JP5399142B2 - 自動車のベルトラインシールの構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のベルトラインに沿って取付けられ、ドアインナー・アウターパネルのフランジに組付く断面略U字状の取付基部を備えたベルトラインシールの構造に関するものである。
図1乃至図3を参照してインナーシールを例にとって説明する。自動車には、そのベルトラインLに沿ってインナーシール10が取付けられている。このベルトラインインナーシール10は、ドアインナーパネルフランジFに組付く断面略U字状の取付基部11と、その取付基部11から突設され、ドアガラスGの室内側面に摺接する複数のシールリップ部12とを備える。図2において、符号20はベルトラインアウターシールを示す。
従来、こうしたベルトラインインナーシール10は、その取付基部11に、ドアインナーパネルフランジFへの組付き性を向上させるために、金属製の芯材(フィッシュボーン、ワイヤーキャリアなど)13を埋設させたものがある(図2参照)。また、取付基部の全体を、ポリプロピレン等の高硬度樹脂材Pを共押し出し成形によって形成したものもある(図3参照)。
しかし、取付基部11に金属製の芯材13を埋設したベルトラインインナーシール10は、フレキシブル性に富むため、ドアインナーパネルフランジFの形状に追従し易く、よって、取付け作業性に優れるという利点があるものの、重量が嵩むといった問題がある。
また、取付基部11をポリプロピレン等の高硬度樹脂材Pを共押し出し成形によって形成したベルトラインインナーシール10は、軽量ではあるものの、取付基部11の剛性が大きすぎてフレキシブル性に欠けるため、ドアインナーパネルフランジFの形状に追従し難く、よって、取付け作業性に劣るという問題がある。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、軽量で、取付け作業性に優れるベルトラインシールを提供することを課題とする。
図1図4及びを参照して説明する。請求項に記載のベルトラインインナー・アウターシール1は、自動車のベルトラインLに沿って取付けられるシールであって、奥壁部3、室内側壁部4および車外側壁部5を備え、ドアパネルフランジFに組付く断面略U字状の取付基部2と、前記車外側壁部5から突設され、ドアガラスGに摺接するシールリップ部6とを備える。そして、前記取付基部2における前記ドアパネルフランジFの形状に沿って左右幅方向に湾曲する部分においては、前記奥壁部3の中間部3aを、前記取付基部2のそれ以外の部分より高い硬度の高硬度材Hで形成し、而も該中間部3aの幅を前記奥壁部3の肉厚とほぼ等しく設定し、且つ中間部3aを形成する高硬度材Hは、室内側壁4と車外側壁部5の隣接部4a,5aと連続しない状態で設けている。なお、この「中間部3a」は、左右幅方向の中間部分を言う(以下同じ)。
請求項に記載のベルトラインインナー・アウターシール1は、取付基部2におけるドアパネルフランジFの形状に沿って左右幅方向に湾曲する部分においては、奥壁部3の中間部3aを、取付基部2のそれ以外の部分より高い硬度の高硬度材Hで形成したので、当該左右幅方向に容易に湾曲Rさせることができる。
硬度材Hで形成した中間部3aを有する奥壁部3は、上下高さ方向が肉薄に出来るため、上下高さ方向には容易に折り曲げることができる。従って、ドアパネルフランジFの形状に沿って上下高さ方向に容易に湾曲させることができ、これにより取付け作業を容易に行うことができる。また、上下高さ方向と同様に、中間部3aは左右幅方向にも肉薄であるため、当該上下及び左右幅方向に容易に湾曲させることができる。従って、ドアパネルフランジFの形状に沿って左右幅方向に容易に湾曲Rさせることができ、これにより取付け作業を容易に行うことができる。
また、金属製の芯材を埋設していないので、大幅な軽量化を図ることができる。なお、高硬度材Hで形成した奥壁部3の中間部3aが、室内側壁部4および車外側壁部5を支持する芯材のはたらきを担い、かつ、取付基部2の剛性を高めるので、ドアパネルフランジFへの組付けを強固なものとすることができる。
ベルトラインシールの配置位置を示す自動車の側面図である。 従来例に係るベルトラインインナーシールを示すもので、図1のX−X線断面図である。 他の従来例に係るベルトラインインナーシールを示すもので、図1のX−X線断面図である。 本発明に係るベルトラインインナーシールの実施形態を示す図1のX−X線断面図である。 図4に示すベルトラインインナーシールの適用箇所を例示する斜視図である。
本発明に係るベルトラインインナー・アウターシールの実施形態を、インナーシールを例にとって説明する。図1図4およびに示す。このベルトラインインナーシール1は、自動車のベルトラインLに沿って取付けられるものであって、取付基部2とシールリップ部6を備える。
取付基部2は、奥壁部3、室内側壁部4、車外側壁部5、および室内側壁部4と車外側壁部5の内面から突設した複数の組付リップ7を備え、ドアインナーパネルフランジFに組付く断面略U字状である。シールリップ部6は、車外側壁部5から2本突設され、ドアガラスGの室内側面に摺接する。
そして、取付基部2におけるドアインナーパネルフランジFの形状に沿って左右幅方向に湾曲する部分は、奥壁部3の中間部3aのみを、取付基部2のそれ以外の部分より高い硬度を有する棒状の高硬度材Hで形成している(図および図参照)。図(a)は車外側に湾曲Rした状態を示し、図(b)は室内側に湾曲Rした状態を示す。
この高硬度材Hで形成する奥壁部3の中間部3aの幅(車体取付状態における左右幅方向の長さ)は、奥壁部3の肉厚(車体取付状態における上下高さ方向の長さ)とほぼ等しく設定している。また、本実施形態において中間部3aを形成する高硬度材Hは、室内側壁部4と車外側壁部5の隣接部4a,5aと連続しない状態で設けている。
なお、高硬度材Hとしては、JIS−A90以上のゴム材又は樹脂材を使用している。また、取付基部2の高硬度材Hで形成した部分以外は、JIS−A85以下のゴム材又は樹脂材(低硬度材)を使用して形成している。この硬度は、JIS−K6253に対応のデュロメーター(タイプA)に基づくものである。ここでゴム材ではEPDMゴムが好ましく、樹脂材ではポリプロピレン,ポリエチレン,ポリスチレンや種々の熱可塑性エラストマー(TPE)が好ましい。
本実施形態に係るベルトラインインナーシール1は、ドアインナーパネルフランジFの湾曲形状に対応して、上下高さ方向および左右幅方向の両方に容易に湾曲させることができる。すなわち、取付基部2を上下高さ方向に湾曲させる必要がある部分においては、奥壁部3の中間部3aを高硬度材Hで形成したので、奥壁部3は上下高さ方向には相対的に肉薄であるため、当該上下高さ方向に容易に湾曲させることができる。
また、取付基部2を左右幅方向に湾曲させる必要がある部分では、奥壁部3の中間部3aのみを高硬度材Hで形成しており、この中間部3a(高硬度材H)の幅は奥壁部3の厚みとほぼ等しく設定しているので肉薄である。従って、左右幅方向に容易に湾曲Rさせることができる。これにより、当該ベルトラインインナーシール1は、上下高さ方向と左右幅方向の両方に複雑に湾曲しているドアパネルフランジFに容易に取付けることができる。
また、このベルトラインインナーには金属製の芯材を埋設していないので、その重量を大幅に軽減することができる。また、奥壁部3の全体および一部を形成する高硬度材Hが室内側壁部4と車外側壁部5を支持する状態で取付基部2の剛性を高めるので、ドアパネルフランジFに強固に組付けることができる。
なお、前記実施形態は、ベルトラインインナーシールに関するものであったが、ベルトラインアウターシールに適用されてもよい。また、車体組付時における上下又は左右方向への柔軟性を利用し、予め、ベルトラインインナーまたはアウターシールに熱を加えて所望の形態に歪曲させる、いわゆる「くせ付け」も可能である。
1 ベルトラインインナーシール
2 取付基部
3 奥壁部
3a 中間部
4 室内側壁部
4a 隣接部
5 車外側壁部
5a 隣接部
6 シールリップ部
7 組付リップ
10 ベルトラインインナーシール
11 取付基部
12 シールリップ部
13 金属製芯材
20 ベルトラインアウターシール
F ドアインナーパネルフランジ
G ドアガラス
H 高硬度材
L ベルトライン
P 高硬度樹脂材
R 湾曲

Claims (1)

  1. 自動車のベルトライン(L)に沿って取付けられるインナー又はアウターシールであって、奥壁部(3),室内側壁部(4)および車外側壁部(5)を備え,ドアパネルフランジ(F)に組付く断面略U字状の取付基部(2)と、前記車外側壁部から突設され,ドアガラス(G)に摺接するシールリップ部(6)と、を備え、前記取付基部における前記ドアパネルフランジの形状に沿って少なくとも左右幅方向に湾曲する部分においては,前記奥壁部の中間部(3a)を,前記取付基部のそれ以外の部分より高い硬度の高硬度材(H)で形成し、而も該中間部の幅を前記奥壁部の肉厚とほぼ等しく設定し、且つ中間部を形成する高硬度材は、室内側壁と車外側壁部の隣接部(4a,5a)と連続しない状態で設けていることを特徴とするベルトラインシールの構造。
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