JP5398437B2 - 三相磁石式発電機および輸送機器 - Google Patents

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Description

本発明は、三相磁石式発電機およびそれを備えた輸送機器に関する。
自動二輪車には、交流磁石式発電機が設けられる。交流磁石式発電機は、ステータおよびロータを備える。一般的に、ステータには、複数の発電コイルが等角度間隔で取り付けられる。一般的に、ロータには、複数の永久磁石が等角度間隔で取り付けられる。ロータは、エンジンのクランク軸と一体的に回転する。それにより、複数の永久磁石により形成される回転磁界によりステータの複数の発電コイルに電圧が誘起される。
特許文献1には、4n個の永久磁石および3n個の発電コイルを有する三相磁石式発電機が記載されている。ここで、nは任意の整数である。この三相磁石式発電機においては、エンジンの回転速度が低い場合に十分な出力電流が得られるとともに、エンジンの回転速度が高い場合に出力電流が抑制される。
しかしながら、上記の従来の三相磁石式発電機では、高回転速度領域で発電コイルの温度が高くなる。それにより、発電コイルの寿命が低下する。近年、三相磁石式発電機の発熱を抑制することが要求されている。
特許第3680213号公報
本発明の目的は、発熱が十分に抑制される三相磁石式発電機およびそれを備えた輸送機器を提供することである。
[1]本発明
(1)第1の発明に係る三相磁石式発電機は、ステータと、ステータに対して相対的に回転可能に設けられたロータと、均等な角度間隔でロータに設けられた複数の永久磁石と、不均等な角度間隔でステータに設けられた複数の発電コイルとを備え、複数の発電コイルの数は3の倍数ではない数であり、複数の発電コイルは、第1相の電流が流れる複数の第1のコイルと、第2相の電流が流れる複数の第2のコイルと、第3相の電流が流れる複数の第3のコイルとを含み、複数の第1のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第1のコイルが配置および接続され、複数の第2のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第2のコイルが配置および接続され、複数の第3のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第3のコイルが配置および接続され、複数の第1のコイルの各々の両隣には第2のコイルまたは第3のコイルが配置され、複数の第2のコイルの各々の両隣には第1のコイルまたは第3のコイルが配置され、複数の第3のコイルの各々の両隣には第1のコイルまたは第2のコイルが配置されるものである。
その三相磁石式発電機では、複数の発電コイルの数が3の倍数でなく、かつ複数の発電コイルが不均等な角度間隔で配置される。それにより、隣り合う発電コイルの間隔が広い箇所と隣り合う発電コイルの間隔が狭い箇所とが混在する。
また、複数の第1のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第1のコイルが配置および接続され、複数の第2のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第2のコイルが配置および接続され、複数の第3のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第3のコイルが配置および接続される。
したがって、出力電流特性を維持しつつ発電コイルの発熱を抑制することが可能となる。
(2)第2の発明に係る三相磁石式発電機は、ステータと、ステータに対して相対的に回転可能に設けられたロータと、均等な角度間隔でロータに設けられた複数の永久磁石と、不均等な角度間隔でステータに設けられた複数の発電コイルとを備え、複数の発電コイルの数は3の倍数ではない数であり、複数の発電コイルは、第1相の電流が流れる複数の第1のコイルと、第2相の電流が流れる複数の第2のコイルと、第3相の電流が流れる複数の第3のコイルとを含み、複数の第1のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第1のコイルが配置および接続され、複数の第2のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第2のコイルが配置および接続され、複数の第3のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第3のコイルが配置および接続され、複数の第1のコイルの数と複数の第2のコイルの数とは等しく、複数の第3のコイルの数は複数の第1のコイルの数および複数の第2のコイルの数よりも少なく、複数の第1のコイルの各々の巻数と複数の第2のコイルの各々の巻数とは等しく、複数の第3のコイルの各々の巻数は複数の第1のコイルの各々の巻数および複数の第2のコイルの各々の巻数よりも多いものである。
その三相磁石式発電機では、複数の発電コイルの数が3の倍数でなく、かつ複数の発電コイルが不均等な角度間隔で配置される。それにより、隣り合う発電コイルの間隔が広い箇所と隣り合う発電コイルの間隔が狭い箇所とが混在する。
また、複数の第1のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第1のコイルが配置および接続され、複数の第2のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第2のコイルが配置および接続され、複数の第3のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第3のコイルが配置および接続される。
したがって、出力電流特性を維持しつつ発電コイルの発熱を抑制することが可能となる。
さらに、複数の第1のコイルの総巻き数、複数の第2のコイルの総巻き数および複数の第3のコイルの総巻き数をほぼ等しくすることができる。それにより、第1相、第2相および第3相の発電コイルの発電能力が均等化される。
(3)第3の発明に係る三相磁石式発電機は、ステータと、ステータに対して相対的に回転可能に設けられたロータと、均等な角度間隔でロータに設けられた複数の永久磁石と、不均等な角度間隔でステータに設けられた複数の発電コイルとを備え、複数の発電コイルの数は3の倍数ではない数であり、複数の発電コイルは、第1相の電流が流れる複数の第1のコイルと、第2相の電流が流れる複数の第2のコイルと、第3相の電流が流れる複数の第3のコイルとを含み、複数の第1のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第1のコイルが配置および接続され、複数の第2のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第2のコイルが配置および接続され、複数の第3のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第3のコイルが配置および接続され、複数の第2のコイルの数と複数の第3のコイルの数とは等しく、複数の第2のコイルの数および複数の第3のコイルの数は複数の第1のコイルの数よりも少なく、複数の第2のコイルの各々の巻数と複数の第3のコイルの各々の巻数とは等しく、複数の第2のコイルの各々の巻数および複数の第3のコイルの各々の巻数は複数の第1のコイルの各々の巻数よりも多いものである。
その三相磁石式発電機では、複数の発電コイルの数が3の倍数でなく、かつ複数の発電コイルが不均等な角度間隔で配置される。それにより、隣り合う発電コイルの間隔が広い箇所と隣り合う発電コイルの間隔が狭い箇所とが混在する。
また、複数の第1のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第1のコイルが配置および接続され、複数の第2のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第2のコイルが配置および接続され、複数の第3のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第3のコイルが配置および接続される。
したがって、出力電流特性を維持しつつ発電コイルの発熱を抑制することが可能となる。
さらに、複数の第1のコイルの総巻き数、複数の第2のコイルの総巻き数および複数の第3のコイルの総巻き数をほぼ等しくすることができる。それにより、第1相、第2相および第3相の発電コイルの発電能力が均等化される。
(4)複数の第1のコイルは、永久磁石の角度間隔の整数倍の角度間隔で配置され、各第1のコイルが複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で複数の第1のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第1のコイルが接続され、複数の第2のコイルは、永久磁石の角度間隔の整数倍の角度間隔で複数の第1のコイルとそれぞれ異なる位置に配置され、各第2のコイルが複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で複数の第2のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第2のコイルが接続され、複数の第3のコイルは、永久磁石の角度間隔の整数倍の角度間隔で複数の第1および第2のコイルとそれぞれ異なる位置に配置され、各第3のコイルが複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で複数の第3のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第3のコイルが接続されてもよい。
この場合、複数の第1のコイルに流れる電流の位相が確実に等しくなる。また、複数の第2のコイルに流れる電流の位相が確実に等しくなる。さらに、複数の第3のコイルに流れる電流の位相が確実に等しくなる。
(5)複数の第1のコイルの各々が複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で、複数の第2のコイルの各々が複数の永久磁石のいずれかに対向する位置から一方向に永久磁石の角度間隔の1/3の角度ずれた位置にあり、複数の第3のコイルの各々が複数の永久磁石のいずれかに対向する位置から一方向に永久磁石の角度間隔の2/3の角度ずれた位置にあるように、複数の発電コイルが配置されてもよい。
この場合、複数の第1のコイルに流れる電流の位相、複数の第2のコイルに流れる電流の位相および複数の第3のコイルに流れる電流の位相が互いに120度異なる。それにより、三相交流電流の位相のバランスが良好となる。
(6)複数の永久磁石は、複数の発電コイルに対向するN極を有する複数の第1の永久磁石と、複数の発電コイルに対向するS極を有する複数の第2の永久磁石とを含み、複数の第1のコイルの各々が複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で複数の第1の永久磁石のいずれかに対向する各第1のコイルの巻き方向と複数の第2の永久磁石のいずれかに対向する各第1のコイルの巻き方向とが異なり、複数の第2のコイルの各々が複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で複数の第1の永久磁石のいずれかに対向する各第2のコイルの巻き方向と複数の第2の永久磁石のいずれかに対向する各第2のコイルの巻き方向とが異なり、複数の第3のコイルの各々が複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で複数の第1の永久磁石のいずれかに対向する各第3のコイルの巻き方向と複数の第2の永久磁石のいずれかに対向する各第3のコイルの巻き方向とが異なってもよい。
この場合、複数の第1のコイル同士の接続、複数の第2のコイル同士の接続および複数の第3のコイル同士の接続を複雑化することなく、複数の第1のコイルに流れる電流の位相および向きを等しくすることができ、複数の第2のコイルに流れる電流の位相および向きを等しくすることができ、複数の第3のコイルに流れる電流の位相および向きを等しくすることができる。
(7)複数の永久磁石の数は2nであってもよく、複数の発電コイルの数は3m−1または3m−2であってもよく、nおよびmは自然数である。
この場合、低回転速度領域での出力電流特性を向上させるとともに、高回転速度領域での出力電流を抑制することができる。
(8)第4の発明に係る輸送機器は、本体部と、本体部に設けられるエンジンと、エンジンの回転により本体部を移動させる駆動部と、エンジンの回転により駆動される第1〜第3のいずれかの発明に係る三相磁石式発電機とを備えるものである。
この輸送機器においては、エンジンが回転することにより駆動部により本体部が移動する。また、エンジンの回転により三相磁石式発電機が駆動される。
三相磁石式発電機においては、出力電流特性を維持しつつ発電コイルの発熱を抑制することが可能となる。したがって、輸送機器の電気系統の高性能化および高機能化が可能となる。
[2]参考形態
(1)第1の参考形態に係る三相磁石式発電機は、ステータと、ステータに対して相対的に回転可能に設けられたロータと、均等な角度間隔でロータに設けられた複数の永久磁石と、不均等な角度間隔でステータに設けられた複数の発電コイルとを備え、複数の発電コイルの数は3の倍数ではない数であり、複数の発電コイルは、第1相の電流が流れる複数の第1のコイルと、第2相の電流が流れる複数の第2のコイルと、第3相の電流が流れる複数の第3のコイルとを含み、複数の第1のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第1のコイルが配置および接続され、複数の第2のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第2のコイルが配置および接続され、複数の第3のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第3のコイルが配置および接続されるものである。
その三相磁石式発電機では、複数の発電コイルの数が3の倍数でなく、かつ複数の発電コイルが不均等な角度間隔で配置される。それにより、隣り合う発電コイルの間隔が広い箇所と隣り合う発電コイルの間隔が狭い箇所とが混在する。
また、複数の第1のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第1のコイルが配置および接続され、複数の第2のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第2のコイルが配置および接続され、複数の第3のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第3のコイルが配置および接続される。
したがって、出力電流特性を維持しつつ発電コイルの発熱を抑制することが可能となる。
(2)複数の第1のコイルは、永久磁石の角度間隔の整数倍の角度間隔で配置され、各第1のコイルが複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で複数の第1のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第1のコイルが接続され、複数の第2のコイルは、永久磁石の角度間隔の整数倍の角度間隔で複数の第1のコイルとそれぞれ異なる位置に配置され、各第2のコイルが複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で複数の第2のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第2のコイルが接続され、複数の第3のコイルは、永久磁石の角度間隔の整数倍の角度間隔で複数の第1および第2のコイルとそれぞれ異なる位置に配置され、各第3のコイルが複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で複数の第3のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように複数の第3のコイルが接続されてもよい。
この場合、複数の第1のコイルに流れる電流の位相が確実に等しくなる。また、複数の第2のコイルに流れる電流の位相が確実に等しくなる。さらに、複数の第3のコイルに流れる電流の位相が確実に等しくなる。
(3)複数の第1のコイルの各々が複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で、複数の第2のコイルの各々が複数の永久磁石のいずれかに対向する位置から一方向に永久磁石の角度間隔の1/3の角度ずれた位置にあり、複数の第3のコイルの各々が複数の永久磁石のいずれかに対向する位置から一方向に永久磁石の角度間隔の2/3の角度ずれた位置にあるように、複数の発電コイルが配置されてもよい。
この場合、複数の第1のコイルに流れる電流の位相、複数の第2のコイルに流れる電流の位相および複数の第3のコイルに流れる電流の位相が互いに120度異なる。それにより、三相交流電流の位相のバランスが良好となる。
(4)複数の第1のコイルの数と複数の第2のコイルの数とは等しく、複数の第3のコイルの数は複数の第1のコイルの数および複数の第2のコイルの数よりも少なく、複数の第1のコイルの各々の巻数と複数の第2のコイルの各々の巻数とは等しく、複数の第3のコイルの各々の巻数は複数の第1のコイルの各々の巻数および複数の第2のコイルの各々の巻数よりも多くてもよい。
この場合、複数の第1のコイルの総巻き数、複数の第2のコイルの総巻き数および複数の第3のコイルの総巻き数をほぼ等しくすることができる。それにより、第1相、第2相および第3相の発電コイルの発電能力が均等化される。
(5)複数の第2のコイルの数と複数の第3のコイルの数とは等しく、複数の第2のコイルの数および複数の第3のコイルの数は複数の第1のコイルの数よりも少なく、複数の第2のコイルの各々の巻数と複数の第3のコイルの各々の巻数とは等しく、複数の第2のコイルの各々の巻数および複数の第3のコイルの各々の巻数は複数の第1のコイルの各々の巻数よりも多くてもよい。
この場合、複数の第1のコイルの総巻き数、複数の第2のコイルの総巻き数および複数の第3のコイルの総巻き数をほぼ等しくすることができる。それにより、第1相、第2相および第3相の発電コイルの発電能力が均等化される。
(6)複数の永久磁石は、複数の発電コイルに対向するN極を有する複数の第1の永久磁石と、複数の発電コイルに対向するS極を有する複数の第2の永久磁石とを含み、複数の第1のコイルの各々が複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で複数の第1の永久磁石のいずれかに対向する各第1のコイルの巻き方向と複数の第2の永久磁石のいずれかに対向する各第1のコイルの巻き方向とが異なり、複数の第2のコイルの各々が複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で複数の第1の永久磁石のいずれかに対向する各第2のコイルの巻き方向と複数の第2の永久磁石のいずれかに対向する各第2のコイルの巻き方向とが異なり、複数の第3のコイルの各々が複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で複数の第1の永久磁石のいずれかに対向する各第3のコイルの巻き方向と複数の第2の永久磁石のいずれかに対向する各第3のコイルの巻き方向とが異なってもよい。
この場合、複数の第1のコイル同士の接続、複数の第2のコイル同士の接続および複数の第3のコイル同士の接続を複雑化することなく、複数の第1のコイルに流れる電流の位相および向きを等しくすることができ、複数の第2のコイルに流れる電流の位相および向きを等しくすることができ、複数の第3のコイルに流れる電流の位相および向きを等しくすることができる。
(7)複数の永久磁石の数は2nであってもよく、複数の発電コイルの数は3m−1または3m−2であってもよく、nおよびmは自然数である。
この場合、低回転速度領域での出力電流特性を向上させるとともに、高回転速度領域での出力電流を抑制することができる。
(8)第2の参考形態に係る輸送機器は、本体部と、本体部に設けられるエンジンと、エンジンの回転により本体部を移動させる駆動部と、エンジンの回転により駆動される第1の参考形態に係る三相磁石式発電機とを備えるものである。
この輸送機器においては、エンジンが回転することにより駆動部により本体部が移動する。また、エンジンの回転により三相磁石式発電機が駆動される。
三相磁石式発電機においては、出力電流特性を維持しつつ発電コイルの発熱を抑制することが可能となる。したがって、輸送機器の電気系統の高性能化および高機能化が可能となる。
本発明によれば、出力電流特性を維持しつつ発電コイルの発熱を抑制することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る三相磁石式発電機の断面図である。 図1の三相磁石式発電機の正面図である。 図1の三相磁石式発電機の発電コイルの接続方法を示す回路図である。 本実施の形態に係る三相磁石式発電機および比較例の三相磁石式発電機の発電コイルの温度特性の測定結果を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る三相磁石式発電機の正面図である。 本発明のさらに他の実施の形態に係る三相磁石式発電機の正面図である。 本発明の実施の形態に係る三相磁石式発電機を備えた自動二輪車の側面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る三相磁石式発電機について図面を参照しながら説明する。
(1)一実施の形態
図1は本発明の一実施の形態に係る三相磁石式発電機の断面図である。図2は図1の三相磁石式発電機の正面図である。図3は図1の三相磁石式発電機の発電コイルの接続方法を示す回路図である。図2では、発電コイルの図示が省略されている。
図1および図2に示される三相磁石式発電機(以下、発電機と略記する)1は、例えば、自動二輪車のエンジンにより駆動される。
発電機1は、ステータ2およびロータ4を備える。ステータ2は中央孔2aを有し、ケーシング5に固定される。ロータ4は、ステータ2の中央孔2aの中心軸を中心としてステータ2に対して相対的に回転可能に設けられる。
ケーシング5は、エンジンのクランクケースまたは自動二輪車の本体フレームに固定される。ステータ2の中央孔2aには、エンジンのクランク軸9の端部が遊びをもって挿入される。クランク軸9の端部の外周面に締結部材6が固定される。ロータ4は、カップ形状を有する。そのロータ4は、締結部材6の外周面に固定される。
締結部材6にはワンウェイクラッチ7が設けられる。ワンウェイクラッチ7には、自動二輪車のスタータ(図示せず)の動力を伝達するギア8が設けられる。スタータの動力がギア8を介してワンウェイクラッチ7に伝達されると、ロータ4がクランク軸9と一体的に回転する。また、エンジンが作動することによりクランク軸9が回転すると、ロータ4がクランク軸9と一体的に回転する。ケーシング5内の下部には、エンジンオイル10が収容される。
図2に示すように、ロータ4はステータ2と同軸に設けられる。ステータ2は外周面を有し、ロータ4は内周面を有する。ロータ4の内周面の半径はステータ2の外周面の半径よりも大きく、ステータ2の外周面はステータ2の内周面に対向する。
ステータ2の外周面には、外方に突出するように複数のコア2U,2V,2Wが設けられる。複数のコア2U,2V,2Wは、ステータ2の中心軸を中心として不均等な角度間隔で配置される。各コア2Uには、U相の電流が流れる発電コイル3U(図3参照)が設けられる。各コア2Vには、V相の電流が流れる発電コイル3V(図3参照)が設けられる。各コア2Wには、W相の電流が流れる発電コイル3W(図3参照)が設けられる。なお、コアはポールとも呼ばれる。
ロータ4の内周面には、ステータ2の中心軸を中心として偶数個の永久磁石4N,4Sが等角度間隔で設けられる。複数の永久磁石4Nは、N極が中心軸を向くようにロータ4に取り付けられ、複数の永久磁石4Sは、S極が中心軸を向くようにロータ4に取り付けられる。複数の永久磁石4Nと複数の永久磁石4Sとは交互に配置される。図2では、永久磁石4Nにハッチングが付されている。
ロータ4の回転に伴って各永久磁石4N,4Sがステータ2の各コア2U,2V,2Wに順に対向する。
本実施の形態では、永久磁石4N,4Sの合計は2n個である。ここで、nは自然数である。図2の例では、nは10である。したがって、永久磁石4Nの数は10個であり、永久磁石4Sの数は10個であり、永久磁石4N,4Sの総数は20個である。この場合、隣り合う各2つの永久磁石4N,4Sの角度間隔は18度(=360度/20)である。
また、発電コイル3U,3V,3Wの数(コア2U,2V,2Wの数)は3の倍数を除く数であり、3m−1または3m−2である。ここで、mは自然数である。本実施の形態では、発電コイル3U,3V,3Wの数(コア2U,2V,2Wの数)は3m−1個である。図2の例では、発電コイル3Uの数(コア2Uの数)は5個であり、発電コイル3Vの数(コア2Vの数)は5個であり、発電コイル3Wの数(コア2Wの数)は4個である。したがって、発電コイル3U,3V,3Wの総数(コア2U,2V,2Wの総数)は14個である。
U相のコア2Uは、永久磁石4N,4Sの角度間隔の整数倍の角度間隔で配置される。すなわち、U相の発電コイル3Uは、永久磁石4N,4Sの角度間隔の整数倍の角度間隔で配置される。図2の例では、V相およびW相のコア2V,2Wを除いて、隣り合う各2つのU相のコア2Uの角度間隔は54度、72度、54度、126度および54度である。
V相のコア2Vは、永久磁石4N,4Sの角度間隔の整数倍の角度間隔で配置される。すなわち、V相の発電コイル3Vは、永久磁石4N,4Sの角度間隔の整数倍の角度間隔で配置される。図2の例では、W相およびU相のコア2W,2Uを除いて、隣り合う各2つのV相のコア2Vの角度間隔は126度、54度、72度、54度および54度である。
W相のコア2Wは、永久磁石4N,4Sの角度間隔の整数倍の角度間隔で配置される。すなわち、W相の発電コイル3Wは、永久磁石4N,4Sの角度間隔の整数倍の角度間隔で配置される。図2の例では、U相およびV相のコア2U,2Vを除いて、隣り合う各2つのW相のコア2Wの角度間隔は54度、126度、54度および126度である。
上記のように、発電コイル3U,3V,3W(コア2U,2V,2W)は、不均等な角度間隔で配置される。すなわち、発電コイル3U,3V,3W(コア2U,2V,2W)の14個の角度間隔のうち少なくとも1つの角度間隔は、他の角度間隔とは異なる。図2の例では、コア2U,2V,2Wの14個の角度間隔のうち10個の角度間隔は24度であり、4個の角度間隔は30度である。
図3に示すように、複数の発電コイル3Uは直列に接続され、複数の発電コイル3Vは直列に接続され、複数の発電コイル3Wは直列に接続される。発電コイル3Uの直列回路、発電コイル3Vの直列回路および発電コイル3Wの直列回路はデルタ接続される。なお、発電コイル3Uの直列回路、発電コイル3Vの直列回路および発電コイル3Wの直列回路がスター接続されてもよい。
各発電コイル3U(コア2U)がいずれかの永久磁石4N,4Sに対向する状態(図2の状態)で複数の発電コイル3Uに流れる電流の位相が等しくなるように複数の発電コイル3Uが接続される。例えば、永久磁石4Nに対向する発電コイル3Uの巻き方向と永久磁石4Sに対向する発電コイル3Uの巻き方向とが逆にされ、図3に示すように、複数の発電コイル3Uが直列に接続される。この場合、各発電コイル3Uの一端(永久磁石4N,4Sに近い端部)と、一方側の他の発電コイル3Uの他端(永久磁石4N,4Sから遠い端部)とが接続される。
また、各発電コイル3V(コア2V)がいずれかの永久磁石4N,4Sに対向する状態で複数の発電コイル3Vに流れる電流の位相が等しくなるように複数の発電コイル3Vが接続される。例えば、永久磁石4Nに対向する発電コイル3Vの巻き方向と永久磁石4Sに対向する発電コイル3Vの巻き方向とが逆にされ、図3に示すように、複数の発電コイル3Vが直列に接続される。この場合、各発電コイル3Vの一端(永久磁石4N,4Sに近い端部)と、一方側の他の発電コイル3Vの他端(永久磁石4N,4Sから遠い端部)とが接続される。
さらに、各発電コイル3W(コア2W)がいずれかの永久磁石4N,4Sに対向する状態で複数の発電コイル3Wに流れる電流の位相が等しくなるように複数の発電コイル3Wが接続される。例えば、永久磁石4Nに対向する発電コイル3Wの巻き方向と永久磁石4Sに対向する発電コイル3Wの巻き方向とが逆にされ、図3に示すように、複数の発電コイル3Wが直列に接続される。この場合、各発電コイル3Wの一端(永久磁石4N,4Sに近い端部)と、一方側の他の発電コイル3Wの他端(永久磁石4N,4Sから遠い端部)とが接続される。
このようにして、複数の発電コイル3Uに流れる電流の位相および向きが等しくなり、複数の発電コイル3Vに流れる電流の位相および向きが等しくなり、複数の発電コイル3Wに流れる電流の位相および向きが等しくなる。
この場合、複数の発電コイル3U同士の接続、複数の発電コイル3V同士の接続および複数の発電コイル3W同士の接続が複雑化しない。
なお、全ての発電コイル3U,3V,3Wの巻き方向が同じであり、永久磁石4Nに対向する発電コイル3U,3V,3Wの接続方法と永久磁石4Sに対向する発電コイル3U,3V,3Wの接続方法とが異なってもよい。例えば、永久磁石4Nに対向する一相の一の発電コイルの一方側に永久磁石4Sに対向する同相の他の発電コイルが位置する場合には、一の発電コイルの一端が他の発電コイルの同じ側の一端に接続される。また、永久磁石4Nに対向する一相の一の発電コイルの一方側に永久磁石4Nに対向する同相の他の発電コイルが位置する場合には、一の発電コイルの一端が他の発電コイルの反対側の他端に接続される。
各発電コイル3U(コア2U)の中心軸がいずれかの永久磁石4N,4Sの中心に位置する状態(図2の状態)で、各発電コイル3W(コア2W)の中心軸がいずれかの永久磁石4N,4Sの中心から一方向に永久磁石4N,4Sの角度間隔の1/3の機械角度ずれた位置にあり、各発電コイル3V(コア2V)の中心軸がいずれかの永久磁石4N,4Sの中心から一方向に永久磁石4N,4Sの角度間隔の2/3の機械角度ずれた位置にあるように、複数の発電コイル3U,3V,3W(コア2U,2V,2W)が配置される。
すなわち、各発電コイル3U(コア2U)の中心軸がいずれかの永久磁石4N,4Sの中心に位置する状態で、各発電コイル3W(コア2W)の中心軸がいずれかの永久磁石4N,4Sの中心から一方向に360度/(3×永久磁石4N,4Sの数)の機械角度ずれた位置にあり、各発電コイル3V(コア2V)の中心軸がいずれかの永久磁石4N,4Sの中心から一方向に2×360度/(3×永久磁石4N,4Sの数)の機械角度ずれた位置にある。
図2の例では、永久磁石4N,4Sの角度間隔は18度である。各コア2Uの中心軸がいずれかの永久磁石4N,4Sの中心に位置する。この状態で、各コア2Vの中心軸は、いずれかの永久磁石4N,4Sの中心から反時計周りの方向に6度(=18/3)ずれた位置にある。また、各コア2Vの中心軸は、いずれかの永久磁石4N,4Sの中心から反時計周りの方向に12度(=2×18/3)ずれた位置にある。
このように、発電コイル3U,3V,3W(コア2U,2V,2W)のうち任意の発電コイル(コア)の中心軸がいずれかの永久磁石4N,4Sの中心に位置すると、その発電コイルと同相のすべての発電コイルの中心軸はそれぞれいずれかの永久磁石4N,4Sの中心に位置する。この状態で、他の1相のすべての発電コイル(コア)の中心軸はいずれかの永久磁石4N,4Sの中心から一方向に6度の機械角度ずれた位置にあり、残りの1相のすべての発電コイル(コア)の中心軸はいずれかの永久磁石4N,4Sの中心から一方向に12度の機械角度ずれた位置にある。
これらの結果、発電コイル3Uに流れる電流の位相、発電コイル3Vに流れる電流の位相および発電コイル3Wに流れる電流の位相が互いに120度異なる。それにより、三相交流電流の位相のバランスが保たれる。
図2および図3の例では、発電コイル3Uの数(コア2Uの数)と発電コイル3V(コア2Vの数)の数とは等しく、発電コイル3Wの数(コア2Wの数)は発電コイル3Uの数(コア2Uの数)および発電コイル3Vの数(コア2Vの数)よりも少ない。この場合、各発電コイル3Uの巻き数と各発電コイル3Vの巻き数とは等しく、各発電コイル3Wの巻き数は各発電コイル3Uの巻き数および各発電コイル3Vの巻き数よりも多い。
例えば、5個の発電コイル3Uの巻き数をそれぞれ31とし、5個の発電コイル3Uの巻き数をそれぞれ31とし、4個の発電コイル3Wの巻き数をそれぞれ39とする。それにより、5個の発電コイル3Uの総巻き数は155となり、5個の発電コイル3Vの総巻き数は155となり、4個の発電コイル3Wの総巻き数は156となる。このように、発電コイル3Wの総巻き数、発電コイル3Vの総巻き数および発電コイル3Wの総巻き数がほぼ等しいので、U相、V相およびW相の発電能力が均等化される。
ここで、本実施の形態に係る三相磁石式発電機および比較例の三相磁石式発電機の発電コイルの温度特性を測定した。
比較例の三相磁石式発電機が本実施の形態に係る発電機1と異なるのは、次の点である。
本実施の形態に係る発電機1は、上記のように、20個の永久磁石4N,4Sおよび14個の発電コイル3U,3V,3Wを有し、発電コイル3U,3V,3Wが不均等な角度間隔で配置される。すなわち、本実施の形態に係る発電機1は、2n個の永久磁石4N,4Sおよび3m−1個の発電コイル3U,3V,3Wを有する。ここで、n=10、m=5である。
一方、比較例の発電機は、20個の永久磁石4N,4Sおよび15個の発電コイル3U,3V,3Wを有し、発電コイル3U,3V,3Wが均等な角度間隔で配置される。すなわち、比較例の発電機は、2n個の永久磁石4N,4Sおよび3m個の発電コイル3U,3V,3Wを有する。
図4は本実施の形態に係る三相磁石式発電機および比較例の三相磁石式発電機の発電コイルの温度特性の測定結果を示す図である。図4の縦軸は発電コイルの温度を表し、横軸は回転速度を表す。
なお、本実施の形態に係る発電機の出力電流特性および比較例の発電機の出力電流特性は、同等に設定した。
比較例の発電機では、回転速度が2500r/minであるときに発電コイルの温度が最大となり、高回転速度領域で温度がほぼ一定になっている。
本実施の形態に係る発電機1では、回転速度が2500r/minであるときに発電コイルの温度が最大となり、高回転速度領域では回転速度が増加するにつれて温度が徐々に低下している。
本実施の形態に係る発電機1における発電コイルの最高温度は、比較例の発電機における発電コイルの最高温度に比べて約7%低くなっている。
以上のように、本実施の形態に係る発電機1では、発電コイル3U,3V,3Wの数(コア2U,2V,2Wの数)が3の倍数でない数であり、かつ発電コイル3U,3V,3W(コア2U,2V,2W)が不均等な角度間隔で配置される。それにより、隣り合う発電コイルの間隔が広い箇所と隣り合う発電コイルの間隔が狭い箇所とが混在する。その結果、良好な出力電流特性を維持しつつ発電コイル3U,3V,3Wの発熱を抑制することが可能となる。
また、永久磁石4N,4Sの数が2n個(本実施の形態では、20個)と多いため、低回転速度領域での出力電流特性が向上し、かつ高回転速度領域での出力電流が抑制される。それにより、低回転速度領域で十分な発電能力が得られ、かつ高回転速度領域でレギュレータ素子の破損が防止される。
なお、発電コイル3U,3V,3Wの数が3m−2個であり、発電コイル3U,3V,3Wが不均等な角度間隔で配置されてもよい。例えば、発電コイル3U,3V,3Wの数が13個であってもよい。この場合にも、隣り合う発電コイルの間隔が広い箇所と隣り合う発電コイルの間隔が狭い箇所とが混在する。その結果、良好な出力電流特性を維持しつつ発電コイル3U,3V,3Wの発熱を抑制することが可能となる。
発電コイル3U,3V,3Wの数(コア2U,2V,2Wの数)が3m−1個または3m−2個の場合には、発電コイル3U,3V,3Wの数(コア2U,2V,2Wの数)が3m個の場合に比べて鉄損が減少する。それにより、発電コイル3U,3V,3Wの発熱が抑制される。
さらに、ロータ4の下部がケーシング5内の下部に収容されたエンジンオイル10に浸っているので、ロータ4の回転によりエンジンオイル10が攪拌されるとともに、エンジンオイル10がステータ2の上部の発電コイル3U,3V,3Wにかかる。それにより、発電コイル3U,3V,3Wが容易に冷却される。その結果、発電機1の全体の発熱がさらに低減される。
なお、図2の例では、永久磁石4N,4Sの数が20個であり、発電コイル3U,3V,3Wの数が14個であるが、これに限定されない。実用的な永久磁石4N,4Sの数の範囲は18〜24個であり、実用的な発電コイル3U,3V,3Wの数の範囲は13〜23個である。
例えば、発電コイル3U,3V,3Wの数が13個であってもよい。この場合、3m−2個であり、m=5である。例えば、発電コイル3U,3V,3Wの数がそれぞれ5個、4個および4個であってもよい。
また、発電コイル3U,3V,3Wの数が16個であってもよい。この場合、3m−2個であり、m=6である。例えば、発電コイル3U,3V,3Wの数がそれぞれ6個、5個および5個であってもよい。
また、発電コイル3U,3V,3Wの数が17個であってもよい。この場合、3m−1個であり、m=6である。例えば、発電コイル3U,3V,3Wの数がそれぞれ6個、6個および5個であってもよい。
さらに、発電コイル3U,3V,3Wの数が19個であってもよい。この場合、3m−2個であり、m=7である。例えば、発電コイル3U,3V,3Wの数がそれぞれ7個、6個および6個であってもよい。
また、発電コイル3U,3V,3Wの数が20個であってもよい。この場合、3m−1個であり、m=7である。例えば、発電コイル3U,3V,3Wの数がそれぞれ7個、7個および6個であってもよい。
また、発電コイル3U,3V,3Wの数が22個であってもよい。この場合、3m−2個であり、m=8である。例えば、発電コイル3U,3V,3Wの数がそれぞれ8個、7個および7個であってもよい。
さらに、発電コイル3U,3V,3Wの数が23個であってもよい。この場合、3m−1個であり、m=8である。例えば、発電コイル3U,3V,3Wの数がそれぞれ8個、8個および7個であってもよい。
これらの場合においても、各発電コイル3Uの中心軸がいずれかの永久磁石4N,4Sの中心に位置する状態で、各発電コイル3Vの中心軸がいずれかの永久磁石4N,4Sの中心から一方向に360度/(3×永久磁石4N,4Sの数)の機械角度ずれた位置にあり、各発電コイル3Wの中心軸がいずれかの永久磁石4N,4Sの中心から一方向に2×360度/(3×永久磁石4N,4Sの数)の機械角度ずれた位置にあるように、複数の発電コイル3U,3V,3Wが配置される。
(2)他の実施の形態
図5は本発明の他の実施の形態に係る三相磁石式発電機の正面図である。図6では、発電コイルの図示が省略されている。
本実施の形態では、永久磁石4N,4Sの総数は20個であり、発電コイル3U,3V,3Wの総数(コア2U,2V,2Wの数)は23個である。発電コイル3Uの数(コア2Uの数)は7個であり、発電コイル3V(コア2Vの数)の数は8個であり、発電コイル3Wの数(コア2Wの数)は8個である。隣り合う各2つの永久磁石4N,4Sの角度間隔は18度(=360度/20)である。
発電コイル3U,3V,3W(コア2U,2V,2W)のうち任意の発電コイル(コア)の中心軸がいずれかの永久磁石4N,4Sの中心に位置すると、その発電コイル(コア)と同相のすべての発電コイル(コア)の中心軸はそれぞれいずれかの永久磁石4N,4Sの中心に位置する。この状態で、他の1相のすべての発電コイル(コア)の中心軸はいずれかの永久磁石4N,4Sの中心から一方向に6度の機械角度ずれた位置にあり、残りの1相のすべての発電コイル(コア)の中心軸はいずれかの永久磁石4N,4Sの中心から一方向に12度の機械角度ずれた位置にある。
本実施の形態に係る発電機1においても、発電コイル3U,3V,3Wの数(コア2U,2V,2Wの数)が3の倍数でない数であり、かつ発電コイル3U,3V,3W(コア2U,2V,2W)が不均等な角度間隔で配置される。それにより、隣り合う発電コイルの間隔が広い箇所と隣り合う発電コイルの間隔が狭い箇所とが混在する。その結果、出力電流特性を維持しつつ発電コイル3U,3V,3Wの発熱を抑制することが可能となる。
(3)さらに他の実施の形態
図6は本発明のさらに他の実施の形態に係る三相磁石式発電機の正面図である。図6では、発電コイルの図示が省略されている。
本実施の形態では、永久磁石4N,4Sの総数は18個であり、発電コイル3U,3V,3Wの総数(コア2U,2V,2Wの総数)は13個である。発電コイル3Uの数(コア2Uの数)は5個であり、発電コイル3Vの数(コア2Vの数)は4個であり、発電コイル3Wの数(コア2Wの数)は4個である。隣り合う各2つの永久磁石4N,4Sの角度間隔は20度(=360度/18)である。
発電コイル3U,3V,3W(コア2U,2V,2W)のうち任意の発電コイル(コア)の中心軸がいずれかの永久磁石4N,4Sの中心に位置すると、その発電コイル(コア)と同相のすべての発電コイル(コア)の中心軸はそれぞれいずれかの永久磁石4N,4Sの中心に位置する。この状態で、他の1相のすべての発電コイル(コア)の中心軸はいずれかの永久磁石4N,4Sの中心から一方向に6.66度の機械角度ずれた位置にあり、残りの1相のすべての発電コイル(コア)の中心軸はいずれかの永久磁石4N,4Sの中心から一方向に13.34度の機械角度ずれた位置にある。
本実施の形態に係る発電機1においても、発電コイル3U,3V,3Wの数(コア2U,2V,2Wの数)が3の倍数でない数であり、かつ発電コイル3U,3V,3W(コア2U,2V,2W)が不均等な角度間隔で配置される。それにより、隣り合う発電コイルの間隔が広い箇所と隣り合う発電コイルの間隔が狭い箇所とが混在する。その結果、出力電流特性を維持しつつ発電コイル3U,3V,3Wの発熱を抑制することが可能となる。
(4)三相磁石式発電機を備えた自動二輪車
図7は本発明の実施の形態に係る三相磁石式発電機を備えた自動二輪車の側面図である。
図7に示す自動二輪車100においては、本体フレーム31の前端にヘッドパイプ32が設けられる。ヘッドパイプ32の上端にはハンドル33が設けられる。ヘッドパイプ32にフロントフォーク34が取り付けられる。この状態で、フロントフォーク34は、ヘッドパイプ32の軸心を中心として所定の角度範囲内で回転可能となっている。フロントフォーク34の下端に前輪35が回転可能に支持される。
本体フレーム31の中央部には、エンジン50が設けられる。エンジン50には発電機1が取り付けられる。発電機1のケーシング5(図1)はエンジン50のクランクケースまたは本体フレーム31に固定され、発電機1のロータ4(図1)はエンジン50のクランク軸9(図1)と一体的に回転する。
また、エンジン50の後方に延びるように、本体フレーム31にリアアーム38が接続される。リアアーム38は、後輪39および後輪ドリブンスプロケット40を回転可能に保持する。後輪ドリブンスプロケット40には、チェーン41が取り付けられる。
図7の自動二輪車100に用いられる発電機1おいては、出力電流特性を維持しつつ発電コイルの発熱を抑制することが可能となる。したがって、自動二輪車100の電気系統の高性能化および高機能化が可能となる。
(5)輸送機器の他の例
上記の例では、上記実施の形態に係る発電機1を輸送機器の一例としてスクータ型の自動二輪車100に適用しているが、これに限定されない。発電機1をスクータ型以外の形式の自動二輪車(例えば、鞍乗型自動二輪車)に適用してもよい。
また、発電機1は自動三輪車、自動四輪車、および船舶等の種々の輸送機器に適用することも可能である。
(6)請求項の各構成要素と実施の形態の各構成要素との対応の対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各構成要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、永久磁石4N,4Sが複数の永久磁石の例であり、発電コイル3U,3V,3Wが複数の発電コイルの例である。永久磁石4N,4Sの一方が第1の永久磁石の例であり、永久磁石4N,4Sの他方が第2の永久磁石の例であり、発電コイル3U,3V,3Wのいずれかが複数の第1の発電コイルの例であり、発電コイル3U,3V,3Wの他のいずれかが複数の第2の発電コイルの例であり、発電コイル3U,3V,3Wのさらに他のいずれかが複数の第3の発電コイルの例である。U相、V相およびW相のいずれかが第1相の例であり、U相、V相およびW相の他のいずれかが第2相の例であり、U相、V相およびW相のさらに他のいずれかが第3相の例である。
本体フレーム31が本体部の例であり、後輪39が駆動部の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の構成要素を用いることもできる。
本発明は、自動二輪車、自動三輪車、自動四輪車、または船舶等の種々の輸送機器における発電システム等に利用することができる。
1 発電機
2 ステータ
2a 中央孔
2U,2V,2W コア
3U,3V,3W 発電コイル
4 ロータ
4N,4S 永久磁石
5 ケーシング
6 締結部材
7 ワンウェイクラッチ
8 ギア
9 クランク軸
10 エンジンオイル
31 本体フレーム
32 ヘッドパイプ
33 ハンドル
34 フロントフォーク
35 前輪
38 リアアーム
39 後輪
40 後輪ドリブンスプロケット
41 チェーン
50 エンジン
100 自動二輪車

Claims (8)

  1. ステータと、
    前記ステータに対して相対的に回転可能に設けられたロータと、
    均等な角度間隔で前記ロータに設けられた複数の永久磁石と、
    不均等な角度間隔で前記ステータに設けられた複数の発電コイルとを備え、
    前記複数の発電コイルの数は3の倍数ではない数であり、
    前記複数の発電コイルは、第1相の電流が流れる複数の第1のコイルと、第2相の電流が流れる複数の第2のコイルと、第3相の電流が流れる複数の第3のコイルとを含み、
    前記複数の第1のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように前記複数の第1のコイルが配置および接続され、前記複数の第2のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように前記複数の第2のコイルが配置および接続され、前記複数の第3のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように前記複数の第3のコイルが配置および接続され、
    前記複数の第1のコイルの各々の両隣には前記第2のコイルまたは前記第3のコイルが配置され、
    前記複数の第2のコイルの各々の両隣には前記第1のコイルまたは前記第3のコイルが配置され、
    前記複数の第3のコイルの各々の両隣には前記第1のコイルまたは前記第2のコイルが配置される、三相磁石式発電機。
  2. ステータと、
    前記ステータに対して相対的に回転可能に設けられたロータと、
    均等な角度間隔で前記ロータに設けられた複数の永久磁石と、
    不均等な角度間隔で前記ステータに設けられた複数の発電コイルとを備え、
    前記複数の発電コイルの数は3の倍数ではない数であり、
    前記複数の発電コイルは、第1相の電流が流れる複数の第1のコイルと、第2相の電流が流れる複数の第2のコイルと、第3相の電流が流れる複数の第3のコイルとを含み、
    前記複数の第1のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように前記複数の第1のコイルが配置および接続され、前記複数の第2のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように前記複数の第2のコイルが配置および接続され、前記複数の第3のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように前記複数の第3のコイルが配置および接続され、
    前記複数の第1のコイルの数と前記複数の第2のコイルの数とは等しく、前記複数の第3のコイルの数は前記複数の第1のコイルの数および前記複数の第2のコイルの数よりも少なく、
    前記複数の第1のコイルの各々の巻数と前記複数の第2のコイルの各々の巻数とは等しく、前記複数の第3のコイルの各々の巻数は前記複数の第1のコイルの各々の巻数および前記複数の第2のコイルの各々の巻数よりも多い、三相磁石式発電機。
  3. ステータと、
    前記ステータに対して相対的に回転可能に設けられたロータと、
    均等な角度間隔で前記ロータに設けられた複数の永久磁石と、
    不均等な角度間隔で前記ステータに設けられた複数の発電コイルとを備え、
    前記複数の発電コイルの数は3の倍数ではない数であり、
    前記複数の発電コイルは、第1相の電流が流れる複数の第1のコイルと、第2相の電流が流れる複数の第2のコイルと、第3相の電流が流れる複数の第3のコイルとを含み、
    前記複数の第1のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように前記複数の第1のコイルが配置および接続され、前記複数の第2のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように前記複数の第2のコイルが配置および接続され、前記複数の第3のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように前記複数の第3のコイルが配置および接続され、
    前記複数の第2のコイルの数と前記複数の第3のコイルの数とは等しく、前記複数の第2のコイルの数および前記複数の第3のコイルの数は前記複数の第1のコイルの数よりも少なく、
    前記複数の第2のコイルの各々の巻数と前記複数の第3のコイルの各々の巻数とは等しく、前記複数の第2のコイルの各々の巻数および前記複数の第3のコイルの各々の巻数は前記複数の第1のコイルの各々の巻数よりも多い、三相磁石式発電機。
  4. 前記複数の第1のコイルは、永久磁石の角度間隔の整数倍の角度間隔で配置され、各第1のコイルが前記複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で前記複数の第1のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように前記複数の第1のコイルが接続され、
    前記複数の第2のコイルは、永久磁石の角度間隔の整数倍の角度間隔で前記複数の第1のコイルとそれぞれ異なる位置に配置され、各第2のコイルが前記複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で前記複数の第2のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように前記複数の第2のコイルが接続され、
    前記複数の第3のコイルは、永久磁石の角度間隔の整数倍の角度間隔で前記複数の第1および第2のコイルとそれぞれ異なる位置に配置され、各第3のコイルが前記複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で前記複数の第3のコイルに流れる電流の位相が等しくなるように前記複数の第3のコイルが接続される、請求項1〜3のいずれかに記載の三相磁石式発電機。
  5. 前記複数の第1のコイルの各々が前記複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で、前記複数の第2のコイルの各々が前記複数の永久磁石のいずれかに対向する位置から一方向に永久磁石の角度間隔の1/3の角度ずれた位置にあり、前記複数の第3のコイルの各々が前記複数の永久磁石のいずれかに対向する位置から一方向に永久磁石の角度間隔の2/3の角度ずれた位置にあるように、前記複数の発電コイルが配置された、請求項1〜4のいずれかに記載の三相磁石式発電機。
  6. 前記複数の永久磁石は、前記複数の発電コイルに対向するN極を有する複数の第1の永久磁石と、前記複数の発電コイルに対向するS極を有する複数の第2の永久磁石とを含み、
    前記複数の第1のコイルの各々が前記複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で前記複数の第1の永久磁石のいずれかに対向する各第1のコイルの巻き方向と前記複数の第2の永久磁石のいずれかに対向する各第1のコイルの巻き方向とが異なり、
    前記複数の第2のコイルの各々が前記複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で前記複数の第1の永久磁石のいずれかに対向する各第2のコイルの巻き方向と前記複数の第2の永久磁石のいずれかに対向する各第2のコイルの巻き方向とが異なり、
    前記複数の第3のコイルの各々が前記複数の永久磁石のいずれかに対向する状態で前記複数の第1の永久磁石のいずれかに対向する各第3のコイルの巻き方向と前記複数の第2の永久磁石のいずれかに対向する各第3のコイルの巻き方向とが異なる、請求項1〜5のいずれかに記載の三相磁石式発電機。
  7. 前記複数の永久磁石の数は2nであり、前記複数の発電コイルの数は3m−1または3m−2であり、nおよびmは自然数である、請求項1〜6のいずれかに記載の三相磁石式発電機。
  8. 本体部と、
    前記本体部に設けられるエンジンと、
    前記エンジンの回転により前記本体部を移動させる駆動部と、
    前記エンジンの回転により駆動される請求項1〜7のいずれかに記載の三相磁石式発電機とを備える、輸送機器。
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