JP5399316B2 - 手摺取付用ブラケット - Google Patents

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Description

本発明は一般に、手摺取付用ブラケットに関する。より詳細には、本発明は、土留め矢板の上端に墜落防止用の手摺を設置するための手摺取付用ブラケットに関する。
小規模な溝掘削作業を伴う上下水道工事等においては、労働者が溝内に立ち入る前に先行して土留め支保工を設置する「土留め先行工法」が採用される場合が多い。このような土留め先行工法では、土留め支保工の組立作業や解体作業も原則として溝内に立ち入らずに行うことができるが、溝内への墜落を防止するため、地中に打ち込まれた矢板の上端に隣接して、墜落防止用手摺が設置される(図6参照)。
従来、このような墜落防止用手摺は通常、支柱固定用治具をボルトで矢板に固定する等の方法により、設置されている。
しかしながら、上述のような土留め支保工は恒久的なものではなく仮設的なものであり、当該個所の工事が終了すると撤去するにもかかわらず、従来の手摺の設置・解体方法では、ボルトを締めたり弛めたりする作業が必要となるため、多大の手間と時間を要するという不都合があった。
本発明は、このような状況に鑑みて開発されたものであって、土留め先行工法において地中に打ち込まれた矢板の上端に隣接して設置される墜落防止用手摺の容易な設置作業・解体作業を可能にする手摺取付用ブラケットを提供することを目的としている。
本願請求項1に記載の手摺取付用ブラケットは、細長いほぼ矩形形状の一対の矩形片と、所定の隙間を保持するように前記矩形片同士を一方の長辺において連結するための連結片と、前記矩形片間の隙間内に摺動可能に配置されたアーム部材と、矩形片の前記一方の長辺と対向した他方の長辺と所定の間隔を隔てて配置された把持部と、前記把持部に固定され、手摺の支柱を収納するための単管収納部とを備え、前記アーム部材が、前記他方の長辺の方へ凸状に湾曲した弧状形状に形作られており、前記アーム部材の上部に設けられた弧状の開口部内に位置するように前記隙間内に第1ガイドピンが設けられ、前記一方の長辺の側に位置する前記アーム部材の縁部に沿うように前記隙間内に第2ガイドピンが設けられており、前記他方の長辺と前記把持部との間の間隔に、手摺を設置しようとする矢板の上端を嵌め、前記アーム部材を、前記矩形片間の隙間内を下方に摺動させて、凸状に湾曲した縁部を前記間隙内に突出させることにより、前記凸状に湾曲した縁部と前記把持部との間に前記矢板を挟持して固定するように構成されていることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載の手摺取付用ブラケットは、前記請求項1のブラケットにおいて、前記矩形片の下端の前記他方の長辺の側において、前記隙間内に摺動可能に配置された固定片を更に備え、前記固定片に設けられた水平方向に延びた細長い開口部内に位置するように、前記隙間内に第3ガイドピンが設けられ、前記固形片の前記アーム部材が位置する側が、前記アーム部材の前記凸状に湾曲した縁部に接触するように弧状に形作られており、前記アーム部材を、前記矩形片間の隙間内を下方に摺動させて、前記固定片を前記間隙内に突出させることにより、前記矢板に当接させるように構成されていることを特徴とするものである。
本願請求項3に記載の手摺取付用ブラケットは、前記請求項1又は2のブラケットにおいて、前記把持部の前記矢板に当接する部分および前記固定片の前記矢板に当接する部分が、鋸歯状に形成されていることを特徴とするものである。
本発明の手摺取付用ブラケットにおいては、アーム部材の上端又は下端を数回叩くという簡単な作業を行うのみで、手摺の設置および解体を容易に実施することができる。また、作業を容易に行うことができるため、作業に要する時間を大幅に軽減し、仮設コストの低減を図ることもできる。
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る手摺取付用ブラケットについて詳細に説明する。図1は、本発明の好ましい実施の形態に係る手摺取付用ブラケットの正面図、図2(a)、図2(b)、及び図2(c)はそれぞれ、図1の手摺取付用ブラケットの側面図、断面図、及び平面図である。図1において全体として参照符号10で示される本発明の好ましい実施の形態に係る手摺取付用ブラケットは、細長いほぼ矩形形状の一対の矩形片12と、隙間dを保持するように矩形片12同士を一方の長辺12aにおいて連結するための連結片14とを備えている。
手摺取付用ブラケット10は又、矩形片12間の隙間d内に摺動可能に配置されたアーム部材16を備えている。アーム部材16は、矩形片12の長辺12aと対向した長辺12bの方へ凸状に湾曲した弧状形状に形作られている(凸状に湾曲した縁部を参照符号16aで示す)。アーム部材16の上部には、弧状の開口部16bが設けられており、開口部16b内に位置するように矩形片12間の隙間d内に第1ガイドピン18aが設けられている。また、アーム部材16の縁部16aと反対側(すなわち、凹状に湾曲した側)の縁部16cに沿うように、矩形片12間の隙間d内に第2ガイドピン18bが設けられている。かかる構成により、アーム部材16は、第1ガイドピン18aおよび第2ガイドピン18bに案内されて矩形片12間の隙間d内をほぼ上下方向に摺動するようになっている。
手摺取付用ブラケット10は又、矩形片12の長辺12bと間隔Dを隔てて配置された把持部20を備えている。把持部20は、垂直部分20a及び水平部分20bをもつほぼ逆L字形の形状を有しており、水平部分20aが矩形片12の上部に連結されている。好ましくは、垂直部分20aの矩形片12の側20a1は、鋸歯状に形作られている。
アーム部材16は、その最上摺動位置(すなわち、第1ガイドピン18aがアーム部材16の開口部16bの下端に接する位置)にあるときは、縁部16aが間隔D内に突出せず(図4(a)参照)、下方に摺動するにつれて縁部16aが間隔D内に徐々に突出するように、配置されている。
手摺取付用ブラケット10は又、矩形片12の下端の長辺12bの側において、矩形片12間の隙間d内に摺動可能に配置された固定片22を備えている。固定片22は、水平方向に延びた細長い開口部22aを有しており、開口部22a内に位置するように矩形片12間の隙間d内に第3ガイドピン18cが設けられている。また、固形片22のアーム部材16が位置する側22bは、アーム部材16の縁部16aが接触するように、弧状に形作られている。かかる構成により、アーム部材16が下方に摺動すると、固定片22の側22bがアーム部材16の縁部16aによって(図2(b)で見て)左方に押され、これにより固定片22が水平方向左方に摺動するようになっている。
好ましくは、一対の矩形片12には、長辺12bの下端部が鋸歯状になった鋸歯状部12cが形成されている。また、好ましくは、固定片22の左側の辺にも、鋸歯状部22cが形成されている。さらに、好ましくは、矩形片12の第2ガイドピン18bと第3ガイドピン18cとの間のアーム部材16の縁部16cに接触する箇所に、アーム部材16の摺動をより円滑にするために、第4ガイドピン18dが設けられている。
手摺取付用ブラケット10は更に、把持部20の上端に固定され、手摺の支柱となる単管を収納するための単管収納部24を備えている。
なお、手摺取付用ブラケット10を構成する矩形片12、連結片14、アーム部材16、ガイドピン18a〜18d、把持部20、固定片22、単管収納部24は、鋼などの適当な金属材料で形成されている。
以上のように構成された手摺取付用ブラケット10の使用について説明する。図4(a)は、アーム部材16が最上摺動位置にある状態を示している。まず最初に、矢板の上端に、手摺取付用ブラケット10の矩形片12と把持部20によって形成される間隔Dを嵌める(図4(b)、(c)参照)。次いで、アーム部材16の上端16dをハンマーで数回叩く(図4(d)参照)。すると、アーム部材16は、ガイドピン18a〜18dに案内されて下方に摺動し、アーム16の縁部16aが間隔D内に突出し、縁部16aと把持部20との間に矢板を挟持することにより、手摺取付用ブラケット10が矢板に堅固に固定される(図4(e)参照)。しかる後、単管収納部24内に手摺の支柱となる単管を収納し、手摺を順次組み立てる(図4(f)参照)。なお、アーム部材16が下方に摺動すると、固定片22がアーム部材16によって押されて水平方向左方に摺動し、矢板に当接するので、手摺取付用ブラケット10が矢板に一層堅固に固定される。
一方、手摺を取り外そうとする場合には、単管収納部24内から支柱(単管)を取り外した後(図5(a)参照)、アーム部材16の下端16eをハンマーで数回叩く(図5(b)参照)。すると、アーム部材16が上方に摺動するため、アーム16の縁部16a及び固定片22が矢板から離れる(図5(c)参照)ので、手摺取付用ブラケット10を矢板から容易に取り外すことができる。
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、前記実施の形態では、アーム部材16と固定片22によって手摺取付用ブラケット10を矢板に固定しているが、固定片22を省略してアーム部材16のみによって手摺取付用ブラケット10を矢板に固定するように構成してもよい。また、前記実施の形態では、単管収納部24が把持部20の上端に固定されているが、単管収納部24を、例えば把持部20の側部に固定してもよい。さらに、図示されているアーム部材16の湾曲形状や単管収納部24等は単なる例示的なものであり、図示されている形状に限定されるものではない。
本発明の好ましい実施の形態に係る手摺取付用ブラケットを示した正面図である。 図2(a)は図1の線2a−2aに沿って見た図、図2(b)は図2(a)の線2b−2bにおける断面図、図2(c)は図2(a)の線2c−2cに沿って見た図である。 図1の手摺取付用ブラケットのアーム部材を示した正面図である。 図1の手摺取付用ブラケットを用いて手摺を設置する手順を示した一連の図である。 図1の手摺取付用ブラケットを用いて設置された手摺を取り外す手順を示した一連の図である。 従来の墜落防止用手摺を示した概略図である。
10 手摺取付用ブラケット
12 矩形片
12a 一方の長辺
12b 他方の長辺
14 連結片
16 アーム部材
16a 凸状に湾曲した縁部
16b 弧状の開口部
16c 凹状に湾曲した縁部
16d 上端
16e 下端
18a 第1ガイドピン
18b 第2ガイドピン
18c 第3ガイドピン
18d 第4ガイドピン
20 把持部
20a 水平部分
20b 垂直部分
22 固定片
22a 開口部
24 単管収納部
d 矩形片間の隙間
D 矩形片と把持部との間の間隔

Claims (3)

  1. 矢板の上端に手摺を設置するための手摺取付用ブラケットであって、
    細長いほぼ矩形形状の一対の矩形片と、
    所定の隙間を保持するように前記矩形片同士を一方の長辺において連結するための連結片と、
    前記矩形片間の隙間内に摺動可能に配置されたアーム部材と、
    矩形片の前記一方の長辺と対向した他方の長辺と所定の間隔を隔てて配置された把持部と、
    前記把持部に固定され、手摺の支柱を収納するための単管収納部とを備え、
    前記アーム部材が、前記他方の長辺の方へ凸状に湾曲した弧状形状に形作られており、前記アーム部材の上部に設けられた弧状の開口部内に位置するように前記隙間内に第1ガイドピンが設けられ、前記一方の長辺の側に位置する前記アーム部材の縁部に沿うように前記隙間内に第2ガイドピンが設けられており、
    前記他方の長辺と前記把持部との間の間隔に、手摺を設置しようとする矢板の上端を嵌め、前記アーム部材を、前記矩形片間の隙間内を下方に摺動させて、凸状に湾曲した縁部を前記間隙内に突出させることにより、前記凸状に湾曲した縁部と前記把持部との間に前記矢板を挟持して固定するように構成されていることを特徴とするブラケット。
  2. 前記矩形片の下端の前記他方の長辺の側において、前記隙間内に摺動可能に配置された固定片を更に備え、
    前記固定片に設けられた水平方向に延びた細長い開口部内に位置するように、前記隙間内に第3ガイドピンが設けられ、前記固形片の前記アーム部材が位置する側が、前記アーム部材の前記凸状に湾曲した縁部に接触するように弧状に形作られており、
    前記アーム部材を、前記矩形片間の隙間内を下方に摺動させて、前記固定片を前記間隙内に突出させることにより、前記矢板に当接させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載された手摺取付用ブラケット。
  3. 前記把持部の前記矢板に当接する部分および前記固定片の前記矢板に当接する部分が、鋸歯状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載された手摺取付用ブラケット。
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