小さくすることができる。このため、放熱部材の温度を略一定に保つことで、空気温度を略一定に保つ場合よりも容易に、電流検出手段の温度を実油圧の採取可能温度に調節することができる。
自動変速機の全体構成図である(実施例)。 (a)はTCUの構成図であり、(b)は自動変速機の油圧制御に係わる電気回路図である(実施例)。 (a)は自動変速機の油圧制御のフローチャートであり、(b)は自動変速機の油圧制御のブロック図である(実施例)。 TCUの初期設定装置の全体構成図である(実施例)。 TCUの初期設定方法を示すフローチャートである(実施例)。 (a)はTCUの初期設定における実電流のタイムチャートであり、(b)はTCUの初期設定における実油圧のタイムチャートであり、(c)はTCUの初期設定におけるサーミスタの検出値のタイムチャートであり、(d)はTCUの初期設定における油温センサの検出値のタイムチャートである(実施例)。 (a)はTCUの初期設定における指令油圧のスイープを示すタイムチャートであり、(b)はTCUの初期設定において指令油圧のスイープにより生じる実電流の変動を示すタイムチャートであり、(c)はTCUの初期設定において指令油圧のスイープにより生じる実油圧の変動を示すタイムチャートである(実施例)。 (a)はTCUの初期設定において端末に取り込んだ実油圧と端末からTCUに与えた指令油圧との組合せを示すデータ図であり、(b)はTCUの初期設定において規範マップの基準線を(a)の組合せに基づき修正した様子を示す特性図である(実施例)。
実施形態の自動変速機用制御装置は、自動変速機の内部に搭載され、所定の油圧回路に組み込まれた電磁ソレノイド弁への通電を制御することで変速用の係合要素に供給する油圧を可変するものである。また、自動変速機用制御装置は、係合要素に供給すべき油圧の指令値としての指令油圧と、係合要素に供給される油圧の実値としての実油圧との相関である油圧相関に基づいて、指令油圧を指令する油圧指令手段を備える。
そして、自動変速機用制御装置の初期設定方法は、実油圧を検出する油圧検出手段と、指令油圧に応じて、電磁ソレノイド弁への通電量の指令値としての指令電流を求める電流指令手段と、指令電流に基づく電気信号に応じて、電磁ソレノイド弁に通電させる通電手段と、電磁ソレノイド弁への通電量の実値としての実電流を検出する電流検出手段と、電流検出手段により検出された実電流と指令電流とが略一致するように指令電流を補正する電流補正手段と、電流検出手段の温度を検出する第1温度検出手段とを利用して行われる。
また、初期設定方法は、自動変速機用制御装置に所定の指令油圧を与えて実油圧を検出するとともに、与えた指令油圧と検出した実油圧との差に応じて油圧相関を修正する油圧相関修正工程を備え、油圧相関修正工程は、第1温度検出手段による検出値が所定の第1範囲にあるときに、油圧相関の修正に利用するための実油圧を検出する。
さらに、初期設定方法は、電磁ソレノイド弁を通過する作動油の温度を検出する第2温度検出手段を利用して行われ、油圧相関修正工程は、第1温度検出手段による検出値が第1範囲にあり、かつ、第2温度検出手段による検出値が所定の第2範囲にあるときに、油圧相関の修正に利用するための実油圧を検出する。
また、第1温度検出手段は、電流検出手段と同一の基板上に配されている。
また、自動変速機用制御装置は、所定の放熱部材に搭載されて放熱される。そして、油圧相関修正工程は、放熱部材の温度を所定の第3範囲に保った状態で、油圧相関の修正に利用するための実油圧を検出する。
〔実施例の構成〕
実施例の自動変速機用制御装置1(以下、TCU1と呼ぶ。)の構成を、図1〜図3に基づいて説明する。
TCU1は、所定の油圧回路2に組み込まれた電磁ソレノイド弁3への通電を制御することで変速用の係合要素4に供給する油圧を可変するものである。
また、TCU1は、例えば、各種の制御処理を実行して制御信号を出力するマイコン6、マイコン6から出力される制御信号に応じて電磁ソレノイド弁3に通電させる駆動回路7、電磁ソレノイド弁3への通電量の実値としての実電流を検出する電流検出抵抗8、および電源回路9等を備えるように構成されている。そして、TCU1において、マイコン6、駆動回路7、電流検出抵抗8および電源回路9等は、同一の基板10上に配されている。
なお、TCU1は、自動変速機12の内部に搭載されており、内燃機関(図示せず。)の運転状況に応じて、例えば、通常は約80℃、最高では150℃もの高い温度で作動する。そこで、TCU1は、アルミプレート等の放熱部材13に搭載されており、マイコン6や駆動回路7等において発生する熱が放熱部材13により放熱される。また、電流検出抵抗8は、上記のようにマイコン6や駆動回路7等とともに、同一の基板10上に実装されているため、電流検出抵抗8の温度は、マイコン6や駆動回路7等の発熱の影響を受ける。
また、基板10上には、電流検出抵抗8の近傍にサーミスタ14が配されており、マイコン6に電流検出抵抗8の温度を示す電気信号を出力する。すなわち、サーミスタ14は、電流検出抵抗8の温度を検出しており、マイコン6は、サーミスタ14から得られる検出値により電流検出抵抗8の温度を把握することができる。
電磁ソレノイド弁3は、ソレノイド部16への通電により弁部17の弁体(図示せず。)に磁気力を作用させるとともに、この磁気力、弁体の復元バネ(図示せず。)によるスプリング力、および弁体自体に作用する油圧力を釣り合い状態にすることで、係合要素4に供給される油圧の実値としての実油圧を可変操作する周知構造を有するものである。なお、係合要素4に供給される油圧は、オイルパン18に貯留された作動油を油圧ポンプ19により汲み上げて吐出することで1次的に形成されるものであり、1次的に形成された油圧が電磁ソレノイド弁3等により2次的に操作されて係合要素4に供給される。
マイコン6は、制御機能および演算機能を有するCPU、ROMやRAM等の記憶装置、および入出力装置等を備えるものであり、油圧制御のために以下のような機能を具備するように設けられている。すなわち、マイコン6は、係合要素4に供給すべき油圧の指令値としての指令油圧を求める油圧指令手段21、指令油圧に応じて、電磁ソレノイド弁3への通電量の指令値としての指令電流を求める電流指令手段22、電流検出抵抗8により検出された実電流と指令電流とが略一致するように指令電流を補正する電流補正手段23の機能を具備する。
ここで、電流や油圧は周囲の環境温度により変化する温度特性を有するので、このような温度特性による影響を緩和するため、油圧指令手段21や電流指令手段22は、温度に応じて、それぞれ指令油圧や指令電流を補正する機能を有する。そして、補正量を決定する温度として、例えば、電磁ソレノイド弁3を通過する作動油の温度が利用され、具体的には、オイルパン18に貯留されている作動油の温度、または、油圧ポンプ19から電磁ソレノイド弁3に向かう作動油の温度がそれぞれ油温センサ24、25により検出されて利用される。
油圧指令手段21は、実油圧と指令油圧との相関である油圧相関としての実油圧/指令油圧変換マップに応じて指令油圧を求める。すなわち、マイコン6には実油圧/指令油圧変換マップが記憶されており、油圧指令手段21は、例えば、所望の変速制御に適切な実油圧の数値を実油圧/指令油圧変換マップに当てはめることで指令油圧の数値を算出する。
より具体的には、マイコン6は、実油圧/指令油圧変換マップとして、所定の基準温度における実油圧と指令油圧との相関を示す基準線、および、指令油圧に対する補正量を記憶しており、補正量は、温度ごとに異なる数値として記憶されている。そして、油圧指令手段21は、例えば、基準線に実油圧を当てはめて指令油圧を仮に求めるとともに、作動油の温度に応じて補正量を算出し、この補正量により、仮に求めた指令油圧を補正することで指令油圧を算出する。
電流指令手段22は、指令油圧と指令電流との相関としての油圧/電流変換マップに応じて指令電流を求める。すなわち、マイコン6には油圧/電流変換マップが記憶されており、電流指令手段22は、油圧指令手段21により求められた指令油圧の数値を油圧/電流変換マップに当てはめることで指令電流の数値を算出する。
より具体的には、マイコン6は、油圧/電流変換マップとして、所定の基準温度における指令油圧と指令電流との相関を示す基準線、および、指令電流に対する補正量を記憶しており、補正量は、温度ごとに異なる数値として記憶されている。そして、電流指令手段22は、例えば、基準線に指令油圧を当てはめて指令電流を仮に求めるとともに、作動油の温度に応じて補正量を算出し、この補正量により、仮に求めた指令電流を補正することで指令電流を算出する。
そして、マイコン6は、電流指令手段22により算出された指令電流に基づく電気信号を合成し、この電気信号を制御信号として駆動回路7に出力して電磁ソレノイド弁3のソレノイド部16に実電流を通電させる。これにより、電磁ソレノイド弁3では、実電流に応じた磁気力が弁部17の弁体に作用し、弁部17では、磁気力、スプリング力および油圧力等が均衡する位置まで弁体が移動することで実油圧が可変操作される。
また、実電流は電流検出抵抗8により検出され、実電流の検出値は、マイコン6にフィードバックされて電流補正手段23による指令電流の補正に利用される。
なお、電流補正手段23は、例えば、指令電流と実電流との差分を利用してPID制御等を行うものであり、指令電流と実電流との差分に基づいて指令電流に対する補正量を算出して指令電流を補正する。
〔実施例の初期設定方法〕
実施例のTCU1の初期設定方法を、図4〜図8に基づいて説明する。
TCU1の初期設定では、油圧相関としての実油圧/指令油圧変換マップの基準線を修正する油圧相関修正工程が行われる。油圧相関修正工程では、自動変速機12の油圧回路2を模した油圧操作端28が利用され、自動変速機12と同じ電磁ソレノイド弁3が油圧操作端28に組み込まれている。
そして、TCU1に所定の指令油圧を与えてTCU1から電磁ソレノイド弁3に実電流を与えることで油圧操作端28にて実油圧を発生させ、油圧操作端28で発生した実油圧を検出するとともに、与えた指令油圧と検出した実油圧との差に応じて実油圧/指令油圧変換マップの基準線を修正する。
まず、TCU1の初期設定装置29を説明する。
初期設定装置29は、油圧操作端28を含む油圧ベンチ30、油圧ベンチ30からの出力を取り込んだり、TCU1に入力を与えたりする端末31等により構成される。
なお、TCU1は、自動変速機12におけるのと同様に放熱部材13に搭載されており、マイコン6や駆動回路7等において発生する熱が放熱部材13により放熱される。
また、油圧ベンチ30は、油圧回路2を模して製作され、電磁ソレノイド弁3の動作に応じて油圧を可変する油圧操作端28、作動油を貯留するオイルパン18A、オイルパン18Aから作動油を汲み上げて吐出する油圧ポンプ19A、油圧ポンプ19Aから吐出された作動油の油圧を油圧操作端28に供給する前に調節するライン圧制御弁32、オイルパン18Aに貯留されている作動油の温度や、油圧ポンプ19Aからライン圧制御弁32に向かう作動油の温度をそれぞれ検出する油温センサ24A、25A等から構成されている。
また、電磁ソレノイド弁3は、油圧ポンプ19Aおよびライン圧制御弁32により1次的に形成された油圧を、油圧回路2におけるのと同様の動作により油圧操作端28において2次的に調節する。また、油圧操作端28には、電磁ソレノイド弁3により調節された油圧を実油圧として検出し、端末31に出力する油圧センサ33が内蔵されている。
以上の構成を利用してTCU1の初期設定が行われる。
ここで、TCU1の初期設定は、図5に示すフローに従って行われるので、図5に示す各ステップに従って初期設定方法を説明する。また、TCU1のマイコン6には、初期設定の開始前に、予め、修正を受ける実油圧/指令油圧変換マップの規範マップが記憶されており、初期設定では、規範マップの基準線が修正されて最終的な実油圧/指令油圧変換マップの基準線とされる。
まず、ステップS1で、端末31からTCU1に所定の指令油圧を与える。これにより、マイコン6が電流指令手段22、電流補正手段23として機能するとともに駆動回路7や電流検出抵抗8が動作し、時間t0において、電磁ソレノイド弁3に通電される実電流が略一定値に制御されるとともに実油圧が略一定値に調節される(図6参照)。
これにより、マイコン6や駆動回路7等の温度が上昇してTCU1の内部温度が上昇を開始する。これに伴い、電流検出抵抗8の温度も上昇し、サーミスタ14の検出値が上昇を開始する。また、電磁ソレノイド弁3を通過する作動油の温度が上昇を開始し、油温センサ24A、25Aの検出値が上昇を開始する。
次に、ステップS2で、サーミスタ14の検出値が第1範囲にあるか否かが判定され、ステップS3で、油温センサ24A、25Bの一方の検出値が第2範囲にあるか否かが判定される。そして、ステップS2で、サーミスタ14の検出値が第1範囲にあると判定され(YES)、かつ、ステップS3で、油温センサ24A、25Aの一方の検出値が第2範囲にあると判定された場合(YES)、ステップS4に進む。また、ステップS2で、サーミスタ14の検出値が第1範囲にないと判定されたり(NO)、ステップS3で、油温センサ24A、25Aの一方の検出値が第2範囲にないと判定されたりした場合(NO)、ステップS2に戻る。
ここで、第1、第2範囲は、例えば、実油圧/指令油圧変換マップにおける基準線の基準温度に基づき設定されている。このため、ステップS2、S3の処理を経ることで、TCU1や油圧ベンチ30等の温度が基準温度相当の温度に安定していることを確認することができる。
なお、実施例の初期設定では、サーミスタ14の検出値を第1範囲に保つために、放熱部材13の温度を所定の第3範囲に保っている。すなわち、例えば、放熱部材13から放熱部材13の周囲への放熱を操作して放熱部材13の温度を第3範囲に調節することで、サーミスタ14の検出値を第1範囲に保っている。
次に、ステップS4で、端末31からTCU1に与える指令油圧をスイープさせるとともに、実油圧を検出して端末31に取り込む。
なお、図6に示すように、サーミスタ14の検出値が第1範囲に保たれ、かつ、油温センサ24A、25Bの一方の検出値が第2範囲に保たれる時間t1以降が、指令油圧のスイープ可能期間となる。
ここで、指令油圧のスイープとは、指令油圧の数値を徐々に増加または減少させたのちに元の数値に復帰させることである。そして、実施例の指令油圧のスイープでは、図7に示すように、指令油圧の数値を徐々に減少させたのちに元の数値にまで増加させている。
すなわち、時間t2に指令油圧の数値減少を開始し、時間t3まで直線的に減少させる。その後、指令油圧の数値を一定に保ったのち、時間t4に指令油圧の数値の増加を開始し、時間t5まで直線的に増加させて元の数値に復帰させる。
このような指令油圧のスイープに応じて、実電流は、例えば、時間t2に増加を開始し、時間t3まで増加したのち時間t4まで略一定に保たれて時間t4に減少を開始し、その後、時間t5まで減少して元の数値に復帰する。また、実油圧は、例えば、時間t2に減少を開始し、時間t3まで減少したのち時間t4まで略一定に保たれて時間t4に増加を開始し、その後、時間t5まで増加して元の数値に復帰する。
そして、例えば、時間t2から時間t4の間に、定期的に実油圧を検出して端末31に取り込ませ、実油圧を検出したときの指令油圧の数値と、端末31に取り込んだ実油圧の数値とを時間的に対応させて端末31に記憶させる。
次に、ステップS5で、端末31に取り込んだ実油圧の数値に基づいて、規範マップの基準線を修正する。
例えば、ステップS4で端末31に記憶させた実油圧の数値と指令油圧の数値との組合せが、図8(a)のようになっている場合、規範マップの基準線は、図8(b)のように修正される。
ここで、ステップS4で端末31に記憶させた実油圧の数値P1〜P4の内、指令油圧の数値P1*に対応する実油圧の数値P1は、規範マップの基準線において数値P1*に対応する数値P1´と略一致しているものとする。また、指令油圧の数値P2*に対応する実油圧の数値P2は、規範マップの基準線において数値P2*に対応する数値P2´よりも大きいものとし、指令油圧の数値P3*に対応する実油圧の数値P3は、規範マップの基準線において数値P3*に対応する数値P3´よりも小さいものとし、指令油圧の数値P4*に対応する実油圧の数値P4は、規範マップの基準線において数値P4*に対応する数値P4´よりも大きいものとする。
さらに、(P1、P1*)と(P2、P2*)との間、(P2、P2*)と(P3、P3*)との間、(P3、P3*)と(P4、P4*)との間は、それぞれ直線補間により修正後の基準線が得られる。
〔実施例の効果〕
実施例のTCU1の初期設定方法は、サーミスタ14により検出される電流検出抵抗8の温度、および、油温センサ24A、25Bの一方により検出される作動油の温度を利用して行われ、油圧相関修正工程は、サーミスタ14による検出値が第1範囲にあり、かつ、油温センサ24A、25Bの一方による検出値が第2範囲にあるときに、指令油圧をスイープさせて油圧相関の修正に利用するための実油圧を検出する。
これにより、油圧相関の修正に用いられる実油圧は、実電流の温度特性に大きく影響する電流検出抵抗8の温度や、実油圧の温度特性に大きく影響する作動油の温度が略一定の値であるときに端末31に取り込まれる。このため、修正後の油圧相関から、実電流の温度特性の影響、および実油圧の温度特性の影響を除くことができるので、TCU1および電磁ソレノイド弁3による油圧相関を利用した実油圧の制御において、変速油圧精度を向上させて変速ショック発生の虞を低減することができる。
また、サーミスタ14は、電流検出抵抗8と同一の基板10上で電流検出抵抗8の近傍に配されている。
これにより、電流検出抵抗8の温度を高精度に検出することができるため、油圧相関に対する実電流の温度特性の影響をより確実に除くことができる。このため、油圧相関を利用した実油圧の制御において、さらに、変速油圧精度を向上させて変速ショック発生の虞を低減することができる。
また、油圧相関修正工程では、放熱部材13の温度を第3範囲に保った状態で、指令油圧をスイープして油圧相関の修正に利用するための実油圧を検出する。
ここで、TCU1は、電流検出抵抗8とともにマイコン6や駆動回路7等を内蔵しており、マイコン6や駆動回路7等で発生する熱を放熱部材13により放熱するように設けられているので、放熱部材13の温度と電流検出抵抗8の温度との間には極めて高い相関が見られる。したがって、放熱部材13の温度を略一定に保つことで、容易に、電流検出抵抗8の温度を実油圧の採取可能温度に調節することができる。
なお、電流検出抵抗8の温度を実油圧の採取可能温度に調節する手段として、放熱部材13の温度を略一定に保つ以外に、例えば、TCU1が配された空間の空気温度を略一定に保つ方法も考えられる。しかし、TCU1から空気への放熱は伝熱抵抗が大きいため、空気温度を略一定に保っても電流検出抵抗8の温度はばらつきが大きくなってしまう。
この点、TCU1から放熱部材13への放熱は伝熱抵抗が小さくなるように設定されているので、放熱部材13の温度を略一定に保つことにより、大幅に電流検出抵抗8の温度のばらつきを小さくすることができる。このため、放熱部材13の温度を略一定に保つことで、空気温度を略一定に保つ場合よりも容易に、電流検出抵抗8の温度を実油圧の採取可能温度に調節することができる。
〔変形例〕
TCU1の初期設定方法の態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。例えば、実施例の初期設定方法によれば、油圧相関修正工程は、サーミスタ14による検出値が第1範囲にあり、かつ、油温センサ24A、25Bの一方による検出値が第2範囲にあるときに、指令油圧をスイープさせて油圧相関の修正に利用するための実油圧を検出していたが、このような態様に限定されない。
例えば、油温センサ24A、25Bの一方による検出値に係わりなく、サーミスタ14による検出値が第1範囲にあるときに、油圧相関の修正に利用するための実油圧を検出してもよい
1 TCU(自動変速機用制御装置)
2 油圧回路
3 電磁ソレノイド弁
4 係合要素
7 駆動回路
8 電流検出抵抗(電流検出手段)
10 基板
12 自動変速機
13 放熱部材
14 サーミスタ(第1温度検出手段)
21 油圧指令手段
22 電流指令手段
23 電流補正手段
24A、25A 油温センサ(第2温度検出手段)
33 油圧センサ(油圧検出手段)

Claims (4)

  1. 自動変速機の内部に搭載され、所定の油圧回路に組み込まれた電磁ソレノイド弁への通電を制御することで変速用の係合要素に供給する油圧を可変する自動変速機用制御装置であって、
    前記係合要素に供給すべき油圧の指令値としての指令油圧と、前記係合要素に供給される油圧の実値としての実油圧との相関である油圧相関に基づいて、前記指令油圧を指令する油圧指令手段を備える自動変速機用制御装置の初期設定方法において、
    この初期設定方法は、
    前記実油圧を検出する油圧検出手段と、
    前記指令油圧に応じて、前記電磁ソレノイド弁への通電量の指令値としての指令電流を求める電流指令手段と、
    前記指令電流に基づく電気信号に応じて、前記電磁ソレノイド弁に通電させる通電手段と、
    前記電磁ソレノイド弁への通電量の実値としての実電流を検出する電流検出手段と、
    この電流検出手段により検出された前記実電流と前記指令電流とが略一致するように前記指令電流を補正する電流補正手段と、
    前記電流検出手段の温度を検出する第1温度検出手段とを利用して行われ、
    また、前記初期設定方法は、前記自動変速機用制御装置に所定の前記指令油圧を与えて前記実油圧を検出するとともに、与えた前記指令油圧と検出した前記実油圧との差に応じて前記油圧相関を修正する油圧相関修正工程を備え、
    この油圧相関修正工程は、前記第1温度検出手段による検出値が所定の第1範囲にあるときに、前記油圧相関の修正に利用するための前記実油圧を検出することを特徴とする自動変速機用制御装置の初期設定方法。
  2. 請求項1に記載の自動変速機用制御装置の初期設定方法において、
    前記初期設定方法は、前記電磁ソレノイド弁を通過する作動油の温度を検出する第2温度検出手段を利用して行われ、
    前記油圧相関修正工程は、前記第1温度検出手段による検出値が前記第1範囲にあり、かつ、前記第2温度検出手段による検出値が所定の第2範囲にあるときに、前記油圧相関の修正に利用するための前記実油圧を検出することを特徴とする自動変速機用制御装置の初期設定方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動変速機用制御装置の初期設定方法において、
    前記第1温度検出手段は、前記電流検出手段と同一の基板上に配されていることを特徴とする自動変速機用制御装置の初期設定方法。
  4. 請求項1ないし請求項3の内のいずれか1つに記載の自動変速機用制御装置の初期設定方法において、
    前記自動変速機用制御装置は、所定の放熱部材に搭載されて放熱され、
    前記油圧相関修正工程は、前記放熱部材の温度を所定の第3範囲に保った状態で、前記油圧相関の修正に利用するための前記実油圧を検出することを特徴とする自動変速機用制御装置の初期設定方法
JP2010230319A 2010-10-13 2010-10-13 自動変速機用制御装置の初期設定方法 Expired - Fee Related JP5402905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010230319A JP5402905B2 (ja) 2010-10-13 2010-10-13 自動変速機用制御装置の初期設定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010230319A JP5402905B2 (ja) 2010-10-13 2010-10-13 自動変速機用制御装置の初期設定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012082909A JP2012082909A (ja) 2012-04-26
JP5402905B2 true JP5402905B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=46241993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010230319A Expired - Fee Related JP5402905B2 (ja) 2010-10-13 2010-10-13 自動変速機用制御装置の初期設定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5402905B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7123473B2 (ja) * 2016-09-30 2022-08-23 ダイハツ工業株式会社 動力分割式無段変速機の制御装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000009249A (ja) * 1998-06-19 2000-01-11 Unisia Jecs Corp ソレノイドバルブの駆動装置
JP3635394B2 (ja) * 1998-06-23 2005-04-06 株式会社日立製作所 車両用自動変速機の制御装置
JP3559895B2 (ja) * 1999-10-18 2004-09-02 日産自動車株式会社 液圧制御装置
JP2008069879A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Jatco Ltd リニアソレノイドの制御装置
JP4464994B2 (ja) * 2007-07-06 2010-05-19 ジヤトコ株式会社 自動変速機の油圧制御装置
JP2009236156A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機の制御装置及びその方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012082909A (ja) 2012-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9543097B2 (en) Current control device for solenoid, storage medium storing program for controlling current of solenoid, and method for controlling current of solenoid
JP2016085040A (ja) 超音波式物体検出装置
CN109591536B (zh) 混合动力汽车及其的主动减振控制方法和装置
JP4353249B2 (ja) 油圧アクチュエータ制御装置
CN109591566B (zh) 混合动力汽车及其的主动减振控制方法和装置
KR101080659B1 (ko) 내연 기관의 제어 장치
JP2009036180A (ja) エンジン回転数制御装置
JP2008231939A (ja) エンジンの電子ガバナ
JP5402905B2 (ja) 自動変速機用制御装置の初期設定方法
CN109268113B (zh) 一种校准方法、装置及尿素供给喷射系统
JP5089897B2 (ja) 緩衝器の制御装置
CN108350820B (zh) 建筑机械的发动机控制装置
JP4580952B2 (ja) エンジンの電子ガバナ
JP2009092077A (ja) 油圧アクチュエータ制御装置
CN108327504B (zh) 汽车及其的主动减振控制方法和装置
JP5597117B2 (ja) リニアソレノイドの電流制御装置
CN108327507B (zh) 混合动力汽车及其的主动减振控制方法和装置
KR101981882B1 (ko) 연료 전달 시스템을 피드백 제어하는 방법
JP2008029174A (ja) アクチュエータの電流制御装置および方法
US9863529B2 (en) Method for controlling a shift process of an automatic gearbox and controller
KR101923512B1 (ko) 클러치 특성 커브 보정 장치
US9932979B2 (en) Oil pressure control device
JP2018146087A (ja) 電磁比例弁の制御装置及び制御方法
JP5645784B2 (ja) リニアソレノイドの電流制御装置
JP6355156B2 (ja) エアフロセンサ駆動制御方法及びホットフィルム式エアフロセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130709

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131014

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5402905

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees