JP5402525B2 - 接続部材、接続部材の製造方法及び電子装置 - Google Patents
接続部材、接続部材の製造方法及び電子装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5402525B2 JP5402525B2 JP2009243714A JP2009243714A JP5402525B2 JP 5402525 B2 JP5402525 B2 JP 5402525B2 JP 2009243714 A JP2009243714 A JP 2009243714A JP 2009243714 A JP2009243714 A JP 2009243714A JP 5402525 B2 JP5402525 B2 JP 5402525B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- conductive
- connection member
- elastic member
- connection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Connecting Device With Holders (AREA)
Description
図1は第1の実施の形態に係る電子装置の一例の要部断面模式図である。
図1に示す電子装置1は、回路基板10、接続部材(ソケット)20、電子部品30、放熱板40、補強板50、及びバネ付きねじ60を含んでいる。
放熱板40は、電子部品30の上に、直に或いはサーマルグリース等の伝熱部材(図示せず)を介して、配置されている。放熱板40は、図示しない放熱フィン、及びバネ付きねじ60が挿通される貫通孔41を有している。
まず、回路基板10上に接続部材20を、各電極10aと接続導体22との位置合わせを行って、配置する。次いで、その接続部材20の上に電子部品30を、各接続導体22と電極30aとの位置合わせを行って、配置する。このようにして配置した電子部品30の上に、放熱板40を配置する。そして、バネ付きねじ60を、放熱板40及び回路基板10の貫通孔41,11に挿通し、その先端部を、回路基板10の裏面に配置した補強板50に螺着する。
図2は第1の実施の形態に係る接続部材の一例を示す図であって、(A)は平面模式図、(B)は(A)のX−X断面模式図である。尚、図2には、押圧を行う前の状態を示している。
導電弾性体22aに用いる弾性材料には、例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム等の合成ゴム又は天然ゴムを用いることができる。これらの弾性材料のうち、例えばシリコーンゴムは、耐熱性、環境安定性、圧縮永久歪み特性に優れ、導電弾性体22aの材料として好適である。
導電弾性体22aは、例えば、直径0.3mm(突出部22a1,22a2)、高さ2.4mm程度の寸法の柱状とする。
図5は別形態の接続部材を回路基板と電子部品の接続に用いた場合の説明図であって、(A)は押圧が小さい状態の一例を示す図、(B)は押圧が大きい状態の一例を示す図である。
図7は第1支持基板配置工程の一例の要部断面模式図である。
まず、複数の貫通孔21aを形成した支持基板21を用意する。このような支持基板21は、所定材質の平板状基板に、フォトリソグラフィ技術、エッチング技術、機械的な穴開け加工技術等を用い、所定位置に、所定寸法の貫通孔21aを所定数形成することによって、形成することができる。
第1金型310内に支持基板21を配置した後、図8に示すように、導電性を有する弾性材料22cを導入する。例えば、銀等を含む導電性のフィラーを硫黄と共にシリコーンゴムに含有させた弾性材料(硬化(加硫)前)22cを、第1金型310内に導入する。第1金型310内に導入された弾性材料22cは、図8に示したように、支持基板21の各貫通孔21a、及び第1金型310の各凹部311a,312aに充填される。
構造体20aの形成後は、それを図10に示すような上金型411と下金型412を有する第2金型410内に、上金型411と下金型412の間に挟むようにして配置する。上金型411には、構造体20aの各導電弾性体22aに対応する位置に、形成する接続部材20(図2)の、導電弾性体22aと、その周囲に先端部22a3を突出させて設ける補助弾性体22bとに相当する形状の凹部411aが形成されている。また、下金型412にも同様に、構造体20aの各導電弾性体22aに対応する位置に、形成する接続部材20(図2)の、導電弾性体22aと、その周囲に先端部22a4を突出させて設ける補助弾性体22bとに相当する形状の凹部412aが形成されている。
図11は第2弾性材料導入工程の一例の要部断面模式図である。
図12は第2の実施の形態に係る電子装置の一例の要部断面模式図、図13は第2の実施の形態に係る接続部材の一例の要部断面模式図である。
この第2の実施の形態に係る接続部材70は、図13に示すように、複数の貫通孔71aを有する支持基板71と、各貫通孔71aを貫通して支持基板71の両面に突出する複数の接続導体72を有している。各接続導体72は、導電弾性体72aと、導電性又は絶縁性の補助弾性体72bを有している。この接続部材70では、導電弾性体72aと補助弾性体72bが、共に貫通孔71aを貫通するように設けられている。
また、接続部材70は、上記の接続部材20と同様に、回路基板10及び電子部品30に反りが生じていて、電極10a,30a間の距離にばらつきが生じているような場合にも、用いることができる。
図16は金型の一例の要部断面模式図である。
接続部材70の形成には、図16に示すような複数の凹部502aが形成された下金型502が用いられる。各凹部502aは、接続部材70の各接続導体72(図13)の、支持基板71の一方の面側に突出する部分(導電弾性体72a及び補助弾性体72bの突出部)に相当する形状に、形成されている。
上記の下金型502に、図17に示すように、導電弾性体72aを配置する。導電弾性体72aは、例えば、銀等を含む導電性のフィラーを硫黄と共にシリコーンゴムに含有させた弾性材料を用いた射出成形により、予め形成しておく。導電弾性体72aは、弾性材料の導電性フィラーの含有量、硬化温度等を調整することにより、所定のヤング率を示すように形成する。このようにして予め形成した導電弾性体72aを、下金型502の凹部502a内の、導電弾性体72aの突出部に相当する部分に、配置する。
導電弾性体72aの下金型502への配置後は、図18に示すように、下金型502上に、予め用意された、複数の貫通孔71aが形成された支持基板71を配置する。支持基板71は、各貫通孔71aと凹部502aとの位置合わせを行い、各凹部502aに配置されている導電弾性体72aが貫通孔71aを貫通するように、下金型502上に配置する。
下金型502上への支持基板71の配置後は、その上に、図19に示すような複数の凹部501aが形成された上金型501を配置する。各凹部501aは、下金型502と同様に、接続部材70の各接続導体72(図13)の、支持基板71の他方の面側に突出する部分(導電弾性体72a及び補助弾性体72bの突出部)に相当する形状に、形成されている。
図20は弾性材料導入工程の一例の要部断面模式図である。
(付記1) 貫通孔が設けられた基板と、
前記貫通孔を貫通して前記基板の表面から突出する導電性の第1弾性部材と、
前記第1弾性部材の周囲に、前記第1弾性部材が突出するように設けられた第2弾性部材と、
を含むことを特徴とする接続部材。
(付記3) 前記第2弾性部材が導電性であることを特徴とする付記1又は2に記載の接続部材。
(付記5) 前記第1弾性部材は、前記貫通孔に充填され、更に前記基板の両面から突出し、
前記第2弾性部材は、前記基板の一方の面側に突出する前記第1弾性部材の第1突出部の周囲に設けられた第1部材と、前記基板の他方の面側に突出する前記第1弾性部材の第2突出部の周囲に設けられた第2部材と、を含むことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の接続部材。
(付記7) 貫通孔が設けられた基板に、前記貫通孔を貫通して前記基板の表面から突出する導電性の第1弾性部材を配設する工程と、
前記第1弾性部材の周囲に、前記第1弾性部材が突出するように第2弾性部材を配設する工程と、
を含むことを特徴とする接続部材の製造方法。
前記第1弾性部材の配設後の前記基板を配置した第2金型内に第2弾性材料を導入して成形することにより、前記第1弾性部材の周囲に、前記第1弾性部材が突出するように前記第2弾性部材を配設する、
ことを特徴とする付記7に記載の接続部材の製造方法。
前記金型内に弾性材料を導入して成形することにより、前記第1弾性部材の周囲に、前記第1弾性部材が突出するように前記第2弾性部材を配設する、
ことを特徴とする付記7に記載の接続部材の製造方法。
前記第1弾性部材の一端側及び他端側にそれぞれ配置され、前記第1弾性部材を介して電気的に接続された第1電子素子及び第2電子素子と、
を含むことを特徴とする電子装置。
10 回路基板
10a,30a 電極
11,21a,41,71a 貫通孔
20,70,100,201,202 接続部材
20a 構造体
21,71,101 支持基板
22,72,102 接続導体
22a,72a 導電弾性体
22b,72b 補助弾性体
22a1,22a2,72a1,72a2 突出部
22a3,22a4,72a3,72a4 先端部
22c,22d,72c 弾性材料
30 電子部品
31 半導体パッケージ
31a パッケージ基板
31b 半導体チップ
32 ヒートスプレッダ
40 放熱板
50 補強板
60 バネ付きねじ
310 第1金型
410 第2金型
311,411,501 上金型
312,412,502 下金型
311a,312a,411a,412a,501a,502a 凹部
P1,P2 箇所
Claims (6)
- 貫通孔が設けられた基板と、
前記貫通孔を貫通して前記基板の表面から突出する導電性の第1弾性部材と、
前記第1弾性部材の周囲に、前記第1弾性部材が突出するように設けられた第2弾性部材と、
を含み、
前記第1弾性部材は、前記第2弾性部材よりもヤング率が小さいことを特徴とする接続部材。 - 前記第2弾性部材が導電性であることを特徴とする請求項1に記載の接続部材。
- 前記第1弾性部材は、前記貫通孔に充填され、更に前記基板の両面から突出し、
前記第2弾性部材は、前記基板の一方の面側に突出する前記第1弾性部材の第1突出部の周囲に設けられた第1部材と、前記基板の他方の面側に突出する前記第1弾性部材の第2突出部の周囲に設けられた第2部材と、を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の接続部材。 - 前記第2弾性部材は、前記基板を貫通することを特徴とする請求項1又は2に記載の接続部材。
- 貫通孔が設けられた基板に、前記貫通孔を貫通して前記基板の表面から突出する導電性の第1弾性部材を配設する工程と、
前記第1弾性部材の周囲に、前記第1弾性部材が突出するように第2弾性部材を配設する工程と、
を含み、
前記第1弾性部材は、前記第2弾性部材よりもヤング率が小さいことを特徴とする接続部材の製造方法。 - 貫通孔が設けられた基板と、前記貫通孔を貫通して前記基板の表面から突出する導電性の第1弾性部材と、前記第1弾性部材の周囲に、前記第1弾性部材が突出するように設けられた第2弾性部材とを含み、前記第1弾性部材は、前記第2弾性部材よりもヤング率が小さい接続部材と、
前記第1弾性部材の一端側及び他端側にそれぞれ配置され、前記第1弾性部材を介して電気的に接続された第1電子素子及び第2電子素子と、
を含むことを特徴とする電子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009243714A JP5402525B2 (ja) | 2009-10-22 | 2009-10-22 | 接続部材、接続部材の製造方法及び電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009243714A JP5402525B2 (ja) | 2009-10-22 | 2009-10-22 | 接続部材、接続部材の製造方法及び電子装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011090899A JP2011090899A (ja) | 2011-05-06 |
JP5402525B2 true JP5402525B2 (ja) | 2014-01-29 |
Family
ID=44108969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009243714A Expired - Fee Related JP5402525B2 (ja) | 2009-10-22 | 2009-10-22 | 接続部材、接続部材の製造方法及び電子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5402525B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9153890B2 (en) * | 2012-04-18 | 2015-10-06 | R+DCircuits, Inc. | Singulated elastomer electrical contactor for high performance interconnect systems and method for the same |
JP7072356B2 (ja) * | 2016-10-06 | 2022-05-20 | 日東電工株式会社 | 異方導電性シート |
WO2018066540A1 (ja) * | 2016-10-06 | 2018-04-12 | 日東電工株式会社 | 異方導電性シート |
KR102338903B1 (ko) * | 2021-03-29 | 2021-12-14 | (주)위드멤스 | 컨택터 및 그 제조 방법 |
KR102575597B1 (ko) * | 2021-05-17 | 2023-09-07 | (주)위드멤스 | 컨택터 및 그 제조 방법 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3829359B2 (ja) * | 1996-05-30 | 2006-10-04 | Jsr株式会社 | 異方導電性シートおよびその製造方法 |
JP3945083B2 (ja) * | 1999-09-09 | 2007-07-18 | Jsr株式会社 | 異方導電性シートおよびその製造方法 |
JP5057388B2 (ja) * | 2008-03-07 | 2012-10-24 | 日本航空電子工業株式会社 | コネクタ |
-
2009
- 2009-10-22 JP JP2009243714A patent/JP5402525B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011090899A (ja) | 2011-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7742311B2 (en) | Damage prevention interposer for electronic package and electronic interconnect structure | |
US7748991B2 (en) | IC socket and manufacturing method for the same | |
TWI517326B (zh) | 具有引線之基板 | |
JP4294078B1 (ja) | 両面接続型コネクタ | |
US8109768B2 (en) | Connector and electronic component provided with same | |
US20090141456A1 (en) | Multilayer, thermally-stabilized substrate structures | |
US8508031B2 (en) | Electronic device and method of producing the same | |
JP5402525B2 (ja) | 接続部材、接続部材の製造方法及び電子装置 | |
WO2007138952A1 (ja) | ソケット用コンタクト端子及び半導体装置 | |
US9326372B2 (en) | Semiconductor device manufacturing method and semiconductor mounting substrate | |
TWI433612B (zh) | 配線電路基板及其製造方法 | |
JP6716045B1 (ja) | 部品内蔵基板、及び部品内蔵基板の製造方法 | |
JP4879655B2 (ja) | ソケット用コンタクト端子及び半導体装置 | |
JP2008205344A (ja) | 熱伝導基板とその製造方法及びこれを用いた回路モジュール | |
US8083529B2 (en) | Socket | |
JP5369875B2 (ja) | 部品内蔵配線板、部品内蔵配線板の製造方法 | |
JP5218261B2 (ja) | ソケット及び電子機器 | |
JP4040206B2 (ja) | 電気コネクタ | |
US20130249087A1 (en) | Electronic component and manufacture method thereof | |
JP6175942B2 (ja) | 接続部材、電子装置及び電子装置の製造方法 | |
JP5803409B2 (ja) | 電子装置、電子装置の製造方法及び中継基板 | |
WO2017203859A1 (ja) | 電子回路装置及び方法 | |
JP2007324030A (ja) | ソケットとその製造方法及び半導体装置 | |
KR101367067B1 (ko) | 전력 모듈 패키지 | |
JP2012124105A (ja) | Lga型ソケット、電子機器及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120720 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130625 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130820 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131001 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131014 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |