JP5400141B2 - 熱交換機を備える固体酸化物燃料電池システム - Google Patents

熱交換機を備える固体酸化物燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP5400141B2
JP5400141B2 JP2011511615A JP2011511615A JP5400141B2 JP 5400141 B2 JP5400141 B2 JP 5400141B2 JP 2011511615 A JP2011511615 A JP 2011511615A JP 2011511615 A JP2011511615 A JP 2011511615A JP 5400141 B2 JP5400141 B2 JP 5400141B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
modular
heat exchange
oxidant
packet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011511615A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011522376A (ja
Inventor
ハァ,ロンティン
シー ポラード,スコット
ジュリアン,デル ジェイ セイント
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2011522376A publication Critical patent/JP2011522376A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5400141B2 publication Critical patent/JP5400141B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0271Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes
    • H01M8/0273Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes with sealing or supporting means in the form of a frame
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • H01M8/04007Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids related to heat exchange
    • H01M8/04014Heat exchange using gaseous fluids; Heat exchange by combustion of reactants
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • H01M8/04007Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids related to heat exchange
    • H01M8/04067Heat exchange or temperature measuring elements, thermal insulation, e.g. heat pipes, heat pumps, fins
    • H01M8/04074Heat exchange unit structures specially adapted for fuel cell
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • H01M8/04223Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids during start-up or shut-down; Depolarisation or activation, e.g. purging; Means for short-circuiting defective fuel cells
    • H01M8/04268Heating of fuel cells during the start-up of the fuel cells
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/241Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with solid or matrix-supported electrolytes
    • H01M8/2425High-temperature cells with solid electrolytes
    • H01M8/2432Grouping of unit cells of planar configuration
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/2465Details of groupings of fuel cells
    • H01M8/247Arrangements for tightening a stack, for accommodation of a stack in a tank or for assembling different tanks
    • H01M8/2475Enclosures, casings or containers of fuel cell stacks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M8/12Fuel cells with solid electrolytes operating at high temperature, e.g. with stabilised ZrO2 electrolyte
    • H01M2008/1293Fuel cells with solid oxide electrolytes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Description

関連出願の説明
本出願は、2008年5月30日に出願された、米国特許出願第61/130531号の優先権の恩典を主張する。この特許出願の明細書の内容はその全体が本明細書に参照として含まれる。
本発明は、アメリカ連邦標準・技術局(NIST)により結ばれた協力協定第70NANB4H3036号の下に米国政府の支援によってなされた。米国政府は本発明に一定の権利を有する。
本発明は固体酸化物燃料電池に関し、さらに詳しくは、反応チャンバ内の電気化学反応によってつくられる熱エネルギーを管理するためのシステム及び方法に関する。
近年、環境に優しい態様で高効率エネルギー変換ができるクリーンエネルギー源として燃料電池が大きく注目されている。固体酸化物燃料電池(SOFC)は、一般に700℃と1000℃の間の、非常な高温で動作する燃料電池の一タイプである。固体酸化物燃料電池がとり得る形状は多いが、一般にはプレーナ型構成をとる。従来のプレーナ型構成においては、単燃料極と単空気極の間に電解質が挟み込まれる。挟み込まれた電解質は水素のような燃料ガスと空気または酸素ガスの間の隔壁として用いられ、燃料ガスは隔壁の燃料極側に供給され、空気または酸素ガスは隔壁の空気極側に供給される。
一般的な固体酸化物燃料電池システムでは、燃料及び酸素のような、反応体の運動エネルギーのほぼ1/2が電気に変換されて、残る1/2が熱エネルギーに変換され、この熱エネルギーがSOFCシステム内の温度をかなり上昇させる。高速電気化学反応を起発させるため、反応体を高温に加熱しなければならないことが多い。例えば、薄いイットリア部分安定化ジルコニア(3YSZ)電解質を用いるシステムにおいて、有効な反応をおこさせるには反応体をほぼ725℃に加熱しなければならない。そのような初期反応体温度により、化学量論的水素−空気系に対する燃料電池内のピーク温度は1000℃以上に上昇し得る。
燃料電池の電気的性能及び機械的性能はシステムの動作温度に強く依存する。(約1000℃以上のような)高温においては、深刻な問題が固体酸化物燃料電池システムコンポーネント内のシール材料の熱−機械的応力及び溶融の態様で生じ得る。さらに、反応体を最適反応温度に加熱するには外部加熱が必要になることが多く、この結果総合システム効率が低くなる。
様々な熱管理方式が開発されている。例えば、特許文献1は熱管理のために燃料電池に連結された形状記憶合金構造体を開示している、特許文献2は個々のセルの燃料極側から熱を取り出して別のセルの空気極流を加熱するために用いられる内部双極型熱交換機を開示している。特許文献3には、燃料電池ユニットと、電解質表面に垂直な方向に流れる、熱交換機流体流の間で熱を転送するための流体熱交換機が開示されている。さらに、特許文献4にはシステムレベルにおける熱管理を補助するために燃料電池に連結された改質反応炉が開示されている。特許文献5には燃料電池の熱管理に用いるための内部改質装置が開示されている。
米国特許出願公開第2004/0170879A1号明細書 米国特許出願公開第2005/0014046A1号明細書 米国特許出願公開第2004/0028972A1号明細書 米国特許出願公開第2003/0017695A1号明細書 国際公開第2003/065488A1号パンフレット
したがって、反応で発生する熱エネルギーによって生じる熱−機械応力を低減することができ、反応チャンバに入る反応体を予備加熱して固体酸化物燃料電池の総合システム効率を高めることもできる、熱管理システム及び方法が技術上必要とされている。
本発明は、高い効率及び固体酸化物燃料電池(SOFC)の電解質にかけて比較的狭い動作温度分布を示す、SOFCシステムに対するスタック構成の実施形態に関する。
一実施形態例にしたがえば、モジュール型固体酸化物燃料電池システムは、
(i) ハウジング、
(ii) 燃料電池フレーム、複数の燃料極が第1の表面上に配置され、複数の空気極が第1の表面と表裏をなす第2の表面上に配置された、第1のプレーナ型電解質シートを有する第1の電極アセンブリ、及び、複数の燃料極が第1の表面上に配置され、複数の空気極が第1の表面と表裏をなす第2の表面上に配置された、第2のプレーナ型電解質シートを有する第2の電極アセンブリ、を有する少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケット、ここで、燃料電池フレームは、第1及び第2の電極アセンブリのそれぞれが互いに隔てられるように、また第1及び第2の電解質シートのそれぞれの第1の表面が互いに面し、燃料極チャンバを定めるように、第1及び第2の電極アセンブリを支持し、燃料電池フレームはさらに、燃料極チャンバと流体が通じる燃料流入口を定める、及び
(iii)それぞれが一対の対向して隔てられた側壁をもつ構体を有する複数のモジュール型酸化剤熱交換パケット、ここで、構体はさらに、内部空間、内部空間と通じる酸化剤流入口、及び内部空間と通じる少なくとも1つの流出口を定める、
を備え、
ハウジングは少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケット及び複数のモジュール型熱交換パケットを支持し、複数のモジュール型熱交換パケットの内の一対のモジュール型熱交換パケットが対向して隔てられて配置されて、間に酸化剤チャンバを定め、少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットの内の1つのモジュール型燃料電池パケットが一対のモジュール型熱交換パケットに対して隔てられた関係で酸化剤チャンバ内に配置され、一対のモジュール型燃料電池パケットの流出口は酸化剤チャンバと流体が通じる。
一例において、SOFCシステムは、低効率の外部熱交換システムを縮小または排除する、SOFC内のプレーナ型電解質電極アセンブリのような、能動SOFCパケット間に配置された、内部熱交換を提供するための、予備加熱チャンバを備える。電気化学反応チャンバ内で発生する熱エネルギーの一部を利用して燃料電池に入る空気及び/または燃料を予備加熱することにより、総合システム効率を大きく高めることができる。さらに、空気を予備加熱することで流量を下げることが可能になり、これもシステムの効率及び信頼性を高める。予備加熱チャネルは、損傷をそれぞれの単燃料電池デバイス内に隔離するに役立つ、単燃料電池パケットの間の障壁としてはたらくこともできる。
一実施形態例において、本発明は、ハウジング、少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケット、及び複数のモジュール型酸化剤熱交換パケットを備える、モジュール型固体酸化物燃料電池システムを提供する。別の実施形態において、少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットは、燃料電池フレーム、複数の燃料極が第1の表面上に配置され、複数の空気極が第1の表面と表裏をなす第2の表面上に配置された、第1のプレーナ型電解質シートを有する第1の電極アセンブリ、及び、複数の燃料極が第1の表面上に配置され、複数の空気極が第1の表面と表裏をなす第2の表面上に配置された、第2のプレーナ型電解質シートを有する第2の電極アセンブリを有する。燃料電池フレームは第1及び第2の電極アセンブリを、それぞれが互いに隔てられるように、また第1及び第2の電解質シートのそれぞれの第1の表面が互いに面して燃料極チャンバを定めるように、支持することができる。燃料電池フレームはさらに、燃料極チャンバと流体が通じる燃料流入口を定める。
また別の実施形態例において、ハウジングは少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケット及び複数のモジュール型熱交換パケットを支持することができる。対のモジュール型熱交換パケットが対向して隔てられて配置され、間に酸化剤チャンバを定める。対のモジュール型熱交換パケットに対して隔てられた関係でモジュール型燃料電池パケットが酸化剤チャンバ内に配置することができる。また別の実施形態にしたがえば、対のモジュール型熱交換パケットの流出口は酸化剤チャンバと流体が通じる。
別の実施形態例において、本発明は、ハウジング、少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケット及び複数のモジュール型酸化剤熱交換パケットを備える、モジュール型固体酸化物燃料電池システムを提供する工程を含む、発電のための方法を提供する。本方法はさらに、複数のモジュール型酸化剤熱交換パケットの内の少なくとも2つを互いに隔てられた関係でハウジング内に配置する工程及び少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットの内の1つをハウジング内で少なくとも2つのモジュール型酸化剤熱交換パケットの間に配置する工程を含むことができる。特定の実施形態において、少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットは少なくとも2つのモジュール型酸化剤熱交換パケットのそれぞれに対して隔てられた関係にある。別の実施形態において、方法は、少なくとも1つのモジュール型酸化剤熱交換パケットの酸化剤流入口に酸化剤流を供給する工程及び少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットの燃料流入口に燃料流を供給する工程を含む。また別の実施形態において、方法は少なくとも1つの燃料電池パケットによって発生する熱エネルギーを、酸化剤流を予備加熱するために用いる工程を含む。
本発明のさらなる実施形態は、ある程度は、詳細な説明及び添付される特許請求項のいずれかに述べられ、ある程度は詳細な説明から導かれ、あるいは本発明の実施により習得することができる。上記の全般的記述及び以下の詳細な記述が例示及び説明のためでしかなく、開示及び/または特許請求されるような本発明の限定ではないことは当然である。
本明細書に組み込まれて本明細書の一部をなす添付図面は本発明のいくつかの態様を示し、記述とともに、本発明の原理を、限定ではなく、説明するに役立つ。
図1は、本発明の一実施形態にしたがう、動作環境内のモジュール型固体酸化物燃料電池システムの破断図である。 図2Aは、本発明の別の実施形態にしたがう、モジュール型燃料電池パケットの燃料電池フレームを示す。 図2Bは図2Aの燃料電池パケットフレームの区画A-Aの断面図である。 図3は、本発明の一実施形態にしたがう、モジュール型燃料電池パケットを示す。 図4は、本発明の別の実施形態にしたがう、モジュール型酸化剤熱交換パケットの側壁を示す。 図5は、本発明の一実施形態例にしたがう、モジュール型酸化剤熱交換パケットが内部に配されているモジュール型固体酸化物燃料電池システムの斜視断面図である。 図6は、本発明の別の実施形態例にしたがう、モジュール型燃料電池パケット及びモジュール型熱交換パケットが内部に配されているモジュール型固体酸化物燃料電池システムの斜視断面図である。 図7はモジュール型固体酸化物燃料電池内の酸化剤及び燃料の流れを示す。
本発明の以下の説明は、最善の、現在知られている実施形態において本発明の教示を可能にするように提供される。この目的に対し、当業者であれば、本明細書に説明される本発明の様々な実施形態に多くの変更がなされ得るがそれでも本発明の有益な結果を得られることを認め、理解するであろう。本発明の望ましい恩恵の内のいくつかが本発明の特徴の内のいくつかを選択することにより、他の特徴は用いずに、得られることも明らかであろう。したがって、当業者であれば、本発明に多くの改変及び翻案が可能であり、いくつかの状況においては望ましくさえあり、本発明の一部であることを認めるであろう。したがって、以下の説明は、本発明の限定ではなく、本発明の原理の説明として提供される。
本明細書で用いられるように、単数形は、そうではないことを文脈が明白に規定していない限り、複数の指示対象を含む。すなわち、例えば「酸化剤予備加熱チャンバ」への言及は、そうではないことを文脈が明白に規定していない限り、2つ以上のそのような「酸化剤予備加熱チャンバ」を有する実施形態を含む。
本明細書において範囲は[「約」1つの特定値]から、及び/または[「約」別の特定値]までとして表され得る。範囲がそのように表される場合、別の実施形態はその1つの特定値から及び/またはその別の特定値までを含む。同様に、先行詞「約」の使用により値が近似値として表されていれば、その特定の値が別の実施形態をなすことは理解されるであろう。さらに、範囲のそれぞれの端点が、他方の端点との関係でも、他方の端点とは独立にも、有意であることは理解されるであろう。
上で簡潔に要約したように、本発明は、モジュール型固体酸化物燃料電池デバイス内の温度分布を管理し、総合システム効率を高めるためのシステム及び方法を提供する。そのようなシステム及び方法は、様々な実施形態において、燃料電池デバイス内の反応でつくられる熱エネルギーを利用して燃料電池デバイスに入る空気及び/または燃料ガスを予備加熱し、よって外部予備加熱システムの必要を減じ、及び/または排除することによって固体酸化物燃料電池システムの効率を高める。
本発明の様々な実施形態にしたがえば、図1に示されるように、例えば、モジュール型固体酸化物燃料電池システム10は、ハウジング100,少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケット200及び少なくとも1つのモジュール型酸化剤熱交換パケット300を備える。図1に示されるように、複数のモジュール型燃料電池パケット200及び複数のモジュール型酸化剤熱交換パケット300は、燃料電池パケットと酸化剤熱交換パケットが交互するアレイの形態でハウジング100内に配置することができる。すなわち、一特定実施形態において、燃料電池パケット及び熱交換パケットは、それぞれの燃料電池パケットが2つの熱交換パケットの間に配置されるように、配列することができる。したがって、この構成において、パケットの最小数は燃料電池パケットが1つ及び熱交換パケットが2つである。パケットの最大数は固体酸化物燃料電池システムからの必要な出力電力量によって決定される。
それぞれの燃料電池パケット200には、2つの(本明細書では電極アセンブリとも称される)燃料電池デバイスの間に形成された、燃料電池パケット内部に位置する気密に隔離された燃料チャンバが組み込まれる。さらに詳しくは、様々な実施形態にしたがえば、燃料電池パケット200は燃料電池パケットフレーム202及び少なくとも1つの電極アセンブリ(すなわち燃料電池デバイス)210を有することができる。図1に示される実施形態において、それぞれの燃料電池デバイス210は複セルデバイスである。すなわち、それぞれの燃料電池デバイス210はアレイに配列された複数の燃料電池を有する。この特定の実施形態において、それぞれの燃料電池デバイスはプレーナ型電解質支持燃料電池アレイである。
