JP5401594B2 - インフルエンザ情報表示装置及びインフルエンザ情報/熱中症情報表示装置 - Google Patents

インフルエンザ情報表示装置及びインフルエンザ情報/熱中症情報表示装置 Download PDF

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本発明は、インフルエンザが流行しやすい環境にあるか否かを表示するインフルエンザ情報表示装置、及びインフルエンザまたは熱中症が流行しやすい環境にあるか否かを表示するインフルエンザ情報/熱中症情報表示装置に関するものである。
冬季の風邪はインフルエンザウイルスにより発生する場合が多い。インフルエンザウイルスは、空気中の湿度が高いときには発生し難く、絶対湿度に基づくインフルエンザ流行予測の検討がなされ、地域差はあるものの、略10g/m以上の絶対湿度下では流行が起らないとされている。
上記見解に基づき、従来、絶対湿度11g/m以下をインフルエンザ流行する可能性のある湿度とし、例えば、特許文献1,2に記載されているように、絶対湿度7g/m以下をインフルエンザ流行する警戒すべき湿度として表示する機器、あるいは前記絶対湿度を検知して室内湿度をコントロールすることができるようにした装置が知られている。
特許文献1,2などの民生用の一般的な機器/装置では、インフルエンザ流行の判断基準としての湿度を得るための、相対湿度を検知する一般的な湿度センサが用いられている。このため検知した相対湿度を絶対湿度に変換する必要がある。
勿論、絶対湿度を検知することができる湿度センサを用いれば、相対湿度から絶対湿度への変換は必要ないが、特許文献3に記載されているように、絶対湿度を検知することができる湿度センサは価格が高く、さらに保守性も悪いという課題がある。
そこで、従来では、通常、相対湿度を検知する価格に安い一般的な湿度センサを用いて演算処理を行い、検知された相対湿度のデータを絶対湿度のデータへ変換していた。この変換のために相対湿度のデータと絶対湿度のデータとのデータテーブル(相関データ)を用意し、このデータテーブルを利用して演算処理部において絶対湿度変換を行っている。
また、高温・多湿の夏季における生活環境の問題として、熱中症予防対策に関心が持たれ、熱中症発生の警告装置が市販されている。熱中症発生警告として、例えば、特許文献4に記載されているように、相対湿度と温度とWBGT値との関係(日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指数」)が用いられる。そして市販装置では、WBGT値に基づいて、熱中症発生の指数データや予想警告情報を表示するようにしている。
実用新案登録第3171699号公報 特許第3894404号公報 特開平4−130905号公報 特開2009−271043号公報
ところで、現在、多種の温湿度計が市販されているが、これらの温湿度計には一般的に相対湿度を検知する湿度センサが使用されている。
前記温湿度計の機能にインフルエンザ流行注意のための表示制御機能を備えさせるには、温湿度表示操作および演算/表示制御を行うCPU(中央演算処理ユニット)に、上記の相対湿度のデータと絶対湿度のデータなどのデータテーブルを格納しておく必要がある。
前記データテーブルのデータ量は、通常の温湿度計に搭載されている低価格のCPUにおける容量からすると決して小さな量であるとは言えない。このため、前記既存のCPUに前記のようなデータテーブルを格納することは容易ではなく、インフルエンザ流行警告表示用CPUを新規に製造する必要がある。
本発明は、前記従来技術の課題を解決し、従来の相対湿度を検知する湿度センサが使用可能であり、かつ従来のCPUの構成に大幅な変更を加えることなく、簡易なインフルエンザ流行警告表示が行えるようにしたインフルエンザ情報表示装置、及びインフルエンザ流行警告表示と共に熱中症予防に関する警告表示とが行えるようにしたインフルエンザ情報/熱中症情報表示装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に記載のインフルエンザ情報表示装置に係る発明は、乾球温度(℃)を検出する温度センサと、相対湿度(%)を検出する湿度センサと、空気線図から、インフルエンザウイルスが流行するとされる絶対湿度(g/m)以下になる相対湿度を読み出すと共に、該相対湿度と任意に設定した乾球温度以下との相関を読み出し、該読み出した相対湿度と乾球温度の値に基づいて作成した相関式を記憶した記憶部と、前記温度センサにより検出された乾球温度を前記相関式に入れて算出された値と前記湿度センサにより検出された相対湿度の値とを比較する比較部と、前記相関式が成立したときに、インフルエンザウイルス流行と判断するインフルエンザ判断部と、前記インフルエンザ判断部によって、インフルエンザウイルス流行と判断された場合に、その旨の表示を行う表示部とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載のインフルエンザ情報表示装置に係る発明は、乾球温度(℃)を検出する温度センサと、相対湿度(%)を検出する湿度センサと、空気線図から、インフルエンザウイルスが流行するとされる絶対湿度が7g/m以下になる相対湿度を読み出すと共に、該相対湿度と略20℃以下での乾球温度との相関を読み出し、該読み出した相対湿度と乾球温度の値に基づいて作成した下記の相関式(1)を記憶した記憶部と、
相対湿度(%) <A×乾球温度(℃)+B ……(1)
但し、A≒−4,B≒130
前記温度センサにより検出された乾球温度を前記相関式(1)に入れて算出された値と前記湿度センサにより検出された相対湿度の値とを比較する比較部と、前記相関式(1)が成立したときに、インフルエンザウイルス流行と判断するインフルエンザ判断部と、前記インフルエンザ判断部によって、インフルエンザウイルス流行と判断された場合に、その旨の表示を行う表示部とを備えたことを特徴とする。
請求項3に記載のインフルエンザ情報表示装置に係る発明は、乾球温度(℃)を検出する温度センサと、相対湿度(%)を検出する湿度センサと、空気線図から、インフルエンザウイルスが流行するとされる絶対湿度が7g/m以上かつ11g/m以下になる相対湿度を読み出すと共に、該相対湿度と略20℃以下での乾球温度との相関を読み出し、該読み出した相対湿度と乾球温度の値に基づいて作成した下記の相関式(2)を記憶した記憶部と
A×乾球温度(℃)+B<相対湿度(%)<C×乾球温度(℃)+D ……(2)
但し、A≒−4,B≒130,C≒−5,D≒180
前記温度センサにより検出された乾球温度を前記相関式(2)に入れて算出された値と前記湿度センサにより検出された相対湿度の値とを比較する比較部と、前記相関式(2)が成立したときに、インフルエンザウイルス流行と判断するインフルエンザ判断部と、前記インフルエンザ判断部によって、インフルエンザウイルス流行と判断された場合に、その旨の表示を行う表示部とを備えたことを特徴とする。
請求項4に記載のインフルエンザ情報/熱中症情報表示装置に係る発明は、乾球温度(℃)を検出する温度センサと、相対湿度(%)を検出する湿度センサと、空気線図から、インフルエンザウイルスが流行するとされる絶対湿度(g/m)以下になる相対湿度を読み出すと共に、該相対湿度と任意に設定した乾球温度以下との相関を読み出し、該読み出した相対湿度と乾球温度の値に基づいて作成した相関式を記憶した記憶部と、前記温度センサにより検出された乾球温度を前記相関式に入れて算出された値と前記湿度センサにより検出された相対湿度の値とを比較する比較部と、前記相関式が成立したときに、インフルエンザウイルス流行と判断するインフルエンザ判断部とを備え、さらに前記記憶部に、乾球温度と相対湿度とWBGT値との関係からなる熱中症予防指針のデータを格納し、前記熱中症予防指数のデータに基づいて、前記温度センサから検出された乾湿温度と前記湿度センサから検出された相対湿度とからWBGT値を得て、該WBGT値に基づいて熱中症に係る判断をする熱中症判断部を備え、表示部に前記インフルエンザ判断部あるいは前記熱中症判断部による判断結果に関する表示を行うことを特徴とする。
請求項5に記載のインフルエンザ情報/熱中症情報表示装置に係る発明は、検出された前記乾球温度と前記相対湿度との値に基づいて、前記インフルエンザ判断部あるいは前記熱中症判断部のいずれか一方の判断が実行されるように制御することを特徴とする。
本発明に係るインフルエンザ情報表示装置によれば、空気線図から、インフルエンザウイルスが流行するとされる絶対湿度(g/m)以下になる相対湿度を読み出すと共に、該相対湿度と任意に設定した乾球温度以下との相関を読み出し、該読み出した相対湿度と乾球温度との値に基づいて相関式を作成して、例えば従来のCPUの記憶部に記憶させることにより、従来一般的な乾球温度(℃)を検出する温度センサと、相対湿度(%)を検出する湿度センサを使用して、容易にインフルエンザ流行警告表示が行えることになる。
また、本発明に係るインフルエンザ情報/熱中症情報表示装置によれば、一般的な乾球温度(℃)を検出する温度センサと相対湿度(%)を検出する湿度センサを使用して、上記のようにインフルエンザ流行警告表示と共に熱中症発生警告表示を行うことができる。
本発明に係るインフルエンザ情報表示装置の実施形態の外観を示す正面図である。 本実施形態におけるデータの検知/処理系のブロック図である。 本実施形態において参照した湿り空気線図である。 本実施形態における相関式による湿度値算出結果の説明図である。 本実施形態における相関式による湿度値算出結果の説明図である。 本実施形態におけるインフルエンザ流行の表示に係るフローチャートである。 (a)はWBGT指数と温度/湿度との関係を示す図、(b)はWBGT値と熱中症発生の判定表示の関係を示す図である。 本実施形態におけるインフルエンザ流行と熱中症発生との表示に係るフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るインフルエンザ情報表示装置の実施形態における装置外観の正面図であって、1は装置本体ケース、2は検知する各種情報の種別及び検知された情報データをデジタルする表示部であり、図1に示す表示部2では、上部2aにインフルエンザ流行情報(警戒)を表示しており、下部2bに検知された温度と湿度とをデジタル表示(15℃,20%)している。
また、3は操作ボタン群であり、3aは時刻,カレンダーなどの表示モードを選択設定するための設定ボタン、3bは設定値を増加させるように切り替えるためのアップ用切替ボタン、3cは設定値を減少させるように切り替えるためのダウン用切替ボタン、3dは切り替えた設定値を確定させるための設定ボタンのセットボタンである。
図2は本実施形態におけるデータの検知/処理系の概略構成を示すブロック図であり、4はCPU(中央演算処理ユニット)、5は、CPU4の一部に形成されるか、あるいはROM,RAMなどの記憶部であって、各種情報データあるいは後述する関係式などの関連データを記憶する。
CPU4は、装置本体ケース1に設置されている乾球温度(℃)を検出する温度センサ6、あるいは相対湿度(%)を検出する湿度センサ7,表示部2,各操作ボタン3などの電気/電子部材に電気的に接続され、検知データ及び制御データなどの授受を行う。
本実施形態においては、インフルエンザ流行に係る情報の表示を行うと共に、暑さ指数であるWBGT指数に基づく熱中症に係る情報の表示を行うようにしている。
本実施形態におけるインフルエンザ流行情報の判断/表示について説明する。
本実施形態では、絶対湿度によるインフルエンザ流行予測(庄司眞医師考案 仙台市内科医師会)に基づいてインフルエンザ流行情報の判断を行っている。
すなわち、前記インフルエンザ流行予測によれば、「絶対湿度7g/m以下でインフルエンザウイルスが6時間以内に20%存在する。」としている。この条件をインフルエンザウイルスが発生する「警戒域」と考え、図3に示すような湿り空気線図を用いて、絶対湿度が7g/m以下になる相対湿度を読み出した。
そして読み出された相対湿度から、本実施形態は21℃以下での乾球気温と相対湿度の回帰分析を行い、相関式を作成した。その結果、下式(3)の相関式が導き出された。
相対湿度(%)<−4.2×乾球温度(℃)+130.1 ……(3)
(3)式における相対湿度と乾球温度は、湿度センサ7と温度センサ6により検知される実測値である。
図4に、相対湿度の理論値と、相関式(3)から得られた相対湿度値と、該相対湿度の理論値との誤差を一覧にして示す。この結果のように(3)式によれば、誤差平均が「0.6」であって、実施に支障のない範囲である。
次に、前記インフルエンザ流行予測によれば、「絶対湿度11g/mでインフルエンザウイルスが6時間以内に5%存在する。」というものである。この条件をインフルエンザウイルスが発生する「注意域」と考え、図3に示すような湿り空気線図を用いて、絶対湿度が7g/m以上、11g/m以下になる相対湿度を読み出した。
そして読み出された相対湿度から、前記と同様に21℃以下での乾球気温と相対湿度の回帰分析を行い、相関式を作成した。その結果、下式(4)の相関式が導き出された。
−4.2×乾球温度+130.1<相対湿度<−5.3×乾球温度+181.3 ……(4)
(4)式における相対湿度と乾球温度は、前記と同様に湿度センサ7と温度センサ6により検知される実測値である。
図5に、相対湿度の理論値と、相関式(3)から得られた相対湿度値と、該相対湿度の理論値との誤差を一覧にして示す。この結果のように(4)式によれば、誤差平均が「−0.6」であって、実施に支障のない範囲である。
前記相関式を用いた本実施形態におけるインフルエンザ流行の予想情報表示の作動に係るフローについて図6を参照して説明する。
本インフルエンザ情報表示装置の主電源がオンされると、温度センサ6と湿度センサ7とにより使用環境下における乾球温度と相対湿度とが検出(実測値)される(ステップS1)。CPU4において、検出された乾球温度と相対湿度とのデータが前記相関式(3),(4)に入られ演算処理される(ステップS2)。
ここでCPU4の比較機能部において、算出結果aがT=7(g/m)以下か否かが比較され(ステップS3)、インフルエンザ判断部としてのCPU4において、aが7以下であるとき(ステップS3のYES)、表示部2に「警告」表示を行わせる(ステップS4)。表示部2では、上部2aにインフルエンザ流行情報(警戒)を表示すると共に、下部2bに温度と湿度との実測値がデジタル表示される。
ステップS3において、aが7以下でないとき(ステップS3のNO)には、CPU4において、算出結果aがT=7(g/m)以上、T=11(g/m)以下か否かが判断される(ステップS5)。その結果、aが前記範囲であれば(ステップS5のYES)、表示部2に「注意」表示を行わせる(ステップS7)。
しかし、ステップS5において、aがT=7(g/m)以上、T=11(g/m)以下範囲でなければ(ステップS5のNO)、CPU4の判断機能部において、インフルエンザが流行しない範囲として、CPU4は表示部2の上部2aには何の表示を行わせない(ステップS6)。
このように本実施形態によれば、上記のような相関式を作成することにより、従来一般的な乾球温度(℃)を検出する温度センサと、相対湿度(%)を検出する湿度センサを使用し、しかもCPUやメモリに大幅にデータを増量格納する必要もなく、容易にインフルエンザ流行警告表示が行えることになる。
次に、本実施形態における熱中症発生情報の判断/表示について説明する。
本実施形態において熱中症情報は、温度センサ6により検知される乾球温度と、湿度センサ7により検知される相対湿度とを用い、図7(a)に示す乾球温度と相対湿度とWBGT値との関係が検討されている日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針」の公知のデータを参照して、WBGT値を定める。
この場合、熱中症の判断基準となる前記熱中症予防指針の各データを記憶部5に予め記憶しておき、検知された温度と湿度とにより熱中症判断部としてのCPU4において前記熱中症予防指針に基づくWBGT値を演算する。そして、演算されたWBGT値に基づいて、前記熱中症予防指針にて設定された警報表示を行う。
前記熱中症予防指針によれば、図7(b)に示すように、WBGT値が31℃以上で「危険」、同値が28〜30℃で「警戒」、同値が25〜27℃で「注意」を表示する。さらに、本実施形態ではWBGT値が21〜24℃で「ほぼ安全」を表示するように設定している。
このように熱中症予防に係る警戒情報は、本実施形態に設けられている温度センサ6により検知される乾球温度と、湿度センサ7により検知される相対湿度とにより演算/表示することができる。
図6ではインフルエンザ流行情報のみを表示する作動について説明した。このようにインフルエンザ流行情報のみを表示させる単機能の装置にすることもできるが、本実施形態では上記のインフルエンザ流行情報と熱中症発生情報とを共に表示することができる。このようにすることにより、本装置をオールシーズン使用することができる。
この場合、インフルエンザ流行情報あるいは熱中症発生情報のいずれを表示させるかに関して、本実施形態では使用者が手動にて切り替えるスイッチなどを設けないようにしている。このため本実施形態では、インフルエンザ流行情報あるいは熱中症発生情報の表示切り替え基準となる温度と湿度をあらかじめ設定し、この設定データをCPU4に入力しておく。さらにCPU4に検出温度と検知湿度の値を監視する機能を具備させておき、これらの検出値と設定値とを比較し、CPU4によりインフルエンザ流行情報を表示するモードあるいは熱中症発生情報を表示するモードのいずれかを実行させるように、各部をコントロールするようにしている。
図8はインフルエンザ流行情報と熱中症発生情報とを共に表示する本実施形態におけるインフルエンザ情報/熱中症情報表示装置の作動に係るフローチャートである。本例では、検出温度が21℃以下、湿度69%以下の場合にインフルエンザ流行情報を表示するモードが実行され、検出温度が22℃以上、湿度70%以上の場合に熱中症発生情報を表示するモードが実行されるように設定している。
図8において、本インフルエンザ情報表示装置の主電源がオンされると、温度センサ6と湿度センサ7とにより使用環境下における乾球温度と相対湿度とが検出(実測値)される(ステップS11)。CPU4において、検出された乾球温度と相対湿度とのデータが前記設定値と比較される(ステップS12)。
(ステップS12)において、検出温度が21℃以下、湿度69%以下であると(ステップS12のYES)、インフルエンザ流行情報を表示するモード(インフモード)が実行され(ステップS13)、(ステップS14)のフローへと移行する。(ステップS14)では、図6にて説明した(ステップS1)〜(ステップS7)が実行される。
(ステップS12)において、検出温度が22℃以上、湿度70%以上であると(ステップS12のNO)、熱中症発生情報を表示するモード(熱中症モード)が実行され(ステップS15)、熱中症判断部であるCPU4において、図7(b)にて説明したように、WBGT値が31℃以上で「危険」、同値が28〜30℃で「警戒」、同値が25〜27℃で「注意」、21〜24℃で「ほぼ安全」であると判断/判定して、前記各表示を既述したと同様に表示部2に表示させる。
なお、前記装置の形態あるいは相関式の係数値などは、本実施形態にて説明したものに限定されず、実施する態様に応じて適宜変更して実際に合わせたものにする必要がある。
本発明は、温度/湿度やインフルエンザや熱中症などの各種環境状況に係る情報の表示を行う機器に実施して有効である。
1 装置本体ケース
2 表示部
3 操作ボタン群
4 CPU(中央演算処理ユニット)
5 記憶部
6 温度センサ
7 湿度センサ

Claims (5)

  1. 乾球温度(℃)を検出する温度センサと、
    相対湿度(%)を検出する湿度センサと、
    空気線図から、インフルエンザウイルスが流行するとされる絶対湿度(g/m)以下になる相対湿度を読み出すと共に、該相対湿度と任意に設定した乾球温度以下との相関を読み出し、該読み出した相対湿度と乾球温度の値に基づいて作成した相関式を記憶した記憶部と、
    前記温度センサにより検出された乾球温度を前記相関式に入れて算出された値と、前記湿度センサにより検出された相対湿度の値とを比較する比較部と、
    前記相関式が成立したときに、インフルエンザウイルス流行と判断する判断部と、
    前記判断部によって、インフルエンザウイルス流行と判断された場合に、その旨の表示を行う表示部と、
    を備えたことを特徴とするインフルエンザ情報表示装置。
  2. 乾球温度(℃)を検出する温度センサと、
    相対湿度(%)を検出する湿度センサと、
    空気線図から、インフルエンザウイルスが流行するとされる絶対湿度が7g/m以下になる相対湿度を読み出すと共に、該相対湿度と略20℃以下での乾球温度との相関を読み出し、該読み出した相対湿度と乾球温度の値に基づいて作成した下記の相関式(1)を記憶した記憶部と、
    相対湿度(%) <A×乾球温度(℃)+B ……(1)
    但し、A≒−4,B≒130
    前記温度センサにより検出された乾球温度を前記相関式(1)に入れて算出された値と、前記湿度センサにより検出された相対湿度の値とを比較する比較部と、
    前記相関式(1)が成立したときに、インフルエンザウイルス流行と判断する判断部と、
    前記判断部によって、インフルエンザウイルス流行と判断された場合に、その旨の表示を行う表示部と、
    を備えたことを特徴とするインフルエンザ情報表示装置。
  3. 乾球温度(℃)を検出する温度センサと、
    相対湿度(%)を検出する湿度センサと、
    空気線図から、インフルエンザウイルスが流行するとされる絶対湿度が7g/m以上かつ11g/m以下になる相対湿度を読み出すと共に、該相対湿度と略20℃以下での乾球温度との相関を読み出し、該読み出した相対湿度と乾球温度の値に基づいて作成した下記の相関式(2)を記憶した記憶部と
    A×乾球温度(℃)+B<相対湿度(%) <C×乾球温度(℃)+D ……(2)
    但し、A≒−4,B≒130,C≒−5,D≒180,
    前記温度センサにより検出された乾球温度を前記相関式(2)に入れて算出された値と、前記湿度センサにより検出された相対湿度の値とを比較する比較部と、
    前記相関式(2)が成立したときに、インフルエンザウイルス流行と判断する判断部と、
    前記判断部によって、インフルエンザウイルス流行と判断された場合に、その旨の表示を行う表示部と、
    を備えたことを特徴とするインフルエンザ情報表示装置。
  4. 乾球温度(℃)を検出する温度センサと、
    相対湿度(%)を検出する湿度センサと、
    空気線図から、インフルエンザウイルスが流行するとされる絶対湿度(g/m)以下になる相対湿度を読み出すと共に、該相対湿度と任意に設定した乾球温度以下との相関を読み出し、該読み出した相対湿度と乾球温度の値に基づいて作成した相関式を記憶した記憶部と、
    前記温度センサにより検出された乾球温度を前記相関式に入れて算出された値と、前記湿度センサにより検出された相対湿度の値とを比較する比較部と、
    前記相関式が成立したときに、インフルエンザウイルス流行と判断するインフルエンザ判断部とを備え、
    さらに前記記憶部に、乾球温度と相対湿度とWBGT値との関係からなる熱中症予防指針のデータを格納し、
    前記熱中症予防指数のデータに基づいて、前記温度センサから検出された乾湿温度と前記湿度センサから検出された相対湿度とからWBGT値を得て、該WBGT値に基づいて熱中症に係る判断をする熱中症判断部を備え、
    表示部に前記インフルエンザ判断部あるいは前記熱中症判断部による判断結果に関する表示を行うことを特徴とするインフルエンザ情報/熱中症情報表示装置。
  5. 検出された前記乾球温度と前記相対湿度との値に基づいて、前記インフルエンザ判断部あるいは前記熱中症判断部のいずれか一方の判断が実行されるように制御することを特徴とする請求項4記載のインフルエンザ情報/熱中症情報表示装置。
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