燃料電池パケットフレーム202の例が図2A及び2Bに示される。燃料電池フレームは、様々な材料の実質的に長方形の打抜き成形シートで作成することができる。燃料電池フレームは、例えば、E-ブライトまたは446-ステンレス鋼のような、ステンレス鋼シート203で作成することができる。あるいは、燃料電池フレームは、ガラス、ガラス-セラミック、完全安定化ジルコニアまたは部分安定化ジルコニアで作成することができる。フレーム材料の熱膨張係数(CTE)は電解質材料のCTEに近いことが好ましい(例えば、フレーム材料と電解質材料の間のCTE差は1×10−6cm/cm/℃以内、好ましくは0.6×10−6cm/cm/℃以内、さらに好ましくは0.4×10−6cm/cm/℃以内である)。例えば、それぞれのフレームはシートとして作成することができ、シートの内部領域に定められた実質的に長方形の開口202Aを有することができ、したがって、それぞれのシートは内周縁及び外周縁を定めることができる。シートは、例えば、ウエルを形成するためのような、内周縁と外周縁の間にあるシート領域の形態で打抜き成形することができる。図2Bに示されるように、ウエルは、シート203が面と面で突き合わせられたときに、シートが外周縁領域に沿って実質的に全面的に接触するが、内周縁領域に沿っては相互にある距離隔てられているような、形状につくることができる。図2Aに示されるように、燃料流入口204が燃料電池フレームの下部領域に形成されたウエルと流体を通じることができる。同様に、燃料流出口206が燃料電池フレームの上部領域に形成されたウエルと流体を通じることができる。
燃料電池パケット200は、別の実施形態にしたがえば、少なくとも1つの(本明細書では電極アセンブリとも称される)燃料電池デバイス210を有することができる。図3を参照すれば、電極アセンブリは、第1の表面及び第1の表面と表裏をなす第2の表面をもつ実質的にプレーナ型のシートとすることができる、電解質シート212を有することができる。複数の燃料極214が第1の表面上に配置され、複数の空気極216が第1の表面と表裏をなす第2の表面上に配置されて、複セル燃料電池デバイスを形成する。第2の電極アセンブリを同様に形成することができる。一実施形態において、燃料電池フレーム202が、第1及び第2の電極アセンブリ(すなわち燃料電池デバイス)210がある離隔距離で相互に隔てられるように、第1及び第2の電極アセンブリ210を支持することができる。別の実施形態において、第1及び第2の電極アセンブリ210は、第1及び第2の電極アセンブリ210のそれぞれの第1の表面が互いに面して燃料極チャンバ(すなわち燃料チャンバ)220を定めるように、フレーム202によって支持される。上述したように、燃料電池フレーム202は、燃料電池フレームのシートの部分領域が内周縁に沿って相互にdの離隔距離にあるような態様で、打抜き成形材料で形成することができる(あるいは、ガラスまたはガラス-セラミックで作成することができる)。この距離dは、例えば0.5mmに、あるいはさらに大きく、することができる。一般的な距離は、例えば1mm〜7mmとすることができる。このようにすれば、燃料流入口204から、燃料電池フレームの下部に形成されたウエルを通り、(本明細書では燃料チャンバとも称される)燃料極チャンバ内に、流体が通じることができる。同様に、燃料極チャンバから、燃料電池フレームの上部に形成されたウエルを通り、燃料電池パケット200の燃料流出口206に、流体が通じることができる。
本発明の一実施形態にしたがえば、燃料電池パケット200内で燃料が流れる方向は、実質的に重力の方向である。燃料電池パケットのフレーム202は、例えば壁厚が1mmをこえない、例えば0.25mm〜1mmの、成形ステンレス鋼合金で作成することができる。
一実施形態において、複数の空気極216は、酸素含有空気のような、酸化剤と反応して酸素イオンをつくる。複数の燃料極214は、空気極216でつくられた酸素イオンを用いる(水素ガスのような、ただしこれには限定されない)燃料との反応によって、水及び電気をつくる。電解質シート212は、空気極側の酸化剤を燃料極側の燃料から隔てる、メンブレンまたはバリアとしてはたらく。この構成において、電解質シート212は、燃料極側での酸化反応から生じる電子の空気極側への到達を防止する、電気絶縁体としてもはたらくことができる。別の実施形態において、電解質シート212は、空気極216でつくられた、酸素イオンを燃料極214に伝導するように構成することができる。
いくつかの実施形態にしたがう、モジュール型固体酸化物燃料電池システムはさらに、複数のモジュール型酸化剤熱交換パケット300を備える。モジュール型酸化剤熱交換パケットは、本明細書では熱交換キャビティとも称される、内部空間(すなわち空気チャンバ)304を定めるようにそれぞれが配置された、対向して隔てられた一対の側壁302をもつ構体を有することができる。図4はモジュール型酸化剤熱交換パケット300の一例の側壁302を示す。モジュール型熱交換パケットの側壁302は、例えば、E-ブライトまたは446ステンレス鋼のようなステンレス鋼、またはニッケル合金で作成することができ、あるいはガラス、ガラス-セラミック、完全安定化ジルコニアまたは部分安定化ジルコニアで作成することができる。側壁302は厚さが1mmをこえない成形ステンレス鋼合金で作成することができる。側壁302は、例えば、壁厚が1mmをこえない、例えば0.1mm〜1mmの、成形ステンレス鋼合金で作成することができる。熱交換パケット300の側壁302は、相互に突き合わされているが、それぞれの打抜き成形体が熱勾配の条件下で互いに対して滑ることができるように、拘束はされていない、2枚の成形合金構造体(壁体)を有することができる。
図からわかるように、酸化剤予備加熱チャンバ(すなわち熱交換チャンバ)としてはたらく、内部空間(内部空気チャンバ)304と通じる酸化剤流入口306を定めるように、側壁の一部を形成することができる。側壁302はさらに内部空間304と通じる流出口308を少なくとも1つ定めることができる。特定の実施形態(図4を見よ)において、流出口は側壁302の下部に定められた実質的に水平のスリットである。別の実施形態において、酸化剤流出口308の形状は酸化剤流入口306と同様である。熱交換パケット300は気密シールされる必要はなく、CTEが燃料電池デバイスと整合する必要もない。
熱交換パケット300はフレーム及び2枚のプレーナ型電解質シートからなることができ、電解質シートは、電解質シート間のキャビティが酸化剤(空気)熱交換チャンバとしてはたらく内部空気チャンバ304を定めるように、相互に実質的に平行に配置される。
図5に示されるように、複数のモジュール型酸化剤熱交換パケット300をハウジング100によって支持することができる。一実施形態において、少なくとも2つの熱交換パケット300を、相互の間に酸化剤チャンバ310が定められるように、間隔をおき、互いに対向させて、ハウジング100内に配置することができる。特定の実施形態において、モジュール型酸化剤熱交換パケット300は、図5に示されるように、ハウジング内に実質的に垂直に配置される。
ハウジング100は、図6及び7に示されるように、少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットを同様に支持することができる。特定の実施形態において、少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケット200は、一対のモジュール型酸化剤熱交換パケット300の間にモジュール型酸化剤熱交換パケット300と隔てられた関係で(例えば、酸化剤チャンバ310内に)配置され、よって燃料電池パケット200の壁体と熱交換パケット300の壁体の間におかれた空気極反応チャンバ310Aが形成される。すなわち、熱交換パケット300はモジュール型燃料電池パケット200の燃料電池デバイス210の空気極側に面する。隣り合うパケットの(壁面間)間隔は、例えば約0.5mm〜7mm、さらに好ましくは1mm〜5mmとすることができる。様々な実施形態にしたがえば、モジュール型固体酸化物燃料電池デバイスは‘n’個のモジュール型燃料電池パケット及び‘n+1’個のモジュール型酸化剤熱交換パケットを備えることができる。例えば、モジュール型固体酸化物燃料電池デバイスは、1個のモジュール型燃料電池パケット及び2個のモジュール型酸化剤熱交換パケットを備えることができる。別の実施形態において、‘n’は少なくとも2とすることができ、よって、モジュール型固体酸化物燃料電池デバイスはすくなくとも2個のモジュール型燃料電池パケット及び少なくとも3個のモジュール型酸化剤熱交換パケットを備えることができる。様々な実施形態にしたがえば、モジュール型固体酸化物燃料電池は、いかなる数のモジュール型燃料電池パケット及びいかなる数のモジュール型酸化剤熱交換パケットも備えることができると考えられ、本明細書に挙げられる特定の数に限定されることはない。
図7は図4に示される熱交換パケットと同様の熱交換パケットを利用するモジュール型固体酸化物燃料電池システム内の、空気のような酸化剤及び燃料の流れの例を簡略に示す。図示されるように、空気はモジュール型酸化剤熱交換パケット300の内の少なくとも1つの酸化剤流入口306を通ってデバイスに入る。この実施形態において、空気は熱交換パケットを通って(すなわち熱交換パケット内に形成された内部空間304を通って)下方に(すなわち重力の方向に)流れ、流出口308を通って酸化剤チャンバを出る。空気は次いで、熱交換パケットの隣に配置されたモジュール型燃料電池パケットの空気極側または表面に沿って酸化剤チャンバ310を(したがって空気極反応チャンバ310Aを)通過する。上述したように、空気または酸化剤は空気極216と反応して酸素イオンをつくり、酸素イオンは電解質シート212を通して燃料極側または表面まで伝導される。水素ガスのような、ただしこれには限定されない、燃料は燃料流入口204を通ってモジュール型燃料電池パケット200,詳しくは燃料極チャンバ220に入る。燃料は燃料極において酸素イオンと反応して水及び電気をつくる。この反応の生成物(例えば排ガス)は流出口206を通って燃料極チャンバを出る。
図7に示されるように、2つのモジュール型燃料電池パケット200の間に配置されたモジュール型熱交換パケット300に関して、熱交換パケットの内部空間304を通過する空気はそれぞれの熱交換パケットのそれぞれの側壁302に定められた流出口308を通って出ることができる。このようにすれば、空気は、それぞれの熱交換パケット300に面する燃料電池パケット200のそれぞれの空気極側に沿って酸化剤チャンバ310を通過することができる。したがって、燃料電池パケット200の壁面及び隣り合うそれぞれの熱交換パケット(酸化剤熱交換パケット)300の壁面は、空気が燃料電池パケット200の壁面と隣り合うそれぞれの熱交換パケット300の壁面の間を流れる、空気極反応チャンバ310Aの、一部を、提供する。熱交換パケット300は、燃料電池パケット200によって発生する熱エネルギーを、例えば放射サセプタ及びスプレッダを用いて、熱交換パケット(酸化剤熱交換パケット)内の低温の空気に伝達することによって、燃料電池パケット200及び燃料電池スタック内の熱勾配の制御及び/または最小化に役立つ。すなわち、熱交換パケットの壁面は放射熱吸収により放射サセプタとしてはたらき、次いで熱を拡散させて、熱交換パケット300の内部空間304内部の酸化剤に熱を供給する。例えば、熱は、
(i) 初めに、(熱は燃料の酸素イオンとの反応によりモジュール型燃料電池パケットの電解質シートに沿って発生して)燃料電池パケットから燃料電池パケット200と熱交換パケット300の間にある空気−すなわち、それぞれの熱交換パケットに面する燃料電池パケットのそれぞれの空気極側に沿う酸化剤チャンバ内の空気−に放射で伝達され,
(ii) 熱交換パケット300の壁面全体にわたって伝導で拡散し、次いで
(iii)最終的に対流及び/または気相伝導によって入り空気に伝達される。
図7に示される実施形態例において、空気(または本明細書に説明されない別の実施形態においては燃料)が初めに電極アセンブリ201からの熱放出によって予備加熱される。熱は初めに、燃料電池デバイス210または燃料電池パケット200の側壁から熱交換パケット300の合金壁面に放射で伝達され、次いで熱交換パケット300の壁面全体にわたって伝導で拡散し、最後に対流により、また量は少ないが気相伝導により、入り空気に伝達される。温度勾配は、50℃以内に維持できることが好ましく、35℃以内に維持できることがさらに好ましく、25℃以内に維持できることが最も好ましい。
様々な実施形態にしたがえば、空気極との反応のため、すなわち、空気極とのより高速及び/またはより効率的な電気化学反応を可能にするためには、酸化剤が所定の温度になければならない。別の実施形態にしたがえば、酸素イオンと反応して電気をつくるためには、燃料も所定の温度にあることが必要であり得る。一実施形態において、供給される燃料または空気あるいは両者の所定の温度は、ほぼ600℃〜1000℃のような、600℃より高いいずれかの温度とすることができる。必要に応じて、燃料または空気あるいは両者の所定の温度は、約650℃〜約900℃の範囲、好ましくは700℃〜約900℃または650℃〜800℃の範囲にあることができる。
特定の実施形態において、モジュール型燃料電池システムに初めに供給される空気または酸化剤は、特定の所定の温度に予備加熱することができる。必要に応じて、燃料の酸素イオンとの反応によってモジュール型燃料電池パケット200の電解質シート212に沿って熱を発生させる。発生された熱エネルギーはモジュール型熱交換パケット300のそれぞれの側壁を通して伝導し、熱交換パケットを通過している空気を予備加熱することができる。すなわち、一実施形態において、モジュール型熱交換パケット300は所定の熱伝導度を有する材料で構成することができる。したがって、一実施形態において、燃料電池パケットの反応によって発生された熱エネルギーは酸化剤を予備加熱するために用いることができ、これは反応をおこさせるために必要である。上述したように、プロセスを最初に開始するために、酸化剤を外部予備加熱手段によって予備加熱することができる。しかし、燃料電池パケット200における初期反応に際し、モジュール型固体酸化物燃料電池システムは実質的に、酸化剤または燃料あるいは両者のための外部加熱手段を必要としない、自走型とすることができると考えられる。すなわち、モジュール型固体酸化物燃料電池システム内で初期反応がおこってしまえば、比較的低温の空気を熱交換パケット300の流入口を通して燃料電池システムに取り込むことができ、この空気を、熱交換パケット300を通過している間に漸次加熱することができ、空気極を通り過ぎるときまでに、空気極216と反応するに必要な所定の温度に到達させることができる。
当業者には当然であろうように、モジュール型固体酸化物燃料電池システム10内で反応がおこると、システム内のコンポーネントは熱膨張及び/または収縮に耐えることになる。一実施形態において、モジュール型熱交換パケット300のそれぞれ及びモジュール型燃料電池パケット200のそれぞれの間の空間離隔により、パケットのそれぞれは他のパケットと干渉せずに様々な率で膨張することができる。一実施形態において、例えば、モジュール型熱交換パケットは、例えば、モジュール型燃料電池パケットのフレームより高い熱膨張係数(CTE)を有する材料で構成できる壁体を有する。すなわち、モジュール型熱交換パケットは燃料電池パケットが受ける熱勾配より大きな熱勾配を受けることができ、したがって燃料電池パケットとは独立に動くことができて、燃料電池パケットとの干渉が回避される。
本発明のいくつかの、説明のための、特定の実施形態に関して本発明を詳細に説明したが、添付される特許請求の範囲に定められるような本発明の広汎な精神及び範囲を逸脱しない数多くの改変が可能であるから、本発明がそのような実施形態に限定されると見なされるべきではないことは当然である。
10 モジュール型固体酸化物燃料電池システム
100 ハウジング
200 モジュール型燃料電池パケット
202 燃料電池パケットフレーム
203 ステンレス鋼シート
204 燃料流入口
206 燃料流出口
210 燃料電池デバイス(電極アセンブリ)
212 電解質シート
214 燃料極
216 空気極
220 燃料極チャンバ(燃料チャンバ)
300 モジュール型酸化剤熱交換パケット
302 モジュール型酸化剤熱交換パケット側壁
304 モジュール型酸化剤熱交換パケット内部空間(熱交換キャビティ)
306 酸化剤流入口
308 酸化剤流出口
310 酸化剤チャンバ
310A 空気極反応チャンバ

Claims (15)

  1. モジュール型固体酸化物燃料電池システムにおいて、
    ハウジング、
    少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットであって、
    燃料電池フレームと、
    第1のプレーナ型電解質シートであって、複数の燃料極が前記第1の電解質シートの第1の表面上に配置され、複数の空気極が前記第1の電解質シートの、前記第1の表面と表裏をなす、第2の表面上に配置されている、第1のプレーナ型電解質シートを有する第1の電極アセンブリと、
    第2のプレーナ型電解質シートであって、複数の燃料極が前記第2の電解質シートの第1の表面上に配置され、複数の空気極が前記第2の電解質シートの、前記第1の表面と表裏をなす、第2の表面上に配置されている、第2のプレーナ型電解質シートを有する第2の電極アセンブリと、
    を有し、
    前記燃料電池フレームが前記第1の電極アセンブリ及び前記第2の電極アセンブリのそれぞれが互いに隔てられるように、また前記第1の電解質シート及び前記第2の電解質シートのそれぞれの前記第1の表面が互いに面し、燃料極チャンバを定めるように、前記第1の電極アセンブリ及び前記第2の電極アセンブリを支持し、前記燃料電池フレームがさらに前記燃料極チャンバと流体が通じる燃料流入口を定める、
    少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケット、及び
    複数のモジュール型酸化剤熱交換パケットであって、前記熱交換パケットのそれぞれが一対の対向して隔てられた側壁をもつ構体を有し、前記構体がさらに、内部空間、前記内部空間と通じる酸化剤流入口及び前記内部空間と通じる少なくとも1つの流出口を定める、複数のモジュール型酸化剤熱交換パケット、
    を備え、
    前記ハウジングが前記少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケット及び前記複数のモジュール型熱交換パケットを支持し、前記複数のモジュール型熱交換パケットの内の一対のモジュール型熱交換パケットが対向して隔てられて配置されて、間に酸化剤チャンバを定め、前記少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットの内の1つのモジュール型燃料電池パケットが前記一対のモジュール型熱交換パケットに対して隔てられた関係で前記酸化剤チャンバ内に配置され、前記一対のモジュール型燃料電池パケットの前記流出口は前記酸化剤チャンバと流体が通じる、
    ことを特徴とするモジュール型固体酸化物燃料電池システム。
  2. ‘n’個の前記モジュール型燃料電池パケット及び‘n+1’個の前記モジュール型酸化剤熱交換パケットを備え、‘n’が少なくとも2であることを特徴とする請求項1に記載のモジュール型固体酸化物燃料電池システム。
  3. 前記一対の対向して隔てられた側壁が前記少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットから放出される熱を放射熱伝導で受け取り、前記一対の対向して隔てられた側壁が前記熱交換パケットの前記内部空間を流過している酸化剤を予備加熱することを特徴とする請求項1に記載のモジュール型固体酸化物燃料電池システム。
  4. 前記複数のモジュール型熱交換パケットが打抜き成形金属を有することを特徴とする請求項1に記載のモジュール型固体酸化物燃料電池システム。
  5. 前記モジュール型熱交換パケットのそれぞれ及び前記少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットが対向して、0.5mm〜7mm隔てられて、配置されることを特徴とする請求項1に記載のモジュール型固体酸化物燃料電池システム。
  6. 発電のための方法において、
    モジュール型固体酸化物燃料電池システムであって、
    ハウジング、
    少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットであって、
    燃料電池フレームと、
    第1のプレーナ型電解質シートであって、複数の燃料極が前記第1の電解質シートの第1の表面上に配置され、複数の空気極が前記第1の電解質シートの、前記第1の表面と表裏をなす、第2の表面上に配置されている、第1のプレーナ型電解質シートを有する第1の電極アセンブリと、
    第2のプレーナ型電解質シートであって、複数の燃料極が前記第2の電解質シートの第1の表面上に配置され、複数の空気極が前記第2の電解質シートの、前記第1の表面と表裏をなす、第2の表面上に配置されている、第2のプレーナ型電解質シートを有する第2の電極アセンブリと、
    を有し、
    前記燃料電池フレームが前記第1の電極アセンブリ及び前記第2の電極アセンブリのそれぞれが互いに隔てられるように、また前記第1の電解質シート及び前記第2の電解質シートのそれぞれの前記第1の表面が互いに面し、燃料極チャンバを定めるように、前記第1の電極アセンブリ及び前記第2の電極アセンブリを支持し、前記燃料電池フレームがさらに前記燃料極チャンバと流体が通じる燃料流入口を定める、
    少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケット、及び
    複数のモジュール型酸化剤熱交換パケットであって、前記熱交換パケットのそれぞれが一対の対向して隔てられた側壁をもつ構体を有し、前記構体がさらに、内部空間、前記内部空間と通じる酸化剤流入口及び前記内部空間と通じる少なくとも1つの流出口を定める、複数のモジュール型酸化剤熱交換パケット、
    を備えるモジュール型固体酸化物燃料電池システムを提供する工程、
    前記複数のモジュール型酸化剤熱交換パケットの内の少なくとも2つを、互いに隔てられた関係で、前記ハウジング内に配置する工程、
    前記少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットの1つを前記ハウジング内で、前記少なくとも2つのモジュール型酸化剤熱交換パケットの間に、配置する工程、ここで前記少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットは前記少なくとも2つのモジュール型酸化剤熱交換パケットのそれぞれと隔てられた関係にある、
    前記モジュール型酸化剤熱交換パケットの少なくとも1つの前記酸化剤流入口に酸化剤流を供給する工程、及び
    前記少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットの前記燃料流入口に燃料流を供給する工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  7. 前記酸化剤流が、前記少なくとも1つのモジュール型酸化剤熱交換パケットの前記内部空間を通過し、前記少なくとも1つのモジュール型酸化剤熱交換パケットの前記流出口を通過して、前記少なくとも1つのモジュール型酸化剤熱交換パケットと前記少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットの間に定められる酸化剤チャンバに流入し、前記燃料流が、前記燃料流入口を通過して前記少なくとも1つの燃料電池パケットの前記燃料極チャンバに流入し、前記方法が前記少なくとも1つのモジュール型酸化剤熱交換パケットと前記少なくとも1つのモジュール型燃料電池パケットの間に定められる前記酸化剤チャンバと通じている少なくとも前記電解質シートに沿って電気化学反応をおこさせる工程をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記電気化学反応が熱エネルギーを発生し、前記方法が前記少なくとも1つのモジュール型熱交換パケットに前記熱エネルギーの少なくとも一部を熱伝達する工程をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つのモジュール型熱交換パケットに伝達された前記熱エネルギーの少なくとも一部を用いて前記酸化剤流を所定の温度に予備加熱する工程をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記所定の温度が700℃より高いことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記所定の温度が700℃から800℃の範囲にあることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 前記酸化剤流を前記酸化剤流入口に供給する工程に先立って前記酸化剤流を予備加熱する工程をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  13. 前記酸化剤が酸素含有空気を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  14. 前記燃料が水素ガスを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  15. 前記モジュール型固体酸化物燃料電池システムが‘n’個の前記モジュール型燃料電池パケット及び‘n+1’個の前記モジュール型酸化剤熱交換パケットを備え、‘n’が少なくとも2であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
JP2011511615A 2008-05-30 2009-05-20 熱交換機を備える固体酸化物燃料電池システム Expired - Fee Related JP5400141B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13053108P 2008-05-30 2008-05-30
US61/130,531 2008-05-30
PCT/US2009/003118 WO2009148510A1 (en) 2008-05-30 2009-05-20 Solid oxide fuel cell systems with heat exchangers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011522376A JP2011522376A (ja) 2011-07-28
JP5400141B2 true JP5400141B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=41258158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011511615A Expired - Fee Related JP5400141B2 (ja) 2008-05-30 2009-05-20 熱交換機を備える固体酸化物燃料電池システム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20110070507A1 (ja)
EP (1) EP2291879B1 (ja)
JP (1) JP5400141B2 (ja)
CN (1) CN102047482A (ja)
AT (1) ATE540443T1 (ja)
TW (1) TW201011965A (ja)
WO (1) WO2009148510A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2775557B1 (en) * 2011-11-02 2019-09-11 NGK Sparkplug Co., Ltd. Fuel cell
CN102881936B (zh) * 2012-09-28 2014-12-17 引峰新能源科技(上海)有限公司 紧凑安全型燃料电池系统
FR3040210B1 (fr) * 2015-08-20 2019-09-06 Hutchinson Ensemble modulaire pour stockeur ou batterie

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5169730A (en) * 1990-07-25 1992-12-08 Westinghouse Electric Corp. Electrochemical cell apparatus having an exterior fuel mixer nozzle
DE4430958C1 (de) * 1994-08-31 1995-10-19 Forschungszentrum Juelich Gmbh Feststoffelektrolyt-Hochtemperatur-Brennstoffzelle und Brennstoffzellen-Anordnung
US5750278A (en) * 1995-08-10 1998-05-12 Westinghouse Electric Corporation Self-cooling mono-container fuel cell generators and power plants using an array of such generators
JP5184731B2 (ja) * 2000-05-18 2013-04-17 コーニング インコーポレイテッド 固体酸化物燃料電池用可撓性電極/電解質構造体、燃料電池装置、およびその作成方法
WO2002075833A2 (de) * 2001-03-17 2002-09-26 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Brennstoffzelle mit integriertem wärmetauscher
FR2827427B1 (fr) * 2001-07-12 2003-11-28 Commissariat Energie Atomique Pile a combustile a gestion thermique optimisee
US20060166053A1 (en) * 2001-11-21 2006-07-27 Badding Michael E Solid oxide fuel cell assembly with replaceable stack and packet modules
US20030096147A1 (en) * 2001-11-21 2003-05-22 Badding Michael E. Solid oxide fuel cell stack and packet designs
US20030176951A1 (en) * 2002-01-09 2003-09-18 Demarchi Julian A. System integrating a reformer and a fuel cell system
US6858341B2 (en) * 2002-05-21 2005-02-22 Idatech, Llc Bipolar plate assembly, fuel cell stacks and fuel cell systems incorporating the same
US20040028972A1 (en) * 2002-08-12 2004-02-12 General Electric Company Method and apparatus for fuel cell thermal management
DE10323883A1 (de) * 2003-05-26 2004-12-30 Siemens Ag Elektrochemische Batterie
JP4986376B2 (ja) * 2003-11-26 2012-07-25 京セラ株式会社 燃料電池組立体
US7687090B2 (en) * 2004-11-30 2010-03-30 Corning Incorporated Fuel cell device assembly and frame
JP5160232B2 (ja) * 2004-11-30 2013-03-13 コーニング インコーポレイテッド 燃料電池スタックアセンブリ
JP4652041B2 (ja) * 2004-12-16 2011-03-16 東京瓦斯株式会社 横縞方式の固体酸化物形燃料電池バンドル
JP4943037B2 (ja) * 2005-07-27 2012-05-30 京セラ株式会社 燃料電池モジュール
CA2618131A1 (en) * 2005-08-17 2007-02-22 Utc Fuel Cells, Llc Solid oxide fuel cell stack for portable power generation

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011522376A (ja) 2011-07-28
TW201011965A (en) 2010-03-16
US20110070507A1 (en) 2011-03-24
WO2009148510A1 (en) 2009-12-10
CN102047482A (zh) 2011-05-04
EP2291879A1 (en) 2011-03-09
ATE540443T1 (de) 2012-01-15
EP2291879B1 (en) 2012-01-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011522375A (ja) 固体酸化物燃料電池システム
JP4651923B2 (ja) 燃料電池スタック及び燃料電池モジュール
EP1976047B1 (en) Fuel cell
US20070281194A1 (en) Portable fuel cell assembly
KR101407937B1 (ko) 균일한 유동분배 구조를 갖는 금속재 실링 고체산화물 연료전지 스택
GB2535242A (en) Fuel cell stack
WO2007066619A1 (ja) 燃料電池
JP2008226713A (ja) 燃料電池スタック
JP5070885B2 (ja) 燃料電池
JP5400141B2 (ja) 熱交換機を備える固体酸化物燃料電池システム
KR20130016140A (ko) 튜브형 고체산화물 연료전지 스택 및 그 제작 방법
JP2004363101A (ja) 構造的に降伏可能な燃料電池シール
EP1685621B1 (en) Multi-cell fuel layer and system
JP2009193808A (ja) 固体酸化物形燃料電池
JP2007200710A (ja) 固体酸化物形燃料電池スタック
JP4513281B2 (ja) 燃料電池
JP4544055B2 (ja) 燃料電池
KR20110044657A (ko) 평관 지지체형 고체산화물 연료전지
KR101346727B1 (ko) 튜브형 고체산화물 연료전지 스택 및 그 제작 방법
JP5315400B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池スタック
KR20200048661A (ko) 일체형 집전판을 이용한 고체산화물 연료전지, 수전해장치 및 이의 제조방법
KR20130039514A (ko) 고체산화물 연료전지 스택
KR20190026180A (ko) 연료전지 스택
KR100658281B1 (ko) 집전체 페어 및 이를 구비한 단층형 다중셀 스택
JP2004227846A (ja) 燃料電池モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees